JPH0685554U - 携帯電話機 - Google Patents

携帯電話機

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JPH0685554U
JPH0685554U JP027269U JP2726993U JPH0685554U JP H0685554 U JPH0685554 U JP H0685554U JP 027269 U JP027269 U JP 027269U JP 2726993 U JP2726993 U JP 2726993U JP H0685554 U JPH0685554 U JP H0685554U
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JP
Japan
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transmitter
rod
cylinder
mobile phone
piston
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JP027269U
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Inventor
昭 小川
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ドコモエンジニアリング株式会社
昭 小川
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電話機の小形化にかかわらず、受話器及び送
話器の位置を通話者の耳及び口に同時にフィットできる
ようにする。 【構成】 送話器用ロッド9が筐体2に進退自在に収納
される。操作ボタン14を押すとロック片13bが後退
して、送話器5はロック状態から解放される。これによ
りコイルばね12に偏倚されてピストン10がシリンダ
11内を下方へ移動され、送話器5が所定の位置に設定
される。シリンダ11とピストン10とロッド9はエア
ーダンパーを構成しているので、送話器5の移動は緩慢
に行われると共に振動、衝撃が吸収される。ロッド9を
形状記憶合金で作ることにより、送話器5を最適の位置
に設定できる。ロッド9及びシリンダ11はアンテナロ
ッドとして利用できる。図1では送話器を戻すときは手
動で行っているが、自動化してもよい。戻すとき自動化
し、出すとき手動としてもよい。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は携帯電話機に関し、特に送話器を筐体に進退自在に収納したものに 係わる。
【0002】
【従来の技術】
従来の携帯電話機1は、図2に示すように、筐体2の一端にアンテナ3が進退 自在に収納され、筐体2の上端に受話器4が、下端に送話器5がそれぞれ収納さ れる。受話器4から送話器5迄の間に、表示器6、電源スイッチなどの機能ボタ ン7及びテンキー等のダイヤルボタン8が順に取付けられる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
携帯電話機はかなり小形化されて来たが、いま以上に小形化する上で隘路にな っていたのは受話器4と送話器5との間隔が人の耳と口との間隔より短くなって しまい、耳と口の両方に同時にフィットさせることができなくなる点であった。 この考案は、このような小形化の隘路を解決するために為されたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
(1) 請求項1の携帯電話機は、筐体に進退自在に収納された送話器用ロッドと 、前記筐体に取付けられた操作ボタンと、その操作ボタンにより制御されて、前 記送話器用ロッドを前記筐体から前進又は後退させる駆動機構と、前記送話器用 ロッドの先端に取付けられた送話器とを具備するものである。 (2) 請求項2の考案では、前記(1) 項に記載の携帯電話機において、前記送 話器用ロッドの進退時に生ずる振動、衝撃を吸収するダンパー機構が備えられて いる。 (3) 請求項3の考案では、前記(1) 又は(2) 項記載の携帯電話機において 、前記送話器用ロッドが形状記憶合金製とされている。 (4) 請求項4の考案では前記(1) 〜(3) 項のいずれかに記載の携帯電話機 において、前記送話器用ロッドが受信アンテナロッドとして機能するものとされ る。
【0005】
【実施例】
この考案の実施例を図1を参照して説明する。図1には図2と対応する部分に 同じ符号を付してある。筐体2に送話器用ロッド9が進退自在に収納される。即 ち、送話器用ロッド9の上端にピストン10が同軸心に取付けられ、これらロッ ド9及びピストン10はシリンダ11内に同軸心に、進退自在に保持される。送 話器用ロッド9の下端に送話器5が取付けられている。この例ではロッド9は形 状記憶合金によりパイプ状に形成される。
【0006】 ピストン10を下降させて、ロッド9を筐体2の下端の孔より突出(前進) さ せるための駆動力源として、コイルばね12がシリンダ11の上端の内面とピス トン10との間に装着される。ロッド9はシリンダ11の下端より突出されるに 従い、シリンダ11による拘束から解放されてフリーな状態となり、予め記憶さ れている形状に自動的に復帰する。これにより送話器5は、筐体内に取付けられ ている受話器を通話者の耳にフィットさせた時、同時に口の近傍にフィットする ようにできる。この例では送話器用ロッド9は、シリンダ11と共にアンテナロ ッドとしても利用される。
【0007】 送話器5内には送話器素子5aが組込まれ、送話器素子5aの一端Paはリー ド線Maでロッド9の下端に接続され、ロッド9の外周面はシリンダ11の下端 板の孔に同軸心に嵌合され、その孔の内面に摺動接触される。送話器素子5aの 他端Pbは、ロッド9の中心孔を貫通するリード線Mbでコイルばね12の下端 に接続される。シリンダ11の上端は端子Taに、またコイルばね12の上端は 端子Tbにそれぞれリード線で接続される。これらの端子Ta,Tb間には送話 器素子5aを流れる直流バイアス電流を含む音声電流が流れる。また、ロッド9 及びシリンダ11より成るアンテナロッドで受信された高周波(RF) 信号電流 (基地局より送信される) はトランスTの1次コイル及びコンデンサCを通じて 共通電位点へ流れる。送話音声信号は端子Ta,Tbより高周波チョークコイル L(La,Lb;一般的には低域濾波器) を介して取り出され、RF信号はトラ ンスT(一般的には高域又は帯域濾波器) を介して取り出される。
【0008】 筐体2のロッド9の進退用孔の近傍にロック装置13が取付けられる。ロック 装置13の側面から検知レバー13a及びロック片13bがロッド9の方向へ導 出されている。通話終了後、コイルばね12の偏倚力に抗して送話器5及びロッ ド9を手動にて筐体2の近傍及びシリンダ11内にそれぞれ後退させると、送話 器5の上端が検知レバー13aに接触し、同レバーを図において下方から上方に 切替えさせる。これによりロック片13bが突出されて、その先端が送話器5に 設けられた係合孔5bに係合され、送話器5はロックされる。このロックを解除 するには、ロック装置13に付加された操作ボタン14を押し込めば、ロック片 13bが後退し、ロックが解除され、ロッド9はコイルばね12により押圧され てシリンダ12の下端より外部に導出される。
【0009】 シリンダ11、ピストン10及び送話器用ロッド9は次に述べるように一種の エアーダンパーを構成している。ピストン10を図1Aの位置から図1Bの位置 に移動させるためには、ピストン10の下側のシリンダ11内のエアーをピスト ン10を貫通するダンパー調整孔10a(1個又は複数個) を通じて、ピストン 10の上方へ移送させねばならない。しかし、ダンパー調整孔10aはシリンダ の内径に比べて細いので瞬間的に移送させることはできない。即ち、ピストン1 0はコイルばね12により押圧されて、下方へ移送されるが、その動きは下側の エアーにより、上方へ向う反力を受けて、緩慢となる。送話器5を手動にて後退 させる場合もほぼ同様のダンパー動作となる。このようなシリンダを用いたダン パー作用によってロッド9を進退させる際に生ずる衝撃や振動が吸収される。
【0010】 なお、シリンダ11の内面には、コイルばね12とシリンダ11とを絶縁する ために絶縁スリーブ21及び絶縁板22が設けられている。この例ではピストン 10は絶縁物、例えばプラスチックで作られているが、もし金属で作る場合には 、コイルばね12と接する面に絶縁板を貼る必要がある。 以上の説明では操作ボタン14がロック装置13に取付けられた場合を述べた が、操作ボタン14をロック装置13と離して筐体に設け、操作ボタン14のオ ン/オフによって、機械的に(又は電気的に) ロック装置13をロック状態/非 ロック状態に切替え制御するようにしてもよい。
【0011】 以上の説明では、送話器用ロッド9の駆動機構としてコイルばね12を用いた 場合を述べたが、小型モータを用いることもできる。また送話器用ロッドの進退 時のダンパーとしてエアーシリンダ方式のダンパー機構を述べたが、例えばエア ーやオイルを封入したベローズを用いるなど、他のダンパー機構を用いてもよい 。
【0012】 以上の説明では、送話器5用ロッド9がピストンロッドである場合を述べたが 、ダンパーとしてエアーシリンダ方式を用いない場合には、ピスントロッドでな くてよい。また送話器用ロッド9がアンテナロッドを兼用する場合を述べたが、 アンテナロッドを別に設けてもよい。またロッド9は形状記憶合金以外の金属又 は非金属であってもよい。
【0013】 これ迄の説明では、送話器を元の位置に戻すときには手動で行うものとしたが 、モータやばね機構などを用いて戻すときも自動化することができる。また送話 器を出すことは手動で行い、戻すときに自動化するようにしてもよい。
【0014】
【考案の効果】
以上述べたように、この考案によれば、通話時に送話器を筐体から離して口の 近傍に移動させることができるので、携帯電話機が小形になっても、筐体に取付 けた受話器と移動させた送話器とを同時に耳及び口にそれぞれフィットさせるこ とができる。従って携帯電話機を小形化する上での隘路を解決できる。
【0015】 送話器の移動機構にダンパー機構を付加した場合には、ボタン操作によって送 話器が優雅に伸び/縮みし、非常に高級感のある携帯電話機が得られる。また送 話器用ロッドに形状記憶合金を用いた場合には、送話器を通話に最適の位置に移 動させることができ、使い勝手が向上すると共に益々高級感あふれるものとなる 。
【0016】 送話器用ロッドをアンテナロッドとして利用した場合には、いっそう小形、軽 量化が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例の要部を示す原理的な断面
図。
【図2】A及びBはそれぞれ従来の携帯電話機の正面図
及び側面図。

