JPH0685045A - ウェーハ離脱方法 - Google Patents

ウェーハ離脱方法

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JPH0685045A
JPH0685045A JP23166492A JP23166492A JPH0685045A JP H0685045 A JPH0685045 A JP H0685045A JP 23166492 A JP23166492 A JP 23166492A JP 23166492 A JP23166492 A JP 23166492A JP H0685045 A JPH0685045 A JP H0685045A
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voltage
electrode
electrode group
electrostatic
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JP23166492A
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Satoshi Mihara
智 三原
Daisuke Komada
大輔 駒田
Akihiro Hasegawa
明広 長谷川
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Fujitsu VLSI Ltd
Fujitsu Ltd
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Fujitsu VLSI Ltd
Fujitsu Ltd
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Publication date
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
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    • H01L21/67Apparatus specially adapted for handling semiconductor or electric solid state devices during manufacture or treatment thereof; Apparatus specially adapted for handling wafers during manufacture or treatment of semiconductor or electric solid state devices or components ; Apparatus not specifically provided for elsewhere
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    • H01L21/6831Apparatus specially adapted for handling semiconductor or electric solid state devices during manufacture or treatment thereof; Apparatus specially adapted for handling wafers during manufacture or treatment of semiconductor or electric solid state devices or components ; Apparatus not specifically provided for elsewhere for supporting or gripping using electrostatic chucks
    • H01L21/6833Details of electrostatic chucks

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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、半導体製造装置の静電吸着装置に静
電吸着されたウェーハを静電吸着装置から離脱させるウ
ェーハ離脱方法に関し、ウェーハを破損させることな
く、半導体製造装置から速やかに離脱させることができ
るウェーハ離脱方法を提供することを目的とする。 【構成】静電チャックの電極群Aに+1kVの正電圧を
印加し、電極群Bに−1kVの負電圧を印加して電極群
A、Bにシリコンウェーハを静電吸着させる。ウェーハ
を吸着した静電チャックにRFバイアス電圧を印加して
ウェーハ表面にプラズマを発生させてプラズマ処理を行
う。次にウェーハの離脱を開始する。静電チャックの電
極群A、電極群Bの電圧を0ボルトにしてから(図中
a)、電極群Aに−1.5kVの負電圧を印加する(図
中b)。その10秒後に電極群Bに+1.5kVの正電
圧を印加する(図中c)ように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体製造装置の静電
