JPH0679873A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JPH0679873A
JPH0679873A JP25906392A JP25906392A JPH0679873A JP H0679873 A JPH0679873 A JP H0679873A JP 25906392 A JP25906392 A JP 25906392A JP 25906392 A JP25906392 A JP 25906392A JP H0679873 A JPH0679873 A JP H0679873A
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Shinji Tabata
伸司 田端
Naoki Morita
直己 森田
Satonobu Hamazaki
聡信 浜崎
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構成でクロストークを防止することが
でき、最高駆動周波数を向上させることができるインク
ジェット記録装置を提供する。 【構成】 ヘッド制御信号作成部1は、基準クロックを
もとにして、FCLR信号,BIT SHIFT信号,
ENABLE信号,DAT/DIR信号の各信号を作成
する。モード選択信号により、印字モードに応じて印字
データが格納されているメモリ3からデータを読み出す
ためのアドレスデータを作成する。印字モードとして、
全ノズルを2群に分け、各群内を分割駆動する。すなわ
ち、最初に奇数番目のノズルがブロックごとに順次印字
され、ついで、偶数番目のノズルがブロックごとに順次
印字される。それによりインクリフィルが十分に行なわ
れ、印字の最高駆動周波数を向上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクジェット記録装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、インクジェット記録装置の記録ヘ
ッドには、複数のノズルが設けられている。そのため、
駆動電力とドット位置ズレの問題から、特公平3−27
8960号公報や特願平4−21763号に記載されて
いるように、ノズルを複数のブロックに分け、1つのブ
ロック内のノズルを同時に駆動し、ブロックごとに時間
差をおいて順次駆動する分割駆動型の印字方法が行なわ
れている。さらに、記録ヘッドおよび記録装置のコスト
を低減するため、記録ヘッドは、Si基板を用いたIC
の製造プロセスにより作製され、発熱素子とシフトレジ
スタや駆動素子等からなる前記分割駆動型のドライバが
一体に構成されている。
【0003】図3は、このような記録ヘッドの一例の一
部を破断した斜視図である。図中、11はヒーターウェ
ハ、12はチャネルウェハ、13はピット層、14はヒ
ーター、15は駆動回路、16はピット、17はノズ
ル、18はインクリザーバである。ヒーターウェハ11
には、発熱素子14、分割駆動型ドライバを構成する駆
動回路15が形成されており、その上に、感光性ポリイ
ミドなどよりなるピット層13が形成されている。ピッ
ト層13には、発熱素子14に対応する位置にピット1
6が形成されている。チャネル基板12には、シリコン
基板が用いられ、異方性エッチングにより、ノズル17
とインクリザーバ18が形成されている。ヒーターウェ
ハ11とチャネルウェハ12が貼り合わされて記録ヘッ
ドが構成される。
【0004】図6は、この記録ヘッドにより印字する場
合のタイミングチャートの一例である。この例では、ド
ット密度300dpi、ノズル数を128として、これ
を32ブロックに分けて、1ブロックの4ビットを同時
駆動する。128のノズルを第1ノズルから第128ノ
ズルと順序付けをすれば、第1ノズル乃至第4ノズルが
第1ブロックであり、以下順に、第125ノズル乃至第
128ノズルが第32ブロックとなる。印字順序は、正
方向印字の場合は、第1ブロックから第32ブロックへ
順次分割駆動を行ない、逆方向印字の場合は、第32ブ
ロックから第1ブロックへ順次分割駆動を行なう。基準
クロックは、全ブロックを印字する1スキャンの印字周
期を定めるものであり、その立ち上がりにおいて、FC
LR信号が入力される。このとき、FCLR信号の立ち
上がりで、DAT/DIR信号のレベルを検出し、Lレ
ベルなら正方向印字を行ない、Hレベルなら逆方向印字
が行なわれ、先頭ビットから終端ビットまで1スキャン
