JPH0683649B2 - 容器入りポツプコ−ン - Google Patents

容器入りポツプコ−ン

Info

Publication number
JPH0683649B2
JPH0683649B2 JP60254446A JP25444685A JPH0683649B2 JP H0683649 B2 JPH0683649 B2 JP H0683649B2 JP 60254446 A JP60254446 A JP 60254446A JP 25444685 A JP25444685 A JP 25444685A JP H0683649 B2 JPH0683649 B2 JP H0683649B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
corn
popcorn
water content
weight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP60254446A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62228245A (ja
Inventor
公 杉澤
正典 山本
和光 多賀
弘一 柴原
豊 種田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HAUSU SHOKUHIN KK
Original Assignee
HAUSU SHOKUHIN KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by HAUSU SHOKUHIN KK filed Critical HAUSU SHOKUHIN KK
Priority to JP60254446A priority Critical patent/JPH0683649B2/ja
Publication of JPS62228245A publication Critical patent/JPS62228245A/ja
Publication of JPH0683649B2 publication Critical patent/JPH0683649B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Grain Derivatives (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は容器入りポップコーンの改良に関する。
<従来技術> 従来より、フライパン状のアルミ箔製容器中にコーンと
油脂、各種調味料を入れ、それをフィルムで密閉した容
器入りポップコーンが多数開発されている。このタイプ
の容器入りポップコーンは、該容器を直火で加熱するこ
とによって容器内のコーンを膨化させてポップコーンを
得るのであるが、製品化した容器入りポップコーンはそ
の保存期間によって膨化率に変動を来たす、ということ
に遭遇した。
<発明が解決しようとする問題点> 本発明者等はこの点に着目し、その原因について種々研
究したところ、従来の容器入りポップコーンの場合、フ
ィルムの端をアルミ箔製容器の上端で巻き締めることに
よって容器の上面開口部を封鎖していた。ところが、こ
うした方法では、容器を完全に密閉することができず、
フィルムと容器上端との結合部にガス体乃至液体が通過
できる程度の間隙を生ずるという知見を得、更にこれに
原因して、容器中のコーンに水分変動が生じ、その含量
が減少して膨化率が低下してくる、という知見を得た。
<問題を解決するための手段> 本発明者等は、こうした知見を基に膨化率に左程の変動
がみられない容器入りポップコーンを得るべく研究した
結果、コーン全体を油脂で被覆したものを使用すること
によって本発明の目的を有効に達成することができる、
という知見を得、本発明を完成した。
このようにして完成された本発明の要旨は、油脂によっ
て全面を被覆した水分含量が10〜15重量%のコーンを収
納してなる容器入りポップコーンである。
以下、本発明の内容を詳しく述べる。
本発明で使用するコーンは爆裂種のとうもろこしで、こ
れをそのままあるいは殺菌のためにコーンが膨化せず且
つ該コーンの水分含量に大きく影響を与えない温度及び
時間を満足する条件で加熱処理したものなどが使用され
る。この場合、該コーンの水分含量としては、第1図か
ら明らかなように10〜15重量%のものを使用する。該水
分含量が10重量%以下になってくると加熱による膨化率
が著しく低下する傾向になり、同様に該水分含量が15重
量%を越えてくると膨化率が著しく低下してくる。尚、
第1図はコーンの水分含量と該コーンの膨化度の関係を
示すもので、横軸はコーンの水分含量(重量%)を表わ
し、縦軸は該コーンの膨化度(ml/g)を表わす。そし
て、コーンの水分含量は常圧、105℃、16時間による加
熱乾燥の方法で測定し、膨化度は膨化度=膨化後の容積
(ml)/膨化前のコーン重量(g)の方法で測定し、以
降も同様とする。
こうしたコーンを容器に収納するに当っては、全面に油
脂によって被覆する。コーンを油脂によって被覆するた
めに手段としては特に限定されず、例えばコーンと油脂
とを予め撹拌・混合した後容器に収納する方法、コーン
を容器に収納した後油脂を噴霧する方法等がある。この
場合における油脂の量はコーンを被覆することができる
のであれば少量でも本発明の目的を達成することができ
るが、食味等を考慮すると、コーンと油脂との比率とし
ては、重量比で100:20〜35であることが好ましい。該油
脂含量が少すぎると油脂による食感の改良、例えば味・
喫食した時のなめらかさ等の効果が低下し、反対に該油
脂含量が多くなりすぎると食味に脂っぽくなり、更に手
で抓んで食する際、手に脂が多くついて不快感を与える