吸着装置に静電吸着されたウェーハを静電吸着装置から
離脱させるウェーハ離脱方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の半導体製造工程におけるウェーハ
処理には静電吸着力を利用したウェーハ吸着方法が用い
られている。例えばRIE等のプラズマ処理をウェーハ
表面に施す場合に、静電吸着力を利用してウェーハを吸
着させる装置の一つである2極式静電吸着装置が用いら
れる。
【0003】2極式静電吸着装置は、通常複数の電極か
らなる電極群Aと電極群Bとを有する静電チャックの電
極群Aには例えば正電圧を印加し、他方の電極群Bには
負電圧を印加して電極群A、B(静電チャック)にウェ
ーハを静電吸着させるものである。しかし、この2極式
静電吸着装置にウェーハを吸着させてプラズマ処理を行
うとプラズマ処理中にウェーハに電荷が蓄積されてしま
い、プラズマ処理後に電源を切って電極群A、Bに印加
する電圧を0にしてもウェーハに残留電荷が存在するた
め、ウェーハを2極式静電吸着装置から速やかに離脱さ
せることができないという問題を有している。
【0004】2極式静電吸着装置は、ウェーハに特別な
電極を接続する必要がない等の利点を有していることか
ら、プラズマ処理を行う半導体製造装置に用いる静電吸
着装置の主流となっており、従来からウェーハを速やか
に離脱させるための種々の提案が成されている。この2
極式静電吸着装置に吸着したウェーハを離脱させる方法
として従来から以下のようなものがある。 (1)静電吸着装置にイジェクトピン(棒状の突起物)
を設け、ウェーハ離脱の際にこのイジェクトピンを吸着
面に突出させてウェーハ裏面を押し、機械的にウェーハ
を離脱させるウェーハ離脱方法(特開平02−1597
44号公報)。 (2)静電吸着装置の吸着面のウェーハ裏面に例えば高
圧ガスを噴出させてウェーハを加圧し、強制的に離脱さ
せるウェーハ離脱方法(特開平02−245256号公
報)。 (3)静電吸着装置の電極群A及びBに吸着時と正負を
逆にした電圧を印加させてウェーハ上の残留電荷を消滅
させ、ウェーハを離脱させるウェーハ離脱方法(特開昭
59−067629号公報)。 (4)静電チャックに交番電圧を印加して残留電荷を減
少させ、ウェーハを離脱するウェーハ離脱方法(特開平
01−112745号公報)等が用いられていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のい
ずれのウェーハ離脱方法を用いてもウェーハを破損させ
ずに、そして速やかに離脱させることは困難であるとい
う問題を生じている。上記(1)のイジェクトピンを用
いたウェーハを機械的に離脱させる方法では、ウェーハ
に破損を生じてしまうことがあり、(2)のウェーハ裏
面に高圧ガスを噴出させて強制的に離脱させる方法で
も、ウェーハに破損が生じてしまったり、また残留吸着
力が強すぎてガス圧ではウェーハが剥がれなかったりす
ることがあった。
【0006】また、(3)、(4)のウェーハ吸着時と
逆電圧を印加して残留電荷を打ち消しウェーハを離脱さ
せる方法や、静電チャックに交番電圧を印加して残留電
荷を減少させていく方法では、速やかにウェーハを離脱
させることができずに時間がかかってしまう。例えば、
プラズマ照射後、静電チャックに印加していた電圧を逆
にして逆電圧を印加しても、ウェーハが離脱するの5〜
10分程度の時間がかかってしまう。さらにこれらの方
法では予期した効果が全く生じなくてウェーハ離脱がう
まく行えないことがあり、また印加する逆電圧が強すぎ
て吸着力がむしろ増加してしまうというような問題が生
じていた。
【0007】本発明の目的は、ウェーハを破損させるこ
となく、半導体製造装置から速やかに離脱させることが
できるウェーハ離脱方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的は、第1の電極
に正電圧が印加され、第2の電極に負電圧が印加された
ことにより前記第1及び第2の電極に静電吸着されたウ
ェーハを離脱するウェーハ離脱方法において、前記第1
の電極に負電圧を印加してから前記第2の電極に正電圧
を印加して、前記ウェーハを前記第1及び第2の電極か
ら離脱させることを特徴とするウェーハ離脱方法によっ
て達成される。
【0009】
【作用】本発明によれば、プラズマ処理を施したウェー
ハは負に帯電するから、ウェーハ吸着時に正電圧を印加
していた電極に負電圧を印加してウェーハと電極間に斥
力を働かせるようにし、その後さらにウェーハ吸着時に
負電圧を印加していた電極に正電圧を印加して残留電荷
を打ち消すようにしたので、ウェーハは速やかに静電吸
着装置から離脱することができるようになる。
【0010】
【実施例】本発明の第1の実施例によるウェーハ離脱方
法を図1乃至図4を用いて説明する。まず、本実施例に
用いた半導体製造装置を図1を用いて説明する。本実施
例に用いた半導体製造装置は、プラズマ処理装置の一つ
であるRIE装置である。
【0011】半導体製造装置2は、同一の電圧が印加さ
れる電極群Aの静電チャック16、18と、電極群Aと
は別の電圧が印加される電極群Bの静電チャック12、
