JPH0684332A - ディスクプレーヤー装置 - Google Patents

ディスクプレーヤー装置

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Publication number
JPH0684332A
JPH0684332A JP23378592A JP23378592A JPH0684332A JP H0684332 A JPH0684332 A JP H0684332A JP 23378592 A JP23378592 A JP 23378592A JP 23378592 A JP23378592 A JP 23378592A JP H0684332 A JPH0684332 A JP H0684332A
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JP
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JP23378592A
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Hachiro Yokota
八郎 横田
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Alpine Electronics Inc
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Publication date
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 システムコントローラー内蔵のトラックタイ
トル用RAMを不要または小容量にし、トラックタイト
ル表示を行なうディスクプレーヤー装置の提供。 【構成】 ショックプルーフメモリ11を備えたディス
クプレーヤー装置であって、メモリ11のデータ記録量
が定常記録量に近い第1の値からフルデータ値の間のと
きはディスク1の記録データを高速度で読取ってメモリ
11に書込み、メモリ11のデータ記録量がフルデータ
値に達すると、メモリ11のデータ記録量が第1の値以
下に低下するまでディスク1の読取りを中断し、演奏中
にトラックタイトル表示の要求があったとき、ディスク
1からトラックタイトルを読出し、この間、メモリ11
の書込みデータを読出して演奏を続行し、メモリ11の
データ記録量が第1の値以下の第2の値に達したとき、
トラックタイトルの読出しに優先してディスク1の記録
データの高速度の読取りを行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ショックプルーフメモ
リを備えたディスクプレーヤー装置に係わり、特に、ト
ラックタイトルを常時内蔵メモリに全て記憶させずに、
必要とするトラックタイトルを表示できるようにしたデ
ィスクプレーヤー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】CD(コンパクトディスク)やビデオデ
ィスク等の小型ディスク(以下、これをMDという)の
再生を行なうディスクプレーヤー装置においては、現実
の光学的ピックアップ(ビームスポット)位置とトラッ
ク演奏位置との間に差を生じたときには、その差に基づ
いたトラッキングエラー信号を発生させ、このトラッキ
ングエラー信号を用いてサーボ制御を行ない、前記ビー
ムスポット位置を前記トラック演奏位置の真上に位置決
めさせ、もって、MDの回転に応じて前記ビームスポッ
トが正しいトラック位置を追尾させている。
【0003】ここにおいて、この種のディスクプレーヤ
ー装置においては、振動等により前記ビームスポット位
置が何本かのトラックを飛び越してしまう現象、いわゆ
る、トラックジャンプが発生し、特に、車載用のディス
クプレーヤー装置の場合は、自動車の走行時の振動等が
加わって頻繁にトラックジャンプが発生するようにな
る。
【0004】このトラックジャンプの発生時に、何等か
の手段を講じなければ、ディスクプレーヤー装置は、ト
ラックジャンプを行なった先の位置から再び演奏するよ
うになって、音飛びのある再生音が頻繁に生じ、非常に
聞き苦しい音になる。このため、従来、トラックジャン
プが発生したときには、再生音を一時的にミュートし
て、前記ビームスポット位置をトラックジャンプ発生以
前の位置に戻し、この戻した位置から再び演奏するよう
にした手段を採用している。即ち、従来のディスクプレ
ーヤー装置においては、サブコードQ情報から得られる
絶対時間情報(トータル経過時間)の監視を行なってい
