JPH0682919U - 鞄 - Google Patents

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JPH0682919U
JPH0682919U JP2576993U JP2576993U JPH0682919U JP H0682919 U JPH0682919 U JP H0682919U JP 2576993 U JP2576993 U JP 2576993U JP 2576993 U JP2576993 U JP 2576993U JP H0682919 U JPH0682919 U JP H0682919U
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air bag
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信吉 田中
安春 盛谷
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ZERO-ONE DESIGN CO.,LTD.
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 膨縮自在な空気袋部を外周に配設してなる鞄
であって、ポリウレタンフォーム等の発泡材を利用して
鞄外周部を構成することにより、軽量で、かつ優れた緩
衝効果を発揮し得る鞄を提供する。 【構成】 適宜厚さを有するウレタンシートからなる発
泡シート材4の外側面41にウレタン等の合成樹脂シー
トからなる内側皮膜5及び外側皮膜6を積層すると共
に、内外側被膜5、6間に適宜厚さを有する板状のポリ
ウレタンフォームからなる弾性材7を介装し、この弾性
材7の周囲を縦横筋状に固着して固着部8を形成し、内
外側被膜5,6間に固着部8に囲まれた空気袋部3を並
設すると共に、各空気袋部3間は細い中空状の連通路9
で連結し、注排気機構10を配設した空気口に連通して
ある。

Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
【0001】 本考案は、緩衝機構を持たせた鞄に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、被収容物の外部衝撃を緩衝し得るようにした鞄として、膨張可能な空気 袋を鞄の周囲、或いはその内部に配設した鞄が開示されている。
【0003】 このような鞄は、鞄の重量をそれほど程増やすことなく緩衝効果を持たせるこ とができ、また必要に応じて空気袋に空気を注入して緩衝効果を持たせることが できるので、不使用時には小さく折り畳んで収納しておくことができる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
そこで、本考案は、上記鞄の特徴に着目すると供に、軽量であると共にクッシ ョン性を有するポリウレタンなどの発泡シート材や弾性材を利用して鞄の外周部 を構成することにより、軽量性を維持しつつ、安定して確実な緩衝性を発揮し得 る鞄を提供せんとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本考案の鞄は、周面部に膨縮自在な空気袋部を形 成してなる鞄において、気密性を有する被膜間に適宜厚みを有する弾性材を介装 し、これら積層体間を適宜間隔を置いて固着し、固着部間に空気袋部を設けると 共に、各空気袋部間に連通する空気口を設けてなる構成を具備することを特徴と するものである。
【0006】 また、適宜厚さを有する発泡シート材の少なくとも片面に気密性を有する被膜 を形成し、被膜間に適宜厚さを有する弾性材を介装してこれら積層体間を適宜間 隔を置いて固着することにより、固着部間に空気袋部を設けると共に、各空気袋 部間に連通する空気口を設けるように構成することもできる。
【0007】 上記構成において、弾性材を囲うように固着部を形成することにより、弾性材 が空気袋部内に充填して配設されてなるようにすれば、空気袋部の気密性を容易 かつ確実に確保できて好ましい。 さらに、弾性材の内面を被膜面に接着すると共に、弾性材を囲うように前記固 着部を形成すれば、被膜の膨張を抑えることで一層の緩衝性を得ることができる と共に、被膜が均一に膨張することで美観を好適に保持することができる。
【0008】
【作用】
