JPH0680924B2 - 電子部品充填トレイの供給装置 - Google Patents
電子部品充填トレイの供給装置Info
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- JPH0680924B2 JPH0680924B2 JP62131413A JP13141387A JPH0680924B2 JP H0680924 B2 JPH0680924 B2 JP H0680924B2 JP 62131413 A JP62131413 A JP 62131413A JP 13141387 A JP13141387 A JP 13141387A JP H0680924 B2 JPH0680924 B2 JP H0680924B2
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Description
【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、電子部品充填トレイの供給装置に係り、特に
電子部品装着装置によって回路基板に装着すべき電子部
品を、トレイに充填して電子部品装着位置に供給するの
に好適な電子部品充填トレイの供給装置に関するもので
ある。
電子部品装着装置によって回路基板に装着すべき電子部
品を、トレイに充填して電子部品装着位置に供給するの
に好適な電子部品充填トレイの供給装置に関するもので
ある。
［従来の技術］ 電子部品装着装置によって、電子部品、例えばリード線
が側方に出ているフラットな形式のIC（以下FICとい
う）を電子回路基板に装着するために、FICをトレイ内
の仕切られた枠に充填してFIC装着位置へ供給する装置
として、本発明者は、先に特願昭61−54806号記載の技
術を提案している。
が側方に出ているフラットな形式のIC（以下FICとい
う）を電子回路基板に装着するために、FICをトレイ内
の仕切られた枠に充填してFIC装着位置へ供給する装置
として、本発明者は、先に特願昭61−54806号記載の技
術を提案している。
まず、その技術を第７図を参照して説明する。
第７図は、従来のFIC充填トレイ供給装置の斜視図であ
る。
る。
この従来の装置は、特に多品種のFICを、トレイカセッ
トなどを用いることなく取扱うものである。すなわち、
第７図に示す装置は、ある型式のFIC100Aを充填するト
レイ101Aを積み重ねた状態で載置する載置台1Aおよび前
記と異なる型式のFIC100Bを充填するトレイ101Bを積み
重ねた状態で載置する載置台1Bと、載置台1Aを上下動さ
せる昇降手段2Aおよび載置台1Bを上下動させる昇降手段
2Bと、FICを回路基板に装着することによって空になっ
たトレイを吸着して空トレイ置き場所４へ移す搬送手段
３とを備えている。
トなどを用いることなく取扱うものである。すなわち、
第７図に示す装置は、ある型式のFIC100Aを充填するト
レイ101Aを積み重ねた状態で載置する載置台1Aおよび前
記と異なる型式のFIC100Bを充填するトレイ101Bを積み
重ねた状態で載置する載置台1Bと、載置台1Aを上下動さ
せる昇降手段2Aおよび載置台1Bを上下動させる昇降手段
2Bと、FICを回路基板に装着することによって空になっ
たトレイを吸着して空トレイ置き場所４へ移す搬送手段
３とを備えている。
前記の昇降手段2A,2Bはそれぞれ箱形の筐体5,6と、筐体
内に配設される駆動装置（モータあるいはシリンダ）と
で構成され、駆動装置により載置台1A,1Bをそれぞれ上
下動させるようになっている。前記の各筐体5,6は共通
のベースフレーム７に固定されている。
内に配設される駆動装置（モータあるいはシリンダ）と
で構成され、駆動装置により載置台1A,1Bをそれぞれ上
下動させるようになっている。前記の各筐体5,6は共通
のベースフレーム７に固定されている。
前記搬送手段３は、ベースフレーム７に取付けた支柱8,
8に両端が支持された案内軸９と、案内軸９に案内され
て移動する移動体10と、移動体10に取付けた腕11と、腕
11の先端部に具えられてトレイを吸着できる吸着パッド
12と、この吸着パッド12を上下動させるシリンダ13とか
ら構成されている。そして、この搬送手段３は、その移
動体10を移動させることで吸着パッド12を、載置台1A,1
Bおよび空トレイ置き場所４の上方を移動させるように
なっている。
8に両端が支持された案内軸９と、案内軸９に案内され