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体に進退自在に収納された送話器用ロ
    ッドと、 前記筐体に取付けられた操作ボタンと、 その操作ボタンにより制御されて、前記送話器用ロッド
    を前記筐体から前進又は後退させる駆動機構と、 前記送話器用ロッドの先端に取付けられた送話器とを具
    備することを特徴とする、 携帯電話機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の携帯電話機において、前
    記送話器用ロッドの進退時に生ずる振動、衝撃を吸収す
    るダンパー機構が備えられていることを特徴とする。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の携帯電話機におい
    て、前記送話器用ロッドが形状記憶合金製であることを
    特徴とする。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載の携帯
    電話機において、前記送話器用ロッドが受信アンテナロ
    ッドとして機能することを特徴とする。
JP1993027269U 1993-05-25 1993-05-25 携帯電話機 Expired - Lifetime JPH0756528Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1993027269U JPH0756528Y2 (ja) 1993-05-25 1993-05-25 携帯電話機

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JP1993027269U JPH0756528Y2 (ja) 1993-05-25 1993-05-25 携帯電話機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0685554U true JPH0685554U (ja) 1994-12-06
JPH0756528Y2 JPH0756528Y2 (ja) 1995-12-25

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ID=12216365

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Cited By (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011124964A (ja) * 2009-12-14 2011-06-23 Shinji Abiru 携帯電話

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JPH0756528Y2 (ja) 1995-12-25

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