JPH06852U - 自動車用ウエザストリップ - Google Patents
自動車用ウエザストリップInfo
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- B60J—WINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
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- B60J10/277—Sealing arrangements characterised by the shape having projections, grooves or channels in the longitudinal direction for facilitating specific deformation of sealing parts, e.g. for ensuring proper folding
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- B60J10/74—Sealing arrangements specially adapted for windows or windscreens for sliding window panes, e.g. sash guides
- B60J10/75—Sealing arrangements specially adapted for windows or windscreens for sliding window panes, e.g. sash guides for sealing the lower part of the panes
Abstract
(57)【要約】
【目的】窓ガラスが昇降するに際し、異音の発生を確実
に防止する。 【構成】ウエザストリップ9を、基部11と、シールリ
ップ12と、中空部13を有するシール部14とから構
成する。シール部14のガラス当接側部20を非当接側
部21に比べて厚肉に形成する。ガラス当接側部20を
屈曲形成し、屈曲部20aの窓ガラス8に対する当接面
を曲率半径がほぼ一定の曲面Rとする。第1屈曲点18
の内側には第1切欠き溝22を形成し、第2屈曲点19
の内側には深くて幅狭の第2切欠き溝23を形成する。
そして、窓ガラス8がウエザストリップ9に接触した状
態で昇降する際には、シール部14のガラス当接側部2
0はほとんど変形せず、第2屈曲点19を中心として傾
動する。また、屈曲部20aの当接面が曲面Rとなって
いるので、窓ガラス8に対する屈曲部20aの当接面積
は、窓ガラス8の昇降に関係なくほぼ一定となる。
に防止する。 【構成】ウエザストリップ9を、基部11と、シールリ
ップ12と、中空部13を有するシール部14とから構
成する。シール部14のガラス当接側部20を非当接側
部21に比べて厚肉に形成する。ガラス当接側部20を
屈曲形成し、屈曲部20aの窓ガラス8に対する当接面
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そして、窓ガラス8がウエザストリップ9に接触した状
態で昇降する際には、シール部14のガラス当接側部2
0はほとんど変形せず、第2屈曲点19を中心として傾
動する。また、屈曲部20aの当接面が曲面Rとなって
いるので、窓ガラス8に対する屈曲部20aの当接面積
は、窓ガラス8の昇降に関係なくほぼ一定となる。
Description
【0001】
本考案は自動車のドアパネルの上端部に設けられ、上下昇降式の窓ガラスとド アパネルの上端部との間をシールする自動車用ウエザストリップに関するもので ある。
【0002】
従来、図5に示すように、この種のウエザストリップ31は、自動車用ドアの アウタパネル32に取付けられたベルトモール33に対し、クリップ34、かし め部材35等により固定されている。このウエザストリップ31は、ベルトモー ル33と窓ガラス36との間をシールするためのシールリップ37と、中空部3 8を有するシール部39とを備えている。シール部39は、その最上部に位置す る屈曲点40を境として、窓ガラス36が昇降した際に同窓ガラス36に摺動当 接する当接部41と、窓ガラス36に当接しない非当接部42とに区分される。 そして、窓ガラス36の昇降に伴い、当接部41が窓ガラス36に当接して平面 状に変形し、窓ガラス36を押圧する。この押圧により、前記ベルトモール33 と窓ガラス36との間がシールされる。
