JP2008033074A - 緩衝カバー兼用広告表示体 - Google Patents

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Abstract

【課題】 建造物の柱などに巻着して使用する緩衝カバー兼用広告表示体において、柱などを汚したり傷つけることがなく、人間や物が衝突しても安全であり、見栄えの良い広告表示体を提供する。
【解決手段】 表面側に広告用表示部3を備える表示本体2が、建物の柱などに巻いて装着可能となるべく柔軟合成樹脂製シート材で平板状に形成され、該表示本体は、その内部に形成された収納部4内に、緩衝材5を選択して収納可能に形成されてなる。前記表示本体は、その内部に形成された収納部内に、気体を封入することによって厚み方向に膨張可能に形成してもよい。
【選択図】図1

Description

本発明は、建造物の柱などに巻着して使用する緩衝カバー兼用広告表示体であって、巻着する柱などを汚したり傷つけることがなく、緩衝材によって衝撃が緩和されるので人間や物が衝突しても安全であり、しかも柱等の凹凸が表面に表れ難く目立たないので見栄えがよい緩衝カバー兼用広告表示体に関するものである。
最近の建造物においては、大規模空間が増え、それを支える大形円筒形の柱が目立つ。しかし、この大形円筒形の柱は、無地の化粧材やタイル貼りないし塗装仕上げ等、無機的でデザイン性に乏しく、周囲の景観にそぐわないばかりでなく、人間が衝突した際に衝撃で怪我や打撲を負うなど危険であり、安全性に問題がある。このような危険から身を守る手段としてクッション材やマットを巻き、その上から紐で縛る、所謂、緩衝カバーがあるが、これも無機的でデザイン性に乏しく景観を害する恐れがあり問題である。また、印刷物の裏側に糊を着けて電柱等に貼り付ける所謂柱巻広告は、一旦貼り付けると簡単に剥がれず、剥がした跡が汚ないことから、最近では電柱に宣伝広告用の印刷物を貼られないように凹凸状のシートを巻き付けている場合が多い。また、看板を柱などにボルト等で固定することは構造物の強度を低下する原因ともなり一般的に禁止されている。デザイン性に富み、しかも柱に傷を付けることもなく取り付け可能で、且つ緩衝カバーとしての安全性を備えた本発明に係る広告表示体は、未だ見出されていない。
また、中空円筒状の広告塔の例として特許文献1がある。この例の広告塔は、本発明のように平板状の表示体を柱に巻き付けるものではなく中空円筒状をなしており、また、特許文献2に示す支柱に空気袋を巻き付けて固定する空気圧式表示体は、空気圧縮機を常備して空気袋に常時空気を供給するので大掛かりな装置である。両者とも広告宣伝を目的とするものの、人間や物が衝突した際の衝撃を緩和する緩衝カバーを兼用するものではない点において本願発明の緩衝カバー兼用広告表示体とは本質的に異なる。
実用登録第3068673号公報 特開2001−51634号公報
本願発明者は、広告媒体について鋭意研究した結果、緩衝材と柔軟合成樹脂製シート材を適宜組み合わせて使用することによって、見栄えがよく緩衝作用に優れた機能を有することを知見して本発明に想到したものであって、本発明は、前記の安全性の問題、柱への取り付け上の問題及び周囲の景観との調和に関する問題点等を解消するために、前記柔軟合成樹脂製シート材からなる緩衝材収納部に緩衝材を収納し、緩衝材収納部の前面に広告表示部を設けて、従来の所謂柱巻広告に緩衝機能を付加した広告表示体を提供することを目的とするものである。
前記の課題を解決するために、本発明は、表面側に広告用表示部を備える表示本体が、建物の柱などに巻いて装着可能となるべく柔軟合成樹脂製シート材で平板状に形成され、該表示本体は、その内部に形成された収納部内に、緩衝材を選択して収納可能に形成されてなることを特徴とする緩衝カバー兼用広告表示体とする(請求項1)。
