JPH0680270A - シート搬送装置 - Google Patents

シート搬送装置

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Publication number
JPH0680270A
JPH0680270A JP23245292A JP23245292A JPH0680270A JP H0680270 A JPH0680270 A JP H0680270A JP 23245292 A JP23245292 A JP 23245292A JP 23245292 A JP23245292 A JP 23245292A JP H0680270 A JPH0680270 A JP H0680270A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
bottom surfaces
suction
line direction
aspilators
Prior art date
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Pending
Application number
JP23245292A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Takahashi
善生 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by IHI Corp filed Critical IHI Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 本発明のシート搬送装置1は、シート2に接
触しつつ該シート2をライン方向に搬送する複数の移動
体3,3,…と、移動体3,3,…間に上下方向移動自
在かつ任意の位置に固定自在に設けられ、シート2を非
接触状態で上から保持する複数の吸引機4,4,…とを
具備し、該吸引機4の底面に、該底面からシート2の面
方向外方に向かって気体を流出または流入させる開口を
設けてなることを特徴とする。また、複数の吸引機を上
下方向固定とし、これら吸引機の間に、上下方向移動自
在かつ任意の位置に固定自在なる吸着機を設けてもよ
い。 【効果】 シートを吸引機の底面に極めて近接した状態
(非接触)で保持することができ、移動体をライン方向
に移動させるだけでシートをライン方向に搬送すること
ができ、しかも作業性を向上させることができる。ま
た、装置を小型化することができるので、高速化、小型
化、省力化に対応することが可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、非接触でシートを吸引
することのできるシート搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車工業等において、鉄板やア
ルミニウム板等からなるシートを次工程へ搬送する装置
としては、架台に複数のバキュームカップ(吸着機)が
上下動自在に設けられたシート搬送装置が知られてい
る。このシート搬送装置では、予めライン上に積層され
たシートの上面に複数のバキュームカップを降下させて
接触させ、真空ポンプ等を用いてこれら複数のバキュー
ムカップをシートに吸着させて上昇させ、この状態を保
持したまま架台をライン方向に移動させることにより、
該シートを次工程の所定の位置まで搬送する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のシー
ト搬送装置では、複数のバキュームカップをシートに吸
着させて次工程の所定の位置まで搬送するために、これ
らのバキュームカップによりシートの表面に傷が付く虞
があるという欠点があった。また、複数のバキュームカ
ップをシートに吸着させたまま架台をライン方向に移動
させるために装置自体の大型化が避けられず、高速化、
小型化、省力化に対応できないという欠点もあった。
【0004】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
のであって、従来の欠点を解決するとともに、非接触で
シートを吸引することのできるシート搬送装置を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は次の様なシート搬送装置を採用した。すな
わち、請求項1記載のシート搬送装置は、シートに接触
しつつ該シートをライン方向に搬送する複数の移動体
と、これらの移動体間に上下方向移動自在かつ任意の位
置に固定自在に設けられ、前記シートを非接触状態で上
から保持する複数の吸引機とを具備し、該吸引機の底面
に、該底面から略シート面に沿って気体を流出または流
入させる開口を設けてなることを特徴としている。
【0006】また、請求項2記載のシート搬送装置は、
請求項1記載のシート搬送装置において、前記複数の吸
引機を上下方向固定とし、これら吸引機の間に、上下方
向移動自在かつ任意の位置に固定自在でシートを吸引機
に接近するまで持ち上げる吸着機を設けてなることを特
徴としている。
【0007】
【作用】本発明の請求項1記載のシート搬送装置では、
予めライン上に積層されたシートの上面に複数の吸引機
を降下させて、これら複数の吸引機の底面をシートの上
面に近接させ、該底面に設けられた開口からシート面に
