JPH0683881U - 二部材の枢支連結装置および物品収納ケース - Google Patents

二部材の枢支連結装置および物品収納ケース

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JPH0683881U
JPH0683881U JP2517493U JP2517493U JPH0683881U JP H0683881 U JPH0683881 U JP H0683881U JP 2517493 U JP2517493 U JP 2517493U JP 2517493 U JP2517493 U JP 2517493U JP H0683881 U JPH0683881 U JP H0683881U
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勝年 浜田
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エレコム販売株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 枢支連結部分(支点部分)に過大な摩擦抵抗
が作用せず、しかもガタつきも生じないようにする。 【構成】 一方の部材としてのディスクケースの蓋12
に円形の取付穴20を設け、他方の部材としてケース本
体11には複数の突起21…を、取付穴20の直径寸法
とほぼ同じ直径寸法を有する円の内周沿いに間隔を置い
て設け、この突起群21…を取付穴20に、突起外周面
が取付穴周面に接する状態で嵌め込んで両者を相対回動
可能に連結した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は二つの部材を相対回動可能に連結する枢支連結装置、および同装置を 用いた物品収納ケースに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
物品収納ケースの一種であるディスク(フロッピーディスク、コンパクトディ スク等)を収納するディスクケースを例にとって従来技術を説明する。
【0003】 この種のケースは、図7に示すように、上面にディスクD…の出し入れ口1a を備えたケース本体1と、このケース本体1の出し入れ口1aを開閉する蓋2と によって構成される。
【0004】 従来、このようなディスクケースにおいて、蓋2はケース本体1に対し、後端 部左右両側に設けられた取付部3を介して水平な支軸4まわりに回動可能に取付 けられている。
【0005】 ここで、支軸4は取付部3に一体に設けられ、この支軸4が、ケース本体1側 に設けられた取付穴5に嵌め込まれる。
【0006】 あるいは、取付部3とケース本体1の双方に取付穴が相連通して設けられ、支 軸としてのピンがこの両取付穴に跨って挿入される場合もある。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、このような公知の蓋取付構造(二部材の枢支連結装置)によると、 基本的に、支軸4の外周面と取付穴5の周面とが全面接触する構成であるため、 この回動支点部分の摩擦抵抗が大きく、蓋2の開閉操作が重くなったり軋み音が 発生したり、蓋2が開閉途中で止まってしまったりする不都合があった。
【0008】 そこで、一般には、支軸4を取付穴5よりも少し小さ目に形成しているが、こ れによってがたつきが発生し、蓋が傾いて閉じられたり、蓋が外れてしまったり する等の弊害が生じていた。
【0009】 そこで本考案は、枢支連結部分(支点部分)に過大な摩擦抵抗が作用せず、し かもガタつきも生じない二部材の枢支連結装置および物品収納ケースを提供する ものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1の考案は、一方の部材に円形の取付穴を設け、他方の部材には、複数 の突起を、上記取付穴の直径寸法とほぼ同じ直径寸法を有する円の内周沿いに間 隔を置いて設け、この突起群を、各突起外周面が上記取付穴の周面に接する状態 で嵌め込むことにより、二部材を、突起群の中心を中心として相対回動可能に枢 支連結してなるものである。
【0011】 請求項2の考案は、請求項1の構成において、各突起を円柱状に形成したもの である。
【0012】 請求項3の考案は、物品を収納するケース本体と、このケース本体の出し入れ 口を開閉する蓋とによって構成される物品収納ケースにおいて、請求項1または 2に記載の二部材の枢支連結装置における取付穴をケース本体と蓋のいずれか一 方に設け、他方に突起群を設けてなるものである。