【0003】 なお、前記のように中空状のシール部を備えたウエザストリップとしては、例 えば特開昭55−59015号公報、実開昭53−153623号公報において 開示されたものが知られている。
【0004】
しかしながら、上記従来の技術では、シール部39の当接部41が変形しやす いため、図6に示すように、窓ガラス36が昇降した際に、シール部39の当接 部41が波うって変形してしまうことがあった。この不具合は、窓ガラス36の ベルトモール33側(同図右方向)へずれたまま取付けられた場合に特に多く発 生する傾向にある。そして、この場合には、当接部41の窓ガラス36を押圧す る応力(シール力)が均等にならない。その結果、窓ガラス36の摺動に伴い、 異音が発生するおそれがあった。
【0005】 本考案は上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は窓ガ ラスが昇降するに際し、異音の発生を確実に防止することが可能な自動車用ウエ ザストリップを提供することにある。
【0006】
上記目的を達成するため、本考案では、自動車のドアパネルの上端部に装着さ れる基部と、該基部の上端部から斜め上方に向けて突設されたシールリップと、 該シールリップの下部における前記基部から斜め上方へ向けて突設された中空状 のシール部とを備え、前記シールリップ及びシール部を昇降式の窓ガラスに摺動 可能に当接させることにより、前記ドアパネルの上端部と前記窓ガラスとの間を シールするようにした自動車用ウエザストリップであって、前記シール部の窓ガ ラス側をガラス当接側部とし、前記シール部の基部側を非当接側部とし、前記ガ ラス当接側部に曲面を有する屈曲部を形成し、該屈曲部部位を前記窓ガラスに当 接させるとともに、前記ガラス当接側部を前記非当接側部よりも剛性が高くなる ように形成したことをその要旨とする。
【0007】
上記の構成によれば、窓ガラスがシール部のガラス当接側部に接触した状態で 昇降して摺動する際には、同シール部に応力が加わる。このとき、ガラス当接側 部は非当接側部に比べて剛性が高く形成されているので、ガラス当接側部はほと んど変形されず、シール部は非当接側部で撓む。そして、窓ガラスの昇降に際し ては、屈曲部を含むガラス当接側部がその形状を保持したままで、窓ガラスは上 下に移動する。このとき、屈曲部において窓ガラスに接する箇所が曲面に形成さ れているので、窓ガラスに対する屈曲部の当接面積は、窓ガラスの昇降に関係な くほぼ一定となる。このため、シール部の弾性による応力は窓ガラスに対し常に 均等に加わることとなり、窓ガラス昇降時にその窓ガラスと屈曲部の曲面との接 触部分から異音が発生しない。
【0008】
以下、本考案を具体化した一実施例を図1〜4に基づいて説明する。 図4は自動車の側面を示す図であり、図3は、図4のA−A線断面図である。 これらの図において、自動車1のドアパネルとしてのアウタパネル2の上端部に は、ステンレス製のベルトモール3が装着されている。また、前記アウタパネル 2の内側(図3の左側)には、そのアウタパネル2を補強するための補強部材4 が設けられている。この補強部材4には、樹脂製のクリップ5が取付けられてい る。つまり、補強部材4には透孔6が形成され、該透孔6に、前記クリップ5の 取付部7が嵌め込まれて取付けられている。
【0009】 さらに、前記ベルトモール3に対し、所定間隔を隔てた箇所には、同図2点鎖 線で示す窓ガラス8が昇降可能に設けられている。 前記ベルトモール3には、該ベルトモール3と窓ガラス8との間をシールする ためのウエザストリップ9が取付けられている。ウエザストリップ9は、内部に インサート10を有する基部11と、同基部11の上端部から斜め上方に向かっ て一体形成されたシールリップ12と、同シールリップ12よりも下方において 前記基部11に一体形成された中空状のシール部14とから構成されている。前 記基部11の下端部は前記ベルトモール3下端に形成された溝15に嵌め込まれ るとともに、前記クリップ5下部の突起部16によりベルトモール3に係止され ている。また、前記基部11の中間部は、かしめ部材17により、前記ベルトモ ール3に固定されている。
【0010】 前記シールリップ12は、斜め上方へ向かって突出形成されており、窓ガラス 8が上昇した際には、同シールリップ12の上端部が窓ガラス8の外側面8aと 当接するようになっている。
