JPH068313U - 塵芥車における投入口扉開閉装置 - Google Patents

塵芥車における投入口扉開閉装置

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JPH068313U
JPH068313U JP4804692U JP4804692U JPH068313U JP H068313 U JPH068313 U JP H068313U JP 4804692 U JP4804692 U JP 4804692U JP 4804692 U JP4804692 U JP 4804692U JP H068313 U JPH068313 U JP H068313U
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憲男 前田
修己 池田
繁隆 中尾
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Kyokuto Kaihatsu Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】塵芥車の後方に設けた投入口扉を簡単容易に開
閉操作できるようにするとともに所定の位置で投入口扉
を確実に保持できるようにしたものである。 【構成】投入口扉8をパッカ2側面に軸支されたア−ム
12にて支持し、パッカ2とア−ム12との間にネジ軸
23の回転にて伸縮するシリンダ13を設け、前記シリ
ンダ13の伸縮にてア−ム12を上方回動させるととも
に投入口扉8を開閉させうるようになっている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は塵芥車の投入口を開閉する投入口扉の開閉装置に開するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の投入口扉開閉装置は実開昭58−147903号公報に開示されている 如く投入口扉をア−ムで支持するとともにガイドレ−ルにて上下方向に案内する ようになっており、更に投入口扉の取手にハンドルを設け、そのハンドルを操作 することによりガイドレ−ル側のストッパにプッシュロッドを係脱させて投入口 扉を投入口開放位置及び閉鎖位置に保持するようになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが前記構造であれば、投入口開閉のために取手とハンドルを握ってロッ ク解除した後投入口扉を押し上げ若しくは押し下げなければならず操作が非常に 煩雑となる。 そのため投入口扉は開放されたままの状態で使用され、特に走行中は投入口か ら塵芥が飛散するという問題がある。
【0004】 またプッシュロッドの係脱にて投入口扉を所定の位置に保持するようにしてい るが、塵芥がプッシュロッドやストッパにからまると投入口扉の固定が不完全と なり、走行中に投入口扉が上下にふらつくという問題がある。 そこで本考案は簡単な操作で投入口扉の開閉操作が行なえるとともに投入口扉 を確実に保持できるようにした投入口扉開閉装置を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は塵芥容器の後方に、押込装置を内装したパッカを連接し、パッカの後 面に投入口を開口した塵芥車において、前記投入口の両側壁にガイドレ−ルを設 け、前記投入口を開閉する投入口扉の下部をガイドレ−ルにて上下方向に案内可 能に設け、前記投入口上部には、一端がパッカ側面にて上下回動可能に軸支され たア−ムの他端を軸支し、前記ア−ムとパッカとの間にはネジ軸の回転にてア− ムを上下回動させるシリンダを設けたことを特徴とするものである。
【0006】
【作用】
パッカ内に塵芥を投入する際にはネジ軸を正転させてシリンダを伸長させ、シ リンダの伸長にてア−ムを上方回動させて投入口扉を上昇させ、投入口を開放す る。 その状態でパッカ内に塵芥を投入する。
【0007】 走行する際には、ネジ軸を逆転させてシリンダを縮小させ、ア−ムを下方回動 させて投入口扉を降下させ、投入口を閉鎖する。 その状態で走行する。
【0008】
【実施例】