て移動する移動体10と、移動体10に取付けた腕11と、腕
11の先端部に具えられてトレイを吸着できる吸着パッド
12と、この吸着パッド12を上下動させるシリンダ13とか
ら構成されている。そして、この搬送手段３は、その移
動体10を移動させることで吸着パッド12を、載置台1A,1
Bおよび空トレイ置き場所４の上方を移動させるように
なっている。
次に、本装置の作用について説明する。
第７図に示すように、FIC100Aを充填したトレイ101Aを
積み重ねた状態で載置台1A上に載置し、他品種のFIC100
Bを充填したトレイ101Bを積み重ねた状態で載置台1B上
に載置する。
積み重ねた状態で載置台1A上に載置し、他品種のFIC100
Bを充填したトレイ101Bを積み重ねた状態で載置台1B上
に載置する。
そして、載置台1A上に最上段のトレイ101AのFICが回路
基板への装着が終って空になると、搬送手段３の移動体
10の移動により吸着パッド12が前記空トレイの上方に位
置し、かつシリンダ13により下降して該トレイを吸着す
る。トレイを吸着した吸着パッド12はシリンダ13により
上昇したのち、移動体10の移動により空トレイ置き場所
４に搬送されてトレイをここで離す。一方、昇降手段2A
により載置台1Aがトレイの厚み分だけ上昇して、最上段
となるトレイが前回と同じFIC装着高さ位置にセットさ
れる。
基板への装着が終って空になると、搬送手段３の移動体
10の移動により吸着パッド12が前記空トレイの上方に位
置し、かつシリンダ13により下降して該トレイを吸着す
る。トレイを吸着した吸着パッド12はシリンダ13により
上昇したのち、移動体10の移動により空トレイ置き場所
４に搬送されてトレイをここで離す。一方、昇降手段2A
により載置台1Aがトレイの厚み分だけ上昇して、最上段
となるトレイが前回と同じFIC装着高さ位置にセットさ
れる。
このような動作が繰り返されることで、各トレイのFIC
の装着作業が行われる。トレイ101BのFIC装着も前述と
同じ動作によって行われる。
の装着作業が行われる。トレイ101BのFIC装着も前述と
同じ動作によって行われる。
［発明が解決しようとする問題点］ 第７図は従来技術では、積み重ねられたトレイ101A,101
Bを、FICを回路基板に装着する作業がなされる一定のFI
C装着高さ位置へ位置決めする点、載置台1A,1B上のトレ
イが空になったことを検知する点、昇降手段2A,2Bのオ
ーバーラン（上昇しすぎ）防止等の点について配慮され
ていなかった。
Bを、FICを回路基板に装着する作業がなされる一定のFI
C装着高さ位置へ位置決めする点、載置台1A,1B上のトレ
イが空になったことを検知する点、昇降手段2A,2Bのオ
ーバーラン（上昇しすぎ）防止等の点について配慮され
ていなかった。
本発明は、上記従来技術の問題点を解決するためになさ
れたもので、多少のトレイの変形や、左右間の水平アン
バランスがあっても、積み重ねられたトレイを電子部品
装着位置へ水平に正しく位置決めすること、載置台上に
トレイが無くなったことを検知できること、トレイ載置
台の過上昇を防止できること等の各手段を備えた電子部
品充填トレイの供給装置を提供することを、その目的と
するものである。
れたもので、多少のトレイの変形や、左右間の水平アン
バランスがあっても、積み重ねられたトレイを電子部品
装着位置へ水平に正しく位置決めすること、載置台上に
トレイが無くなったことを検知できること、トレイ載置
台の過上昇を防止できること等の各手段を備えた電子部
品充填トレイの供給装置を提供することを、その目的と
するものである。
［問題点を解決するための手段］ 上記目的を達成するために、本発明に係る電子部品充填
トレイの供給装置の構成は、回路基板に装着すべき電子
部品を充填したトレイを電子部品装着位置へ供給する装
置であって、前記トレイを積み重ねた状態で載置する載
置台と、この載置台を上下動させる昇降手段と、電子部
品装着によって空になったトレイを空トレイ置き場所へ
移す搬送手段とを備えてなる電子部品充填トレイの供給
装置において、前記載置台を、トレイの水平アンバラン
スを吸収すべき弾性部材を介在させた二重板構成のもの
とするとともに、この載置台の上昇時に、少なくとも最
上段のトレイを水平に電子部品装着位置に位置決めする
位置決め手段として、トレイに対して着脱可能の位置決
め板と、この位置決め板に取付けた弾性的に上下するピ
ンと、このピンの上下を検出するセンサとを備えたもの
である。