の印字が開始される。FCLR信号が入力された後、先
頭ビットから順次4ノズル分のBIT SHIFT信号
(ビットシフト信号)の立ち下がりで、DAT/DIR
信号の値がラッチされる。そして、直後のENABLE
信号がアクティブの期間だけ、ラッチしたデータに対す
る発熱素子が駆動され、インクが吐出される。ENAB
LE信号がアクティブの間、次の4ノズル分のデータが
ラッチされ、順次終端ビットまで駆動される。このよう
な駆動方法で印字を行なうと、ノズルの駆動期間の相違
が印字位置のズレとなって表れ、記録媒体上には、縦ラ
インに並ぶべきドットが傾斜してしまうという問題があ
る。そのため、記録ヘッドをキャリッジ上にある角度を
もたせて取り付け、このズレを補正していた。ズレが補
正できる取り付け角度は、最初の1ブロックと最後の1
ブロックの間の印字時間差と、記録ヘッドと被記録媒体
との相対移動量に応じた角度に設定すればよい。このよ
うな従来の印字モードを第1印字モードと呼ぶことにす
るが、このモードによる印字結果は、図4(A)に示す
ように、印字ドットは傾斜のない直線状の印字ラインと
なる。
【0005】しかし、このような第1印字モードによる
駆動方法では、近接する4ビットを同時に駆動するの
で、クロストークによりインクリフィルが追いつかず、
最高駆動周波数が制限されるという問題があった。一
方、このようなクロストークを防止するために、同時駆
動ビットを少なくしたり、インクを吐出するビットをば
らつかせるインターレース方式を記録ヘッドの駆動ドラ
イバに採用するとなると、回路構成が複雑となり、Si
で作製する記録ヘッドのチップ面積が大きくなり、大幅
なコストアップにつながるという問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した事
情に鑑みてなされたもので、記録ヘッドに搭載されてい
るドライバを複雑にすることなしに、簡単な構成でクロ
ストークを防止することができ、最高駆動周波数を向上
させることができるインクジェット記録装置を提供する
ことを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、多数のインク
吐出ノズルを複数のノズルごとに1ブロックとして複数
のブロックで構成し、順次ブロックごとに駆動する駆動
制御手段を有するインクジェット記録装置において、請
求項1に記載の発明においては、前記駆動制御手段は、
各ブロックをそれぞれ1ブロックのノズル数より少ない
ノズルが駆動される所定の印字パターンで駆動し、各ブ
ロックを順次駆動してヘッドスキャンを行ない、複数回
のヘッドスキャンで全てのノズルが駆動されるよう制御
する印字モードを備えたことを特徴とするものであり、
請求項2に記載の発明においては、前記駆動制御手段
は、各ブロック内の全てのノズルを同時に駆動するとと
もに、一部のブロックのみが順次駆動されるヘッドスキ
ャンを行ない、複数回のヘッドスキャンで全てのブロッ
クが駆動されるよう制御する印字モードを備えたことを
特徴とするものであり、請求項3に記載の発明において
は、請求項1または2に記載の駆動制御手段におけるヘ
ッドスキャンが、一方向または双方向であることを特徴
とするものである。
【0008】また、複数の印字モードを設けて、これを
印字速度に応じて選択するようにすることもできる。
【0009】
【作用】本発明の印字モードによれば、クロストークを
防止でき、インクリフィルが十分に行なわれ、印字の最
高駆動周波数を向上させることができる。また、駆動制
御手段を複雑にすることもない。
【0010】
【実施例】図1は、本発明のインクジェット記録装置に
おける制御部のブロック図である。図中、1はヘッド制
御信号作成部、2はアドレス発生部、3はメモリ、4は
データ作成部、5はデータ変換部である。ヘッド制御信
号作成部1には、印字クロック,印字開始信号,印字終
了信号,モード選択信号が与えられる。印字クロックと
して、例えば、4.5kHzの基準クロック信号を用い
る。ヘッド制御信号作成部1は、基準クロックをもとに
して、FCLR信号,BIT SHIFT信号,ENA
BLE信号,DAT/DIR信号の各信号を作成する。
印字開始信号と印字終了信号は、記録ヘッドを駆動する
期間を設定するためのものであり、モード選択信号によ
り、印字モードに応じて印字データが格納されているメ
モリ3からデータを読み出すためのアドレスデータを作
成する。メモリから読み出されたデータは、データ変換
