JPH0681173B2 - 通信処理装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 （発明の属する技術分野） 本発明は、通信の信頼性向上対策を採った、分散処理構
成による通信処理装置に関するものである。

（従来の技術） 従来、この種の装置は通信の信頼性を確保するため、２
重化構成による一つの制御ユニットのもとで、呼情報に
関する管理が行われ、制御ユニットが下位の処理ユニッ
トを制御する集中処理構成となっていたので、制御ユニ
ットの処理能力により、通信処理装置全体の能力が定ま
るという欠点があった。

又、分散処理構成とすると、通信の信頼性が確保出来な
い欠点があった。

（発明の目的） 本発明は、これらの欠点を解決するため、呼情報を少な
くとも２つ以上の分散処理ユニットで管理するようにし
たもので、以下図面について詳細に説明する。

（発明の構成） 第１図は本発明の構成を示す一実施例であって、１は本
通信処理装置を利用する入力端末、２は入力端末手順終
端処理ユニット、３はメディア変換処理ユニット、４は
出力端末手順終端処理ユニット、５は本通信処理装置を
を利用する出力端末である。

第２図は第１図の動作を示す処理ユニット間の正常処理
シーケンス例である。

図に示すように、入力端末１から入力端末手順終端処理
ユニット２に入力端末呼設定の信号が入力されると、入
力端末手順終端処理ユニット２が起動され、入力端末１
との間で端末前手順が行われ、データが入力端末１から
入力端末手順終端処理ユニット２に送られる。

入力端末手順終端処理ユニット２では、入力端末呼設定
と端末前手順で得られる相手端末番号や、相手端末機種
等の情報から呼情報を作り、呼情報の管理を開始し、入
力端末からデータを受信して、メディア変換処理ユニッ
ト３へ送出する準備を完了した後に、メディア変換処理
ユニット３にその呼情報を送る。

入力端末手順終端処理ユニット２では、メディア変換処
理ユニット３から呼情報解放信号が来るまでの時間を監
視し、その間呼情報を管理すると同時に入力端末１との
間で端末後手順を進め、呼終了を行う。

予め定められた時間までに呼情報解放信号が来なけれ
ば、呼情報から入力端末を割り出し、入力端末１に向か
って不達通知データの送付等の処理を行う。

一方、呼情報を受信したメディア変換処理ユニット３で
は、呼情報の管理を開始し、入力端末手順終端処理ユニ
ット２に対しデータ要求を行いデータを受取ると共に、
呼情報から出力端末種別を読取り、出力端末種別に応じ
たメディア変換を行う。

メディア変換が行われ、出力端末へ送出出来るデータが
作られると、メディア変換処理ユニット３は、出力端末
手順終端処理ユニット４に呼情報を送りり、出力端末手
順終端処理ユニットで呼の管理が行われると、入力端末
手順終端処理ユニット２に呼情報解放信号を送る。

又、メディア変換処理ユニット３では、入力端末手順終
端処理ユニット２と同様、出力端末手順終端処理ユニッ
ト４から呼情報解放信号が来るまでの時間を監視し、そ
の間呼情報を管理する。

第３図は本発明の処理ユニット間の異常処理シーケンス
例である。

メディア変換処理ユニットにおいて、予め定められた時
間までに、出力端末手順終端処理ユニット４から呼情報
解放信号が来なければ、第３図のように、入力端末手順
終端処理ユニット２に不達のための呼情報を送り、入力
端末１に向かって不達データを送付する。

一方、呼情報を受取った出力端末手順終端処理ユニット
４では、呼情報の管理を開始し、メディア変換処理ユニ
ット３に対しデータ要求を行い、データを受取ると共
に、出力端末５に向かって出力端末呼設定を行い、出力
端末５との間で端末前手順を行い、出力端末５に向かっ
てデータを送出し、端末後手順を行う。

端末後手順が終了すると、出力端末手順終端処理ユニッ
ト４は、メディア変換処理ユニット３に向けて呼情報解
放信号を送出する。

又、出力端末５から呼終了信号が来ると、出力端末手順
終端処理ユニット４は管理している呼情報を解放する。

（発明の効果） 以上説明したように、本発明による通信処理装置では、
呼情報が２つの処理ユニットで管理されているので、一
つの処理ユニットが異常状態になっても、不達処理等の
手段が行え、通信の信頼性が向上出来る利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の通信処理装置の構成を示す一実施例、
第２図は第１図の動作を示す処理ユニット間の正常処理
シーケンス例、第３図は本発明の処理ユニット間の異常
処理シーケンス例である。 １……入力端末、 ２……入力端末手順終端処理ユニット、 ３……メディア変換処理ユニット、 ４……出力端末手順終端処理ユニット、 ５……出力端末。

フロントページの続き (72)発明者 仲沢 斎 神奈川県横須賀市武１丁目2356番地 日本 電信電話株式会社横須賀電気通信研究所内 (56)参考文献 特開 昭58−175341（ＪＰ，Ａ) 特開 昭58−182343（ＪＰ，Ａ) 特開 昭59−104851（ＪＰ，Ａ)

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】入力端末からメディアに応じた入力データ
   を受け取り、前記入力端末の手順を終端する処理ユニッ
   トと、前記入力端末の手順を終端する処理ユニットから
   データを受信し、出力端末のメディアに応じたデータに
   メディア変換する処理ユニットと、前記メディア変換す
   る処理ユニットからメディア変換されたデータを受信
   し、前記出力端末の手順を終端し、前記出力端末にデー
   タ送信する処理ユニットの各段階により、通信処理を分
   散して順次実行する通信処理装置において、 前記各処理ユニットでは、前段階の前記入力端末又は前
   記処理ユニットからの呼設定信号を受信してから次段階
   の前記処理ユニット又は前記出力端末からの呼情報解放
   信号を受信するまで呼情報を管理し、 前記呼情報の管理期間内に、 前記次段階の処理ユニット又は出力端末に対し、前記前
   段階の入力端末又は処理ユニットからデータを受信して
   処理を行い、前記次段階の処理ユニット又は出力端末へ
   送出する準備が完了した後に、呼設定信号を送信し、 その後に、前記前段階の入力端末又は処理ユニットに対
   し、呼情報解放信号を送信することにより、少なくとも
   現段階と次段階の２つの処理ユニットで呼情報を管理
   し、 前記呼情報の管理期間が所定の期間を経過しても前記次
   段階の処理ユニット又は出力端末からの呼情報解放信号
   を受信しない場合には、不達処理を行う事を特徴とする
   通信処理装置。