JPH068436B2 - 粒状洗浄剤組成物 - Google Patents

粒状洗浄剤組成物

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JPH068436B2
JPH068436B2 JP60206605A JP20660585A JPH068436B2 JP H068436 B2 JPH068436 B2 JP H068436B2 JP 60206605 A JP60206605 A JP 60206605A JP 20660585 A JP20660585 A JP 20660585A JP H068436 B2 JPH068436 B2 JP H068436B2
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detergent
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zeolite
enzyme
detergent composition
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和明 深野
謙二 梅原
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、ビルダーとしてゼオライトを用いた酵素含有
粒状洗浄剤組成物に関する。
従来技術 近年、トリポリリン酸ナトリウム、ピロリン酸ナトリウ
ムなどのリン酸塩ビルダーによる環境問題に起因して、
種々な代替ビルダーが検討されており、なかでもゼオラ
イトがその主流となりつつある。しかしながら、ゼオラ
イトは、リン酸塩ビルダーに比較してビルダー効果が必
ずしも十分でなく、単に置換したのでは十分な洗浄力を
得ることができない。そこで一般には、さらに種々の工
夫を施して洗浄力の不足を補うことが行われており、そ
の一つとして洗剤用酵素の添加がある。洗浄剤組成物に
酵素を添加することにより洗浄力が向上し、特に、浸け
置き洗いを行った場合に顕著な効果が得られることが知
られており、たとえば、特開昭55-78100号公報には、ア
ルカリプロテアーゼなどの酵素を含有する洗浄剤組成物
が開示されている。
しかしながら、酵素とゼオライトとを併用した粒状洗浄
剤組成物にあっては、長時間浸け置きしたときに、酵素
が失活しやすいために十分な洗浄力が得られないばかり
か、洗浄槽の底部にゼオライトの沈着が生じ、消費者に
とって不都合な欠点を有していた。
亜硫酸塩を洗浄剤組成物の成分として配合すること自体
は公知であり、たとえば、特開昭49-10907号公報に報告
されている。しかし、この公報には、亜硫酸塩を10〜84
重量%含有せしめ低リンないし無リン洗剤とすることが
開示されているに止まり、ゼオライト−酵素含有アニオ
ン性洗浄剤における技術的な課題およびその解決手段
は、何ら示唆されていない。
また、特開昭55-27378号公報および特開昭58-91800号公
報には、酵素と亜硫酸塩とを含む液体洗剤が開示されて
いる。しかし、これらはいずれもゼオライトを含有しな
いことからも判るように、本発明とは本質的に異なる。
発明の目的 本発明は、ゼオライト−酵素含有粒状洗浄剤の、浸け置
き洗いにおける洗浄力を向上するとともに、ゼオライト
の洗濯槽底部への沈着を防止することを目的とする。
発明の構成 本発明の粒状洗浄剤組成物は、以下の(A)〜(D)成分を
含有し、かつ、(B)ゼオライトと(C)亜硫酸塩との割合
が重量比で(B)/(C)=4/1〜40/1の範囲にあること
を特徴とする (A)アニオン界面活性剤:10〜40重量%。
(B)ゼオライト:5〜30重量%。
(C)亜硫酸塩:0.2〜2重量%。
(D)洗剤用酵素:0.05〜3重量%。
以下、本発明についてさらに詳細に説明する。
(A)成分のアニオン界面活性剤としては、C8〜C22
α-オレフィンスルホン酸塩、C8〜C18のアルキル基を
有する直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩、C8〜C18
高級アルコール硫酸塩および高級アルコールエトキシ硫
酸塩、C10〜C22のアルキル基またはアルケニル基を有
するα-スルホ脂肪酸エステル塩が例示される。塩とし
ては、アルカリ金属などの水溶性塩が用いられる。これ
らアニオン界面活性剤の中でも、C14〜C18のα−オレ
フィンスルホン酸塩が好ましい。
アニオン界面活性剤は、洗浄剤組成物中に10〜40重量
部、好ましくは20〜30重量部配合される。この量が10重
量%に満たないと十分な洗浄力が得られず、一方、40重
量%を越えると経日により固結する欠点があり好ましく
ない。
(B)成分のゼオライトとしては、一般式0.7〜1.5Na2O・A
l2O3・1〜6SiO2を有し、結晶化率0〜100%のものが
用いられ、少なくとも140mgCaCO3/1g(乾燥物基準)の
イオン交換能を有するものが適当であり、好ましくはA
型ゼオライである。ゼオライトは、洗浄剤組成物中に5
〜30重量部、好ましくは10〜20重量部配合される。
(C)成分の亜硫酸塩の具体例としては、Na2SO3、NaHS
O3、K2SO3、KHSO3、MgSO3が挙げられる。この中でも、N
a2SO3(亜硫酸ナトリウム)が好適である。亜硫酸塩
は、洗浄剤組成物中に0.2〜2重量部、好ましくは0.5〜
1.5重量部の範囲で配合される。亜硫酸塩の配合量が0.2
重量部未満では洗浄力向上効果が期待できず、一方、2.
