JP2708743B2 - 洗浄剤組成物 - Google Patents

洗浄剤組成物

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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はすすぎ性、洗剤粒子の固結防止性能に優れた
洗浄剤組成物に関する。 〔従来の技術及び問題点〕 生活様式の近代化により水の使用が大幅に増えたた
め、夏の渇水期に水の供給が十分に得られないなどの事
態が生じている。一般家庭の水使用量に占める洗濯水の
割合はかなりのものであり、これを節約することが主婦
からのぞまれていた。ところで、すすぎについての我々
の調査では、約80%の家庭が水を流しながらすすぎを行
い、すすぎ時間の平均は9分ぐらいであることが判明し
ている。水を流しながらすすぎを行った場合、洗濯水に
占める水の大部分がすすぎ水である。又、洗剤成分の衣
類への残留という点からすすぎ時間を考えると、すすぎ
時間は標準と思われる条件下で約5分で十分であること
が知られており、またすすぎ時間が長すぎると水の中に
含まれる鉄分が付着し、衣類の黄変が促進されるという
報告もある。一般消費者のすすぎ終了の目安はすすぎ時
の泡立ちと液のすみ具合、時間でなされているが、これ
らのことからすすぎ時の泡立ちを抑えることにより合理
的なすすぎ時間に短縮することが可能であると思われ
る。すすぎ時間が短縮されれば、必然的にすすぎ水が節
約され、経済的である。 このような点からすすぎ性に優れた洗剤が消費者のニ
ーズにマッチしていると思われる。 従来、陰イオン界面活性剤含有洗剤の泡を調節する方
法として、高級脂肪酸塩とモノ長鎖アルキル第4級アン
モニウムハライドを配合する方法(特公昭44-4658号公
報)、α−スルホ脂肪酸エステル塩とゼオライトを含有
する洗剤のすすぎ性を改良する方法としてモノ長鎖アル
キル第4級アンモニウムハライドを配合する方法(特開
昭59-4693号公報)が知られていた。しかしながら、こ
れらの洗剤のすすぎ性改良効果は未だ十分でなく、ま
た、特開昭59-4693号に開示されている洗剤は、洗剤粒
子がケーキングしやすいという欠点があった。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明者らは、鋭意研究を重ねた結果、α−スルホ脂
肪酸エステル塩、高級脂肪酸塩及び特定のジ長鎖アルキ
ル第4級アンモニウム塩を特定の割合で配合した洗剤が
優れたすすぎ性改良効果を有し、しかも、驚くべきこと
に、この組成の洗剤がケーキングしにくいということを
見い出し本発明を完成した。即ち本発明は、 (A) α−スルホ脂肪酸エステル塩 3〜20重量% (B) 高級脂肪酸塩 2〜10重量% (C) 一般式 (式中、R1及びR2はC10〜C22のアルキル基もしく
はアルケニル基、R3、R4及びRは低級アルキル基を示
す。) で表され、X線回折における長面間隔の第1次回折ピ
ーク強度(I)と側面間隔最大ピーク強度(II)との比
(I)/(II)が2.0以下である第4級アンモニウム塩
の粉末粒子 0.5〜5重量% を配合することを特徴とする洗浄剤組成物を提供する。 更に詳しく説明すると、(A)成分のα−スルホ脂肪
酸エステル塩としては、下記の一般式 (但し、R5はC10〜C20のアルキル又はアルケニル
基、R6はC1〜C3のアルキル基、Mはアルカリ金属又
はアルカリ土類金属を示す。) で表されるものが好ましい。 配合量は3〜20重量%の範囲であり、3重量%未満で
は十分なすすぎ改良効果が得られず、20重量%を越える
と洗剤粒子の固結防止性能が低下して好ましくない。
又、α−スルホ脂肪酸エステル塩のアルキル基(R5
の鎖長がC16、C14を70%以上含有すると更にそのすす
ぎ性は改良される。このようなα−スルホ脂肪酸エステ
ル塩としては、例えば、α−スルホパーム脂肪酸メチル
ナトリウム塩、α−スルホ硬化牛脂脂肪酸メチルナトリ
ウム塩が挙げられる。 (B) 成分としては平均炭素数10〜20の飽和又は不飽
和脂肪酸塩が好ましく、その配合量は2〜10重量%の範
囲である。2重量%未満では良好なすすぎ改良効が得ら