また、前記の課題を解決するために、本発明は、表面側に広告用表示部を備える表示本体が、建物の柱などに巻いて装着可能となるべく柔軟合成樹脂製シート材で平板状に形成され、該表示本体は、その内部に形成された気体封入部内に、気体を封入することによって厚み方向に膨張可能に形成されてなることを特徴とする緩衝カバー兼用広告表示体とする(請求項2)。
また、前記の課題を解決するために、本発明は、前記表示本体を構成するシート材のうち少なくとも表面側のシート材は、基布の両側に柔軟合成樹脂製膜を重ね合わせ、布を構成する糸と糸との透き間を貫通して両側の柔軟合成樹脂製膜を閂状に接合して積層され、基布を構成するタテ糸とヨコ糸が交差部で移動可能な状態で積層された積層シート材からなることを特徴とする前記の緩衝カバー兼用広告表示体とすることが好ましい(請求項3)。
また、前記の課題を解決するために、本発明は、前記表示本体の裏面側に滑り止め用シート部を形成してなることを特徴とする前記の緩衝カバー兼用広告表示体とすることが好ましい(請求項4)。
また、前記の課題を解決するために、本発明は、前記表示本体の表面側に、広告表示シートを交換可能に挿着されるべく可撓性を有する透明な合成樹脂製シートでポケット部を形成してなることを特徴とする前記の緩衝カバー兼用広告表示体とすることが好ましい(請求項5)。
また、前記の課題を解決するために、本発明は、前記透明な可撓性を有する合成樹脂製シートは汚れ防止機能を備えてなることを特徴とする前記の緩衝カバー兼用広告表示体とすることが好ましい(請求項6)。
また、前記の課題を解決するために、本発明は、前記表示本体の表面側に、広告用の図柄模様・文字等を直接施し、又は広告用の図柄模様・文字等を施したシートを貼り替え可能に貼着できるように形成されてなることを特徴とする前記の緩衝カバー兼用広告表示体とすることが好ましい(請求項7)。
本発明の広告表示体は、前記のように構成することにより、緩衝材によって衝撃が緩和されるので人間や物が衝突しても安全であり且つ柱を汚れや傷から保護し、しかも柱等の凹凸が表面に表れ難く目立たないので見栄えがよい。また、緩衝材がボリュウム感を高めるので豪華で、より人目を引き宣伝効果が高まる。しかも、柱に取り付ける際に係止具をとめて締める方法により柱の上下のどこにでも簡単に取り付けることができるので、柱に汚れや傷を付けることがなく、構造上の問題点は何ら生じない。また、緩衝材収納部又は気体封入室を構成するシート材として、基布の両側に柔軟合成樹脂製膜を重ね合わせ、布を構成する糸と糸との透き間を貫通して両側の柔軟合成樹脂製膜を閂状に接合した積層シート材を使用することによって、衝撃に対する追随性が向上し、シート材の破れやヘタリが防止できる特有の効果を奏する。
また、裏面側に滑り止め用シート部材を貼り合わせたものは、広告表示体が、より強いグリップ力をもって柱に固定され、衝撃によって広告表示体が下方へ滑落したり柱の周りに回転することを防止することができる。ポケット部を設けたものは、このポケット部に広告表示シートを装填するだけで係止され、より簡単に交換を可能にすることができる。あるいは広告表示シートが貼替可能なタイプのものは、シートを交換するだけで広告内容を簡単に変えられるので無駄な手間を省略できる。ポケット部に汚れ防止機能を備えたシートを使用したものは、落書きによるダメージを免れるばかりでなく、長期間に渡り広告表示を鮮明に保持することができるので、広告表示体としての耐久性並びに価値を高める。また、例えば、ポリエーテル系ウレタンフォーム、ポリエステル系ウレタンフォーム、電子線照射ポリオレフィン系フォーム等の緩衝材の素材、発泡倍率、硬度及び厚み等を、対象となる広告表示体に応じて適宜選択して使用し、適宜交換することができるので便利である。