0重量部を超えると、洗剤に配合される香料と相互作用
して洗濯した衣類への香気に悪影響を及ぼし、好ましく
ない。
さらに、(B)ゼオライトと(C)亜硫酸塩とは、重量比で
(B)/(C)=4/1〜40/1の範囲で配合することが必要であ
り、好ましくは10/1〜20/1の範囲である。この配合比が
特定の範囲外では所望の効果を全て満足することができ
ず、好ましくない。
(D)成分の洗剤用酵素としては、pHが約4〜12、好まし
くはpHが約7〜10.5の範囲で、かつ、温度が約5〜70
℃、好ましくは15〜50℃の範囲で活性を示すものが好適
であり、特にタンパク質分解酵素であるプロテアーゼが
好ましい。プロテアーゼに加え、アミラーゼ、リパー
ゼ、セルラーゼ等の他の洗剤用酵素を含有せしめること
もできる。通常、洗剤用酵素は、他の成分と混合した顆
粒状物として入手することができ、これを粒状洗浄剤と
粉体混合して本発明の組成物とすることができる。酵素
は、ノボ・インダストリー社のアルカラーゼ、サビナー
ゼおよびエスペラーゼ、あるいはギスト社のマキサター
ゼおよびマキサカール等を市販品として入手することが
できる。
洗剤用酵素は、本発明の組成物中に0.05〜3重量%、好
ましくは0.2〜1.5重量%配合される。酵素の含有量が0.
05重量%未満では洗浄力の向上効果が十分に発揮されな
い。また、3重量部を越えて配合しても、洗浄力向上効
果は飽和してしまい重要性が薄らいでくる。
本発明の洗剤組成物に用いる香料としては、アリルイソ
アミルオキシアセテート、シクラメンアルデヒド、トナ
リッド、p−tert−ブチル−ジヒドロシンナムアルデヒ
ド、テトラヒドロミュゴール、6−アセチル−1−イソ
プロピル−1,2,3,5−テトラヒドロインダン、メ
チル−β−ナフチルケトン、アセトフェノン、ネロー
ル、β−ナフトールメチルエーテル及びβ−ナフトール
エチルエーテルの中から選ばれた少なくとも1種の香料
を主成分として、必要に応じシトロネロール、フェニル
エチルアルコール、2−6−10−トリメチル−9−ウン
デシレニックアルデヒド、アンブレトン、ボルニルアセ
テート、ディフェニルオキサイド、エチルリナロール、
ゲラニルフォーメート、p−ターシャリー−ブチル−α
−メチル−ヒドロシンナムアルデヒド、ムスクケトン、
メチルアセトフェノン、メチルアンスラニレート、ベン
ジルベンゾェート、ボルネォール、シス−3−ヘキセニ
ルベンゾェート、シトロネリルホーメート、ジメチルオ
クタノール、エチルシンナメート、メチルユージノー
ル、メチルノニルケトン、ネリルアセテート、スチラリ
ルアルコール、シンナミルアルコール、テトラヒドロリ
ナロール、アニスィックアルコール、シトロネリルアセ
テート、ジメトール、インドール、ムスクキシロール、
クマリン、ゲラニルアセテート、ジメチルベンジルカル
ビニルアセテート、リナリルアセテート、ジヒドロミル
セノール、ゲラニオール、リナロール、フェニルプロピ
ルアルコール、シトラール、ヴィゴローズ、シス−3−
ヘキセニルサリシレート、ドピカル、メチルイソユージ
ノール、γ−メチルイオノン、イソユージノール、イソ
シクロシトラール、シス−3−ヘキセニルアセテート、
n−ヘキシルサリチレート、ノニルアセテート、メチル
シンナメート、ローズフェノン、フェニルエチルアセテ
ート、ベンジルアセテートなどを併用して用いることが
できる。
本発明の洗浄剤組成物中には、他の界面活性剤やビルダ
ー等の任意成分を添加することができる。これらの具体
例としては以下のものが例示できる。
(1) C8〜C22のアルキル基を有する脂肪族アルコール
のポリオキシエチレンエーテル、ポリオキシプロピレン
エーテルまたはポリオキシエチレンポリオキシプロピレ
ンエーテル等のノニオン界面活性剤。
(2) C10〜C22のアルキル基を有するジアルキル型ある
いはモノアルキル型4級アンモニウム塩等のカチオン界