て、この経過時間に不連続な部分が発生したことを検知
することにより、トラックジャンプの発生の検知を行な
い、その検出により再生音のミュートを実行し、その
後、トラックジャンプの発生位置の絶対時間情報を用い
て、前記ビームスポット位置をトラックジャンプ発生以
前の位置に戻し、前記位置に戻した後、前記ミュートを
解除して演奏を再開させる手段を採用しているものであ
る。
【0005】ところで、前述の手段は、トラックジャン
プが発生した際に、ジャンプ先からジャンプ以前の位置
に戻るまでの間、再生音のミュートを実行しているた
め、このミュート期間の1乃至2秒前後の長い間、演奏
が中断し、リスナーに不快感を与えるという弊害がある
ものである。
【0006】この弊害を解消するために、MDを通常速
度のn倍(例えば、2倍)で回転するように制御を行な
うとともに、MDの記録データを光学的ピックアップに
よりn倍の速度で間歇的に読取ってショックプルーフメ
モリに書込み、このメモリへの書込みに並行して、前記
メモリから通常速度で前記データを読出して演奏を行な
い、このとき、トラックジャンプが発生したときには、
前記メモリからの前記データの読出しを継続して実行
し、この前記データの読出しの継続中に、光学的ピック
アップをジャンプ以前の位置に戻すようにし、前記位置
に戻った後は、再び、MDの記録データをn倍の速度で
読取って前記メモリに書込むようにした手段が提案され
ている。
【0007】この提案による手段は、トラックジャンプ
が発生しても、ショックプルーフメモリからデータを読
出して演奏を継続するものであるため、再生音に音飛び
や音切れが生じることはなく、リスナーに不快感を与え
ることがなくなる。
【0008】なお、前記ショックプルーフメモリは、T
m秒(例えば、2.8秒程度)のデータ記録容量を持つ
ものを用いているので、トラックジャンプが発生した際
に、この最大記録時間Tm秒の間に光学的ピックアップ
がジャンプ以前の位置に戻ればよいものであって、この
光学的ピックアップがジャンプ以前の位置に戻るのに要
する時間をTj秒とすれば、Tm>Tjであれば、前記
位置に戻った後、再び、MDの記録データをn倍の速度
で読取って前記メモリに書込むことができるので、前記
再生音の音飛びや音切れが生じることはない。
【0009】一方、MDにおいては、その所定の部分、
例えば、Lead in aria sector 1、または、U-TOC(Table
Of content) aria sector 1にトラックタイトルが記録
されており、演奏曲のサーチにはこのトラックタイトル
が利用されるものである。ところで、この種のディスク
プレーヤー装置においては、システムコントローラーの
内部にトラックタイトル用RAMを内蔵させておき、M
Dの前記所定の部分から読取った前記トラックタイトル
をこのトラックタイトル用RAMに書込み、この書込ん
だトラックタイトルに基づいて必要なトラックタイトル
の表示を行なう手段が、本発明の出願人と同一出願人に
より、特願平4−132279号として提案されてい
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記提
案によるディスクプレーヤー装置は、起動時に、システ
ムコントローラーに内蔵のトラックタイトル用RAM
に、MDのトラックタイトルの全てを書込むようにして
いるため、前記トラックタイトル用RAMは、そのデー
タ記録容量として、全部の曲のトラックタイトルを書込
めるものを用意する必要がある。即ち、MDの前記所定
の部分に記録されているトラックタイトルは最大225
曲であって、この225曲のトラックタイトルを前記ト
ラックタイトル用RAMに書込むためには、そのデータ
記録容量として、225+225×4=1275(バイ
ト)のものが必要になり、トラックタイトルの表示だけ
の目的のために、前述のようなデータ記録容量を有する
トラックタイトル用RAMを設けることは経済的に得策
でないという問題がある。
【0011】本発明は、この問題点を除去するものであ
って、その目的は、システムコントローラーに内蔵のト
ラックタイトル用RAMを不要または小記録容量のもの
とし、必要なトラックタイトルの表示を可能にしたディ
スクプレーヤー装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、高速回転するディスクの記録データを光
学的ピックアップで高速度読取りを行なってメモリに書
込み、前記メモリの書込みデータを通常速度で読出して
演奏を行ない、前記ディスクにトラックジャンプが発生
