JPH0325702Y2 - - Google Patents

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JPH0325702Y2
JPH0325702Y2 JP1984179950U JP17995084U JPH0325702Y2 JP H0325702 Y2 JPH0325702 Y2 JP H0325702Y2 JP 1984179950 U JP1984179950 U JP 1984179950U JP 17995084 U JP17995084 U JP 17995084U JP H0325702 Y2 JPH0325702 Y2 JP H0325702Y2
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container body
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protruding piece
pivot
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JP1984179950U
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【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案は化粧料等のコンパクト容器に関するも
のであり、特に化粧料等とパフやスポンジなどの
化粧用具とを一つの容器内に分離して収納するタ
イプのコンパクト容器に関するものである。
《従来の技術》 従来のこの種のコンパクト容器としては、例え
ば実開昭58−77609号公報に記載されたものが存
する。同公報記載のコンパクト容器は、互いに上
下方向に重ね合わされる容器本体と中皿と蓋体を
それぞれの後端部において相互に開閉自在に枢着
するとともに、該中皿の前端部上下位置に第1及
び第2の突片を形成し、該中皿の下側に位置する
容器本体の前端部には該第2の突片と係合可能な
第3の突片を形成し、該中皿の上側に位置する蓋
体の前端部には該第1の突片と係合可能な第4の
突片を形成し、該中皿の第1と第2の突片との間
に前後方向に摺動自在なスライド部材を介装した
構成を有する。
以上の構成において、蓋体と容器本体が中皿に
対して閉じられるとき、該第1と第4の突片、該
第2と第3の突片がそれぞれ係合して閉塞状態を
保持し続けるとともに、開放するときは該スライ
ド部材を内方に押圧することによつて、該スライ
ド部材の上下面を該蓋体と該容器本体の各前端縁
部に押圧作用させて各突片同士の係合を解除し、
該蓋体と該容器本体とを該中皿に対して開放させ
るものである。従つて、ワンタツチ操作によつて
蓋体と中皿と容器本体の相互間を同時に或いはタ
イミングをずらして開放させることができるとい
う利点を有している。
一方、上記のコンパクト容器とは別に実開昭58
−185117号公報に係るコンパクト容器が公知とな
つている。この公知のコンパクト容器では容器本
体と中皿と蓋体とからなつており、中皿から垂下
した係合突片が容器本体の係合突起と係合し、ま
た蓋体から垂下した係合突片が中皿の係合突起と
係合するようになつている。一方、解錠部材は中
皿の前端凹所の側壁に枢着され、この解錠部材の
上下端は夫々蓋体と容器本体の前端部に当接して
おり、この解錠部材の上方を押圧すると蓋体が上
方に開放し、その下方を押圧すると容器本体が下
方に開放するようになつている。
しかし上記公報記載のコンパクト容器にあつて
は、蓋体と容器本体と中皿のそれぞれに係止用突
片を設けて中皿に対して蓋体と容器本体とをそれ
ぞれ別個に係止させるようにしてあるため、係止
部の構成が複雑となり、また多数の係止用突片の
寸法上の精度誤差によつて、中皿に対する蓋体と
容器本体の係止強度にバラツキを生ずる恐れが大
きい。このバラツキに基づく係止力の過不足によ
つて生ずる係合不良及びスライド部材による係合
解除時における応答不良を防止するためには、係
止用突片の寸法精度に厳密な注意を払う必要があ
るが、そうすると生産性低下、コストアツプ等を
招来するといつた問題があつた。
《考案が解決しようとする問題点》 本考案は上記の問題点に着目してなされたもの
で、その目的は、上記したタイプのコンパクト容
器であつて構成が簡潔で係止部の精度誤差による
係合不良の恐れが少なく、しかも組立や開閉操作
が容易なコンパクト容器を提供することにある。
《問題点を解決するための手段》 上記目的を達成するため本考案に係るコンパク
ト容器では、容器本体と中蓋と上蓋とをそれぞれ
の後端部において相互に開閉自在に枢着し、該容
器本体の前端部には上方へ突出する第1の突片
が、該上蓋の前端部には該第1の突片と係合可能
な下方へ突出する第2の突片がそれぞれ形成さ
れ、該中蓋を間に挟んで該上蓋と該容器本体を閉
