JPH0375423B2 - - Google Patents

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JPH0375423B2
JPH0375423B2 JP59127410A JP12741084A JPH0375423B2 JP H0375423 B2 JPH0375423 B2 JP H0375423B2 JP 59127410 A JP59127410 A JP 59127410A JP 12741084 A JP12741084 A JP 12741084A JP H0375423 B2 JPH0375423 B2 JP H0375423B2
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JP
Japan
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circumferential
container lid
neck
container
pilfer
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JP59127410A
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JPS6111357A (ja
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Mitsuma Yokoyama
Yasuo Yuzurihara
Masaharu Murako
Toshihiro Yoshida
Koji Yogo
Masami Sato
Toshitsugu Yajima
Toshio Yashiro
Shunichi Imaizumi
Toshuki Hara
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Nippon Closures Co Ltd
Original Assignee
Japan Crown Cork Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS6111357A publication Critical patent/JPS6111357A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、雄螺条とこの雄螺条の下方に位置す
る係止あご部とが外周面に形成されている口頚部
を備えた、飲食料用瓶の如き容器のための、ピル
フアープルーフ特性を有する容器蓋に関する。
〔従来の技術〕
前記形態の口頚部を備えた容器のための、ピル
フアープルーフ特性を有する容器蓋の典型例とし
ては、特開昭56−74445号公報に開示されている
容器蓋を挙げることができる。この容器蓋は、天
面壁及びこの天面壁の周縁から垂下する筒状スカ
ート壁を具備し、前記スカート壁には周方向に間
隔を置いて配設され周方向に延びる複数個のスリ
ツトとこれらのスリツト間に位置する複数個の橋
絡部とから成る周方向弱化ラインが形成されてお
り、前記スカート壁は前記周方向弱化ラインより
上方の主部と前記周方向弱化ラインより下方のピ
ルフアープルーフ裾部とに区画されており、前記
主部の内面には前記形態の容器の口頚部の雄螺条
と協働する雌螺条が形成されており、前記ピルフ
アープルーフ裾部の内面には半径方向内方に突出
せしめられていて前記形態の容器の係止あご部に
係止せしめられる係止手段が形成されている。前
記周方向弱化ラインにおける複数個のスリツトの
各々は、その全体に渡つて実質上水平に延在して
おり、スリツト間に位置する複数個の橋絡部は実
質上鉛直に延びている。複数個の橋絡部はそれら
の全てが開封の際に破断される形態のものある場
合と、それらのうちの1個乃至数個は開封の際に
も破断されない非破断橋絡部である場合とがあ
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
