JPH0685681A - Σδデータコンバータ - Google Patents

Σδデータコンバータ

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JPH0685681A
JPH0685681A JP23375092A JP23375092A JPH0685681A JP H0685681 A JPH0685681 A JP H0685681A JP 23375092 A JP23375092 A JP 23375092A JP 23375092 A JP23375092 A JP 23375092A JP H0685681 A JPH0685681 A JP H0685681A
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JP
Japan
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input
modulator
linearity error
adder
order
Prior art date
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Pending
Application number
JP23375092A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Sai
通 崔
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Yokogawa Electric Corp
Original Assignee
Yokogawa Electric Corp
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Publication date
Application filed by Yokogawa Electric Corp filed Critical Yokogawa Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 入力値に対する直線性誤差ピークの影響を受
けず、広範囲で直線性誤差特性の良いΣΔデータコンバ
ータを実現することにある。 【構成】 ΣΔ変調器を用い、このΣΔ変調器が発生す
る直線性誤差ピークを減少させることにより、直線性誤
差特性を改善するΣΔデータコンバータにおいて、入力
が接続され、入力のフルスケール付近で直線性誤差特性
が良い低次ΣΔ変調器と、入力が接続され、入力の中心
付近で直線性誤差特性が良い高次ΣΔ変調器と、入力の
値によって低次ΣΔ変調器の出力と高次ΣΔ変調器の出
力とのいずれかを選択する選択手段と、この選択手段の
出力をフィルタリングするフィルタとを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ΣΔデータコンバータ
に関し、特に直線性誤差特性を改善したΣΔデータコン
バータに関する。
【0002】
【従来の技術】ΣΔデータコンバータに用いられるΣΔ
変調器は直流入力時に、ある特定の入力値で直線性誤差
にピークが生じるため精度が悪くなる。この直線性誤差
のピークを減少させるため、入力にディザを印加する方
法が取られている。ここで、ディザ(dither)とは摩
擦、ヒステリシス、妨害等の効果を克服するために導入
される小さな振幅の有用な振動のことである。
【0003】図5はこのような従来のΣΔデータコンバ
ータの一例を示す構成ブロック図である。図5において
1はディザ、2及び3は加算器、4は遅延手段、5は量
子化手段、6はローパスフィルタである。ここで2〜5
はΣΔ変調器50を、1〜6はΣΔデータコンバータ5
1をそれぞれ構成する。
【0004】加算器2の第1の入力には入力信号が、第
2の入力にはディザ1がそれぞれ接続される。加算器2
の出力は加算器3の一方の入力に接続され、加算器3の
出力は遅延手段4を介して加算器3の他方の入力及び量
子化手段5に接続される。また、量子化手段5の出力は
加算器2の第3の入力及びローパスフィルタ6に接続さ
れ、ローパスフィルタ6は出力信号を出力する。但し、
ここではΣΔデータコンバータ51の動作説明について
は省略する。
【0005】ここで、図6及び7はΣΔデータコンバー
タ51の入力に対する直線性誤差特性を示す特性曲線図
である。図6はディザ1を印加しない場合の直線性誤差
特性を示しており、特定の入力値に対して直線性誤差の
ピークが生じていることが分かる。ここで、図中の”F
S”は入力値のフルスケールを示している。
【0006】これに対して図7はディザ1を印加した場
合の直線性誤差特性を示している。図7(A)はディザ
振幅を”±1/32・FS”、ディザ周波数を”1MH
z”、図7(B)はディザ振幅を”±1/4・FS”、
ディザ周波数を”1MHz”とした場合をそれぞれ示し
