JPH0733432Y2 - El発光素子の構造 - Google Patents

El発光素子の構造

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JPH0733432Y2
JPH0733432Y2 JP12418090U JP12418090U JPH0733432Y2 JP H0733432 Y2 JPH0733432 Y2 JP H0733432Y2 JP 12418090 U JP12418090 U JP 12418090U JP 12418090 U JP12418090 U JP 12418090U JP H0733432 Y2 JPH0733432 Y2 JP H0733432Y2
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light emitting
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negative electrode
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好樹 黒澤
誠 伊澤
重寿 梶山
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Koito Manufacturing Co Ltd
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Koito Manufacturing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、文字、数字、記号、図柄などを表示する表示
装置に使用される分散型EL発光素子の構造に関するもの
である。
[従来の技術] 近年、情報の表示媒体の平面化、薄形化、携帯性等の要
請に伴い、液晶表示装置が広く使用され、そのバック照
明用の薄型平面光源として分散型EL(エレクトロルミネ
ッセンス)発光素子(以下単にELと云う)が多用されて
いる。第5図および第6図はこのELの基本構造を示す斜
視図および要部断面図である。これらの同図において、
1は透明導電膜(透明電極)、2はその板厚が0.1mm程
度のアルミ板からなる背面電極、3、4は透明導電膜1
と背面電極2との間に積層されて介在された蛍光体発光
層(発光層)および反射絶縁層(絶縁層)、5は補助電
極(バスバー)、6は絶縁性のフィルムで、これらによ
って積層体7を形成している。透明導電膜1には補助電
極5を介して第1リードフレーム(正電極端子)8の一
端が接続され、また背面電極2には第2リードフレーム
(負電極端子)9の一端が直接接続されている。蛍光体
発光層3および反射絶縁層4は、例えば、シアノエチル
プルランやシアノエチルセルロースといった高誘電率を
もつ透明な樹脂に、発光層3の場合は硫化亜鉛を主体と
する蛍光体を分散させ、絶縁層4の場合はチタン酸バリ
ウムを分散させた塗膜として形成されている。
リードフレーム8、9としては、板厚が0.1〜0.2mm、幅
1〜1.5mm程度の真鍮等の薄板に金メッキを施したもの
が通常使用される。
そして、前記積層体7は、その上下に配設された防湿フ
ィルム10、11の端部を溶着することで、これら両フィル
ム内に封止される一方、その溶着部12を通して前記第
1、第2リードフレーム8、9の他端部が前記防湿フィ
ルム10、11の外部へ導出されている。
前記防湿フィルム10、11としては、低い透湿性能が要求
されることから、樹脂材料の中で最も透湿率の低い物質
の一つである3フッ化塩化エチレンの共重合体であるア
クラー(商品名米国アライドケミカル社製)が通常使用
される。
第7図は第1、第2リードフレーム8、9の平面形状と
その位置関係を示す平面図で、図中斜面部領域は防湿フ
ィルム10、11の溶着部12である。
ところでこのようなEL15において、長尺物を製作する場
合、必要な長さのELを作るためには、大掛りな製造設備
を設置しなければならず、また大型の分散型ELを歩留り
よく生産するのもかなりの困難が伴うものである。
そこで、通常第8図に示すように経済的長さのEL15を複
数個製作してこれらを電源16に対して配線コード17を介
して並列に接続し、見掛け上大型のELと同等の効果を得
るようにしている。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、このような従来のEL発光素子の構造にあ
ってEL15の電極8、9を片側にのみ取り出しており、こ
れを並列に接続するためには、EL15の長さと同じだけの
配線コード17が必要となり、またその接続には半田付け
等がかなり面倒であると云う問題があった。