じたとき、該第1の突片と該第2の突片が係合し
て閉止位置を占め、該中蓋の前端面に前方へ突出
する枢軸を形成し、作動部材には後方に開口する
嵌合部を形成し、該嵌合部を該枢軸に対して後方
に押し込むことによつて該作動部材を該枢軸に回
動自在に枢着し、該閉止位置において該作動部材
を回動させると該作動部材の上面または下面が該
上蓋の下面または該容器本体の上面に作用して該
上蓋と該容器本体とを分離する方向に力が加わ
り、これによつて該第1の突片と該第2の突片の
係合が解除されてなることを特徴とするものであ
る。
《実施例》 以下に本考案の好適な実施例について添附図面
を参照して説明する。
第1図乃至第3図は本考案のコンパクト容器の
一実施例を示し、このコンパクト容器1は容器本
体2、中蓋3、上蓋4および作動部材5から成
り、容器本体2と中蓋3と上蓋4はそれぞれの後
端部にヒンジ部を有し、各ヒンジ部には互いに連
通し合う枢着孔が貫通形成され、該枢着孔内に挿
入された蝶番ピン6がこれらを開閉自在に連結し
ている。容器本体2は底板7と、底板7の周縁部
に一体化されて底板7の上面上に化粧料またはパ
フ収納部2aを画成する側板8と、後部側板8a
に一体的に突出形成された一対のヒンジ部9と、
厚肉の前部側板8b上端面中央部から上方へ一体
的に突出形成された第1の突片10とを有する。
中蓋3は基板11と、基板11の周縁部に一体化
されて基板11の少なくとも上面上にパフまたは
化粧料収納部3aを画成する側板12と、基板1
1の下面に固着された鏡17と、後部側板12a
に一体的に突出形成され容器本体の一対のヒンジ
部9−9間に配設されるヒンジ部と、前部側板1
2bの前面中央の凹所13内から前方へ突設され
先端に作動部材5を回動自在に支持する枢軸15
をそれぞれ有した一対の作動部材支持突片14と
を有している。各支持突片14間の間隔は、後述
する上蓋4の第2の突片20がそれらの間に進入
可能となる程度に設定しておく。上蓋4は頂板1
6と、頂板16の周縁部に一体化された側板18
と、後部側板18aに突設されたヒンジ部19を
有する。上蓋4の厚肉の前部側板18bの下端面
中央から下方へ向けて第2の突片20が一体的に
突出形成され、この突片20はその先端で容器本
体2の第1の突片10の先端と着脱自在かつ弾性
的に係合し合うように構成されている。
他方、作動部材5は略コ字状をなし、中央の押
圧部21と、押圧部21の両端から後方側へ一体
的に突出形成された一対の嵌合部22とから構成
されている。各嵌合部22は対向し合う内側面上
にガイド溝23を有し、各ガイド溝23の後端側
は開口するとともにその前端側は非開口状に終止
している。ガイド溝23の前方終端部の嵌合用空
所23aは中蓋の一対の作動部材支持突片14の
各枢軸15が嵌着されて回動可能となるように円
形状に形成され、また開口部から嵌合用空所23
aの間に位置するパス23bは弾性的に拡開する
ことによつて枢軸15の進入通過を許容する一
方、枢軸15が嵌合用空所23a内に嵌着された
後は原形に復帰して作動部材5の抜落ちを防ぐよ
うに構成されている。
尚、上述の各部材は合成樹脂から構成されてい
る。
以上の構成に基づいて各構成部材の組立を説明
すると、まず中蓋3を間に挟んで容器本体2上に
上蓋4を重ね合せたあと、各ヒンジ部に形成され
た各枢着孔に蝶番ピン6を挿着する。次に、中蓋
3の各支持突片14の各枢軸15を作動部材5の
ガイド溝23に対して開口側から圧入し、前方終
端部の嵌合用空所23aに嵌着させることによ
り、組立作業は完了する。
以上の構成において、コンパクト容器1を閉止
する場合は、第1図のように、第1と第2の突片
10,20が係合するまで上蓋4を容器本体2側
に押圧することにより閉止操作が完了する。この
とき作動部材5は水平状態にあるので、各突片1
0,20の係合を妨げることがない。次にコンパ
クト容器1を開放するときは、作動部材5の押圧
部21前面下部を後方に向けて押込むことによ
り、作動部材5が枢軸15を中心として反時計方
向へ回動するため、嵌合部22の上面が上蓋4の
前部側板18bの下面を上方へ押上げて、各突片
10,20の係合を解除させると同時に、上蓋4
を一部開放させる(第2図参照)。従つて、その
後は上蓋4を所望角度開放し、図示した実施例で
は収納部3a内のパフ24を取出してから、中蓋
3を所望角度開放して鏡17を見ながら収納部2
aの化粧料を用いることができる。
尚、上記実施例では枢軸15が作動部材5の上
方部に位置するため、該作動部材の押圧部21の
下部を押圧して反時計方向に回動させることとし
たが、第4図及び第5図に示されたように枢着部
をより下方部に位置させれば、押圧部21′の上
部を押圧して作動部材5′を時計方向に回動させ
ることもでき、その場合には嵌合部22′の下面
が容器本体2の上面を下方へ押し下げることによ
り係合が解除されることになる。
このように作動部材5の上方或いは下方への回
動によつて各突片10,20の係合解除が行なわ
