JPH0684700U - El素子 - Google Patents
El素子Info
- Publication number
- JPH0684700U JPH0684700U JP3061493U JP3061493U JPH0684700U JP H0684700 U JPH0684700 U JP H0684700U JP 3061493 U JP3061493 U JP 3061493U JP 3061493 U JP3061493 U JP 3061493U JP H0684700 U JPH0684700 U JP H0684700U
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- JP
- Japan
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- electrode
- light emitting
- electrode terminal
- emitting layer
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 背面電極と透明電極とで発光層をはさみ、両
電極間に電圧を印加して発光層が発光するEL素子にお
いて、絶縁性ベ−スフィルム上に一部が電圧を印加する
第1電極端子を備えた背面電極と透明電極に電圧を印加
する第2電極端子とを離設して電極部材を構成すること
により、製造工程が簡素化できるEL素子を提供する。 【構成】 絶縁性ベ−スフィルム15上に一部が電圧を印
加する第1電極端子16aを備えた背面電極16と透明電極1
8に電圧を印加する第2電極端子18a とを離設して電極
部材17を構成する。背面電極16に対応する位置に絶縁体
層2と発光層3を順次積層する。発光層3に対応する位
置と少なくとも電極端子18a の一部とに透明電極18を積
層して発光部19を形成する。発光部19を封止フィルム
(封止部材)12,13で包囲してEL素子14を構成する。
電極間に電圧を印加して発光層が発光するEL素子にお
いて、絶縁性ベ−スフィルム上に一部が電圧を印加する
第1電極端子を備えた背面電極と透明電極に電圧を印加
する第2電極端子とを離設して電極部材を構成すること
により、製造工程が簡素化できるEL素子を提供する。 【構成】 絶縁性ベ−スフィルム15上に一部が電圧を印
加する第1電極端子16aを備えた背面電極16と透明電極1
8に電圧を印加する第2電極端子18a とを離設して電極
部材17を構成する。背面電極16に対応する位置に絶縁体
層2と発光層3を順次積層する。発光層3に対応する位
置と少なくとも電極端子18a の一部とに透明電極18を積
層して発光部19を形成する。発光部19を封止フィルム
(封止部材)12,13で包囲してEL素子14を構成する。
Description
【0001】
本考案は、電界発光素子(以下EL素子と言う)における電極端子の取り出し 構造に関する。
【0002】
EL現象を示す発光層を電極でサンドイッチ状にはさんだEL素子は、特開昭 62−52884号公報に開示され、図3,4にて示すように、アルミ箔等から 成る反射性を有する背面電極1上に、酸化イットリウムや窒化シリコン等から成 る絶縁体層2、マンガン等の発光中心を添加した硫化亜鉛等の母体材料をシアノ エチルセルロ−ズ等のバインダ−中に混入して成る発光層3をスクリ−ン印刷法 等により順次積層形成している。一方、酸化錫や酸化インジウム等の透光性の電 極材料から成る透明電極4及びこの透明電極4の外面周囲部に、銀ペ−ス等から 成る集電帯5をポリエステルフィルム等から成る透明シ−ト6の片面に蒸着ある いはスパッタリング法等により形成し、透明電極4が発光層3と接するように発 光層3上に配設し、背面電極1と透明電極4につながる集電帯5とに接着テ−プ 7,8を用いて電極端子となる一対のリ−ドピン9,10を接続し、このリ−ドピ ン9,10を周囲方向へ引き出した後、背面電極1から透明シ−ト6の積層体から 成る発光部11全体を接着剤付きの透明な高分子フィルム等から成る一対の封止フ ィルム12,13により包囲してラミネ−ト処理することにより、薄い平板状のEL 素子14が形成されている。
【0003】 そして、リ−ドピン9,10に外部駆動回路(図示しない)からの配線コ−ド( 図示しない)を接続して所定の電圧を印加すると、背面電極1と透明電極4との 間の発光層3が面発光するものである。
【0004】
背面電極1や透明電極4は、薄く弱い材料なため、これらに直接外部駆動回路 からの配線コ−ドを半田付け等により接続することはできず、このため、従来は 前述したように、背面電極1と透明電極4とつながる集電体5とに銅箔等から成 り前記配線コ−ドを接続可能なリ−ドピン9,10が接着テ−プ7,8にて固定さ れているが、このリ−ドピン9,10は取付け工程が繁雑なため生産性が低く、接 着テ−プ7,8で固定されているだけで接触不良,脱落,変形等の問題点があっ た。また、集電体5や接着テ−プ7,8は非透光性のため面積を大きくするに従 い発光層3を覆う面積も大きくなってしまい、それに応じて発光部11の発光面積 を小さくすることから、発光部11の形状に制限をもたらしEL素子14のデザイン 性、商品性をそこなってしまうという問題点があった。
【0005】
本考案は、前記従来例の問題点に着目したものであり、絶縁性ベ−スフィルム 上に形成した第1電極端子及びこれと一体の背面電極並びにこれらとは電気的に 分離された第2電極端子と、前記背面電極上に順次積層した絶縁層及び発光層と 、前記発光層上に形成してその一部が前記第2電極端子と電気的に接続される透 明電極と、前記第1及び第2電極端子部が露出するように包囲した封止部材とを 有することを特徴とする。
【0006】
ELの給電部として、絶縁性ベ−スフィルムに一部が電圧を印加する第1電極 端子を備えた背面電極と透明電極の第2電極端子を形成することにより、リ−ド ピンが不要となり、従って製造工程が簡素化でき、生産性が向上する。
【0007】
以下、本考案を図1,2に記載した実施例に基づき説明するが、前記従来例に おける同一もしくは相当個所には、同一符号を付してその詳細な説明は除く。