トレイの供給装置の構成は、回路基板に装着すべき電子
部品を充填したトレイを電子部品装着位置へ供給する装
置であって、前記トレイを積み重ねた状態で載置する載
置台と、この載置台を上下動させる昇降手段と、電子部
品装着によって空になったトレイを空トレイ置き場所へ
移す搬送手段とを備えてなる電子部品充填トレイの供給
装置において、前記載置台を、トレイの水平アンバラン
スを吸収すべき弾性部材を介在させた二重板構成のもの
とするとともに、この載置台の上昇時に、少なくとも最
上段のトレイを水平に電子部品装着位置に位置決めする
位置決め手段として、トレイに対して着脱可能の位置決
め板と、この位置決め板に取付けた弾性的に上下するピ
ンと、このピンの上下を検出するセンサとを備えたもの
である。
また、位置決め手段のピンに対向する載置台に、ピンに
対する逃げ穴を設けたものである。
対する逃げ穴を設けたものである。
さらに、載置台の二重板の間に、トレイの水平アンバラ
ンスを弾性部材で吸収しきれないときの保護装置として
リミットスイッチを設けたものである。このリミットス
イッチは、位置決め手段のピンの上下を検出するセンサ
の不動作時に、載置台の二重板の少なくとも一方の過上
昇を防止するように構成したものである。
ンスを弾性部材で吸収しきれないときの保護装置として
リミットスイッチを設けたものである。このリミットス
イッチは、位置決め手段のピンの上下を検出するセンサ
の不動作時に、載置台の二重板の少なくとも一方の過上
昇を防止するように構成したものである。
［作用］ トレイ上昇時には、位置決め板によってトレイを電子部
品装着高さ位置にセットすることができる。
品装着高さ位置にセットすることができる。
また、トレイが所定位置にセットされたこと、すなわち
位置決めされたことと、載置台上にトレイが無くなった
ことはセンサで検出できる。
位置決めされたことと、載置台上にトレイが無くなった
ことはセンサで検出できる。
さらに、トレイ載置台のオーバーランは、リミットスイ
ッチと、弾性部材を介在させた２重板構成の載置台によ
り防止できる。
ッチと、弾性部材を介在させた２重板構成の載置台によ
り防止できる。
［実施例］ 以下、本発明と一実施例を第１図ないし第６図を参照し
て説明する。
て説明する。
第１図は、本発明の一実施例に係るFIC充填トレイ供給
装置の斜視図、第２図は、第１図の略示側面図、第３図
は、その位置決め板部の斜視図、第４図ないし第６図
は、第１図の装置における載置台、位置決め板、ピン、
およびセンサの動作を示す説明図である。第２図ないし
第６図は、第１図に示すトレイ101A側の各部を主として
示し、同一構造であるトレイ101B側の各部の符号を
（ ）内に記した。したがって、以下の説明において
は、第２図ないし第６図を参照して説明する場合は、ト
レイ101A側の各部の符号と、（ ）内に記したトレイ10
1B側の各部の符号とを並記する。
装置の斜視図、第２図は、第１図の略示側面図、第３図
は、その位置決め板部の斜視図、第４図ないし第６図
は、第１図の装置における載置台、位置決め板、ピン、
およびセンサの動作を示す説明図である。第２図ないし
第６図は、第１図に示すトレイ101A側の各部を主として
示し、同一構造であるトレイ101B側の各部の符号を
（ ）内に記した。したがって、以下の説明において
は、第２図ないし第６図を参照して説明する場合は、ト
レイ101A側の各部の符号と、（ ）内に記したトレイ10
1B側の各部の符号とを並記する。
また、第１図ないし第６図において、先の第７図と同一
符号のものは、従来技術と同等部分であるから、その説
明を省略する。
符号のものは、従来技術と同等部分であるから、その説
明を省略する。
第１図に示す装置においては、トレイ101A,101Bの載置
台は、下載置台18A,18Bと上載置台19A,19Bとからなる２
重板構成となっており、両板間は弾性部材に係るばね20
A,20Bで連結されている。
台は、下載置台18A,18Bと上載置台19A,19Bとからなる２
重板構成となっており、両板間は弾性部材に係るばね20
A,20Bで連結されている。
第４図ないし第６図に示すように、上載置台19A（19B）
には、後述する位置決め手段のピンに対向する位置に、
ピンに対する逃げ穴28A（28B）が穿設されており、ま
た、この上載置台19A（19B）の下面にはリミットスイッ
チ21A（21B）が配設されている。
には、後述する位置決め手段のピンに対向する位置に、
