JPH068141B2 - 合成樹脂製容器蓋 - Google Patents

合成樹脂製容器蓋

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JPH068141B2
JPH068141B2 JP59094613A JP9461384A JPH068141B2 JP H068141 B2 JPH068141 B2 JP H068141B2 JP 59094613 A JP59094613 A JP 59094613A JP 9461384 A JP9461384 A JP 9461384A JP H068141 B2 JPH068141 B2 JP H068141B2
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JP
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liner
ribs
main body
wall
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純一 伊坪
隆 矢崎
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Japan Crown Cork Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、本体の天面壁の内面にはライナが型押成形さ
れている形態の合成樹脂製容器蓋に関する。
〔従来の技術〕
例えば特開昭58−51116号公報に開示されている
如く、飲食料用瓶の如き容器のための容器蓋として、天
面壁とこの天面壁の周縁から垂下する筒状スカート壁と
から成ると、スカート壁の内周面上端部乃至該天面壁の
内面周縁部から下方に向って半径方向内方に突出するよ
うに形成された環状突片と、天面壁の内面上に型押成形
されたライナとを具備する形態の合成樹脂製容器蓋が提
案されている。
本体の天面壁の内面には、型押成形されるライナ内に突
出して、本体に対するライナの相対的回転を防止するた
めの複数個の突起が周方向に間隔をおいて形成されてい
る。また、ライナの型押成形するために成形工具の一部
が環状突片に押付けられる際に、環状突片に望ましくな
い変形が生成されるのを防止するために、本体のスカー
ト壁の内周面と環状突片の外側面との間を延在する複数
個の補強片が周方向に間隔をおいて形成されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
而して、上述した形態の従来の合成樹脂製容器蓋には、
本体に対するライナの相対的回転を防止するための複数
個の突起と、型押成形の際の環状突片の変形を防止する
ための複数個の補強片とを環状突片の内側と外側とに別
個に形成している故に、次のとおりの問題が存在する。
第一に、複数個の突起と複数個の補強片とを別個に形成
しなければならない故に、本体を成形するための成形雄
型の形態が相当複雑且つ高価になる。第二に、天面壁の
内面に形成されて環状突片の内側に位置する突起は型押
成形されるライナによって完全に覆われるが、環状突片
の外側に形成される補強片は型押成形されるライナに覆
われることなく容器蓋内面にそのまま露呈し、かかる露
呈補強片に微細な埃等が付着する虞がある。そしてま
た、所謂無菌述填のために容器蓋を殺菌液で処理した場
合、露呈補強片に付着した殺菌液が除去されずに残留し
てしまう虞が少なくない。
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、その技
術的課題は、本体を成形するための成形雄型を徒に複雑
且つ高価なものにせしめることなく、且つ微細な埃等が
付着し或いは殺菌液が残留し得る部片を生成せしめるこ
となく、本体に対するライナの相対的回転を確実に防止
し、且つライナの型押成形の際の環状突片の変形を防止
することができるように、上述した形態の従来の合成樹
脂製容器蓋を改良することである。
〔課題を解決するための手段〕
上記技術的課題を達成するために、本発明の合成樹脂製
容器蓋においては、従来の合成樹脂製容器蓋の本体にお
ける複数個の突起と複数個の補強片とに代えて、環状突
片の内側面に周方向に間隔をおいて、天面壁の内面に連
なる複数個のリブを形成し、かかるリブを半径方向内方
に向かって周方向片側に傾斜する第1の組と半径方向内
方に向かって周方向他側に傾斜する第2の組のリブを含
む形態にする。
即ち、本発明によれば、天面壁と該天面壁の周縁から垂
