JPH045777Y2 - - Google Patents
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- JPH045777Y2 JPH045777Y2 JP3398187U JP3398187U JPH045777Y2 JP H045777 Y2 JPH045777 Y2 JP H045777Y2 JP 3398187 U JP3398187 U JP 3398187U JP 3398187 U JP3398187 U JP 3398187U JP H045777 Y2 JPH045777 Y2 JP H045777Y2
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- 230000008878 coupling Effects 0.000 claims description 45
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 claims description 45
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 claims description 45
- 239000012530 fluid Substances 0.000 claims description 44
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 24
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 9
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 6
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 2
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000010720 hydraulic oil Substances 0.000 description 1
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 1
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- General Details Of Gearings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本考案は、ポンプインペラとタービンランナか
らなるフルードカツプリングを備えた流体継手装
置に関するものである。
らなるフルードカツプリングを備えた流体継手装
置に関するものである。
[従来技術]
従来、この種の流体継手装置として、例えば、
特開昭60−252857号公報に記載されたものが知ら
れている。すなわち、第4図に示すように、流体
継手装置101は、フルードカツプリング103
およびロツクアツプクラツチ105とを中心に構
成され、さらにオイルポンプ107を備えてい
る。
特開昭60−252857号公報に記載されたものが知ら
れている。すなわち、第4図に示すように、流体
継手装置101は、フルードカツプリング103
およびロツクアツプクラツチ105とを中心に構
成され、さらにオイルポンプ107を備えてい
る。
フルードカツプリング103は、カツプリング
カバー109を介してエンジンクランクシヤフト
(図示省略)に直結されたポンプインペラ113
と、これに対向配設されたタービンランナー11
5とを有している。タービンランナ115は、そ
の内周側で無段変速機(図示省略)の入力軸11
7にスプライン嵌合により連結されている。この
入力軸117は、ケース119に圧入されたスリ
ーブ121を介して回転自在に支持されている。
そして、このスリーブ121の外周に、ポンプイ
ンペラ113の内周側の円筒状スリーブ123が
外嵌され、この円筒状スリーブ123によりポン
プ取付壁125内に設けられたオイルポンプ10
7を回転駆動している。このオイルポンプ107
からの圧油がスリーブ121の内周および外周の
油路129,131を通じてロツクアツプクラツ
チ105やフルードカツプリング103に供給さ
れる。
カバー109を介してエンジンクランクシヤフト
(図示省略)に直結されたポンプインペラ113
と、これに対向配設されたタービンランナー11
5とを有している。タービンランナ115は、そ
の内周側で無段変速機(図示省略)の入力軸11