ている。
【0007】この結果、ディザを印加してそのディザ振
幅を増加させることにより、図6中”イ”の直線性誤差
ピークは、図7(A)中”ロ”のピーク及び図7(B)
中”ハ”のピークに示すように減少して行く。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図5に示す従
来例では、図7(A)及び(B)のようにディザ振幅を
大きくすれば直線性誤差ピークは減少するが、その反
面”±FS”付近の誤差が増加して精度が悪化する。ま
た、ディザ振幅が大き過ぎるとローパスフィルタ6にお
いてディザ成分を除去しきれず、ディザ成分がΣΔデー
タコンバータ51の出力に漏れて精度が悪化する。従っ
て本発明の目的は、入力値に対する直線性誤差ピークの
影響を受けず、広範囲で直線性誤差特性の良いΣΔデー
タコンバータを実現することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明では、ΣΔ変調器を用い、このΣΔ変
調器が発生する直線性誤差ピークを減少させることによ
り、直線性誤差特性を改善するΣΔデータコンバータに
おいて、入力が接続され、入力のフルスケール付近で直
線性誤差特性が良い低次ΣΔ変調器と、入力が接続さ
れ、前記入力の中心付近で直線性誤差特性が良い高次Σ
Δ変調器と、前記入力の値によって前記低次ΣΔ変調器
の出力と前記高次ΣΔ変調器の出力とのいずれかを選択
する選択手段と、この選択手段の出力をフィルタリング
するフィルタとを備えたことを特徴とするものである。
【0010】
【作用】低次ΣΔ変調器と高次ΣΔ変調器との直線性誤
差特性の良い部分を使い分けることにより、直線性誤差
ピークの影響を受けない。
【0011】
【実施例】以下本発明を図面を用いて詳細に説明する。
図1は本発明に係るΣΔデータコンバータの一実施例で
ある12ビットD/A変換器を示す構成回路図である。
図1において7,8,10,11,16及び18は加算
器、9,12及び17は遅延手段、13及び19は比較
器、14,15及び20はマルチプレクサ、21は選択
手段であるスイッチ、22は2次のアナログ・フィル
タ、100は12ビット入力、101はディザ入力、1
02はアナログ出力である。ここで、7〜15は2次Σ
ΔD/A変調器52を、16〜20は1次ΣΔD/A変
調器53をそれぞれ構成している。
【0012】入力100は加算器7の一方の入力、加算
器16の第1の入力及びスイッチ21の制御端子に入力
される。加算器7の他方の入力にはマルチプレクサ15
の出力が接続され、加算器7の出力は加算器8の一方の
入力に接続される。加算器8の出力は遅延手段9及び加
算器10の一方の入力に接続され、遅延手段9の出力は
加算器8の他方の入力に接続される。加算器10の他方
の入力にはマルチプレクサ14の出力が接続され、加算
器10の出力は加算器11の一方の入力に接続される。
また、加算器11の出力は遅延手段12を介して加算器
11の他方の入力及び比較器13に接続される。さら
に、比較器13の出力はスイッチ21の一方の入力及び
マルチプレクサ14、マルチプレクサ15の制御端子に
接続される。
【0013】これに対し、加算器16の第2の入力には
マルチプレクサ20の出力が接続され、加算器16の第
3の入力にはディザ入力101が入力される。加算器1
6の出力は加算器18の一方の入力に接続され、加算器
18の出力は遅延手段17及び比較器19に接続され、
遅延手段17の出力は加算器18の他方の入力に接続さ
れる。また、比較器19の出力はスイッチ21の他方の
入力及びマルチプレクサ20の制御端子に接続される。
【0014】スイッチ21の出力はアナログ・フィルタ
22に接続され、アナログ・フィルタ22はアナログ出
力102を出力する。
【0015】図1に示す実施例の動作を図2及び3を用
いて説明する。ここで、図2はディザ振幅を”±1/3
2・FS”、ディザ周波数を”1MHz”とし、スイッ
チ21を”イ”側にした場合、即ち1次ΣΔD/A変調
器53を用いた場合の直線性誤差特性を示している。一
方、図3はスイッチ21を”ロ”側にした場合、即ち2
次ΣΔD/A変調器52を用いた場合の直線性誤差特性
を示している。
【0016】図2に示すように1次ΣΔD/A変換器を
用いた場合には、”イ”、”ロ”、”ハ”、”ニ””及
び”ホ”に示すように、入力値が”±1024LS
B”、”±683LSB”及び”0LSB”の付近で直
線性誤差のピークを生じてしまい、この直線性誤差ピー
ク付近での直線性誤差特性は悪い。これに対して図3に
示すように2次ΣΔD/A変換器を用いた場合には”±
FS”付近での直線性誤差特性は悪いものの中心付近で
の直線性誤差特性は図2のピークと比較すれば図3に示
す直線性誤差特性の方が良い。
【0017】ここで、例えば入力値が”−1028〜1
028LSB”の時はスイッチ21を”ロ”側に、入力
値が”−2048〜−1028LSB”若しくは”10