14によりウェーハ20を静電吸着する2極式静電吸着
装置を備え、ウェーハにプラズマ処理を施す装置であ
る。静電チャック12〜18のウェーハ吸着保持面は、
処理室4内に向けられている。処理室4には例えばAr
プラズマを発生させるためのArガスを供給するガス供
給口24が設けられている。静電チャック12〜18の
電極群A及びBはDC電源34に接続され、DC電源3
4の極性を切替えることにより正又は負電圧が印加さ
れ、或いは0ボルトとなることができるようになってい
る。DC電源34から所定の電圧を静電チャック12〜
18に印加することにより、ウェーハ20を吸着させる
ことができるようになっている。
【0012】静電チャック12〜18上部はRF電極1
0である。静電チャック12〜18に吸着保持されたウ
ェーハ20表面をプラズマ処理するため、処理室4内を
排気口26により排気してから処理室4内にArを導入
し、RF電極10に13.56MHzの高周波電力をR
F電源32から印加して、処理室4内にArプラズマを
発生させて所定のウェーハ処理を行う。このRF電極1
0は冷却可能であり、恒温槽40により温度制御が行わ
れるようになっている。RF電極10と処理室4とは絶
縁物6、8で絶縁されている。絶縁物6、8の抵抗率
は、109 〜10 14Ω・cmであればよい。
【0013】また、ウェーハ20と静電チャック12〜
18の間には、ウェーハ20を冷却するための冷却ガス
として用いるHeガスのHe供給口28が設けられ、ま
た、冷却用に導入されたHeガスを排気するためのHe
排気口30が設けられている。He供給口28には、圧
力計36が取付けられ、ウェーハ20と静電チャック1
2〜18間の圧力が計測できるようになっている。ま
た、RF電極10には蛍光光ファイバ温度計38が取付
けられ、ウェーハ20の温度を計測することができるよ
うになっている。
【0014】以上説明した半導体製造装置2を用いて、
シリコンウェーハ20を静電吸着装置2に吸着させてプ
ラズマにさらした。ウェーハ20と静電チャック(電
極)12〜18の間には、冷却ガスとしてHeが導入さ
れ電極との冷却をよくしている。ウェーハ20離脱時に
おける残留電荷の減少度合やウェーハ離脱状態を知るた
めにウェーハ20裏面の圧力を圧力計36にて計測す
る。ウェーハ20裏面圧力はプラズマ照射時には10T
orr程度の一定圧力に保持されている。プラズマ処理
後ウェーハ20を静電チャック12〜18から離脱させ
る際には、残留電荷が弱くなるに従ってウェーハ20裏
面圧力が低くなり、また、ウェーハ20が静電チャック
から離脱してしまうとさらに圧力は低くなる。ウェーハ
20と静電チャック12〜18間の吸着力が減少してウ
ェーハ20が少しずつ静電チャック12〜18から剥が
れていくためである。ウェーハ20が静電チャック12
〜18から完全に離脱するとウェーハ20裏面圧力は処
理室4内圧力と等しくなる。
【0015】上記のような方法で、図2に示すような電
圧のタイムチャートに従って静電チャック16、18の
電極群A及び静電チャック12、14の電極群Bに電圧
を印加してウェーハ20の離脱を行った。すなわち、静
電チャック16、18の電極群Aに+1kVの正電圧を
印加し、静電チャック12、14の電極群Bに−1kV
の負電圧を印加して電極群A、Bにシリコンウェーハ2
0を静電吸着させる。ウェーハ20裏面圧力は10To
rrである。静電チャック12〜18にRFバイアス電
圧を印加してウェーハ20表面にプラズマを発生させて
プラズマ処理を行う。
【0016】次にウェーハ20の離脱を開始する。静電
チャック16、18の電極群A、及び静電チャック1
2、14の電極群Bの電圧を0ボルトにしてから(図中
a)、電極群Aに−1.5kVの負電圧を印加する(図
中b)。その10秒後に電極群Bに+1.5kVの正電
圧を印加する(図中c)。図中Cの電極群Bに正電圧を
印加したときから約20秒後にウェーハ20は静電チャ
ック12〜18から完全に離脱した。
【0017】図3及び図4は2極式静電吸着装置の静電
チャック12〜18上のウェーハ20の電荷状態の変化
を示した図である。図3及び図4を用いて図2に示した
ウェーハの離脱方法をより詳細に説明する。DC電源3
4(本図では図示せず)に接続され正電圧が印加された
電極群Aの静電チャック16、18と負電圧が印加され
た電極群Bの静電チャック12、14上により、ウェー
ハ20を静電チャック12〜18に静電吸着させる。こ
のときのウェーハ20の吸着力F1とF2とは等しい大
きさである(図3(a))。
【0018】次に、RF電源10により、電極群A、B
にセルフバイアスを印加し、ウェーハ上部にRFプラズ
マを発生させる。セルフバイアスの印加により発生した
プラズマ中の電子によりウェーハ20は全体として負に
帯電するので、負電圧の印加された電極群Bの静電チャ
ック12、14側のウェーハの吸着力F2は小さくなっ
ている(図3(b))。
【0019】次に、ウェーハ20の離脱に移る(図4
(a)、(b))。まず電極群A、Bに印加していた電
圧を0にする。次に、ウェーハ20の処理時に正電圧を
印加していた電極群Aの静電チャック16、18に対
し、負電圧を印加する。ウェーハ20は負に帯電してい
