JPH0681464B2 - 磁石発電機の固定子 - Google Patents
磁石発電機の固定子Info
- Publication number
- JPH0681464B2 JPH0681464B2 JP10910385A JP10910385A JPH0681464B2 JP H0681464 B2 JPH0681464 B2 JP H0681464B2 JP 10910385 A JP10910385 A JP 10910385A JP 10910385 A JP10910385 A JP 10910385A JP H0681464 B2 JPH0681464 B2 JP H0681464B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate
- clip
- resin
- wire
- core
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
- H02K3/00—Details of windings
- H02K3/46—Fastening of windings on the stator or rotor structure
- H02K3/52—Fastening salient pole windings or connections thereto
- H02K3/521—Fastening salient pole windings or connections thereto applicable to stators only
- H02K3/522—Fastening salient pole windings or connections thereto applicable to stators only for generally annular cores with salient poles
Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は内燃機関により駆動される磁石発電機の固定子
に関する。
に関する。
（発明の概要） 本発明は磁石発電機の固定子におけるワイヤ保持構造に
関するものであって、コアに一体成形したボビンの樹脂
にてクリップ挿入用の樹脂穴を一体に形成し、ワイヤを
挟持する２板の板状部とこの板状部を弾性的に結合する
支点部と各板状部の先端に形成したロック部とクリップ
固定部とを樹脂により一体成形してなるクリップを、ク
リップ固定部を樹脂穴に挿入して半回転以下の回転で固
定することにより、ワイヤのレアショート等の不具合を
なくすと共に、ビス締等の煩雑な作業をすることなく、
簡単にクリップを固定子に固定できるようにしたもので
ある。
関するものであって、コアに一体成形したボビンの樹脂
にてクリップ挿入用の樹脂穴を一体に形成し、ワイヤを
挟持する２板の板状部とこの板状部を弾性的に結合する
支点部と各板状部の先端に形成したロック部とクリップ
固定部とを樹脂により一体成形してなるクリップを、ク
リップ固定部を樹脂穴に挿入して半回転以下の回転で固
定することにより、ワイヤのレアショート等の不具合を
なくすと共に、ビス締等の煩雑な作業をすることなく、
簡単にクリップを固定子に固定できるようにしたもので
ある。
（従来の技術） 従来のものは、コアに一体成形されたボビンに巻線され
たコイルから電気出力を外部に引出すべく、コイルに結
線されたワイヤを固定子に固定する構造として、ワイヤ
固定用のクランプ金具をコアにビス締め固定するもの
や、コアを構成する積層板の一枚に舌片を一体に形成
し、この舌片を折り曲げてワイヤを支持固定するものが
ある（例えば、実開昭56-40453号公報）。
たコイルから電気出力を外部に引出すべく、コイルに結
線されたワイヤを固定子に固定する構造として、ワイヤ
固定用のクランプ金具をコアにビス締め固定するもの
や、コアを構成する積層板の一枚に舌片を一体に形成
し、この舌片を折り曲げてワイヤを支持固定するものが
ある（例えば、実開昭56-40453号公報）。
（発明が解決しようとする問題点） ところが、上述した従来の前者のものでは、クランプ金
具を使用しているので、クランプ金具のバリや、クラン
プ金具の押え過ぎなどにより、ワイヤとクランプ金具と
がレアショートする。クランプ金具を固定するためにビ
ス締めを行っているので、部品点数が多くなると共に、
タップ加工、ビス締め工程が必要となり作業工数が増す
という問題がある。
具を使用しているので、クランプ金具のバリや、クラン
プ金具の押え過ぎなどにより、ワイヤとクランプ金具と
がレアショートする。クランプ金具を固定するためにビ
ス締めを行っているので、部品点数が多くなると共に、
タップ加工、ビス締め工程が必要となり作業工数が増す
という問題がある。
また、上述した従来の後者のものでは、積層板の舌片を
折り曲げてワイヤを支持する際に、ラジオペンチ等で折
り曲げ加工する必要があり、作業工数が増すと共に、舌
片の曲げ過ぎなどによりワイヤと舌片とがレアショート
する。ボビンをコアに一体成形する際に舌片が邪魔にな
り、一体成形が困難であるという問題がある。
折り曲げてワイヤを支持する際に、ラジオペンチ等で折
り曲げ加工する必要があり、作業工数が増すと共に、舌
片の曲げ過ぎなどによりワイヤと舌片とがレアショート
する。ボビンをコアに一体成形する際に舌片が邪魔にな
り、一体成形が困難であるという問題がある。
そこで、本発明は上記の問題点をすべて解決するもので
ある。
ある。