而して、上述した通りの形態の容器蓋におて
は、口頚部に容器蓋を装着して口頚部を密封する
際には前記周方向弱化ラインにおける複数個の橋
絡部が破断されることなく維持され、一方口頚部
を開封する際には前記周方向弱化ラインにおける
複数個の橋絡部の少なくとも大部分(即ち、非破
断橋絡部が存在する場合における非破断橋絡部を
除く通常の橋絡部の全て)が充分容易に破断され
ることが重要である。しかしながら、従来の容器
蓋においては、前記2つの要件を確実に満足する
ことが困難であつた。更に詳述すると、口頚部に
容器蓋を装着する際には、ピルフアープルーフ裾
部の内面に形成されている係止手段が口頚部に形
成されている係止あご部を弾性的に乗り越えるこ
とが必要であり、この際には周方向弱化ラインに
おける複数個の橋絡部に相当な応力が生成され、
これに起因して複数個の橋絡部の少なくとも一部
が破断されてしまう恐れがある。かかる恐れを確
実に回避するために、複数個の橋絡部の強度を過
剰に大きくすると、開封の際に複数個の橋絡部の
少なくとも大部分(即ち、非破断橋絡部が存在す
る場合における非破断橋絡部を除く通常の橋絡部
の全て)を所要通りに破断することが困難にな
り、特に子供或いは女性には開封不可能な事態が
発生する恐れがある。
本発明がかかる事実に鑑みてなされたものであ
り、その技術的課題は、周方向弱化ラインにおけ
るスリツト及び橋絡部の形態の改良を加えて、口
頚部に容器蓋を装着して口頚部を密封する際には
橋絡部に過剰な応力が生成されず、従つて複数個
の橋絡部が充分確実に破断されることなく維持さ
れ、開封の際には複数個の橋絡部の少なくとも大
部分が充分容易に破断されるようにせしめること
である。
〔問題を解決するための手段〕
上記技術的課題を達成するために、本発明にお
いては、弱化ラインにおけるスリツトを、非破断
橋絡部を含む場合における非破断橋絡部に関連す
る周方向端部を除いて周方向両端部は開封の際の
容器蓋の開封回転方向に向つて下方に傾斜して延
び且つ周方向中間部は上記開封回転方向に向つて
上方に傾斜して延びる形態にせしめ、周方向弱化
ラインにおける橋絡部を、非破断橋絡部を含む場
合における非破断橋絡部を除いて隣接するスリツ
トの傾斜端部間に規定されていて上記開封回転方
向に向つて下方に傾斜して延びる形態にせしめ
る。
即ち、本発明によれば、雄螺条とこの雄螺条の
下方に位置する係止あご部とが外周面に形成され
ている口頚部を備えた容器のための、ピルフアー
プルーフ特性を有する容器蓋であつて、天面壁及
びこの天面壁の周縁から垂下する筒状スカート壁
を具備し、前記スカート壁には周方向に間隔をお
いて配設され周方向に延びる複数個のスリツトと
これらのスリツト間に位置する複数個の橋絡部と
から成る周方向弱化ラインが形成されており、前
記スカート壁は前記周方向弱化ラインより上方の
主部と前記周方向弱化ラインより下方のピルフア
ープルーフ裾部とに区画されており、前記主部の
内面には前記口頚部の前記雄螺条と協働する雌螺
条が形成されており、前記ピルフアープルーフ裾
部の内面には半径方向内方に突出せしめられてい
て前記口頚部の前記係止あご部に係止せしめられ
る係止手段が形成されているところの容器蓋にお
いて; 前記複数個のスリツトは、前記橋絡部が非破断
橋絡部を含む場合における非破断橋絡部に関連す
る周方向端部を除いて周方向両端部は開封の際の
容器蓋の開封回転方向に向つて下方に傾斜して延
び且つ周方向中間部は前記開封回転方向に向つて
上方に傾斜して延びる形態であり、前記複数個の
橋絡部は、非破断橋絡部を含む場合における非破
断橋絡部を除いて隣接するスリツトの傾斜端部間
に規定されていて前記開封回転方向に向つて下方
に傾斜して延びる形態である、ことを特徴とする
容器蓋が提供される。
〔作用〕
口頚部に容器蓋を装着する際には、容器蓋が装
着回転方向(即ち、上方から見て時計方向)へ回
転せしめられ、容器蓋の雌螺条が口頚部の雄螺条
に螺合せしめられる。かくして、容器蓋が前記装
着回転方向に回転せしめられると共に軸線方向下
