JPH068143B2 - 食品用アルミニウム箔 - Google Patents

食品用アルミニウム箔

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JPH068143B2
JPH068143B2 JP5548586A JP5548586A JPH068143B2 JP H068143 B2 JPH068143 B2 JP H068143B2 JP 5548586 A JP5548586 A JP 5548586A JP 5548586 A JP5548586 A JP 5548586A JP H068143 B2 JPH068143 B2 JP H068143B2
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勝 長屋
章男 石橋
政則 地曵
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、食品を調理する際に使用される食品用アルミ
ニウム箔に関するものである。
〔従来技術〕
アルミニウム箔は食品料理に汎く使用されており、また
近来アルミニウム箔容器に鍋焼うどん、ゆでうどん等の
名称でパツクされた鍋物インスタント食品が、手軽に加
工できるという理由により汎く販売されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
このような容器は、アルミニウムを主成分とし、これに
マンガン、マグネシュウムが加えられたアルミニウム合
金箔で作製されており、この種の容器は表面が無加工で
あるので、食品を容器に入れて加熱等で調理すると、食
品の一片がアルミニウム合金箔に付着し、食品の形状が
損なわれるという問題点があった。
またパン又はケーキとかをアルミニウム箔に載置して焼
く方法もあるが、これも焼き上がったパン又はケーキの
一片がアルミニウム箔に付着し、でき上がったパン、ケ
ーキの形が損なわれるという問題点もあった。
ところで食品の形が損なわれないようにするため、従来
例えば実開昭60−117138号公報に示されている
ように、アルミニウム箔の表面にフッ素樹脂を被覆する
試みが行われている。
しかしながら熱伝導性もよく、熱膨張の大きなアルミニ
ウム箔との貼り合わせの場合では、アルミニウム箔とフ
ッ素樹脂フィルムとの熱膨張率に大きな差があるため、
弱い接着力では容易に剥離してしまい、アルミニウム箔
にフッ素樹脂を被覆するだけでは剥離性が劣るという問
題点があった。
一方食品の形が損われないようにするために鉄板、アル
ミニウム板にフッ素樹脂を塗布した厨房器具類(板厚
1.0mm以上、例えばフライパン)が開発されている。
しかしながら鉄板、アルミニウム板にフッ素樹脂を塗布
するためには、鉄板、アルミニウム板の一面を先ずサン
ドブラストで処理する。次いでこのサンドブラストで処
理した表面に樹脂製のアンカーコートを施し、このアン
カーコートにフッ素樹脂を塗布しなければならなかっ
た。
このように鉄板、アルミニウム板にフッ素樹脂を塗布す
るためには、サンドブラストで処理し、その上アンカー
コートを施さなければならないという工程を必要とし、
費用も要し手数がかかるという問題点があった。
このような問題点を除去するため、鉄板、アルミニウム
板の表面に粗度を形成してフッ素樹脂を塗布する技術手
段(例えば特開昭54−92509号公報及び特開昭5
7−110375号公報)が開発されている。
しかしながらこの特開昭54−92509号公報及び特
開昭57−110375号公報に記載された発明は、板
厚1.0mm以上の鉄板とかアルミニウム板とかの表面に
粗度を形成したものであり、ミクロン単位の厚さを有す
る箔に適用することができないものであった。
そのためアルミニウム箔にフッ素樹脂を塗布するために
は、依然としてアルミニウム箔の一面を先ずサンドブラ
ストで処理し、次いでこのサンドブラストで処理した表
面に樹脂製のアンカーコートを施し、このアンカーコー
トにフッ素樹脂を塗布する工程を必要とし、その結果費
用も要し手数もかかるという課題があった。
〔課題を解決するための手段〕
そこでこの発明は、以上の課題に着目してなされたもの
であって 食品を調理するためのアルミニウム箔又はアルミニウム
合金箔であって、圧延によって得られる表面粗度0.0
4ミクロン乃至0.40ミクロンを有するアルミニウム
箔又は合金箔の一面又は両面に、2.0ミクロン乃至
4.0ミクロンの厚さのフッ素樹脂を塗布した食品用ア
ルミニウム箔 という手段を提供して、以上の課題を解決するものであ
る。
〔実施例〕
以下図面に従って本発明の構成が実際上どのように具体
化されるかをその作用とともに説明する。第1図は本発
明の一実施例に従うアルミニウム箔又はアルミニウム合
金箔の斜視図、第2図は第1図の断面図であって図中1
はアルミニウム箔又はアルミニウム合金箔(厚み0.2
mm以下)である。
このアルミニウム合金箔はアルミニウムを主成分とし、
これにマンガン、マグネシュウムが微量含まれるもの
で、強度があり、成形性も有する合金である。
このアルミニウム箔又は合金箔1はその一面又は両面
に、四フッ化エチレンのフッ素樹脂を塗布してフッ素樹
脂1aを形成する。
このアルミニウム箔又はアルミニウム合金箔1は、一般
的に0.2mm以下のものをいうので、比較的薄いもので
ある。
一般にフッ素樹脂そのものは本来金属に接着し難いもの
である。そのため前記0.2mm以上のアルミニウム箔