【0011】 また、図1,2に示すように、中空状のシール部14は、その最上部に位置す る第1屈曲点18と、最下部に位置する第2屈曲点19とを境として、前記窓ガ ラス8側に位置するガラス当接側部20と、基部11側に位置する非当接側部2 1とに区分される。前記ガラス当接側部20は非当接側部21に比べて厚肉に形 成され、特に第2屈曲点19近傍においてその厚みが最大となっている。また、 前記ガラス当接側部20は、窓ガラス8と摺動当接する部位(屈曲部20a)を 中心に断面く字状に屈曲形成されている。この屈曲部20aの窓ガラス8に対す る当接面は、曲率半径がほぼ一定の曲面Rとなっている。前記中空状のシール部 14の第1屈曲点18の内側には、同第1屈曲点18での屈曲を容易にするため の第1切欠き溝22が形成されている。また、前記中空状のシール部14の第2 屈曲点19の内側には、前記第1屈曲点18の第1切欠き溝22よりも深くて幅 狭の第2切欠き溝23が形成されている。この第2切欠き溝23の形成方向は、 ガラス当接側部20の屈曲部20aより下側部分の長手方向に対して略垂直方向 に形成されている。従って、窓ガラス8が昇降する際には、前記ガラス当接側部 20は、主としてこの第2屈曲点19を中心として傾動するようになっている。
【0012】 一方、前記非当接側部21は第3屈曲点24を中心として窓ガラス8側へ断面 略く字状に屈曲形成されている。 なお、前記シールリップ12及びシール部14の前記窓ガラス8に当接する面 には、窓ガラス8との摺動抵抗を小さくするためにパイル25,26が植毛され ている。また、前記ベルトモール3の上端にはカバー27が被覆されている。
【0013】 次に、本実施例における作用について説明する。 図1に示すように、窓ガラス8が前記ウエザストリップ9に接触した状態で昇 降する際には、シールリップ12の先端が車外側(同図右側)に幾分屈曲される 。その屈曲に基づく反力により、シールリップ12の先端が窓ガラス8を押圧し 、窓ガラス8とベルトモール3との間をシールする。
【0014】 また、前記シール部14においては、図2に示すように、ガラス当接側部20 における屈曲部20aの上下両側部分が非当接側部21に比べて厚肉に形成され ており、剛性が高められている。このため、窓ガラス8が昇降する際に、応力が かかってもガラス当接側部20はほとんど変形しない。従って、図1に示すよう に、シール部14は第1〜第3の屈曲点18,19,24において屈曲され、撓 む。
【0015】 そして、窓ガラス8の昇降に伴って、ガラス当接側部20は、その形状を保持 したままで第2屈曲点19を中心として傾動する。これに伴い、屈曲部20aの 窓ガラス8に対する当接点が上下動する。このとき、窓ガラス8に対する屈曲部 20aの当接面が曲面Rとなっているので、窓ガラス8に対する屈曲部20aの 当接面積は、窓ガラス8の昇降に関係なくほぼ一定となる。このため、シール部 14の弾性による応力は窓ガラス8の昇降に関係なく窓ガラス8に対し常に均等 に加わることとなる。従って、窓ガラス8の昇降時には、その窓ガラス8と屈曲 部20aの当接面の接触部分から異音が発生することがない。
【0016】 また、この実施例では、窓ガラス8の昇降に際して、ガラス当接側部20が主 として第2屈曲点19を中心として傾動するように、第2切欠き溝23を、第1 切欠き溝22よりも深くて幅狭の形状とした。このため、傾動中心を略同一に保 った状態でガラス当接側部20を傾動させることができる。従って、前述したシ ール部14の弾性による応力の均一性をより確実に保持させることができる。そ の結果、前記した異音発生を抑制する効果をより一層高めることができる。
【0017】 なお、本考案は上記実施例に限定されるものではなく、考案の趣旨を逸脱しな い範囲で例えば以下のように構成してもよい。 (1)前記実施例では、ウエザストリップ9を、クリップ5及びかしめ部材1 7によってベルトモール3に固定させたが、接着剤やボルト・ナット等、その他 の手段により固定させてもよく、また、ウエザストリップ9とベルトモール3を 一体成形で形成してもよい。
【0018】 (2)前記実施例では、シールリップ12及びシール部14にパイル25,2 6を植毛したが、該パイル25,26はなくてもよいし、パイルの代わりにウレ タン塗料等を塗布して滑性化処理を施してもよい。
【0019】 (3)前記実施例では、アウタパネル2の上端のベルトモール3にウエザスト リップ9を取付ける構成としたが、前記ウエザストリップ9をインナパネル側に 設けるような構成としてもよい。
【0020】 (4)前記実施例では、ガラス当接側部20を非当接側部21に比べて肉厚に 形成したが、肉厚は等しくともガラス当接側部20が非当接側部21よりも高い 剛性を有していればよく、例えばガラス当接側部20を非当接側部21よりも高 剛性の素材により形成してもよい。