（問題点を解決するための手段） そのため本発明は、コアに一体成形してなるボビンの樹
脂と一体に形成されたクリップ挿入用の樹脂穴と、この
樹脂穴に挿入され、半回転以下の回転で固定されるクリ
ップ固定部とワイヤを挟持する２枚の板状部とこの板状
部を弾性的に結合する支点部と前記各板状部の先端に設
けたロック部とを樹脂により一体成形してなるクリップ
とを備える磁石発電機の固定子を提供するものである。
脂と一体に形成されたクリップ挿入用の樹脂穴と、この
樹脂穴に挿入され、半回転以下の回転で固定されるクリ
ップ固定部とワイヤを挟持する２枚の板状部とこの板状
部を弾性的に結合する支点部と前記各板状部の先端に設
けたロック部とを樹脂により一体成形してなるクリップ
とを備える磁石発電機の固定子を提供するものである。
（作用） これにより、絶縁樹脂製のクランプの２枚の板状部によ
り挟まれることによって固定子にワイヤが良好に保持さ
れ、かつクリップ固定部を樹脂穴に挿入して半回転以下
回転することによって容易にクリップが固定子に固定さ
れる。
り挟まれることによって固定子にワイヤが良好に保持さ
れ、かつクリップ固定部を樹脂穴に挿入して半回転以下
回転することによって容易にクリップが固定子に固定さ
れる。
（実施例） 以下本発明を図に示す実施例について説明する。
第１図〜第５図に示す如く、積層板よりなる環状のコア
1,コア１の外側に形成した12極の突極に外周に絶縁樹脂
にて一体成形した一体のボビン20、このボビン20にそれ
ぞれ巻線されたコイル３、コイル３に結線された各ワイ
ヤ5aを束ねてなるワイヤハーネス５、ワイヤハーネス５
をコア１に固定する絶縁樹脂よりなるクリップ40によ
り、磁石発電機の固定子が構成されている。
1,コア１の外側に形成した12極の突極に外周に絶縁樹脂
にて一体成形した一体のボビン20、このボビン20にそれ
ぞれ巻線されたコイル３、コイル３に結線された各ワイ
ヤ5aを束ねてなるワイヤハーネス５、ワイヤハーネス５
をコア１に固定する絶縁樹脂よりなるクリップ40によ
り、磁石発電機の固定子が構成されている。
本構成において、クリップ40は成形時は第２図に示す如
く支点部43にて弾性的結合された２枚の板状部41,42は
開口した状態になっており、各ロック部401,402がそれ
ぞれ各板状部41,42の先端に設けてあり、可動側の板状
部41を第２図図示の矢印ａ方向へ押え付けることにより
第３図に示す如く各ロック部401,402間がロックされ
る。403は可動側の板状部41が第３図図示の矢印ｂ方向
（ワイヤを引っ張った時に加わる力）へずれるのをとめ
るストッパで、ロック部402の一端に可動側の板状部41
に向って突出して形成してある。404はワイヤハーネス
５を押え付けて抜けを防止するリブで、固定側の板状部
42の可動側の板状部41と対向する位置に１個または複数
個設けてある。405はクリップ40をコア１に固定するロ
ック突起で、固定側の板状部42の下端に突出形成したピ
ン44外周の180°対称位置に２個設けてあり、ボビン20
の樹脂と一体成形された樹脂穴201に挿入し、クリップ4
0を90°回転させることにより固定されるようになって
いる。
く支点部43にて弾性的結合された２枚の板状部41,42は
開口した状態になっており、各ロック部401,402がそれ
ぞれ各板状部41,42の先端に設けてあり、可動側の板状
部41を第２図図示の矢印ａ方向へ押え付けることにより
第３図に示す如く各ロック部401,402間がロックされ
る。403は可動側の板状部41が第３図図示の矢印ｂ方向
（ワイヤを引っ張った時に加わる力）へずれるのをとめ
るストッパで、ロック部402の一端に可動側の板状部41
に向って突出して形成してある。404はワイヤハーネス
５を押え付けて抜けを防止するリブで、固定側の板状部
42の可動側の板状部41と対向する位置に１個または複数
個設けてある。405はクリップ40をコア１に固定するロ
ック突起で、固定側の板状部42の下端に突出形成したピ
ン44外周の180°対称位置に２個設けてあり、ボビン20
の樹脂と一体成形された樹脂穴201に挿入し、クリップ4
0を90°回転させることにより固定されるようになって
いる。
ここで、樹脂穴201は、コア１の隣接する２つの突極間
に形成した貫通穴11内縁に形成されていて、ロック突起
405に対応して180°対称位置に形成した一対のキー溝20
2と、これらキー溝202の一方から他方にかけて樹脂穴20
1の中間部分に180°対称形で周方向に形成した一対のロ
ック溝203と、これらロック溝203の一端に180°対称形
で軸方向に形成した一対のストッパ段部204とを有して
いる。
に形成した貫通穴11内縁に形成されていて、ロック突起
405に対応して180°対称位置に形成した一対のキー溝20
2と、これらキー溝202の一方から他方にかけて樹脂穴20
1の中間部分に180°対称形で周方向に形成した一対のロ
ック溝203と、これらロック溝203の一端に180°対称形
で軸方向に形成した一対のストッパ段部204とを有して
いる。
以上のように、絶縁樹脂からなるクリップ40のピン44を
樹脂穴201に挿入し90°回転させて、ロック突起405をロ
ック溝203にて固定し、その後ワイヤハーネス５を２枚
の板状部41,42間にセットし、可動側の板状部41を矢印
ａ方向に押えることにより、ロック部401,402がロック
され、ワイヤハーネス５を固定子に固定することが出来
る。
樹脂穴201に挿入し90°回転させて、ロック突起405をロ
ック溝203にて固定し、その後ワイヤハーネス５を２枚
