JP2000314375A - ピストンポンプ - Google Patents
ピストンポンプInfo
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60T—VEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
- B60T8/00—Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force
- B60T8/32—Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration
- B60T8/34—Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration having a fluid pressure regulator responsive to a speed condition
- B60T8/40—Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration having a fluid pressure regulator responsive to a speed condition comprising an additional fluid circuit including fluid pressurising means for modifying the pressure of the braking fluid, e.g. including wheel driven pumps for detecting a speed condition, or pumps which are controlled by means independent of the braking system
- B60T8/4031—Pump units characterised by their construction or mounting
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
- F04B1/00—Multi-cylinder machines or pumps characterised by number or arrangement of cylinders
- F04B1/02—Multi-cylinder machines or pumps characterised by number or arrangement of cylinders having two cylinders
-
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- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
- F04B1/00—Multi-cylinder machines or pumps characterised by number or arrangement of cylinders
- F04B1/04—Multi-cylinder machines or pumps characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders in star- or fan-arrangement
- F04B1/0404—Details or component parts
- F04B1/0426—Arrangements for pressing the pistons against the actuated cam; Arrangements for connecting the pistons to the actuated cam
- F04B1/043—Hydraulic arrangements
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- Details Of Reciprocating Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【解決手段】 回転駆動可能される偏心体の外周面に2
つのピストンのピストン端面が当接し、偏心体を回転駆
動させてピストンを軸方向で往復ストローク運動させ、
各ピストンにピストンを往復ストローク運動させること
によって交互に拡大及び縮小せしめられる押し退け室が
設けられているピストンポンプにおいて、ピストンポン
プ10が、各ピストンのための1つの戻し室60を有
し、この戻し室60の容積が、前記ピストン22を往復
ストローク運動させることによって交互に拡大及び縮小
せしめられ、他方のピストン22がこれに配属された戻
し室60の容積を縮小したときに、一方のピストン22
がこれに配属された戻し室60の容積を拡大し、またこ
れとは逆の動作が行われるようになっており、2つの戻
し室60が互いに連通している。 【効果】 U字形ばね又はピストン戻しばねを使用する
ことなしに、小さい構造のピストンが得られた。
つのピストンのピストン端面が当接し、偏心体を回転駆
動させてピストンを軸方向で往復ストローク運動させ、
各ピストンにピストンを往復ストローク運動させること
によって交互に拡大及び縮小せしめられる押し退け室が
設けられているピストンポンプにおいて、ピストンポン
プ10が、各ピストンのための1つの戻し室60を有
し、この戻し室60の容積が、前記ピストン22を往復
ストローク運動させることによって交互に拡大及び縮小
せしめられ、他方のピストン22がこれに配属された戻
し室60の容積を縮小したときに、一方のピストン22