このようにすれば、空気袋部内に空気を注入しない状態でも、発泡シート材及 び弾性材の有する緩衝作用により一定の緩衝性を確保でき、また、空気袋部内に 空気を注入すれば、空気袋部の内圧が高まると共に、充填された弾性材の存在が 相俟って、一層好ましく、かつ安定した緩衝性を鞄の外周部に持たせることがで きる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面によって説明する。
【0010】 図1は、本考案に係わる鞄1の外周部2のうち空気袋部3が配設された外周部 21の断面構成を示したものである。
【0011】 この外周部21は、適宜厚さを有するウレタンシート等からなる発泡シート材 4の外側面41に気密性を有する塩化ビニル或いはウレタン等の合成樹脂フィル ム乃至シートの内側被膜5及び外側被膜6を積層すると共に、この内側被膜5と 外側被膜6との間に適宜厚さを有する板状のポリウレタンフォーム或いはポリス チレンフォーム等の発泡材からなる弾性材7を介装し、
【0012】 これら内側被膜5及び外側被膜6を弾性材7の周囲を縦横筋状に高周波ウェルダ ー、接着剤による接着等、その他任意手段により固着して固着部8を形成し、内 側被膜5と外側被膜6との間に固着部8に囲まれた複数の気密中空部を有する空 気袋部3を並設すると共に、
【0013】 空気袋部3間は細い中空状の連通路9で連結し、空気袋部3の外周面の適宜箇所 に注気乃至排気用ポンプを有する注排気機構10を配設した空気口に連通させ、
【0014】 さらに、発泡シート材4の内周面に布、革、皮革、その他任意の素材からなる裏 地12を積層して構成してなっている。
【0015】 上記内側被膜5、外側被膜6は、上記のように同一部材としてもよく、また、 例えば、外側被膜6に伸縮性を有する部材シートを使用し、内側被膜5にそれほ ど伸縮性のない部材シートを使用するなど、異種部材としてもよい。
【0016】 上記固着部8は、剥がれたりして空気袋部3内の気密を失うことのないように 、適宜幅をもって形成するのが望ましい。また、外周部2の内外から圧力を加え て内外側被膜5、6と発泡シート材4、裏地12を同時に融着して、例えば図2 に示すような断面形状にすることもできる。このように固着する場合、気密性を 保持するためにしっかりと固着する必要があるが、積層間を各別に固着しなくて もよいので、極めて容易に鞄1の外周部2を製造することができるという特徴が ある。
【0017】 上記発泡シート材4及び弾性材7は、一般に連続気泡発泡体がクッション性に 富むので好ましい。
【0018】 さらに弾性材7は、好ましくは発泡倍率が約50乃至60倍程度のポリウレタ ンフォームであって、接着性を高めるために、塩化ビニル樹脂(以下、PVCと する)を混入して成形したものか、又は後工程にてその表面にPVCをコーティ ングするか若しくはPVCシートを被着させてコーティングするかしたものが望 ましく、厚さは約4乃至約10mm程度であるのがよい。上記弾性材7は一枚の み或いは二枚以上を重ねて介装するようにしてもよい。
【0019】 内側被膜5、外側被膜6及び弾性材7は、空気袋部3内に略々一杯に充填され るように上記弾性材7を介装する代わりに、図3に示すように、内外側被膜5、 6間の略々全面に亘る適宜厚さを有する発泡シート状の弾性材7を介層し、これ らを一体に固着して固着部8を形成することもできるが、この場合には弾性材7 の厚さが大であるほど気密を確保するのが困難であるので、発泡シート材の厚さ は約7乃至8mm以下となるようにする。しかし、気密性を確実に確保するには 固着部の弾性材7部分が確実につぶれるようにする必要がある。
【0020】 また、弾性材7と内側被膜5との間、及び弾性材7と外側被膜6との間にそれ ぞれ接着剤を塗布しておいて接着して固着させるか、或いはその間にホットメル ト等の接着剤シートを挟層しておいて高周波ウェルダー等で融着させるかしてそ れぞれを固着させるようにしてもよい。このようにすれば、内側被膜5及び外側 被膜6が膨張しても弾性材7から遊離せず、全体が一様に膨張して局部的に膨ら むことがなくなり、形状が安定するともに、空気袋部3内の内圧が一層高まり緩 衝作用を高めることができる。
【0021】 なお、図示はしないが、内側被膜5を積層させないで発泡シート材4の外周面 41と外側被膜6との間に弾性材7を介装するようにすることも可能であるが、 この場合、空気袋部3内の気密が確実に確保できるように、例えば発泡シート材 4の表面を融着したり、或いは合成樹脂等で被膜したりするのが望ましい。
