JP2599688Y2 - 鞄 - Google Patents

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JP2599688Y2
JP2599688Y2 JP1993025769U JP2576993U JP2599688Y2 JP 2599688 Y2 JP2599688 Y2 JP 2599688Y2 JP 1993025769 U JP1993025769 U JP 1993025769U JP 2576993 U JP2576993 U JP 2576993U JP 2599688 Y2 JP2599688 Y2 JP 2599688Y2
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Japan
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bag
air
air bag
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elastic
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JP1993025769U
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JPH0682919U (ja
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信吉 田中
安春 盛谷
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ZERO-ONE DESIGN CO.,LTD.
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ZERO-ONE DESIGN CO.,LTD.
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
【0001】本考案は、緩衝機構を持たせた鞄に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、被収容物の外部衝撃を緩衝し得る
ようにした鞄として、膨張可能な空気袋を鞄の周囲、或
いはその内部に配設した鞄が開示されている。
【0003】このような鞄は、鞄の重量をそれほど程増
やすことなく緩衝効果を持たせることができ、また必要
に応じて空気袋に空気を注入して緩衝効果を持たせるこ
とができるので、不使用時には小さく折り畳んで収納し
ておくことができる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】そこで、本考案は、上
記鞄の特徴に着目すると供に、軽量であると共にクッシ
ョン性を有するポリウレタンなどの発泡シート材や弾性
材を利用して鞄の外周部を構成することにより、軽量性
を維持しつつ、安定して確実な緩衝性を発揮し得る鞄を
提供せんとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本考案の鞄は、周面部に膨縮自在な空気袋部を形成
してなる鞄において、気密性を有する被膜間に略一杯に
適宜厚みを有する弾性材を介装し、これら積層体間を適
宜間隔を置いて固着し、固着部間に空気袋部を設けると
共に、各空気袋部間に連通する空気口を設けてなる構成
を具備することを特徴とするものである。
【0006】また、適宜厚さを有する発泡シート材の少
なくとも片面に気密性を有する被膜を形成し、被膜間に
略一杯に適宜厚みを有する弾性材を介装してこれら積層
体間を適宜間隔を置いて固着することにより、固着部間
に空気袋部を設けると共に、各空気袋部間に連通する空
気口を設けるようにも構成することができる。
【0007】上記構成において、弾性材を囲うように固
着部を形成することにより、弾性材が空気袋部内に充填
して配設されてなるようにすれば、空気袋部の気密性を
容易かつ確実に確保できて好ましい。さらに、弾性材の
内面を被膜面に接着すると共に、弾性材を囲うように前
記固着部を形成すれば、被膜の膨張を抑えることで一層
の緩衝性を得ることができると共に、被膜が均一に膨張
することで美観を好適に保持することができる。
【0008】
【作用】このようにすれば、空気袋部内に空気を注入し
ない状態でも、発泡シート材及び弾性材の有する緩衝作
用により一定の緩衝性を確保でき、また、空気袋部内に
空気を注入すれば、空気袋部の内圧が高まると共に、充