れるため応答が確実であり、作動部材5が所定角
度以上回動しているにもかかわらず開放されない
ということはない。
尚、本考案は添附図面に示す好適な実施例につ
いてのみ説明したが、他にも種々の変形例が本考
案の範囲内に属するものである。例えば容器本体
の収納部2aの方にパフを収納する場合は、本体
2の底板或いは側板にパフを乾燥させるための通
気孔を形成することもできる。また、容器本体の
収納部及び中蓋の収納部にそれぞれ異種の化粧料
を別個に収納することとしても良い。
《考案の効果》 以上のように本考案に係るコンパクト容器で
は、容器本体と中蓋と上蓋をそれぞれの後端部で
開閉自在に枢着し、中蓋を間に挟んで容器本体と
上蓋を閉じたとき該容器本体と上蓋に形成された
突片が直接係合して閉止状態を保持するととも
に、開放するときは中蓋に回動自在に支持された
作動部材を上方或いは下方へワンタツチ操作で回
動させることにより、各突片同士の係合を解除す
るようにしたため、係止部の構成が簡潔で、係止
部の精度誤差による作動不良を生ずることが少な
く、しかも開閉操作が容易である。また、作動部
材の回動による押上力による開放であるため応答
が確実である。更には、中蓋の前端面に前方へ突
出する枢軸を形成し、作動部材には後方に開口す
る嵌合部を形成したので、この嵌合部を該枢軸に
対して後方に押し込むことによつて作動部材を枢
軸に回動自在に枢着でき、組立が簡単であるばか
りでなく該作動部材を押圧して回動させる操作も
行ない易いなど、種々の優れた効果を奏するもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案の一実施例に係るコ
ンパクト容器を示し、第1図及び第2図はそれぞ
れ閉止状態及び開放状態を示す断面図、第3図は
中蓋の一部と作動部材を示す斜視図、第4図及び
第5図は夫々本考案の他の実施例に係るコンパク
ト容器を示す第1図及び第2図と同様な断面図で
ある。 1……コンパクト容器、2……容器本体、3…
…中蓋、4……上蓋、5……作動部材、10……
第1の突片、15……枢軸、20……第2の突
片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 容器本体と中蓋と上蓋とをそれぞれの後端部に
    おいて相互に開閉自在に枢着し、該容器本体の前
    端部には上方へ突出する第1の突片が、該上蓋の
    前端部には該第1の突片と係合可能な下方へ突出
    する第2の突片がそれぞれ形成され、該中蓋を間
    に挟んで該上蓋と該容器本体を閉じたとき、該第
    1の突片と該第2の突片が係合して閉止位置を占
    め、該中蓋の前端面に前方へ突出する枢軸を形成
    し、作動部材には後方に開口する嵌合部を形成
    し、該嵌合部を該枢軸に対して後方に押し込むこ
    とによつて該作動部材を該枢軸に回動自在に枢着
    し、該閉止位置において該作動部材を回動させる
    と該作動部材の上面または下面が該上蓋の下面ま
    たは該容器本体の上面に作用して該上蓋と該容器
    本体とを分離する方向に力が加わり、これによつ
    て該第1の突片と該第2の突片の係合が解除され
    てなることを特徴とするコンパクト容器。
JP1984179950U 1984-11-29 1984-11-29 Expired JPH0325702Y2 (ja)

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JP1984179950U JPH0325702Y2 (ja) 1984-11-29 1984-11-29

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JPS6196809U JPS6196809U (ja) 1986-06-21
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5939925U (ja) * 1982-09-08 1984-03-14 日本ケミコン株式会社 電解コンデンサ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58185117U (ja) * 1982-06-04 1983-12-09 株式会社吉野工業所 化粧用コンパクト

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5939925U (ja) * 1982-09-08 1984-03-14 日本ケミコン株式会社 電解コンデンサ

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JPS6196809U (ja) 1986-06-21

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