下する筒状スカート壁とを有する本体と、該スカート壁
の内周面上端部乃至該天面壁の内面周縁部から下方に向
って半径方向内方に突出するように形成された環状突片
と、該天面壁内面上に型押成形されたライナとから成る
合成樹脂製容器蓋において、該環状突片の内側面に周方
向に間隔をおいて該天面壁の内面に連なるように複数個
のリブが形成され、且つ該複数個のリブは半径方向内方
に向って周方向片側に傾斜している第1の組のリブと半
径方向内方に向って周方向反対側に傾斜している第2の
組のリブとから成る、ことを特徴とする合成樹脂製容器
蓋が提供される。
〔作用〕 本発明の合成樹脂製容器蓋においては、半径方向内方に
向かって周方向片端に傾斜する第1の組のリブと半径方
向内方に向かって他側に傾斜する第2の組のリブが型押
成形されたライナ内に突出する故に、本体に対するライ
ナのいずれの方向への相対的回転も確実に防止され、そ
してまた、環状突片が天面壁の内面に接続されて補強さ
れる故に、ライナの型押成形の際の環状突片の変形が充
分に防止される。
他方、複数個の突起と複数個の補強片とに代えて複数個
のリブを形成しさえすればよく、従って従来の合成樹脂
製に比べて、本体を成形するための成形雄型を比較的簡
潔且つ安価なものにせしめることができる。また、複数
個のリブは天面壁の内面と環状突片との間、従って環状
突片の内側に位置する故に、型押成形されるライナによ
って覆われ、従って付着した微細な埃等が付着し或いは
殺菌液が残留し得る部片を生成することが回避される。
〔実施例〕
以下、本発明に従って構成された合成樹脂製容器蓋の好
適実施例について、添付図面を参照して更に詳細に説明
する。
第1図は、本発明に従って改良された容器蓋の好適実施
例における容器蓋本体を図示している。ポリエチレン又
はポリプロピレンの如き適宜の合成樹脂材料から圧縮成
形によって成形することができる、全体を番号2で示す
図示の本体は、円形天面壁4とこの円形天面壁4の周縁
から垂下する円筒状スカート壁6とを有する。スカート
壁6の内周面上端部には、そこから下方に向って半径方
向内方に突出する環状突片8が形成されている。所望な
らば、スカート壁6の内周面上端部から突出する環状突
片8を形成することに代えて、スカート壁6の内周面上
端と天面壁4の内面外周縁との境界或いは天面壁4の内
面外周縁から突出する環状突片8を形成することもでき
る。
本発明によれば、上記環状突片8の内面側には、天面壁
4の内面に連なる複数個のリブ10が周方向に間隔にお
いて形成されていることが重要である。第1図と共に第
2図を参照して説明すると、図示の実施例においては、
周方向に間隔をおいて配設された6個の部分12a乃至
12fの各々において、略三角形状の7個のリブ10が
周方向に間隔をおいて形成されている。上記6個の部分
のうちの1個おきに位置する3個の部分12a,12c
及び12eに形成されているリブ10は第1の組を構成
し、残りの3個の部分12b,12d及び12fに形成
されているリブ10は第2の組を構成する。そして、第
1の組のリブ10は、半径方向内方に向って周方向片側
に傾斜して(即ち下方から見て時計方向に傾斜して)延
び、第2の組のリブ10は、半径方向内方に向って周方
向反対側に傾斜して(即ち下方から見て反時計方向に傾
斜して)延びている。
第1図を参照して説明を続けると、スカート壁6には周
方向弱化ライン14が形成されており、スカート壁6は
周方向弱化ライン14よりも上方の比較的肉厚の主部1
6と周方向弱化ライン14よりも下方の比較的肉薄のピ
ルフアープルーフ裾部18とに区画されている。主部1
6の内周面には雌螺条20が形成されている。主部16
の外周面には、そこに指をかける時の滑りを防止するた
めのローレット乃至凹凸形状22が形成されている。一
方、ピルフアープルーフ裾部18の内周面には、そこか
ら半径方向内方に突出した適宜の形状でよい複数個のフ
ラップ片24の周方向に間隔をおいて形成されている。
上記周方向弱化ライン14は、周方向に間隔をおいて周
方向に延びる複数個(図示の実施例においては8個)の
スリツト26と、かかるスリツト26間に位置する複数
個(図示の実施例においては8個)の橋絡部28a乃至
28hとから構成されている。上記ピルフアープルーフ
裾部18は橋絡部28a乃至28hによって上記主部1
6に接続されている。第1図と共に第3図を参照して説
明すると、複数個の橋絡部28a乃至28hのうちの1
個は横断面積Saが充分に大きい非破断橋絡部28aで
ある。そして、この非破断橋絡部28aに関連せしめ