7にスプライン嵌合により連結されている。この
入力軸117は、ケース119に圧入されたスリ
ーブ121を介して回転自在に支持されている。
そして、このスリーブ121の外周に、ポンプイ
ンペラ113の内周側の円筒状スリーブ123が
外嵌され、この円筒状スリーブ123によりポン
プ取付壁125内に設けられたオイルポンプ10
7を回転駆動している。このオイルポンプ107
からの圧油がスリーブ121の内周および外周の
油路129,131を通じてロツクアツプクラツ
チ105やフルードカツプリング103に供給さ
れる。
[考案が解決しようとする問題点]
ところで、上記従来の流体継手装置101のケ
ース119に圧入されたスリーブ121は、その
の端部121aをフルードカツプリング103側
へ突出させて入力軸117の挿入組立時やフルー
ドカツプリング103の組付時の位置決めおよび
案内部材として作用している。
ース119に圧入されたスリーブ121は、その
の端部121aをフルードカツプリング103側
へ突出させて入力軸117の挿入組立時やフルー
ドカツプリング103の組付時の位置決めおよび
案内部材として作用している。
このような端部121aが突出したスリーブ1
21は、該スリーブ121の厚さの分だけ径方向
が大きくなるだけでなく、ケース119からフル
ードカツプリング103等を外したときに、スリ
ーブ121の端部121aが突出した状態にな
り、保管および取扱に邪魔になつているという問
題点があつた。
21は、該スリーブ121の厚さの分だけ径方向
が大きくなるだけでなく、ケース119からフル
ードカツプリング103等を外したときに、スリ
ーブ121の端部121aが突出した状態にな
り、保管および取扱に邪魔になつているという問
題点があつた。
[問題点を解決するための手段]
上記問題点を解決するためになされた本考案に
よる流体継手装置の構成は、 駆動軸に連結されたポンプインペラ、および該
ポンプインペラに流体を介して対向配設されたタ
ービンランナを有するフルードカツプリングと、 上記タービンランナにタービンハブを介して一
体的に連結されるとともにケースに設けた貫挿孔
にシール部材を有して回転自在に支持された被駆
動軸と、 上記ポンプインペラの内周部に設けられ、被駆
動軸との間に油路を有して外嵌されたスリーブ
と、 このスリーブによつて駆動力が伝達されるオイ
ルポンプと、 を備えた流体継手装置において、 上記被駆動軸の外周に位置決め用突起を設け、
この位置決め用突起の外径を上記ケースの貫挿孔
の内径および上記スリーブの内径より若干小さな
寸法とするとともに、該突起を、タービンハブと
上記ケースの貫挿孔との間の位置に形成したこと
により、被駆動軸またはフルードカツプリングを
ケースに組み付ける際の案内としたことを特徴と
する。
よる流体継手装置の構成は、 駆動軸に連結されたポンプインペラ、および該
ポンプインペラに流体を介して対向配設されたタ
ービンランナを有するフルードカツプリングと、 上記タービンランナにタービンハブを介して一
体的に連結されるとともにケースに設けた貫挿孔
にシール部材を有して回転自在に支持された被駆
動軸と、 上記ポンプインペラの内周部に設けられ、被駆
動軸との間に油路を有して外嵌されたスリーブ
と、 このスリーブによつて駆動力が伝達されるオイ
ルポンプと、 を備えた流体継手装置において、 上記被駆動軸の外周に位置決め用突起を設け、
この位置決め用突起の外径を上記ケースの貫挿孔
の内径および上記スリーブの内径より若干小さな
寸法とするとともに、該突起を、タービンハブと
上記ケースの貫挿孔との間の位置に形成したこと
により、被駆動軸またはフルードカツプリングを
ケースに組み付ける際の案内としたことを特徴と
する。
なお、上記入力軸は、ケースの嵌合孔に直接支
持させる構成の外に、スリーブを介在させて支持
する構成であつてもよい。
持させる構成の外に、スリーブを介在させて支持
する構成であつてもよい。
[作用]
流体継手装置に変速機を組み付ける場合、変速
機への入力軸となる被駆動軸を、まずケースの貫
挿孔に挿入する。この被駆動軸は、その外周に突
起が形成されている。この突起は、組み付け完了
後にはタービンハブとケースの貫挿孔との間に来
るように位置づけされて形成されている。
機への入力軸となる被駆動軸を、まずケースの貫
挿孔に挿入する。この被駆動軸は、その外周に突
起が形成されている。この突起は、組み付け完了
後にはタービンハブとケースの貫挿孔との間に来
るように位置づけされて形成されている。
このため、突起は、ケースの貫挿孔に被駆動軸
を挿入するに際して、ケースの貫挿孔およびポン