本発明を実施するための最良の形態について、以下図に基づいて詳細に説明する。しかし、本発明は、かかる実施の形態に限定されるものではない。 図1(a)は、本発明の実施の形態に係る緩衝カバー兼用広告表示体(以下単に「広告表示体」と略称する)を示す斜視図であり、 図1(b)は、同図のA−A線断面図である。本発明の実施の形態に係る広告表示体は、請求項1、3、4、5及び6の発明を含むものである。図において、同一部品ないし同一部分等には同一の符号を付することとする。
図1において、1は、広告表示体であり、柔軟合成樹脂製シート材で平板状に形成された表示本体2の表面側に広告用表示部3が形成され、表示本体2の内部には収納部4が形成され、収納部4の内部には、緩衝材5を選択して収納可能に形成されてなる。前記広告用表示部3は、透明合成樹脂製シートからなるポケット部3aと広告表示シート3bからなり、ポケット部3aは、左右に開口部3c,3cを備え、開口部3cから広告表示シート3bをポケット部3a内に交換可能に挿着されるように形成される。そして、図4及び図5に示すように、広告表示体1を筒状にして左右の面状ファスナーを係合した状態で柱などに巻着して使用される。
先ず、表示本体2を形成する柔軟合成樹脂製シート材について説明する、柔軟合成樹脂製シート材は、広告表示体を柱などに巻きつける際に柱に沿って巻き付け可能な程度に柔軟性を有する限り特に限定されるものではない。例えば、中低密度ポリエチレン等のポリオレフィン系樹脂、エチレン・プロピレン共重合体(EPM)、エチレン・プロピレン・ジエン共重合体(EPDM)等の各種エラストマー、塩化ビニル樹脂、その他の熱可塑性樹脂、特に、軟質乃至半硬質の塩化ビニル樹脂系シート材が加工性と取り扱いが良好なことから好ましい。塩化ビニル樹脂は、懸濁重合によるストレート樹脂又は共重合樹脂、及び乳化重合によるペースト樹脂の何れでもよく、前者にあっては、カレンダー法又は押出法により、後者にあってはペースト加工法によってシート化される。復元性を考慮して、重合度1300以上が好ましく、塩素化ポリエチレン、NBRその他のエラストマーをブレンドしてもよい。また、安全性を考慮して消防法上の規定による防炎性を備えたものが好ましい。
本実施の形態の表示本体を構成するシート材のうち少なくとも衝撃を受ける可能性がある表面側のシート材は、基布の両側に柔軟合成樹脂製膜を重ね合わせ、布を構成する糸と糸との透き間を貫通して両側の柔軟合成樹脂製膜を閂状に接合して積層された三層からなる積層シート材6を用いることが好ましい。前記の積層シート材6について、図に基いて詳細に説明する。図3(a)は、積層シート材6の平面図であり、図3(b)は、C−C線断面図であり、図3(c)は、D−D線断面図である。基布6bの表面には表面層6aが貼り合わされ、裏面には裏面層6cが貼り合わされているが、この積層シート材6を構成す裏面層6cを表面層6aよりも薄く形成することにより、図3(c)に示すように、表面層は平滑性に富み、裏面層は布を構成する糸と糸との透き間を貫通して表面層と閂状に接合するので、やや凹凸状となる傾向がある。しかし、両面を平滑に仕上げたものも本発明に含まれることは言うまでもない。
また、図3(b)に示すように、タテ糸Tとヨコ糸Yが交差する部分は、接着剤などで固定せずに、摩擦力により移動可能に当接されているので、積層シート材に摩擦力を越える力(外部からの衝撃力)が加わって変形した場合に、タテ糸とヨコ糸の交差部分において糸相互間のずれを生じる結果、外部からの力による変形に対して瞬間的に追随するが、接合部が固定されているので直ぐに復元する性質を有する。よって、シート材の破れやヘタリが防止でき、表面の平滑性が保持される。また、タテ糸Tとヨコ糸Yが交差する部分が、接着剤などで固定されずに、摩擦力により移動可能な状態で、基布に表面層及び裏面層がそれぞれ積層されていれば、表面層と裏面層が糸と糸の透き間で閂状に接合していなくとも、外部からの衝撃力が加えられた場合に、瞬間的な追随性によってシート材の破れやヘタリがある程度防止でき、係る積層シート材を使用した広告表示体も本発明に含まれる。
