JPH0685103A - 回路基板及び回路基板の電極形成方法 - Google Patents
回路基板及び回路基板の電極形成方法Info
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- JPH0685103A JPH0685103A JP23110792A JP23110792A JPH0685103A JP H0685103 A JPH0685103 A JP H0685103A JP 23110792 A JP23110792 A JP 23110792A JP 23110792 A JP23110792 A JP 23110792A JP H0685103 A JPH0685103 A JP H0685103A
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- wiring layer
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- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
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- H05K1/0298—Multilayer circuits
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- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K3/00—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
- H05K3/30—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
- H05K3/32—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
- H05K3/34—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits by soldering
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-
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- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K3/00—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
- H05K3/36—Assembling printed circuits with other printed circuits
- H05K3/368—Assembling printed circuits with other printed circuits parallel to each other
-
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- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K3/00—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
- H05K3/40—Forming printed elements for providing electric connections to or between printed circuits
- H05K3/4007—Surface contacts, e.g. bumps
Landscapes
- Combinations Of Printed Boards (AREA)
- Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 マザーボードに対する回路基板の接続を容易
にしかつはんだバンプの高さのばらつきを少なくして接
続不良を防止する。 【構成】 この回路基板は、表面に表面配線4が、内部
に外部引き出し用配線層3が形成され、外部引き出し用
配線層3が露出するような複数の電極用孔8を有する基
板2と、電極用孔8に充填され基板本体2裏面から一部
が露出するよう外部引き出し用配線4に加熱融着された
電極用はんだボール9とを備えている。
にしかつはんだバンプの高さのばらつきを少なくして接
続不良を防止する。 【構成】 この回路基板は、表面に表面配線4が、内部
に外部引き出し用配線層3が形成され、外部引き出し用
配線層3が露出するような複数の電極用孔8を有する基
板2と、電極用孔8に充填され基板本体2裏面から一部
が露出するよう外部引き出し用配線4に加熱融着された
電極用はんだボール9とを備えている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回路基板に関し、特
に、外部引き出し用配線に接続された電極を有する回路
基板に関する。また別の発明は、前記回路基板の電極形
成方法に関する。