した際に、前記光学的ピックアップを前記トラックジャ
ンプ発生以前のトラック位置に復帰させるとともに、前
記メモリの書込みデータを読出して演奏を行ない、前記
トラック位置への復帰後に、前記ディスクの記録データ
を高速度読取りを行なって前記メモリに書込むディスク
プレーヤー装置において、前記メモリのデータ記録量が
定常記録量に近い第1の値からフルデータ値の間にある
ときには、前記ディスクの記録データを高速度で読取っ
て前記メモリに書込みを行ない、前記メモリのデータ記
録量がフルデータ値に達したときには、前記メモリのデ
ータ記録量が前記第1の値以下に低下するまで、前記デ
ィスクの読取りを中断し、演奏中に、トラックタイトル
表示の要求があったときには、前記ディスクのトラック
タイトル記録領域からトラックタイトルの読出しを行な
い、このトラックタイトルの読出しの間、前記メモリの
書込みデータを読出して演奏を続行し、この際に、前記
メモリのデータ記録量が前記第1の値以下の第2の値に
達したときには、前記トラックタイトルの読出しに優先
して前記ディスクの記録データの高速度の読取りを行な
う第1の手段を備える。
【0013】また、目的を達成するために、本発明は、
高速回転するディスクの記録データを光学的ピックアッ
プで高速度読取りを行なってメモリに書込み、前記メモ
リの書込みデータを通常速度で読出して演奏を行ない、
前記ディスクにトラックジャンプが発生した際に、前記
光学的ピックアップを前記トラックジャンプ発生以前の
トラック位置に復帰させるとともに、前記メモリの書込
みデータを読出して演奏を行ない、前記トラック位置へ
の復帰後に、前記ディスクの記録データを高速度読取り
を行なって前記メモリに書込むとともに、システムコン
トローラーにトラックタイトル用RAMを内蔵させたデ
ィスクプレーヤー装置において、前記トラックタイトル
用RAMの記録容量を、数トラックタイトルが記録でき
る程度のもので構成し、前記トラックタイトル用RAM
には、演奏中のトラック近傍のトラックタイトルがデー
タフルの状態で記録され、演奏中のトラックの選局変更
が行なわれたときには、それに応じて前記トラックタイ
トル用RAMに記録されるトラックタイトルも変更され
る第2の手段を備える。
【0014】
【作用】前記第1の手段によれば、高速度回転するディ
スク(MD)の記録データを光学的ピックアップで前記
高速度読取りを行なってショックプルーフメモリに書込
みを行なっているときに、前記メモリのデータ記録量が
第1の値(この第1の値は、前記メモリの定常的なデー
タ記録量にほぼ等しい)を越え、フルデータ値に達する
までは、前記MDの記録データを前記高速度で読取って
前記メモリに書込みを行ない、その後、前記メモリのデ
ータ記録量がフルデータ値に達したときには、前記MD
の記録データの読取りを停止してポーズ状態にし、再
び、前記メモリのデータ記録量が前記第1の値に達した
ときには、前記MDの記録データを高速度で読取って再
度前記メモリに書込みを行なうようにしている。この場
合、これら全期間を通じて、前記メモリの書込みデータ
を通常速度で読出し、それを再生手段で演奏するように
している。
【0015】そして、前記MDにトラックジャンプが発
生した際には、前記メモリのデータ記録量に係わりな
く、前記メモリの書込みデータを継続して読出すように
し、その読出したデータを演奏させるとともに、前記光
学的ピックアップを前記トラックジャンプ発生以前のト
ラック位置に復帰させるようにMD回転サーボを実行
し、前記以前のトラック位置に復帰した後で、前記MD
の記録データを前記高速度で読取って前記メモリに書込
みを行なうようにしている。
【0016】さらに、MDの演奏中に、トラックタイト
ル表示要求があったときには、前記MDのトラックタイ
トル記録領域からトラックタイトルを読出して表示を行
ない、それに並行して、前記メモリの書込みデータを読
出して演奏を続行し、この演奏途中において、前記メモ
リのデータ記録量が前記第1の値以下の第2の値まで低
下したときには、前記トラックタイトルの読出しを中断
し、再び、MDの記録データの高速度の読取りを行なう
ようにしている。
【0017】このように、前記第1の手段によれば、ト
ラックタイトル表示の要求があったときだけ、MDの記
録データの読取りに代えて、MDからトラックタイトル
の読出しを行なってそれを表示するようにしているの
で、トラックタイトルを常時記録させるためのトラック
タイトル用RAMを必要とせず、その分、構成を簡略化
し、安価に構成することが可能になる。
【0018】前記第2の手段によれば、システムコント