がこれに配属された戻し室60の容積を拡大し、またこ
れとは逆の動作が行われるようになっており、2つの戻
し室60が互いに連通している。 【効果】 U字形ばね又はピストン戻しばねを使用する
ことなしに、小さい構造のピストンが得られた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポンプケーシング
内に軸方向でしゅう動可能に受容された2つのピストン
を有するピストンポンプであって、回転駆動可能な少な
くとも1つの偏心体が設けられており、該偏心体の外周
面に2つのピストンのピストン端面が当接し、これら2
つのピストンが、偏心体の回転駆動運動によって軸方向
で往復ストローク運動せしめられるようになっており、
各ピストンのために1つの押し退け室が設けられてい
て、該押し退け室の容積が、ピストンを往復ストローク
運動させることによって交互に拡大及び縮小せしめられ
るようになっている形式のものに関する。
内に軸方向でしゅう動可能に受容された2つのピストン
を有するピストンポンプであって、回転駆動可能な少な
くとも1つの偏心体が設けられており、該偏心体の外周
面に2つのピストンのピストン端面が当接し、これら2
つのピストンが、偏心体の回転駆動運動によって軸方向
で往復ストローク運動せしめられるようになっており、
各ピストンのために1つの押し退け室が設けられてい
て、該押し退け室の容積が、ピストンを往復ストローク
運動させることによって交互に拡大及び縮小せしめられ
るようになっている形式のものに関する。
【0002】
【従来の技術】このような形式のピストンポンプは、ド
イツ連邦共和国特許公開第4027794号明細書によ
り公知である。この公知のピストンポンプは、偏心体の
両側にボクサー型に配置された2つのピストンを有して
おり、これらのピストンは、ピストン端面が偏心体の外
周面に当接していて、偏心体の回転駆動運動によって、
軸方向で往復ストローク運動せしめられるようになって
いる。ピストンポンプは、各ピストンのための1つの押
し退け室を有していて、この押し退け室の容積は、ピス
トンの往復ストローク運動によって交互に拡大及び縮小
されるようになっている。ピストンのピストン端面を偏
心体の外周面で当接保持するために、公知のピストンポ
ンプは、U字形ばねを有しており、このU字形ばねが偏
心体を取り囲んで把持して、フォーク状の両端部が、偏
心体に向いた側のピストン端部に当接している。U字形
ばねは、これを取り付けるためにポンプケーシング内に
十分に大きい偏心体室を必要とし、これによってピスト
ンポンプの構造が大きくなるという欠点がある。ピスト
ンに環状の溝を設けるためには、十分なピストン長さが
必要である。U字形ばねが破損又はその他で作動しなく
なると、2つのピストンは、もはや駆動されず、ピスト
ンポンプは完全に故障する。
イツ連邦共和国特許公開第4027794号明細書によ
り公知である。この公知のピストンポンプは、偏心体の
両側にボクサー型に配置された2つのピストンを有して
おり、これらのピストンは、ピストン端面が偏心体の外
周面に当接していて、偏心体の回転駆動運動によって、
軸方向で往復ストローク運動せしめられるようになって
いる。ピストンポンプは、各ピストンのための1つの押
し退け室を有していて、この押し退け室の容積は、ピス
トンの往復ストローク運動によって交互に拡大及び縮小
されるようになっている。ピストンのピストン端面を偏
心体の外周面で当接保持するために、公知のピストンポ
ンプは、U字形ばねを有しており、このU字形ばねが偏
心体を取り囲んで把持して、フォーク状の両端部が、偏
心体に向いた側のピストン端部に当接している。U字形
ばねは、これを取り付けるためにポンプケーシング内に
十分に大きい偏心体室を必要とし、これによってピスト
ンポンプの構造が大きくなるという欠点がある。ピスト
ンに環状の溝を設けるためには、十分なピストン長さが
必要である。U字形ばねが破損又はその他で作動しなく
なると、2つのピストンは、もはや駆動されず、ピスト
ンポンプは完全に故障する。
【0003】ピストンを偏心体の外周面に当接保持する
別の可能性としては、ピストン戻しばねを設けることが
挙げられる。このピストン戻しばねは一般的に圧縮コイ
ルばねとして構成されていて、ピストンを偏心体の外周
面に押しつける。この可能性はドイツ連邦共和国特許公
開第4107979号明細書に開示されている。ピスト
ン戻しばねは、ピストンポンプの押し退け室内に挿入さ
れていて、この押し退け室は、偏心体とは反対側の、ピ
ストンの端面側に位置している。このようなピストン戻
しばねは、ピストンの供給ストロークの最後に残る押し
退け室のデッド容積を拡大し、それによってピストンポ
ンプの効率が低下するという欠点がある。しかもピスト
ン戻しばねはピストンポンプの構造をピストン長手
(縦)方向で大きくすることになる。ピストン戻しばね
のばね力は、ピストンポンプの構造部の機械的な負荷及
び摩耗を高める。
別の可能性としては、ピストン戻しばねを設けることが
挙げられる。このピストン戻しばねは一般的に圧縮コイ
ルばねとして構成されていて、ピストンを偏心体の外周
面に押しつける。この可能性はドイツ連邦共和国特許公
開第4107979号明細書に開示されている。ピスト
ン戻しばねは、ピストンポンプの押し退け室内に挿入さ
れていて、この押し退け室は、偏心体とは反対側の、ピ
ストンの端面側に位置している。このようなピストン戻
しばねは、ピストンの供給ストロークの最後に残る押し
退け室のデッド容積を拡大し、それによってピストンポ
ンプの効率が低下するという欠点がある。しかもピスト
ン戻しばねはピストンポンプの構造をピストン長手
(縦)方向で大きくすることになる。ピストン戻しばね
