JPH0684075U - 油圧チエック弁のシート構造 - Google Patents

油圧チエック弁のシート構造

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JPH0684075U
JPH0684075U JP3020493U JP3020493U JPH0684075U JP H0684075 U JPH0684075 U JP H0684075U JP 3020493 U JP3020493 U JP 3020493U JP 3020493 U JP3020493 U JP 3020493U JP H0684075 U JPH0684075 U JP H0684075U
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JP
Japan
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seat
short cylindrical
check valve
hydraulic
casing
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JP3020493U
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正 石原
修 上原
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シートの外周部をケーシングの内部に締り嵌
めする際にシート面が変形しにくく、シート面に球状弁
体を圧接したときに、それらの間から作動油が洩れにく
い、したがって弁の作動速度や弁の安定性に優れた油圧
チエック弁のシート構造を図る。 【構成】 ケーシング021の内部に同軸的に締り嵌め
された厚肉短円筒状シートと、上記厚肉短円筒状シート
のシート面内周縁部に密接可能の球状弁体019とを有
する油圧チエック弁において、上記厚肉短円筒状シート
の外周上端には同軸的に若干の段差δで小径部2を設
け、外周部の締り嵌めによる上記シート面内周縁部の変
形を小径部2により防止すること。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は油圧チエック弁のシート構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、油圧チエック弁を汎用する油圧式クローラ型車両の走行部としては、 従来、図2縦断面図に示すように、走行ユニット01が主として油圧モータ02 とブレーキ弁03と減速機04とで構成されているものが知られている。 ここで、走行ユニット01は車両固定フレーム05にボルト06で固定され、 クローラシュー07を駆動するスプロケット08は、回転ケーシング09にボル ト010で固定されスプロケット08がクローラシュー07と噛み合っている。 また、回転ケーシング09は油圧モータ02を内蔵した固定ケーシング011 に2組のベアリング012で支持されており、固定ケーシング011を中心に回 転可能である。 そして、回転ケーシング09は油圧モータ02の回転速度を減速する減速機0 4の出力端となっている。 さらに、油圧モータ02は走行スピードを高速及び低速の2段階に切換えるた めに、油圧モータ02が内蔵する斜板カム013の傾斜角度を2段階に切換える ことにより、油圧モータ02の回転数を2段階で変化させている。
【0003】 次に、図3は油圧モータ02の2速切換用の油圧回路図で、P1>P2の場合 チエック弁014が開き、チエック弁015は閉じ、P3=P1となる。逆にP 1<P2の場合チエック弁015が開き、チエック弁014は閉じ、P3=P2 となり、2組のチエック弁014,015で高圧優先式シャトル型チエック弁の 働きをし、P3は常に高圧となる。ここで同図は低速状態を表しており、切換弁 016を切換えると、2速切換プランジャ017に油圧P3が作用し、球018 を支点にカム013を傾転させ高速状態となる。
【0004】 続いて、図4縦断面図はチエック弁014,015の構造を示し、P1<P3 の場合球状弁体019はシート020と密着し作動油は流れず、P1>P3の場 合球状弁体019は持上げられ、作動油は流れる。
【0005】 しかしながら、このような構造では、チエック弁014,015のシート02 0はケーシング021の内部に締り嵌めで取付けられ、シート020の外周とケ ーシング021との間からの洩れを防ぐ構造となっているので、シート020の シート面022は単体の場合に比べ変形してしまい、球状弁体019と完全に密 着することが困難となり、シート面022と球状弁体019との間から作動油が 洩れ、下記の欠点がある。 (1) チエック弁014,015の体積効率が低下し、弁の作動速度が低下する 。 (2) チエック弁014,015のロック性能が低下し、弁の安定性が低下する 。 (3) シート020取付後のシート面022の変形を修正するためには、機械加 工を行わなければならないので厄介である。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、このような事情に鑑みて提案されたもので、シートの外周部をケー シングの内部に締り嵌めする際にシート面が変形しにくく、シート面に球状弁体 を圧接したときに、それらの間から作動油が洩れにくい、したがって弁の作動速 度や弁の安定性に優れた油圧チエック弁のシート構造を提供することを目的とす る。
【0007】
【課題を解決するための手段】