ローラーに内蔵させたトラックタイトル用RAMの記録
容量を、数トラックタイトルが記録できる程度の小記録
容量のもので構成し、前記トラックタイトル用RAMに
は、常時、演奏中のトラック近傍の数トラックタイトル
の書込みを、データフルの状態になるようにして行な
い、トラックタイトルの表示要求があったときには、前
記トラックタイトル用RAMに書込まれているトラック
タイトルを順次表示するようにしている。
【0019】そして、演奏中のトラックの選局変更が行
なわれたときには、その変更に応じて前記トラックタイ
トル用RAMに記録される数トラックタイトルの内容も
更新され、前述のようなトラックタイトルの表示要求が
あったときには、前記トラックタイトル用RAMに新た
に書込まれた今回演奏中のトラック近傍のトラックタイ
トルが同様に順次表示されるようになる。
【0020】このように、前記第2の手段によれば、ト
ラックタイトル用RAMの記録容量を、数トラックタイ
トルが記録できる程度の小記録容量のものにしたので、
装置を小型、かつ、安価に構成することが可能になる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。
【0022】図1は、本発明によるディスクプレーヤー
装置の一実施例を示すブロック構成図である。
【0023】図1において、1は小型ディスク(M
D)、2はスピンドルモーター、3はサーボ機構、4は
スレッド(送り)モーター、5は光学的ピックアップ、
6は高周波増幅器、7はアドレスデコーダ、8はEFM
CIRC(Eight to FourteenModulation Cross Inter
leave Read Solomon Code)デコーダ、9はシステムコン
トローラー、10はショックプルーフコントローラー、
11はショックプルーフメモリ(RAM)、12はAT
RAC(Adaptive Transform Acoustic Coding)デコー
ダ、13はデジタル−アナログ(D/A)変換器、14
は表示手段である。
【0024】そして、スピンドルモーター2は、MD1
を回転駆動させるもので、サーボ機構3の制御により、
高速度(例えば、通常速度の2倍の速度等)をもってM
D1を回転させる。光学的ピックアップ5は、MD1に
磁気記録されているデータ等を、MD1のトラックに光
学的ビームスポットを照射させることにより読取りを行
なうもので、そのMD1上の位置は、サーボ機構3の制
御により送りモーター4により位置制御される。高周波
増幅器6は、光学的ピックアップ5で読取ったデータ等
を増幅し、EFM CIRCデコーダ8に供給する。E
FM CIRCデコーダ8は、MD1の特性に合致する
ようにエンコードされていた14ビットデータを、誤り
訂正手段を用いて8ビット単位のデータに変換する。シ
ステムコントローラー9は、サーボ機構3やEFM C
IRCデコーダ8を含んだディスクプレーヤー装置に対
する全体的な制御を実行する。ショックプルーフコント
ローラー10は、EFM CIRCデコーダ8の出力デ
ータをショックプルーフメモリ11に書込みを行なった
り、ショックプルーフメモリ11への書込みデータを読
出してATRACデコーダ12に供給する。ATRAC
デコーダ12は、音声圧縮されている入力データをデコ
ードし、分解能16ビットの時間軸を伸長させたデータ
に変換する。D/A変換器13は、ATRACデコーダ
12からのデジタルデータをアナログ変換し、再生手段
(図示なし)によって演奏させる。表示手段15は、M
D1から読取ったトラックタイトルやその他の情報等の
表示を行なう。
【0025】続く、図2は、本発明のディスクプレーヤ
ー装置に用いられるショックプルーフメモリ11のデー
タ記録量の推移と、ディスクプレーヤー装置の動作状態
の一例とを示す説明図であり、(a)は前記メモリ11
のデータ記録量、(b)はディスクプレーヤー装置の動
作状態をそれぞれ表わしている。
【0026】図2(a)において、横軸は時間、縦軸は
ショックプルーフメモリ11のデータ記録量であり、図
2(b)において、横軸は前記時間に対応した動作状態
である。
【0027】ここにおいて、本実施例の動作を、図2
(a)、(b)を併用して説明する。
【0028】まず、時間t0 において、ショックプルー
フメモリ11のデータ記録量が前記メモリの定常記録量
に近い第1の値D1 であることをシステムコントローラ
ー10が感知すると、システムコントローラー10はサ
ーボ機構3を介してスピンドルモーター2を高速度、例
えば、2倍の速度で回転させ、その回転に伴ってMD1
も前記高速度で回転するようになる。このとき、光学的