ピンに対する逃げ穴28A（28B）が穿設されており、ま
た、この上載置台19A（19B）の下面にはリミットスイッ
チ21A（21B）が配設されている。
第２図に示す30A（30B）は、載置台を上下動させるため
の上下駆動装置である。
の上下駆動装置である。
第１図に示すように、トレイ101A,101Bの高さ位置を決
める位置決め板14A,14Bと、この位置決め板14A,14Bを支
えるレバー15A,15Bと、これらを回動させ、トレイ101A,
101Bに対して位置決め板14A,14Bを着脱せしめる回動機
構16A,16Bと、さらにこれらの取付台17A,17Bが配置され
ている。その詳細を第３図に示す。
める位置決め板14A,14Bと、この位置決め板14A,14Bを支
えるレバー15A,15Bと、これらを回動させ、トレイ101A,
101Bに対して位置決め板14A,14Bを着脱せしめる回動機
構16A,16Bと、さらにこれらの取付台17A,17Bが配置され
ている。その詳細を第３図に示す。
位置決め板14A（14B）には、第４〜６図に示すように、
当該位置決め板14A（14B）の先端部、すなわちトレイ10
1A（101B）と当接すべき部分に、ピン22A（22B）を貫通
させ、このピン22A（22B）を、ばね23A（23B）を介して
位置決め板14A（14B）に弾性的に取付けている。
当該位置決め板14A（14B）の先端部、すなわちトレイ10
1A（101B）と当接すべき部分に、ピン22A（22B）を貫通
させ、このピン22A（22B）を、ばね23A（23B）を介して
位置決め板14A（14B）に弾性的に取付けている。
位置決め板14A（14B）の上方には、光反射式あるいは磁
気式センサ25A（25B）が装備され、前記ピン22A（22B）
の位置決め板上面突出部には、前記センサが光反射式セ
ンサの場合は反射板であり、磁気式センサの場合は感磁
板であるセンサ動作板24A（24B）が具備されている。26
A（26B）は、センサ光あるいは磁気を示す。
気式センサ25A（25B）が装備され、前記ピン22A（22B）
の位置決め板上面突出部には、前記センサが光反射式セ
ンサの場合は反射板であり、磁気式センサの場合は感磁
板であるセンサ動作板24A（24B）が具備されている。26
A（26B）は、センサ光あるいは磁気を示す。
位置決め板14A（14B）の位置は、FICを回路基板に装着
するための装着位置に適合させている。
するための装着位置に適合させている。
次に、本実施例のFIC充填トレイ供給装置の動作につい
て説明する。
て説明する。
電子部品に係るFIC100A（100B）を充填したトレイ101A
（101B）を、上載置台19A（19B）にセットするときは、
回動機構16A（16B）により位置決め板14A（14B）を第２
図に２点鎖線で示すように開いた状態で行う。そして、
トレイ101A（101B）を上載置台19A（19B）に載置したの
ちは、位置決め板14A（14B）を第２図に実線で示す元の
位置へ復帰させる。
（101B）を、上載置台19A（19B）にセットするときは、
回動機構16A（16B）により位置決め板14A（14B）を第２
図に２点鎖線で示すように開いた状態で行う。そして、
トレイ101A（101B）を上載置台19A（19B）に載置したの
ちは、位置決め板14A（14B）を第２図に実線で示す元の
位置へ復帰させる。
この状態から駆動装置30A（30B）でトレイ101A（101B）
を上昇させるが、この様子を第４図，第５図を参照して
説明する。
を上昇させるが、この様子を第４図，第５図を参照して
説明する。
第４図は、トレイ101A（101B）が上昇し始める状態を示
す。この状態からトレイ101A（101B）が上昇していく
と、トレイ101A（101B）の上端が位置決め板14A（14B）
に達すると同時にピン22A（22B）も押し上げられ、該ピ
ン22A（22B）に直結したセンサ動作板24A（24B）も上昇
して、センサ25A（25B）が動作し、トレイ101A（101B）
が所定位置へ達したことを検知して上下駆動装置30A（3
0B）の動作を停止させる。
す。この状態からトレイ101A（101B）が上昇していく
と、トレイ101A（101B）の上端が位置決め板14A（14B）
に達すると同時にピン22A（22B）も押し上げられ、該ピ
ン22A（22B）に直結したセンサ動作板24A（24B）も上昇
して、センサ25A（25B）が動作し、トレイ101A（101B）