填された弾性材の存在が相俟って、一層好ましく、かつ
安定した緩衝性を鞄の外周部に持たせることができる。
【0009】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面によって説明
する。
【0010】図1は、本考案に係わる鞄1の外周部2の
うち空気袋部3が配設された外周部21の断面構成を示
したものである。
【0011】この外周部21は、適宜厚さを有するウレ
タンシート等からなる発泡シート材4の外側面41に気
密性を有する塩化ビニル或いはウレタン等の合成樹脂フ
ィルム乃至シートの内側被膜5及び外側被膜6を積層す
ると共に、この内側被膜5と外側被膜6との間に適宜厚
さを有する板状のポリウレタンフォーム或いはポリスチ
レンフォーム等の発泡材からなる弾性材7を介装し、
【0012】これら内側被膜5及び外側被膜6を弾性材
7の周囲を縦横筋状に高周波ウェルダー、接着剤による
接着等、その他任意手段により固着して固着部8を形成
し、内側被膜5と外側被膜6との間に固着部8に囲まれ
た複数の気密中空部を有する空気袋部3を並設すると共
に、
【0013】空気袋部3間は細い中空状の連通路9で連
結し、空気袋部3の外周面の適宜箇所に注気乃至排気用
ポンプを有する注排気機構10を配設した空気口に連通
させ、
【0014】さらに、発泡シート材4の内周面に布、
革、皮革、その他任意の素材からなる裏地12を積層し
て構成してなっている。
【0015】上記内側被膜5、外側被膜6は、上記のよ
うに同一部材としてもよく、また、例えば、外側被膜6
に伸縮性を有する部材シートを使用し、内側被膜5にそ
れほど伸縮性のない部材シートを使用するなど、異種部
材としてもよい。
【0016】上記固着部8は、剥がれたりして空気袋部
3内の気密を失うことのないように、適宜幅をもって形
成するのが望ましい。また、外周部2の内外から圧力を
加えて内外側被膜5、6と発泡シート材4、裏地12を
同時に融着して、例えば図2に示すような断面形状にす
ることもできる。このように固着する場合、気密性を保
持するためにしっかりと固着する必要があるが、積層間
を各別に固着しなくてもよいので、極めて容易に鞄1の
外周部2を製造することができるという特徴がある。
【0017】上記発泡シート材4及び弾性材7は、一般
に連続気泡発泡体がクッション性に富むので好ましい。
【0018】さらに弾性材7は、好ましくは発泡倍率が
約50乃至60倍程度のポリウレタンフォームであっ
て、接着性を高めるために、塩化ビニル樹脂(以下、P
VCとする)を混入して成形したものか、又は後工程に
てその表面にPVCをコーティングするか若しくはPV
Cシートを被着させてコーティングするかしたものが望
ましく、厚さは約4乃至約10mm程度であるのがよ
い。上記弾性材7は一枚のみ或いは二枚以上を重ねて介
装するようにしてもよい。
【0019】内側被膜5、外側被膜6及び弾性体7は、
空気袋部3内に略々一杯に充填されるように上記弾性材
7を介装する代わりに、図3に示すように、内外側被膜
5、6間の略々全面に亘る適宜厚さを有する発泡シート
状の弾性材7を介し、これらを一体に固着して固着部
8を形成することもできるが、この場合には弾性材7の
厚さが大であるほど気密を確保するのが困難であるの
で、発泡シート材の厚さは約7乃至8mm以下となるよ
うにする。しかし、気密性を確実に確保するには固着部
の弾性材7部分が確実につぶれるようにする必要があ
る。
【0020】また、弾性材7と内側被膜5との間、及び
弾性材7と外側被膜6との間にそれぞれ接着剤を塗布し
ておいて接着して固着させるか、或いはその間にホット
メルト等の接着剤シートを挟層しておいて高周波ウェル
ダー等で融着させるかしてそれぞれを固着させるように
してもよい。このようにすれば、内側被膜5及び外側被
膜6が膨張しても弾性材7から遊離せず、全体が一様に
膨張して局部的に膨らむことがなくなり、形状が安定す
るともに、空気袋部3内の内圧が一層高まり緩衝作用を
高めることができる。
【0021】なお、図示はしないが、内側被膜5を積層
させないで発泡シート材4の外周面41と外側被膜6と
の間に弾性材7を介装するようにすることも可能である
が、この場合、空気袋部3内の気密が確実に確保できる
ように、例えば発泡シート材4の表面を融着したり、或
いは合成樹脂等で被膜したりするのが望ましい。
【0022】上記注排気機構10は、注入機構部と排気
機構部とが一体に構成されたものでも、或いは別体に構
成されたものでもよく、また吸気のみをポンプにより強