沿って気体を流出させる。ところで、高速で流出される
定常状態の気体は、ベルヌーイの定理(Bernoulli's th
eorem)により他の場所の気流より気圧が低下すること
が知られている。この場合、開口から流出される気体
は、ベルヌーイの定理により他の場所の気流より気圧が
低下することとなり、前記吸引機の底面付近の気圧はこ
れ以外の場所の気圧、すなわち大気圧より低くなる。し
たがって、該吸引機の底面に近接して設けられたシート
は、大気圧により該吸引機の底面に極めて近接した状態
で保持されることとなる。これより、シートを非接触で
保持することが可能になる。ここで、吸引機下面と移動
体下面との高さの差を適切にとることによりシートは移
動体下面に押し付けられ、移動体をライン方向に移動さ
せることにより、該シートをライン方向に搬送すること
が可能になる。
【0008】また、前記複数の吸引機を上下方向固定と
し、これら吸引機の間に、上下方向移動自在かつ任意の
位置に固定自在でシートを吸引機に接近するまで持ち上
げる吸着機を設けることにより、該吸着機によりシート
を吸着して所定位置まで上昇させ、移動体にシートが接
触する位置で吸引機を作動させ、吸着機の吸引をオフに
することによっても、吸引機の底面に極めて近接した状
態で所定位置に正確に保持されることとなる。これよ
り、シートを非接触でしかも所定位置に正確に保持する
ことが可能になる。
【0009】
【実施例】図1は、本発明のシート搬送装置の一実施例
を示す正面図、図2は図1のA−A線に沿う断面図であ
る。このシート搬送装置1は、シート2に接触しつつ該
シート2をライン方向(図1中右から左に向かう方向)
に搬送する複数の無端ベルト(移動体)3,3,…と、
これら複数の無端ベルト3,3,…間に上下方向の所定
の位置に固定され、前記シート2を上から保持する複数
の吸引機4,4,…と、これら複数の吸引機4,4,…
間に設けられ上下方向移動自在かつ任意の位置に固定自
在なるバキュームカップ(吸着機)5,5,…とから構
成されている。
【0010】吸引機4は、図3に示すように本体11か
ら底面12に向かって貫通するように貫通孔13が形成
され、該貫通孔13は底面12近傍において拡径され、
この拡径された部分には略円錐状の突状体14が同一軸
線上に設けられている。そして、本体底部11aと突状
体14との間に形成された環状の開口が噴出口15とさ
れる。
【0011】次いで、このシート搬送装置1の作用につ
いて説明する。まず、予めライン上に積層されたシート
2の上面2aに複数のバキュームカップ5,5,…を降
下させて該上面2aに接触させ、真空ポンプ等を用いて
これら複数のバキュームカップ5,5,…をシート2に
吸着させ、次いでバキュームカップ5,5,…を上方へ
所定距離移動させ、シートを無端ベルト3,3,…下面
まで持って来る。次いで、吸引機4,4,…の底面12
に設けられた噴出口15からシート2の面方向外方に向
かって気流を噴出させる。
【0012】この気流は、ベルヌーイの定理により他の
場所の気流より気圧が低下することとなり、吸引機4の
底面12付近の気圧はこれ以外の場所の気圧、すなわち
大気圧より低くなる。したがって、該吸引機4の底面1
2に近接して設けられたシート2は、大気圧により該吸
引機4の底面12に極めて近接した状態で保持されるこ
ととなる。これより、シート2を非接触で保持すること
ができる。ここで、吸引機4底面12と無端ベルト3,
3,…下面との高さの差を適切に設定しておけば、シー
ト2は吸引機4により無端ベルト3,3,…下面に押し
付けられる。
【0013】ここで、無端ベルト3,3,…をライン方
向に移動させれば、これらの無端ベルト3,3,…に接
触するシート2は無端ベルト3,3,…の移動と共にラ
イン方向に移動することとなる。したがって、該シート
2をライン方向に搬送することができる。
【0014】以上説明した様に、上記実施例のシート搬
送装置1によれば、シート2に接触しつつ該シート2を
ライン方向に搬送する複数の無端ベルト3,3,…と、
これら無端ベルト3,3,…間に上下方向の所定の位置
に固定され、前記シート2を上から保持する複数の吸引
機4,4,…と、これら吸引機4,4,…間に設けられ
上下方向移動自在かつ任意の位置に固定自在なるバキュ
ームカップ5,5,…とから構成され、吸引機4は、本
体11から底面12に向かって貫通するように貫通孔1
3が形成され、該貫通孔13内に設けられた略円錐状の
突状体14により噴出口15が形成されることとしたの
で、シート2を吸引機4の底面12に極めて近接した状
態(非接触)で所定の位置に保持することができる。
【0015】また、無端ベルト3,3,…をライン方向
に移動させるだけで、これらの無端ベルト3,3,…に
接触しているシート2をライン方向に搬送することがで
き、しかも作業性を向上させることができる。また、装
置を小型化することができるので、高速化、小型化、省
力化に対応することが可能になる。
【0016】以上により、従来の欠点を解決するととも
に、非接触でシートを吸引することのできるシート搬送
装置1を提供することができる。
【0017】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明の請求項1記
載のシート搬送装置によれば、シートに接触しつつ該シ
ートをライン方向に搬送する複数の移動体と、これらの
移動体間に上下方向移動自在かつ任意の位置に固定自在