方に移動せしめられる間には、容器蓋の係止手段
が口頚部の係止あご部を弾性的に(更に詳しく
は、係止手段自体の弾性変形或いはピルフアープ
ルーフ裾部の弾性変形によつて)乗り越えること
が必要であり、これに起因して、容器蓋のピルフ
アープルーフ裾部には前記装着回転方向への回転
に抵抗すると共に軸線方向下方への移動に抵抗す
る力が作用する。そして、かかる抵抗力に起因し
て、周方向弱化ラインには、軸線方向に対して下
方に向つて前記装着回転方向に傾斜した方向の圧
縮力(第2図に矢印44で示す方向の力)が作用
する。かかる圧縮力は、前記装着回転方向に対し
て反対方向である開封回転方向に向つて下方に傾
斜して延びているところのスリツトの周方向両端
部を圧縮して閉じるように作用する。従つて、隣
接するスリツトの傾斜端部間に規定されている橋
絡部は、スカート壁の主部とピルフアープルーフ
裾部との双方に直接的に連結された状態になる。
かくして、橋絡部を破断する方向の大きな応力を
橋絡部に生成せしめることなく、スカート壁の主
部からピルフアープルーフ裾部に力が伝えられ、
従つて装着の際に橋絡部が破断されることが充分
確実に回避される。
他方、口頚部を開封する際には、容器蓋が前記
開封回転方向(即ち、上方から見て反時計方向)
へ回転せしめられる。かくすると、容器蓋の雌螺
条と口頚部の雄螺条との協働により、容器蓋は前
記開封回転方向に回転せんとすると共に軸線方向
上方に移動せんとする。他方、ピルフアープルー
フ裾部の内面に形成され口頚部の係止あご部に係
止されている係止手段は、容器蓋の前記開封回転
方向への回転及び軸線方向上方への移動に抵抗す
る。かくして、周方向弱化ラインには、軸線方向
に対して下方に向つて前記装着回転方向に傾斜し
た方向の引張力(第2図に矢印46で示す方向の
力)が作用する。かかる引張力は橋絡部を剪断す
る方向に作用し、従つて破断されるべき通常の橋
絡部が充分効果的に破断される。
〔実施例〕
以下、本発明に従つて改良された容器蓋の好適
実施例を図示している添付図面を参照して、更に
詳細に説明する。
第1図を参照して説明すると、図示の容器蓋
は、ポリエチレン又はポリプロピレンの如き適宜
の合成樹脂材料から圧縮又は射出成形によつて成
形することができる。全体を番号2で示す蓋本体
を具備している。この蓋本体2は、円形天面壁4
と、この天面壁4の周縁から垂下する円筒状スカ
ート壁6とを具備する。
天面壁4の内面には環状突条8が形成されてお
り、この環状突条8内には、蓋本体2とは別個に
形成された密封用ライナー10が形成されてい
る。かかる密封用ライナー10は、蓋本体2を形
成した後にそれ自体は周知の型押成形によつて天
面壁4の内面の所要位置に直接的に形成し、或い
は蓋本体2とは全く別個に所定形状に成形し次い
で蓋本体2の天面壁4の内面に挿入することがで
きる。所望ならば、密封用ライナー10を蓋本体
2と一体に形成することもできる。
図示の実施例においては、上記スカート壁6
は、比較的肉厚の上部2、中間肉厚の中間部14
及び比較的肉薄の下部16を有する。そして、上
記中間部14には全体を番号18で示す周方向弱
化ライン(この周方向弱化ライン18について
は、後に更に詳細に説明する)が形成されてお
り、スカート壁6は、周方向弱化ライン18より
も上方の主部20と周方向弱化ライン18よりも
下方のピルフアープルーフ裾部22とに区画され
ている。スカート壁6の主部20(更に詳しくは
上記比較的肉厚の上部12)の外面には、そこに
かけられる指の滑りを防止するための凹凸形状乃
至ローレツト形状24が形成され、内面には、雌
螺条26が形成されている。ピルフアープルーフ
裾部22(更に詳しくは上記比較的肉薄の下部1
6)の内面には、係止手段28が形成されてい
る。図示の係止手段28は、周方向に間隔を置い
て配設されピルフアープルーフ裾部22の内面か
ら半径方向内方に突出する複数個のフラツプ片か
ら構成されている。所望ならば、周方向に間隔を
置いて配設された複数個の突起、或いは周方向に
