JP3041421U - 流体圧制御弁 - Google Patents

流体圧制御弁

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JP3041421U
JP3041421U JP1997002234U JP223497U JP3041421U JP 3041421 U JP3041421 U JP 3041421U JP 1997002234 U JP1997002234 U JP 1997002234U JP 223497 U JP223497 U JP 223497U JP 3041421 U JP3041421 U JP 3041421U
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pressure control
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勲 井上
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液流路を確保しつつ弁体の支持機能を有する
流体圧制御弁を提供すること。 【解決手段】 弁ばね34の一端を支持するスプリング
ケース71の内周壁部に、例えば等角度間隔で3箇所、
弁体32に向けて突出する突出部71aを形成する。こ
れら突出部71aによりスプリングケース71内での弁
体の揺動を防止するようにし、突出部71a以外の内周
壁部と弁体との間の空間71bを液流路とする。これに
より、十分な液流路を確保しつつ弁体の支持機能を行わ
せることができ、弁体の揺動に伴う周囲の部材との衝撃
音を防止し、常に安定した弁作用を得ることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は流体圧制御弁に関し、さらに詳しくは、弁装置における弁ばねを支持 するスプリングケースに関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、アンチスキッド制御装置に代表される各種の電子制御装置が多くの自動 車に装備されており、例えばアンチスキッド制御装置における配管構成は、一般 的に図7に示すようになっている。以下、これについて説明する。
【0003】 ブースタ付きマスタシリンダ1のブースタ部3にはブレーキペダル2の駆動ロ ッドが結合されており、ブレーキペダル2を踏み込むとこのブースタ部3の助勢 作用によりマスタシリンダ部4の2つの液圧発生室に液圧を発生させる。このマ スタシリンダ部4には、ブレーキ液を貯留するリザーバ5が一体的に取り付けら れている。マスタシリンダ部4の両液圧発生室には管路7a、7bが接続されて おり、一方の管路7aには後述する各種部材を介して右側前輪15aおよび左側 後輪16aのホイールシリンダが接続されており、他方の管路7bにも同様な部 材を介して左側前輪15bおよび右側後輪16bのホイールシリンダに接続され ている。すなわち本従来例ではX配管となっている。
【0004】 両系統には同一の部材が同一の構造で接続されているので、一方の系統、すな わち管路7a側に接続されている部材についてのみ説明する(なお、対応する他 系統の構造部材には接尾語aの代わりに接尾語bを付するものとする)。管路7 aには供給弁11a、12aを介して車輪15a、16aのホイールシリンダが 接続される。これらのホイールシリンダは排出弁13a、14aに接続され、こ れらの排出ポート側は弛め管路に接続されている。リザーバ18aは公知のよう に構成され、本体22内にシールリング20を装着したピストン19が、ばね2 1により上方に付勢されて摺動自在に嵌合している。このピストン19の両側に 上述のばね21を内蔵する空気室と、作動液を蓄えるリザーバ室とを画成してお り、リザーバ室は液圧ポンプPのポンプ部Paの吸込側に接続されている。
【0005】 図8は液圧ポンプPの一方のポンプ部Pbの詳細を示している。シリンダ本体 24の内部に形成されたシリンダ孔24aに対し、外周部にシールリング27、 28を装着したプランジャ25が摺動自在に嵌合している。シールリング27、 28は、プランジャ25の外周壁部に形成された環状凹所29、30に嵌着して いる。プランジャ25とシリンダ本体24の閉塞端との間に画成される液室とし ての加圧室36には、ばね37が張設されており、このばね力によりプランジャ 25を図中右方へと付勢している。他方、電動機M(図7参照)により回転駆動 される偏心カム26がプランジャ25の図において右端部と常に当接しており、 電動機Mによる偏心カム26の回転駆動によりプランジャ25が周期的にシリン ダ孔24aを往復移動するようになっている。なお、電動機Mはアンチスキッド 制御開始と同時に駆動されるようになっている。