ことになる。
次に、コーンを被覆するための油脂としてはヘッド、ラ
ード、バーム硬化油などに代表されるような常温で固体
状を呈する油脂であれば特に限定されない。該固体脂を
コーンに被覆する場合は、予め該固体脂を加熱して液状
にしておく必要がある。そして、被覆後冷却して液状の
固体脂をコーンの回りに固体付着させる。
次に容器の材質は、容器入りポップコーンの加熱手段に
よって適宜決定すればよい。例えば、直火式で加熱する
場合はアルミ箔製の容器を使用し、電子レンジで加熱す
る場合はマイクロ波透過性の合成樹脂製又は紙製の容器
を使用する。また、容器の形状についても加熱処理手段
等を考慮して実施者が適宜決定すればよい。例えば、直
火式加熱の場合は把持部を有したフライパン形状のもの
が好ましく、電子レンジ加熱の場合は把持部のない半球
形状、多角形状等の容器が好ましい。
こうして容器にコーンを収納するに当っては、食塩、香
料、着色料、糖類等の適宜ポップコーン原料も合せて収
納せしめる。その後、フィルム等を使用し適宜手段によ
って該容器の上面開口部を封鎖して、容器入りポップコ
ーンを製する。
<実施例> 実施例 水分含量13.2重量%のコーン70重量部をパーム硬化油30
重量部と共に撹拌・混合した後、食塩2.5重量部を更に
添加・混合し、それをフライパン形状に成型したアルミ
箔製容器に収納した。その後、合成樹脂製フィルムの端
部を上記アルミ箔製容器の上端で巻き締めして、該容器
の上面開口部を封鎖し容器入りポップコーンを得た。
(比較例) フライパン形状に成型したアルミ箔製容器に食塩2.5重
量部を収納し、その上に水分含量13.2重量%のコーン70
重量部を収納した後、実施例と同様にして密封して容器
入りポップコーンを得た。
それぞれ得られた容器入りポップコーンを15℃、相対湿
度65%の条件で保持し、その水分含量の変遷を測定する
と同時にその時の含有水分のコーンを加熱した際の膨化
度について比較した。結果を第1表、第2表及び第2図
に示す。
尚、第2図中の左縦軸はコーンの水分含量、右縦軸はコ
ーンの膨化度を表わし、横軸は容器入りポップコーンの
保存日数を表わす。更に、図中、 は本発明のコーンの水分含量の変遷を表わし、 は比較例のコーンの水分含量の変遷を表わし、 は本発明のコーンの膨化率を表わし、 は比較例のコーンの膨化率を表わす。
第1,2表及び第2図から明らかなように、比較例のコー
ンの水分はわずか4週間で9.5重量%にも低下している
のに対し、本発明のコーンはそれは4週間経過後でも1
2.7重量%であった。そして、その時の膨化度は、前者
が23.5ml/gであるのに対し、後者のそれは34.2ml/gと大
きな差がみられた。殊に後者の場合は保存前のコーンの
膨化度とほとんど変らない程優れたものであった。こう
した傾向は、本発明の容器入りポップコーンを12週間保
存した時も略同様であった。
<効果> 以上から明らかなように、本発明によって得られる容器
入りポップコーンは、長期間保存してもコーン中の水分
の変遷があまりみられず、その結果、水分変遷に原因す
る加熱時の膨化率の低下といった問題を有効に解決し
て、非常に膨化率の安定した、しかも保存前のポップコ
ーンとほとんど変らない程膨化度の優れたポップコーン
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はコーンの水分含量と該コーンの膨化度の関係を
表わす図面で、第2図は実施例と比較例とにおけるコー
ンの水分含量と該コーンの膨化度の変遷を表わす。第2
図中、 は本発明のコーンの水分含量の変遷を表わし、 は比較例のコーンの水分含量の変遷を表わし、 は本発明のコーンの膨化率を表わし、 は比較例のコーンの膨化率を表わす。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 種田 豊 大阪府東大阪市御厨栄町1丁目5番7号 ハウス食品工業株式会社内 審査官 植野 浩志 (56)参考文献 特開 昭60−210960(JP,A) 特開 昭60−210959(JP,A) 実開 昭55−152991(JP,U) 特公 昭37−1656(JP,B1)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】常温で固体状を呈する油脂によって全面を
    被覆した水分含量が10〜15重量%のコーンを収納してな
    る容器入りポップコーン。
  2. 【請求項2】コーンと油脂との比率が、重量比で100:20
    〜35である特許請求の範囲第1項記載の容器入りポップ
    コーン。
  3. 【請求項3】容器がアルミ箔からなるフライパン形状で
    ある特許請求の範囲第1項記載の容器入りポップコー
    ン。
JP60254446A 1985-11-13 1985-11-13 容器入りポツプコ−ン Expired - Fee Related JPH0683649B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60254446A JPH0683649B2 (ja) 1985-11-13 1985-11-13 容器入りポツプコ−ン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60254446A JPH0683649B2 (ja) 1985-11-13 1985-11-13 容器入りポツプコ−ン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62228245A JPS62228245A (ja) 1987-10-07
JPH0683649B2 true JPH0683649B2 (ja) 1994-10-26