【0013】
【作用】
請求項1,2の構成によると、突起群のスプリング作用によって突起群と取付 穴の周面とが弾性的に接触するため、枢支連結部分に過不足のない適度の摩擦抵 抗が得られる。
【0014】 また、 突起群の外周を結ぶ包絡線(円)の直径寸法を取付穴の直径寸法よりも小 さくする必要がないこと、 逆に、突起群のスプリング作用を活かして、上記包絡線の直径寸法を取付 穴の直径寸法よりも少し大きくして突起群を取付穴に圧嵌気味に嵌合させる構成 をとることができること、 により、枢支連結部分にがたつきが生じるおそれがなくなる。
【0015】 さらに、請求項2の構成によると、突起群が取付穴周面に線接触するため、摩 擦抵抗が小さくなる。このため、上記のように突起群を取付穴に圧嵌状態で嵌め 込む構成をとっても、摩擦抵抗が過大となるおそれがない。
【0016】 一方、請求項3の構成によると、上記枢支連結装置の作用により、軽快で、し かもがたつきが生じない安定した蓋開閉動作を得ることができる。
【0017】
【実施例】
本考案の実施例を図1〜図6によって説明する。
【0018】 この実施例では、従来技術の説明に合せ、適用対象としてディスクケースを例 にとっている。
【0019】 図1〜図5において、11は相連結される一方の部材としてのケース本体、1 2は他方の部材としての蓋である。
【0020】 ケース本体11は、前後左右の各側壁13,14,15,16と底壁17とに より、上面にディスクの出し入れ口11aを備えた箱状に形成している。
【0021】 一方、蓋12は、出し入れ口11aを開閉する主部18と、この主部18の左 右両側に下向きに突設された扇形の取付脚部19,19とによって構成し、この 両側取付脚部19,19の下端部を、ケース本体11における左右両側壁15, 16のほぼ中心部に次のように水平軸まわりに回動可能に取付けている。
【0022】 すなわち、両側取付脚部19に円形の取付穴20を設ける一方、本体左右両側 壁15,16に、複数(図では6つ)の短円柱状の突起21…を、取付穴20と ほぼ同じ直径寸法を有する円の内周沿いに一定間隔置きに設け、これら突起21 …を取付穴20に、突起外周面が取付穴周面に接する状態で嵌め込んでいる。
【0023】 これにより、蓋12をケース本体11に対し、突起群21…の外周を結ぶ包絡 線X(円、図1に示す)の中心Oを中心として、図2,4に示すように主部18 が出し入れ口11a上に乗ってこれを閉じる閉じ位置と、図3および図4仮想線 で示すように主部18がケース本体11の前側に回り込んで出し入れ口11aを 全開させる開き位置との間で回動しうる状態で取付けている。
【0024】 この蓋取付構造によると、突起群21…のスプリング作用によって突起群21 …と取付穴20の周面とが弾性的に接触するため、この取付部分に過不足のない 適度の摩擦抵抗が得られる。
【0025】 このため、軽快で、しかもがたつきが生じない安定した蓋開閉動作を得ること ができる。
【0026】 また、 突起群の外周を結ぶ包絡線(円)Xの直径寸法D1を取付穴20の直径寸 法D2よりも小さくする必要がないこと、 逆に、突起群21…のスプリング作用を活かして、上記包絡線Xの直径寸 法Dを取付穴20の直径寸法D2よりも少し大きくして突起群21…を取付穴2 0に圧嵌気味に嵌合させる構成をとることができること、 により、蓋取付部分にがたつきが生じるおそれがなくなる。
【0027】 しかも、突起群21…を短円柱状に形成しているため、この突起群21…が取 付穴周面に線接触する。このため、摩擦抵抗が小さくなり、上記のように突起群 21…を取付穴20に圧嵌状態で嵌め込む構成をとっても、摩擦抵抗が過大とな るおそれがない。
【0028】 なお、この実施例のディスクケースによると、蓋12の回動(開閉)支点Oが 、ケース本体11における左右両側壁15,16のほぼ中心部に設定されている ため、蓋12全体がケース本体11沿いにコンパクトに回動する。このため、蓋 17の開閉に要するスペースがケース本体11沿いのごく小さなものですみ、と くにケース上方には蓋開閉のための余分な空間が不要となる。
【0029】 また、蓋12は、開放時にはケース本体11の前側に回り込んで本体前側壁1 3に沿った状態となり、本体上方に大きく突出するおそれがない。
【0030】 他の実施例 (1)図6に示す実施例では、取付穴20の周面に複数(図では二つの場合を 示している。但し一つでもよい)の凹部22を設け、蓋12の開閉時に、突起2 1がスプリング作用によって凹部22に弾性的に係合しうるように構成している 。