プインペラに設けたスリーブと協働して位置決め
作用を生ずる。そのため、被駆動軸が傾くことが
無い。従つて、被駆動軸外周のシール部材の位置
が中心からずれたり、シール部材が挿入の障害と
なつたり、また傷ついたりすることがなく、被駆
動軸は円滑に貫挿孔に挿入される。
を挿入するに際して、ケースの貫挿孔およびポン
プインペラに設けたスリーブと協働して位置決め
作用を生ずる。そのため、被駆動軸が傾くことが
無い。従つて、被駆動軸外周のシール部材の位置
が中心からずれたり、シール部材が挿入の障害と
なつたり、また傷ついたりすることがなく、被駆
動軸は円滑に貫挿孔に挿入される。
上記組み付け手順と異なり、既に被駆動軸が貫
挿されているケース内にフルードカツプリング等
を収納することを考える。この場合には、被駆動
軸の外周に設けた位置決め用突起が、フルードカ
ツプリングから見て、ケースの貫挿孔よりも手前
に存在する。そのため、フルードカツプリングに
付属するポンプインペラのスリーブがケースに嵌
合する際に、このスリーブと上記突起との協働に
より、ケースに対する位置決め作用が生じ、同様
に円滑に挿入できる。
挿されているケース内にフルードカツプリング等
を収納することを考える。この場合には、被駆動
軸の外周に設けた位置決め用突起が、フルードカ
ツプリングから見て、ケースの貫挿孔よりも手前
に存在する。そのため、フルードカツプリングに
付属するポンプインペラのスリーブがケースに嵌
合する際に、このスリーブと上記突起との協働に
より、ケースに対する位置決め作用が生じ、同様
に円滑に挿入できる。
いずれの組み付け手順でも、被駆動軸の外周に
設けた位置決め用突起が、案内の役目を果たす。
このことから、従来のごとく、ケースの貫挿孔か
ら案内用のスリーブを突出して設ける必要もなく
なる。
設けた位置決め用突起が、案内の役目を果たす。
このことから、従来のごとく、ケースの貫挿孔か
ら案内用のスリーブを突出して設ける必要もなく
なる。
[実施例]
以下本考案の一実施例を図面にしたがつて説明
する。
する。
第1図はベルト式無段変速機に連結される流体
継手装置を示す断面図であり、流体継手装置1
は、フルードカツプリング3およびロツクアツプ
クラツチ5を中心に構成され、さらにオイルポン
プ7を備えている。
継手装置を示す断面図であり、流体継手装置1
は、フルードカツプリング3およびロツクアツプ
クラツチ5を中心に構成され、さらにオイルポン
プ7を備えている。
フルードカツプリング3は、カツプリングカバ
ー9を介してエンジンクランクシヤフト(図示省
略)に直結されたポンプインペラ11と、これに
対向するタービンランナ13とを有している。ポ
ンプインペラ11の内周側には、ポンプ側スリー
ブ15が固着されており、このポンプ側スリーブ
15の貫挿孔16に無段変速機(図示省略)の入
力軸(被駆動軸)17が貫挿されている。また、
ポンプインペラ11に対向して配設されたタービ
ンランナ13は、その内周部で連結部材19を介
してタービンハブ21に固定されており、このタ
ービンハブ21は、入力軸17に対してスプライ
ン嵌合されて回転方向の移動が規制されている。
また、上記タービンハブ21の外周側には、ロツ
クアツプクラツチ5が取り付けられており、この
ロツクアツプクラツチ5はタービンハブ21にト
ーシヨンスプリング25を介して駆動結合されて
いる。このロツクアツプクラツチ5は,第1図中
右行してクラツチフエーシング27がカツプリン
グカバー9に圧接したときカツプリングカバー9
に入力されるエンジン動力をタービンランナ13
を経由せず、そのままタービンハブ21および入
力軸17に伝達するロツクアツプ状態を実現する
ものである。なお、第1図に示すロツクアツプク
ラツチ5の釈放位置では、フルードカツプリング
3は、ポンプインペラ11→内部作動油→タービ
ンランナ13を介して入力軸17に動力が伝達さ
れてカツプリング状態となる。
ー9を介してエンジンクランクシヤフト(図示省
略)に直結されたポンプインペラ11と、これに
対向するタービンランナ13とを有している。ポ
ンプインペラ11の内周側には、ポンプ側スリー
ブ15が固着されており、このポンプ側スリーブ
15の貫挿孔16に無段変速機(図示省略)の入
力軸(被駆動軸)17が貫挿されている。また、
ポンプインペラ11に対向して配設されたタービ
ンランナ13は、その内周部で連結部材19を介
してタービンハブ21に固定されており、このタ
ービンハブ21は、入力軸17に対してスプライ
ン嵌合されて回転方向の移動が規制されている。
また、上記タービンハブ21の外周側には、ロツ