のばね力は、ピストンポンプの構造部の機械的な負荷及
び摩耗を高める。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明の課題
は、以上のような公知のピストンポンプにおける欠点を
取り除くこである。
は、以上のような公知のピストンポンプにおける欠点を
取り除くこである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題を解決した本発
明の請求項1の特徴を有するピストンポンプによれば、
ピストンポンプが、各ピストンのための1つの戻し室を
有していて、この戻し室の容積が、前記ピストンを往復
ストローク運動させることによって交互に拡大及び縮小
せしめられるようになっており、他方のピストンがこの
他方のピストンに配属された戻し室の容積を縮小したと
きに、一方のピストンがこの一方のピストンに配属され
た戻し室の容積を拡大し、またそれとは逆に一方のピス
トンがこの一方のピストンに配属された戻し室の容積を
縮小したときに、他方のピストンがこの他方のピストン
に配属された戻し室の容積を拡大するようになってお
り、2つの戻し室が互いに連通している。
明の請求項1の特徴を有するピストンポンプによれば、
ピストンポンプが、各ピストンのための1つの戻し室を
有していて、この戻し室の容積が、前記ピストンを往復
ストローク運動させることによって交互に拡大及び縮小
せしめられるようになっており、他方のピストンがこの
他方のピストンに配属された戻し室の容積を縮小したと
きに、一方のピストンがこの一方のピストンに配属され
た戻し室の容積を拡大し、またそれとは逆に一方のピス
トンがこの一方のピストンに配属された戻し室の容積を
縮小したときに、他方のピストンがこの他方のピストン
に配属された戻し室の容積を拡大するようになってお
り、2つの戻し室が互いに連通している。
【0006】
【発明の効果】本発明のピストンポンプによれば、2つ
のピストンが、液体特に液圧式の流体によって戻され
る、つまり偏心体の外周面に当接保持されるようになっ
ている。ピストンを戻り移動させるために、本発明によ
るピストンポンプは、各ピストンのための戻し室を有し
ており、この戻し室の容積は、往復ストローク運動によ
って交互に拡大及び縮小され、この際に、戻し室は押し
退け室に対して分離されている。この場合、他方のピス
トンがこの他方のピストンに配属された戻し室の容積を
拡大すると、一方のピストンがこの一方のピストンに配
属された戻し室の容積を減少する。2つの戻し室は互い
に連通していて、これらの戻し室内に収容された液体は
それぞれ、一方のピストンの縮小された戻し室から、他
方のピストンの拡大された戻し室内に押しやられ、この
他方のピストンを戻り移動させる。
のピストンが、液体特に液圧式の流体によって戻され
る、つまり偏心体の外周面に当接保持されるようになっ
ている。ピストンを戻り移動させるために、本発明によ
るピストンポンプは、各ピストンのための戻し室を有し
ており、この戻し室の容積は、往復ストローク運動によ
って交互に拡大及び縮小され、この際に、戻し室は押し
退け室に対して分離されている。この場合、他方のピス
トンがこの他方のピストンに配属された戻し室の容積を
拡大すると、一方のピストンがこの一方のピストンに配
属された戻し室の容積を減少する。2つの戻し室は互い
に連通していて、これらの戻し室内に収容された液体は
それぞれ、一方のピストンの縮小された戻し室から、他
方のピストンの拡大された戻し室内に押しやられ、この
他方のピストンを戻り移動させる。
【0007】本発明によれば、特に軸方向で短く構成さ
れた小さい構造のピストンが可能である。偏心体を取り
囲んで把持し、2つのピストンを偏心体の外周面の当接
保持するU字形ばねに対して、本発明によるピストンポ
ンプは、ピストンの配置を自由に選択することができ、
ボクサー型の配置だけに限定されることがなく、特に圧
縮不能な液体をピストンを戻し移動させるために使用す
れば、高速運転時に偏心体からピストンが持ち上がるこ
となしに、2つのピストンは小さい押しつけ力で偏心体
の外周面に押しつけられる。何故ならば、一方のピスト
ンが偏心体によって押しやられるストロークが、圧縮不
能な液体が他方のピストンを偏心体に向かって移動させ
るストロークと強制的に同じにされるからである。偏心
体に対するピストンの小さい圧着力は、本発明によるピ
ストンポンプ部分の機械的な負荷及び摩耗を減少しす
る。本発明によるピストンポンプは、U字形ばね又はピ
ストン戻しばねが破損することによって故障することは
避けられる。しかも、偏心体は、ピストン戻しばねのば
ね力に抗して作業することはなく、従って必要な駆動力
はピストン戻しばねを有するピストンポンプと比較して
減少される。
れた小さい構造のピストンが可能である。偏心体を取り
囲んで把持し、2つのピストンを偏心体の外周面の当接
保持するU字形ばねに対して、本発明によるピストンポ
ンプは、ピストンの配置を自由に選択することができ、
ボクサー型の配置だけに限定されることがなく、特に圧
縮不能な液体をピストンを戻し移動させるために使用す
れば、高速運転時に偏心体からピストンが持ち上がるこ
となしに、2つのピストンは小さい押しつけ力で偏心体
の外周面に押しつけられる。何故ならば、一方のピスト
ンが偏心体によって押しやられるストロークが、圧縮不
能な液体が他方のピストンを偏心体に向かって移動させ
るストロークと強制的に同じにされるからである。偏心
体に対するピストンの小さい圧着力は、本発明によるピ
ストンポンプ部分の機械的な負荷及び摩耗を減少しす
る。本発明によるピストンポンプは、U字形ばね又はピ
ストン戻しばねが破損することによって故障することは