以下本考案の実施例を図面にて説明すると、1は塵芥車の塵芥容器で、該塵芥 容器1の後方にはパッカ2が連接され、上部の軸支点3を中心にパッカ2を上方 回動できるようになっている。 前記パッカ2内には回転板4と押込板5とからなる押込装置6が設けられ、パ ッカ2内の塵芥を回転板4にてすくい上げ、回転板4上の塵芥を押込板5にて塵 芥容器1側に押し込むようになっている。
【0009】 前記パッカ2の後面には投入口7が形成され、該投入口7は投入口扉8と受台 9とにて閉鎖されるようになっている。 前記受台9はパッカ2に蝶着され、受台9を回動させると水平になって投入さ れる塵芥を支持するようになっている。 10は投入口7の両側縁に設けられた断面コ字形のガイドレ−ルで、該ガイド レ−ル10には前記投入口扉8の基部両側方に突出させたロ−ラ11を当接させ 、前記ロ−ラ11はガイドレ−ル10に案内されて上下移動するようになってい る。
【0010】 12は一端をパッカ2側面に軸支したア−ムで、該ア−ム12の他端を投入口 扉8の上部に軸支し、ア−ム12を上方回動させることにより投入口扉8も上昇 させて投入口7を開放しうるようになっている。 13は前記ア−ム12を上下回動させるためのシリンダで、該シリンダ13は 一端をパツカ2側面のブラケット14に軸支し、他端をア−ム12側のブラケッ ト15にボルト16とナット17からなる連結部材18にて連結してある。
【0011】 前記シリンダ13は図3に示す如くギヤボックス19と外筒20を一体にし、 ギヤボックス19に電動モ−タ21を固定し、外筒20に軸受22を介してネジ 軸23を内装し、電動モ−タ21とネジ軸23とをギヤボックス19内の減速機 24にて連結し、ネジ軸23には内筒25と一体の螺合体26を螺合させ、ネジ 軸23を正転させるとシリンダ13が伸長し、逆転させると縮小するようになっ ている。
【0012】 27はア−ム12とパッカ2との間に設けたスプリングで、該スプリング27 はア−ム12の回動を助勢するようになっている。 28はガイドレ−ル10上部に設けたストッパで、シリンダ13が故障した際 に投入口扉8を開放位置に保持するためのものである。 すなわち、ガイドレ−ル10に固定したケ−ス29にストッパピン30を設け 、ケ−ス29内のスプリング31にてストッパピン30を常時ガイドレ−ル10 内に突出させるように付勢してある。
【0013】 またケ−ス29の長孔32よりストッパピン30と一体のレバ−33を突出さ せてストッパピン30の操作ができるようになっており、ストッパピン30の先 端には下面にテ−パ部34を上面に平担状のストッパ部35を形成してある。 36はパッカ2の側面に設けた切換スイッチ37と押込装置用のスイッチ38 を設けたスイッチボックスである。
【0014】 図4は電動モ−タ21を制御するための電気回路図である。 すなわち、操作用回路39にリミットスイッチ40、操作スイッチ41、押込 装置用のスイッチ38及び押込装置用制御回路42が直列に設けてある。 前記リミットスイッチ40は押込装置6を駆動するために塵芥車のエンジンよ り動力を取り出すための動力取出装置(図示せず)を動力取出位置に切換えると 「接」になるようになっている。
【0015】 前記操作スイッチ41は前記制御回路42に通電させるためのものである。 前記操作用回路39にはモ−タ制御回路43とモ−タ回路44とを分岐させ、 モ−タ制御回路43は切換スイッチ37にて上昇回路45又は降下回路46に通 電させうるようになっており、上昇回路45には第1リレ−R1が降下回路46 には第2リレ−R2がそれぞれ介装されている。
【0016】 前記モ−タ回路44には電動モ−タ21とリレ−接点r1,r2が介装され、 リレ−接点r1の励磁にて電動モ−タ21が正転し、リレ−接点r2の励磁にて 逆転するようになっている。 本考案は前記の如き構成で次に作用について説明すると、塵芥を投入するため に投入口を開放する場合には、押込装置6を作動させるための事前準備として動 力取出装置の操作にてリミットスイッチ40が「接」になり操作スイッチ41も 操作用回路39の通電側に切換えられているので、切換スイッチ37を上昇回路 45側に通電させる。
【0017】 上昇回路45への通電にて第1リレ−R1が励磁され、電動モ−タ21は正転 する。 電動モ−タ21の正転にてネジ軸23が回転し、螺合体26を介して内筒25 が伸長しア−ム12を図1実線から一点鎖線の位置まで上方回動させる。 前記ア−ム12の回動にて投入口扉8とともにロ−ラ11がガイドレ−ル10 に案内されて図2点線から一点鎖線の位置まで上昇し、投入口7が開放される。