に、外部引き出し用配線に接続された電極を有する回路
基板に関する。また別の発明は、前記回路基板の電極形
成方法に関する。
【0002】
【従来の技術及びその課題】一般に、回路基板は、チッ
プ部品等を載置する基板本体と、チップ部品を外部と接
続するために外部引き出し用配線に接続された外部電極
とを有している。そして回路基板は、外部電極を介して
マザーボードに表面実装される。たとえば、混成集積回
路基板等をマザーボードに表面実装する場合、一般に、
回路基板の電極部をクリップで挟持し、クリップの端部
(クリップリード端子)を所定の形状にしてマザーボー
ドにはんだ付けしている。
プ部品等を載置する基板本体と、チップ部品を外部と接
続するために外部引き出し用配線に接続された外部電極
とを有している。そして回路基板は、外部電極を介して
マザーボードに表面実装される。たとえば、混成集積回
路基板等をマザーボードに表面実装する場合、一般に、
回路基板の電極部をクリップで挟持し、クリップの端部
(クリップリード端子)を所定の形状にしてマザーボー
ドにはんだ付けしている。
【0003】しかし、このようなクリップを用いた場
合、クリップリード端子を所定形状にした後、マザーボ
ードに取り付けまでの間の取扱い上の不備等により、リ
ード端子の浮き、曲がり等が発生しやすい。このため、
リード端子の高さのばらつきが生じやすく、マザーボー
ドとの間の接続不良が発生しやすい。一方、実開昭61
−153368号公報には、リードレスの端子構造が示
されている。この場合は、スルーホール内部に導体を形
成し、スナップラインで分割することにより、リードレ
スの端子電極構造が得られる。
合、クリップリード端子を所定形状にした後、マザーボ
ードに取り付けまでの間の取扱い上の不備等により、リ
ード端子の浮き、曲がり等が発生しやすい。このため、
リード端子の高さのばらつきが生じやすく、マザーボー
ドとの間の接続不良が発生しやすい。一方、実開昭61
−153368号公報には、リードレスの端子構造が示
されている。この場合は、スルーホール内部に導体を形
成し、スナップラインで分割することにより、リードレ
スの端子電極構造が得られる。
【0004】しかし、この構造では、スナップラインで
分割した際にスルーホールの導体金属膜が欠損し、マザ
ーボードとの接続不良が発生する場合がある。そこで、
回路基板の電極部にはんだバンプを形成し、接続不良を
防止する方法が特開平2−54932号公報に提案され
ている。この場合、導電性粘着物質が表面に塗布された
電極上の所定位置にはんだボールを粘着固定した後、は
んだボールを加熱溶融してはんだバンプを形成し、マザ
ーボード上に載置してはんだ付けを行う。このため、は
んだバンプの高さのばらつきが少なくなる。しかし、は
んだボールを正確に電極上に載置する必要があり、作業
性が悪い。
分割した際にスルーホールの導体金属膜が欠損し、マザ
ーボードとの接続不良が発生する場合がある。そこで、
回路基板の電極部にはんだバンプを形成し、接続不良を
防止する方法が特開平2−54932号公報に提案され
ている。この場合、導電性粘着物質が表面に塗布された
電極上の所定位置にはんだボールを粘着固定した後、は
んだボールを加熱溶融してはんだバンプを形成し、マザ
ーボード上に載置してはんだ付けを行う。このため、は
んだバンプの高さのばらつきが少なくなる。しかし、は
んだボールを正確に電極上に載置する必要があり、作業
性が悪い。
【0005】本発明の目的は、簡単な作業でマザーボー
ドに対する接続不良を防止することにある。
ドに対する接続不良を防止することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る回路基
板は、表面に表面配線が、内部に外部引き出し用配線層
が形成され、外部引き出し用配線層が外部に露出するよ
うな複数の電極用孔を有する基板と、電極用孔に充填さ
れ、基板裏面から一部が露出するよう外部引き出し用配
線層に加熱融着された電極用はんだボールとを備えてい
る。
板は、表面に表面配線が、内部に外部引き出し用配線層
が形成され、外部引き出し用配線層が外部に露出するよ
うな複数の電極用孔を有する基板と、電極用孔に充填さ
れ、基板裏面から一部が露出するよう外部引き出し用配
線層に加熱融着された電極用はんだボールとを備えてい
る。
【0007】第2の発明に係る回路基板の電極形成方法
は、次の工程を含んでいる。 ◎ 表面に表面配線が形成され、内部に外部引き出し用
配線層が形成され、かつ前記引き出し用配線層が外部に
露出するように裏面に電極用孔を有する基板を用意する
工程。 ◎ 電極用孔にはんだボールを充填する工程。 ◎ 電極用孔に充填されたはんだボールを加熱して基板
裏面から突出する電極用バンプを形成する工程。
は、次の工程を含んでいる。 ◎ 表面に表面配線が形成され、内部に外部引き出し用
配線層が形成され、かつ前記引き出し用配線層が外部に
露出するように裏面に電極用孔を有する基板を用意する
工程。 ◎ 電極用孔にはんだボールを充填する工程。 ◎ 電極用孔に充填されたはんだボールを加熱して基板
裏面から突出する電極用バンプを形成する工程。
【0008】
【作用】第1の発明に係る回路基板では、複数の電極用