連続して延びる環状突条等から、上記係止手段2
8を構成することもできる。
第1図と共に第2図を参照して説明すると、上
記周方向弱化ライン18は、周方向に間隔を置い
て配設された複数個のスリツト30と、かかるス
リツト30間に位置する複数個の橋絡部32とか
ら構成されており、ピルフアープルーフ裾部22
は複数個の橋絡部32によつて主部20に連結さ
れている。複数個のスリツト30は、蓋本体2を
成形する際に同時に形成、或いは蓋本体2を成形
した後に適宜のナイフ手段によつて刻設すること
ができる。
而して、本発明に従つて改良された図示の容器
蓋においては、上記スリツト30の各々は、周方
向中間部30aと周方向両端部30b及び30c
とを有する。そして、スリツト30の周方向両端
部30b及び30cは、口頚部を開封する際の容
器蓋の開封回転方向、即ち第2図に矢印34で示
す方向に向つて下方に傾斜して延びている。スリ
ツト30の周方向両端部30b及び30cが中心
軸線36(第1図)に対してなす角度αは、5乃
至80度、特に20乃至60度であるのが好ましい。他
方、スリツト30の周方向中間部30aは、上記
開封回転方向、即ち第2図に矢印34で示す方向
に向つて上方に傾斜して延びている。スリツト3
0の周方向中間部30aが中心軸線36(第1
図)に対してなす角度βは、95乃至135度、特に
100乃至120度であるのが好ましい。上記橋絡部3
2の各々は、隣接するスリツト30の周方向両端
部30b及び30c間に規定され、従つてスリツ
ト30の周方向両端部30b及び30cと同様
に、上記開封回転方向、即ち第2図に矢印34で
示す方向に向つて下方に傾斜して延びている。
上述した通りの容器蓋は、第3図に図示する通
りの形態であるそれ自体は周知の口頚部36を具
備する容器に適用される。口頚部36の外周面に
は、雄螺条38とこの雄螺条38の下方に位置す
る係止あご部40とが形成されている。
口頚部36に容器蓋を装着して口頚部36を閉
塞する際には、口頚部36に容器壁を被嵌して装
着方向、即ち第3図において上方から見て時計方
向に回転せしめ、かくして容器蓋の雌螺条26と
口頚部36の雄螺条38に螺合せしめる。かくす
ると、容器蓋は回転と共に下方に移動せしめら
れ、この際に、容器蓋の係止手段28は弾性的に
変位乃至変形して口頚部36の係止あご部40を
乗り越える。そして、雌螺条26を雄螺条38に
充分螺合せしめると、係止手段28は係止あご部
40を完全に通過し、弾性的に復元して第3図に
図示する如く、係止あご部40の下面に係合す
る。また、雌螺条26を雄螺条38に充分に螺合
せしめると、第3図に図示する如く、容器蓋の密
封用ライナー10が口頚部36の頂面に押圧さ
れ、かくして口頚部36が確実に密封される。
而して、上述した通りにして容器の口頚部36
に容器蓋を装着する時には、容器蓋は第2図に矢
印42で示す方向に回転せしめられると共に下方
に移動せしめられ、係止手段28が係止あご部4
0を通過する際には係止手段28の回転及び移動
を阻止せんとする力が作用する故に、係止手段2
8が係止あご部40を通過する際には、周方向弱
化ライン18の橋絡部32の各々に、第2図に矢
印44で示す方向の力が作用する。然るに、かか
る力ではスリツト30の端部30b及び30cを
閉じるように作用し、従つて橋絡部32はスカー
ト壁6の主部20とピルフアープルーフ裾部22
との双方に直接的に連結された状態になる。かく
して、橋絡部32を破断する方向の大きな応力を
橋絡部32に生成せしめることなく、スカート壁
6の主部20からピルフアープルーフ裾部22に
力が伝えられる。それ故に、橋絡部32が破断さ
れる恐れは実質上回避され、従つて、容器の口頚
部36に容器蓋を装着する際には、橋絡部32は
破断されることなく確実に維持される。
口頚部36を開封する際には、容器蓋を第3図
において上方から見て反時計方向、即ち第2図に
矢印34で示す開封回転方向に回転せしめる。か
くすると、容器蓋の雌螺条26の口頚部36の雄
螺条38に沿つて移動せしめられる故に、容器蓋