【0031】 こうすれば、この係合作用により、図6仮想線で示すように蓋12を複数の開 き(または閉じ)位置に保持し、開閉量を任意に調節することができる。
【0032】 (2)上記実施例ではケース本体11に突起群21…、蓋12に取付穴20を 設けたが、逆に、ケース本体11に取付穴20、蓋12に突起群21…をそれぞ れ設けてもよい。
【0033】 (3)上記実施例では突起21…を短円柱状に形成したが、この突起形状とし ては、ほかに多角柱状、取付穴周面にほぼ対応する円弧状に湾曲した板状等、種 々変更することができる。
【0034】 (4)上記実施例では適用対象としてディスクケースを例にとったが、その他 の物品収納ケースに広く適用することができる。
【0035】 また、請求項1,2の考案は、物品収納ケースの本体と蓋の連結部分に限らず 、たとえば机上照明スタンドにおける脚柱の関節部分等、広く二部材の枢支連結 部分に適用することができる。
【0036】
【考案の効果】
上記のように請求項1,2の考案によるときは、一方の部材に円形の取付穴を 設け、他方の部材には複数の突起を、取付穴の直径寸法とほぼ同じ直径寸法を有 する円の内周沿いに間隔を置いて設け、この突起群を取付穴に、突起外周面が取 付穴周面に接する状態で嵌め込んで両部材を相対回動可能に連結する構成とした から、突起群のスプリング作用によって突起群と取付穴の周面とが弾性的に接触 し、これによって枢支連結部分に過不足のない適度の摩擦抵抗を得ることができ る。
【0037】 また、 突起群の外周を結ぶ包絡線(円)の直径寸法を取付穴の直径寸法よりも小 さくする必要がないこと、 逆に、突起群のスプリング作用を活かして、上記包絡線の直径寸法を取付 穴の直径寸法よりも少し大きくして突起群を取付穴に圧嵌気味に嵌合させる構成 をとることができること、 により、枢支連結部分にがたつきが生じるおそれがなくなる。
【0038】 さらに、請求項2の考案によると、突起群が取付穴周面に線接触するため、摩 擦抵抗が小さくなる。このため、上記のように突起群を取付穴に圧嵌状態で嵌め 込む構成をとっても、摩擦抵抗が過大となるおそれがない。
【0039】 一方、請求項3の考案によると、上記枢支連結装置の作用により、軽快で、し かもがたつきが生じない安定した蓋開閉動作を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例にかかるディスクケースの分解
斜視図である。
【図2】同ケースの組立状態の斜視図である。
【図3】図2の状態から蓋を開いた状態の斜視図であ
る。
【図4】図2の状態の拡大側面図である。
【図5】図4のV−V線断面図である。
【図6】本考案の他の実施例にかかるディスクケースの
部分側面図である。
【図7】従来技術を説明するためのディスクケースの側
断面図である。
【符号の説明】
11 一方の部材としてのディスクケースの本体 12 他方の部材としての蓋 20 取付穴 21 突起

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の部材に円形の取付穴を設け、他方
    の部材には、複数の突起を、上記取付穴の直径寸法とほ
    ぼ同じ直径寸法を有する円の内周沿いに間隔を置いて設
    け、この突起群を、各突起外周面が上記取付穴の周面に
    接する状態で嵌め込むことにより、二部材を、突起群の
    中心を中心として相対回動可能に枢支連結してなること
    を特徴とする二部材の枢支連結装置。
  2. 【請求項2】 各突起を円柱状に形成したことを特徴と
    する請求項1記載の二部材の枢支連結装置。
  3. 【請求項3】 物品を収納するケース本体と、このケー
    ス本体の出し入れ口を開閉する蓋とによって構成される
    物品収納ケースにおいて、請求項1または2に記載の二
    部材の枢支連結装置における取付穴をケース本体と蓋の
    いずれか一方に設け、他方に突起群を設けてなることを
    特徴とする物品収納ケース。
JP1993025174U 1993-05-14 1993-05-14 二部材の枢支連結装置および物品収納ケース Expired - Lifetime JP2595729Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014050075A (ja) * 2012-09-04 2014-03-17 Rb Controls Co リモコン装置

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