クアツプクラツチ5が取り付けられており、この
ロツクアツプクラツチ5はタービンハブ21にト
ーシヨンスプリング25を介して駆動結合されて
いる。このロツクアツプクラツチ5は,第1図中
右行してクラツチフエーシング27がカツプリン
グカバー9に圧接したときカツプリングカバー9
に入力されるエンジン動力をタービンランナ13
を経由せず、そのままタービンハブ21および入
力軸17に伝達するロツクアツプ状態を実現する
ものである。なお、第1図に示すロツクアツプク
ラツチ5の釈放位置では、フルードカツプリング
3は、ポンプインペラ11→内部作動油→タービ
ンランナ13を介して入力軸17に動力が伝達さ
れてカツプリング状態となる。
上記オイルポンプ7は、ポンプハウジング29
の空所内に収納されるとともに、ボルト31によ
りケース33に装着されており、ポンプギヤ35
をポンプインペラ11のポンプ側スリーブ15で
回転駆動することにより圧油を供給するように構
成されている。
の空所内に収納されるとともに、ボルト31によ
りケース33に装着されており、ポンプギヤ35
をポンプインペラ11のポンプ側スリーブ15で
回転駆動することにより圧油を供給するように構
成されている。
また、上記入力軸17は、上述したようにター
ビンハブ21に連結されるとともに、ケース33
の嵌合孔37に圧入されたケース側スリーブ39
の嵌合孔40に貫挿されて回転自在に支持されて
いる。入力軸17内には、軸方向にそつて油路4
1が形成され、そして入力軸17の外周とポンプ
側スリーブ15の貫挿孔16との間には、油路4
3が設けられており、これらの油路41,43か
らの油漏れを防止するために、シールリング45
が入力軸17とケース側スリーブ39との間に、
オイルシール47がポンプ側スリーブ15の外周
とポンプハウジング29との間に設けられてい
る。
ビンハブ21に連結されるとともに、ケース33
の嵌合孔37に圧入されたケース側スリーブ39
の嵌合孔40に貫挿されて回転自在に支持されて
いる。入力軸17内には、軸方向にそつて油路4
1が形成され、そして入力軸17の外周とポンプ
側スリーブ15の貫挿孔16との間には、油路4
3が設けられており、これらの油路41,43か
らの油漏れを防止するために、シールリング45
が入力軸17とケース側スリーブ39との間に、
オイルシール47がポンプ側スリーブ15の外周
とポンプハウジング29との間に設けられてい
る。
また、本実施例の特徴的な構成として入力軸1
7の外周部には、入力軸17と一体的な大径部
(位置決め用突起)51が突出形成されている。
この大径部51の外径は、ケース側スリーブ39
の貫挿孔40の内径およびポンプ側スリーブ15
の貫挿孔16の内径より若干小さい寸法になつて
いる。
7の外周部には、入力軸17と一体的な大径部
(位置決め用突起)51が突出形成されている。
この大径部51の外径は、ケース側スリーブ39
の貫挿孔40の内径およびポンプ側スリーブ15
の貫挿孔16の内径より若干小さい寸法になつて
いる。
次に、流体継手装置1の分解または組立時にお
ける作用を説明する。
ける作用を説明する。
第2図に示すように、流体継手装置1に無段変
速機を組み付けるには、まず、流体継手装置1の
ケース側スリーブ39の貫挿孔40に、図示左方
より無段変速機の入力軸17を位置決めし、無段
変速機を矢印A方向に向けて徐々に移動する。こ
れにより、入力軸17がケース側スリーブ39に
案内されながら内部に挿入される。さらに、押し
入れると、入力軸17の外周に形成された大径部
51がケース側スリーブ39の貫挿孔40、次い
でポンプ側スリーブ15の貫挿孔16にも位置決
めされた状態にて奥に案内される。その後、シー
ルリング45がケース側スリーブ39と入力軸1
7との間で押し込められる。したがつて、組付時
に、入力軸17の外周にシールリング45が突出
していても、入力軸17自体が、その大径部51
と両スリーブ15,39との協働により中心に位
置決めされて案内されるから、シールリング45
が入力軸17の挿入時に損傷されず、かつ障害と
ならないので、円滑に、ケース側スリーブ39と
入力軸17との間に該シールリング45を容易に
介在させることができる。
速機を組み付けるには、まず、流体継手装置1の
ケース側スリーブ39の貫挿孔40に、図示左方
より無段変速機の入力軸17を位置決めし、無段
変速機を矢印A方向に向けて徐々に移動する。こ
れにより、入力軸17がケース側スリーブ39に
案内されながら内部に挿入される。さらに、押し
入れると、入力軸17の外周に形成された大径部
51がケース側スリーブ39の貫挿孔40、次い
でポンプ側スリーブ15の貫挿孔16にも位置決
めされた状態にて奥に案内される。その後、シー
ルリング45がケース側スリーブ39と入力軸1
7との間で押し込められる。したがつて、組付時
に、入力軸17の外周にシールリング45が突出
していても、入力軸17自体が、その大径部51
と両スリーブ15,39との協働により中心に位
置決めされて案内されるから、シールリング45
が入力軸17の挿入時に損傷されず、かつ障害と
ならないので、円滑に、ケース側スリーブ39と
入力軸17との間に該シールリング45を容易に
介在させることができる。
また、先に入力軸17をケース側のスリーブ3
9に挿入しておき、その後、第3図に示すよう
に、流体継手装置1のケース33に、フルードカ
ツプリング3などを組み付けるには、まず、入力
軸17の外周に設けた大径部51に、ポンプ側ス
リーブ15の貫挿孔16を位置決めした後に、フ
ルードカツプリング3を矢印B方向へ移動し、そ
して、入力軸17とポンプハウジング29の内周
部との間隙にポンプ側スリーブ15を挿入する。
このとき、ポンプハウジング29の端部に設けた
オイルシール47が大径部51の図示右側端部よ
り左側に位置している。したがつて、ポンプ側ス
リーブ15は、大径部51で位置決めされた状態
で、オイルシール47の内側に入り込み、そし
て、入力軸17とポンプハウジング29の内周部
との間隙に嵌合される。これにより、ポンプ側ス
リーブ15の端部がオイルシール47に当たつて
これを損傷したりすることがなく、ポンプ側スリ
ーブ15がスムーズに上記間隙に案内されて、ケ
ース33にフルードカツプリング3が取り付けら
れる。
9に挿入しておき、その後、第3図に示すよう
に、流体継手装置1のケース33に、フルードカ
ツプリング3などを組み付けるには、まず、入力
軸17の外周に設けた大径部51に、ポンプ側ス
リーブ15の貫挿孔16を位置決めした後に、フ
ルードカツプリング3を矢印B方向へ移動し、そ
して、入力軸17とポンプハウジング29の内周
部との間隙にポンプ側スリーブ15を挿入する。
このとき、ポンプハウジング29の端部に設けた
オイルシール47が大径部51の図示右側端部よ
り左側に位置している。したがつて、ポンプ側ス
リーブ15は、大径部51で位置決めされた状態
で、オイルシール47の内側に入り込み、そし
て、入力軸17とポンプハウジング29の内周部
との間隙に嵌合される。これにより、ポンプ側ス
リーブ15の端部がオイルシール47に当たつて
これを損傷したりすることがなく、ポンプ側スリ
ーブ15がスムーズに上記間隙に案内されて、ケ
ース33にフルードカツプリング3が取り付けら
れる。
このような構成により、ケース33からフルー
ドカツプリング3を外したときに、第4図の従来
の技術に示すように、ケース33内でケース側ス
リーブ15が突出する必要が無くなつたので、ケ
ース33の保管性や取扱性がよい。
ドカツプリング3を外したときに、第4図の従来
の技術に示すように、ケース33内でケース側ス
リーブ15が突出する必要が無くなつたので、ケ
ース33の保管性や取扱性がよい。
また、入力軸17とポンプ側スリーブ15との
間に、ケース側スリーブ39が介在していないか
ら、オイルポンプ7の外径の寸法を小さくするこ
とができ、したがつてオイルポンプ7の消費動力
を低減することができる。
間に、ケース側スリーブ39が介在していないか
ら、オイルポンプ7の外径の寸法を小さくするこ
とができ、したがつてオイルポンプ7の消費動力
を低減することができる。
さらに、入力軸17とポンプ側スリーブ15と
の間に、ケース側スリーブ39を介在させない分
だけ通路面積の大きい油路の構成もできる。
の間に、ケース側スリーブ39を介在させない分
だけ通路面積の大きい油路の構成もできる。
なお、上記実施例では、入力軸17の大径部5
1は、全周にわたつて形成したが、これに限ら
ず、貫挿孔40,16の中心軸に対して位置決め
されるように、複数(例えば3箇所)の突起を周
方向へ等間隔に形成したものでもよい。
1は、全周にわたつて形成したが、これに限ら
ず、貫挿孔40,16の中心軸に対して位置決め
されるように、複数(例えば3箇所)の突起を周
方向へ等間隔に形成したものでもよい。
[考案の効果]
以上説明したように、本考案によれば、流体継
手装置のケースにフルードカツプリングを容易に
組み付けることができ、また、流体継手装置と無
段変速機との組み付けも容易である。このよう
に、被駆動軸の外周に設けた位置決め用突起が、
流体継手装置の組み付け時に、案内の役目を果た
