JPH0732678B2 - 容器入りドリア - Google Patents

容器入りドリア

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JPH0732678B2
JPH0732678B2 JP1144768A JP14476889A JPH0732678B2 JP H0732678 B2 JPH0732678 B2 JP H0732678B2 JP 1144768 A JP1144768 A JP 1144768A JP 14476889 A JP14476889 A JP 14476889A JP H0732678 B2 JPH0732678 B2 JP H0732678B2
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正典 山本
今義 今田
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電子レンジ、オーブンなどで加熱して直ちに
喫食できる容器入りドリアに関するものである。
〔従来の技術〕
即席食品の一種として、炊飯米を容器に密封収容した
後、加熱殺菌した容器入り御飯が種々発売されている。
このような容器入り御飯としては、容器を加熱すること
なく喫食直前に容器を開けて中の御飯を食べるもの、喫
食前に容器を湯中に浸漬したり電子レンジ等により加熱
してから食べるものといろいろなタイプのものがあり、
また白米自体を用いたものや赤飯など内容物も種々多様
である。具体的には、おかゆ等の流動食を容器に収容
し、該容器を含気状態のまま可撓性シートで密封し定差
圧殺菌処理して製造される保存用流動食パック(実開昭
57−95362号)、米:水の重量比を1:1.5〜3.6の割合で
炊飯した飯を、充分水分を含ませた具、脂質などととも
に容器に収納し、該容器を含気状態で密封し、定差圧殺
菌処理して、常温に冷えた状態でも炊飯直後のままの軟
らかさで喫食できる保存用炊飯米を製造する方法(特開
昭57−68747号)などがあげられる。
ところが、上記の方法などにより炊飯した飯をレトルト
殺菌すると、米が膨潤しすぎてふやけ、喫食時の調理加
熱によって柔らかくべたべたした食感のものとなってし
まうという問題がある。特に、ドリアのような水分含量
の多い調味ソースを御飯の上にかけた形態のものにする
と、上記傾向が一層顕著になる。
〔発明が解決しようとする課題〕
従って、本発明はレトルト殺菌時に御飯が膨潤しすぎて
ふやけることがなく、かつ御飯粒同志が結着しにくいと
ともに喫食時の調理加熱によってできたての食感を有す
る容器入り即席ドリアを提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、特定量の油脂と乳化剤の存在下に通常よりも
少なめの水分含量の御飯をたき、これに特定水分量の調
味ソースを組合せると上記課題を効率よく解決できると
の知見によりなされたのである。
すなわち、本発明は、炊飯米と調味ソースとが耐熱性容
器内に収容されており、かつレトルト殺菌処理された容
器入りドリアであって、炊飯米が米100重量部当たり、
水40〜80重量部、油脂0.1〜10重量部及び乳化剤0.05〜
5重量部を加えて炊飯して得たものであり、かつ炊飯米
と調味ソースとを合せた食品の水分含量が56〜80重量%
の範囲にあることを特徴とする容器入りドリアを提供す
る。
本発明では米100重量部当たり、水40〜80重量部、好ま
しく45〜70重量部を使用して炊飯する。通常の炊飯にお
ける水の量(米100重量部当たり150重量部程度)では、
レトルト殺菌処理時に米が膨潤しすぎてふやけ、喫食時
の調理加熱(例えば、オーブン加熱)により柔らかくベ
タベタの食感のものになるが、上記水分量とすることに
よって、調味ソースの水分含量との相関において、レト
ルト殺菌処理を経て調理加熱した場合に、本来のドリア
における米の食感が得られるのである。
尚、米100重量部当たり40重量部を下回る水分量では、
炊飯米の水分量が低く、これと調味ソースの水分量との
開きがあり過ぎてレトルト殺菌処理時に調味ソースから
米への水分の移行が充分かつ均一に行われない。したが
って、調理加熱後、米の中心部が硬い食感のものとな
る。一方、80重量部を上回る水分量では、内容物全体の
水分含量を56〜80重量%の範囲に調整した場合にも、レ
トルト殺菌処理時に米が膨潤しすぎてふやけ、調理加熱
した場合に、柔らかくベタベタの食感のものになる。
本発明では炊飯時に米100重量部当たり、油脂0.1〜10重
量部、好ましくは0.5〜8重量部使用する。これは、油
脂が炊飯後の米粒同志の結着を防止し、これにより、レ
トルト殺菌処理時に調味ソースから米への水分の移行を
均一に行わせることができるからである。この場合、油
脂の量が米100重量部当たり0.1重量部を下回る量では、
上記の作用を充分に発揮させることができない。また、
10重量部を上回る量では、ドリアが油っぽくなるので好
ましくない。尚、油脂としては、食用油脂であればよ
く、植物油脂、動物油脂のいずれをも使用できる。
本発明では、また、炊飯時に、米100重量部当たり、乳
化剤0.05〜5重量部、好ましくは0.25〜4重量部使用す
る。乳化剤も油脂と同様の目的で使用する。米100重量
部当たり0.05重量部を下回る量では、所望の作用を充分
に作用せしめることができない。また、5重量部を上回
る量では、食品に乳化剤の味と臭いがするので好ましく