前記積層シート材は、通常、合成繊維糸織物のうち、打ち込み本数をやや粗くして布を構成する糸と糸との透き間を有する織物が好ましい。合成繊維糸は特に限定されないが、ポリエステル系繊維糸或いはポリエステルとレーヨン混紡糸、ビニロン糸等が好ましい。柔軟合成樹脂製膜と前記布帛との積層は、例えば、カレンダーによるトッピング法により製造する方法と、カレンダー又はエクストルーダーにより製膜されたシートをラミネーターによって積層する方法の何れでもよい。トッピング法による場合は、最初に布帛に表面層を形成した後、ロール面間の表面速度に差をつけてシェアーをかけて裏面層を形成することによって、組織の目を構成する透き間の部分に樹脂が入り込んで表面層と裏面層が接合し易くなるので好ましい。また、ラミネーターによって積層する場合は、基布の内部に接着剤が浸透して糸の交差部が接着剤で固定されないように接着剤はシート側に塗布し、接着剤が塗布されたシート面を加熱して基布の両面にそれぞれ貼り合わせ加圧冷却後に捲き取ることが好ましい。
次に、前記の積層シート材を2枚重ね合わせて広告表示体の外形を確保すべく粗裁断した後、表面側の積層シート材の表面層側には、予めポケット部3aを構成する塩化ビニル樹脂製透明シートの周縁端部を左右の開口部3cを残して溶着部10を高周波ウエルダーによって溶着する。次に、この表面側の積層シート材と裏面側のシート材を重ね合わせて、下方の緩衝材挿入口9を残して周縁の溶着部10を高周波ウエルダーによって溶着した後、プレス裁断機により所望の形状に打ち抜く。前記表示本体2の左右両端部が重ね合わされる位置に表面側と裏面側にそれぞれ面状ファスナー7,7を取り付ける。緩衝材挿入口9の蓋となる表示本体の下端部と背面部にそれぞれ面状ファスナー7,7を取り付ける。上記の面状ファスナー7は一例であり、これに限定されるものではなく、例えば、粘着テープや両面テープ等のテープ類或いはジッパー形式の係止具でもよく、両端部に複数の鳩目7’を取り付けて紐で結んで係止するようにしてもよい。次に、使用目的にあった緩衝材5を選択し、緩衝材挿入口9より緩衝材5を収納部4に挿入した後、緩衝材挿入口9の面状ファスナーを閉じ、更にポケット部3aに所定の広告表示シート3bを交換可能に装填して所望の広告表示体1が得られる。
また、積層シート材の周縁の溶着部10を高周波ウエルダーによって溶着する際に、両シート材の中間に緩衝材を挟持した状態でシート材の周縁部をシールすると同時に、緩衝材を収納部4に封じ込んでもよい。本実施の形態にかかる緩衝材の収納部4は、他の実施の形態の気体封入部4’とは異なり、気密性を要しない。寧ろ、衝撃を受けた場合に、シート材の破裂を防止するために、空気抜き用孔を設けてもよい。また、本実施の形態の広告表示体1に使用される緩衝材5は、人間や物が衝突した際に衝撃が緩和される程度のエネルギー吸収性を有する合成樹脂発泡体等が好ましい。例えば、軟質又は半硬質のウレタンフォーム、電子線照射したポリエチレン発泡体などが好ましい。また、チップ状に粉砕したウレタンフォームに接着剤を噴霧させ圧縮成形する、所謂、チップフォーム(リボンデットフォーム)と呼ばれるブロック製品や金型を利用するモールド製品(チップモールド)であって、平板状に形成したものが好ましい。安全性を考慮して、難燃性を備えたものが好ましい。また、合成樹脂発泡体に代えて、空気その他の気体を柔軟合成樹脂製シートからなる平板袋状の容器に封じ込めたもの等を用いてもよい。