28〜2048LSB”の時はスイッチ21を”イ”側
にするように制御することにより、図4に示すような直
線性誤差特性が得られる。
【0018】この結果、直線性誤差ピークを生じる入力
の中心付近では2次ΣΔD/A変調器52を用い、入力
が”±FS”付近では1次ΣΔD/A変調器53を用い
ることにより、広範囲で直線性誤差特性の良いΣΔデー
タコンバータとなる。ここで、2次ΣΔD/A変調器5
2は入力の中心付近でのみ用いられ、”±FS”付近で
は動作しないため、加算器8及び11のビット幅を小さ
くすることができるので、全体回路のゲート数を減少さ
せることも可能となる。
【0019】なお、本実施例ではΣΔD/A変換器を例
にして説明しているが、ΣΔA/D変換器に用いること
も可能である。また、本実施例では入力値が”−102
8〜1028LSB”の時に2次ΣΔD/A変調器を用
いているがこれに限るわけではなく、任意に設定するこ
とが可能である。また、ΣΔD/A変換器は1次及び2
次に限られるわけではなく、低次及び高次ΣΔ変調器を
組み合わせることによっても可能である。さらに、ディ
ザ入力も目的に応じて任意に設定することが可能であ
る。
【0020】
【発明の効果】以上説明したことら明らかなように、本
発明によれば次のような効果がある。入力値に対して低
次及び高次ΣΔ変調器を使い分けることにより、入力値
に対する直線性誤差ピークの影響を受けず、広範囲で直
線性誤差特性の良いΣΔデータコンバータが実現でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るΣΔデータコンバータの一実施例
を示す構成ブロック図である。
【図2】本実施例における1次D/A変調器のみを用い
た場合の直線性誤差特性を示す特性曲線図である。
【図3】本実施例における2次D/A変調器のみを用い
た場合の直線性誤差特性を示す特性曲線図である。
【図4】図1における1次及び2次D/A変調器を使い
分けた場合の直線性誤差特性を示す特性曲線図である。
【図5】従来のΣΔデータコンバータの一例を示す構成
ブロック図である。
【図6】ディザを印加しない場合の従来のΣΔデータコ
ンバータの直線性誤差特性を示す特性曲線図である。
【図7】ディザを印加した場合の従来のΣΔデータコン
バータの直線性誤差特性を示す特性曲線図である。
【符号の説明】
1 ディザ 2,3,7,8,10,11,16,18 加算器 4,9,12,17 遅延手段 5 量子化手段 6 ローパスフィルタ 13,19 比較器 14,15,20 マルチプレクサ 21 スイッチ 22 アナログ・フィルタ 50 ΣΔ変調器 51 ΣΔデータコンバータ 52 2次ΣΔD/A変調器 53 1次ΣΔD/A変調器 100 入力 101 ディザ入力 102 出力

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ΣΔ変調器を用い、このΣΔ変調器が発生
    する直線性誤差ピークを減少させることにより、直線性
    誤差特性を改善するΣΔデータコンバータにおいて、 入力が接続され、入力のフルスケール付近で直線性誤差
    特性が良い低次ΣΔ変調器と、 入力が接続され、前記入力の中心付近で直線性誤差特性
    が良い高次ΣΔ変調器と、 前記入力の値によって前記低次ΣΔ変調器の出力と前記
    高次ΣΔ変調器の出力とのいずれかを選択する選択手段
    と、 この選択手段の出力をフィルタリングするフィルタとを
    備えたことを特徴とするΣΔデータコンバータ。
JP23375092A 1992-09-01 1992-09-01 Σδデータコンバータ Pending JPH0685681A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0938221A2 (en) * 1998-02-24 1999-08-25 Lucent Technologies Inc. Call related information reception using sigma/delta modulation

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0938221A2 (en) * 1998-02-24 1999-08-25 Lucent Technologies Inc. Call related information reception using sigma/delta modulation
EP0938221A3 (en) * 1998-02-24 2000-10-25 Lucent Technologies Inc. Call related information reception using sigma/delta modulation

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