面活性剤。
(3) 炭酸ナトリウム、珪酸ナトリウム、ホウ酸ナトリウ
ム等のアルカリビルダー。
(4) 過炭酸ナトリウム、過ホウ酸ナトリウム等の酸素系
漂白剤。
(5) ニトリロトリ酢酸3ナトリウム、ポリアクリル酸ナ
トリウム等のキレートビルダー。
(6) ポリエチレングリコール、カルボキシメチルセルロ
ース等の再汚染防止剤。
(7) 蛍光増白剤、色素、芒硝等の増量剤。
発明の効果 本発明によれば、アニオン界面活性剤、ゼオライト、亜
硫酸塩、酵素を特定割合で含有し、さらにゼオライトと
亜硫酸塩との配合割合を調整することにより、つけ置き
洗いにおける優れた洗浄力と、ゼオライトの洗濯槽底部
への沈着防止を同時に得ることができる。
実施例 後記第1表に示した組成の粒状洗浄剤組成物を調製し
て、洗浄力および洗濯槽底部における沈着物の有無を評
価した。これらの評価は以下の方法によって行った。
(1) 洗浄力 洗浄力試験 1日間着用した肌シャツ(綿メリヤス)を左右対称に分
割する。同時にJIS K3371に準拠して作成したえりあか
布を15枚左右に分ける。肌シャツとえりあか布を合せて
試験に供する。
試験は浸漬を行った後、洗濯を行う。浸漬は洗剤濃度0.
8%、液温25℃、浴比5倍で1時間行う。洗濯は洗剤濃
度0.14%、液温25℃、浴比30倍で噴流式洗濯機〔日立製
作所(株)製PS-520、青空〕を用い、10分間洗濯する。洗
濯終了後、被洗布を1分間脱水し、洗浄濃度以外は洗濯
と同条件で、水道水10/分の流速で10分間流水すすぎ
を行う。すすぎ終了後脱水を行い、えりあか布を乾燥す
る。
洗浄力の評価 洗浄力評価は、一方を下記に示す標準洗剤で洗浄試験を
行い、これを対照として、他方を試験組成で洗浄試験で
行ったものと下記基準で一対比較し判定した。判定は15
枚のえりあか布を3名の判定者で行い、全ての総合点数
により、試験洗剤の洗浄力評価点とした。
+2:標準洗剤より明らかに勝る。
+1:標準洗剤よりやや勝る。
0:標準洗剤とほとんど差がない。
−1:標準洗剤よりやや劣る。
−2:標準洗剤より明らかに劣る。
標準洗剤の組成 ドデシルベンゼン スルホン酸ナトリウム 15部 ドデシル硫酸ナトリウム 5部 A型ゼオライト 20部 珪酸ナトリウム (SiO2/Na2Oモル比:2.7) 15部 炭酸ナトリウム 10部 酵素(商品名:アルカラーゼ2.0T) 0.2部 水分 5部 芒硝 残余 (2) 洗濯槽底部における沈着物評価 洗浄力評価における浸漬と同条件で透明アクリル容器
(容量:10)を用いて1時間浸漬を行い、ついで被洗
布を静かに取り去ったのち、底部への白色状物質の沈着
量を下記基準で視覚判定した。
○:沈着物が殆ど発生していない。
△:沈着物がやや見られる。
×:沈着物が明らかに見られる。
(3) 衣類に対する香気評価 (1)洗浄力の評価方法で洗濯−すすぎ操作を終了した肌
着に対し、官能検査により香気を下記基準で評価した。
○:洗剤に配合した香料の香気が残存しており、良好な
香気がする。
△:洗剤に配合した香料の香気があまり残っていない。
×:洗剤に配合した香料の香気がなく、異臭を感じる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)アニオン界面活性剤:10〜40重量% (B)ゼオライト:5〜30重量% (C)亜硫酸塩:0.2〜2重量% (D)洗剤用酵素:0.05〜3重量% を含有し、かつ、(B)ゼオライトと(C)亜硫酸塩との割
    合が重量比で(B)/(C)=4/1〜40/1の範囲にあるこ
    とを特徴とする粒状洗浄剤組成物。
JP60206605A 1985-09-20 1985-09-20 粒状洗浄剤組成物 Expired - Lifetime JPH068436B2 (ja)

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