が所定位置へ達したことを検知して上下駆動装置30A（3
0B）の動作を停止させる。
位置決め板14A（14B）は、トレイ101A（101B）の左右両
側に対をなすように設置してあるので、トレイ101A（10
1B）の変形あるいはセットの不具合でトレイ101A（101
B）が水平に保たれていない状態でセットされても、左
右の位置決め板14A（14B）に取付けたセンサ25A（25B）
の両方が動作するまで駆動装置30A（30B）を動作させる
ことにより、トレイ101A（101B）を水平に正しく、FIC
装着位置へ位置決めすることができる。このとき、トレ
イ101A（101B）の左右間の水平アンバランスは、載置台
を下載置台18A（18B）を上載置台19A（19B）の２重板構
成とし、両者をばね20A（20B）で連結した機構としたこ
とによって吸収している。上記において、トレイ101A
（101B）の水平アンバランスが大きく、ばね20A（20B）
の伸縮で吸収できないときの保護装置として、リミット
スイッチ21A（21B）を上載置台19A（19B）の下面に取付
けており、このリミットスイッチ21A（21B）の作動は、
第６図に示すように下載置台18A（18B）がストッパ部材
に接触することによって行われる。
側に対をなすように設置してあるので、トレイ101A（10
1B）の変形あるいはセットの不具合でトレイ101A（101
B）が水平に保たれていない状態でセットされても、左
右の位置決め板14A（14B）に取付けたセンサ25A（25B）
の両方が動作するまで駆動装置30A（30B）を動作させる
ことにより、トレイ101A（101B）を水平に正しく、FIC
装着位置へ位置決めすることができる。このとき、トレ
イ101A（101B）の左右間の水平アンバランスは、載置台
を下載置台18A（18B）を上載置台19A（19B）の２重板構
成とし、両者をばね20A（20B）で連結した機構としたこ
とによって吸収している。上記において、トレイ101A
（101B）の水平アンバランスが大きく、ばね20A（20B）
の伸縮で吸収できないときの保護装置として、リミット
スイッチ21A（21B）を上載置台19A（19B）の下面に取付
けており、このリミットスイッチ21A（21B）の作動は、
第６図に示すように下載置台18A（18B）がストッパ部材
に接触することによって行われる。
次に、上載置台19A（19B）上にトレイ101A（101B）が無
いことの検出について第６図により説明する。
いことの検出について第６図により説明する。
上載置台19A（19B）上にトレイ101A（101B）が無いと、
上載置台19A（19B）が上昇して位置決め板14A（14B）ま
で達するが逃げ穴28A（28B）が開口しているため、ピン
22A（22B）は押し上げられず、したがってセンサ25A（2
5B）は作動しない。このため、上下駆動装置30A（30B）
はさらに上昇動作を続け、リミット21A（21B）が作動す
る。すなわち、センサ25A（25B）は不動作で、リミット
スイッチ21A（21B）が動作することによってトレイ101A
（101B）の無い状態が検出される。
上載置台19A（19B）が上昇して位置決め板14A（14B）ま
で達するが逃げ穴28A（28B）が開口しているため、ピン
22A（22B）は押し上げられず、したがってセンサ25A（2
5B）は作動しない。このため、上下駆動装置30A（30B）
はさらに上昇動作を続け、リミット21A（21B）が作動す
る。すなわち、センサ25A（25B）は不動作で、リミット
スイッチ21A（21B）が動作することによってトレイ101A
（101B）の無い状態が検出される。
次に、第１図を参照して、空になったトレイの排出と次
のトレイのセットについて説明する。
のトレイのセットについて説明する。
型式の異なるFIC100A,100Bが、それぞれ全て電子部品装
着装置により回路基板に装着されたのち、上下駆動装置
30A,30Bは下降動作をして、ピン22A,22Bを復帰させる。
その後、回動機構16A,16Bにより、位置決め板14A,14Bを
２点鎖線の位置へ回動させる。この状態で搬送手段３の
移動体10の移動により、吸着パッド12が前記空トレイの
上方に位置し、シリンダ13によって下降して空トレイを
吸着する。トレイを吸着した吸着パッド12はシリンダ13
により上昇したのち、移動体10の移動により空トレイ置
き場所４に搬送されてトレイをここで離す。一方、空ト