【0021】
本考案の自動車用ウエザストリップによれば、シール部のガラス当接側部に曲 面を有する屈曲部を形成し、同曲面を前記窓ガラスに当接させるとともに、ガラ ス当接側部を非当接側部よりも剛性が高くなるように形成したので、窓ガラスが 昇降するに際し、異音の発生を確実に防止することができるという優れた効果を 奏する。
【図1】本考案を具体化した一実施例を示す図であり、
窓ガラスが上昇したときのウエザストリップの断面図で
ある。
窓ガラスが上昇したときのウエザストリップの断面図で
ある。
【図2】一実施例において窓ガラスが上昇したときのウ
エザストリップのシール部の拡大断面図である。
エザストリップのシール部の拡大断面図である。
【図3】一実施例において窓ガラスが下降したときのウ
エザストリップの状態を示す図であり、図4のA−A線
断面図である。
エザストリップの状態を示す図であり、図4のA−A線
断面図である。
【図4】一実施例における自動車の側面図である。
【図5】従来技術におけるウエザストリップの断面図で
ある。
ある。
【図6】従来技術におけるウエザストリップの作用を説
明する断面図である。
明する断面図である。
1…自動車、2…ドアパネルとしてのアウタパネル、8
…窓ガラス、11…基部、12…シールリップ、14…
シール部、20…ガラス当接側部、20a…屈曲部、2
1…非当接側部、R…曲面。
…窓ガラス、11…基部、12…シールリップ、14…
シール部、20…ガラス当接側部、20a…屈曲部、2
1…非当接側部、R…曲面。
Claims (1)
- 【請求項1】 自動車(1)のドアパネル(2)の上端
部に装着される基部(11)と、該基部(11)の上端
部から斜め上方に向けて突設されたシールリップ(1
2)と、該シールリップ(12)の下部における前記基
部(11)から斜め上方へ向けて突設された中空状のシ
ール部(14)とを備え、前記シールリップ(12)及
びシール部(14)を昇降式の窓ガラス(8)に摺動可
能に当接させることにより、前記ドアパネル(2)の上
端部と前記窓ガラス(8)との間をシールするようにし
た自動車用ウエザストリップであって、 前記シール部(14)の窓ガラス(8)側をガラス当接
側部(20)とし、前記シール部(14)の基部(1
1)側を非当接側部(21)とし、前記ガラス当接側部
(20)に曲面(R)を有する屈曲部(20a)を形成
し、該屈曲部(20a)部位を前記窓ガラス(8)に当
接させるとともに、前記ガラス当接側部(20)を前記
非当接側部(21)よりも剛性が高くなるように形成し
たことを特徴とする自動車用ウエザストリップ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP1992040058U JP2597299Y2 (ja) | 1992-06-11 | 1992-06-11 | 自動車用ウエザストリップ |
US08/073,502 US5463831A (en) | 1992-06-11 | 1993-06-09 | Weather strip for motor vehicle |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992040058U JP2597299Y2 (ja) | 1992-06-11 | 1992-06-11 | 自動車用ウエザストリップ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2597299Y2 JP2597299Y2 (ja) | 1999-07-05 |
Family
ID=12570327
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992040058U Expired - Fee Related JP2597299Y2 (ja) | 1992-06-11 | 1992-06-11 | 自動車用ウエザストリップ |
Country Status (2)
Country | Link |
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US (1) | US5463831A (ja) |
JP (1) | JP2597299Y2 (ja) |
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