JPH0680686U - 景品入り景品ケース - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 多数枚の景品入り景品ケースをランダムに積
上げても、全部の景品ケースのバーコード表示部等の表
示が見えるようにして、読み取りのスピード化を図るよ
うにしたものである。 【構成】 景品入り景品ケースの左右両側面部の両面又
は前後側面部の両面に、景品価値に見合う識別のための
バーコード表示部等を付着せしめたものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、景品入り景品ケースの分野に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来のパチンコ遊技場等においてパチンコ玉等と交換する景品入り景品ケース は、箱型状の景品ケースを構成する左右両側面部の何れか一方にしか、バーコー ド表示部又はレーザーカード表示がなされているだけであった。

【０００３】

【本考案が解決しようとする課題】

従来の景品入り景品カードの商品価値区分を表示する手段であった、上述した バーコード表示部又はレーザーカード方式のものは、一側面部にしか表示されて いなかった。そのため景品ケースをランダムに積み上げると、バーコード表示部 等が見えるものと、見えないものとがあり、見えるように並べるには再度並べ方 を変更しなければならなかった。

【０００４】 しかるに本考案は、景品ケースの左右両側面部の２面に、同種類のバーコード 表示部等を付着せしめておき、ランダムに積上げても、必ずバーコード表示部等 が全部の景品ケースに表われるようにして、並び替えのための作業を解消し、煩 雑さをなくしたものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案は、ソレノイド等の機構を有する区分け装置によって区分けし、区分け される同一価格を有する種類毎の景品入り景品ケースにおいて、

【０００６】 景品ケースを構成する左右両側面部の両面または前後側面部の両面に、異なる 価値を有する景品を表示する同種類のバーコード表示部またはレーザーカード（ レーザーメモリー又は光カード）を付着せしめたことを特徴とする景品入り景品 ケースである。

【０００７】

【作用】

本考案の作用を説明すると以下のとおりである。

【０００８】 パチンコ玉等と交換した各種の景品入り景品ケースを読み取らせるために、ラ ンダムに積上げた際に、景品ケースの左右両側面部の中の左側面部と右側面部と が不規則に表われても、各種の景品ケースには左右両側面部に同一のバーコード 等の表示が付着されているので、敢えて並べ替える必要が全くなくなった。

【０００９】 従って、各種の景品入り景品ケースを、ランダムに積上げてやるだけで、全部 の景品ケースの商品価値を示すバーコード等の表示部をきわめて容易に読み取る ことができるものである。

【００１０】

【実施例】

ａは現金払い出し機、１は硬貨（１００円、５００円）収納タンク、２は紙幣 （１，０００円、５，０００円）収納タンク、３は払い出し口であり、これら各 タンク１、２、３はコンピューター（図示していない）に接続され、現金の収納 から、払い出された硬貨、紙幣が管理されている。

【００１１】 ４は景品入り景品ケースであり、このケース４には価値区分が異なる商品（例 えば１００円、５００円、１，０００円、５，０００円、１０，０００円相当の 価値を有するもの）の大きさや、内容等について特に限定しない景品５が収納さ れている。そして該景品ケース４は通常箱型をしており、その左右両側面部６、 ６´の両面に対し、異なる価値を有する景品５が収納されている、いわゆる価値 区分を表示するバーコード表示部７を付着せしめる。なお、上記の表示部７に代 えて他の読み取り可能なレーザーカード（レーザーメモリー又は光カード）が施 されているものを使用してもよい。この場合も、景品ケース４の左右両側面部６ 、６´に対し施してやる。さらに景品ケース４の前後両側面部８、８´の両側面 部にも上記と同じバーコード表示部７あるいは上記したレーザーカードを施して もよい。

【００１２】 ９は仕切りパネル１０に取着した景品ケース４の載せ台部であり、この載せ台 部９の下方には景品ケース４を一個宛自動的に送り出す送り出し装置ｂが装着さ れている。