レイを搬送後、位置決め板14A,14Bが穴の位置へ復帰
し、その後、上下駆動装置30A,30Bにより、次のトレイ1
01B,101Bが上昇して、FIC装着位置へ前述の動作で位置
決めされる。
着装置により回路基板に装着されたのち、上下駆動装置
30A,30Bは下降動作をして、ピン22A,22Bを復帰させる。
その後、回動機構16A,16Bにより、位置決め板14A,14Bを
２点鎖線の位置へ回動させる。この状態で搬送手段３の
移動体10の移動により、吸着パッド12が前記空トレイの
上方に位置し、シリンダ13によって下降して空トレイを
吸着する。トレイを吸着した吸着パッド12はシリンダ13
により上昇したのち、移動体10の移動により空トレイ置
き場所４に搬送されてトレイをここで離す。一方、空ト
レイを搬送後、位置決め板14A,14Bが穴の位置へ復帰
し、その後、上下駆動装置30A,30Bにより、次のトレイ1
01B,101Bが上昇して、FIC装着位置へ前述の動作で位置
決めされる。
このような動作を繰り返すことによって、各トレイに充
填されているFICをFIC装着位置に供給し、電子部品装着
装置によって回路基板へのFIC装着が行われる。
填されているFICをFIC装着位置に供給し、電子部品装着
装置によって回路基板へのFIC装着が行われる。
本実施例によればFICを充填して積み重ねられたトレイ
をFIC装着位置へ水平に正しくセットできること、トレ
イが無くなったことを検知できること、トレイの異常セ
ットおよびトレイ載置台の過上昇の防止ができることな
どの効果がある。
をFIC装着位置へ水平に正しくセットできること、トレ
イが無くなったことを検知できること、トレイの異常セ
ットおよびトレイ載置台の過上昇の防止ができることな
どの効果がある。
なお、前述の実施例は、FIC充填トレイの供給の例を説
明したが、本発明はFICに限定されるものではなく、同
様の効果が期待できる範囲で他の電子部品充填トレイの
供給にも適用できるものである。
明したが、本発明はFICに限定されるものではなく、同
様の効果が期待できる範囲で他の電子部品充填トレイの
供給にも適用できるものである。
また、前述の実施例では、FIC100A,100Bを取扱う２組の
トレイ載置台および関連機構を並設した装置を説明した
が、本発明は、これに限定されるものではなく、３種類
以上の複数の電子部品を扱う複数の載置台および関連機
構を装備してもよいことは言うまでもない。
トレイ載置台および関連機構を並設した装置を説明した
が、本発明は、これに限定されるものではなく、３種類
以上の複数の電子部品を扱う複数の載置台および関連機
構を装備してもよいことは言うまでもない。
［発明の効果］ 以上述べたように、本発明によれば、多少のトレイの変
形や、左右間の水平アンバランスがあっても、積み重ね
られたトレイを電子部品装着位置へ水平に正しく位置決
めすること、載置台上にトレイが無くなったことを検知
できること、トレイ載置台の過上昇を防止できることな
どの各手段を備えた電子部品充填トレイの供給装置を提
供することができる。
形や、左右間の水平アンバランスがあっても、積み重ね
られたトレイを電子部品装着位置へ水平に正しく位置決
めすること、載置台上にトレイが無くなったことを検知
できること、トレイ載置台の過上昇を防止できることな
どの各手段を備えた電子部品充填トレイの供給装置を提
供することができる。
第１図は、本発明の一実施例に係るFIC充填トレイ供給
装置の斜視図、第２図は、第１図の略示側面図、第３図
は、その位置決め板部の斜視図、第４図ないし第６図
は、第１図の装置における載置台、位置決め板、ピン、
およびセンサの動作を示す説明図、第７図は、従来のFI
C充填トレイ供給装置の斜視図である。 2A,2B……昇降手段、３……搬送手段、４……空トレイ
置き場所、12……吸着パッド、14A,14B……位置決め
板、15A,15B……レバー、16A,16B……回動機構、18A,18
B……下載置台、19A,19B……上載置台、20A,20B……ば
ね、21A,21B……リミットスイッチ、22A,22B……ピン、
23A,23B……ばね、24A,24B……センサ動作、25A,25B…
…センサ、26A,26B……センサ光、28A,28B……逃げ穴、
30A,30B……上下駆動装置、100A,100B……FIC、101A,10
1B……トレイ。
装置の斜視図、第２図は、第１図の略示側面図、第３図
は、その位置決め板部の斜視図、第４図ないし第６図
