JPS6133269Y2 - - Google Patents

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JPS6133269Y2
JPS6133269Y2 JP17093980U JP17093980U JPS6133269Y2 JP S6133269 Y2 JPS6133269 Y2 JP S6133269Y2 JP 17093980 U JP17093980 U JP 17093980U JP 17093980 U JP17093980 U JP 17093980U JP S6133269 Y2 JPS6133269 Y2 JP S6133269Y2
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JP
Japan
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key
tubular
keyway
spring member
drive member
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JP17093980U
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JPS5795488U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、例えば自動車の自動変速機のオイル
ポンプのような内歯歯車ポンプの駆動装置に関す
る。
自動変速機のオイルポンプは、内歯歯車ポンプ
として構成されており、管状駆動部材としてのエ
クステンシヨンスリーブが駆動歯車としての外歯
歯車の円形中心穴にはまつてキーとキー溝とを介
して外歯歯車に結合している。組付け上の理由か
らキー溝の周方向幅はキーの周方向幅より大きく
選定されているので、組付け後にキーとキー溝と
の間にガタが生じる。またこのようなオイルポン
プの駆動トルクは通常1Kg・m以下であるが、キ
ーとキー溝との間にガタがあると、機関の回転変
動やねじり振動が生じる場合にこのガタのために
キーとキー溝とが断続的に当接することにより約
6Kg・mの大トルクが生じ、エクステンシヨンス
リーブの破壊を引起こすおそれがある。
本考案の目的は、内歯歯車ポンプの外歯歯車の
円形中心穴への管状駆動部材の組付けを阻害する
ことなく、キーとキー溝との間のガタを消失させ
得る内歯歯車ポンプ駆動装置を提供することであ
る。
この目的を達成するために本考案によれば、内
歯歯車ポンプの外歯歯車の円形中心穴および管状
駆動部材の一方にキー溝、他方にキー溝より幅の
小さいキーがそれぞれ形成され、キーがキー溝に
挿入されて管状駆動部材と内歯歯車ポンプの外歯
歯車とが互いに結合する内歯歯車ポンプ駆動装置
において、管状ばね部材が、円形中心穴のキーの
周方向幅より小さい周方向幅でかつ周方向へ拡張
可能なスロツトを有するか、あるいは円形中心穴
のキー溝の周方向幅より大きくてかつ周方向へ縮
小可能な挿入部分を有し、この管状ばね部材が、
そのスロツトあるいは挿入部分を管状駆動部材の
キー溝あるいはキーの周方向位置に一致させて管
状駆動部材内に同心的に取付けられ、管状駆動部
材および外歯歯車には管状ばね部材から弾性力が
作用し、伝達されるトルクが所定値以上である場
合には管状駆動部材と外歯歯車とが直接当接す
る。組付け時では、管状ばね部材のスロツトが周
方向へ拡張されつつ円形中心穴のキーが管状駆動
部材のキー溝へ挿入されるか、管状ばね部材の挿
入部分が周方向へ縮小されつつ管状駆動部材のキ
ーが円形中心穴のキー溝に挿入される。また組付
け後では、キーとキー溝との間の周方向間隙にも
かかわらず管状ばね部材によりキーが周方向に関
して保持されるので、キーとキー溝との間のガタ
はほぼ消失する。
図面を参照して本考案の実施例を説明する。
第1図は自動変速機のオイルポンプの近傍を詳
細に示しており、流体式トルクコンバータ1は、
機関クランク軸に結合するポンプインペラ2と、
一方向クラツチ3を介して管状静止部材4に結合
するステータ5とタービンランナ6とを備える。
タービン軸7は、流体式トルクコンバータ1の中
心に管状静止部材4を貫通して延びており、ター
ビンランナ6の動力を歯車装置14へ伝達する。
流体式トルクコンバータ1および油圧制御装置の
ための油圧を発生するオイルポンプ8は、周知の
内歯歯車ポンプとして構成され、流体式トルクコ
ンバータ1と歯車装置14との間に配置されて、
ボルト9により互いに結合されているポンプボデ
ー10とポンプカバー11、ポンプボデー10内
に収容されている半径方向外側の内歯歯車12と
半径方向内側の外歯歯車13を備える。前述の管
状静止部材4はポンプカバー11に固定されてい
る。管状駆動部材としてのエクステンシヨンスリ
ーブ18は、長手方向の一端をポンプインペラ2