前記の広告表示体1において、本体の裏面側に予め滑止め用シート材7を貼り合わせておいてもよい。滑止め用シート材7は、例えば、合成ゴム又はエラストマー系のシート材を貼り合わせるか又はこれらの処理剤を塗布して薄膜を形成してもよい。或いは、表示本体を成形後に裏面側全面又は部分的に滑止め用シート材7を貼り付けてもよい。更に、前記ポケット部を構成する広告表示シート3bは、防汚処理することが好ましい。防汚処理としては、例えば、フッ素系処理剤を塗布するか、又は3フッ化エチレン又は4フッ化エチレン等のフッ素系樹脂からなる透明フィルム(例えば、デュポン社製のテドラフィルムや旭化成社製のアフレックスフィルム(何れも登録商標))を塩化ビニル樹脂製透明シートに貼り合わせたものが好ましい。また、フッ素系樹脂に代えてアクリル系樹脂フィルム又はアクリル樹脂系処理剤や光触媒を配合した処理剤を使用してもよい。
次に、本発明の他の実施の形態に係る広告表示体について説明する。本発明の他の実施の形態に係る広告表示体は、請求項2、3、4及び7の発明を含むものであり、前記本発明の実施の形態に係る広告表示体において、表示本体の内部に形成された緩衝材5を収納する収納部4に代えて、空気その他の気体を気密性を保持して封入する栓付きの吸排出口11を備えた気体封入部4’を設け、表示本体の表面側に形成されたポケット部等からなる広告用表示部に代えて、広告用の図柄模様・文字等を直接施し、又は広告用の図柄模様・文字等を施したシートの裏面に貼り替え可能な粘着シール加工した広告用表示シート3bを用い、表示本体の両端部の面状ファスナー7に代えて、複数の鳩目7’を取り付けてなる以外は前記本発明の実施の形態に係る広告表示体と同一である(図2参照)。また、前記実施の形態等記載に限定されるものではなく、請求項1記載の表示本体に請求項7記載の広告用表示部を設け、或いは請求項2記載の表示本体に請求項5及び6記載の広告用表示部を設けたもの、その他の広告表示体に係る部品を種々組み合わせを代えたものも本願発明に含まれる。更に、前記広告表示体を上下に複数並べて配置し、その広告表示シートの絵柄が組み合わされて連続的な絵柄になるように配置することによって、大きな広告表示体に見えるように構成したものも本願発明に含まれる。
本発明の実施例について以下に説明する。ただし、本発明はこの実施例に限定されるものではない。前記実施の形態及び他の実施の形態に記載した広告表示体をそれぞれ作成して実施例及び他の実施例に係る広告表示体とした。実施例に係る広告表示体において、表示本体の表面側の柔軟合成樹脂製シート材は、前記三層からなる積層シート材を用い、裏面側にはシート材である柔軟塩化ビニル製膜を重ね合わせて高周波ウエルダーを用いて周縁部を溶着加工し、表示本体の収納部に平板状で35mm厚の軟質ウレタンフォームを装填した。他の実施例に係る広告表示体においては、表示本体は前記実施例と同一の柔軟合成樹脂製シート材を用い、気体封入部4’に空気を封入した。
また、厚紙に所望の広告用の図柄模様・文字等を印刷し、その表面に透明のフィルムをラミネート加工を施した広告表示シート3bを複数枚準備し、その中の一部のものに裏面に粘着加工を施した。前記裏面に粘着加工を施さない方の広告表示シートをポケット部3aに装着して実施例に係る広告表示体を得るとともに、裏面に粘着加工を施した方の広告表示シートを表示本体の表面に直接貼り付けて他の実施例に係る広告表示体を得た。前記実施例に係る広告表示体を柱に巻き付けて両端部の面状ファスナー7,7を係合して固定した(図4参照)。固定する際、外側が放射状に開く場合は、図1に示すように、予め本体表面の何れか一方の側端部近くに積層シート材等からなる舌片12を設けておき、広告表示体を柱に固定した後に、舌片12の他端部を本体表面の他の側端部近くの止め代部12aに重ね合わせて両面テープなどで止めることが好ましい(図4参照)。他の実施例に係る広告表示体の場合は、紐を締めた後で、気体封入部4’に空気を吸入して厚み方向に膨張させて固定してもよい。ここで、係止具は、面状ファスナーや紐以外に両面テープ、粘着テープなどのテープ類やジッパーなども含まれ、これらに限定されるものではない。