は、その表面をブラスト処理、ケミカルエッジング処理
で、アンカーコートを施し、その上に繰り返し使用する
ためには15ミクロン以上の比較的厚いフッ素樹脂を塗
布していた。
しかしながら厚さ0.2mm以下のアルミニウム箔又はア
ルミニウム合金箔1は、比較的薄いものであるためその
下地処理方法としてブラストを適用することは不可能で
あるとともに、ケミカルエッジングを使用することも複
雑で好ましい方法ではない。
ところでアルミニウム箔又はアルミニウム合金箔1は圧
延に使用する圧延ロールの表面粗度により種々の粗さが
得られる。この表面粗度を下地とした場合に、表面粗度
とフッ素樹脂の密着性について出願人は各種の実験を重
ねた結果、塗布されるフッ素樹脂の膜厚と表面粗度とに
次表のような相関関係があるのを見出した。
そこでこの表をみると表面粗度が0.04ミクロンのア
ルミニウム箔又はアルミニウム合金箔1に2.0ミクロ
ンのフッ素樹脂を塗布したものでは、アルミニウム箔又
はアルミニウム合金箔1に対するフッ素樹脂の密着性
は、セロテープで剥離テストを繰り返すと5回中5回即
ち100%フッ素樹脂の塗膜は剥離されなかった。
また表面粗度0.04ミクロンのアルミニウム箔又はア
ルミニウム合金箔1に4.0ミクロンのフッ素樹脂を塗
布したものでは、5回中2回しかフッ素樹脂の塗膜は剥
離されず、3回は剥離されてしまった。
さらに表面粗度0.04ミクロンのアルミニウム箔又は
アルミニウム合金箔1に10ミクロンのフッ素樹脂を塗
布すると、フッ素樹脂は5回中5回とも剥離されてしま
い使用不可能である。
そしてこの表からみると表面粗度0.04〜0.40ミ
クロンのアルミニウム箔又はアルミニウム合金箔1に、
2.0〜4.0ミクロンのフッ素樹脂を塗布したもの
が、アルミニウム箔又はアルミニウム合金箔1に対する
密着性は良好であることが判明する。
このようにフッ素樹脂をアルミニウム箔又はアルミニウ
ム合金箔1に直接塗布することにより、フッ素樹脂1a
を形成することができるので、アルミニウム箔又はアル
ミニウム合金箔1の表面をサンドブラストで処理した
り、アンカーコートを施す必要はないものである。
次に以上の構成のアルミニウム箔1の一使用法を説明す
る。第3図に示されるようにアルミニウム箔1の一面即
ちフッ素樹脂1aが塗布されている面で、パン又はケー
キ2をその中身が見える程度に包んで焼くようにする。
そして焼き上がったパン又はケーキ2はフッ素樹脂1a
と接触するのみで、直接アルミニウム箔1に接触するこ
とはないのでパン又はケーキ2の一片がアルミニウム箔
1に付着することはない。
またアルミニウム合金箔1の使用法を説明すると、第4
図に示されるように、成形性の有するアルミニウム合金
箔1で、その内側をフッ素樹脂面にするようにして容器
を作製する。この内側のフッ素樹脂面にうどん、そば等
の食品を収納して調理する。
そしてこの食品を加熱しても、食品はフッ素樹脂面と接
触するのみで、直接アルミニウム箔1に接触することは
ないので、食品の一片がアルミニウム箔1に付着するこ
とはない。
〔発明の効果〕
以上本発明によれば、アルミニウム箔又はアルミニウム
合金箔の一面又は両面にフッ素樹脂を塗布したので、食
品をフッ素樹脂が塗布されている面に載せて調理すれ
ば、食品の形状が損なわれるおそれはない。
またアルミニウム箔又はアルミニウム合金箔に表面粗度
を形成したので、アルミニウム箔又はアルミニウム合金
箔をサンドブラストで処理した上にアンカーコートを施
す必要がなくなり、その結果製造コストも廉価に済む。
さらに表面粗度0.04ミクロン乃至0.4ミクロンの
アルミニウム箔又はアルミニウム合金箔の一面又は両面
に2.0乃至4.0ミクロンのフッ素樹脂を塗布したの
で、フッ素樹脂はアルミニウム箔又はアルミニウム合金
箔と強固に密着し、フッ素樹脂がアルミニウム箔又はア
ルミニウム合金箔から剥離するおそれはない等の利点が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に従うアルミニウム箔又はア
ルミニウム合金箔の斜視図、第2図は第1図の断面説明
図、第3図はアルミニウム箔の使用法の説明図、第4図
はアルミニウム合金箔の使用法の説明図である。 1……アルミニウム箔又はアルミニウム合金箔、 1a……フッ素樹脂。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−149275(JP,A) 特開 昭54−92509(JP,A) 特開 昭57−110375(JP,A) 実開 昭60−117138(JP,U)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】食品を調理するためのアルミニウム箔又は
    アルミニウム合金箔であって、圧延によって得られる表
    面粗度0.04ミクロン乃至0.40ミクロンを有する
    アルミニウム箔又はアルミニウム合金箔の一面又は両面
    に、2.0ミクロン乃至4.0ミクロンの厚さのフッ素
    樹脂を塗布したことを特徴とするホイルおよび箔容器に
    使用される、食品用アルミニウム箔。
JP5548586A 1986-03-12 1986-03-12 食品用アルミニウム箔 Expired - Fee Related JPH068143B2 (ja)

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