JPH0685700B2 - 生花の食用処理方法 - Google Patents
生花の食用処理方法Info
- Publication number
- JPH0685700B2 JPH0685700B2 JP61049862A JP4986286A JPH0685700B2 JP H0685700 B2 JPH0685700 B2 JP H0685700B2 JP 61049862 A JP61049862 A JP 61049862A JP 4986286 A JP4986286 A JP 4986286A JP H0685700 B2 JPH0685700 B2 JP H0685700B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- edible
- fresh flowers
- flower
- treatment
- flowers
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Preparation Of Fruits And Vegetables (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、蘭からなる生花を、花びらの形や色を損な
わせることなく食用に供し得るように処理する生花の食
用処理方法に関する。
わせることなく食用に供し得るように処理する生花の食
用処理方法に関する。
[従来技術] 従来、食用処理される生花の対象としては、桜や菊の花
が知られている。
が知られている。
[発明が解決しようとする課題] 上記桜や菊の生花はアクが弱いので、塩浸など簡単なア
ク抜きのみで花びらの色を損なうことなく食用処理する
ことは可能であるが、蘭のようにアクの強い生花では上
記塩漬程度ではアク抜きは不可能で、従ってこのような
生花に対しては、熱湯状のアルカリ溶液に浸漬してアク
抜き処理することが考えられるが、しかしこの処理で
は、花がアクでどす黒く変色し、目的とする自然色のま
まの食用処理花を得ることができない。
ク抜きのみで花びらの色を損なうことなく食用処理する
ことは可能であるが、蘭のようにアクの強い生花では上
記塩漬程度ではアク抜きは不可能で、従ってこのような
生花に対しては、熱湯状のアルカリ溶液に浸漬してアク
抜き処理することが考えられるが、しかしこの処理で
は、花がアクでどす黒く変色し、目的とする自然色のま
まの食用処理花を得ることができない。
そこで、この発明は上記アルカリ溶液によるアク抜き処
理と、アク抜き処理後の食酢による色もどし処理との2
つの行程を併用し、もってアクの強い蘭の生花を、花び
らの形や色を損なうことなく、食用処理を可能とするこ
とを目的とするものである。
理と、アク抜き処理後の食酢による色もどし処理との2
つの行程を併用し、もってアクの強い蘭の生花を、花び
らの形や色を損なうことなく、食用処理を可能とするこ
とを目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するための本発明は、蘭からなる生花
を、熱湯状のアルカリ溶液中に短時分浸漬してアク抜き
軟化処理した後、このアク抜き処理により変色した花を
食酢に長時間浸漬して自然食に色もどし処理することを
特徴とする生花の食用処理方法を要旨とするものであ
る。
を、熱湯状のアルカリ溶液中に短時分浸漬してアク抜き
軟化処理した後、このアク抜き処理により変色した花を
食酢に長時間浸漬して自然食に色もどし処理することを
特徴とする生花の食用処理方法を要旨とするものであ
る。
[実施例] 約2の水に重炭酸ソーダを約15g溶かし込んだ沸騰ア
ルカリ溶液中に、萼の付け根部から切り取った蘭の生花
を短時分浸漬してアク抜き処理する。
ルカリ溶液中に、萼の付け根部から切り取った蘭の生花
を短時分浸漬してアク抜き処理する。
尚浸漬時間は、例えばデンドロビュームは3秒,シンビ
ジュームは60秒程度である。
ジュームは60秒程度である。
上記アク抜き処理により花は軟化状態でどす黒く変色し
ている。
ている。
そこで、食酢の中に上記アク抜き処理された花を長時
間、例えば2時間〜3時間浸漬する。
間、例えば2時間〜3時間浸漬する。
上記食酢の浸漬により変色は取り除かれるとともに、自
然色に色もどし中和され、もって花びらの形や色が何等
損なわれない状態に食用処理されるものである。
然色に色もどし中和され、もって花びらの形や色が何等
損なわれない状態に食用処理されるものである。
なお、上記食用処理された蘭からなる花の用途として
は、花を茶碗に入れ、熱湯を注ぐことによって花茶とす
るとか、上記花を透明カップに挿入し、このカップに熱
湯上に溶融したゼリーを注入充填することにより恰も水
中花のような、いわゆるカップ状ゼリー菓子として提供
されるものである。
は、花を茶碗に入れ、熱湯を注ぐことによって花茶とす
るとか、上記花を透明カップに挿入し、このカップに熱
湯上に溶融したゼリーを注入充填することにより恰も水
中花のような、いわゆるカップ状ゼリー菓子として提供
されるものである。
更にまた、上記生花の食酢への浸漬段階で、予め食酢に
蜜など甘味を混入しておくことにより、取出された花に
甘味が含浸され、これを乾燥することにより、センベイ
的な菓子として提供し得るものである。
蜜など甘味を混入しておくことにより、取出された花に
甘味が含浸され、これを乾燥することにより、センベイ
的な菓子として提供し得るものである。
[発明の効果] 要するに本発明によれば、アルカリ溶液によるアク抜き
処理と、アク抜き処理後の食酢による色もどし処理との
2つの行程を併用し、もってアクの強い蘭からなる生花