の板状部41,42間にセットし、可動側の板状部41を矢印
ａ方向に押えることにより、ロック部401,402がロック
され、ワイヤハーネス５を固定子に固定することが出来
る。
（発明の効果） 以上述べたように本発明においては、絶縁樹脂製のクラ
ンプによって固定子にワイヤが保持されるから、クラン
プとワイヤとがレアショートすることがなく、かつクリ
ップ固定部を樹脂穴に挿入して半回転以下回転すること
によってクリップが固定子に固定されるから、ビス締め
や、折り曲げ加工等の煩雑な作業を必要とすることな
く、作業性が向上するのみならず、樹脂穴もボビンの樹
脂によりボビンをコアに一体成形する際に同時に形成す
ることができるという優れた効果がある。
ンプによって固定子にワイヤが保持されるから、クラン
プとワイヤとがレアショートすることがなく、かつクリ
ップ固定部を樹脂穴に挿入して半回転以下回転すること
によってクリップが固定子に固定されるから、ビス締め
や、折り曲げ加工等の煩雑な作業を必要とすることな
く、作業性が向上するのみならず、樹脂穴もボビンの樹
脂によりボビンをコアに一体成形する際に同時に形成す
ることができるという優れた効果がある。
第１図は本発明固定子の一実施例を示す要部縦断面図、
第２図および第３図は上記実施例におけるクリップを示
す斜視図、第４図（ａ）は上記実施例における樹脂穴の
構造を示す平面図、第４図（ｂ）は第４図（ａ）のＡ−
Ａ線に沿う縦断面図、第５図は上記実施例の全体構成を
示す平面図である。 １……コア,3……コイル,5a……ワイヤ,20……ボビン,4
0……クリップ,41,42……板状部,43……支点部,44,405
……クリップ固定部を構成するピンとロック突起,201…
…樹脂穴,401,402……ロック部。
第２図および第３図は上記実施例におけるクリップを示
す斜視図、第４図（ａ）は上記実施例における樹脂穴の
構造を示す平面図、第４図（ｂ）は第４図（ａ）のＡ−
Ａ線に沿う縦断面図、第５図は上記実施例の全体構成を
示す平面図である。 １……コア,3……コイル,5a……ワイヤ,20……ボビン,4
0……クリップ,41,42……板状部,43……支点部,44,405
……クリップ固定部を構成するピンとロック突起,201…
…樹脂穴,401,402……ロック部。
Claims (1)
- 【請求項１】コアに一体成形してなるボビンの樹脂と一
体に形成されたクリップ挿入用の樹脂穴と、この樹脂穴
に挿入され、半回転以下の回転で固定されるクリップ固
定部とワイヤを挟持する２枚の板状部とこの板状部を弾
性的に結合する支点部と前記各板状部の先端に設けたロ
ック部とを樹脂により一体成形してなるクリップとを備
える磁石発電機の固定子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10910385A JPH0681464B2 (ja) | 1985-05-21 | 1985-05-21 | 磁石発電機の固定子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10910385A JPH0681464B2 (ja) | 1985-05-21 | 1985-05-21 | 磁石発電機の固定子 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61269654A JPS61269654A (ja) | 1986-11-29 |
| JPH0681464B2 true JPH0681464B2 (ja) | 1994-10-12 |
Family
ID=14501649
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10910385A Expired - Lifetime JPH0681464B2 (ja) | 1985-05-21 | 1985-05-21 | 磁石発電機の固定子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0681464B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2644641B1 (fr) * | 1988-12-09 | 1992-04-24 | Mitsuba Electric Mfg Co | Armature dans un generateur |
| JPH0677478U (ja) * | 1993-03-30 | 1994-10-28 | 国産電機株式会社 | 磁石発電機 |
| JP2008199702A (ja) * | 2007-02-08 | 2008-08-28 | Kokusan Denki Co Ltd | 電動機 |
| JP4640851B2 (ja) * | 2007-11-12 | 2011-03-02 | 三菱電機株式会社 | 磁石発電機 |
| JP6592284B2 (ja) * | 2015-06-18 | 2019-10-16 | 矢崎総業株式会社 | 給電リング及び給電リングの製造方法 |
-
1985
- 1985-05-21 JP JP10910385A patent/JPH0681464B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61269654A (ja) | 1986-11-29 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |