JPH0682451U - 防振パッド - Google Patents
防振パッドInfo
- Publication number
- JPH0682451U JPH0682451U JP029170U JP2917093U JPH0682451U JP H0682451 U JPH0682451 U JP H0682451U JP 029170 U JP029170 U JP 029170U JP 2917093 U JP2917093 U JP 2917093U JP H0682451 U JPH0682451 U JP H0682451U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vibration
- load
- pad
- protrusion
- substrate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F1/00—Springs
- F16F1/36—Springs made of rubber or other material having high internal friction, e.g. thermoplastic elastomers
- F16F1/373—Springs made of rubber or other material having high internal friction, e.g. thermoplastic elastomers characterised by having a particular shape
- F16F1/3737—Planar, e.g. in sheet form
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F1/00—Springs
- F16F1/36—Springs made of rubber or other material having high internal friction, e.g. thermoplastic elastomers
- F16F1/373—Springs made of rubber or other material having high internal friction, e.g. thermoplastic elastomers characterised by having a particular shape
- F16F1/376—Springs made of rubber or other material having high internal friction, e.g. thermoplastic elastomers characterised by having a particular shape having projections, studs, serrations or the like on at least one surface
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Vibration Prevention Devices (AREA)
- Springs (AREA)
- Vibration Dampers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 幅広い荷重範囲で効果的に防振支持でき
る防振パッドを提供すること。 【構成】 弾性材からなる基板2の表面に複数の錐
体状に突起3群を一体成型し、軽荷重に対しては突起3
群が防振支持し、重荷重に対しては基板2が防振支持す
る。
る防振パッドを提供すること。 【構成】 弾性材からなる基板2の表面に複数の錐
体状に突起3群を一体成型し、軽荷重に対しては突起3
群が防振支持し、重荷重に対しては基板2が防振支持す
る。
Description
【0001】
本考案は機械類とその支持面との間に介装する防振パッドに関する。
【0002】
この種の防振パッドとしては、ゴム板の上下面に多角形状の剛性板を結着した 防振パット(実公昭53−712号公報)や、ゴムブロックの上層部に断面台形 状の突条を形成すると共に、各突条に対応する下方に円柱状の空洞を形成した防 振ゴム(実開昭61−532号公報)が知られている。
【0003】
前記した従来の防振パッドには次のような問題点がある。
【0004】 <イ> 実公昭53−712号のゴム板に剛性板を結着した防振パッドにあって は、圧縮方向のばね定数を極端に下げることが非常に困難である。 圧縮方向のばね定数を小さくするには、受圧面積に対するゴム板の高さを増し てやればよいが、反面、許容荷重の大幅な低下やゴム板の座屈に伴う機器の転倒 といった問題が生じる。
【0005】 <ロ> 実開昭61−532号の防振ゴムにあっては、空洞の形成により突条部 のばね定数がゴムブロック本体に対して極端に低いために、圧縮方向のばね定数 が低いところから急激に高くなる。 そのため防振効果を期待できるばね定数の領域が狭いという難点がある。
【0006】 <ハ> 従来の防振パットが、軽荷重から重荷重まで広範囲に亘って、防振支持 ができなかった。 そのため、これまでは軽荷重の防振パッドや重荷重用の防振パッドを使い分け して対処しているが、一種類の防振パットで軽荷重から重荷重に亘る広範囲の荷 重を効果的に防振支持できる技術の提案が切望されている。
【0007】
本考案は以上の問題点を解決するためになされたもので、その目的とするとこ ろは、幅広い荷重範囲で効果的に防振支持できる防振パッドを提供することにあ る。
【0008】
本考案は、弾性材からなる基板の表面に複数の突起群を一体成型してなる防振 パッドにおいて、突起を錐体状に形成したことを特徴とする、防振パッドである 。
【0009】
【実施例1】 以下図面を参照しながら本考案の実施例について説明する。