ピックアップ5は、MD1に記録されているデータを読
取り、この読取ったデータは、高周波増幅器6及びEF
M CIRCデコーダ8においてそれぞれ前記所定の信
号処理が行なわれた後、ショックプルーフコントローラ
ー10の制御によりショックプルーフメモリ11に順次
前記高速度で書込まれるとともに、前記メモリ11に書
込まれたデータは通常速度で読出され、この読出された
データはATRACデコーダ12及びA/D変換器13
においてそれぞれ前記所定の信号処理が行なわれた後、
再生手段で演奏されるものである。そして、この動作状
態は、図2(b)においては、再生として表わされてい
る。
【0029】次に、時間t1 において、ショックプルー
フメモリ11のデータ記録量がデータフル量DF に達し
たことをシステムコントローラー10が感知すると、シ
ステムコントローラー10はサーボ機構3を介して送り
モーター4を動作させ、それまで行なっていた光学的ピ
ックアップ5におけるMD1の記録データの読取りを停
止させ、ポーズ状態にする。このとき、ショックプルー
フコントローラー10は、前記メモリ11に書込まれた
データの通常速度の読出しを続行しており、この読出さ
れたデータはATRACデコーダ12及びA/D変換器
13においてそれぞれ前記所定の信号処理が行なわれた
後、再生手段で演奏されるものである。なお、この状態
のときは、前記メモリ11へのデータの書込みが行なわ
れないため、前記メモリ11のデータ記録量は、データ
フル量DF から次第に減少するようになり、一方、スピ
ンドルモーター2は、通常速度で回転を続行している。
そして、この動作状態は、図2(b)においては、ポー
ズで表わされている。
【0030】続いて、時間t2 において、ショックプル
ーフメモリ11のデータ記録量が前記第1の値D1 まで
減少したことをシステムコントローラー10が感知する
と、システムコントローラー10はサーボ機構3を介し
て送りモーター4を動作させ、光学的ピックアップ5に
再びMD1に記録されているデータの高速度の読取りを
行なわせる。そして、光学的ピックアップ5で読取った
データは、前と同様に、高周波増幅器6及びEFM C
IRCデコーダ8においてそれぞれ前記所定の信号処理
が行なわれた後、ショックプルーフコントローラー10
の制御によりショックプルーフメモリ11に順次書込ま
れるとともに、前記メモリ11に書込まれたデータが通
常速度で読出され、この読出されたデータはATRAC
デコーダ12及びA/D変換器13においてそれぞれ前
記所定の信号処理が行なわれた後、再生手段で演奏され
るもので、この動作状態は、前に述べた再生と同じであ
る。
【0031】続く、時間t3 において、ショックプルー
フメモリ11のデータ記録量が再びデータフル量DF
達したことをシステムコントローラー10が感知する
と、システムコントローラー10はサーボ機構3を介し
て送りモーター4を動作させ、前と同様に、光学的ピッ
クアップ5が行なっていたMD1の記録データの高速度
の読取りを停止させ、ポーズ状態にする。このときも、
ショックプルーフコントローラー10は、前記メモリ1
1に書込まれたデータの通常速度の読出しを続行し、こ
の読出されたデータはATRACデコーダ12及びA/
D変換器13においてそれぞれ前記所定の信号処理が行
なわれた後、再生手段で演奏されるものである。そし
て、この状態は、前記メモリ11へのデータの書込みが
行なわれないため、前記メモリ11のデータ記録量は、
データフル量DF から次第に減少することは前に述べた
とおりのもので、この動作状態は、前述のポーズであ
る。
【0032】次に、時間t4 において、今度は、操作装
置(図示なし)を介してトラックタイトル表示の要求が
出されたとすると、その要求はシステムコントローラー
10に供給される。この場合、システムコントローラー
10は、前記要求に対応してサーボ機構3及び送りモー
ター4を介して光学的ピックアップ5を動作状態にし、
光学的ピックアップ5はMD1におけるトラックタイト
ル記録領域からトラックタイトルの読取りを行ない、こ
こで読取ったトラックタイトルはシステムコントローラ
ー10を通して表示手段14に供給され、そこで順次ト
ラックタイトルの表示が実行される。さらに、このトラ
ックタイトルの読取り及び表示手段14におけるトラッ
クタイトルの表示と並行して、ショックプルーフコント
ローラー10は、前記メモリ11に書込まれたデータの
定常速度の読出しを続行し、この読出されたデータはA
TRACデコーダ12及びA/D変換器13においてそ
れぞれ前記所定の信号処理が行なわれた後、再生手段で
演奏されるものである。そして、この場合の動作状態
は、図2(b)においては、トラックタイトル読取りで
表わされている。
【0033】次いで、時間t5 において、前記トラック
タイトル表示の実行中に、ショックプルーフメモリ11
のデータ記録量が、前記第1の値D1 よりかなり小さい
第2の値D2 にまで低下したことをシステムコントロー
ラー10が感知すると、システムコントローラー10は
サーボ機構3及び送りモーター4を介してトラックタイ
トルの読取りを中断させ、それとともに、サーボ機構3
を介してスピンドルモーター2を前記高速度で回転さ
せ、その回転に伴ってMD1を前記高速度で回転させ、
光学的ピックアップ5は、再度、MD1に記録されてい
るデータを前記高速度で読取りを行なう。そして、この
読取ったデータは、高周波増幅器6及びEFM CIR
Cデコーダ8においてそれぞれ前記所定の信号処理が行
なわれた後、ショックプルーフコントローラー10の制
御によりショックプルーフメモリ11に順次前記高速度
で書込まれるとともに、前記メモリ11に書込まれたデ
ータが前と連続して通常速度で読出され、この読出され
たデータはATRACデコーダ12及びA/D変換器1
3においてそれぞれ前記所定の信号処理が行なわれた
後、再生手段で演奏されるものである。この動作状態
は、前述の再生と同じである。
【0034】その後、ショックプルーフメモリ11のデ
ータ記録量がデータフル量DF に達した場合には、再
び、前述のトラックタイトルの読取り及び表示手段14
におけるトラックタイトルの表示が行なわれ、このと
き、前記メモリ11のデータ記録量が前記第2の値D2
まで低下しても、依然としてトラックタイトル表示が終
了しない場合は、前述の動作状態ポーズ、トラックタイ
トル読取り、再生が繰返し実行される。
【0035】また、前述の動作状態ポーズ、トラックタ
イトル読取り、再生の繰返し実行中に、トラックタイト
ル表示が終了したときには、今度は、前述の動作状態ポ
ーズ、再生が繰返し実行されるようになる。
【0036】なお、前述の動作状態において、ショック
を受けてトラックジャンプを生じたときには、MD回転
サーボの実行により、光学的ピックアップ5がトラック
ジャンプを生じる以前のトラック位置に復帰するまでの
間、前記動作状態ポーズに続いて、ショックプルーフメ
モリ11の書込みデータを通常速度で読出して演奏させ
る動作状態サーボ復帰になり、光学的ピックアップ5が
トラックジャンプを生じる以前のトラック位置に復帰し
た後は、前述の動作状態再生になるもので、この場合に
おける一連の動作は、ショックプルーフメモリを備えた
既知のディスクプレーヤー装置の動作と同じである。
【0037】このように、本実施例によれば、トラック
タイトル表示の要求があったときだけ、MD1の記録デ
ータの読取りに代えて、MD1からトラックタイトルの
読出しを行なってそれを表示するようにしているので、
トラックタイトルを常時記録させるためのトラックタイ
トル用RAMが必要でなくなり、その分、構成を簡略化
し、安価に構成することが可能になる。
【0038】次に、図3は、本発明によるディスクプレ
ーヤー装置の他の実施例を示すブロック構成図である。
【0039】図3において、15はシステムコントロー
ラー9に内蔵されたトラックタイトル用RAMであっ
て、その他、図1に示す構成要素と同じ構成要素には同
じ符号を付けている。
【0040】そして、トラックタイトル用RAM15
は、数トラックタイトル、例えば、10トラックタイト
ルが記録できる程度の小記録容量を有するもので、常
時、データフルの状態で使用されるものである。
【0041】本実施例によるディスクプレーヤー装置
は、次のように動作する。ただし、このディスクプレー
ヤー装置における通常の動作は既に知られているところ
であるので、前記通常の動作についての説明は省略し、
ここではMD1の演奏トラックとトラックタイトル用R
AM15に記録されるトラックタイトルの内容について
説明する。
【0042】いま、MD1における演奏内容が選択さ
れ、その演奏内容が、例えば、トラック番号1であると
すれば、システムコントローラー9は、サーボ機構3及
び送りモーター4を介して光学的ピックアップ5をMD
1のLead in aria sector 1、または、U-TOC aria sect
or 1の記録領域に移動させ、そのとき、光学的ピックア
ップ5は前記トラック1に対応した前記記録領域、例え
ば、番号1乃至10からなる10個のトラックタイトル
の読取りを行ない、この読取った10個のトラックタイ
トルはシステムコントローラー9に転送され、そこに内