孔が基板に形成され、この孔に電極用はんだボールが加
熱融着されて、一部が基板裏面から外部に突出して電極
用バンプを形成する。よって、従来のクリップリード構
造に比較して電極用バンプの高さのばらつきを少なくで
き、マザーボードに対する接続が良好となる。
孔が基板に形成され、この孔に電極用はんだボールが加
熱融着されて、一部が基板裏面から外部に突出して電極
用バンプを形成する。よって、従来のクリップリード構
造に比較して電極用バンプの高さのばらつきを少なくで
き、マザーボードに対する接続が良好となる。
【0009】第2の発明に係る回路基板の電極形成方法
では、裏面に電極用孔が形成された基板が用意され、こ
の孔にはんだボールを充填した後、加熱して基板裏面か
ら突出する電極用バンプが形成される。このように、電
極用孔にはんだボールを充填するだけで電極の位置決め
が正確に行えるので、作業が容易となる。
では、裏面に電極用孔が形成された基板が用意され、こ
の孔にはんだボールを充填した後、加熱して基板裏面か
ら突出する電極用バンプが形成される。このように、電
極用孔にはんだボールを充填するだけで電極の位置決め
が正確に行えるので、作業が容易となる。
【0010】
【実施例】図1及び図2に、本発明の一実施例による回
路基板を示す。図において、回路基板1は、マザーボー
ド10上に搭置された板状の基板本体2と、基板本体2
内に形成された外部引き出し用配線層3と、基板本体2
の表面に設けられた表面配線4と、外部と接続するため
の電極としてのはんだバンプ5とから主に構成されてい
る。
路基板を示す。図において、回路基板1は、マザーボー
ド10上に搭置された板状の基板本体2と、基板本体2
内に形成された外部引き出し用配線層3と、基板本体2
の表面に設けられた表面配線4と、外部と接続するため
の電極としてのはんだバンプ5とから主に構成されてい
る。
【0011】基板本体2は、図2に示すように、たとえ
ば、3枚のセラミックグリーンシートを積層して一体焼
成することにより得られる一体化したシート2a,2
b,2cから構成されている。これらのシート2a〜2
cには、外部引き出し用配線層3を構成するスルーホー
ル6及び内部電極7が配置されている。また、シート2
aには、シート2aとシート2bとの間に形成された内
部電極7の一部が外部に露出可能なように、電極用孔8
が形成されている。なお、基板本体2の裏面には、電極
用孔8部分を除いて、ソルダーレジスト20が形成され
ている。
ば、3枚のセラミックグリーンシートを積層して一体焼
成することにより得られる一体化したシート2a,2
b,2cから構成されている。これらのシート2a〜2
cには、外部引き出し用配線層3を構成するスルーホー
ル6及び内部電極7が配置されている。また、シート2
aには、シート2aとシート2bとの間に形成された内
部電極7の一部が外部に露出可能なように、電極用孔8
が形成されている。なお、基板本体2の裏面には、電極
用孔8部分を除いて、ソルダーレジスト20が形成され
ている。
【0012】各シート2a,2b,2cを構成するセラ
ミック材料は、たとえば、ガラス複合系や結晶化ガラス
系のものである。ガラス複合系のセラミック材料として
は、硼珪酸ガラス形成物質に修飾物質(たとえばMg
O、CaO、Al2 O3 、PbO、K2 O、Na2 O、
ZnO、Li2 O等)を加えたガラス粉末と、アルミ
ナ,ムライト,コージェライト,石英等のセラミック粉
末との混合物を原料とするものが例示できる。また、結
晶化ガラス系のセラミック材料としては、コージェライ
ト系、αスポジュメン系の結晶化するガラス粉末からな
るものが例示できる。なお、スルーホール6を含む外部
引き出し用配線層3は、銀系の導体材料を用いて構成さ
れている。銀系の導体材料としては、たとえば、銀、銀
−パラジウム、銀−白金、銀−パラジウム−白金等の導
体材料が用いられる。
ミック材料は、たとえば、ガラス複合系や結晶化ガラス
系のものである。ガラス複合系のセラミック材料として
は、硼珪酸ガラス形成物質に修飾物質(たとえばMg
O、CaO、Al2 O3 、PbO、K2 O、Na2 O、
ZnO、Li2 O等)を加えたガラス粉末と、アルミ
ナ,ムライト,コージェライト,石英等のセラミック粉
末との混合物を原料とするものが例示できる。また、結
晶化ガラス系のセラミック材料としては、コージェライ
ト系、αスポジュメン系の結晶化するガラス粉末からな
るものが例示できる。なお、スルーホール6を含む外部
引き出し用配線層3は、銀系の導体材料を用いて構成さ
れている。銀系の導体材料としては、たとえば、銀、銀
−パラジウム、銀−白金、銀−パラジウム−白金等の導
体材料が用いられる。
【0013】表面配線4は、外部引き出し用配線層3と
接続されている。表面配線4は、マイグレーションを起
こしにくい銅系の導体材料により構成されている。この
ような銅系の導体材料としては、たとえば、デュポン社
製のQS190が例示できる。はんだバンプ5は、シー
ト2aの電極用孔8に充填されたはんだボールを加熱
し、内部電極7に融着させたものである。はんだバンプ
5の先端部はシート2aの主面から球冠状に露出してい
る。はんだバンプ5は、たとえば、錫62重量%と、鉛
36重量%と、銀2重量%とからなるものが例示でき