て、ピルフアープルーフ裾部18には、周方向に見て非
破断橋絡部28aの両側縁の少なくとも一方に隣接し
て、図示の場合には両側縁の各々に隣接して、軸線方向
に延びる軸線方向弱化ライン30a及び30bが形成さ
れている。かかる軸線方向弱化ライン30a及び30b
は、所謂ミシン目等から構成することもできるが、肉厚
が減少せしめられた所謂スコアから構成されているのが
好都合である。
上記非破断橋絡部28aに対して略直径方向反対側に位
置する少なくとも1個の橋絡部は、上記非破断橋絡部2
8aの横断面積Saよりは小さいが他の橋絡部の横断面
積よりも大きい強化橋絡部であるのが好適である。第3
図から理解される如く、図示の実施例においては、上記
非破断橋絡部28aに対して直径方向真反対に位置にす
る橋絡部28eが強化橋絡部であり、この強化橋絡部2
8eの横断面積Saは、非破断橋絡部28aの横断面積
Saよりも小さいが、他の橋絡部28b,28c,28
d,28f,28g及び28hの横断面積Sb,Sc,
Sd,Sf,Sg及びShより大きくせしめられている (Sa>Se>Sb=Sc=Sd=Sf=Sg=S
h)。所望ならば、橋絡部28eを強化橋絡部にするこ
とに加えて或いはこれに代えて橋絡部28d及び/又は
28fを強化橋絡部にすることもできる。
上記強化橋絡部28eの横断面積Seは、後に言及する
通りにして容器口頚部を開封する際に、最初に通常の橋
絡部28b,28c,28d,28f,28g及び28
hが破断され、次にピルフアープルーフ裾部18に形成
されている軸線方向弱化ライン30a及び30bのいず
れか一方が破断され、そしてこれと同時に又はその後に
強化橋絡部28eが破断されるように、本体2の材質特
性、軸線方向弱化ライン30a及び30bの強度等に応
じて設定される。参考までに一例を挙げると、高密度ポ
リエチレン製で、スカート壁6におけるピルフアープル
ーフ裾部18の内径が略27.8mmであり、ピルフアー
プルーフ裾部18に形成されている軸線方向弱化ライン
30a及び30bの最大残留肉厚が約0.20mmで幅が
1.00mmである本体2において、 Sa≒5.40mm2 Se≒0.27mm2 Sb=Sc=Sd=Sf=Sg=Sh≒0.24mm2 にせしめると、所期の通りの結果を得ることができた。
図示の実施例においては、上述した容器蓋本体2の天面
壁4の内面に、ライナが型押成形される。第4図を参照
して説明すると、上記ライナの型押成形には、アンビル
32と型押工具組立体34とを具備するライナ型押成形
装置が使用される。アンビル32は実質上平坦な上面3
6を有し、ライナを型押成形すべき本体2は倒立状態、
即ちその天面壁4の外面を下方に向けた状態でアンビル
32の上面36上に載置される。型押工具組立体34
は、支持手段38とこの支持手段38に装着されたセン
ターパンチ40及び外側スリーブ42を含んでいる。上
記アンビル32の上方に配設されている支持手段38
は、適宜の支持構造(図示していない)によって昇降自
在に装着されており、そしてまた適宜の昇降手段(図示
していない)によって所定通りに昇降動せしめられる
(支持手段38の昇降動については後に更に言及す
る)。所望ならば、型押工具組立体34の支持手段38
を昇降動せしめることに代えて、アンビル32を昇降動
せしめることもできる。全体として円柱形状であるセン
ターパンチ40は、所定範囲に渡って昇降自在に支持手
段38に装着され、全体として円筒形状でありセンター
パンチ40の外側に位置する外側スリーブ42は支持手
段38に固定されている。更に詳述すると、図示の実施
例においては、支持手段38の下端部には、外側スリー
ブ42の内径に対応した外径を有する円柱状突出部44
が形成され、かかる突出部44に外側スリーブ42の上
端部が被嵌され、そして複数本の止めねじ46によって
外側スリーブ42の上端部が突出部44に固定され、か
くして支持手段38に外側スリーブ42が固定されてい
る。一方、センターパンチ40は、支持手段38の下方
で外側スリーブ42内に配置されている。外側スリーブ
42には、周方向に間隔をおいて複数個の開口48(第
4図には2個の開口48を図示している)が形成されて
おり、これに対応して、センターパンチ40には、半径
方向外方に突出して上記開口48に位置する複数本のピ
ン50(第4図には2個のピン50を図示している)が
螺着されている。かくして、センターパンチ40は、上
記ピン50が上記開口48の下端に当接する下限位置、
即ち第4図に図示する位置と、上記ピン50が上記開口
48の上端に当接する上限位置との間を昇降動自在に、