部5において、パラレル−シリアル変換が行なわれ、さ
らに、データ作成部4で選択されたモードに適するDA
T/DIR信号が作成される。
【0011】図5は、駆動制御部の一実施例のブロック
図である。図中、21は4ビットシフトレジスタ、2
2,23はラッチ回路、24は32ビット双方向シフト
レジスタ、25はアンド回路、26はヒータ駆動回路で
ある。DAT/DIR信号,BIT SHIFT信号,
FCLR信号,ENABLE信号は、図1で説明した信
号である。また、この実施例で用いられる記録ヘッド
は、図3で説明したように、128個のノズルが300
dpiの密度で形成され、発熱体により気泡を発生させ
てインクを吐出するサーマルインクジェット方式であ
る。したがって、アンド回路25は、図示しないヒータ
に対応して128個設けられ、その出力によりヒータ駆
動回路26を制御する。この実施例では、128個のノ
ズルは、4個ずつを1ブロックとして、順次駆動される
ようにしているから、それぞれのアンド回路の1つの入
力は、4個ずつのアンド回路を共通にして、それぞれ3
2ビット双方向シフトレジスタ24の出力端子Q1 ,・
・・,Q32に接続されている。
【0012】FCLR信号によって、4ビットシフトレ
ジスタ21と32ビット双方向シフトレジスタ24にリ
セットされ、その立ち上がりで、ラッチ回路23がDI
R信号がラッチされ、32ビット双方向シフトレジスタ
のシフト方向が決定される。BIT SHIFT信号
は、4ビットシフトレジスタ21のクロックであり、そ
の立ち下がりで、DAT信号が取り込まれ、ENABL
E信号の立ち上がりで、ラッチ回路22にラッチされ
る。ラッチされたDAT信号は、アンド回路に与えら
れ、その”H”の期間だけ、ヒータ駆動回路26を駆動
してヒータの加熱が行なわれるが、ENABLE信号を
クロックとして、32ビット双方向シフトレジスタ24
がシフトされるため、ヒータは、4ビットごとに32ブ
ロックが順次駆動される。
【0013】図7は、本発明により、記録ヘッドで印字
する場合のタイミングチャートである。第2印字モード
と第3印字モードにおいては、駆動開始信号となるFC
LR信号は、ここでは、図6で説明した第1印字モード
(通常の印字モード)に比べて、2倍の周波数で出力す
るものと考えてよい。FCLR信号は基準クロックを基
準に作成され、ENABLE信号,BIT SHIFT
信号は、第1印字モードと同様に、FCLR信号を基準
に作成される。
【0014】第2印字モードのDAT/DIR信号は、
第1,第3,第5,第7,・・・,第125,第127
ノズルと第2,第4,第6,第8,・・・,第126,
第128ノズルとで交互に印字されるよう作成される。
したがって、DAT/DIR信号は、最初のFCLR信
号により、まず、第1ブロックの第1,第3ノズルが同
時に印字されるよう作成され、ついで、第2ブロックの
第5,第7ノズルが同時に印字されるよう作成され、以
下順に奇数番目のノズルがブロックごとに順次印字され
るよう作成され、ENABLE信号でラッチされた発熱
素子が駆動される。次のFCLR信号では、まず、第1
ブロックの第2,第4ノズルが同時に印字されるよう作
成され、ついで、第2ブロックの第6,第8ノズルが同
時に印字されるよう作成され、以下順に偶数番目のノズ
ルがブロックごとに順次印字されるよう作成され、EN
ABLE信号でラッチされた発熱素子が駆動される。
【0015】第3印字モードのDAT/DIR信号は、
第1,第2,第5,第6,・・・,第125,第126
ノズルと第3,第4,第7,第8,・・・,第127,
第128ノズルとで交互に印字されるよう作成される。
したがって、DAT/DIR信号は、最初のFCLR信
号により、まず、第1ブロックの第1,第2ノズルが同
時に印字されるよう作成され、ついで、第2ブロックの
第5,第6ノズルが同時に印字されるよう作成され、以
下順に2ビットごとのノズルがブロックごとに順次印字
されるよう作成され、ENABLE信号でラッチされた
発熱素子が駆動される。次のFCLR信号では、まず、
第1ブロックの第2,第4ノズルが同時に印字されるよ
う作成され、ついで、第3ブロックの第7,第8ノズル
が同時に印字されるよう作成され、以下順に2ビットご
とのノズルがブロックごとに順次印字されるよう作成さ
れ、ENABLE信号でラッチされた発熱素子が駆動さ
れる。
【0016】すなわち、第2印字モードおよび第3印字
モードにおいては、記録ヘッドは、2倍の周波数で駆動
されるが、ノズルは交互に2ビットずつ吐出されること