に設けられ、前記シートを非接触状態で上から保持する
複数の吸引機とを具備し、該吸引機の底面に、該底面か
ら略シート面に沿って気体を流出または流入させる開口
を設けてなることとしたので、シートを吸引機の底面に
極めて近接した状態(非接触)で保持し上昇させること
ができる。
【0018】また、前記複数の移動体をライン方向に移
動させるだけで、これらの移動体に接触しているシート
をライン方向に搬送することができ、しかも作業性を向
上させることができる。また、装置を小型化することが
できるので、高速化、小型化、省力化に対応することが
可能になる。
【0019】また、請求項2記載のシート搬送装置によ
れば、請求項1記載のシート搬送装置において、前記複
数の吸引機を上下方向固定とし、これら吸引機の間に、
上下方向移動自在かつ任意の位置に固定自在でシートを
吸引機に接近するまで持ち上げる吸着機を設けてなるこ
ととしたので、該吸着機によりシートを所定位置まで上
昇させ、吸引機によりシートを非接触でしかも所定位置
に保持することができる。
【0020】以上により、従来の欠点を解決するととも
に、非接触でシートを吸引することのできるシート搬送
装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシート搬送装置の一実施例を示す正面
図である。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図である。
【図3】本発明のシート搬送装置の吸引機の一実施例を
示す断面図である。
【図4】本発明のシート搬送装置によりシートを吸着し
た状態を示す正面図である。
【符号の説明】
1 シート搬送装置 2 シート 2a 上面 3 無端ベルト(移動体) 4 吸引機 5 バキュームカップ(吸着機) 11 本体 11a 本体底部 12 底面 13 貫通孔 14 突状体 15 噴出口(開口)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートに接触しつつ該シートをライン方
    向に搬送する複数の移動体と、これらの移動体間に上下
    方向移動自在かつ任意の位置に固定自在に設けられ、前
    記シートを非接触状態で上から保持する複数の吸引機と
    を具備し、 該吸引機の底面に、該底面から略シート面に沿って気体
    を流出または流入させる開口を設けてなることを特徴と
    するシート搬送装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のシート搬送装置におい
    て、 前記複数の吸引機を上下方向固定とし、これら吸引機の
    間に、上下方向移動自在かつ任意の位置に固定自在でシ
    ートを吸引機に接近するまで持ち上げる吸着機を設けて
    なることを特徴とするシート搬送装置。
JP23245292A 1992-08-31 1992-08-31 シート搬送装置 Pending JPH0680270A (ja)

Priority Applications (1)

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JP23245292A JPH0680270A (ja) 1992-08-31 1992-08-31 シート搬送装置

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JP23245292A JPH0680270A (ja) 1992-08-31 1992-08-31 シート搬送装置

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JPH0680270A true JPH0680270A (ja) 1994-03-22

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ID=16939510

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JP23245292A Pending JPH0680270A (ja) 1992-08-31 1992-08-31 シート搬送装置

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JP (1) JPH0680270A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000007918A1 (en) * 1998-08-05 2000-02-17 Baldwin Graphic Systems, Inc. A non-contact sheet handling system and a method of using same
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JP2020001788A (ja) * 2018-06-29 2020-01-09 日本協同企画株式会社 吸上げ方法、吸上げ装置、イチゴ自動パック詰め方法、及びイチゴ自動パック詰め装置

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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20011016