制的に行うように構成されたものでも、空気の流路をバ
ルブ部などで変えて吸排気共にポンプで強制的に行うよ
うに構成されたものでも、その他公知の注入乃至排気作
用を有する注排気機構でもよい。
【0023】上記のように鞄の外周部2を構成すれば、
例えば図4に示すような外観に鞄1を製造することがで
きる。すなわち、鞄1の外周面に適宜間隔を置いて一列
或いは複数列状に空気袋部3が並設されていると共に、
適宜箇所にこの空気袋部3の空気口に連結された注排気
機構10が一又は二以上配設されてなる構成にすること
ができる。
【0024】本考案に係わる鞄1の外周部2を上記によ
うに構成すれば、空気袋部3内に空気を注入しない状態
でも、発泡シート材4及び弾性材7の緩衝作用により外
部からの衝撃に対して被収容物を保護することができ、
さらに空気口を通じて空気袋部3内に空気を注入すれ
ば、外側被膜6が膨張すると共に空気袋部3内の内圧が
高まって、緩衝作用が一層高まり、一層確実かつ安定し
た保護が可能になる。
【0025】
【考案の効果】このようにして、発泡材などの弾性部材
を積層乃至介装して空気袋部を形成して鞄の外周部を構
成すれば、わざわざ空気を注入しないでも被収容物を外
部衝撃等から保護することができ、さらに空気を注入す
れば一層確実かつ安定して被収容物を保護することがで
きるので、被収容物の性質や持ち運ぶ状況に合わせて態
様を代えて使用することができる。
【0026】また、弾性材が空気袋部内に充填されてい
ることにより、注入空気が弾性材と一体的に空気袋部を
広げて緩衝性を高めるので緩衝効果が一層高まり、しか
も形状の変形が生じにくい。弾性材の内面が空気袋部の
被膜に接着していれば、上記効果は一層好ましいものと
なる。
【0027】このように緩衝性に優れた鞄を極めて軽量
に仕上げることができる点も特徴である。
【0028】さらに、製造に関して言えば、機械生産が
可能な上、比較的入手しやすい部材から製造することが
できるので、安価に、そして簡便な方法により製造する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係わる鞄外周部の構造の一例を示した
部分断面図である。
【図2】同じく鞄外周部の構造の別の例を示した部分断
面図である。
【図3】同じく鞄外周部の構造のさらに別の例を示した
部分断面図である。
【図4】本考案の鞄の一例を示した正面図である。
【符号の説明】
1 鞄 2 外周部 3 空気袋部 4 発泡シート材 5 内側被膜 6 外側被膜 7 弾性材 8 固着部 9 連通路 10 注排気機構 12 裏地
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−38037(JP,A) 実開 昭62−102420(JP,U) 実開 昭61−37829(JP,U) 実開 昭58−90115(JP,U) 実開 昭59−64231(JP,U) 実開 平2−13443(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A45C 5/00 - 9/00

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周面部に膨縮自在な空気袋部を形成して
    なる鞄において、気密性を有する被膜間に略一杯に適宜
    厚みを有する弾性材を介装し、これら積層体間を適宜間
    隔を置いて固着し、固着部間に空気袋部を設けると共
    に、各空気袋部間に連通する空気口を設けてなる構成を
    具備する鞄。
  2. 【請求項2】 周面部に膨縮自在な空気袋部を形成して
    なる鞄において、適宜厚さを有する発泡シート材の少な
    くとも片面に気密性を有する被膜を形成し、被膜間に
    一杯に適宜厚さを有する弾性材を介装してこれら積層体
    間を適宜間隔を置いて固着することにより、固着部間に
    空気袋部を設けると共に、各空気袋部間に連通する空気
    口を設けてなる構成を具備する鞄。
  3. 【請求項3】 弾性材を囲うように固着部を形成するこ
    とにより、弾性材が空気袋部内に充填して配設されてな
    る請求項1又は2に記載の鞄。
  4. 【請求項4】 弾性材の内面を被膜面に接着すると共
    に、弾性材を囲うように固着部を形成することにより、
    弾性材が空気袋部内に充填して配設されてなる請求項1
    又は2に記載の鞄。
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