になる。
【0017】一方、第4印字モードは、第2印字モード
や第3印字モードと同様に、スキャン開始信号となるF
CLR信号は、図6で説明した第1印字モード(通常の
印字モード)に比べて、2倍の周波数で出力するものと
考えてよい。ENABLE信号,BIT SHIFT信
号,DAT/DIR信号は、FCLR信号を基準に作成
されるが、第2印字モードと第3印字モードは、32ブ
ロック分の信号を出力するよう作成されているのに対し
て、1つのFCLR信号では、16ブロック分の信号だ
けを出力し、半分のノズルだけが駆動させる。また、D
AT/DIR信号は、FCLR信号の立ち上がりの信号
レベルで印字方向を決定するため、基準クロックの半周
期ごとにその信号レベルを反転して出力する。したがっ
て、最初のFCLR信号と次のFCLR信号とで駆動さ
れる印字ノズルの駆動順序が反転する。すなわち、第4
印字モードのDAT/DIR信号は、最初のFCLR信
号により、第1乃至第64ノズルが、順次ブロックごと
に印字されるよう作成され、次のFCLR信号では、第
128乃至第65ノズルが、逆順のブロックごとに印字
されるよう作成される。
【0018】印字状態を図4で説明する。図4(A)
は、第1印字モードで印字したときの印字状態であり、
図4(B)乃至(D)は、第2乃至第4印字モードで印
字したときの印字状態を示す。上述したように、従来の
印字モードである第1印字モードの印字状態を示した図
4(A)では、分割駆動に依存する縦ラインの傾斜を補
正していたため、ほぼ直線になっている。一方、第2印
字モード、第3印字モード、第4印字モードでは、それ
ぞれの制御方式に依存して、縦ラインの位置ズレとなっ
て表れている。しかし、この位置ズレ量はさほど大きい
ものでなく、問題とならないレベルである。
【0019】これらの印字モードにおける駆動周波数に
ついて説明する。図6で説明した第1印字モードにおい
ては、第1乃至第128ノズルが第1ブロックから第3
2ブロックまで順次ブロックごとに連続して印字され
る。この印字状態でインクリフィルが追いつかない限界
が最高駆動周波数となっている。そこで第32ブロック
まで印字した後、図6に示すように、次の第1ブロック
の印字までインクリフィルのために印字休止期間となっ
ている。
【0020】これに対して、第2印字モードおよび第3
印字モードにおいては、第1ブロックから第32ブロッ
クまで順次連続して印字された状態においては、駆動さ
れるノズルの数が、第1印字モードの半分であり、しか
も、1つのブロック内のノズルがすべて駆動されること
はなく、半数のノズルである。したがって、第1ブロッ
クから第32ブロックまでインクリフィルを考慮して駆
動できる周期は、第1印字モードの半周期より短い周期
であり、図7の基準クロックの1周期は、図6の基準ク
ロックの1周期より短くでき、最高駆動周波数を上げる
ことができる。
【0021】また、第4印字モードにおいては、第1ブ
ロックから順次各ブロック内のすべてのノズルが駆動さ
れることは第1印字モードと同じであるが、インクリフ
ィルに関しては、半分のブロックまでの印字において、
インクリフィルが可能である周波数でよく、最高駆動周
波数は、第1印字モードより高い周波数にできる。ま
た、後半のブロックの印字順序を逆方向とした。
【0022】図2は、各印字モードで駆動するときの最
高駆動周波数の一例を示すグラフである。第1印字モー
ドでは、5.3kHzであるのに対し、第2印字モード
は6.7kHz、第3印字モードは6.5kHz、第4
印字モードは6.6kHzと、第2乃至第4印字モード
では、第1印字モードに対して、20%以上も最高駆動
周波数が向上している。
【0023】高画質を維持したまま、より高速に印字を
行なうため、印字するパターンに応じて図1におけるモ
ード選択信号を制御し、これらの印字モードを切り換え
るようにしても良い。高品位のキャラクタの印字では、
吐出インク量がさほど多くないため、最高駆動周波数は
比較的小さくても問題にならないが、縦ラインの位置ズ
レに一番有利な印字モード、すなわち、第1印字モード
が適しているから、これを選択する。一方、グラフィッ
クの印字では、誤差拡散等の画像処理を施すため、縦ラ
インの位置ズレは問題とならないが、吐出インク量が比
較的多いため、最高駆動周波数ができるだけ大きな印字
モード、すなわち、第2乃至第4印字モードが適してい
るといえる。
【0024】各モードについて、さらに説明する。ブロ