【0006】 プランジャ25は大径部25a、25bと、これらを連接する小径部25cと から成り、この小径部25cとシリンダ本体24の間に画成される環状の空間は 、上述したリザーバ18b(図7参照)からの作動液が吸込口40を介して供給 される供給室46として構成されている。プランジャ25には供給室46に一端 が連通する液通路31が形成されており、この液通路31の他端は、弁体32が 着座可能な弁座33として形成されている。弁体32は、プランジャ25の加圧 室36側端部に嵌着された略円筒形状のスプリングケース35内に一端が係止さ れる弁ばね34のばね力により弁座33の方向に付勢されている。なお、スプリ ングケース35の内部は、その底壁部および側壁部に形成された通孔38を介し て加圧室36と連通している。
【0007】 液圧ポンプPのポンプ部Pbは以上のように構成されるが、次にこの作用につ いて説明する。
【0008】 図7を参照して車輪15a、15b、16a、16bが所定のスリップ率に達 したことを図示しないコントロールユニットにより検出され公知のアンチスキッ ド制御が行われると、液圧ポンプPの電動機Mが上記コントロールユニットから の駆動信号を受けて駆動する。これと同時に、液圧ポンプ各ホイールシリンダの 液圧が排出弁13a、13b、14a、14b、リザーバ18a、18bを介し て液圧ポンプPのポンプ部Pa、Pbに供給される。このうち、一方のポンプ部 Pbのみについて説明すると、以下のようになる。
【0009】 初めプランジャ25は図3に示す位置にあるとすると、偏心カム26の駆動に よりプランジャ25は図中左方へと移動する。このとき弁体33は弁座32に着 座していることから供給室46と加圧室36との間の液連通は遮断されている。 このプランジャ25の移動に伴って加圧室36には液圧が発生し、逆止弁39を 開弁させ、吐出口41を介して液圧がブースタ付きマスタシリンダ1側へ吐出さ れる。次いで、プランジャ25が図示する位置へと戻るときは、加圧室36と供 給室46との液圧差により弁体32が弁座33から離座し、液通路31を介して 両室3646とが相連通する。このとき、リザーバ18b(図7参照)に蓄え られた液圧は吸込口40、供給室46、液通路31を介して加圧室36に導入さ れる。プランジャ25が図示する位置へと戻ると弁体32は再び弁座32に着座 し、再び上述と同様な作用を行うことにより液圧をブースタ付きマスタシリンダ 1側へ吐出する。
【0010】 他方のポンプ部Paもまた上述したポンプ部Pbと同様に構成され同様な作用 を行うのであるが、ポンプ部Paにおいては、偏心カム26の作用により、ポン プ部Pbが加圧作用を行っているときは加圧室に液圧を導入し、ポンプ部Pbが 加圧室36に液圧を導入しているときは加圧作用を行っている。すなわち、液圧 ポンプPは、ポンプ部Pa、Pbから交互に液圧を吐出するように作用する。
【0011】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、従来のスプリングケース35は、図9に示すように内部に収容する 弁体32との間に大きな隙間を生じさせているので、弁体32がスプリングケー ス35内で大きく揺動し、これに伴って周囲の部材との間で衝撃音が発生すると いう問題がある。又、上述したような弁体32の常に安定した弁作用を得ること ができない恐れがある。他方、図10及び図11に示すように、弁体の支持機能 を付けるため、内周壁部を弁体32に近接させたスプリングケース35’を形成 することも考えられるが、逆に作動液の流路が狭くなり、供給室46から加圧室 36 への液の導入を円滑に行うことができなくなるという問題が生ずる。
【0012】 本考案は上述の問題に鑑みてなされ、液の流路を確保しつつ弁体の支持機能を 有する流体圧力制御弁を提供することを課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
以上の課題は、入力ポート及び出力ポートを有し一端が閉塞するシリンダ本体 と、該シリンダ本体の内部に摺動自在に嵌合するプランジャと、該プランジャと 前記シリンダ本体の閉塞端部とにより区画される液室と、前記プランジャと前記 シリンダ本体の閉塞端部との間に張設されるばねと、前記プランジャに形成され 前記入力ポートと前記出力ポートとの間を連通可能な液通路と、前記プランジャ の前記液室側端部に設けられ前記入力ポートと前記出力ポートとの間を連通又は 遮断する弁装置とを備え、該弁装置は、前記液通路の前記液室側端部に形成され る弁座と、該弁座に着離座可能な弁体と、該弁体を前記弁座の方向に付勢する弁 ばねと、該弁ばねの一端を支持するスプリングケースとから成る流体圧制御弁に おいて、前記スプリングケースの内壁部の複数箇所に、前記弁体に向かって突出 する突出部を形成したことを特徴とする流体圧制御弁、によって解決される。