そのために、本考案はケーシングの内部に同軸的に締り嵌めされた厚肉短円筒 状シートと、上記厚肉短円筒状シートのシート面内周縁部に密接可能の球状弁体 とを有する油圧チエック弁において、上記厚肉短円筒状シートの外周上端部を若 干小径となし、外周部の締り嵌めによる変形を逃がすようにしたことを特徴とす る。
【0008】
【作用】
このような構成によれば、ケーシングの内部に同軸的に締り嵌めされた厚肉短 円筒状シートと、上記厚肉短円筒状シートのシート面内周縁部に密接可能の球状 弁体とを有する油圧チエック弁において、上記厚肉短円筒状シートの外周上端部 を若干小径となし、外周部の締り嵌めによる変形を逃がすようにしたので、シー ト面内周縁部に上記球状弁体を密接した際に、両者の間から作動油が洩れること がなくなる。
【0009】
【実施例】
本考案を図4に示した油圧チエック弁のシート構造に適用した一実施例を図面 について説明すると、図4と同一の符号はそれぞれ同図と同一の部材を示し、図 1縦断面図において、1はケーシング021の内部に締り嵌めされた厚肉短円筒 状シートで、その外周上端には同軸的に若干の段差δで小径部2が設けられてい る。
【0010】 このような構造において、シート1をケーシング021に締り嵌めする際、下 部外径Dのシート1の外周上端部には2δだけ小径の直径dの小径部2が設けら れているので、段差δの存在によりシート面022には締り嵌めによる変形が及 ばず、正常な円状ないしは部分球面状を呈しており、球状弁体019と同心球的 に密接することができ、したがってシート面022と球状弁体019との間から 作動油が洩れなくなる。
【0011】 このような、実施例の構造によれば、ケーシングの内部に同軸的に締り嵌めさ れた厚肉短円筒状シートと、上記厚肉短円筒状シートのシート面内周縁部に密接 可能の球状弁体とを有する油圧チエック弁において、上記厚肉短円筒状シートの 外周上端部を若干小径となし、外周部の締り嵌めによる変形を逃がすようにした ので、シート面内周縁部に上記球状弁体を密接した際に、両者の間から作動油が 洩れることがなくなり、したがって油圧チエック弁の作動性や安定性が向上する 。
【0012】
【考案の効果】
要するに本考案によれば、ケーシングの内部に同軸的に締り嵌めされた厚肉短 円筒状シートと、上記厚肉短円筒状シートのシート面内周縁部に密接可能の球状 弁体とを有する油圧チエック弁において、上記厚肉短円筒状シートの外周上端部 を若干小径となし、外周部の締り嵌めによる変形を逃がすようにしたことにより 、シートの外周部をケーシングの内部に締り嵌めする際にシート面が変形しにく く、シート面に球状弁体を圧接したときに、それらの間から作動油が洩れにくい 、したがって弁の作動速度や弁の安定性に優れた油圧チエック弁のシート構造を 得るから、本考案は産業上極めて有益なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を図4に示す公知の油圧チエック弁のシ
ート構造に適用した一実施例を示す縦断面図である。
【図2】公知の油圧式クローラ型車両の走行部を示す縦
断面図である。
【図3】図2の油圧モータ02の2速切換用油圧回路図
である。
【図4】図3のチエック弁014,015のシート構造
を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 シート 2 小径部 019 球状弁体 021 ケーシング 022 シート面 D 外径 d 直径 δ 段差

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシングの内部に同軸的に締り嵌めさ
    れた厚肉短円筒状シートと、上記厚肉短円筒状シートの
    シート面内周縁部に密接可能の球状弁体とを有する油圧
    チエック弁において、上記厚肉短円筒状シートの外周上
    端部を若干小径となし、外周部の締り嵌めによる変形を
    逃がすようにしたことを特徴とする油圧チエック弁のシ
    ート構造。
JP3020493U 1993-05-13 1993-05-13 油圧チエック弁のシート構造 Withdrawn JPH0684075U (ja)

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JP3020493U JPH0684075U (ja) 1993-05-13 1993-05-13 油圧チエック弁のシート構造

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JP3020493U JPH0684075U (ja) 1993-05-13 1993-05-13 油圧チエック弁のシート構造

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JPH0684075U true JPH0684075U (ja) 1994-12-02

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ID=12297213

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JP3020493U Withdrawn JPH0684075U (ja) 1993-05-13 1993-05-13 油圧チエック弁のシート構造

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020067136A (ja) * 2018-10-25 2020-04-30 株式会社テイエルブイ フロート式逆止弁

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Effective date: 19971106