外側スリーブ42を介して支持手段38に装着されてい
る。支持手段38とセンターパンチ40との間には、比
較的大きな力でセンターパンチ40を上記下限位置に偏
倚するためのばね51が介在せしめられている。所望な
らば、ばね51に代えて、適宜の流体圧手段によってセ
ンターパンチ40を上記下限位置に偏倚することもでき
る。
本体2の天面壁4の内面にライナを型押成形する際に
は、第4図に図示する如く、アンビル32の上面36上
の所定位置に本体2が倒立状態で載置される。そして、
適宜の供給手段(図示していない)によって、軟化溶融
状態のライナ素材52が天面壁4の内面上に供給され
る。ライナ素材は、軟質ポリエチレンの如き比較的軟質
の合成樹脂であるのが好都合である。次いで、第5図に
図示する如く、型押工具組立体34が下降され、かくし
てライナ素材52がセンターパンチ40の下面及び外側
スリーブ42の下面によって押圧されて所要形状のライ
ナ54に型押成形される。第5図から理解される如く、
型押工具組立体34は、外側スリーブ42の下端外周縁
が本体2の環状突片8に当接する位置まで下降せしめら
れ、かくして環状突片8内の領域においてライナ54が
形成される。ライナ54の中央領域はセンターパンチ4
0の下面によって規定され、ライナ54の周縁領域は外
側スリーブ42の下面によって規定される。
上述した通りのライナ54の型押成形に関しては、次の
点が注目されるべきである。
第1に、ライナ54を型押成形する際には、上述した如
く外側スリーブ42の下端外周縁が本体2の環状突片8
に当接せしめられ、それ故に、環状突片8には相当な力
が加えられる。然るに、第1図及び第2図を参照して説
明した如く、図示の本体2においては環状突片8と天面
壁4を接続している複数個のリブ10が周方向に間隔を
おいて形成されており、かかる複数個のリブ10によっ
て環状突片8が補強されている。それ故に、環状突片8
に加えられる上記力によって環状突片8に望ましくない
変形が生ずることが回避乃至抑制される。
第2に、ライナ54を型押成形する際にライナ素材52
は半径方向外方に流動して、上記複数個のリブ10間に
流入する。従って、ライナ54が型押成形されると、上
記複数個のリブ10がライナ54内に突入し、かかるリ
ブ10がライナ54によって覆われた状態になる。かく
して、本体2に対してライナ54が相対的に回転するこ
とが充分に阻止され、また微細な埃等が付着し或いは殺
菌液が残留し得るリブ10の露呈が回避される。
第3に、本体2の天面壁4の内面に供給されるライナ素
材52の量を著しく精密に所定値にせしめることは不可
能ではないにしても極めて困難であり、通常、供給され
るライナ素材52は量は若干の範囲内で変動する。第4
図及び第5図を比較参照することによって理解される如
く、図示のライナ型押成形装置においては、センターパ
ンチ40がばね51の偏倚作用に抗して支持手段38及
び外側スリーブ42に対して相対的に上昇することによ
って、従って型押成形されるライナ54の中央領域の厚
さを変化せしめることによって、供給されるライナ素材
52の量の変動が補償される。而して、後の説明からも
明らかな如く、容器蓋の密封特性にとっては、ライナ5
4の周縁領域の形状及び寸法が重要であり、ライナ54
の中央領域の厚さは容器蓋の密封特性に特に悪影響を及
ぼさない。従って、図示のライナ型押成形装置によれ
ば、供給されるライナ素材52の供給量が変動しても、
所要の密封特性を有するライナ54を型押成形すること
ができる。
第6図を参照して説明すると、本体2及びライナ54か
ら成る容器蓋56は、容器の口頚部58に適用される。
口頚部58は円筒状外周面を有し、この外周面には、雄
螺条60とこの雄螺条60の下方に位置する係止あご部
62とが形成されている。
口頚部58を容器蓋56によって閉塞する際には、口頚
部58に容器蓋56を被嵌し、容器蓋2を平方向、即ち
第6図において上方から見て時計方向に回転せしめる。
かくすると、容器蓋56の本体2に形成されている雌螺
条20が口頚部58に形成されている雄螺条60に螺合
され、これによって容器蓋56は回転と共に軸線方向下
方に移動せしめられる。容器蓋56が下方に移動せしめ
られると、容器蓋56の本体2に形成されているフラッ
プ片24は、口頚部58に形成されている雄螺条60を
通過し、そして更に係止あご部62を通ることになる
が、係止あご部62を通る際には、係止あご部62に干
渉されることによって係止フラップ片24は半径方向外
方へ弾性的に撓まされる。容器蓋56の本体2に形成さ