【0014】 請求項1に係る考案は、スプリングケースの内壁部の複数箇所に弁体に向かっ て突出する突出部を設けることにより、これら突出部にて弁体を支持するように している。又、これら突出部間の隙間を液の流路としている。
【0015】 又、以上の課題は、入力ポート及び出力ポートを有し一端が閉塞するシリンダ 本体と、該シリンダ本体の内部に摺動自在に嵌合するプランジャと、該プランジ ャと前記シリンダ本体の閉塞端部とにより区画される液室と、前記プランジャと 前記シリンダ本体の閉塞端部との間に張設されるばねと、前記プランジャに形成 され前記入力ポートと前記出力ポートとの間を連通可能な液通路と、前記プラン ジャの前記液室側端部に設けられ前記入力ポートと前記出力ポートとの間を連通 又は遮断する弁装置とを備え、該弁装置は、前記液通路の前記液室側端部に形成 される弁座と、該弁座に着離座可能な弁体と、該弁体を前記弁座の方向に付勢す る弁ばねと、該弁ばねの一端を支持するスプリングケースとから成る流体圧制御 弁において、前記スプリングケースは、前記弁ばねの一端を受け前記弁体の外径 と略等しい外径を有するばね受部と、該ばね受部に対し放射状に延びる複数個の 内壁形成部と、該内壁形成部の端部に形成され前記プランジャの前記液室側端部 に形成された溝に係合する爪部とから成り、前記内壁形成部を前記ばね受部の周 縁部で略直角に折り曲げ、前記爪部を前記溝に係合させるようにしたことを特徴 とする流体圧制御弁、によって解決される。
【0016】 請求項5に係る考案は、複数個の内壁形成部により弁体の支持を行わせ、これ ら内壁形成部間を液の流路としている。又、内壁形成部の端部に形成された爪部 をプランジャ側の溝に係合させることにより、スプリングケースと取り付けるよ うにする。
【0017】 又、以上の課題は、入力ポート及び出力ポートを有し一端が閉塞するシリンダ 本体と、該シリンダ本体の内部に摺動自在に嵌合するプランジャと、該プランジ ャと前記シリンダ本体の閉塞端部とにより区画される液室と、前記プランジャと 前記シリンダ本体の閉塞端部との間に張設されるばねと、前記プランジャに形成 され前記入力ポートと前記出力ポートとの間を連通可能な液通路と、前記プラン ジャの前記液室側端部に設けられ前記入力ポートと前記出力ポートとの間を連通 又は遮断する弁装置とを備え、該弁装置は、前記液通路の前記液室側端部に形成 される弁座と、該弁座に着離座可能な弁体と、該弁体を前記弁座の方向に付勢す る弁ばねと、該弁ばねの一端を支持するスプリングケースとから成る流体圧制御 弁において、前記スプリングケースは、底部を前記弁ばねの一端を受けるばね受 部として形成し、周壁部を前記弁体に近接させて形成すると共に、前記周壁部の 少なくとも一部には軸方向に延びる開口が形成されていることを特徴とする流体 圧制御弁、によって解決される。
【0018】 請求項6に係る考案は、弁体に近接して形成されるスプリングケースの周壁部 の少なくとも一部に、軸方向に延びる開口を形成させることにより、弁体の支持 機能を行わせながら、液の流路を確保するようにしている。
【0019】
【考案の実施の形態】
以下、本考案を自動車用電子制御装置における液圧ポンプに適用した実施の形 態について図面を参照して説明する。図1は本考案の第1の実施の形態を示して いる。なお、図8に対応する部分については同一の符号を付すものとし、その詳 細な説明は省略する。
【0020】 本実施の形態では、弁ばね34の一端を支持するスプリングケース71は、図 2に示すような断面形状を呈している。すなわち、スプリングケース71の周壁 部に例えば等角度間隔で3箇所、弁体32に向かって突出する突出部71a、7 1a、71aを形成しており、これらの端部は弁体32に近接している。これら 突出部71aは、本実施の形態では深絞り加工により形成される。
【0021】 本実施の形態におけるスプリングケース71は以上のように構成されるのであ るが、突出部71aがそれぞれ弁体32を支持するように作用し、これら突出部 71aの間に形成される空間71bが液の流路となって、スプリングケース71 の底部に形成された通孔72(図1参照)を介して加圧室36と連通している。 したがって、本実施の形態によれば、弁体32がスプリングケース71内で揺動 するのを防止しながら、液通路31と加圧室36との間の液流路を十分に確保す ることができる。よって、弁体32の揺動による衝撃音の発生を防止すると共に 常に安定した弁作用を得ることができる。なお本実施の形態では、弁ばねの反力 が大きく、スプリングケース71自体の剛性が求められる場合に有効である。