したがって、本考案は上記したような従来の問題点に鑑
みてなされたもので、その目的とするところは、配線コ
ードを削減でき、また用途に応じて長さ、形状等を自由
に変更し得るようにしたEL発光素子の構造を提供するこ
とにある。
[課題を解決するための手段] 本考案は上記目的を達成するため、透明電極と背面電極
との間に蛍光体発光層と絶縁層を介在させた積層体と、
この積層体を覆う防湿フィルムとを備え、前記透明電極
と背面電極のいずれか一方にそれぞれ雄型コネクタを備
えた正電極端子と負電極端子とからなる第1端子群を設
け、他方にそれぞれ雌型コネクタを備えた正電極端子と
負電極端子とからなる第2端子群を設け、且つ第1端子
群と第2端子群の正電極同士若しくは負電極端子同士を
導電層で電気的に接続したものである。
[作用] 本考案において、EL発光素子は雄型コネクタと雌型コネ
クタを備えた正電極端子と負電極端子からなる第1端子
群と、第2端子群とを備え、連結可能なユニットを形成
する。したがって、単体はもとより、複数個のEL発光素
子の連結を可能にする。第1端子群と第2端子群の正電
極同士若しくは負電極端子同士を電気的に接続する導電
層は、外部配線コードを不要にする。
[実施例] 以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明
する。
第1図は本考案に係るEL発光素子の一実施例を示す第3
図のI−I線断面図、第2図は同素子の第3図のII-II
線断面図、第3図は同素子の平面図である。なお、図中
第5図〜第8図と同一構成部品のものに対しては同一符
号を以て示し、その説明を省略する。これらの図におい
て、EL15は、上記した従来構造と同様、透明導電膜1背
面電極2、透明導電膜1と背面電極2との間に積層され
て介在された蛍光体発光層3および反射絶縁層4、バス
バー5、絶縁性フィルム6等からなる積層体7を備え、
この積層体7を防湿フィルム10、11によって気密に封止
している。
前記積層体7の長手方向両端部には第1端子群20と第2
端子群21がそれぞれ設けられており、この点において従
来構造と異なっている。第1端子群20は、前記積層体7
の幅方向に並設された正電極端子20Aと負電極端子20Bと
からなり、正電極端子20Aの一端がバスパー5を介して
透明導電膜1に、負電極端子20Bの一端が背面電極2に
それぞれ接続され、それらの他端部には防湿フィルム1
0、11から外部に突出するスナップボタン型の雄型コネ
クタ23A、23Bがそれぞれ設けられている。雄型コネクタ
23A、23Bは、防湿フィルム10、11にカシメ固定されるこ
とで各正電極端子20A、20Bに電気的に接続されている。
このため、EL15のコネクタ取付部にはコネクタ取付用孔
が形成されるが、この孔は小さく、EL15の防湿性を損な
うことはない。
前記第2端子群21は、同じく前記積層体7の幅方向に並
設された正電極端子21Aと負電極端子21Bとからなり、正
電極端子21Aの一端がバスパー5を介して透明導電膜1
に、負電極端子21Bの一端が背面電極2にそれぞれ接続
され、それらの他端部には防湿フィルム10、11の外部に
露呈する前記雄型コネクタ23A、23Bと同一サイズの雌型
コネクタ24A、24Bがそれぞれ設けられている。そして、
第1端子群20の正電極端子20Aと、第2端子群21の正電
極端子21Aとは、積層体7の裏面側、すなわち背面電極
2の反射絶縁層4側とは反対側面に絶縁接着剤層26を介
して設けられた導電層25によって互いに電気的に接続さ
れている。
このような構成からなるEL15は、長尺の表示装置を実現
する場合、所要個数用意され隣接するもの同士の雄型コ
ネクタ23A、23Bを雌型コネクタ24A、24Bに挿入接続する
ことによって第1図に示すように一連に連結される。第
4図はこの接続の回路図である。
かくしてこのような構成からなるEL発光素子の構造にあ
っては、用途に応じて所要個数のEL15を雄型コネクタ23
A、23Bおよび雌型コネクタ24A、24Bの嵌合によって一連
に連結することができ、見掛け上大型の表示装置を得る
ことができるものである。したがって、用途に応じて各
種サイズのEL発光素子をその都度製作する必要がなく、
安価に大型の表示装置を提供することができる。また、
本考案は各EL15の第1端子群20の正電極端子20Aと第2
端子群21の正電極端子21Aとはその内部に設けた導電層2
5によって電気的に接続しているので、一つのEL15と電
源16とを接続するに必要な長さの外部配線コード17を用
いるだけでよく、上記した従来構造と比較して配線コー
ドを著しく少なくすることができる利点を有する。
この場合、透明電極1は透明性と導電性を両立している