Family

ID=17265117

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60254446A Expired - Fee Related JPH0683649B2 (ja) 1985-11-13 1985-11-13 容器入りポツプコ−ン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0683649B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01273554A (ja) * 1988-04-27 1989-11-01 Snow Brand Food Co Ltd 電子レンジ用容器入りポップコーン
US4880646A (en) * 1988-11-29 1989-11-14 Southwest Research Institute Encapsulated corn kernels and method of forming the same
JP3136250B2 (ja) * 1995-04-11 2001-02-19 ハウス食品株式会社 容器入り即席膨化食品
US7024986B2 (en) 2002-10-04 2006-04-11 Gakken (Hong Kong) Co., Ltd. System and method for making popcorn using a self-regulating heating system
CN113317446B (zh) * 2021-06-03 2023-05-19 上海正荣食品有限公司 一种爆米花的制作工艺

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55152991U (ja) * 1979-04-06 1980-11-04
JPS60210959A (ja) * 1984-04-02 1985-10-23 Fumiko Ichihara 容器入りポプコ−ン
JPS60210960A (ja) * 1984-04-03 1985-10-23 Fumiko Ichihara 容器入りポプコ−ン

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62228245A (ja) 1987-10-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5458898A (en) Process of microwaving a foodstuff
US3208851A (en) Process for preparing a breaded deep-fried food
NO161772B (no) Fremgangsmaate for fremstilling av stekte bakervarer med lavt fuktighetsinnhold.
JPH0683649B2 (ja) 容器入りポツプコ−ン
US2702246A (en) Method for preparing unpopped popcorn kernels for popping and the product thereof
JPS6091939A (ja) 調理用油脂製品の製造法
US2210856A (en) Fudge type candy
JPS58179443A (ja) 調理冷凍食品の製造方法
KR101963783B1 (ko) 식물성 천연 왁스와 식물성 유지를 혼합하여 제조된 올레오젤 및 이를 이용한 유탕면의 제조방법
JPH0713B2 (ja) チ−ズ類
US6162482A (en) Process for making a stabilized canned ground meat
US3332784A (en) Process for manufacture of chocolate water-icings
JP3036073U (ja) カレースプレッド
JP3066809B2 (ja) シュー皮の製造方法
JPH0732678B2 (ja) 容器入りドリア
JPS6296054A (ja) ポツプコ−ン素材
JPH03254651A (ja) 電子レンジ用冷凍米飯製品の製造方法
JPH05317011A (ja) ゲル膜被覆調理食品
JPS5916748B2 (ja) 衣づけ冷凍食品及びその製造法
JP3265263B2 (ja) 固形ルウの製造方法
JPS5847149B2 (ja) 衣づけ冷凍食品及びその製造法
JPH06141801A (ja) 中華ゆで麺の製造方法
JPS63216455A (ja) 卵加工食品の製造方法
JPH06327437A (ja) オムレツ様食品とその製造方法
JPS6075241A (ja) 加熱調理用食品

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees