JPH0680048U - 自動変速機用オイルポンプのロータ心出し構造 - Google Patents

自動変速機用オイルポンプのロータ心出し構造

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JPH0680048U
JPH0680048U JP2691193U JP2691193U JPH0680048U JP H0680048 U JPH0680048 U JP H0680048U JP 2691193 U JP2691193 U JP 2691193U JP 2691193 U JP2691193 U JP 2691193U JP H0680048 U JPH0680048 U JP H0680048U
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JP
Japan
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rotor
pump
torque converter
centering
converter sleeve
Prior art date
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Pending
Application number
JP2691193U
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English (en)
Inventor
裕之 西山
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JATCO Ltd
Original Assignee
JATCO Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動変速機全体のサイズを大きくすることな
く、トルクコンバータスリーブとロータとの嵌合を容易
にする。 【構成】 オイルポンプのポンプハウジング1とポンプ
カバー2間に形成された空間3にインナロータ5および
アウタロータが配される。ポンプカバーの内壁4からリ
ング状の心出し突部10が突出し、インナロータ本体部
5aの内周が心出し突部10の外周面に嵌合して心出し
される。リング状心出し突部10の内径D1は、トルク
コンバータスリーブ7の先端部外径D2よりも大径とさ
れている。これにより、熱膨脹でスリーブの先端は心出
し突部と干渉しないから、トルクコンバータスリーブと
心出し突部間のクリアランスが不要で、自動変速機軸方
向長さが短縮される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動変速機内に組み込まれたオイルポンプのロータ心出し構造に関 する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種のオイルポンプのロータ心出し構造としては、実開昭62−47 789号公報に開示されたようなものがある。 これは、図4に示されるように、ポンプハウジング21とポンプカバー22間 に形成された空間23内にロータ25が配され、このロータ25の中心にポンプ ハウジング21側から延びるトルクコンバータスリーブ27が結合されている。 そして、トルクコンバータスリーブ27によりロータ25を回転駆動することに より、オイルポンプが駆動される。 ロータ25が配される上記空間には、ポンプカバー22から心出し突部30が 突出し、ロータ25の内周がこれに嵌合して心出しされる。これにより、ロータ 25へのトルクコンバータスリーブ27の結合が容易となる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、自動変速機の運転時にはトルクコンバータの熱膨脹などが発生する ので、上記のトルクコンバータスリーブ27の先端と心出し突部30との間には 、この熱膨脹などによる相互の干渉を避けるため、所定量のクリアランスW1が 設けてある。 さらに、ロータ25とトルクコンバータスリーブ27との結合部には、駆動力 を受けたときの面圧を所定値以下に抑さえるために一定量の嵌合長さが必要とさ れる。
【0004】 したがって、これらクリアランスと嵌合長さとが重なって、自動変速機全体の 軸方向の寸法が長くなってしまうという問題がある。 逆に、ロータを薄くしたオイルポンプでは、上記の心出し突部を設定すること ができず、そのためトルクコンバータの組み付けの際、トルクコンバータスリー ブとロータとの嵌合が作業困難となる不具合がある。 したがって本考案は、上記従来の問題点に鑑み、自動変速機全体のサイズを大 きくすることなく、しかもトルクコンバータスリーブとロータとの嵌合を容易と する自動変速機用オイルポンプのロータ心出し構造を提供することを目的とする 。
【0005】
【課題を解決するための手段】
このため本考案は、ポンプハウジングとポンプカバー間に形成された空間内に ロータを備え、このロータにポンプハウジング側から延びるポンプ駆動軸が嵌合 されるオイルポンプにおいて、前記の空間にポンプカバーの内壁からリング状の 心出し突部が突出して設けられ、心出し突部の外周面にロータの内周が嵌合して 心出しされるとともに、心出し突部の内径がポンプ駆動軸の外径よりも大径とさ れているロータ心出し構造とした。
【0006】
【作用】
心出し突部がリング状とされ、その内径がポンプ駆動軸の外径よりも大径とさ れているから、熱膨脹などでポンプ駆動軸の先端がポンプカバー方向に移動して も、心出し突部と干渉することがない。これにより、ロータの嵌合部をその略全 長にわたってポンプ駆動軸と嵌合させることができ、大きな駆動力が少ない面圧 で伝達される。 また、とくに上記ポンプ駆動軸がトルクコンバータスリーブであり、ポンプカ バーにそのトルクコンバータスリーブを支持する軸部を備える場合において、ポ ンプカバーの内壁と軸部との隅Rの立ち上がり径をトルクコンバータスリーブの 内径よりも小径とするときには、トルクコンバータスリーブの先端は膨脹時どこ とも干渉することなく、ポンプカバーの内壁に当接するまで十分な変位が可能と なる。
【0007】
【実施例】
図1、図2および図3は、本考案の実施例を示す。 自動変速機の主軸周りに設置されるオイルポンプにおいて、ポンプハウジング 1とポンプカバー2間に形成された空間3内にインナロータ5およびアウタロー タ6が配されている。インナロータ5はその内径側に本体部5aの厚さDより幅 狭の嵌合部5bを有し、嵌合部5bの中心穴に、ポンプハウジング1側から延び るトルクコンバータスリーブ7が嵌合されている。 トルクコンバータスリーブ7の先端部には平坦面7aが形成され、インナロー タ5の嵌合部中心穴5cにもこれに対応する平坦面5dが設けられて、両者は回 転方向に結合され、トルクコンバータスリーブ7が回転したとき、インナロータ 5が一体に回転して、オイルポンプが駆動されるようになっている。
