JPH0683944B2 - くし歯形刃物台におけるツーリング決定装置 - Google Patents

くし歯形刃物台におけるツーリング決定装置

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JPH0683944B2
JPH0683944B2 JP19017188A JP19017188A JPH0683944B2 JP H0683944 B2 JPH0683944 B2 JP H0683944B2 JP 19017188 A JP19017188 A JP 19017188A JP 19017188 A JP19017188 A JP 19017188A JP H0683944 B2 JPH0683944 B2 JP H0683944B2
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毅 江崎
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、数値制御(以下NCという)旋盤のくし歯形刃
物台における最適なツーリングを自動的に決定すること
ができるツーリング決定装置に関する。
(従来の技術) NC旋盤のくし歯形刃物台に複数の工具を装着する場合、
加工実行中にくし歯形刃物台や加工に関与していない工
具がワークやチャックと干渉しないようにする必要があ
る。このため、従来はオペレータ自らが、隣接する工具
との距離,ワーク形状,爪形状及び工具の切削箇所等を
考慮して、くし歯形刃物台や加工に関与していない工具
とワークやチャックとが互いに干渉しない最適なツーリ
ング,即ちくし歯形刃物台における工具の装着位置及び
突出し量を決定していた。
(発明が解決しようとする課題) 上述したくし歯形刃物台におけるツーリングを決定後、
工具の装着位置や突出し量に変更が生じた場合、たとえ
それが1本の工具であっても全工具に対してマークと干
渉しないかどうかを再チェックする必要があり、多大な
時間を費やすという欠点があった。また、オペレータ自
らがツーリングを決定しているため、計算ミスや見落し
等が発生し易いという問題があった。
本発明は上述のような事情から成されたものであり、本
発明の目的は、オペレータの指令により最適なツーリン
グをグラフィック表示内にて容易に決定することができ
るくし歯形刃物台におけるツーリング決定装置を提供す
ることにある。
(課題を解決するための手段) 本発明は、NC旋盤のくし歯形刃物台における最適なツー
リングを自動的に決定することができるツーリング決定
装置に関するものであり、本発明の上記目的は、くし歯
形刃物台におけるツーリングを決定するための入力デー
タ及び登録データによりチャッキング図及びツーリング
図を生成する生成手段と、この生成手段からの前記チャ
ッキング図及び前記ツーリング図を画面に表示させ、外
部からの指令により前記表示画面上で前記チャッキング
図と前記ツーリング図とが相互に干渉しないツーリング
を決定し、決定したツーリングを前記表示画面に表示さ
せると共に外部へ出力する決定手段とを具備することに
よって達成される。
(作用) 本発明のくし歯形刃物台におけるツーリング決定装置
は、くし歯形刃物台,工具,ワーク及びチャックをグラ
フィック表示させ、各表示を画面上で自由に移動させる
ことができるように構成されているので、オペレータが
目視により短時間でツーリングを決定することができる
ものである。
(実施例) 第1図は、本発明のくし歯形刃物台におけるツーリング
決定装置の一例を示すブロック図であり、表示装置1に
表示されている案内に従ってオペレータが操作部2から
入力するツーリング決定に必要な入力データ(ワーク形
状,使用工具番号,爪形状番号,工具ホルダ取付位置
等)ID及び登録データ(工具のホルダ形状,工具形状,
爪形状等)RDを入力制御部3を介してそれぞれ記憶する
入力データ記憶部4及び登録データ記憶部5と、入力デ
ータ記憶部4からの入力データID及び登録データ記憶部
5からの登録データRDにより、チャックの形状及びその
チャックに保持されているワークの形状を表わしたチャ
ッキング図CHと、くし歯形刃物台の形状及びそのくし歯
形刃物台に装着されている工具の形状を表わしたツーリ
ング図TUとを生成する形状生成部6とを有している。さ
らに、形状生成部6からのチャキング図CH及びツーリン
グ図TUを表示装置1に表示させ、パルスハンドル8又は
操作部2から入力されるオペレータの指令SSに従ってワ
ークと干渉しない工具の装着位置を決定し、決定した工
具の装着位置データPDをツーリング図TUに付加して表示
装置1に表示させると共に、決定した工具の装着位置デ
ータPDをデータ出力部9を介してプリンタやフロッピー
10に出力するツーリング決定部7で構成されている。
このような構成において、その主要部であるツーリング
決定部7の動作例を第2図のフローチャートで説明す
る。例えば表示装置1に第3図に示すようなチャッキン
グ図CH及びツーリング図TUが表示されており、工具Aで
ワークWの端面を、工具BでワークWの外周面を、工具
CでワークWの内周面を加工する場合、オペレータがパ
