JPH0684859U - 魚釣用リールのサイレントタイプ逆転防止機構 - Google Patents
魚釣用リールのサイレントタイプ逆転防止機構Info
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- JPH0684859U JPH0684859U JP031334U JP3133493U JPH0684859U JP H0684859 U JPH0684859 U JP H0684859U JP 031334 U JP031334 U JP 031334U JP 3133493 U JP3133493 U JP 3133493U JP H0684859 U JPH0684859 U JP H0684859U
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- reverse rotation
- drive shaft
- spring
- rotation preventing
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 魚釣用リールのサイレントタイプ逆転防止機
構を提供する。 【構成】 ハンドルの回転に伴ってローターを回転させ
る駆動軸14に対して一体に回転するように取り付けら
れた逆転防止爪車22と、該爪車22に対して係合可能
に常時付勢されていると共に、リール本体16に回転自
在に支承された係止爪26と、前記駆動軸14に対して
摩擦巻着されたばね30と、前記駆動軸14の釣糸巻取
り方向回転時の前記ばね30の摩擦回転に伴って前記駆
動軸14に対して回転して前記係止爪26を前記逆転防
止爪車22から離隔させる制御体28と、前記リール本
体16に突設され、前記制御体28が当接できてその回
転を規制する規制部34A,34Bと、外部レバー32
によって操作でき、前記係止爪26に作用して前記逆転
防止爪車22から離脱させることのできるカム33とを
有したサイレントタイプの逆転防止機構である。
構を提供する。 【構成】 ハンドルの回転に伴ってローターを回転させ
る駆動軸14に対して一体に回転するように取り付けら
れた逆転防止爪車22と、該爪車22に対して係合可能
に常時付勢されていると共に、リール本体16に回転自
在に支承された係止爪26と、前記駆動軸14に対して
摩擦巻着されたばね30と、前記駆動軸14の釣糸巻取
り方向回転時の前記ばね30の摩擦回転に伴って前記駆
動軸14に対して回転して前記係止爪26を前記逆転防
止爪車22から離隔させる制御体28と、前記リール本
体16に突設され、前記制御体28が当接できてその回
転を規制する規制部34A,34Bと、外部レバー32
によって操作でき、前記係止爪26に作用して前記逆転
防止爪車22から離脱させることのできるカム33とを
有したサイレントタイプの逆転防止機構である。
Description
【0001】
本考案は、魚釣用スピニングリールか、又はクローズドフェイスリールの逆転 防止機構の内、釣糸巻取り方向(正転方向)の時に音のしないサイレントタイプ の逆転防止機構に関する。
【0002】
ハンドルと連動回転する駆動軸の逆転防止機構の内、サイレントタイプの逆転 防止機構としては、例えば実開平1−101363号公報に開示がある。これは ハンドルの回転に伴ってローターを回転させる駆動軸に対して一体に回転するよ うに取り付けられた逆転防止ギヤと、該ギヤに対して係合可能な係止爪と、駆動 軸に対して回転自在に取り付けられて回転することによって前記ギヤと係止爪と の係合を阻止することのできる制御体と、駆動軸に対して摩擦巻着されて正転時 に拡径し、逆転時に縮径するように一端を前記制御体に係止して該制御体を回転 させ得るばねとを有したサイレントタイプの逆転防止機構であり、正転時にギヤ と係止爪との接触が無いため、音が発生せず静かに巻取り操作が可能である。
【0003】
然しながら、ストッパー解除レバーによって係止爪のギヤへの係合を解除させ て逆転可能にし、ハンドルを逆転させながら釣糸を積極的に繰り出す操作の場合 に、ハンドル回転に抵抗が生じ、スムースな繰出しができない。これは前記ばね が逆転時に縮径することにより、摩擦力が大きくなるためである。
【0004】 よって本考案は、逆転によって釣糸を積極的に繰出す場合にスムースな繰り出 し操作が可能な魚釣用リールのサイレントタイプ逆転防止機構の提供を目的とす る。
【0005】
【課題を解決するための手段】 上記目的に鑑みて本考案は、ハンドルの回転に伴ってローターを回転させる駆 動軸に対して一体に回転するように取り付けられた逆転防止爪車と、該爪車に対 して係合可能に常時付勢されていると共に、リール本体に回転自在に支承された 係止爪と、前記駆動軸に対して摩擦巻着されたばねと、前記駆動軸の釣糸巻取り 方向回転時の前記ばねの摩擦回転に伴って前記駆動軸に対して回転して前記係止 爪を前記逆転防止爪車から離隔させる制御体と、前記リール本体に突設され、前 記制御体が当接できてその回転を規制する規制部と、外部レバーによって操作で き、前記係止爪に作用して前記逆転防止爪車から離脱させることのできるカムと を有したサイレントタイプの逆転防止機構であって、前記ばねは、該ばねの両端 部が外方に延設されて、該両延設部が前記制御体の一部を挟持するよう構成され ていることを特徴とする魚釣用リールのサイレントタイプ逆転防止機構を提供す る。