【0008】 PET,ポリミイド等から成る絶縁性ベ−スフィルム15上に、厚さ20〜40μm の銅(Cu),アルミニウム(Al)等の材料を接着剤等で接着し、エッチング等の 手段により一部が電圧を印加する第1電極端子16a を備えた背面電極16と後述す る透明電極18の第2電極端子18a とを電気的に分離してあり、この電極端子16a ,18a が周囲方向に突出される電極部材17を構成する。この電極部材17に構成さ れる背面電極16に対応する位置に、絶縁体層2及び発光層3を順次積層形成して いる。一方、発光層3の片面に可視光線透過性のある導電性微粉末として酸化イ ンジウムを塗膜形性能を有する樹脂としてシアノエチルセルロ−ズに分散させた 導電性ペ−ストを、発光層3と対応する位置と少なくとも電極端子18a の一部と に印刷形成して透明電極18を形成し、電極部材17と絶縁体層2と発光層3と透明 電極18とで発光部19を構成する。そして、電極部材17が露出するように発光部19 を一対の封止フィルム12,13で包囲してラミネ−ト処理することにより、従来必 要とされていたリ−ドピンを用いない薄い平板状のEL素子14を形成している。
【0009】 かかる構成により、外部駆動回路(図示しない)からの配線コ−ド(図示しな い)を電極端子16a ,18a に接続し所定電圧を印加すると、背面電極16と透明電 極18との間の発光層3が発光を行う。
【0010】 尚、図示はしないが、封止フィルム13をベ−スフィルム15と同等な形状にし、 第1電極端子16a を備えた背面電極16と透明電極18の第2電極端子18a とを電気 的に分離させ背面電極フィルムを形成することで、ベ−スフィルム15が不要と成 り、製造工程を簡素化することができる。
【0011】 また、透明電極18の代わりに従来例で示したようなポリエステルフィルム等か ら成る透明シ−トの片面に蒸着あるいはスパッタリング法等により酸化錫,酸化 インジウム等から成る電極材料を形成した透明電極フィルムを透明電極4として 用いてもよい。この場合、透明シ−トを封止フィリム12で兼用することもできる 。
【0012】 また、透明電極18を電極端子18a まで印刷成形せず、図3,4で示した集電帯 5を形成し、電極端子18a に接触させるようにしても良い。
【0013】 また、電極端子16a ,18a は、実施例の形状だけに限らず、背面電極16と透明 電極18との間がショ−トしない形状であれば良いことは言うまでもない。
【0014】
本考案は、絶縁性ベ−スフィルム上に形成した第1電極端子及びこれと一体の 背面電極並びにこれらとは電気的に分離された第2電極端子と、前記背面電極上 に順次積層した絶縁層及び発光層と、前記発光層上に形成してその一部が前記第 2電極端子と電気的に接続される透明電極と、前記第1及び第2電極端子部が露 出するように包囲した封止部材とを有することを特徴とするものであり、従来の のようにリ−ドピンを接着テ−プ等で固定する必要がないため、製造工程が簡素 化するばかりでなく、電極端子の強度がアップして接触不良,脱落,変形等が改 善できる。
【0015】 また、電極端子の形状を自由な形状とすることができ、用途の多様化が可能で ある。また、非透光性である集電体,リ−ドピン,接着テ−プ等が発光層からの 発光を遮ることがなく、EL素子のデザイン性,商品性を高めることができる。
【図1】本考案の実施例の分解断面図。
【図2】同上実施例の分解斜視図。
【図3】従来例を示す要部断面図。
【図4】同上従来例の背面図。
2 絶縁体層 3 発光層 12,13 封止フィルム(封止部材) 14 EL素子 15 ベ−スフィルム 16 背面電極 16a 第1電極端子 17 電極部材 18 透明電極 18a 第2電極端子 19 発光部
Claims (1)
- 【請求項1】 絶縁性ベ−スフィルム上に形成した第1
電極端子及びこれと一体の背面電極並びにこれらとは電
気的に分離された第2電極端子と、前記背面電極上に順
次積層した絶縁層及び発光層と、前記発光層上に形成し
てその一部が前記第2電極端子と電気的に接続される透
明電極と、前記第1及び第2電極端子部が露出するよう
に包囲した封止部材とを有することを特徴とするEL素
子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3061493U JP2586570Y2 (ja) | 1993-05-14 | 1993-05-14 | El素子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3061493U JP2586570Y2 (ja) | 1993-05-14 | 1993-05-14 | El素子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0684700U true JPH0684700U (ja) | 1994-12-02 |
JP2586570Y2 JP2586570Y2 (ja) | 1998-12-09 |
Family
ID=12308756
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3061493U Expired - Fee Related JP2586570Y2 (ja) | 1993-05-14 | 1993-05-14 | El素子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2586570Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-05-14 JP JP3061493U patent/JP2586570Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2586570Y2 (ja) | 1998-12-09 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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R250 | Receipt of annual fees |
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