れている雌螺条20を口頚部58の雄螺条60に充分に
螺合せしめると、第6図に図示する如く、係止フラップ
片24は係止あご部62を完全に通過して、係止あご部
62に干渉されなくなり、係止フラップ片24は元の状
態に向けて弾性的に復元し、係止あご部62の下面に係
止せしめられる。また、ライナ54の周縁領域が口頚部
58の上端部に密接せしめられ、かくして口頚部58が
確実に密封される。
以上の通りにして口頚部58に装着された容器蓋56
を、口頚部58から離脱せしめて口頚部58を開封する
際には、容器蓋56を装着時における回転方向に対して
逆方向、即ち第6図において上方から見て反時計方向に
回転せしめる。かくすると、容器蓋56の本体2に形成
されている雌螺条20が口頚部58に形成されている雄
螺条60に沿って移動せしめられる故に、容器蓋56は
軸線方向上方に移動せんとする。しかしながら、容器蓋
56の本体2におけるピルフアープルーフ裾部18の内
面に形成されているフラップ片24が口頚部58の係止
あご部62の下面に係止せしめられている故に、ピルフ
アープルーフ裾部18の軸線方向上方への移動は阻止さ
れる。かくして、周方向弱化ライン14、更に詳しくは
橋絡部28a乃至28hに応力が生成されると共に、軸
線方向弱化ライン30a及び30bに応力が生成され
る。そして、かかる応力に起因して、最初に、橋絡部2
8a乃至28hのうちの、非破断橋絡部28a及び強化
橋絡部28e以外の通常の橋絡部28b,28c,28
d,28f,28g及び28hが破断される。次に、軸
線方向弱化ライン30a及び30bのいずれか一方が破
断される。そして、これと同時に又はその後に強化橋絡
部28eが破断される。かくして、ピルフアープルーフ
裾部18が環状から帯状に展開されると共に、非破断橋
絡部28aの部分を除いてピルフアープルーフ裾部18
が本体2のスカート壁6の主部16から分離され、これ
によって口頚部58の係止あご部62に対するピルフア
ープルーフ裾部18の係止が充分に解消される。従って
容器蓋56の全体が第7図に図示する通りの状態で口頚
部58から離脱される。この際、上述した如くライナ5
4は本体2の天面壁4に対して相対的に回転することが
阻止されている故に、充分確実に口頚部58から離され
て本体2と共に離脱される。第7図に図示する状態にお
いては、帯状に展開されたピルフアープルーフ裾部18
は、破断されることなく維持され続けている非破断橋絡
部28aによってスカート壁6の主部16に接続され続
けており、そして帯状に展開されたピルフアープルーフ
裾部18自体の重量等に起因して非破断橋絡部28aか
ら周方向に離れるに従って螺旋状に下方に変位してい
る。
而して、図示の容器蓋56の本体2においては、上述し
た通り強化橋絡部28eの横断面積Seが比較的大きく
せしめられており、非破断橋絡部28aのみならず強化
橋絡部28eも破断されることなく維持され、従ってピ
ルフアープルーフ裾部18と係止あご部62との相互係
止が未だ相当程度に確保されている間に、ピルフアープ
ルーフ裾部18に形成されている軸線方向弱化ライン3
0a及び30bのいずれか一方の破断が開始されるよう
にせしめている。それ故に、軸線方向弱化ライン30a
及び30bのいずれか一方は、容器蓋56の雌螺条20
と口頚部58の雄螺条60との螺合が完全に解除される
前に、確実に破断される。
これに対して、従来の容器蓋においては、強化橋絡部が
存在せず、唯1個の非破断橋絡部を除く全ての橋絡部が
破断された後に、ピルフアープルーフ裾部に形成されて
いる軸線方向弱化ラインが破断されることを意図してい
た。かような従来の容器蓋においては、唯1個の非破断
橋絡部を除く全ての橋絡部が破断され、従ってピルフア
ープルーフ裾部と係止あご部の下面との相互係止が大部
分解除された後に、軸線方向弱化ラインを破断すること
を意図している故に、軸線方向弱化ラインが破断される
ことなく維持されたままでピルフアープルーフ裾部が係
止あご部を越えて軸線方向上方に移動してしまうことが
少なくなかった。特に、ピルフアープルーフ裾部が合成
樹脂材料製の場合には、ピルフアープルーフ裾部の弾性
変形等に起因してこの傾向が大きい。かかる場合には、
ピルフアープルーフ裾部が帯状に開かれず、従って口頚
部が一旦開封されたことの明示が不充分になり、ピルフ
アープルーフ特性が毀損される虞がある。また、消費者
が口頚部から離脱されたところの容器蓋におけるピルフ
アープルーフ裾部以外の部分を引張ることによって、非
破断橋絡部が破断され、かくしてスカート壁の主部から