【0022】 図3乃至図5は、本考案の第2の実施の形態を示している。すなわち本実施の 形態におけるスプリングケース75は、図4に示すような展開状態を有しており 、弁ばね34の一端を受けるばね受部75aと、ばね受部75aに対し等角度間 隔で放射状に延びる3本の内壁形成部75b、75b、75bと、これら内壁形 成部75bの端部に対し直角方向に形成される爪部75c、75c、75cとか ら成り、例えばプレス加工により形成される。ばね受部75aの外径は、弁体3 2の外径とほぼ等しく形成されており、内壁形成部75bをばね受部75aの周 縁部で略直角に折り曲げたとき、これら3本の内壁形成部75bが弁体32に近 接するように構成されている。そして、プランジャ25に形成された環状の溝4 4に、爪部75cを径内方に折り曲げて係合させることにより、スプリングケー ス75を固定するようにしている。
【0023】 本実施の形態によれば、内壁形成部75bにより弁体32の揺動を防止し、こ れら内壁形成部75b間に形成される隙間を介して、供給室46から加圧室36 へ液を導入することができる。これにより、上述の第1の実施の形態と同様な効 果を得ることができる。また、本実施の形態では、弁ばね34の反力が比較的小 さい場合に特に有効である。
【0024】 以上、本考案の各実施の形態について説明したが、勿論、本考案はこれらに限 られることなく、本考案の技術的思想に基づいて種々の変形が可能である。
【0025】 例えば以上の第1の実施の形態では、スプリングケース71のプランジャ25 側端部を、プランジャ25に形成された環状の溝44に係合させるようにして、 スプリングケース71を固定するようにしたが、これに代えて、図6に示すよう に、スプリングケース77のプランジャ25側端部にフランジ部77aを形成し 、このフランジ部77aをばね37の一端部とプランジャ25の液圧室36側端 部との間で挟持されるようにして、スプリングケース77を固定するようにして もよい。この場合、プランジャ25に溝44を形成する必要がなくなるので、プ ランジャ25の加工コストを低減することができる。なお図において、図1に対 応する部分については同一の符号を付している。
【0026】 又、以上の第1の実施の形態では突出部71aを3箇所、第2の実施の形態で は内壁形成部75bを3本形成したが、これを4箇所あるいは4本とすれば、よ り一層、弁体32の支持を安定して行うことができる。又、突出部71aを深絞 り加工により形成するようにしたが、スプリングケースを円筒形状に形成した後 、その周壁部の複数箇所を径内方へ向けて塑性加工するように形成するようにし てもよい。
【0027】 又、他の変形例として、底部を弁ばね34の一端を受けるばね受部として形成 し、周壁部を内部の弁体32に近接させて形成すると共に、その周壁部の少なく とも一部に軸方向に延びる開口を形成した構成のスプリングケースによっても、 上述した各実施の形態と同様な効果を得ることができる。
【0028】 更に以上の実施の形態では、自動車用電子制御装置における液圧ポンプに適用 して説明したが、減圧比例弁などの液圧制御弁にも勿論、本考案は適用可能であ る。
【0029】
【考案の効果】
以上述べたように、本考案による流体圧制御弁によれば、十分な液流路を確保 しながらスプリングケース内での弁体の揺動を防止するようにしているので、弁 体の揺動に伴う音の発生を防止することができると共に、常に安定した弁作用を 得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施の形態を示す断面図であ
る。
【図2】図1における[2]−[2]線方向の断面図
(弁ばねは図示せず)である。
【図3】本考案の第2の実施の形態を示す要部の偏倚断
面図で、図5における[3]−[3]線方向の断面図で
ある。
【図4】図3におけるスプリングケースの展開図であ
る。
【図5】図3における[5]−[5]線方向の断面図
(弁ばねは図示せず)である。
【図6】本考案の第1の実施の形態の変形例を示す要部
の断面図である。
【図7】従来例および本考案の実施の形態において説明
したアンチスキッド制御装置の配管構成図である。
【図8】従来の流体圧制御弁を備えた図7におけるポン
プ部を示す断面図である。
【図9】図8における[9]−[9]線方向の断面図
(弁ばねは図示せず)である。
【図10】他の従来例を示す要部の断面図である。
【図11】図10における[11]−[11]線方向の
断面図(弁ばねは図示せず)である。
【符号の説明】
24 シリンダ本体 24a シリンダ孔 25 プランジャ 31 液通路 32 弁体 33 弁座 34 弁ばね36 液室 37 ばね 40 吸込口 41 吐出口 71 スプリングケース 71a 突出部 75 スプリングケース 75a ばね受部 75b 内壁形成部 75c 爪部

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力ポート及び出力ポートを有し一端が