るので静電チャック16、18はウェーハ20に対して
斥力F3を生じさせる。しかし、電極群Bの静電チャッ
ク12、14側にはまだ弱い吸着力F2が働いている
(図4(a))。
【0020】次に、電極群Aの静電チャック16、18
に負電圧を印加させたままで、電極群Bの静電チャック
12、14に正電圧を印加させると、ウェーハ20に残
留していた正電荷により電極群B側もウェーハ20に対
して斥力F4が生じ、全体として静電チャック12〜1
8とウェーハ20間に斥力が生じてウェーハ20が静電
チャック12〜18から離脱する(図4(b))。
【0021】このように本実施例によるウェーハ離脱方
法を用いることにより、特にウェーハが処理中に負に帯
電するようなプラズマ発生を伴う処理において有効にウ
ェーハを離脱させることができるようになる。これは、
まずウェーハ吸着時に正電圧を印加していた電極に逆電
圧である負電圧を印加し、その後にウェーハ吸着時に負
電圧を印加していた電極に正電圧を印加するようにする
ことにより、プラズマ照射により負に帯電したウェーハ
の残留電荷を完全に打ち消すことができるようになるか
らであり、ウェーハを速やかに静電チャックから離脱さ
せることができるようになる。
【0022】本発明の第2の実施例によるウェーハ離脱
方法を図5を用いて説明する。本実施例に用いた半導体
製造装置は図1に示す第1の実施例に用いたものと同一
であるので説明を省略する。また、図1に示した半導体
製造装置2を用いてシリコンウェーハ20を静電吸着装
置2に吸着させてプラズマにさらした後、ウェーハ20
の離脱を開始させることも第1の実施例と同様であるの
で説明を省略する。
【0023】本実施例によるウェーハ離脱方法を図5に
示す電圧のタイムチャートに基づいて説明する。静電チ
ャック16、18の電極群Aに+1kVの正電圧を印加
し、静電チャック12、14の電極群Bに−1kVの負
電圧を印加して電極群A、Bにシリコンウェーハ20を
静電吸着させる。ウェーハ20裏面圧力は10Torr
である。静電チャック12〜18にRFバイアス電圧を
印加してウェーハ20表面にプラズマを発生させてプラ
ズマ処理を行う。
【0024】次にウェーハ20の離脱を開始する。静電
チャック16、18の電極群A、及び静電チャック1
2、14の電極群Bの電圧を0ボルトにしてから(図中
a)、電極群Aに−1.5kVの負電圧を印加する(図
中b)。その15秒後に電極群Aの電圧を0ボルトにす
る(図中c)。電極群Bに+1.5kVの正電圧を印加
する(図中d)。電極群Bに正電圧を印加すると速やか
にウェーハ20は静電チャック12〜18から完全に離
脱する。
【0025】このように本実施例によるウェーハ離脱方
法においても、第1の実施例と同様に、ウェーハが処理
中に負に帯電するようなプラズマ発生を伴う処理におい
て有効にウェーハを離脱させることができるようにな
る。本発明の第3の実施例によるウェーハ離脱方法を図
6を用いて説明する。本実施例に用いた半導体製造装置
も図1に示す第1の実施例に用いたものと同一であるの
で説明を省略する。また、図1に示した半導体製造装置
2を用いてシリコンウェーハ20を静電吸着装置2に吸
着させてプラズマにさらした後、ウェーハ20の離脱を
開始させることも第1の実施例と同様であるので説明を
省略する。
【0026】本実施例によるウェーハ離脱方法を図6に
示す電圧のタイムチャートに基づいて説明する。静電チ
ャック16、18の電極群Aに+1kVの正電圧を印加
し、静電チャック12、14の電極群Bに−1kVの負
電圧を印加して電極群A、Bにシリコンウェーハ20を
静電吸着させる。ウェーハ20裏面圧力は10Torr
である。静電チャック12〜18にRFバイアス電圧を
印加してウェーハ20表面にプラズマを発生させてプラ
ズマ処理を行う。
【0027】次にウェーハ20の離脱を開始する。静電
チャック16、18の電極群A、及び静電チャック1
2、14の電極群Bの電圧を0ボルトにしてから(図中
a)、電極群Aに−1.5kVの負電圧を印加する(図
中b)。その5秒後に電極群Bに+1.5kVの正電圧
を印加する(図中d)。さらに5秒後に電極群Aの電圧
を0ボルトにする(図中c)。続いて電極群Bの電圧も
0ボルトにすると(図中e)、ウェーハ20は速やかに
静電チャック12〜18から完全に離脱する。
【0028】本実施例によるウェーハ離脱方法において
も、第1の実施例と同様に、ウェーハが処理中に負に帯
電するようなプラズマ発生を伴う処理において有効にウ
ェーハを離脱させることができるようになる。本発明の
第4の実施例によるウェーハ離脱方法を図7を用いて説
明する。本実施例に用いた半導体製造装置も図1に示す
第1の実施例に用いたものと同一であるので説明を省略
する。また、図1に示した半導体製造装置2を用いてシ
リコンウェーハ20を静電吸着装置2に吸着させてプラ
ズマにさらした後、ウェーハ20の離脱を開始させるこ
とも第1の実施例と同様であるので説明を省略する。
【0029】本実施例によるウェーハ離脱方法を図7に
示す電圧のタイムチャートに基づいて説明する。静電チ
ャック16、18の電極群Aに+1kVの正電圧を印加
し、静電チャック12、14の電極群Bに−1kVの負