は、第１図の装置における載置台、位置決め板、ピン、
およびセンサの動作を示す説明図、第７図は、従来のFI
C充填トレイ供給装置の斜視図である。 2A,2B……昇降手段、３……搬送手段、４……空トレイ
置き場所、12……吸着パッド、14A,14B……位置決め
板、15A,15B……レバー、16A,16B……回動機構、18A,18
B……下載置台、19A,19B……上載置台、20A,20B……ば
ね、21A,21B……リミットスイッチ、22A,22B……ピン、
23A,23B……ばね、24A,24B……センサ動作、25A,25B…
…センサ、26A,26B……センサ光、28A,28B……逃げ穴、
30A,30B……上下駆動装置、100A,100B……FIC、101A,10
1B……トレイ。
Claims (4)
- 【請求項１】回路基板に装着すべき電子部品を充填した
トレイを電子部品装着位置へ供給する装置であって、前
記トレイを積み重ねた状態で載置する載置台と、この載
置台を上下動させる昇降手段と、電子部品装着によって
空になったトレイを空トレイ置き場所へ移す搬送手段と
を備えてなる電子部品充填トレイの供給装置において、 前記載置台を、トレイの水平アンバランスを吸収すべき
弾性部材を介在させた二重板構成のものとするととも
に、 この載置台の上昇時に、少なくとも最上段のトレイを水
平に電子部品装着位置に位置決めする位置決め手段とし
て、 トレイに対して着脱可能の位置決め板と、 この位置決め板に取付けた弾性的に上下するピンと、 このピンの上下動を検出するセンサとを備えたことを特
徴とする電子部品充填トレイの供給装置。 - 【請求項２】特許請求の範囲第１項記載のものにおい
て、位置決め手段のピンに対向する載置台に、ピンに対
する逃げ穴を設けたことを特徴とする電子部品充填トレ
イの供給装置。 - 【請求項３】特許請求の範囲第１項記載のものにおい
て、載置台の二重板の間に、トレイの水平アンバランス
を弾性部材で吸収しきれないときの保護装置としてリミ
ットスイッチを設けたことを特徴とする電子部品充填ト
レイの供給装置。 - 【請求項４】特許請求の範囲第３項記載のものにおい
て、リミットスイッチは、位置決め手段のピンの上下動
を検出するセンサの不動作時に、載置台の二重板の少な
くとも一方の過上昇を防止するように構成したものであ
ることを特徴とする電子部品充填トレイの供給装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62131413A JPH0680924B2 (ja) | 1987-05-29 | 1987-05-29 | 電子部品充填トレイの供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62131413A JPH0680924B2 (ja) | 1987-05-29 | 1987-05-29 | 電子部品充填トレイの供給装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63299199A JPS63299199A (ja) | 1988-12-06 |
| JPH0680924B2 true JPH0680924B2 (ja) | 1994-10-12 |
Family
ID=15057389
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62131413A Expired - Lifetime JPH0680924B2 (ja) | 1987-05-29 | 1987-05-29 | 電子部品充填トレイの供給装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0680924B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59227625A (ja) * | 1983-06-06 | 1984-12-20 | Toshiba Corp | 部品箱の移載装置 |
-
1987
- 1987-05-29 JP JP62131413A patent/JPH0680924B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63299199A (ja) | 1988-12-06 |
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