れず、10重量%を越えて配合すると洗剤粒子の固結防止
性能が低下し、また洗濯後の衣類に特有の脂肪酸臭が残
って好ましくない。好ましくは3.5〜7重量%の範囲で
ある。脂肪酸の対イオンとなるイオンはナトリウム、カ
リウム、マグネシウムが好ましいが、特に限定されな
い。 本発明に使用する(C)成分のジ長鎖アルキル4級ア
ンモニウム塩は、解離性の第4級窒素を極性基とし、こ
れに結合している4つの基のうち2つが長鎖アルキル構
造の疎水基であって、分子形状が細長く非対称である。
これらの物質の結晶はその分子鎖方向と、分子鎖を平行
に並べた方向とに成長する。この様な結晶のX線回折パ
ターンには長面領域に分子鎖方向の繰り返し単位に由来
する回折線が、短面領域に分子鎖断面の繰り返し単位に
由来する回折線が得られる。分子鎖方向の結晶成長の程
度と、分子鎖断面方向の結晶成長の程度を特定すること
によりすすぎ性改良効果に優れた第4級アンモニウム塩
粒子が得られる。これには、ジ長鎖アルキル4級アンモ
ニウム塩のX線回折による長面間隔の第1次回折ピーク
強度(I)と短面間隔最大ピーク強度(II)との比
(I)/(II)が2.0以下であることが必要である。本
発明の4級アンモニウム塩以外のもの、例えば、モノ長
鎖アルキル4級アンモニウム塩、或いは、塩がハロゲン
の場合には、この比が2.0以下であっても、本発明の目
的とするすす性及びケーキング性改良効果は得られな
い。 (C) 成分は0.5〜5重量%の範囲で配合される。0.5
重量%未満では十分なすすぎ改良効果が得られず、5重
量%を越えて配合するとアニオン活性剤とコンプレック
スを生成するために洗浄力を低下させる。好ましくは1
〜3重量%の範囲である。更に第4級アンモニウム塩粒
子の粒径は300〜50μの範囲であることが望まれる。300
μ以上では洗濯時に不溶性物質を生成し、衣類に残留し
て好ましくない。また、50μ以下では十分なすすぎ改良
効果が得られない。好ましい第4級アンモニウム塩とし
ては、ジメチルジ硬化牛脂アルキルアンモニウムメトサ
ルフェート及びジメチルジ硬化牛脂アルキルアンモニウ
ムサルフェートが挙げられる。これらの第4級アンモニ
ウム塩のすすぎ改良効果が特に優れる。 本発明の洗浄剤組成物には、本発明の効果を阻害しな
い範囲で、他の界面活性剤、例えば、アルキルベンゼン
スルホン酸塩、アルキルエーテル硫酸塩、アルキル硫酸
塩、オレフィンスルホン酸塩などのアニオン界面活性
剤、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキ
シエチレンアルキルフェニルエーテル、高級脂肪酸アル
カノールアミド又はそのアルキレンオキサイド付加物、
アルキルアミンオキサイド、脂肪酸モノグリセライドな
どの非イオン界面活性剤、カルボキシ又はスルホベタイ
ン型両性界面活性剤などを配合できる。 その他、アルミノ珪酸塩、トリポリリン酸塩、ニトリ
ロ三酢酸塩、エチレンジアミン四酢酸塩、くえん酸塩、
ポリアクリル酸塩などの金属イオン封鎖剤、珪酸塩、炭
酸塩、硫酸塩などのアルカリ剤あるいは無機塩、ポリエ
チレングリコール、カルボキシメチルセルロースなどの
再汚染防止剤、プロテアーゼ、アミラーゼ、リパーゼ、
セルラーゼなどの酵素、過炭酸ソーダ、過硼酸ソーダな
どの漂白剤、ペンタアセチルグルコース、p−アセトキ
シベンゼンスルホン酸ソーダなどの漂白活性化剤、ケイ
酸マグネシウム、硫酸マグネシウムなどの過酸化物の安
定化剤、第3ブチルヒドロキシトルエンなどの酸化防止
剤、螢光染料、青味付剤、香料などの洗剤常用成分を含
むことができるがこれについては特に限定されず、目的
に応じた配合がなされてよい。 本発明組成物の製造にあたっては、必須成分である
(A),(B),及びその他洗剤成分を噴霧乾燥法、造
粒法等公知の製造方法により製造してなる洗浄剤生地に
(C)成分をアフターブレンドすることが必要である。
(C)成分を洗剤生地中に添加したときには本発明の効
果は得られない。尚、香料、漂白剤などは後添加しても
さしつかえない。 〔発明の効果〕 本発明の組成物はすすぎ性、粉末物性が優れているば
かりでなく、洗浄性も良好であり、更に洗濯後の衣類に
異臭を残さないという特徴を有する。 〔実施例〕 以下、実施例を挙げて説明するが、本発明はこれらの