電圧を印加して電極群A、Bにシリコンウェーハ20を
静電吸着させる。ウェーハ20裏面圧力は10Torr
である。静電チャック12〜18にRFバイアス電圧を
印加してウェーハ20表面にプラズマを発生させてプラ
ズマ処理を行う。
【0030】次にウェーハ20の離脱を開始する。静電
チャック16、18の電極群A、及び静電チャック1
2、14の電極群Bの電圧を0ボルトにした後(図中
a)、電極群Aに−1.5kVの負電圧を5秒間印加し
てから(図中b−c)、電極群Aの電圧を0ボルトにす
る(図中c)。その3秒後に電極群Bに+1.5kVの
正電圧を5秒間印加してから(図中d−e)、電極群B
の電圧も0ボルトにすると(図中e)、ウェーハ20は
速やかに静電チャック12〜18から完全に離脱する。
【0031】本実施例によるウェーハ離脱方法において
も、第1の実施例と同様に、ウェーハが処理中に負に帯
電するようなプラズマ発生を伴う処理において有効にウ
ェーハを離脱させることができるようになる。本発明
は、上記実施例に限らず種々の変形が可能である。例え
ば、上記実施例においては、静電チャックの電圧の印加
を工夫してウェーハ離脱を速やかに行えるようにした
が、さらに補助的にウェーハ裏面に高圧ガスを噴出させ
たり、イジェクトピン等を用いて機械的な力を加えるこ
とにより、より速やかにウェーハを離脱させるようにし
てもよい。
【0032】また、上記実施例においては、ウェーハが
プラズマにさらされて負に帯電した場合について本発明
を適用したが、ウェーハが正に帯電したような場合でも
本発明を適用することはもちろん可能である。
【0033】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、半導体製
造工程においてプラズマ処理後に静電チャックからウェ
ーハを離脱させる際、ウェーハに損傷を与えることなく
速やかに離脱させることができ、また、半導体製造工程
のスループットの向上にも寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に用いた半導体製造装置を示す
図である。
【図2】本発明の第1の実施例によるウェーハ離脱方法
を示す図である。
【図3】本実施例のウェーハ離脱方法によるウェーハ電
荷状態の変化を示す図である。
【図4】本実施例のウェーハ離脱方法によるウェーハ電
荷状態の変化を示す図である。
【図5】本発明の第2の実施例によるウェーハ離脱方法
を示す図である。
【図6】本発明の第3の実施例によるウェーハ離脱方法
を示す図である。
【図7】本発明の第4の実施例によるウェーハ離脱方法
を示す図である。
【符号の説明】
2…半導体製造装置 4…処理室 6、8…絶縁物 10…RF電極 12、14…静電チャック(電極群A) 16、18…静電チャック(電極群B) 20…ウェーハ 24…ガス供給口 26…排気口 28…He供給口 30…He排気口 32…RF電源 34…DC電源 36…圧力計 38…蛍光光ファイバ温度計 40…恒温槽
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長谷川 明広 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の電極に正電圧が印加され、第2の
    電極に負電圧が印加されたことにより前記第1及び第2
    の電極に静電吸着されたウェーハを離脱するウェーハ離
    脱方法において、 前記第1の電極に負電圧を印加してから前記第2の電極
    に正電圧を印加して、前記ウェーハを前記第1及び第2
    の電極から離脱させることを特徴とするウェーハ離脱方
    法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のウェーハ離脱方法におい
    て、 前記第1の電極に負電圧を印加した後前記第1の電極の
    電圧を0ボルトにし、 前記第2の電極に正電圧を印加して、前記ウェーハを前
    記第1及び第2の電極から離脱させることを特徴とする
    ウェーハ離脱方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のウェーハ離脱方法におい
    て、 前記第1の電極に負電圧を印加してから前記第2の電極
    に正電圧を印加し、前記第1及び第2の電極の電圧を同
    時に、又は前記第1の電極の電圧を0Vにした後に前記
    第2の電極の電圧を0Vにして前記ウェーハを前記第1
    及び第2の電極から離脱させることを特徴とするウェー
    ハ離脱方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のウェーハ離脱方法におい
    て、 前記第1の電極に負電圧を印加した後前記第1の電極の
    電圧を0ボルトにし、 前記第2の電極に正電圧を印加した後前記第2の電極の
    電圧を0ボルトにして前記ウェーハを前記第1及び第2
    の電極から離脱させることを特徴とするウェーハ離脱方
    法。
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