JPH0683485U - 車両用インサイドミラーの取り付け構造 - Google Patents

車両用インサイドミラーの取り付け構造

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JPH0683485U
JPH0683485U JP3197893U JP3197893U JPH0683485U JP H0683485 U JPH0683485 U JP H0683485U JP 3197893 U JP3197893 U JP 3197893U JP 3197893 U JP3197893 U JP 3197893U JP H0683485 U JPH0683485 U JP H0683485U
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JP
Japan
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base
vehicle body
hole
clip member
inside mirror
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Pending
Application number
JP3197893U
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English (en)
Inventor
寧人 和田
Original Assignee
市光工業株式会社
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  • Rear-View Mirror Devices That Are Mounted On The Exterior Of The Vehicle (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 車体部分に取り付けるインサイドミラーの組
み付け作業能率を向上させる。 【構成】 車体ルーフ1およびベース2に共通に形成し
た穴部10,11のうち、穴部11への押し込みにより
弾性変形したあと復元し、突片11a,11b間に回り
止め状態に保持される座部12および座部から突出さ
れ、穴部10への押し込みにより弾性変形したあと復元
して係止されるスリ割り付き筒状部3よりなる合成樹脂
製クリップ部材Aと、クリップ部材Aにタップ加工状態
でネジ込むネジ部材14とを備えている。 【効果】 クリップ部材によりベースを車体ルーフに仮
保持できるから、そのあと一方の手でネジ部材14を、
他方の手でドライバーを持ち、ベースの取り付け作業を
行うことができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は車両用インサイドミラーの取り付け構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、車内に配設して自動車の後方を視認するインサイドミラーの取り付け構 造として、図5に示すものが知られている。 同図は、車両の急停止や衝突などの際にドライバーや同乗者の頭や顔が当たっ たときの強い衝撃で脱落し、怪我を防ぐように構成された脱落式インサイドミラ ーの取り付け構造を示したものである。
【0003】 同図において、1は車体ルーフであり、この車体ルーフにベース2を当て付け 、このベース2を通してネジ3をルーフ側に溶接されたナット4にねじ込んで固 定する。ベース2にはほぼU字形のスプリング5が設けられており、このスプリ ング5のU字部分に頭部を挾み込ませた脱落用ネジ6がミラー7の支持ステー8 にねじ込まれ、ミラーが間接的に支持されている。9はカバーである。
【0004】 上記構成により、ミラー7に対して人体が衝突するなどして大きな外力を受け ると、ネジ6の頭部がU字形スプリング5から脱落するので、外力を受けたミラ ー4の取り付け状態がフリーになり、外力に対して過大な反力を示さない。この ため、ミラーに衝突した人体に与える衝撃が緩和されるとともに、ミラーの損傷 も防止される。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
上記インサイドミラーの取り付け構造では、インサイドミラー本体(ミラー、 ステー、ベースの組み付け体)と固定用ネジをドライバー等の締め付け工具を片 手に持って取り付け作業を行うものであるから、その組み付け作業は非常にやり にくく、能率が悪い。
【0006】
【考案の目的】
本考案は、上述した問題を解消するためになされたものであって、インサイド ミラー本体の車体側への組み付け作業を能率よく行うことができるインサイドミ ラーの取り付け構造を提供することを主たる目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、インサイドミラーを支持するベースを車体部分に固定する車両用イ ンサイドミラーの取り付け構造において、前記車体部分およびベースに共通に形 成した穴部のうち、ベース側穴部への押し込みにより弾性変形したあと復元して 、その穴部に回り止め状態に保持される座部およびその座部から突出され、車体 部分側穴部への押し込みにより弾性変形して、その穴部をくぐり抜けたあと復元 して、その穴部に係止されるスリ割り付き筒状部からなる合成樹脂製クリップ部 材と、前記クリップ部材の座部側からスリ割り付き筒状部内にかけてタップ加工 状態でネジ込むことにより、スリ割り付き筒状部を拡開して車体部分側穴部への 係止力を増大して固定するためのネジ部材とを備えていることを要旨としている 。
【0008】
【作用】
上記構成によれば、ベースをクリップ部材を介して車体ルーフ側に仮保持させ ておくことができるので、一方の手で固定用ネジ部材14を、他方の手でドライ バー等の締め付け工具を持って組み付け作業を行うことが可能となる。
【0009】
【実施例】
図1〜図4に、本考案の一実施例を示す。なお、図5と同一または類似する部 材には同じ符号が付されている。 図1〜図4において、1は車体ルーフ、2はベース、5はU字形スプリング、 6は脱落用ネジ、7はミラー、8はミラーを支持するステー、9はカバーである 。
【0010】 前記車体ルーフ1およびベース2の所要部位(図示の例では3箇所)に、両者 に共通する穴部10,11が形成されている。ベース側の穴部11は後記する目 的で四角穴とされ、各辺の中央には中心に向けて僅かに突出する係止用突片11 aがそれぞれ一体に形成され、さらにその突片11aより上方に所要の間隔をと った各角隅には前記突片により中心に向けて長く突出するストッパー用突片11 bがそれぞれ形成されている。