蔵されているトラックタイトル用RAM15に収納記録
される。そして、操作装置(図示なし)を介してトラッ
クタイトル表示の要求がなされると、システムコントロ
ーラー9は、トラックタイトル用RAM15から前記1
0個のトラックタイトルを順次読出し、これを表示手段
14に供給して表示する。
【0043】次に、MD1における演奏内容が選択変更
され、その演奏内容が、例えば、トラック番号2になっ
たとすれば、システムコントローラー9は、前と同様に
して、光学的ピックアップ5により、今度は、例えば、
番号2乃至11からなる10個のトラックタイトルの読
取りを行ない、この読取った10個のトラックタイトル
は、同様に、トラックタイトル用RAM15に収納記録
される。そして、トラックタイトル表示の要求がなされ
ると、トラックタイトル用RAM15から前記10個の
トラックタイトルを順次読出し、これを表示手段14に
供給して表示するものである。
【0044】このように、MD1における演奏内容が選
択変更される度毎に、トラックタイトル用RAM15に
収納記録される10個のトラックタイトルも変更され、
例えば、前記演奏内容がトラック番号3のときは、トラ
ックタイトル用RAM15に収納記録される10個のト
ラックタイトルは番号3乃至13になり、以下同様にし
て、前記演奏内容がトラック番号255のときは、トラ
ックタイトル用RAM15に収納記録される10個のト
ラックタイトルは番号255、及び、1乃至9になる。
【0045】なお、前述の例は、演奏されるトラック番
号に対して、トラックタイトル用RAM15に収納記録
される10個のトラックタイトルを、前記トラック番号
に先行する番号の10個のトラックタイトルにしたもの
であるが、前記10個のトラックタイトルは、前述の例
に限定されるものではなく、演奏されるトラック番号の
前後の5個の番号のトラックタイトルにすることもでき
る。
【0046】即ち、演奏されるトラック番号が、例え
ば、1であるときには、前記10個のトラックタイトル
は、例えば、番号251乃至255、及び、1乃至6に
なり、演奏されるトラック番号が、例えば、2であると
きには、前記10個のトラックタイトルは、例えば、番
号252乃至255、及び、1乃至7になり、以下同様
にして、演奏されるトラック番号が、例えば、255で
あるときには、前記10個のトラックタイトルは、例え
ば、番号250乃至255、及び、1乃至5になる。
【0047】また、前述の例は、演奏されるトラック番
号に対して、トラックタイトル用RAM15に収納記録
されるトラックタイトル数を10個としたが、このトラ
ックタイトル数は10個に限定されるものではなく、そ
の周辺の数であればどのような数を選択しても構わな
い。
【0048】このように、本実施例によれば、トラック
タイトル用RAM15として、数トラックタイトルが記
録できる程度の小記録容量のものを選択しているので、
ディスクプレーヤー装置を小型にすることができ、か
つ、安価に構成することが可能になる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、トラックタイトル表示の要求があったとき
だけ、MD1の記録データの読取りに代えて、MD1か
らトラックタイトルの読取りを行ない、その際に読取っ
たトラックタイトルを表示手段14に供給して表示する
ようにしているので、トラックタイトルを常時記録させ
ておくためのトラックタイトル用RAMが必要でなくな
り、その分、構成を簡略化し、安価に構成することが可
能になるという効果がある。
【0050】また、請求項1記載の発明によれば、トラ
ックタイトル表示の実行中に、ショックプルーフメモリ
11のデータ記録量が第2の値D2 以下に低下したとき
には、トラックタイトルの読取り及びトラックタイトル
の表示を中断し、MD1の記録データを前記メモリ11
に高速度で書込むようにしているので、演奏を中断させ
ることなく、それに並行して、トラックタイトル表示を
実行できるという効果がある。
【0051】さらに、請求項2記載の発明によれば、シ
ステムコントローラー9に内蔵のトラックタイトル用R
AM15を有しているものの、その記録容量として、数
トラックタイトルが記録できる程度の小記録容量のもの
を選択しているので、ディスクプレーヤー装置を小型に
することが可能になり、かつ、安価に構成することが可
能になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるディスクプレーヤー装置の一実
施例を示すブロック構成図である。
