JPH0680297U - 薄膜el素子の構造 - Google Patents

薄膜el素子の構造

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JPH0680297U
JPH0680297U JP2722093U JP2722093U JPH0680297U JP H0680297 U JPH0680297 U JP H0680297U JP 2722093 U JP2722093 U JP 2722093U JP 2722093 U JP2722093 U JP 2722093U JP H0680297 U JPH0680297 U JP H0680297U
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JP
Japan
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thin film
moisture
electrode
glass substrate
substrate
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Application number
JP2722093U
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English (en)
Inventor
重寿 梶山
好樹 黒澤
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Koito Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Koito Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 発光部の面積は変えずガラス基板の4辺に設
けられる電極取出し部の幅をすべて等しい寸法で可及的
小ならしめ、小型軽量化を達成する。 【構成】 ガラス基板1と防湿基板2とでセル3を形成
し、このセル3内にドットマトリックス型薄膜EL素子
と防湿オイルを封止する。防湿基板2の裏面周縁部にフ
レキシブルプリント基板9を各辺に沿って配設し、側面
に複数個の溝22を各取出し電極8に対応して形成し、
その溝壁面に前記取出し電極8と前記フレキシブルプリ
ント基板9を電気的に接続する接続導体23を形成す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、文字、数字、記号、図形などを表示する表示装置に使用される薄膜 EL素子の構造に関し、特にドットマトリックス型薄膜EL素子の電極取出し部 の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、ドットマトリックス型薄膜EL素子を用いたフラットパネル型表示装 置としては図9〜図11に示す如く構成されている。すなわち、1は透明もしく は透光性を有するガラス基板、2はガラス製の防湿基板で、これらによってセル 3を構成し、内部にドットマトリックス型薄膜EL素子4およびシリコンオイル 等の防湿オイル5が封止されている。防湿基板2は浅底ケース状に形成されるこ とにより内側面中央部に薄膜EL素子4を収容する凹部6を有し、周壁部2aの 先端面がガラス基板1に接着剤によって接合固定されている。薄膜EL素子4は 、ガラス基板1の内面に積層形成された透明電極、下部絶縁層、発光層、上部絶 縁層、背面電極(いずれも図示せず)、取出し電極8等で構成されており、取出 し電極8は防湿基板2の4辺からガラス基板1の裏面に沿ってそれぞれ外部に導 出されフレキシブルプリント基板9を介して電子回路基板10に接続されている 。このため、ガラス基板1の裏面周縁部は全周にわたって電極取出し部11を構 成している。この電極取出し部11は非発光部を形成するため、EL素子の小型 軽量化を考えた場合、小さい程よいが、現状では最低CO 、C1 =5mm程度必 要とされる。 なお、12はコネクタ、13はEL固定板、14はスペーサである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記したように従来のドットマトリックス型薄膜EL素子は、取出し電極8を 防湿基板2の4方向に露呈させているため、電極取出し部11の寸法CO 、C1 が大きく、表示装置を小型軽量化するうえで大きな障害となっていた。 また、例えば、図12に示すように上記ドットマトリックス型薄膜EL素子を 用いたフラットパネル16をマトリックス状に複数個配列して1つの大型表示装 置17を製作し、1パネルで1文字を表示するような場合、電極取出し部のため 表示と表示の間が離れすぎてしまうことから、表示の見栄えが悪いという問題が あった。