ため、導電性に限界があり、多数のELを連結して点灯す
るだけの電流容量を持っていないことから、このような
導電層25が必要とされる。
なお、上記実施例は第1端子群20の正電極端子20Aと第
2端子群21の正電極端子21Aとを導電層25によって電気
的に接続した場合について説明したが、本考案はこれに
特定されるものではなく、正電極端子20A、21Aをバスパ
ー5によって接続し、負電極端子20B、21B同士を導電層
25によって接続してもよいことは勿論である。
また、本実施例は第1、第2端子群20、21をそれぞれ一
つからなる正電極端子20A、21Aと、負電極端子20B、21B
とで構成したが、必要に応じてその数を増加することが
可能である。
さらにまた、上記実施例は導電層25を背面電極2の反対
絶縁層4側とは反対側面に設けたが、積層体7とは離れ
て防湿フィルム11、12内に設けてもよい。
[考案の効果] 以上説明したように本考案に係るEL発光素子の構造は、
透明電極と背面電極にそれぞれ正電極端子と負電極端子
とからなる第1、第2端子群を設け、一方の端子群の各
端子に雄型コネクタを、他方の端子群の端子には雌型コ
ネクタをそれぞれ設けると共に、両端子群の正電極端子
同士もしくは負電極端子同士を導電層によって互いに電
気的に接続することによりユニット化したので、用途に
応じて所要個数のEL発光素子を用意してこれらを互いに
接続することにより、見掛け上大型の表示装置を得るこ
とができる。また、大型の表示装置を製作する場合に比
べて設備費が少なくてすむばかりか、EL発光素子の歩留
まりもよく、安価に提供することができる。さらに、本
考案は外部配線コードを導電層に置換することにより、
コードの短縮化と配線の簡素化、組立工数の削減等を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るEL発光素子の一実施例を示す第3
図のI−I線断面図、第2図は同素子の第3図のII-II
線断面図、第3図は同素子の要部平面図、第4図はEL発
光素子の接続を示す回路図、第5図は従来の分散型EL発
光素子の斜視図、第6図は断面図、第7図はリードフレ
ームとその溶着部を示す平面図、第8図はEL発光素子を
接続した回路図である。 1……透明導電膜、2……背面電極、3……蛍光体発光
層、4……反射絶縁層、5……補助電極、7……積層
体、8……正電極端子、9……負電極端子、10、11……
防湿フィルム、20……第1端子群、20A……正電極端
子、20B……負電極端子、21……第2端子群、21A……正
電極端子、21B……負電極端子、23A、23B……雄型コネ
クタ、24A、24B……雌型コネクタ、25……導電層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平4−58997(JP,U) 実開 昭63−39896(JP,U) 実開 平2−65898(JP,U) 実開 平1−127196(JP,U) 実開 昭60−163698(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】透明電極と背面電極との間に蛍光体発光層
    と絶縁層を介在させた積層体と、この積層体を覆う防湿
    フィルムとを備え、 前記透明電極と背面電極のいずれか一方にそれぞれ雄型
    コネクタを備えた正電極端子と負電極端子とからなる第
    1端子群を設け、他方にそれぞれ雌型コネクタを備えた
    正電極端子と負電極端子とからなる第2端子群を設け、
    且つ第1端子群と第2端子群の正電極同士若しくは負電
    極端子同士を導電層で電気的に接続したことを特徴とす
    るEL発光素子の構造。
JP12418090U 1990-11-28 1990-11-28 El発光素子の構造 Expired - Lifetime JPH0733432Y2 (ja)

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JP12418090U JPH0733432Y2 (ja) 1990-11-28 1990-11-28 El発光素子の構造

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JP12418090U JPH0733432Y2 (ja) 1990-11-28 1990-11-28 El発光素子の構造

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JPH0481492U JPH0481492U (ja) 1992-07-15
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