避けられる。しかも、偏心体は、ピストン戻しばねのば
ね力に抗して作業することはなく、従って必要な駆動力
はピストン戻しばねを有するピストンポンプと比較して
減少される。
【0008】請求項1に記載した本発明の有利な構成要
件及び変化実施例は従属請求項に記載されている。
件及び変化実施例は従属請求項に記載されている。
【0009】本発明によるピストンポンプは、特に自動
車の内燃機関にポンプとして設けられ、車輪ブレーキシ
リンダ内の圧力を制御する際に使用される。ブレーキ装
置の形式に応じて、このような形式のブレーキ装置のた
めには、短縮記号ABS、ASR、FDR若しくはEH
Bが用いられる。このポンプは、ブレーキ装置内では例
えばブレーキ液を1つ又は複数の車輪ブレーキシリンダ
からマスタブレーキシリンダに戻し供給するため(AB
S)及び/又はブレーキ液を貯蔵タンクから1つ又は多
数の車輪ブレーキシリンダに供給するため(ASR、F
DR若しくはEHB)に使用される。このようなポンプ
は、例えば車輪スリップ制御装置(ABS若しくはAS
R)を備えたブレーキ装置、及び/又はステアリング補
助として用いられるブレーキ装置(FDR)、及び/又
は電子液圧式のブレーキ装置(EHB)において必要と
されている。車輪スリップ制御装置(ABS若しくはA
SR)においては、例えばブレーキペダルに強い圧力が
加えられた時にブレーキ過程中に車両の車輪がロックさ
れることが避けられ(ABS)、及び/又はアクセルペ
ダルに強い圧力が加えられた時に車両の駆動車輪が空転
することが避けられる(ASR)。ステアリング補助
(FDR)として使用されるブレーキ装置においては、
例えば車両が運転者の意図する進行方向から外れるのを
避けるために、ブレーキペダル若しくはアクセルペダル
の操作とは無関係に、1つ又は多数の車輪ブレーキシリ
ンダ内でブレーキ圧が形成される。このようなポンプ
は、電子液圧式のブレーキ装置(EHB)においても使
用される。この電子液圧式のブレーキ装置においては、
電気式のブレーキペダルセンサがブレーキペダルの操作
を検出した時に、ポンプがブレーキ液を1つ又は多数の
車輪ブレーキシリンダ内に供給するようになっている
か、或いはこの電気液圧式のブレーキ装置においてはポ
ンプがブレーキ装置のタンクを充填するために使用され
るようになっている。
車の内燃機関にポンプとして設けられ、車輪ブレーキシ
リンダ内の圧力を制御する際に使用される。ブレーキ装
置の形式に応じて、このような形式のブレーキ装置のた
めには、短縮記号ABS、ASR、FDR若しくはEH
Bが用いられる。このポンプは、ブレーキ装置内では例
えばブレーキ液を1つ又は複数の車輪ブレーキシリンダ
からマスタブレーキシリンダに戻し供給するため(AB
S)及び/又はブレーキ液を貯蔵タンクから1つ又は多
数の車輪ブレーキシリンダに供給するため(ASR、F
DR若しくはEHB)に使用される。このようなポンプ
は、例えば車輪スリップ制御装置(ABS若しくはAS
R)を備えたブレーキ装置、及び/又はステアリング補
助として用いられるブレーキ装置(FDR)、及び/又
は電子液圧式のブレーキ装置(EHB)において必要と
されている。車輪スリップ制御装置(ABS若しくはA
SR)においては、例えばブレーキペダルに強い圧力が
加えられた時にブレーキ過程中に車両の車輪がロックさ
れることが避けられ(ABS)、及び/又はアクセルペ
ダルに強い圧力が加えられた時に車両の駆動車輪が空転
することが避けられる(ASR)。ステアリング補助
(FDR)として使用されるブレーキ装置においては、
例えば車両が運転者の意図する進行方向から外れるのを
避けるために、ブレーキペダル若しくはアクセルペダル
の操作とは無関係に、1つ又は多数の車輪ブレーキシリ
ンダ内でブレーキ圧が形成される。このようなポンプ
は、電子液圧式のブレーキ装置(EHB)においても使
用される。この電子液圧式のブレーキ装置においては、
電気式のブレーキペダルセンサがブレーキペダルの操作
を検出した時に、ポンプがブレーキ液を1つ又は多数の
車輪ブレーキシリンダ内に供給するようになっている
か、或いはこの電気液圧式のブレーキ装置においてはポ
ンプがブレーキ装置のタンクを充填するために使用され
るようになっている。
【0010】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面に
示した実施例を用いて具体的に説明する。
示した実施例を用いて具体的に説明する。
【0011】図面に示した本発明によるピストンポンプ
10は、ポンプケーシング12を有している。このポン
プケーシング12は、スリップ制御を行う液圧式の車両
ブレーキ装置の液圧ブロックであって、この液圧ブロッ
クのうちの図面では、ポンプ10を取り囲む部分だけが
示されている。液圧ブロック内には、ピストンポンプ1
0の他に別の液圧式の構成部材例えば電磁弁、液圧タン
ク及びダンパが挿入されていて、液圧式に互いに接続さ
れている(図示せず)。
10は、ポンプケーシング12を有している。このポン
プケーシング12は、スリップ制御を行う液圧式の車両
ブレーキ装置の液圧ブロックであって、この液圧ブロッ
クのうちの図面では、ポンプ10を取り囲む部分だけが
示されている。液圧ブロック内には、ピストンポンプ1
0の他に別の液圧式の構成部材例えば電磁弁、液圧タン
ク及びダンパが挿入されていて、液圧式に互いに接続さ
れている(図示せず)。
【0012】ポンプケーシング12は、段付けされたポ
ンプ孔14によって貫通されていて、このポンプ孔14
は、直径方向で、円筒形の偏心体室16を貫通して延び
ている。偏心体室16内には、偏心的な回転軸線18を
中心にして回転駆動せしめられる円筒形の偏心体20が
配置されている。偏心体20の駆動は、図面に示されて