【0018】 尚、事前に投入口7下部の受台9を開いておく。 この状態でスイッチ38を操作して押込装置6を作動させるとともに塵芥を投 入口7から投入することにより、塵芥は押込装置6にて塵芥容器1に押し込まれ る。 収集作業終了後に投入口を閉鎖する場合には、受台9を回動させた後切換スイ ッチ37を降下回路46側に通電させ第2リレ−R2を励磁させる。
【0019】 第2リレ−R2への励磁により電動モ−タ21は逆転する。 電動モ−タ21の逆転にてネジ軸23が回転し、螺合体26を介して内筒25 が縮小しア−ム12を下方回動させる。 前記ア−ム12の回動にて投入口扉8は降下し投入口7を閉鎖する。 尚、投入口扉8開放位置及び閉鎖位置にて投入口扉8に外力が作用しても内筒 25の螺合体26がネジ軸23に螺合しているため変動せず、各位置を保持する ことができる。
【0020】 電動モ−タ21等の故障によりシリンダ13の伸縮操作ができなくなった場合 には連結部材18のボルト16とナット17とを外してシリンダ13とア−ム1 2とを分離し、その状態で投入口扉8を持ち上げ、投入口扉8側のロ−ラ11を 図2の2点鎖線位置まで移動させる。 すなわちロ−ラ11が上昇するとストッパピン30のテ−パ部34に当たると ともにストッパピン30をスプリング31に抗してケ−ス29側に押し込んでス トッパピン30を通過する。
【0021】 ロ−ラ11がストッパピン30を通過するとストッパピン30がスプリング3 1にて押し出され、ストッパ部35にてロ−ラ11を支持し、投入口扉8を開放 位置に保持することができる。 これにより電動モ−タ21が故障しても投入口7を開放するとともに投入口扉 8を開放位置に保持することができ、投入作業を行なうことができる。
【0022】
【考案の効果】
以上の如く本考案は投入口扉を支持するア−ムをネジ軸を有するシリンダにて 回動させるようにしたので、投入口扉の開閉操作が簡単容易になり作業者の労力 を軽減することができる。 またそれにともなって走行時には作業者も投入口を閉鎖するようになることか ら走行中の塵芥飛散も防止することができる。
【0023】 更にシリンダとしてネジ軸を使用したのでストッパ等を設けることなく投入口 扉を所定の位置に保持することができ、従来の如くストッパ等に塵芥がひっかか って投入口扉の開閉操作を阻害する欠点を全て解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の全体図である。
【図2】図1のA−A部拡大図である。
【図3】図1のB−B部拡大図である。
【図4】電気回路図である。
【符号の説明】
1 塵芥容器 2 パッカ 6 押込装置 7 投入口 8 投入口扉 10 ガイドレ−ル 12 ア−ム 13 シリンダ 23 ネジ軸
フロントページの続き (72)考案者 岡田 昇 兵庫県西宮市甲子園口6丁目1番45号 極 東開発工業株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塵芥容器の後方に、押込装置を内装した
    パッカを連接し、パッカの後面に投入口を開口した塵芥
    車において、前記投入口の両側壁にガイドレ−ルを設
    け、前記投入口を開閉する投入口扉の下部をガイドレ−
    ルにて上下方向に案内可能に設け、前記投入口上部に
    は、一端がパッカ側面にて上下回動可能に軸支されたア
    −ムの他端を軸支し、前記ア−ムとパッカとの間にはネ
    ジ軸の回転にてア−ムを上下回動させるシリンダを設け
    てなる塵芥車における投入口扉開閉装置。
JP4804692U 1992-07-09 1992-07-09 塵芥車における投入口扉開閉装置 Expired - Lifetime JP2567080Y2 (ja)

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JP2019202887A (ja) * 2018-05-17 2019-11-28 新明和工業株式会社 塵芥収集車

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