は回転と共に上方に移動せしめられる。然るに、
ピルフアープルーフ裾部22は、とその内面に形
成されている係止手段28が口頚部36の係止あ
ご部40の下面に係合せしめられている故に上方
に移動することができない。従つて、周方向弱化
ライン18の橋絡部32に力が加えられ、これに
よつて橋絡部32が破断される。
而して、橋絡部32の破断の際には、容器蓋は
第2図に矢印34で示す開封回転方向に回転せし
められると共に上方へ移動せしめられるが、ピル
フアープルーフ裾部22は上方への移動が阻止さ
れる故に、橋絡部32の各々には、第2図に矢印
46で示す方向の力が作用する。かかる力は橋絡
部32を剪断する方向に効果的に作用し、これに
よつて橋絡部32は、例えば第2図に2点鎖線4
7で示す如く、スリツト30の周方向端部30b
の端から上記矢印46の方向にスリツト30の周
方向中間部30aに向けて、充分容易に破断せし
められる。
橋絡部32が破断されると、ピルフアープルー
フ裾部22が切離され、従つて、容器蓋のピルフ
アープルーフ裾部22以外の部分は、回転に伴つ
て自由に上方へ移動することができ、かくして口
頚部36から離脱され、口頚部36が開封され
る。ピルフアープルーフ裾部22は、口頚部36
に残留せしめられる。
第4図、第5図及び第6図は、本発明に従つて
改良された容器蓋の他の実施例を図示している。
第4図に図示する実施例においては、隣接する
スリツト30の周方向両端部30a及び30b
は、相互に平行ではなくて、下方に向つて漸次離
隔するようにせしめられ、従つて、隣接するスリ
ツト30の周方向両端部30a及び30b間に規
定される橋絡部32は、下方に向つて幅が漸次増
大せしめられている。かような実施例において
は、容器の口頚部36(第3図)を開封する際
に、橋絡部32の最も幅狭な上端において剪断力
が集中して作用し、最も幅狭な上端において橋絡
部32が剪断力方向(第2図に矢印46で示す方
向)に破断される。
第5図に図示する実施例においては、第4図の
場合とは逆に、隣接するスリツト30の周方向両
端部30a及び30bは、相互に平行ではなく
て、下方に向つて漸次接近するようにせしめら
れ、従つて、隣接するスリツト30の周方向両端
部30a及び30b間に規定される橋絡部32
は、下方に向つて幅が漸次減少せしめられてい
る。かような実施例においては、容器の口頚部3
6(第3図)を開封する際に、橋絡部32の最も
幅狭な下端において剪断力が集中して作用し、最
も幅狭な下端において橋絡部32が剪断力方向
(第2図に矢印46で示す方向)に破断される。
第6図に図示する実施例においては、隣接する
特定の一対のスリツト30の一方において周方向
片端部30aが省略され、他方において周方向片
端部30bが省略され、かくして、特定の1個の
橋絡部32Aは、他の橋絡部32に比べて幅が相
当広い強化橋絡部にせしめられている。そして、
この強化橋絡部32Aの周方向一端において、ピ
ルフアープルーフ裾部22には、スリツト30か
ら下方に延びる軸線方向弱化ライン48が形成さ
れている。この軸線方向弱化ライン48は、例え
ば材料厚さを低減せしめることによつて形成され
る所謂スコアでよい。強化橋絡部32Aを生成す
るためには、上述した通りの構成に代えて、例え
ば、隣接する特定の一対のスリツト30間におい
て一方の周方向片端部30aと他方の周方向片端
部30bとの間隔を単に増大せしめることもでき
る。
第6図に図示する実施例においては、容器の口
頚部36(第3図)を開封する際には、強化橋絡
部32Aは破断されることなく維持され、軸線方
向弱化ライン48が破断されてピルフアープルー
フ裾部22が帯状に開かれ、かくして口頚部36
の係止あご部40に対するピルフアープルーフ裾
部22の係止が解除される。そして、強化橋絡部
32Aによつて主部20に連結され続けているピ
ルフアープルーフ裾部22も、口頚部36に残留
せしめられることなく口頚部36から離脱せしめ
られる。
〔発明の効果〕
以上の通りであるので、本発明によれば、口頚
部に容器蓋を装着して口頚部を密封する際には、