【0010】 <イ>防振パットの全体構成 図1に本実施例に係る防振パッド1の斜視図を示し、図2にその断面図を示す 。 防振パッド1は基板2とこの基板2の両面に一体に形成した複数の突起3と により構成される。
【0011】 <ロ>素材 基板2及び突起3としては各種の防振用ゴム材料を使用できるが、低発泡ゴム 、或いは低発泡エラストマーが好ましい。 中でも成形性、強度等の物性から低発泡ウレタンエラストマーが好ましい。 低発泡ウレタンエラストマーとしては特開昭61−85430号公報に開示さ れている防振材料(商品名『ダンプロン』日清紡績株式会社製)が好適である。 低発泡ウレタンエラストマーの比重は防振対象によって最適値を選択すれば良 いが、通常は0.3〜0.9の範囲から選ばれる。 また低発泡ウレタンエラストマーを型中で成型すると、図3に示すように突起 3の表層部より深部の方が気泡が多くなり、そのため、突起3に圧縮力が作用し た場合に突起3が外方へはらみ出す変形量を小さくでき、かつ、錐体形状のため 脱型が容易である。
【0012】 <ハ>突起 突起3は図4に拡大して示すように円錐形等の断面錐体形を呈している。 このように各突起3の形状を頂点に向けてその横断面積が徐々に小さくなるよ うに形成したのは、軽荷重の範囲において圧縮方向のばね定数を荷重変化に比例 して変化させるためである。 軽荷重の範囲における防振特性は防振パッド1の突起3の半頂角θを選択する ことで任意に設定できる。 すなわち、無負荷時における突起3の基板2からの高さをh、突起3の裾部の 最大半径をr、突起3の半頂角をθとすると、次式の関係が成り立つ。 但し突起3が外方に変形しない
【0013】
【数1】
【0014】 さらに荷重Fが加わったときの突起3のたわみ量をh1 とすると、このときの 受圧面積Sは次式で求められる。
【0015】
【数2】
【0016】 上式の数2により、突起3に加わる荷重Fの増加に伴って、受圧面積Sが非線 形的に増加することが理解できる。 尚、上記した数1及び数2は突起3が外方に変形しないことを前提として成立 する関係式である。実際は荷重Fの増加に伴って突起3が外方に変形するが、荷 重Fの増加に伴って突起3の受圧面積Sが非線形的に増加する関係にあることは 同様であり、この場合の関係式は複雑となるため表記を省略する。 また突起3は図示するように基板2の両面に設けることの他に、基板2の片面 だけに設けても良い。
【0017】 <ニ>基板 図2に示すように基板2は突起3の防振支持能力を越えた重荷重が加わったと きに防振支持を行う部位で、その防振支持性能は従来と同様に基板2の肉厚Hに より求められる。
【0018】
つぎに防振パッドの機能について考察する。
【0019】 <イ>軽荷重作用時 図4において、平滑な機器類の被支持部とこの支持面との間に介装した防振パ ッド1に圧縮方向の軽荷重が作用すると、各突起3群のたわみにより荷重を支持 する。 各突起3は前述したように突起3の受圧面積が荷重に対応する関係にあるから 、小さな荷重に対しては小さなばね定数で支持できる。 そして荷重が大きくなるにつれて受圧面積が非線形的に増加することに伴い、 ばね定数も非線形的に大きくなる。
【0020】 <ロ>重荷重作用時 防振パッド1に突起3が潰れるほどの圧縮方向の荷重が作用すると、基板2が 防振支持する。
【0021】 <ハ>比較例 図5に荷重−たわみ曲線を示す。 (比較対象)
【0022】 曲線A:突起や突条のない基板のみで構成される通常の防振ゴムに係る荷重た わみ−曲線。(内部に気泡や空洞なし)
【0023】 曲線B:突起3の半頂角θを大きく設定した本実施例に係る防振パッド1の荷 重たわみ−曲線。
【0024】 曲線C:突起3の半頂角θを小さく設定した本実施例に係る防振パッド1の荷 重たわみ−曲線。
【0025】 (比較結果)
【0026】 図5によればつぎの点が理解できる。
【0027】 本実施例に係る防振パット1(曲線B,C)は通常の防振ゴム(曲線A)に対 比して変形の自由度が大きく、たわみ領域が広い。 また通常の防振ゴム(曲線 A)は荷重に対する急激なばね定数が変化するが、本実施例に係る防振パット1 (曲線B,C)は急激なばね定数の変化が見られない。
【0028】 曲線Bと曲線Cの比較によれば、半頂角θが小さくなるほど軽荷重領域におけ るたわみ量が増してばね定数が小さくなることが理解できる。
【0029】 半頂角θについては、最小角度で30度程度、実用に耐えられる範囲は45度 〜80度が望ましい。また防振効果と安定性を考慮すれば半頂角θは45度〜6 0度程度の範囲が望ましい。
【0030】
【実施例2】 図6に他の防振パッド1aを示す。 本実施例は基板2の両面に一体に形成する突起3aが円錐体や角錐体の頂部を 水平に切り取った縦断面が台形を呈する場合である。 本実施例によれば前記実施例1と比較して,安定性能が向上する。
【0031】
【実施例3】 図7に他の防振パッド1bを示す。 本実施例は多段的に突起3c、3dを一体成型した場合で、各突起3c、3d は同軸線上に形成し、基板2から離れるほど突起3c、3dの断面積が小さくな るように設定しておく必要がある。 本実施例では異径の突起3c、3dを二段に形成した場合について説明するが 、三段以上であってもよい。
【0032】
本考案は以上説明したようになるから、次のような効果を得ることができる。
【0033】 <イ> 突起群の高さや半頂角を選択することで軽荷重に対し極端に小さなばね 定数に設定できる。
【0034】 <ロ> 軽荷重に対しては突起が効果的に防振支持し、重荷重に対しては基板が 防振支持し、一種類の防振パッドで幅広い範囲の荷重に対処することができる。
【図1】 実施例1に係る防振パットの斜視図
【図2】 その断面図
【図3】 防振パッドの部分拡大図
【図4】 防振パッドの部分拡大図
【図5】 防振パッドの荷重−たわみ曲線の比較図
【図6】 実施例2に係る防振パットの断面図
【図7】 実施例3に係る防振パットの断面図
Claims (3)
- 【請求項1】 弾性材からなる基板の表面に複数の突