いない電動モータによって行われる。ピストンポンプ1
0は、2つのピストン22を有しており、これらのピス
トン22は、偏心体20の外周面の互いに向き合う箇所
に、ポンプ孔14内で軸方向でしゅう動するようにボク
サー型で配置されている。
ンプ孔14によって貫通されていて、このポンプ孔14
は、直径方向で、円筒形の偏心体室16を貫通して延び
ている。偏心体室16内には、偏心的な回転軸線18を
中心にして回転駆動せしめられる円筒形の偏心体20が
配置されている。偏心体20の駆動は、図面に示されて
いない電動モータによって行われる。ピストンポンプ1
0は、2つのピストン22を有しており、これらのピス
トン22は、偏心体20の外周面の互いに向き合う箇所
に、ポンプ孔14内で軸方向でしゅう動するようにボク
サー型で配置されている。
【0013】2つのピストン22は中空円筒形の中空ピ
ストンとして構成されており、この中空ピストンの一方
の端面側はピストン端壁24によって閉鎖されている。
このピストン端壁24(ピストン端面)でピストン22
は偏心体20の外周面に当接している。
ストンとして構成されており、この中空ピストンの一方
の端面側はピストン端壁24によって閉鎖されている。
このピストン端壁24(ピストン端面)でピストン22
は偏心体20の外周面に当接している。
【0014】各ピストン22内には、ポンプ孔14内に
定置に取り付けられた内部部分16が係合し、この内部
部分16でピストン22はしゅう動可能にシールされて
いる。中空ピストンとして構成されたピストン22のピ
ストン内室は、押し退け室28を形成しており、この押
し退け室28は開放したピストン側が、ピストン22内
に係合する内部部分26によって制限されている。内部
部分26は、ピストン22の軸方向外側で、側方に突き
出る半径方向つばの形状の足部30を有していて、この
足部30によって内部部分26はポンプ孔14内に液密
に侵入している。
定置に取り付けられた内部部分16が係合し、この内部
部分16でピストン22はしゅう動可能にシールされて
いる。中空ピストンとして構成されたピストン22のピ
ストン内室は、押し退け室28を形成しており、この押
し退け室28は開放したピストン側が、ピストン22内
に係合する内部部分26によって制限されている。内部
部分26は、ピストン22の軸方向外側で、側方に突き
出る半径方向つばの形状の足部30を有していて、この
足部30によって内部部分26はポンプ孔14内に液密
に侵入している。
【0015】ポンプ孔14の開口内に挿入された円板状
の閉鎖部分32によって、ポンプ孔14は、その偏心体
20とは反対側の端部が閉鎖されている。閉鎖部分32
は、環状に延びる突っ張り部34でポンプ孔14内で保
持されていて、気密にシールされている。閉鎖部分32
は内部部分26をポンプ孔14内で保持する。
の閉鎖部分32によって、ポンプ孔14は、その偏心体
20とは反対側の端部が閉鎖されている。閉鎖部分32
は、環状に延びる突っ張り部34でポンプ孔14内で保
持されていて、気密にシールされている。閉鎖部分32
は内部部分26をポンプ孔14内で保持する。
【0016】液体を取り入れるために、各ピストン22
のために1つの吸入孔36がポンプケーシング12内に
設けられており、該吸入孔36内に、概略的に示された
逆止弁が吸入弁38として挿入されている。吸入孔36
を通ってポンプ孔14内に流入する液体は、ピストン壁
に設けられた吸入孔40を通って、押し退け室28を形
成するピストン内室内に達する。
のために1つの吸入孔36がポンプケーシング12内に
設けられており、該吸入孔36内に、概略的に示された
逆止弁が吸入弁38として挿入されている。吸入孔36
を通ってポンプ孔14内に流入する液体は、ピストン壁
に設けられた吸入孔40を通って、押し退け室28を形
成するピストン内室内に達する。
【0017】ポンプ吐出は、内部部分26に設けられた
貫通する1つの軸方向孔42と、3つの半径方向通路4
4(これら3つの半径方向通路44は、内部部分26の
足部30に星形に設けられていて、図面では、これら3
つの半径方向孔44のうちの1つしか見えていない)と
を通って、足部30を取り囲む、ポンプケーシング12
内に設けられた環状通路46へと行われる。環状通路4
6から、吐出孔48がポンプケーシング12内のポンプ
孔14に半径方向に延びている。
貫通する1つの軸方向孔42と、3つの半径方向通路4
4(これら3つの半径方向通路44は、内部部分26の
足部30に星形に設けられていて、図面では、これら3
つの半径方向孔44のうちの1つしか見えていない)と
を通って、足部30を取り囲む、ポンプケーシング12
内に設けられた環状通路46へと行われる。環状通路4
6から、吐出孔48がポンプケーシング12内のポンプ
孔14に半径方向に延びている。
【0018】吐出弁50は、内部部分26の軸方向孔4
2内に設けられている。吐出弁50は、ばね負荷された
逆止弁として構成されている。この吐出弁50は、弁閉
鎖体としてのボール弁52を有しており、このボール弁
52は、圧縮コイルばねとして構成された弁閉鎖ばね5
4によって円錐形の弁座56に押し付けられる。この弁
座56は、軸方向孔42内の環状段部として構成されて
いる。弁閉鎖ばね54は閉鎖部分32で支えられてい
る。
2内に設けられている。吐出弁50は、ばね負荷された
逆止弁として構成されている。この吐出弁50は、弁閉
鎖体としてのボール弁52を有しており、このボール弁
52は、圧縮コイルばねとして構成された弁閉鎖ばね5
4によって円錐形の弁座56に押し付けられる。この弁
座56は、軸方向孔42内の環状段部として構成されて
いる。弁閉鎖ばね54は閉鎖部分32で支えられてい
る。