る。
接続されている。表面配線4は、マイグレーションを起
こしにくい銅系の導体材料により構成されている。この
ような銅系の導体材料としては、たとえば、デュポン社
製のQS190が例示できる。はんだバンプ5は、シー
ト2aの電極用孔8に充填されたはんだボールを加熱
し、内部電極7に融着させたものである。はんだバンプ
5の先端部はシート2aの主面から球冠状に露出してい
る。はんだバンプ5は、たとえば、錫62重量%と、鉛
36重量%と、銀2重量%とからなるものが例示でき
る。
【0014】次に、本発明の一実施例に係る電極用バン
プ5の形成方法について説明する。まず、基板本体2を
用意する。基板本体2は、次のように製造できる。ま
ず、セラミックグリーンシートを複数枚用意する。セラ
ミックグリーンシートは、上述のガラスセラミックス材
料に適当なバインダー及び溶剤を添加してスラリーを調
整し、ドクターブレード法やカレンダーロール法により
このスラリーをシート上に成形すると得られる。なお、
セラミックグリーンシートの厚さは、0.1〜0.5m
mに設定するのが好ましい。
プ5の形成方法について説明する。まず、基板本体2を
用意する。基板本体2は、次のように製造できる。ま
ず、セラミックグリーンシートを複数枚用意する。セラ
ミックグリーンシートは、上述のガラスセラミックス材
料に適当なバインダー及び溶剤を添加してスラリーを調
整し、ドクターブレード法やカレンダーロール法により
このスラリーをシート上に成形すると得られる。なお、
セラミックグリーンシートの厚さは、0.1〜0.5m
mに設定するのが好ましい。
【0015】次に、各セラミックグリーンシートの所定
部位に打ち抜き等の手法により貫通孔を設ける。この貫
通孔は、スルーホール6及び電極用孔8を形成するため
のものである。スルーホール6のための貫通孔の直径
は、焼成後において0.2〜0.5mmに設定するのが
好ましい。また、電極用孔8のための貫通孔の直径は、
焼成後において、たとえば、550μmになるように設
定する。
部位に打ち抜き等の手法により貫通孔を設ける。この貫
通孔は、スルーホール6及び電極用孔8を形成するため
のものである。スルーホール6のための貫通孔の直径
は、焼成後において0.2〜0.5mmに設定するのが
好ましい。また、電極用孔8のための貫通孔の直径は、
焼成後において、たとえば、550μmになるように設
定する。
【0016】次に、セラミックグリーンシートに設けた
スルーホール6のための貫通孔に、Agペーストを充填
し、また内部電極7をAg系ペーストで印刷する。次
に、上述のように外部引き出し用配線パターンを形成し
たセラミックグリーンシートを所定の順に積層して圧着
することにより、グリーンシート積層体を形成する。こ
のようなグリーンシート積層体を中性または還元性雰囲
気中で、たとえば、900℃で30分焼成すると、基板
本体2が得られる。
スルーホール6のための貫通孔に、Agペーストを充填
し、また内部電極7をAg系ペーストで印刷する。次
に、上述のように外部引き出し用配線パターンを形成し
たセラミックグリーンシートを所定の順に積層して圧着
することにより、グリーンシート積層体を形成する。こ
のようなグリーンシート積層体を中性または還元性雰囲
気中で、たとえば、900℃で30分焼成すると、基板
本体2が得られる。
【0017】基板一体後、表面配線パターンを印刷、焼
成し、裏面にはソルダーレジスト20を印刷する。この
後、表面配線パターン4の上の所定部位にチップ部品1
5等をはんだ付けする。次に、図3に示すように、回路
基板1を電極用孔8の開口が上方に向くような姿勢でセ
ット治具11に載置し、セット治具11の上面縁部に枠
体12を載置する。回路基板1は、その基板本体2の外
縁部が段部11aによって支持されている。
成し、裏面にはソルダーレジスト20を印刷する。この
後、表面配線パターン4の上の所定部位にチップ部品1
5等をはんだ付けする。次に、図3に示すように、回路
基板1を電極用孔8の開口が上方に向くような姿勢でセ
ット治具11に載置し、セット治具11の上面縁部に枠
体12を載置する。回路基板1は、その基板本体2の外
縁部が段部11aによって支持されている。
【0018】次に、セット治具11にセットされた回路
基板1の電極用孔8に、電極用はんだボール9を充填す
る。電極用はんだボール9は、例えば、直径が500μ
mであり、セット治具11を軽く揺動することにより電
極用孔8に充填される。不要な電極用はんだボール9を
除去した後、セット治具11にセットした状態で、光ビ
ーム装置により電極用はんだボール9を溶融する。使用
する光ビーム装置は、たとえば、松下電工製YB−01
0UDが例示できる。このとき、溶融した電極用はんだ
ボール9は、電極用孔8内に充填され内部電極7に融着
するとともに基板本体2の主面から一部が突出するはん
だバンプ5を形成する(図2)。
基板1の電極用孔8に、電極用はんだボール9を充填す
る。電極用はんだボール9は、例えば、直径が500μ
mであり、セット治具11を軽く揺動することにより電
極用孔8に充填される。不要な電極用はんだボール9を
除去した後、セット治具11にセットした状態で、光ビ
ーム装置により電極用はんだボール9を溶融する。使用