橋絡部の破断が充分確実に回避され、口頚部を開
封する際には破断されるべき橋絡部が充分容易に
破断される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に従つて改良された容器蓋の
一実施例を、一部を断面で示す側面図。第2図
は、第1図の容器蓋の一部を示す部分側面図。第
3図は第1図の容器蓋を容器の口頚部に装置した
状態を、一部を断面で示す側面図。第4図、第5
図及び第6図は、夫々、本発明に従つて改良され
た容器蓋の他の実施例の一部を示す部分側面図。 2……蓋本体、4……天面壁、6……スカート
壁、18……周方向弱化ライン、20……スカー
ト壁の主部、22……ピルフアープルーフ裾部、
26……雌螺条、28……係止手段、30……ス
リツト、30a……スリツトの周方向中間部、3
0b及び30c……スリツトの周方向端部、32
……橋絡部、32A……強化橋絡部、36……口
頚部、38……雄螺条、40……係止あご部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 雄螺条とこの雄螺条の下方に位置する係止あ
    ご部とが外周面に形成されている口頚部を備えた
    容器のための、ピルフアープルーフ特性を有する
    容器蓋であつて、天面壁及びこの天面壁の周縁か
    ら垂下する筒状スカート壁を具備し、前記スカー
    ト壁には周方向に間隔をおいて配設され周方向に
    延びる複数個のスリツトとこれらのスリツト間に
    位置する複数個の橋絡部とから成る周方向弱化ラ
    インが形成されており、前記スカート壁は前記周
    方向弱化ラインより上方の主部と前記周方向弱化
    ラインより下方のピルフアープルーフ裾部とに区
    画されており、前記主部の内面には前記口頚部の
    前記雄螺条と協働する雌螺条が形成されており、
    前記ピルフアープルーフ裾部の内面には半径方向
    内方に突出せしめられていて前記口頚部の前記係
    止あご部に係止せしめられる係止手段が形成され
    ているところの容器蓋において; 前記複数個のスリツトは、前記橋絡部が非破断
    橋絡部を含む場合における非破断橋絡部に関連す
    る周方向端部を除いて周方向両端部は開封の際の
    容器蓋の開封回転方向に向つて下方に傾斜して延
    び且つ周方向中間部は前記開封回転方向に向つて
    上方に傾斜して延びる形態であり、前記複数個の
    橋絡部は、非破断橋絡部を含む場合における非破
    断橋絡部を除いて隣接するスリツトの傾斜端部間
    に規定されていて前記開封回転方向に向つて下方
    に傾斜して延びる形態である、ことを特徴とする
    容器蓋。
JP59127410A 1984-06-22 1984-06-22 ピルフア−プル−フ特性を有する容器蓋 Granted JPS6111357A (ja)

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JP59127410A JPS6111357A (ja) 1984-06-22 1984-06-22 ピルフア−プル−フ特性を有する容器蓋

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Publication Number Publication Date
JPS6111357A JPS6111357A (ja) 1986-01-18
JPH0375423B2 true JPH0375423B2 (ja) 1991-12-02

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JP59127410A Granted JPS6111357A (ja) 1984-06-22 1984-06-22 ピルフア−プル−フ特性を有する容器蓋

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