完全に離脱されたピルフアープルーフ裾部を環状のまま
で口頚部に残留せしめてしまうことになる。
而して、口頚部58への容器蓋56の装着及び口頚部5
8からの容器蓋56の離脱についての上記説明から理解
される如く、口頚部58へ容器蓋56を装着する際に
は、非破断橋絡部28a及び強化橋絡部28eのみなら
ず通常の橋絡部28b,28c,28d,28f,28
g及び28hも破断されることなく維持され、そして口
頚部58から容器蓋56を離脱する際には、通常の橋絡
部28b,28c,28d,28f,28g,及び28
hと共に強化橋絡部28eが確実に破断されるこが重要
である。かような要件を確実に充足するために、所望な
らば、第8図に図示する如く、通常の橋絡部28b,2
8c,28d,28f,28g及び28h(並びに強化
橋絡部28e)を、口頚部58に容器蓋56を装着する
際の容器蓋56の回転方向に傾斜して下方に延びる形態
にせしめることができる。かくすると、口頚部58に容
器蓋56を装着する際に橋絡部28b,28c,28
d,28f,28g及び28h(並びに28e)に作用
する力は矢印64で示す方向である故に、橋絡部28
b,28c,28d,28f,28g及び28h(並び
に28e)の望ましくない破断が抑制される。また、口
頚部58から容器蓋56を離脱する際に橋絡部28b,
28c,28d,28f,28g及び28h(並びに2
8e)に作用する力は矢印66で示す方向である故に、
橋絡部28b,28c,28d,28f,28g及び2
8h(並びに28e)の破断が促進される。
以上、添付図面を参照して本発明の好適実施例について
詳細に説明したが、本発明はかかる実施例に限定される
ものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく種々の
変形乃至修正が可能であることは多言を要しない。
〔発明の効果〕
本発明の合成樹脂製容器蓋においては、本体を成形する
ための成形雄型を徒に複雑且つ高価なものにせしめるこ
となく、そしてまた微細な埃等が付着し或いは殺菌液が
残留し得る部片を生成せしめることなく、本体に対する
ライナの相対的回転を充分に防止し、そしてまたライナ
の型押成形の際に環状突片が変形することを充分に防止
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に従って構成された容器蓋における本
体の好適実施例を、一部を断面で示す側面図。 第2図は、第1図の線II−IIにおける断面図。 第3図は、第1図の本体における橋絡部を示す簡略断面
図。 第4図及び第5図は、ライナ型押成形装置の好適実施例
を示すと共に、かかるライナ型押成形装置によって第1
図の本体の天面壁の内面にライナを型押成形する方式を
示す簡略断面図。 第6図は、第1図の本体の天面壁の内面にライナを型押
成形することによって完成された容器蓋を、容器の口頚
部に装着した状態で、一部を断面で示す側面図。 第7図は、第6図の容器蓋を口頚部から離脱した後の状
態を示す側面図。 第8図は、橋絡部の状態の変形例を示す部分断面図。 2……容器蓋の本体 4……天面壁 6……スカート壁 8……環状突片 10……リブ 14……周方向弱化ライン 18……ピルフアープルーフ裾部 28a乃至28h……橋絡部 28a……非破断橋絡部 28e……強化橋絡部 30a及び30b……軸線方向弱化ライン 32……アンビル 34……型押工具組立体 38……支持手段 40……センターパンチ 42……外側スリーブ 51……ばね 52……ライナ素材 54……ライナ 56……容器蓋 58……容器の口頚部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】天面壁と該天面壁の周縁から垂下する筒状
    スカート壁とを有する本体と、該スカート壁の内周面上
    端部乃至該天面壁の内面周縁部から下方に向って半径方
    向内方に突出するように形成された環状突片と、該天面
    壁内面上に型押成形されたライナとから成る合成樹脂製
    容器蓋において、該環状突片の内側面に周方向に間隔を
    おいて該天面壁の内面に連なるように複数個のリブが形
    成され、且つ該複数個のリブは半径方向内方に向って周
    方向片側に傾斜している第1の組のリブと半径方向内方
    に向って周方向反対側に傾斜している第2の組のリブと
    から成る、ことを特徴とする合成樹脂製容器蓋。
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