に結合され、管状静止部材18のさらに半径方向
外側を包囲して、長手方向の他端において駆動歯
車としての外歯歯車13にキーおよびキー溝を介
して結合している。
第2図はエクステンシヨンスリーブ18と外歯
歯車13との結合部の詳細な斜視図である。エク
ステンシヨンスリーブ18の端部には2つのキー
溝20を設けられている。キー溝20の周方向幅
は、aに選定され、キー溝20の延び方向へ一定
である。外歯歯車13の円形中心穴内周面には対
称的に2つのキー22が設けられている。キー2
2の周方向幅は、aより小さいb(b<a)に選
定され、キーの延び方向へ一定である。管状ばね
部材23は、周方向に2分割されて部分24a,
24bから成り、環状の突起25を外周面に部分
的に形成されている。各部分24a,24bは、
スロツト26a,26bと、スロツト26a,2
6bの両側に形成されているスリツト27a,2
7bとを有する。スロツト26a,26bは、延
び方向中間に縮小部28a,28bを設けられ、
縮小部28a,28bの両側の部分ではスロツト
幅が拡大されている。縮小部28a,28bの周
方向幅はbより小さいc(c<b<a)に選定さ
れている。スリツト27a,27bによりばね部
材25は周方向へ所定のばね力を付与されてお
り、縮小部28a,28bは周方向へ拡張可能で
ある。
第3図および第4図は組付け前のエクステンシ
ヨンスリーブ18側の構成を示している。管状ば
ね部材23は、そのスロツト26a,26bをエ
クステンシヨンスリーブ18のキー溝20の周方
向位置に一致させてエクステンシヨンスリーブ1
8内に同心的に配置されている。エクステンシヨ
ンスリーブ18の内周面の所定個所には環状溝3
0が形成され、この環状溝30へばね部材23の
環状突起25が嵌合されることによりばね部材2
3はエクステンシヨンスリーブ18内に同心的に
固定される。
内歯歯車13とエクステンシヨンスリーブ18
との組付け時では、第5図に示されるように、内
歯歯車13のキー22がエクステンシヨンスリー
ブ18のキー溝20および管状ばね部材23のス
ロツト26a,26bへ挿入される。スロツト2
6a,26bの開口側は周方向幅を拡大されてい
るので、キー22はスロツト26a,26bへ円
滑に挿入される。スロツト26a,26bへのキ
ー22の挿入の際、縮小部28a,28bは管状
ばね部材23の周方向の弾力により周方向へ幅を
bまで拡大し、キー22は縮小部28a,28b
を越えてエクステンシヨンスリーブ18のキー溝
20内へ挿入される。組付け後は管状ばね部材2
3のばね力によりキー22はキー溝20内に保持
されるので、キー溝20とキー22との間のガタ
は除去される。伝達されるトルクが所定値より小
さいときはエクステンシヨンスリーブ18のキー
溝20と外歯歯車13のキー22とは直接には当
接せず、トルクは管状ばね部材23を介して伝達
されるが、伝達されるトルクが所定値以上になる
と、キー溝20とキー22とは直接当接する。
第6図はエクステンシヨンスリーブ18と外歯
歯車13との別の結合例の詳細な斜視図である。
この実施例では外歯歯車13の円形中心穴21に
周方向幅dのキー溝35が対称に形成され、エク
ステンシヨンスリーブ18の他端に、dより小さ
い周方向幅e(e<d)のキー36が対称に設け
られる。管状ばね部材37は外周面に環状突起3
8を設けられ、この管状突起38がエクステンシ
ヨンスリーブ18の内周面の環状溝(この環状溝
は第4図の環状溝30と同様である。)に係合す
ることにより管状ばね部材37はエクステンシヨ
ンスリーブ18内の同心的に固定される。管状ば
ね部材37はさらに軸線方向へ突出した挿入部分
39を有し、挿入部分39の幅方向中心にはスリ
ツト40が形成され、挿入部分39は、dより大
きい周方向幅f(f>d)の拡大部分41を有
し、挿入部分39の先端はdより小さい周方向幅
に形成されてキー溝35への挿入が円滑となる。
キー36と挿入部分41との周方向幅の中心が一
致するように管状ばね部材37は環状突起38を
介してエクステンシヨンスリーブ18に固定され
る。外歯歯車13とエクステンシヨンスリーブ1
8との組付け時では、エクステンシヨンスリーブ
18のキー36および管状ばね部材37の挿入部
分39が外歯歯車13のキー溝35へ挿入され
る。挿入部分39の先端の周方向幅はキー溝35
の周方向幅dより小さいので、挿入部分39はキ
ー溝35へ円滑に挿入される。キー溝35へのキ
ー36の挿入の際、拡大部分41は管状ばね部材
37の周方向の弾力により周方向へ幅をdまで緒
小し、キー36はキー溝35へ円滑にかつ十分に
深く挿入される。組付け後は管状ばね部材37の
挿入部分39のばね力によりキー36はキー溝3
5内に保持されるので、キー36とキー35との
間のガタは除去される。伝達されるトルクが所定
値より小さいときはエクステンシヨンスリーブ1
8のキー36と外歯歯車13のキー溝35とは直
接には当接せず、トルクは管状ばね部材37を介