【0019】液体(ブレーキ液)の供給は、公知の形式
で、偏心体20を回転駆動させて、ポンプ孔14内でピ
ストン22を往復ストローク運動させることによって行
われる。往復ストローク運動によって、押し退け室28
の容積が交互に縮小及び拡大し、それによって液体が供
給される。中空ピストンとして構成された、ピストンポ
ンプ10の2つのピストン22内での2つの押し退け室
28の容積の変化は、互いに逆であって、一方の押し退
け室28の容積が拡大すると、それと同じ程度だけ他方
の押し退け室28の容積が縮小する。
で、偏心体20を回転駆動させて、ポンプ孔14内でピ
ストン22を往復ストローク運動させることによって行
われる。往復ストローク運動によって、押し退け室28
の容積が交互に縮小及び拡大し、それによって液体が供
給される。中空ピストンとして構成された、ピストンポ
ンプ10の2つのピストン22内での2つの押し退け室
28の容積の変化は、互いに逆であって、一方の押し退
け室28の容積が拡大すると、それと同じ程度だけ他方
の押し退け室28の容積が縮小する。
【0020】偏心体20とは反対側の、ピストン22の
開放した端面側のピストン端部環状面58と、内部部分
26の足部30との間で、ポンプ孔14内には環状室6
0が形成されており、この環状室60は内部部分26を
取り囲んでいる。環状室60は、以下では戻し室60と
称呼されている。
開放した端面側のピストン端部環状面58と、内部部分
26の足部30との間で、ポンプ孔14内には環状室6
0が形成されており、この環状室60は内部部分26を
取り囲んでいる。環状室60は、以下では戻し室60と
称呼されている。
【0021】戻し室60の容積は、ピストン22の往復
ストローク運動中にピストン22によって交互に縮小及
び拡大せしめられる。2つのピストン22の2つの戻し
室670は、ポンプケーシング12内に形成された戻し
導管62によって互いに連通している。2つの戻し室6
0の容積は、互いに逆向きに変化し、一方の戻し室60
の容積が縮小すると、これと同じ程度だけ他方の戻し室
60の容積が拡大する。2つの戻し室60と戻し導管6
2とはブレーキ液によって満たされている。2つのピス
トン22のうちの一方が偏心体20によって外方に押し
退けられると、戻し室60の容積は縮小し、ブレーキ液
は戻し導管62を通って他方のピストン22の戻し室6
0内に押し退けられる。一方の戻し室60から他方の戻
し室60に押し退けられたブレーキ液は、他方のピスト
ン22を偏心体20に押しやる。ブレーキ液は、他方の
ピストン22を偏心体20の外周面に当接保持し、それ
によって他方のピストン22を戻しストロークさせる。
2つの戻し室60及び戻し導管62を、圧縮不能な液体
(ブレーキ液)の代わりに、圧力下にある圧縮可能な液
体で満たすことによって、ピストン22にばね力が働
き、このピストン22を偏心体20の外周面に押し付け
る。戻し室60及び戻し導管62は、ピストンポンプ1
0のピストン22のための戻しシステム60,62を形
成する。
ストローク運動中にピストン22によって交互に縮小及
び拡大せしめられる。2つのピストン22の2つの戻し
室670は、ポンプケーシング12内に形成された戻し
導管62によって互いに連通している。2つの戻し室6
0の容積は、互いに逆向きに変化し、一方の戻し室60
の容積が縮小すると、これと同じ程度だけ他方の戻し室
60の容積が拡大する。2つの戻し室60と戻し導管6
2とはブレーキ液によって満たされている。2つのピス
トン22のうちの一方が偏心体20によって外方に押し
退けられると、戻し室60の容積は縮小し、ブレーキ液
は戻し導管62を通って他方のピストン22の戻し室6
0内に押し退けられる。一方の戻し室60から他方の戻
し室60に押し退けられたブレーキ液は、他方のピスト
ン22を偏心体20に押しやる。ブレーキ液は、他方の
ピストン22を偏心体20の外周面に当接保持し、それ
によって他方のピストン22を戻しストロークさせる。
2つの戻し室60及び戻し導管62を、圧縮不能な液体
(ブレーキ液)の代わりに、圧力下にある圧縮可能な液
体で満たすことによって、ピストン22にばね力が働
き、このピストン22を偏心体20の外周面に押し付け
る。戻し室60及び戻し導管62は、ピストンポンプ1
0のピストン22のための戻しシステム60,62を形
成する。
【0022】漏れ損失を補償するために、本発明による
ピストンポンプ10は、ばね負荷された差圧弁64を有
しており、この差圧弁64は、接続孔66内に挿入され
ていて、この接続孔66は、ポンプ孔14から、図面で
左側のピストン22の吸入孔36の高さで戻し導管62
に通じている。接続孔66は、ポンプ孔62によって吸
入孔36に連通している。差圧弁64は、例えば1バー
ル(bar)の開放圧力を有している。吸入孔36には、例
えばばね負荷又はガス圧負荷された液圧タンク(Hydrosp
eicher)68が接続されており、この液圧タンク68は
図面では概略的に示されている。このような液圧タンク
68は、スリップ制御式の車両ブレーキ装置のための公
知のピストンポンプ20においては一般的な形式で、2
つの吸入孔36のそれぞれに設けられている。この液圧
タンク68は、ピストンポンプ10の運転時に低圧下に
あるブレーキ液で満たされる。存在する液圧タンク68
を利用することによって、戻しシステム60,62のた
めの付加的な別個の液圧タンクは省かれる。液圧タンク
68は、6バールの圧力を有している。戻しシステム6
0,62内の圧力が、差圧弁64の差圧よりも大きく低
下して液圧タンク68内の圧力以下になると、ブレーキ
液が液圧タンク68から差圧弁64を通って戻しシステ
ム60,62内に流入する。
ピストンポンプ10は、ばね負荷された差圧弁64を有