    閉塞するシリンダ本体と、該シリンダ本体の内部に摺動
    自在に嵌合するプランジャと、該プランジャと前記シリ
    ンダ本体の閉塞端部とにより区画される液室と、前記プ
    ランジャと前記シリンダ本体の閉塞端部との間に張設さ
    れるばねと、前記プランジャに形成され前記入力ポート
    と前記出力ポートとの間を連通可能な液通路と、前記プ
    ランジャの前記液室側端部に設けられ前記入力ポートと
    前記出力ポートとの間を連通又は遮断する弁装置とを備
    え、該弁装置は、前記液通路の前記液室側端部に形成さ
    れる弁座と、該弁座に着離座可能な弁体と、該弁体を前
    記弁座の方向に付勢する弁ばねと、該弁ばねの一端を支
    持するスプリングケースとから成る流体圧制御弁におい
    て、 前記スプリングケースの内壁部の複数箇所に、前記弁体
    に向かって突出する突出部を形成したことを特徴とする
    流体圧制御弁。
  2. 【請求項2】 前記突出部は、少なくとも3箇所形成さ
    れることを特徴とする請求項1に記載の流体圧制御弁。
  3. 【請求項3】 前記突出部は、深絞り加工により形成さ
    れることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の流
    体圧制御弁。
  4. 【請求項4】 前記スプリングケースの前記プランジャ
    側端部は、前記ばねの一端部と前記プランジャの前記液
    室側端部との間に挟持されることを特徴とする請求項1
    乃至請求項3のいずれかに記載の流体圧制御弁。
  5. 【請求項5】 入力ポート及び出力ポートを有し一端が
    閉塞するシリンダ本体と、該シリンダ本体の内部に摺動
    自在に嵌合するプランジャと、該プランジャと前記シリ
    ンダ本体の閉塞端部とにより区画される液室と、前記プ
    ランジャと前記シリンダ本体の閉塞端部との間に張設さ
    れるばねと、前記プランジャに形成され前記入力ポート
    と前記出力ポートとの間を連通可能な液通路と、前記プ
    ランジャの前記液室側端部に設けられ前記入力ポートと
    前記出力ポートとの間を連通又は遮断する弁装置とを備
    え、該弁装置は、前記液通路の前記液室側端部に形成さ
    れる弁座と、該弁座に着離座可能な弁体と、該弁体を前
    記弁座の方向に付勢する弁ばねと、該弁ばねの一端を支
    持するスプリングケースとから成る流体圧制御弁におい
    て、 前記スプリングケースは、前記弁ばねの一端を受け前記
    弁体の外径と略等しい外径を有するばね受部と、該ばね
    受部に対し放射状に延びる複数個の内壁形成部と、該内
    壁形成部の端部に形成され前記プランジャの前記液室側
    端部に形成された溝に係合する爪部とから成り、前記内
    壁形成部を前記ばね受部の周縁部で略直角に折り曲げ、
    前記爪部を前記溝に係合させるようにしたことを特徴と
    する流体圧制御弁。
  6. 【請求項6】 入力ポート及び出力ポートを有し一端が
    閉塞するシリンダ本体と、該シリンダ本体の内部に摺動
    自在に嵌合するプランジャと、該プランジャと前記シリ
    ンダ本体の閉塞端部とにより区画される液室と、前記プ
    ランジャと前記シリンダ本体の閉塞端部との間に張設さ
    れるばねと、前記プランジャに形成され前記入力ポート
    と前記出力ポートとの間を連通可能な液通路と、前記プ
    ランジャの前記液室側端部に設けられ前記入力ポートと
    前記出力ポートとの間を連通又は遮断する弁装置とを備
    え、該弁装置は、前記液通路の前記液室側端部に形成さ
    れる弁座と、該弁座に着離座可能な弁体と、該弁体を前
    記弁座の方向に付勢する弁ばねと、該弁ばねの一端を支
    持するスプリングケースとから成る流体圧制御弁におい
    て、 前記スプリングケースは、底部を前記弁ばねの一端を受
    けるばね受部として形成し、周壁部を前記弁体に近接さ
    せて形成すると共に、前記周壁部の少なくとも一部には
    軸方向に延びる開口が形成されていることを特徴とする
    流体圧制御弁。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007098970A (ja) * 2005-09-30 2007-04-19 Hitachi Ltd 気圧式倍力装置
JP2014190446A (ja) * 2013-03-27 2014-10-06 Yts:Kk 逆止弁及びダイアフラムポンプ

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