する光ビーム装置は、たとえば、松下電工製YB−01
0UDが例示できる。このとき、溶融した電極用はんだ
ボール9は、電極用孔8内に充填され内部電極7に融着
するとともに基板本体2の主面から一部が突出するはん
だバンプ5を形成する(図2)。
【0019】次に、外部引き出し用の電極13がはんだ
印刷されたマザーボード10の表面に基板本体2を載置
する。そして、電極13にはんだバンプ5が当接するよ
う配置した後、リフロー炉にてはんだ付けを行う。ここ
で、形成されるはんだバンプ5の具体例を以下に示す。
電極用孔8内の体積は、 V1 =1/4・πd2 h で表され、電極用孔8の内径d=550μm,高さ(シ
ート2aの厚さ)h=170μmとすると、V1 は0.
0404mm3 となる。
印刷されたマザーボード10の表面に基板本体2を載置
する。そして、電極13にはんだバンプ5が当接するよ
う配置した後、リフロー炉にてはんだ付けを行う。ここ
で、形成されるはんだバンプ5の具体例を以下に示す。
電極用孔8内の体積は、 V1 =1/4・πd2 h で表され、電極用孔8の内径d=550μm,高さ(シ
ート2aの厚さ)h=170μmとすると、V1 は0.
0404mm3 となる。
【0020】一方、はんだボール9の体積は、 V2 =4/3・πr3 で表され、半径r=250μmのはんだボール9を使用
すると、V2 は0.0654mm3 となる。このとき、
はんだバンプ5の基板本体2主面からの高さhは、電極
用孔8の内径が550μmであるので、はんだバンプ5
の半径a=275μmとなり、球冠の体積Vは、 V=V2 −V1 =1/6・πh(3a2 +h2 ) より、hは180μmとなる。
すると、V2 は0.0654mm3 となる。このとき、
はんだバンプ5の基板本体2主面からの高さhは、電極
用孔8の内径が550μmであるので、はんだバンプ5
の半径a=275μmとなり、球冠の体積Vは、 V=V2 −V1 =1/6・πh(3a2 +h2 ) より、hは180μmとなる。
【0021】なお、前述のような具体例で形成したはん
だバンプ5の高さhのばらつきは、0.1mm以下であ
り、はんだ印刷後リフロー炉にてマザーボードに実装し
た結果も良好の接続状態を得た。このように、本実施例
では、枠体12に囲まれたセット治具11上の基板本体
2に電極用はんだボール9を載置して軽く揺動すること
により、所定の電極用孔8に容易に電極用はんだボール
9を充填することができる。さらに、この状態のままで
加熱することにより高さのばらつきの少ないはんだバン
プ5を形成することができる。また、溶融した電極用は
んだボール9は外部電極7と融着固化するので、電極用
孔8に充填されたはんだバンプ5が脱着することがな
い。よって、その後のマザーボード10に対する基板本
体2のはんだ付けを容易にかつ正確に行うことができ
る。しかも、マザーボードに対する接続不良を少なくで
きる。
だバンプ5の高さhのばらつきは、0.1mm以下であ
り、はんだ印刷後リフロー炉にてマザーボードに実装し
た結果も良好の接続状態を得た。このように、本実施例
では、枠体12に囲まれたセット治具11上の基板本体
2に電極用はんだボール9を載置して軽く揺動すること
により、所定の電極用孔8に容易に電極用はんだボール
9を充填することができる。さらに、この状態のままで
加熱することにより高さのばらつきの少ないはんだバン
プ5を形成することができる。また、溶融した電極用は
んだボール9は外部電極7と融着固化するので、電極用
孔8に充填されたはんだバンプ5が脱着することがな
い。よって、その後のマザーボード10に対する基板本
体2のはんだ付けを容易にかつ正確に行うことができ
る。しかも、マザーボードに対する接続不良を少なくで
きる。
【0022】
【発明の効果】本発明に係る回路基板では、複数の電極
用孔に電極用はんだボールが充填された後、加熱により
融着されたはんだボールが電極用バンプを形成する。こ
のため、はんだバンプの高さのばらつきが少なくなり接
続不良が防止できる。また、マザーボードに対する回路
基板の接続を容易に行うことができる。
用孔に電極用はんだボールが充填された後、加熱により
融着されたはんだボールが電極用バンプを形成する。こ
のため、はんだバンプの高さのばらつきが少なくなり接
続不良が防止できる。また、マザーボードに対する回路
基板の接続を容易に行うことができる。
【図1】本発明の一実施例を示す回路基板の斜視図。
【図2】図1のII−II断面拡大図。
【図3】セット治具に固定された回路基板の断面図。
1 回路基板 2 基板本体 3 外部引き出し用配線層 4 表面配線 5 はんだバンプ 8 電極用孔 9 電極用はんだボール
Claims (2)
- 【請求項1】表面に表面配線が、内部に外部引き出し用
配線層が形成され、前記外部引き出し用配線層が外部に
露出するような複数の電極用孔を有する基板と、 前記電極用孔に充填され前記基板裏面から一部が突出す
るよう前記外部引き出し用配線層に加熱融着された電極
用はんだボールと、 を備えた回路基板。 - 【請求項2】表面に表面配線が内部に外部引き出し用配
線層が形成され、かつ前記外部引き出し用配線層が外部
に露出するように裏面に電極用孔を有する基板を用意す