実施例に限定されるものではない。 実施例1 下記組成の洗浄剤を用いて、すすぎ試験を行った。結
果を表1に示す。 (1) 洗剤組成 配合量(重量%) α−スルホパーム脂肪酸メチルソーダ塩 15 硬化牛脂アルキル脂肪酸ソーダ 5 第4級アンモニウム塩 1.5 ゼオライト 17 芒硝 バランス ソーダ灰 12 珪酸ソーダ 6 ポリエチレングリコール(▲▼=6000) 2 螢光染料 0.2 香料 少量 水分 4 (2) 第4級アンモニウム塩 以下に示す方法で測定した種々の結晶形を有する表1
に示すジ長鎖アルキルジメチル第4級アンモニウム塩又
はモノ長鎖アルキルトリメチル第4級アンモニウム塩
〔長鎖アルキル:C18/C16=53.6/46.4(重量比)、粒度
を50〜300μ(平均粒径200〜250μ)とした〕を、第4
級アンモニウム塩を除いた組成の洗浄剤生地に配合(ア
フターブレンド)した。 尚、長面間隔の第1次回折ピーク強度(I)と側面間
隔最大ピーク強度(II)の測定方法は以下の方法により
行った。 X線測定用ガラスセルに試料を均一に圧着して、以下
の条件でX線回折スペクトルを測定した。 長面間隔の第1次回折ピーク高(2θ=3.10°)及び
側面間隔の最大ピーク高(2θ=21.7°)をベースライ
ンより測定し、表1に示す強度比(I)/(II)を得
た。 (3) すすぎ性試験法 装置:洗濯機 東芝 銀河2.2kg 実験条件: 洗剤濃度:0.133% 水 温:20℃ 使用水 :水道水 30リットル 浴 比:1/25(T/Cワイシャツ480g、綿肌着720g) 汚 れ:モデル汚れ2.4g (組成) 綿実油 60% コレステロール 10% オレイン酸 10% パルミチン酸 10% 液体及び固体パラフィン 10% 実験手順 1) 洗濯機に水30リットルを入れる。 2) 洗剤を投入し、3分間攪拌する。 3) 衣類とモデル汚れを入れ、10分間洗濯する。 4) 排水しながら、洗濯物を脱水槽に写し、1分間脱
水する。洗濯槽をよく洗い、泡を流す。 5) すすぎ水を40リットル入れ、洗濯物をほぐして加
える。 6) 3分攪拌し、泡からすすぎ性を評価する。 7) 4)、5)、6)をもう1回繰り返す。 評価: すすぎ評価 5 液面全体に泡が残る 4 液面に1/2程度の泡が残る 3 液面に1/4程度の泡が残る 2 液面に細かい泡が残る 1 泡がない (4) ケーキングテスト 洗浄剤を、それぞれ防湿処理をほどこしていない洗剤
用カートンに2.65kgずつ包装し、30℃、80RH%に調整さ
れた部屋に静置した。一定期間放置後、静かにカートン
を開き、目びらき5mmのふるいによって、5mm以上に固結
した洗剤の重量比を求め、ケーキングのしやすさを比較
した。 実施例2 下記組成の洗浄剤を調整し、すすぎ性試験を行った。
結果を表−2に示す。 配合量(重量%) α−スルホ硬化牛脂脂肪酸メチルソーダ塩 (以下α−SFEと略記) 表−2 直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ソーダ(C12) (以下LASと略記) 表−2 硬化牛脂アルキル脂肪酸ソーダ (以下石けんと略記) 表−2 第4級アンモニウム塩 表−2 (実施例1、実験No.5で使用したもの) ゼオライト 20 芒硝 バランス ソーダ灰 10 珪酸ソーダ 10 ポリエチレングリコール(▲▼13000) 1 螢光染料 0.2 香料 少量 水分 4

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.(A) α−スルホ脂肪酸エステル塩 3〜20重量% (B) 高級脂肪酸塩 2〜10重量% (C) 一般式 (式中、R1及びR2はC10〜C22のアルキル基もしくは
    アルケニル基、R3、R4及びRは低級アルキル基を示
    す。) で表され、X線回折における長面間隔の第1次回折ピー
    ク強度(I)と側面間隔最大ピーク強度(II)との比
    (I)/(II)が2.0以下である第4級アンモニウム塩
    の粉末粒子 0.5〜5重量% を配合することを特徴とする洗浄剤組成物。
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