【0008】 インナロータ5、アウタロータ6が配される上記空間3には、ポンプカバー2 の内壁4からリング状の心出し突部10が突出し、インナロータ本体部5aの内 周が心出し突部10の外周面に嵌合して心出しされる。 これにより、インナロータ5へのトルクコンバータスリーブ7の結合が容易と なる。なお、インナロータの嵌合部5bはその略全長にわたってトルクコンバー タスリーブ7と嵌合している。
【0009】 ここで、心出し突部10の突出量Sはインナロータ5と空間3の側壁間のクリ アランスwよりも大きく設定してあり、インナロータ5がポンプカバー2の内壁 から最大限離れたときでも心出し突部10からインナロータ5がはずれないよう になっている。 そして、リング状心出し突部10の内径D1は、トルクコンバータスリーブ7 の先端部外径D2よりも大径とされている。さらに、ポンプカバー内壁4と軸部 8との隅Rの立ち上がり径D4は、トルクコンバータスリーブの内径D3よりも 小径とされている。
【0010】 実施例は以上のように構成されており、心出し突部10がリング状とされ、そ の内径がトルクコンバータスリーブ7の外径よりも大径とされているから、熱膨 脹などでトルクコンバータスリーブ7の先端がポンプカバー2方向に移動しても 、心出し突部10と干渉することがない。 これにより、図示のようにインナロータ5の嵌合部5bをその略全長にわたっ てトルクコンバータスリーブ7と嵌合させることができ、大きな駆動力が少ない 面圧で伝達される。これにより、自動変速機全体の軸方向サイズを大きくするこ となく、オイルポンプにおけるトルクコンバータスリーブとロータとの結合が容 易となる。
【0011】 また、ポンプカバー内壁4と軸部8との隅Rの立ち上がり径が、トルクコンバ ータスリーブ7の内径よりも小径とされているから、トルクコンバータスリーブ の先端は膨脹時心出し突部10以外の部分とも干渉することなく、ポンプカバー 内壁4に当接するまで変位が許される。このためさらに自動変速機の長さが短縮 される利点がある。
【0012】
【考案の効果】
以上のとおり、本考案は、ロータとポンプ駆動軸間の心出しのためポンプカバ ー内壁に設ける心出し突部をリング状とし、その内径をポンプ駆動軸の外径より も大径としたから、熱膨脹などでポンプ駆動軸の先端がポンプカバー方向に移動 しても、心出し突部と干渉することがない。 さらに、上記のポンプ駆動軸がトルクコンバータスリーブであり、ポンプカバ ーにそのトルクコンバータスリーブを支持する軸部を備える場合において、ポン プカバーの内壁と軸部との隅Rの立ち上がり径をトルクコンバータスリーブの内 径よりも小径としたときには、トルクコンバータスリーブの先端は膨脹時どこと も干渉することなく、ポンプカバーの内壁に当接するまで十分な変位が可能とな る。 これにより、ポンプ駆動軸と心出し突部間のクリアランスが不要で、ロータの 嵌合部をその略全長にわたってポンプ駆動軸と嵌合させることができ、大きな駆 動力が少ない面圧で伝達されるとともに、自動変速機の全体のサイズがコンパク トにできるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す縦断面図である。
【図2】図1におけるA−A矢視図である。
【図3】図1におけるB部詳細を示す図である。
【図4】従来例を示す図である。
【符号の説明】
1 ポンプハウジング 2 ポンプカバー 3 空間 4 内壁 5 インナロータ 5a 本体部 5b 嵌合部 5c 中心穴 5d 平坦面 6 アウタロータ 7 トルクコンバータスリーブ 7a 平坦面 10 心出し突部 21 ポンプハウジング 22 ポンプカバー 23 空間 25 ロータ 27 トルクコンバータスリーブ 30 心出し突部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポンプハウジングとポンプカバー間に形
    成された空間内にロータを備え、該ロータに前記ポンプ
    ハウジング側から延びるポンプ駆動軸が嵌合されるオイ
    ルポンプにおいて、前記空間に前記ポンプカバーの内壁
    からリング状の心出し突部が突出して設けられ、該心出
    し突部の外周面に前記ロータの内周が嵌合して心出しさ
    れるとともに、前記心出し突部の内径が前記ポンプ駆動
    軸の外径よりも大径とされていることを特徴とする自動
    変速機用オイルポンプのロータ心出し構造。
  2. 【請求項2】 前記ポンプ駆動軸がトルクコンバータス
    リーブであり、前記ポンプカバーは前記トルクコンバー
    タスリーブを支持する軸部を備え、前記ポンプカバーの
    内壁と軸部との隅Rの立ち上がり径が、前記トルクコン
    バータスリーブの内径よりも小径とされていることを特
    徴とする請求項1記載の自動変速機用オイルポンプのロ
    ータ心出し構造。
JP2691193U 1993-04-23 1993-04-23 自動変速機用オイルポンプのロータ心出し構造 Pending JPH0680048U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2691193U JPH0680048U (ja) 1993-04-23 1993-04-23 自動変速機用オイルポンプのロータ心出し構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2691193U JPH0680048U (ja) 1993-04-23 1993-04-23 自動変速機用オイルポンプのロータ心出し構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0680048U true JPH0680048U (ja) 1994-11-08

Family

ID=12206407

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2691193U Pending JPH0680048U (ja) 1993-04-23 1993-04-23 自動変速機用オイルポンプのロータ心出し構造

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JP (1) JPH0680048U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007100716A (ja) * 2005-09-30 2007-04-19 Fuji Heavy Ind Ltd ドライブスプロケット支持構造

Cited By (1)

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19990622