して伝達されるが、伝達されるトルクが所定値以
上になると、キー36とキー溝35とは直接当接
する。
このように本考案によればエクステンシヨンス
リーブ18内に同心的に取付けられる管状ばね部
材23の周方向へ拡張可能のスロツト26a,2
6b、あるいは管状ばね部材37の挿入部分39
は、外歯歯車13と管状駆動部材としてのエクス
テンシヨンスリーブ18との組付けを阻害するこ
となく、また、組付け後ではキー22,36をキ
ー溝20,35内に保持してキー22,36とキ
ー溝20,35との間をガタを除去することがで
きる。こうして、機関の回転変動やねじり振動が
生じる場合に、ガタのためにキーとキー溝とが断
続的に当接することが防止され、大トルクにより
管状駆動部材が破損することが防止される。
【図面の簡単な説明】
第1図は自動変速機のオイルポンプ駆動装置の
近傍を示す図、第2図は本考案の実施例の分解斜
視図、第3図は外歯歯車への組付け前の状態で第
2図のエクステンシヨンスリーブおよび管状ばね
部材を示す図、第4図は第3図の−線に沿う
断面図、第5図は第2図の実施例を組付け後の状
態で示す断面図、第6図は本考案の他の実施例の
分解斜視図、第7図は第6図の実施例を組付け後
の状態で示す図である。 8……オイルポンプ、13……外歯歯車、18
……エクステンシヨンスリーブ、20,35……
キー溝、21……円形中心穴、22,36……キ
ー、23,37……管状ばね部材、25,38…
…環状突起、26a,26b……スロツト、30
……環状溝、39……挿入部分。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内歯歯車ポンプの外歯歯車の円形中心穴および
    管状駆動部材の一方にキー溝、他方にキー溝より
    幅の小さいキーがそれぞれ形成され、キーがキー
    溝に挿入されて管状駆動部材と内歯歯車ポンプの
    外歯歯車とが互いに結合する内歯歯車ポンプ駆動
    装置において、管状ばね部材が、円形中心穴のキ
    ーの周方向幅より小さい周方向幅でかつ周方向へ
    拡張可能なスロツトを有するか、あるいは円形中
    心穴のキー溝の周方向幅より大きくてかつ周方向
    へ縮小可能な挿入部分を有し、この管状ばね部材
    が、そのスロツトあるいは挿入部分を管状駆動部
    材のキー溝あるいはキーの周方向位置に一致させ
    て管状駆動部材内に同心的に取付けられ、管状駆
    動部材および外歯歯車には管状ばね部材から弾性
    力が作用し、伝達されるトルクが所定値以上であ
    る場合には管状駆動部材と外歯歯車とが直接当接
    することを特徴とする、内歯歯車ポンプ駆動装
    置。
JP17093980U 1980-12-01 1980-12-01 Expired JPS6133269Y2 (ja)

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JP17093980U JPS6133269Y2 (ja) 1980-12-01 1980-12-01

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JP17093980U JPS6133269Y2 (ja) 1980-12-01 1980-12-01

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Publication Number Publication Date
JPS5795488U JPS5795488U (ja) 1982-06-11
JPS6133269Y2 true JPS6133269Y2 (ja) 1986-09-29

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ID=29529319

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JP17093980U Expired JPS6133269Y2 (ja) 1980-12-01 1980-12-01

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KR20170098253A (ko) * 2015-01-27 2017-08-29 가부시키가이샤 덴소 연료펌프

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6485182B2 (ja) * 2015-04-14 2019-03-20 株式会社デンソー 燃料ポンプ
JP6500455B2 (ja) * 2015-01-27 2019-04-17 株式会社デンソー 燃料ポンプ
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