【0022】 上記注排気機構10は、注入機構部と排気機構部とが一体に構成されたもので も、或いは別体に構成されたものでもよく、また吸気のみをポンプにより強制的 に行うように構成されたものでも、空気の流路をバルブ部などで変えて吸排気共 にポンプで強制的に行うように構成されたものでも、その他公知の注入乃至排気 作用を有する注排気機構でもよい。
【0023】 上記のように鞄の外周部2を構成すれば、例えば図4に示すような外観に鞄1 を製造することができる。すなわち、鞄1の外周面に適宜間隔を置いて一列或い は複数列状に空気袋部3が並設されていると共に、適宜箇所にこの空気袋部3の 空気口に連結された注排気機構10が一又は二以上配設されてなる構成にするこ とができる。
【0024】 本考案に係わる鞄1の外周部2を上記にように構成すれば、空気袋部3内に空 気を注入しない状態でも、発泡シート材4及び弾性材7の緩衝作用により外部か らの衝撃に対して被収容物を保護することができ、さらに空気口を通じて空気袋 部3内に空気を注入すれば、外側被膜6が膨張すると共に空気袋部3内の内圧が 高まって、緩衝作用が一層高まり、一層確実かつ安定した保護が可能になる。
【0025】
【考案の効果】
このようにして、発泡材などの弾性部材を積層乃至介装して空気袋部を形成し て鞄の外周部を構成すれば、わざわざ空気を注入しないでも被収容物を外部衝撃 等から保護することができ、さらに空気を注入すれば一層確実かつ安定して被収 容物を保護することができるので、被収容物の性質や持ち運ぶ状況に合わせて態 様を代えて使用することができる。
【0026】 また、弾性材が空気袋部内に充填されていることにより、注入空気が弾性材と 一体的に空気袋部を広げて緩衝性を高めるので緩衝効果が一層高まり、しかも形 状の変形が生じにくい。弾性材の内面が空気袋部の被膜に接着していれば、上記 効果は一層好ましいものとなる。
【0027】 このように緩衝性に優れた鞄を極めて軽量に仕上げることができる点も特徴で ある。
【0028】 さらに、製造に関して言えば、機械生産が可能な上、比較的入手しやすい部材 から製造することができるので、安価に、そして簡便な方法により製造すること ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係わる鞄外周部の構造の一例を示した
部分断面図である。
【図2】同じく鞄外周部の構造の別の例を示した部分断
面図である。
【図3】同じく鞄外周部の構造のさらに別の例を示した
部分断面図である。
【図4】本考案の鞄の一例を示した正面図である。
【符号の説明】
1 鞄 2 外周部 3 空気袋部 4 発泡シート材 5 内側被膜 6 外側被膜 7 弾性材 8 固着部 9 連通路 10 注排気機構 12 裏地

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周面部に膨縮自在な空気袋部を形成して
    なる鞄において、気密性を有する被膜間に適宜厚みを有
    する弾性材を介装し、これら積層体間を適宜間隔を置い
    て固着し、固着部間に空気袋部を設けると共に、各空気
    袋部間に連通する空気口を設けてなる構成を具備する
    鞄。
  2. 【請求項2】 周面部に膨縮自在な空気袋部を形成して
    なる鞄において、適宜厚さを有する発泡シート材の少な
    くとも片面に気密性を有する被膜を形成し、被膜間に適
    宜厚さを有する弾性材を介装してこれら積層体間を適宜
    間隔を置いて固着することにより、固着部間に空気袋部
    を設けると共に、各空気袋部間に連通する空気口を設け
    てなる構成を具備する鞄。
  3. 【請求項3】 弾性材を囲うように固着部を形成するこ
    とにより、弾性材が空気袋部内に充填して配設されてな
    る請求項1又は2に記載の鞄。
  4. 【請求項4】 弾性材の内面を被膜面に接着すると共
    に、弾性材を囲うように固着部を形成することにより、
    弾性材が空気袋部内に充填して配設されてなる請求項1
    又は2に記載の鞄。
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