JPS62205763A - 生花の食用処理方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、藺など種々の生花を、花びらの形や色を損
なわせることなく食用に供し得るように処理する、いわ
ゆる生花の食用処理方法に関する。

〔従来技術並びに発明の背景〕

従来、食用処理される生花の対象としては、桜や菊の花
が知られているが、これらの生花はアクが弱いので、塩
浸なと簡単なアク抜きのみで花びらの色を損なうことな
く食用処理することは可能であるが、例えば藺のように
アクの強い生花では上記塩漬程度ではアク抜きは不可能
で、従ってこのような生花に対しては、熱湯状のアルカ
リ溶液に浸漬してアク抜き処理することが考えられるが
、しかしこの処理では、花がアクでどす黒く変色し、目
的とする自然色のままの食用処理孔を得ることができな
い。

〔発明の目的〕

そこで、この発明は上記アルカリ溶液によるアク抜き処
理と、アク抜き処理後の食酢による色もどし処理との２
つの行程を併用し、もってアクの強い生花であっても花
びらの形や色を損なうことなく、食用処理を可能とした
ものである。

〔発明の要旨〕

本発明は、生花を、熱湯状のアルカリ溶液中に短時分浸
漬してアク抜き軟化処理した後、このアク抜き処理によ
り変色した花を食酢に長時間浸漬して自然色に色もどし
処理することを特徴とする生花の大月処理方法を要旨と
するものである。

〔実施例〕

約２１の水に重炭酸ソーダを約１５ｇ溶かし込んだ沸騰
アルカリ溶液中に、萼の付は根部から切り取った生花を
短時分浸漬してアク抜き処理する。

尚浸漬時間は生花の種型によって異なるが、蘭の場合、
例えばデンドロビュームは３秒、シンビジュームは６０
秒程度である。

上記アク抜き処理により花は軟化状態でどす黒く変色し
ている。

そこで、食酢の中に上記アク抜き処理された花を長時間
浸漬する。浸漬時間は生花の種類によって同じく異なる
が、２時間〜３時間程度を要する。

上記食酢の浸漬により変色は取り除かれるとともに、自
然色に色もどし中和され、もって花びらの形や色が何等
損なわれない状態に食用処理されろものである。

上記食用処理された花の用途としては、これを茶碗に入
れ、ｉ？Ａ湯を注ぐことによって花茶として提供される
。

また、上記孔を透明カップに押入し、このカップに熱湯
上に溶融したゼリーを注入充填することにより恰も水中
花のような、いわゆるカップ状ゼリー菓子として提供さ
れるものである。

一方、上記生花の食酢への浸漬段階で、予め食酢に密な
ど甘味を混入しておくことにより、取出された花に甘味
が含浸され、これを乾燥することにより、センベイ的な
菓子として提供し得るものである。

また、本発明方法は、っ＜シ、ふきのとう、えぞすみれ
、あずまいちげ等に適用し得るは勿論である。

〔発明の効果〕

要するに本発明によれば、アルカリ溶液によるアク抜き
処理と、アク抜き処理後の食酢による色もどし処理との
２つの行程を併用し、もってアクの強い生花の食用処理
を可能としてもので、その処理方法も簡単なるなど特長
し大きい。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 生花を、熱湯状のアルカリ溶液中に短時分浸漬してアク
   抜き軟化処理した後、このアク抜き処理により変色した
   花を食酢に長時間浸漬して自然色に色もどし処理するこ
   とを特徴とする生花の食用処理方法。