起群を一体成型してなる防振パッドにおいて、 突起を錐体状に形成したことを特徴とする、 防振パッド。 - 【請求項2】 請求項1において、突起の高さと半頂
角の選択により突起のばね定数を設定することを特徴と
する、防振パッド。 - 【請求項3】 請求項1において、突起を同軸線上に
多段的に一体成型したことを特徴とする、防振パッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP029170U JPH0682451U (ja) | 1993-05-10 | 1993-05-10 | 防振パッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP029170U JPH0682451U (ja) | 1993-05-10 | 1993-05-10 | 防振パッド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0682451U true JPH0682451U (ja) | 1994-11-25 |
Family
ID=12268772
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP029170U Pending JPH0682451U (ja) | 1993-05-10 | 1993-05-10 | 防振パッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0682451U (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7643243B2 (en) | 2004-11-10 | 2010-01-05 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Damper for information storage device |
JP2010151260A (ja) * | 2008-12-25 | 2010-07-08 | Fukuda Denshi Co Ltd | 振動源固定構造 |
CN103580351A (zh) * | 2012-08-01 | 2014-02-12 | 戴森技术有限公司 | 马达固定架 |
JP2016501581A (ja) * | 2012-11-21 | 2016-01-21 | ダイソン テクノロジー リミテッド | 手乾燥機 |
-
1993
- 1993-05-10 JP JP029170U patent/JPH0682451U/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7643243B2 (en) | 2004-11-10 | 2010-01-05 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Damper for information storage device |
JP2010151260A (ja) * | 2008-12-25 | 2010-07-08 | Fukuda Denshi Co Ltd | 振動源固定構造 |
CN103580351A (zh) * | 2012-08-01 | 2014-02-12 | 戴森技术有限公司 | 马达固定架 |
JP2014033610A (ja) * | 2012-08-01 | 2014-02-20 | Dyson Technology Ltd | モータ用マウント |
US9893585B2 (en) * | 2012-08-01 | 2018-02-13 | Dyson Technology Limited | Motor mount |
JP2016501581A (ja) * | 2012-11-21 | 2016-01-21 | ダイソン テクノロジー リミテッド | 手乾燥機 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2619105B2 (ja) | 振動ダンパ | |
JP5654575B2 (ja) | エネルギー吸収・伝達部材 | |
JPS5842377B2 (ja) | シンドウゲンスイザイ | |
ITRM960550A1 (it) | Dispositivo di isolamento delle vibrazioni | |
JPH0676815B2 (ja) | スプリング素子 | |
JPH0658009A (ja) | 振動減衰装置 | |
JPH0682451U (ja) | 防振パッド | |
JP4061818B2 (ja) | 免震装置 | |
US20050168933A1 (en) | Damping device for hard disk drive | |
JPS63293340A (ja) | 積層ゴム支承体 | |
JP2003239522A (ja) | 防振支持具 | |
JPH09126272A (ja) | 免振積層ゴム | |
JP5320031B2 (ja) | 制振建物 | |
JPH11141181A (ja) | 積層ゴム型免震装置 | |
JPS5813155Y2 (ja) | 防振装置 | |
JPH0439440A (ja) | 防振装置 | |
CN212690703U (zh) | 电梯减振器 | |
GB2084694A (en) | A shock and vibration isolation mat | |
JPH1151113A (ja) | 支承用防振材 | |
JPS6241874A (ja) | 多段型免震支持装置 | |
JPH0488237A (ja) | 制振用ゴムパッドおよびその取付方法 | |
JP4062384B2 (ja) | ホイールダンパ | |
JP3829593B2 (ja) | 免振装置 | |
JPH0332672Y2 (ja) | ||
JPS6320737Y2 (ja) |