【0004】 そこで、このような従来の問題を解消する方法として、例えば実開平2−78 97号公報に開示された薄膜EL素子の構造が知られている。この薄膜EL素子 の構造は、背面電極と取出し電極を直交するよう並列配置し、各取出し電極の一 端を防湿基板の一側縁からガラス基板の裏面に沿って外部に集中露出させたもの である。このような構成においては、ガラス基板の一辺側のみが電極取出し部を 形成するためガラス基板を小さくすることができ、装置の小型軽量化を図ること ができるという利点がある。しかしながら、依然としてガラス基板の一辺側に電 極取付部を設ける必要があるため、その分だけ小型化することができず、また図 12に示したようにマトリックス状に配列して大型の表示装置を製作した場合は 、隣接するパネルとの間の非発光部の間隔が電極取出し部側において大きく、非 電極取出し部側において小さくなるという問題があった。
【0005】 したがって、本考案は上記したような従来の問題点に鑑みてなされたもので、 その目的とするところは、発光部の面積は変えずガラス基板の4辺に設けられる 電極取出し部の幅をすべて可及的小ならしめ、小型軽量化を達成し得るようにし た薄膜EL素子の構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本考案は、ガラス基板と防湿基板とでセルを形成し、 このセル内にドットマトリックス型薄膜EL素子を封止した薄膜EL素子の構造 において、前記防湿基板の外表面にフレキシブルプリント基板を配設し、側面ま たは周縁部に表裏面を連通させる複数個の溝もしくは透孔を取出し電極に対応し て形成し、この溝または透孔内に前記取出し電極と前記フレキシブルプリント基 板とを電気的に接続する接続導体を形成したものである。
【0007】
【作用】
本考案において、防湿基板の側面または周縁部に形成される溝または透孔は、 背面電極、取出し電極とフレキシブルプリント基板とを電気的に接続する接続導 体が形成されることにより実質的に電極取出し部を形成する。したがって、ガラ ス基板の電極取出し部の幅を小さくもしくは無くすことができる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明する。 図1は本考案に係る薄膜EL素子の構造の一実施例を示す正面図、図2は背面 図、図3は要部斜視図、図4は要部拡大断面図、図5は表示装置の側面図である 。なお、図中図9〜図12に示した従来装置と同一構成部材のものに対しては同 一符号をもって示し、その説明を省略する。これらの図において、ガラス基板1 は防湿基板2より僅かに大きく(縦横それぞれ2mm程度)形成されている。防 湿基板2は図9に示した従来装置における防湿基板と同一の大きさを有し、裏面 周縁部にフレキシブルプリント基板9が各辺に沿ってそれぞれ配設されると共に 、多数の電極パッド21が背面電極(図示せず)および取出し電極8にそれぞれ 対応して形成されている。電極パッド21は、防湿基板2の裏面周縁部に電極膜 を形成した後エッチングによってパターニングすることにより簡単に形成するこ とができ、対応するフレキシブルプリント基板9に電気的に接続されている。ま た、フレキシブルプリント基板9は、コネクタ12を介して電子回路基板10に 接続されている。さらに前記防湿基板2の各側面には多数の溝22が前記取出し 電極8にそれぞれ対応して形成されている。この溝22は防湿基板2の表裏面を 互いに連通させており、その溝壁面の一部には銀ペースト等からなる接続導体2 3が形成され、これにより取出し電極8とフレキシブルプリント基板9との導通 を図っている。溝22としては本実施例の場合、V字状溝としたが、これに限ら ず円弧状、矩形等適宜形状とすることが可能である。
【0009】 なお、電極パッド21と溝22は、防湿基板2をガラス基板1に接合固定して ドットマトリックス型薄膜EL素子4および防湿オイル5をセル3内に封止する 前に形成され、接続導体23は封止前または封入後のどちらでもよいが、ディス ペンサー等で銀ペースト等を注入して導通回路を形成することでよい導通が得ら れる。24はガラス基板1と防湿基板2を接合する接着剤である。
【0010】 かくしてこのような構成からなる薄膜EL素子の構造は、ガラス基板1の外形 寸法を小さくすることができる。すなわち、防湿基板2の側面に溝22を設け、 その溝壁面に接続導体23を形成し、この接続導体23によって取出し電極8を フレキシブルプリント基板9に電気的に接続すると、ガラス基板1の電極取出し 部6の寸法CO ,C1 (図2)は、接続導体23と取出し電極8とを容易に接続 するに必要な最小寸法(例えば1mm程度)であればよく、このためフレキシブ ルプリント基板9を直に電極取付部6に取り付ける場合に比べてガラス基板1を 小型化することができる。また、ガラス基板1自体の大きさは従来と同じ大きさ で防湿基板2を大きくすれば、電極取出し部6が小さくなった分だけ表示部15 を大きくすることができる。 また、電極取出し部6の寸法CO ,C1 はガラス基板1の各辺全て等しいため 、図6に示すように上記ドットマトリックス型薄膜EL素子を用いたフラットパ ネル16をマトリックス状に複数枚配列して1つの大型表示装置17を製作した 場合、隣接するパネル16同士の間の非発光部の間隔Cは全て等しく、表示の見 栄えを良好にする。