【0011】 前記車体ルーフ側穴部10およびベース側穴部11に共通に挿入される合成樹 脂製クリップ部材Aは、前記四角穴部11への押し込みにより突片11aのとこ ろを弾性変形して通過したあとストッパー用突片11bとのあいだで復元して保 持される座部12と、この座部12から突出し、車体側穴部10を通過し得る径 をもつ小径部13aと、それにテーパ13bを介して続いて前記孔部10より大 きな径をもつ大径部13cと、により弾性変形して、その穴部をくぐり抜けたあ と復元して、その穴部に係止されそれにテーパ13dを介して続いて前記穴部1 0を通過し得る小径部13eとを有するスリ割り付き筒状部13で形成されてい る。14は前記クリップ部材Aの底部12側からスリ割り付き筒状部13内にか けてタップ加工しながら挿入されるネジ部材である。
【0012】 図4に、クリップ部材Aおよびネジ部材14を用いてベース2を車体ルーフ1 に取り付ける作業工程を示す。 まず、図4(A),(B)に示すように、ベース2の穴部11にクリップ部材 Aを向い合わせて押し込む。この押し込みにより、スリ割り付き筒状部13はそ のまま穴部11を通過し、座部12は四角穴部11の突片11aのところで弾性 変形して通過し、ストッパー突片11bとのあいだで復元し、そこでクリップ部 材Aは回り止め状態でベース2に保持される。なお、ミラー7を支持するステー 8は、クリップ部材のベースの保持以前に脱落用ネジ6を介してベース側のU字 形スプリング5に装着しておく。
【0013】 クリップ部材Aをベース2に保持させたあと、図4(C)に示すように、ベー ス2を把持してクリップ部材Aのスリ割り付き筒状部13を車体ルーフ側穴部1 0へ押し込む。この押し込みにより、スリ割り付き筒状部13の先端小径部13 aが穴部10を通過し、大径部13cはスリ割りにより中心に向けて弾性変形し て穴部10をくぐり抜けたあと復元して、その穴部に係止されるので、ベースの 車体ルーフ側への仮保持ができる。このあと、ネジ部材14をクリップ部材Aの 座部12側からスリ割り付き筒状部13内にかけてタップ加工状態でネジ込むこ とにより、スリ割り付き筒状部は少し拡開され、穴部10と係止力が増大し、車 体ルーフ1に固定される。
【0014】 その場合、図4(B)に示したクリップ部材Aのベース2への保持工程を省き 、図4(C)に示すように、ベース2を車体ルーフ1に当て付けた状態で、クリ ップ部材Aを挿入して仮保持し、それにネジ部材14をネジ込ませるようにして もよい。
【0015】 上記構成によれば、ベース2をクリップ部材Aを介し車体ルーフ1に仮保持で きるから、一方の手で固定用ネジ14を、他方の手でドライバー等の締め付け工 具を持ってベースの取り付け作業を容易に、かつ能率よく行うことができる。
【0016】
【考案の効果】
以上、説明したように、本考案を適用すると、ベースの車体部分への仮保持が できるから、固定用ネジと締め付け工具を持つのみでよく、したがってインサイ ドミラーの組み付け作業性を大幅に向上させることができる。 加えて、本考案によれば、車体側に溶接していた固定用ナットが不要となるの で、部品点数の削減と手数の合理化が図れるとともに、ロボット化も可能となる 。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す車両用インサイドミラ
ーの取り付け構造の断面図である。
【図2】取り付け構造の一部切断平面図である。
【図3】ベース側穴部の平面図である。
【図4】ベースの車体ルーフの取り付け工程図である。
【図5】従来の車両用インサイドミラーの取り付け構造
の断面図である。
【符号の説明】
1 車体ルーフ 2 ベース 5 U字形スプリング 6 脱落用ネジ 7 ミラー 8 ミラーステー 9 カバー 10 車体ルーフの穴部 11 ベースの穴部 11a,11b 突片 A クリップ部材 12 座部 13 スリ割り付き筒状部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インサイドミラーを支持するベースを車
    体部分に固定する車両用インサイドミラーの取り付け構
    造において、前記車体部分およびベースに共通に形成し
    た穴部のうち、ベース側穴部への押し込みにより弾性変
    形したあと復元して、その穴部に回り止め状態に保持さ
    れる座部およびその座部から突出され、車体部分側穴部
    への押し込みにより弾性変形して、その穴部をくぐり抜
    けたあと復元して、その穴部に係止されるスリ割り付き
    筒状部からなる合成樹脂製クリップ部材と、前記クリッ
    プ部材の座部側からスリ割り付き筒状部内にかけてタッ
    プ加工状態でネジ込むことにより、スリ割り付き筒状部
    を拡開して車体部分側穴部への係止力を増大して固定す
    るためのネジ部材とを備えていることを特徴とする車両
    用インサイドミラーの取り付け構造。
JP3197893U 1993-05-21 1993-05-21 車両用インサイドミラーの取り付け構造 Pending JPH0683485U (ja)

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JP3197893U JPH0683485U (ja) 1993-05-21 1993-05-21 車両用インサイドミラーの取り付け構造

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JPH0683485U true JPH0683485U (ja) 1994-11-29

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ID=12346039

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JP (1) JPH0683485U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100929194B1 (ko) * 2008-08-04 2009-12-01 백석일 자동차의 룸미러 고정장치
KR20200032743A (ko) * 2017-08-05 2020-03-26 아우디 아게 홀더 장치

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