ルスハンドル8又は操作部2を操作してツーリング図TU
を移動させ、工具Aの先端をワークWの端面に位置させ
る(ステップS1)。そして、工具Aの加工範囲(同図示
矢印Aa内)でツーリング図TUを移動させ、ワークW及び
チャックCKと工具B,C及びくし歯形刃物台TSとが干渉す
るか否かを確認する(ステップS2)。この場合、ワーク
W及びチャックCKと工具B,C及びくし歯形刃物台TSとは
干渉しないので、さらに干渉チェックを終えていない工
具の有無を確認する(ステップS4)。
この場合、工具Bが有るので上述した同様の操作により
工具Bの先端を第4図に示すようにワークWの外周面に
位置させ(ステップS1)、工具Bの加工範囲(同図示矢
印Ab内)でツーリング図TUを移動させ、ワークW及びチ
ャックCKと工具A,C及びくし歯形刃物台TSとが干渉する
か否かを確認する(ステップS2)。この場合もワークW
及びチャックCKと工具A,C及びくし歯形刃物台TSとは干
渉しないので、さらに干渉チェックを終えていない工具
の有無を確認する(ステップS4)。
この場合、工具Cが有るので上述した同様の操作により
工具Cの先端を第5図に示すようにワークWの内周面に
位置させる(ステップS1)。なお、このときチャッキン
グ図CHを画面上方に移動させてツーリング図TUが画面か
らはみ出さないようにする。そして、工具Cの加工範囲
(同図示矢印Ac内)でツーリング図TUを移動させ、ワー
クW及びチャックCKと工具B,C及びくし歯形刃物台TSと
が干渉するか否かを確認する(ステップS2)。この場合
はワークWと工具Bとが干渉する(同図示斜線部IV)の
で、第6図に示すように工具BをワークWと干渉しない
位置まで移動させる(ステップS3)。なお、後部Bのみ
を移動させると工具Bで加工する際に工具AとワークW
とが干渉する可能性が生じるので、工具Bの移動と同時
に工具Aも工具Bの移動方向に同一移動寸法だけ自動的
に移動させる。
そして、干渉チェックを終えていない工具の有無を確認
し(ステップS4)、干渉チェックを終えていない工具が
無い場合には、決定した各工具A,B,Cの装着位置データP
Dをツーリング図TUに付加して表示装置1に表示させる
(第7図)と共に、決定した各工具A,B,Cの装着位置デ
ータPDを外部に出力し(ステップS5)、全ての処理を終
了する。
(発明の効果) 以上のように本発明のくし歯形刃物台におけるツーリン
グ決定装置によれば、オペレータがグラフィック表示を
見ながら指令を入力するだけなので、最適なツーリング
を迅速かつ正確に決定することができると共に、大幅な
工数低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のくし歯形刃物台におけるツーリング決
定装置の一例を示すブロック図、第2図はその主要部の
動作例を説明するフローチャート、第3図〜第6図はそ
れぞれ本発明装置でツーリングを決定する際の具体的な
表示画面の一例を示す図、第7図は決定した工具装着位
置データが付加されたツーリング図の一例を示す図であ
る。 1……表示装置、2……操作部、3……入力制御部、4
……入力データ記憶部,5……登録データ記憶部,6……形
状生成部、7……ツーリング設定部、8……パルスハン
ドル、9……データ出力部、10……プリンタ,フロッピ
ー。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】くし歯形刃物台におけるツーリングを決定
    するための入力データ及び登録データによりチャッキン
    グ図及びツーリング図を生成する生成手段と、この生成
    手段からの前記チャッキング図及び前記ツーリング図を
    画面に表示させ、前記ツーリング図におけるくし歯形刃
    物台に装着されている工具を外部からの指令により前記
    表示画面上で移動させて前記表示画面上で前記チャッキ
    ング図と前記ツーリング図とが相互に干渉しないツーリ
    ングを決定し、決定したツーリングを前記表示画面に表
    示させると共に外部へ出力する決定手段とで成ることを
    特徴とするくし歯形刃物台におけるツーリング決定装
    置。
JP19017188A 1988-07-29 1988-07-29 くし歯形刃物台におけるツーリング決定装置 Expired - Fee Related JPH0683944B2 (ja)

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JPH0241842A JPH0241842A (ja) 1990-02-13
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JP2004058227A (ja) 2002-07-30 2004-02-26 Citizen Watch Co Ltd 数値制御旋盤における工具選択方法及び制御装置
JP7553766B2 (ja) * 2020-04-13 2024-09-19 スター精密株式会社 旋盤

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