の食用処理を可能としたもので、その特長は大きい。
処理と、アク抜き処理後の食酢による色もどし処理との
2つの行程を併用し、もってアクの強い蘭からなる生花
の食用処理を可能としたもので、その特長は大きい。
Claims (1)
- 【請求項1】蘭からなる生花を、熱湯状のアルカリ溶液
中に短時分浸漬してアク抜き軟化処理した後、このアク
抜き処理により変色した花を食酢に長時間浸漬して自然
色に色もどし処理することを特徴とする生花の食用処理
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61049862A JPH0685700B2 (ja) | 1986-03-06 | 1986-03-06 | 生花の食用処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61049862A JPH0685700B2 (ja) | 1986-03-06 | 1986-03-06 | 生花の食用処理方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62205763A JPS62205763A (ja) | 1987-09-10 |
JPH0685700B2 true JPH0685700B2 (ja) | 1994-11-02 |
Family
ID=12842861
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61049862A Expired - Lifetime JPH0685700B2 (ja) | 1986-03-06 | 1986-03-06 | 生花の食用処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0685700B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05153930A (ja) * | 1991-12-02 | 1993-06-22 | Tomoko Toyama | 蘭花の加工方法 |
JP2663101B2 (ja) * | 1993-12-22 | 1997-10-15 | 北海道 | 大豆の軟化法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5685248A (en) * | 1979-12-15 | 1981-07-11 | Toshiko Tsushimoto | Preparation of dried petal cake |
JPS5856619B2 (ja) * | 1981-06-23 | 1983-12-15 | 株式会社 電子資材開発研究所 | よもぎ粉末の製造方法 |
-
1986
- 1986-03-06 JP JP61049862A patent/JPH0685700B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62205763A (ja) | 1987-09-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0685700B2 (ja) | 生花の食用処理方法 | |
KR100308644B1 (ko) | 훈제계란의 제조방법 | |
US4951355A (en) | Process for loosening scales and removing slime from fish | |
JPH0640805B2 (ja) | カツプ状ゼリ−菓子の製造方法 | |
US1507328A (en) | Food product and method of production | |
JP2938156B2 (ja) | 生花の処理方法 | |
US1908795A (en) | Method of canning vegetables | |
JPH0767582A (ja) | 栄養強化卵の製造方法及びビタミンc強化卵 | |
US2165722A (en) | Process for treating blood | |
JP2009278883A (ja) | ガゴメ昆布食品の製造方法およびガゴメ昆布食品 | |
JPH02286062A (ja) | 飲用桜の花およびその製造方法 | |
RU2157648C1 (ru) | Способ приготовления икры морского ежа | |
RU2056759C1 (ru) | Способ предварительной обработки икры осетровых рыб перед посолом | |
KR890003740B1 (ko) | 식용난의 제조방법 | |
JPH03285671A (ja) | ハーブエキス入り酒類の製造方法 | |
JPS633581B2 (ja) | ||
JPH01179645A (ja) | 栗の甘煮加工方法 | |
JPS6094055A (ja) | 霊芝の酢漬けおよびその製造方法 | |
JPH07163330A (ja) | 根昆布入り食酢及びその製造方法 | |
JPH01120246A (ja) | 果菜類の保存方法 | |
JP2003158994A (ja) | 干し柿の温泉加工法 | |
JPH058670B2 (ja) | ||
JPS6161768B2 (ja) | ||
JPS5825413B2 (ja) | 梅実食品の製造方法 | |
US1472974A (en) | Method of treating fruit to be dried |