すので、ケースの貫挿孔に案内用のスリーブを突
出して設ける必要もなくなる。
手装置のケースにフルードカツプリングを容易に
組み付けることができ、また、流体継手装置と無
段変速機との組み付けも容易である。このよう
に、被駆動軸の外周に設けた位置決め用突起が、
流体継手装置の組み付け時に、案内の役目を果た
すので、ケースの貫挿孔に案内用のスリーブを突
出して設ける必要もなくなる。
更に、被駆動軸とスリーブとの間に従来のごと
くケース側のスリーブを設ける必要がないことか
ら、オイルポンプの外径の寸法を小さくすること
ができる。
くケース側のスリーブを設ける必要がないことか
ら、オイルポンプの外径の寸法を小さくすること
ができる。
第1図は本発明の一実施例による流体継手装置
を示す断面図、第2図および第3図は第1図の流
体継手装置の組立状態を示す断面図、第4図は従
来の流体継手装置を示す断面図である。 1……流体継手装置、3……フルードカツプリ
ング、7……オイルポンプ、11……ポンプイン
ペラ、13……タービンランナ、15……ポンプ
側スリーブ、16……貫挿孔、17……入力軸
(被駆動軸)、29……ポンプハウジング、33…
…ケース、39……ケース側スリーブ、40……
貫挿孔、45……シールリング、47……オイル
シール、51……大径部(位置決め用突起)。
を示す断面図、第2図および第3図は第1図の流
体継手装置の組立状態を示す断面図、第4図は従
来の流体継手装置を示す断面図である。 1……流体継手装置、3……フルードカツプリ
ング、7……オイルポンプ、11……ポンプイン
ペラ、13……タービンランナ、15……ポンプ
側スリーブ、16……貫挿孔、17……入力軸
(被駆動軸)、29……ポンプハウジング、33…
…ケース、39……ケース側スリーブ、40……
貫挿孔、45……シールリング、47……オイル
シール、51……大径部(位置決め用突起)。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 駆動軸に連結されたポンプインペラ、および該
ポンプインペラに流体を介して対向配設されたタ
ービンランナを有するフルードカツプリングと、 上記タービンランナにタービンハブを介して一
体的に連結されるとともにケースに設けた貫挿孔
にシール部材を有して回転自在に支持された被駆
動軸と、 上記ポンプインペラの内周部に設けられ、被駆
動軸との間に油路を有して外嵌されたスリーブ
と、 このスリーブによつて駆動力が伝達されるオイ
ルポンプと、 を備えた流体継手装置において、 上記被駆動軸の外周に位置決め用突起を設け、
この位置決め用突起の外径を上記ケースの貫挿孔
の内径および上記スリーブの内径より若干小さな
寸法とするとともに、該突起を、タービンハブと
上記ケースの貫挿孔との間の位置に形成したこと
により、被駆動軸またはフルードカツプリングを
ケースに組み付ける際の案内としたことを特徴と
する流体継手装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3398187U JPH045777Y2 (ja) | 1987-03-09 | 1987-03-09 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3398187U JPH045777Y2 (ja) | 1987-03-09 | 1987-03-09 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63141352U JPS63141352U (ja) | 1988-09-19 |
JPH045777Y2 true JPH045777Y2 (ja) | 1992-02-18 |
Family
ID=30842096
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3398187U Expired JPH045777Y2 (ja) | 1987-03-09 | 1987-03-09 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH045777Y2 (ja) |
-
1987
- 1987-03-09 JP JP3398187U patent/JPH045777Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63141352U (ja) | 1988-09-19 |
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