【図2】図1に示すディスクプレーヤー装置において、
ショックプルーフメモリのデータ記録量の推移と、その
動作状態の一例とを示す説明図である。
【図3】本発明に係わるディスクプレーヤー装置の他の
実施例を示すブロック構成図である。
【符号の説明】
1 小型ディスク(MD) 2 スピンドルモーター 3 サーボ機構 4 スレッド(送り)モーター 5 光学的ピックアップ 6 高周波増幅器 7 アドレスデコーダ 8 EFM CIRCデコーダ 9 システムコントローラー 10 ショックプルーフコントローラー 11 ショックプルーフメモリ(RAM) 12 ATRACデコーダ 13 デジタル−アナログ(D/A)変換器 14 表示手段 15 トラックタイトル用RAM

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高速回転するディスクの記録データを光
    学的ピックアップで高速度読取りを行なってメモリに書
    込み、前記メモリの書込みデータを通常速度で読出して
    演奏を行ない、前記ディスクにトラックジャンプが発生
    した際に、前記光学的ピックアップを前記トラックジャ
    ンプ発生以前のトラック位置に復帰させるとともに、前
    記メモリの書込みデータを読出して演奏を行ない、前記
    トラック位置への復帰後に、前記ディスクの記録データ
    を高速度読取りを行なって前記メモリに書込むディスク
    プレーヤー装置において、前記メモリのデータ記録量が
    定常記録量に近い第1の値からフルデータ値の間にある
    ときには、前記ディスクの記録データを高速度で読取っ
    て前記メモリに書込みを行ない、前記メモリのデータ記
    録量がフルデータ値に達したときには、前記メモリのデ
    ータ記録量が前記第1の値以下に低下するまで、前記デ
    ィスクの読取りを中断し、演奏中に、トラックタイトル
    表示の要求があったときには、前記ディスクのトラック
    タイトル記録領域からトラックタイトルの読出しを行な
    い、このトラックタイトルの読出しの間、前記メモリの
    書込みデータを読出して演奏を続行し、この際に、前記
    メモリのデータ記録量が前記第1の値以下の第2の値に
    達したときには、前記トラックタイトルの読出しに優先
    して前記ディスクの記録データの高速度の読取りを行な
    うことを特徴とするディスクプレーヤー装置。
  2. 【請求項2】 高速回転するディスクの記録データを光
    学的ピックアップで高速度読取りを行なってメモリに書
    込み、前記メモリの書込みデータを通常速度で読出して
    演奏を行ない、前記ディスクにトラックジャンプが発生
    した際に、前記光学的ピックアップを前記トラックジャ
    ンプ発生以前のトラック位置に復帰させるとともに、前
    記メモリの書込みデータを読出して演奏を行ない、前記
    トラック位置への復帰後に、前記ディスクの記録データ
    を高速度読取りを行なって前記メモリに書込むととも
    に、システムコントローラーにトラックタイトル用RA
    Mを内蔵させたディスクプレーヤー装置において、前記
    トラックタイトル用RAMの記録容量を、数トラックタ
    イトルが記録できる程度のもので構成し、前記トラック
    タイトル用RAMには、演奏中のトラック近傍のトラッ
    クタイトルがデータフルの状態で記録され、演奏中のト
    ラックの選局変更が行なわれたときには、それに応じて
    前記トラックタイトル用RAMに記録されるトラックタ
    イトルも変更されることを特徴とするディスクプレーヤ
    ー装置。
JP23378592A 1992-09-01 1992-09-01 ディスクプレーヤー装置 Withdrawn JPH0684332A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000155879A (ja) * 1998-11-18 2000-06-06 Yazaki Corp 火災警報器、その点検方法および記録媒体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2000155879A (ja) * 1998-11-18 2000-06-06 Yazaki Corp 火災警報器、その点検方法および記録媒体

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Effective date: 19991102