【0006】
ばねの両方の延設部が制御体の一部を挟持しており、自由端ではないために、 正転時も逆転時も駆動軸の回転に伴う摩擦力に起因して各延設部が互いに接近す る方向の変形を防止でき、ばねが縮径せず、逆転時を含めて各回転時の摩擦力が 大きくならない。
【0007】
以下、本考案を添付図面に示す実施例に基づき、更に詳細に説明する。 図1は本考案に係る魚釣用スピニングリールの部分破断の側面図であり、図2 と図3はその要部の拡大図である。これらの図を参照すると、ハンドル10の回 転に伴って駆動軸14が回転する。この駆動軸14の回転によってローター12 が回転する。また、この駆動軸14の中にはスプール20を前後動させるスプー ル軸18が挿通している。
【0008】 一方、上記駆動軸14を回転可能に支承しているリール本体16の上部には枢 軸24が突設されており、この枢軸24には係止爪26が回転自在に取り付けら れている。この係止爪26には、図2の上で時計方向に常時付勢している付勢ば ね25が取り付けられている。また、リール本体16にはストッパーカム33が 貫通しており、外部にはこれを操作するレバー32が取り付けられている。
【0009】 前記係止爪26と係合可能な位置であって、前記駆動軸14の外周には円筒部 22Aによって共に回転するよう取付けられた逆転防止爪車22が配置されてい る。この逆転防止爪車22の円筒部22Aにはリング状のばね30が巻着されて おり、該ばね30は縮径する方向にばね力を生じている。従って、駆動軸14が 回転するとこのばね30も摩擦力によって同一方向に回転しようとする。
【0010】 また、このばね30の両端部は外方向に延設されて、延設部30Aと30Bが 対向して形成されている。一方、前記円筒部22Aの外周には制御体28が回転 自在に取り付けられている。この制御体28の上部には、前記両延設部30Aと 30Bによって挟持されていると共に、該制御体28の回転によって前記係止爪 26を付勢ばね25の付勢力に抗して前記逆転防止爪車22から離隔させること のできる係合部28Aが突設されている。
【0011】 従って、ハンドル10を回転させて駆動軸14を回転させれば、ばね30と制 御体28も同方向に回転するが、この回転を所定の範囲に規制するため、2つの ピン34A,34Bがリール本体16に突設されている。制御体28の係合部2 8Aがそれぞれ前記ピン34A又は34Bに当接してその回転が規制される。従 って、ばね30と制御体28とは駆動軸14と一体に回転する逆転防止爪車22 の円筒部22Aの回転に対して静止し、ばね30と円筒部22A間には摩擦を生 ずる。
【0012】 図2はハンドル10を逆回転させて駆動軸14を矢視線方向に回転させようと しているが、操作レバー32の位置が逆転防止位置(実線)であるため、係止爪 26が逆転防止爪車22に対して係合し、逆転ができない。この状態で前記制御 体28の係合部28Aは、ばね30の延設部30A側がピン34Aに当接してい る。
【0013】 この状態から、ハンドル10を釣糸の巻取り方向である正転方向に回転させる と、駆動軸14は図4に示す矢視線方向に回転する。この回転に伴ってばね30 と制御体28が同方向に回転し、制御体係合部28Aの、ばねの延設部30B側 が他のピン34Bに当接することによって停止する。また、この係合部28Aの 上面によって係止爪26が逆転防止爪車22から離隔させられる。従って、この 正転時には係止爪26と逆転防止爪車22との接触による音が発生せず、釣糸を 静かに巻回することができる。
【0014】 また、図5は操作レバー32の位置を、図2に示す2転鎖線の逆転可能位置3 2’に切り替えた状態で、ハンドル10を逆回転させている状態を示す。係止爪 26はストッパーカム33によって逆転防止爪車22からの離隔状態が保持され ている。この離隔状態、即ち逆回転可能状態でハンドル10を逆回転させると、 駆動軸14が図5の矢視線方向に回転でき、釣糸を強制的に繰り出すことができ る。
【0015】 この場合、ばね30には同逆回転方向の摩擦力が作用して制御体28と共に同 方向に回転するが、ピン34Aに対して制御体28の係合部28Aが当接してこ れらの回転は停止する。逆転防止爪車22の円筒部22Aを挟持しているばね3 0には、同方向の摩擦力が作用しており、延設部30Bは係合部28Aを押圧す る縮径方向に動こうとするが、係合部28Aの存在によって縮径できない。又、 延設部30Aは係合部28Aから離れて拡開する方向に変形しようとする。従っ て、ばね30の径は拡開しても収縮することはなく、逆回転に伴うばね30と駆 動軸14と一体回転する円筒部22Aとの摩擦力は大きくならず、逆回転による 釣糸の送り出しがスムースに行われる。
【0016】 ばね30の径が収縮せず、摩擦力が大きくならないことは、図4の正転時も同 様である。従って、ばね30の存在による正転又は逆転の際のハンドル回転に対 する抵抗力は小さい。