る工程と、 前記電極用孔にはんだボールを充填する工程と、 前記電極用孔に充填されたはんだボールを加熱して前記
基板裏面から突出する電極用バンプを形成する工程と、 を含む回路基板の電極形成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23110792A JPH0685103A (ja) | 1992-08-31 | 1992-08-31 | 回路基板及び回路基板の電極形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23110792A JPH0685103A (ja) | 1992-08-31 | 1992-08-31 | 回路基板及び回路基板の電極形成方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0685103A true JPH0685103A (ja) | 1994-03-25 |
Family
ID=16918414
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23110792A Pending JPH0685103A (ja) | 1992-08-31 | 1992-08-31 | 回路基板及び回路基板の電極形成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0685103A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07307405A (ja) * | 1994-05-11 | 1995-11-21 | Goldstar Electron Co Ltd | ソルダボールを用いた半導体パッケージおよびその製造方法 |
US5640051A (en) * | 1993-12-13 | 1997-06-17 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Chip package, a chip carrier, a terminal electrode for a circuit substrate and a chip package-mounted complex |
WO2005097515A1 (ja) | 2004-04-06 | 2005-10-20 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | 受容層転写材、転写シート及びレリーフ層付き色材受容シート、並びにそれを用いた画像形成方法 |
US7955785B2 (en) | 2003-09-17 | 2011-06-07 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | Method for forming fine concavo-convex patterns, method for producing optical diffraction structure, and method for copying optical diffraction structure |
-
1992
- 1992-08-31 JP JP23110792A patent/JPH0685103A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5640051A (en) * | 1993-12-13 | 1997-06-17 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Chip package, a chip carrier, a terminal electrode for a circuit substrate and a chip package-mounted complex |
JPH07307405A (ja) * | 1994-05-11 | 1995-11-21 | Goldstar Electron Co Ltd | ソルダボールを用いた半導体パッケージおよびその製造方法 |
US7955785B2 (en) | 2003-09-17 | 2011-06-07 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | Method for forming fine concavo-convex patterns, method for producing optical diffraction structure, and method for copying optical diffraction structure |
WO2005097515A1 (ja) | 2004-04-06 | 2005-10-20 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | 受容層転写材、転写シート及びレリーフ層付き色材受容シート、並びにそれを用いた画像形成方法 |
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