【００１３】 そして載せ台部９には価値区分が異なる大量の景品入り景品ケース４をランダ ムに積上げてやる。その結果バーコード表示部７等を付した右側面部６´かある いは左側面部６の何れかが全部現われた状態となって積重されている。

【００１４】 １１は上記のように積重された多数の景品ケース４のバーコード表示部７等を 読み取るための読み取り装置である。１２は前記読み取り装置１１を載せるリフ ト台、１３はリフト台１２を上下に昇降せしめるリフト部、１４はリフト部１３ を回転せしめるモーター、１５はリフト台１２とリフト台１３とを支持するため のアームである。以上の構成から読み取り装置１１が構成されている。しかし上 記のリフト部１３は図面図示の如く限定した構成でなくともよい。即ちアーム１ ５とリフト台１２とを昇降できる機構であればよい。

【００１５】 さらに前記バーコードスキャナー等の読み取り装置１１は、昇降機構に代えて 、図示していないが、所定箇所を基軸にして一定角度だけ円運動する方式のもの でもよい。また景品ケース４のバーコード表示部７等の読み取りに要するスピー ドは適宣調節できる。

【００１６】 １６は送り出し装置ｂを構成する景品ケース４の送り出し部、１７は搬送ベル ト、１８はプーリーである。１９は任意の価値区分を有する景品ケース４を同一 価値を有する景品ケース４に区分けするソレノイド機構を有する区分け装置、２ ０は同装置１９を構成する分岐シャッターである。２１は前記区分け装置１９の 分岐シャッター２０によって区分けされた景品ケース４をシュートさせるための シューターである。なお読み取ることができなかった景品ケース４は、自動送出 されて手前の区分け装置１９によって戻される。

【００１７】 上記の区分け装置１９は、出願人の出願に係る特願平４−２２１９１１号に記 載されているものを使用する。

【００１８】 ｃは景品収納ケースであり、以下の構成からなっている。即ち前記景品入り景 品ケース４が収納可能な大きさの収納部２２の上方は開口部２２´とし、収納部 ２２を構成する左側囲繞壁部２３の上面部２４より底面部２５にかけて切欠部２ ６を、且底部２７にも所定形状の抜け孔部２８を形成し、他方対向する右側囲繞 壁部２３´の上方部に窓孔２９を形成する。以上の構成からなる収納部２２を所 定間隔をおいて複数連設する。そして上方部３０に載せ台部３１を形成し、且載 せ台部３１の下方は若干の空隙部３２を設けた底部３３とからなる景品入り景品 ケース用収納ケースを形成する。

【００１９】 ３４はソレノイド３５を構成するピン３６が嵌脱自在な凹部３７と凸部３８と を交互に形成した送り込み調節部である。３９は該調節部３４の上方に設け、左 右両側に車輪４０を取着し、前方にはバネ４１を取着したシフト台車である。

【００２０】 シフト台車３９上に景品入り景品ケース４を嵌脱自在に載置する。

【００２１】 前記景品入り景品ケース４のサイドに、モーター４２によって所定の長さだけ 微調節されて昇降するリフト部４３を設け、該リフト部４３と接続する景品入り 景品ケース４の載置用リフト台４４を切欠部２６より収納部２２内に飛出する。

【００２２】 前記リフト台４４に景品入り景品ケース４が載置すると検知してリフト部４３ を下方向に降下するように作動する光センサー装置４５を装着する。

【００２３】 前記リフト台４４が景品入り景品ケース４が収納部２２内に満杯になってリフ ト台４４が空隙部３２内に位置すると、下方部に装着している検知スイッチ機構 ４６がリフト台４４の位置を検知ソレノイド３５を作動してピン３６が凹部３７ への嵌挿を解除され、前記ピン３６の解除によってバネ４１がシフト台車３９を 前方向に牽引し景品ケース４を前進し、再度ピン３６が次の凹部３７に嵌挿する 。そして下方に位置していたリフト部４３を上昇させ比例してリフト台４４を収 納部２２の所定の高さで上昇せしめる。４７は読み取りができなかった景品ケー スを返却するためのシューター、４８は仕切りパネル１０に取着の各種の操作手 順を表示する表示部である。