ない。
ここで乳化剤としては、グリセリン脂肪酸エステル、プ
ロピレングリコール脂肪酸エステル、蔗糖脂肪酸エステ
ルなどがあげられ、これらの一種又は2種以上の混合物
が使用される。
上記のように本発明で用いる炊飯米は、油脂と乳化剤の
存在下、特定の水分量で炊飯することにより得たもので
あるが、炊飯時に油脂、乳化剤に加えて、調味料、各種
具材などを加えることができる。
本発明で用いる調味ソースは小麦粉及び油を主体とし、
必要に応じて牛乳、各種調味料等を加えて調製されたも
のであり、例えば小麦粉5〜10重量%、油2〜8重量%
を含むものがあげられ、水分含量は通常70〜75重量%で
ある。
本発明では、炊飯米と調味ソースとを合せたドリア(耐
熱性容器内に収容される炊飯米と調味ソースとを合せた
食品全体に含まれる)の水分含量を、56〜80重量%、好
ましくは60〜75重量%の範囲に調整する。
通常のドリア等の米飯食品における水分量(70〜85重量
%程度)では、前記のように水を少なくして、かつ油脂
と乳化剤を加えて炊飯した米を用いた場合でも、レトル
ト殺菌処理時に米が膨潤しすぎてふやけ、調理加熱した
場合に柔らかい食感のものになる現象を完全に解消でき
ない。したがって、レトルト処理する食品の水分量を上
記の範囲に調整することによって、前記の特殊な処理に
より炊飯された米との相関において、レトルト殺菌処理
を経て調理加熱した場合に、本来のドリア等の米飯食品
における米の食感が得られる。
尚、食品の水分量が56重量%を下回ると、レトルト殺菌
処理時に調味ソースから米へ移行される水分の量が不足
し、調理加熱後の米の中心部が硬い食感のものとなる。
80重量部を上回る水分量では、前記の特殊な処理により
炊飯された米を用いた場合にも、前記の問題が生じる。
本発明では、上記炊飯米と調味ソースとを耐熱性容器に
収容する。ここで上記水分含量を維持する限り炊飯米と
調味ソースとを任意の割合で用いることができるが、炊
飯米/調味ソースとを3/10〜5/10(重量比)とするのが
よい。また、炊飯米と調味ソースとは任意の態様で、例
えば両者を混合した態様、炊飯米の上、又は下に調味ソ
ースを設置する態様とすることができるが、炊飯米の上
に調味ソースを設置する形態とするのがよい。
耐熱性容器の材質は、レトルト加熱殺菌処理及びオーブ
ン加熱に耐え得るものであればよく、アルミニウム等の
金属が例示される。電子レンジ用容器の材質としては、
各種耐熱性の合成樹脂が挙げられる。
本発明では、上記炊飯米と調味ソースを密封収容した耐
熱性容器をレトルト殺菌する。例えば115〜135℃で5〜
60分レトルト殺菌して本発明の容器入りドリアを得る。
〔発明の効果〕
本発明によれば、容器ごと加熱することにより御飯粒同
志の結着がなく、御飯がべたつかず、たきたての食感を
有するドリアが提供される。
次に本発明を実施例により説明する。
〔実施例〕
洗米 100 重量部 水 48 重量部 パーム油 0.6重量部 蔗糖脂肪酸エステル 0.2重量部 調味量 14.5重量部 からなる配合を常法により炊飯して、炊飯米(水分含量
役46重量%)を得た。
一方、小麦粉8重量部及びバター5重量部を用いて常法
により小麦粉ルウを得た。これに、牛乳30重量部、細断
して炒めたチキン3重量部、細断して炒めた玉葱5重量
部及び調味料適量を加え、加熱攪拌してホワイトソース
(水分含量約74重量%)を得た。
上記の方法で得た炊飯米57gを容量約200mlの金属製鉢型
容器内に充填し、その上に上記ホワイトソース143gを均
一に載せて、容器の開口部を密封した。
該容器をレトルト釜に入れ、120℃で30分間加熱殺菌処
理してオーブン加熱調理用食品(ドリア)を得た。
このようにして得たドリアを、常温で約1カ月間保存
後、容器の開口部を開け、オーブントースターで約5分
間加熱調理した。ドリアをオーブントースターから取り
出して喫食したところ、米飯は本来の良好なテクスチャ
ーを有するものであった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】炊飯米と調味ソースとが耐熱性容器内に収
    容されており、かつレトルト殺菌処理された容器入りド
    リアであって、炊飯米が米100重量部当たり、水40〜80
    重量部、油脂0.1〜10重量部及び乳化剤0.05〜5重量部
    を加えて炊飯して得たものであり、かつ炊飯米と調味ソ
    ースとを合せた食品の水分含量が56〜80重量%の範囲に
    あることを特徴とする容器入りドリア。
JP1144768A 1989-06-07 1989-06-07 容器入りドリア Expired - Fee Related JPH0732678B2 (ja)

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JP1144768A JPH0732678B2 (ja) 1989-06-07 1989-06-07 容器入りドリア

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JPH0310647A JPH0310647A (ja) 1991-01-18
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JPH0310647A (ja) 1991-01-18

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