図5は、前記の広告表示体を柱に巻いて固定した状態の説明図である。この広告表示体を建物の内部の柱に巻着したところ、広告として見栄えがよく豪華で人目を引くことが確認された。また、子供達が走ってこの柱に衝突しても緩衝材によって、怪我や打撲が予防され緩衝カバーとして役立つ。
本発明に係る広告表示体は、建造物の柱などを何ら傷つけることなく取り付けられ、設置にあたり建築基準法などに基づく許可を受けることもなく、且つ、柱にボルト止めなどの細工を施す必要もないので、きわめて簡単に着脱できて経済的である。しかも、柱の上下のどこにでも任意に取り付けることが可能であり、また、広告表示体を上下に組み合わせることにより大きな広告表示体を作ることもできるなど、広告宣伝効果に優れており、防炎性や難燃性を備え安全であり、緩衝カバーとしても役立つことから極めて有用である。
(a)は、本発明の実施の形態に係る広告表示体を示す斜視図であり、(b)は、同図のA−A線断面図である。 (a)は、本発明の他の実施の形態に係る広告表示体を示す斜視図であり、(b)は、同図のB−B線断面図である。 (a)は、本発明の積層シート材の拡大平面図であり、(b)は、C−C線拡大断面図であり、(c)は、D−D線拡大断面図である。 (a)は、本発明の実施の形態に係る広告表示体を筒状にして面状ファスナーを係合し、舌片を止め代部に止めた状態を示す前面斜め上方から見た斜視図であり、(b)は、同じく背面斜め上方から見た斜視図である。 本発明の実施例に係る広告表示体を柱に巻着した状態を示す写真図である。
符号の説明
1:広告表示体、2:表示本体、3:広告用表示部、3a:ポケット部(透明シート)、3b:広告表示シート、3c:開口部、4:収納部、4’:気体封入部、5:緩衝材、6:積層シート材、6a:表面層、6b:基布、6c:裏面層、7:面状ファスナー、7’:鳩目、8:滑止め用シート材、9:緩衝材挿入口、10:溶着部、11:吸排出口、12:舌片、12a:止め代部、13:柱、
T:タテ糸、Y:ヨコ糸

Claims (7)

  1. 表面側に広告用表示部を備える表示本体が、建物の柱などに巻いて装着可能となるべく柔軟合成樹脂製シート材で平板状に形成され、該表示本体は、その内部に形成された収納部内に、緩衝材を選択して収納可能に形成されてなることを特徴とする緩衝カバー兼用広告表示体。
  2. 表面側に広告用表示部を備える表示本体が、建物の柱などに巻いて装着可能となるべく柔軟合成樹脂製シート材で平板状に形成され、該表示本体は、その内部に形成された気体封入部内に、気体を封入することによって厚み方向に膨張可能に形成されてなることを特徴とする緩衝カバー兼用広告表示体。
  3. 前記表示本体を構成するシート材のうち少なくとも表面側のシート材は、基布の両側に柔軟合成樹脂製膜を重ね合わせ、布を構成する糸と糸との透き間を貫通して両側の柔軟合成樹脂製膜を閂状に接合して積層され、基布を構成するタテ糸とヨコ糸が交差部で移動可能な状態で積層された積層シート材からなることを特徴とする請求項1又は2記載の緩衝カバー兼用広告表示体。
  4. 前記表示本体の裏面側に滑り止め用シート部を形成してなることを特徴とする請求項1又は2記載の緩衝カバー兼用広告表示体。
  5. 前記表示本体の表面側に、広告表示シートを交換可能に挿着されるべく可撓性を有する透明な合成樹脂製シートでポケット部を形成してなることを特徴とする請求項1又は2記載の緩衝カバー兼用広告表示体。
  6. 前記透明な可撓性を有する合成樹脂製シートは汚れ防止機能を備えてなることを特徴とする請求項5記載の緩衝カバー兼用広告表示体。
  7. 前記表示本体の表面側に、広告用の図柄模様・文字等を直接施し、又は広告用の図柄模様・文字等を施したシートを貼り替え可能に貼着できるように形成されてなることを特徴とする請求項1又は2記載の緩衝カバー兼用広告表示体。
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