【００２４】

【効果】

本考案は以下に示す効果を奏する。

【００２５】 本考案の景品入り景品ケースは左右両側面部の両面に、あるいは前後側面部の 両面に、当該景品の価値を表示する同種類のバーコード表示部又はレーザーカー ド（レーザーメモリー又は光カード）を付着したので、多数枚にして景品価値の 異なる景品入り景品ケースをランダムに並べても、左右両側面部に付着した同種 類のバーコード表示部等が隈なく一側面に表わされるので、読み取り装置による 読み取り時に、一々バーコード表示部等が出ているか、否かを一々チェックする 必要が全くなく、安心して読み取り装置を作動し、読み取ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案景品入り景品ケースの読み取り装置と該
景品ケースの搬送装置の一部切欠斜面図である。

【図２】同景品入り景品ケースの斜面図である。

【図３】同ケースの斜面図である。

【図４】同景品ケースと読み取り機構の要部を示す正面
図である。

【図５】同景品ケースと該ケースを自動送りする自動送
出装置との一部切欠状態を示す縦断側面図である。

【図６】第５図のものの縦断正面図である。

【図７】景品入り景品ケースの自動区分け機構と収納ケ
ースとを示す一部切欠側面図である。

【図８】図７のものの一部切欠平面図である。

【図９】収納部を昇降するリフト台とこれを昇降させる
リフト部、モーター、検知機構、ソレノイド機構等を示
す一部切欠縦断面図である。

【図１０】同収納ケースの一部切欠側面図である。

【図１１】同収納ケースの側面図である。

【図１２】同収納ケースの平面図である。

【符号の説明】

ａ・・・現金払い出し機 １・・・硬貨収納タンク ２・・・紙幣収納タンク ３・・・払い出し口 ４
・・・景品ケース ５・・・景品 ６・・・左側面部 ６´・・・右側
面部 ７・・・バーコード表示部 ８・・・前側面部 ８
´・・・後側面部 ９、３１・・・載せ台部 １０・・・パネル ｂ・
・・送り出し装置 １１・・・読み取り装置 １２、４４・・・リフト台 １３、４３・・・リフト部 １４・・・モーター
１５・・・アーム １６・・・送り出し部 １７・・・搬送ベルト １
８・・・プーリー １９・・・区分け装置 ２０・・・分岐シャッター ２１、４７・・・シューター ｃ・・・景品収納ケー
ス ２２・・・収納部 ２２´・・・開口部 ２３・・・左側囲繞壁部 ２
３´・・・右側囲繞壁部 ２４・・・上面部 ２５・・・底面部 ２６・・・
切欠部 ２７、３３・・・底部 ２８・・・抜け孔部 ２９
・・・窓孔 ３０・・・上方部 ３２・・・空隙部 ３４・・・
調節部 ３５・・・ソレノイド ３６・・・ピン ３７・・
・凹部 ３８・・・凸部 ３９・・・シフト台車 ４０・・
・車輪 ４１・・・バネ ４２・・・モーター ４５・・・
光センサー ４６・・・検知スイッチ機構 ４８・・・表示部

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】ソレノイド等の機構を有する区分け装置に
   よって区分けし、区分けされる同一価格を有する種類毎
   の景品入り景品ケースにおいて、 景品ケースを構成する左右両側面部の両面または前後側
   面部の両面に、異なる価値を有する景品を表示する同種
   類のバーコード表示部またはレーザーカード（レーザー
   メモリー又は光カード）を付着せしめたことを特徴とす
   る景品入り景品ケース。