ック番号をnとし、nを0〜31とする。そうすると、
第1ブロックはn=0であり、第32ブロックはn=3
1である。1ブロックに4個のノズルがあるから、第1
ノズル乃至第128ノズルのノズル番号は、4n+1,
4n+2,4n+3,4n+4であらわされる。nは
0,1,2,・・・,31である。
【0025】第1印字モードは、各ブロック内の印字パ
ターンは、4n+1,4n+2,4n+3,4n+4の
全てのノズルが選択され、ブロックごとに順次印字され
て、1回のヘッドスキャンで、全ノズルによる1つの縦
ラインの印字が完了する。
【0026】第2印字モードは、各ブロック内の印字パ
ターンは、第1回のヘッドスキャンでは、4n+1,4
n+3のノズルが選択され、ブロックごとに順次印字さ
れ、第2回のヘッドスキャンでは、4n+2,4n+4
のノズルが選択され、ブロックごとに順次印字される。
この2回のヘッドスキャンで全ノズルによる1つの縦ラ
インの印字が完了する。
【0027】第3印字モードは、各ブロック内の印字パ
ターンは、第1回のヘッドスキャンで、4n+1,4n
+2のノズルが選択され、ブロックごとに順次印字さ
れ、第2回のヘッドスキャンで、4n+3,4n+4の
ノズルが選択され、ブロックごとに順次印字される。こ
の2回のヘッドスキャンで全ノズルによる1つの縦ライ
ンの印字が完了する。
【0028】第4印字モードは、各ブロック内の印字パ
ターンは、第1回のヘッドスキャンで、4n+1,4n
+2,4n+3,4n+4の全てのノズルが選択され、
ブロックごとに順次印字されるが、ノズルが選択される
のは、nが0〜15においてであり、nが16〜31の
間は、ノズルは選択されない。第2回のヘッドスキャン
でも、同様に4n+,4n+2,4n+3,4n+4の
全てのノズルが選択され、ブロックごとに順次印字され
るが、nの順番は31から始まり、ノズルが選択される
のは、nが31〜16においてであり、nが15〜0の
間は、ノズルは選択されない。この2回のヘッドスキャ
ンで全ノズルによる1つの縦ラインの印字が完了する。
【0029】本発明は、第2〜第4印字モードに限られ
るものではなく、種々の変形が可能である。例えば、第
2印字モードまたは第3印字モードにおいて、第1回の
ヘッドスキャンと第2回のヘッドスキャンにおける印字
方向を第4印字モードで説明したように、印字方向を切
り換えるようにしてもよい。
【0030】印字パターンにおいても、変形が可能であ
る。例えば、第2印字モードにおける各ブロック内の印
字パターンは、第1回のヘッドスキャンは、nが奇数の
場合は 4n+1,4n+3のノズルが選択され、nが
偶数の場合は、4n+2,4n+4のノズルが選択さ
れ、ブロックごとに順次印字される。第2回のヘッドス
キャンでは、nが奇数の場合は 4n+2,4n+4の
ノズルが選択され、nが偶数の場合は、4n+1,4n
+3のノズルが選択され、ブロックごとに順次印字さ
れ、この2回のヘッドスキャンで全ノズルによる1つの
縦ラインの印字が完了するようにしてもよい。
【0031】このように、ブロックごとの印字パターン
が同じでない場合、印字パターンとブロックの組み合わ
せは、規則的でなくてもよい。すなわち、第1回のヘッ
ドスキャンで、所定のブロックにおいては、4n+1,
4n+3のノズルが選択され、残りのブロックにおいて
は4n+2,4n+4のノズルが選択され、ブロックご
とに順次印字され、第2回のヘッドスキャンで第1回と
は逆の印字パターンで印字されるようにしてもよい。
【0032】第3印字モードにおける各ブロック内の印
字パターンについても、第1回のヘッドスキャンは、n
が奇数の場合は 4n+1,4n+2のノズルが選択さ
れ、nが偶数の場合は、4n+3,4n+4のノズルが
選択され、ブロックごとに順次印字されるようにしても
よい。第2回のヘッドスキャンでは、nが奇数の場合は
4n+3,4n+4のノズルが選択され、nが偶数の
場合は、4n+1,4n+2のノズルが選択され、ブロ
ックごとに順次印字されて、この2回のヘッドスキャン
で全ノズルによる1つの縦ラインの印字が完了するよう
にしてもよい。
【0033】この場合も、印字パターンとブロックの組
み合わせは、規則的でなくてもよい。第1回のヘッドス
キャンで、所定のブロックにおいては、4n+1,4n
+2のノズルが選択され、残りのブロックにおいては4
n+3,4n+4のノズルが選択され、ブロックごとに
順次印字され、第2回のヘッドスキャンで第1回とは逆
の印字パターンで印字されるようにしてもよい。