しており、この差圧弁64は、接続孔66内に挿入され
ていて、この接続孔66は、ポンプ孔14から、図面で
左側のピストン22の吸入孔36の高さで戻し導管62
に通じている。接続孔66は、ポンプ孔62によって吸
入孔36に連通している。差圧弁64は、例えば1バー
ル(bar)の開放圧力を有している。吸入孔36には、例
えばばね負荷又はガス圧負荷された液圧タンク(Hydrosp
eicher)68が接続されており、この液圧タンク68は
図面では概略的に示されている。このような液圧タンク
68は、スリップ制御式の車両ブレーキ装置のための公
知のピストンポンプ20においては一般的な形式で、2
つの吸入孔36のそれぞれに設けられている。この液圧
タンク68は、ピストンポンプ10の運転時に低圧下に
あるブレーキ液で満たされる。存在する液圧タンク68
を利用することによって、戻しシステム60,62のた
めの付加的な別個の液圧タンクは省かれる。液圧タンク
68は、6バールの圧力を有している。戻しシステム6
0,62内の圧力が、差圧弁64の差圧よりも大きく低
下して液圧タンク68内の圧力以下になると、ブレーキ
液が液圧タンク68から差圧弁64を通って戻しシステ
ム60,62内に流入する。
【0023】戻しシステム60,62の漏れ損失は、吸
入孔36によって補償する代わりに、ピストンポンプ1
0の圧力側の吐出によっても補償することができる。こ
のために、逆止弁又は差圧弁70が、環状通路46から
戻し導管62に通じる接続導管内に配置されている。こ
の逆止弁70は、図面では破線で概略的に示されてい
る。戻しシステム60,62を吸入圧(Vordruck)以下に
保つために、戻しシステム60,62は、図面で破線に
よって概略的に示されているように、固有の特にばね弾
性的又はガス圧負荷される液圧タンク72に接続されて
いる。
入孔36によって補償する代わりに、ピストンポンプ1
0の圧力側の吐出によっても補償することができる。こ
のために、逆止弁又は差圧弁70が、環状通路46から
戻し導管62に通じる接続導管内に配置されている。こ
の逆止弁70は、図面では破線で概略的に示されてい
る。戻しシステム60,62を吸入圧(Vordruck)以下に
保つために、戻しシステム60,62は、図面で破線に
よって概略的に示されているように、固有の特にばね弾
性的又はガス圧負荷される液圧タンク72に接続されて
いる。
【0024】押し退け室28と戻し室60とは交換する
ことができる。つまり2つのピストン22の内室は互い
に連通接続されていて、戻し室として使用され、ピスト
ン端部環状面58によって制限された環状室60が液体
供給のための押し退け室として使用される(図示せ
ず)。この場合、供給導管を拡大するために、環状室6
0の横断面を増大し、ピストン内室28の横断面を縮小
する必要があるが、これはピストン壁圧を大きくするこ
とによって可能である。
ことができる。つまり2つのピストン22の内室は互い
に連通接続されていて、戻し室として使用され、ピスト
ン端部環状面58によって制限された環状室60が液体
供給のための押し退け室として使用される(図示せ
ず)。この場合、供給導管を拡大するために、環状室6
0の横断面を増大し、ピストン内室28の横断面を縮小
する必要があるが、これはピストン壁圧を大きくするこ
とによって可能である。
【図1】本発明の1実施例によるピストンポンプの断面
図である。
図である。
10 ピストン、 12 ポンプケーシング、 14
ポンプ孔、 16 偏心体室、 18 回転軸線、 2
0 偏心体、 22 ピストン、 24 ピストン端
部、 26 内部部分、 28 押し退け室、 30
足部、 32 閉鎖部分、 34 突っ張り部、 36
吸入孔、 38 吸入弁、 40 吸入孔、 42
軸方向孔、 44 半径方向通路、 46 環状通路、
48 吐出孔、 50 吐出弁、 52 ボール弁、
54 弁閉鎖ばね、 56 弁座、 58 ピストン
端部環状面、 60 環状室、 62 戻し導管、 6
4差圧弁、 66 接続孔、 68 液圧タンク
ポンプ孔、 16 偏心体室、 18 回転軸線、 2
0 偏心体、 22 ピストン、 24 ピストン端
部、 26 内部部分、 28 押し退け室、 30
足部、 32 閉鎖部分、 34 突っ張り部、 36
吸入孔、 38 吸入弁、 40 吸入孔、 42
軸方向孔、 44 半径方向通路、 46 環状通路、
48 吐出孔、 50 吐出弁、 52 ボール弁、
54 弁閉鎖ばね、 56 弁座、 58 ピストン
端部環状面、 60 環状室、 62 戻し導管、 6
4差圧弁、 66 接続孔、 68 液圧タンク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ベアーテ シューマン ドイツ連邦共和国 ベーニッヒハイム グ ラーフ−シュタディオン−シュトラーセ 10
Claims (6)
- 【請求項1】 ポンプケーシング内に軸方向でしゅう動
可能に受容された2つのピストンを有するピストンポン
プであって、回転駆動可能な少なくとも1つの偏心体が
設けられており、該偏心体の外周面に2つのピストンの
ピストン端面が当接し、これら2つのピストンが、偏心
体の回転駆動運動によって軸方向で往復ストローク運動
せしめられるようになっており、各ピストンのためにそ
れぞれ1つの押し退け室が設けられていて、該押し退け
室の容積が、ピストンを往復ストローク運動させること
によって交互に拡大及び縮小せしめられるようになって
いる形式のものにおいて、 ピストンポンプ(10)が、各ピストンのための1つの
戻し室(60)を有していて、この戻し室(60)の容
積が、前記ピストン(22)を往復ストローク運動させ
ることによって交互に拡大及び縮小せしめられるように