【0011】 図7は本考案の他の実施例を示す要部斜視図、図8は要部拡大断面図である。 この実施例はガラス製の防湿基板2の代わりにセラミック製の防湿基板を用い、 その周縁部に前記溝22の代わりに多数の小さな透孔30を各取出し電極8にそ れぞれ対応して貫通形成し、この透孔30の孔壁に接続導体23を銀ペースト等 によって形成し、これにより取出し電極8とフレキシブルプリント基板9との導 通を図るように構成したものである。
【0012】 このような構成においては防湿基板2の周縁部に電極取出し部6を全く設ける 必要がなく、ガラス基板1と実質的に同一の大きさとすることができる。
【0013】
【考案の効果】
以上説明したように本考案に係る薄膜EL素子の構造によれば、防湿基板の側 面または周縁部に溝または透孔を形成し、この溝または透孔内に接続導体を形成 し、これによって取出し電極とフレキシブルプリント基板とを電気的に接続する ように構成したので、ガラス基板の電極取出し部幅を小さくもしくは完全に無く すことができ、したがって、表示装置の小型軽量化を可能にし、また複数枚のパ ネルをアレイ状またはマトリックス状に配列して大型の表示装置を構成した場合 は、非発光部幅が狭く、表示の見栄えが良好であるなどその実用的効果は大であ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る薄膜EL素子の構造の一実施例を
示す正面図である。
【図2】背面図である。
【図3】要部斜視図である。
【図4】要部拡大断面図である。
【図5】表示装置の側面図である。
【図6】本考案に複数枚のパネルをマトリックス状に配
列した表示装置の要部正面図である。
【図7】本考案の他の実施例を示す要部斜視図である。
【図8】要部拡大断面図である。
【図9】薄膜EL素子の従来構造を示す側面図である。
【図10】薄膜EL素子の背面図である。
【図11】図10のA−A線断面図である。
【図12】複数枚のパネルをマトリックス状に配列した
表示装置の従来例を示す要部正面図である。
【符号の説明】
1 ガラス基板 2 防湿基板 3 セル 4 薄膜EL素子 5 防湿オイル 6 凹部 8 取出し電極 9 フレキシブルプリント基板 21 電極パッド 22 溝 23 接続導体 30 透孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス基板と防湿基板とでセルを形成
    し、このセル内にドットマトリックス型薄膜EL素子を
    封止した薄膜EL素子の構造において、 前記防湿基板の外表面にフレキシブルプリント基板を配
    設し、側面または周縁部に表裏面を連通させる複数個の
    溝もしくは透孔を各取出し電極に対応して形成し、この
    溝または透孔内に前記取出し電極と前記フレキシブルプ
    リント基板とを電気的に接続する接続導体を形成したこ
    とを特徴とする薄膜EL素子の構造。
JP2722093U 1993-04-27 1993-04-27 薄膜el素子の構造 Pending JPH0680297U (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011113031A (ja) * 2009-11-30 2011-06-09 Mitsubishi Electric Corp 画像表示素子及びその製造方法
JP2011119239A (ja) * 2009-10-27 2011-06-16 Panasonic Electric Works Co Ltd 発光モジュール
WO2011115096A1 (ja) * 2010-03-15 2011-09-22 出光興産株式会社 光電変換装置
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JP2014013767A (ja) * 2008-03-31 2014-01-23 Corning Inc 封止ガラスアセンブリ用ベゼルパッケージ及びそのためのガラスアセンブリ
JP2015175969A (ja) * 2014-03-14 2015-10-05 日本放送協会 タイル型ディスプレイ及びその作製方法

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