【0017】 図6と図7とは本考案に係る第2実施例を示す。上記第1実施例と異なるのは 制御体28’の係合部28A’の他に挟持部28B’を形成し、この挟持部28 B’の両側をばね30’の延設部30A’と30B’とで挟持している。駆動軸 14の回転に伴って、ばね30’と制御体28’とが回転するが、該挟持部28 B’がピン34A’又は34B’に当接するとばね30’と制御体28’の回転 は停止する。この例の場合も、ばね30’の延設部30A’と30B’とが挟持 部28B’を挟持してその間隔が狭まることはない。従って、第1実施例の場合 と同様に、正転、逆転の際にハンドル回転に対するばねの摩擦による抵抗力は小 さい。
【0018】
以上の説明から明らかなように本考案によれば、ハンドルの正回転時にサイレ ント状態で釣糸を巻回させるために、逆転防止爪車に係合してハンドルの逆転を 防止する係止爪を逆転防止爪車から離隔させる作用を行う制御体に対し、この一 部をばねの両延設部が挟持しているため、操作レバーの切り替えで逆転可能状態 にしてハンドルの逆回転によるばねの摩擦に伴うばねの変形が生じても、該ばね の両延設部間の距離は縮まることがないため、摩擦力は大きくなることは無く、 逆転によって釣糸を積極的に繰出す場合にスムースな繰り出し操作が可能な魚釣 用リールのサイレントタイプ逆転防止機構の提供が可能となる。
【図1】本考案に係る第1実施例のスピニングリールの
部分破断の側面図である。
部分破断の側面図である。
【図2】図1の要部拡大の部分破断正面図である。
【図3】図1の要部拡大の縦断面図である。
【図4】図1のリールの要部の作動説明図である。
【図5】図1のリールの要部の作動説明図である。
【図6】本考案に係る第2実施例を示す図であって、図
2に対応する正面図である。
2に対応する正面図である。
【図7】本考案に係る第2実施例を示す図であって、図
3に対応する断面図である。
3に対応する断面図である。
10 ハンドル 12 ローター 14 駆動軸 16 リール本体 22 逆転防止爪車 26 爪車 28 制御体 28A 係合部 30 ばね 30A,30B 延設部 32 操作レバー 34A,34B ピン
Claims (1)
- 【請求項1】 ハンドルの回転に伴ってローターを回転
させる駆動軸に対して一体に回転するように取り付けら
れた逆転防止爪車と、該爪車に対して係合可能に常時付
勢されていると共に、リール本体に回転自在に支承され
た係止爪と、前記駆動軸に対して摩擦巻着されたばね
と、前記駆動軸の釣糸巻取り方向回転に伴う前記ばねの
摩擦回転に伴って前記駆動軸に対して回転して前記係止
爪を前記逆転防止爪車から離隔させる制御体と、前記リ
ール本体に突設され、前記制御体が当接できてその回転
を規制する規制部と、外部レバーによって操作でき、前
記係止爪に作用して前記逆転防止爪車から離脱させるこ
とのできるカムとを有したサイレントタイプの逆転防止
機構であって、 前記ばねは、該ばねの両端部が外方に延設されて, 該両
延設部が前記制御体の一部を挟持するよう構成されてい
ることを特徴とする魚釣用リールのサイレントタイプ逆
転防止機構。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993031334U JP2559946Y2 (ja) | 1993-05-19 | 1993-05-19 | 魚釣用リールのサイレントタイプ逆転防止機構 |
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993031334U JP2559946Y2 (ja) | 1993-05-19 | 1993-05-19 | 魚釣用リールのサイレントタイプ逆転防止機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0684859U true JPH0684859U (ja) | 1994-12-06 |
JP2559946Y2 JP2559946Y2 (ja) | 1998-01-19 |
Family
ID=12328360
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993031334U Expired - Lifetime JP2559946Y2 (ja) | 1993-05-19 | 1993-05-19 | 魚釣用リールのサイレントタイプ逆転防止機構 |
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JP (1) | JP2559946Y2 (ja) |
KR (1) | KR0136365Y1 (ja) |
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- 1994-03-10 KR KR2019940004779U patent/KR0136365Y1/ko not_active IP Right Cessation
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---|---|
US5485903A (en) | 1996-01-23 |
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KR940025844U (ko) | 1994-12-08 |
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