なっており、他方のピストン(22)がこの他方のピス
トン(22)に配属された戻し室(60)の容積を縮小
したときに、一方のピストン(22)がこの一方のピス
トンに配属された戻し室(60)の容積を拡大し、また
それとは逆に一方のピストン(22)がこの一方のピス
トン(22)に配属された戻し室(60)の容積を縮小
したときに、他方のピストン(22)がこの他方のピス
トンに配属された戻し室(60)の容積を拡大するよう
になっており、2つの戻し室(60)が互いに連通して
いることを特徴とする、ピストンポンプ。 - 【請求項2】 2つの戻し室(60)が液圧タンク(6
8,72)に連通している、請求項1記載のピストンポ
ンプ。 - 【請求項3】 ピストンポンプ(10)が差圧弁(6
4)を有していて、該差圧弁(64)によって2つの戻
し室(60)が液圧タンク(68)に連通している、請
求項2記載のピストンポンプ。 - 【請求項4】 液圧タンク(68)が、ピストンポンプ
(10)の吸込み側に配置されている、請求項3記載の
ピストンポンプ。 - 【請求項5】 ピストンポンプ(10)が逆止弁(7
0)を有していて、該逆止弁(70)によって、2つの
戻し室(60)がピストンポンプ(10)の圧力側に連
通している、請求項1記載のピストンポンプ。 - 【請求項6】 ピストン(22)が中空ピストンとして
構成されていて、これらの中空ピストンが、この中空ピ
ストン内に係合する内部部分(26)に沿って軸方向に
しゅう動可能で、かつこの内部部分(26)でシールさ
れており、中空ピストン(22)によって取り囲まれ、
内部部分(26)によって制限されたピストン内室が押
し退け室(28)を形成しているか又はピストン(2
2)の戻し室を形成しており、偏心体(20)とは反対
側に向いたピストン端面側に位置し、かつポンプケーシ
ング(12)及び内部部分(26)によって取り囲ま
れ、しかもピストン端部環状面(58)によって制限さ
れた環状室が、戻し室(60)を形成しているか又はピ
ストン(22)の押し退け室を形成している、請求項1
記載のピストンポンプ。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE19918123.3 | 1999-04-22 | ||
DE1999118123 DE19918123A1 (de) | 1999-04-22 | 1999-04-22 | Kolbenpumpe |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000314375A true JP2000314375A (ja) | 2000-11-14 |
Family
ID=7905381
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000118390A Pending JP2000314375A (ja) | 1999-04-22 | 2000-04-19 | ピストンポンプ |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000314375A (ja) |
DE (1) | DE19918123A1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000314373A (ja) * | 1999-04-22 | 2000-11-14 | Robert Bosch Gmbh | ピストンポンプ |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19918122A1 (de) * | 1999-04-22 | 2000-11-23 | Bosch Gmbh Robert | Kolbenpumpe |
DE102008040040A1 (de) | 2008-06-30 | 2009-12-31 | Robert Bosch Gmbh | Mehrkolbenpumpe |
DE102010039269A1 (de) * | 2010-08-12 | 2012-02-16 | Robert Bosch Gmbh | Kolbenpumpen für eine hydraulische Fahrzeugbremsanlage |
EP2639444B1 (en) * | 2012-03-12 | 2014-11-26 | Delphi International Operations Luxembourg S.à r.l. | Fuel pump assembly |
-
1999
- 1999-04-22 DE DE1999118123 patent/DE19918123A1/de not_active Withdrawn
-
2000
- 2000-04-19 JP JP2000118390A patent/JP2000314375A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000314373A (ja) * | 1999-04-22 | 2000-11-14 | Robert Bosch Gmbh | ピストンポンプ |
JP4574795B2 (ja) * | 1999-04-22 | 2010-11-04 | ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング | ピストンポンプ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE19918123A1 (de) | 2000-10-26 |
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