【0034】これら第2印字モードまたは第3印字モー
ドの変形においても、第1回のヘッドスキャンと第2回
のヘッドスキャンにおける印字方向を第4印字モードで
説明したように、印字方向を切り換えるようにしてもよ
い。
【0035】第4印字モードにおいても、第1回のヘッ
ドスキャンにおけるブロックの駆動が前半のブロックに
限られるものではなく、例えば、奇数番目のブロックが
選択されて、4n+1,4n+2,4n+3,4n+4
の印字パターンで順次印字され、偶数番目のブロックは
選択されず、第2回のヘッドスキャンで偶数番目のブロ
ックが選択され、4n+1,4n+2,4n+3,4n
+4の印字パターンで逆順で印字され、奇数番目のブロ
ックは選択されないようにしてもよい。
【0036】さらに、第1回のヘッドスキャンで所定の
ブロックが選択され、4n+1,4n+2,4n+3,
4n+4の印字パターンで順次印字され、他のブロック
は選択されず、第2回のヘッドスキャンで上記他のブロ
ックが選択され、4n+1,4n+2,4n+3,4n
+4の印字パターンで逆順で印字され、上記所定のブロ
ックは選択されないようにしてもよい。
【0037】さらに、他の印字パターンを採用すること
ができる。例えば、第1回のヘッドスキャンは、4n+
1のノズルが選択され、ブロックごとに順次印字され、
第2回のヘッドスキャンでは、4n+2,4n+3,4
n+4のノズルが選択され、ブロックごとに順次印字さ
れ、この2回のヘッドスキャンで全ノズルによる1つの
縦ラインの印字が完了するようにしてもよい。また、こ
の実施例においても、第1回のヘッドスキャンの印字パ
ターンが4n+1でなくてもよく、4n+2,4n+
3,4n+4,のいずれでもよい。
【0038】このような印字パターンの場合も、1回の
ヘッドスキャンにおける印字パターンが同一である必要
はない。あるブロックにおいては4n+1が選択され、
他のブロックにおいては4n+2が選択され、さらに他
のブロックにおいては4n+3が選択され、残りのブロ
ックにおいては4n+4のノズルが選択され、ブロック
ごとに順次印字され、第2回のヘッドスキャンで第1回
の残りのノズルが印字される印字パターンが採用されて
もよい。
【0039】また、第1回の印字パターンが必ずしも1
個のノズルが選択される必要はなく、1個,2個,3個
の選択が混在してもよい。上述したように、第1回のヘ
ッドスキャンと第2回のヘッドスキャンにおける印字方
向を第4印字モードで説明したように、印字方向を切り
換えるようにしてもよい。
【0040】1つの縦ラインの印字は2回のヘッドスキ
ャンに限られない。3回あるいは4回のヘッドスキャン
で1つの縦ラインの印字を行なってもよい。例えば、第
1回のヘッドスキャンは、4n+1のノズルが選択さ
れ、ブロックごとに順次印字され、第2回のヘッドスキ
ャンでは、4n+2のノズルが選択され、ブロックごと
に順次印字され、第3回のヘッドスキャンでは、4n+
3のノズルが選択され、ブロックごとに順次印字され、
第4回のヘッドスキャンでは、4n+4のノズルが選択
され、ブロックごとに順次印字されるようにして、4回
のヘッドスキャンで、1つの縦ラインの印字が行なわれ
るようにしてもよい。もちろん、第1回乃至第4回の印
字パターンが上述した順序に限定されるものではなく。
ブロックごとに異なるパターンが選択されるようにして
もよい。印字方向も適宜に切り換えるようにしてもよ
い。
【0041】なお、上述した実施例では、1ブロック内
のノズルは4個としたが、これに限られない。それより
多くても、あるいは、少なくてもよい。また、1ライン
の印字のためのヘッドスキャンの回数も適宜に選択する
ことができる。
【0042】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、記録ヘッドに搭載されているドライバを複雑
にすることなしに、簡単な構成でクロストークを防止で
き、最高駆動周波数を向上させることができるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のインクジェット記録装置における制
御部のブロック図である。
【図2】 各印字モードで駆動するときの最高駆動周波
数の一例を示すグラフである。
【図3】 記録ヘッドの一例の一部を破断した斜視図で
ある。
【図4】 印字状態の説明図である。
【図5】 駆動制御部の一実施例のブロック図である。
【図6】 従来の印字モードにおけるタイミングチャー
トである。
【図7】 本発明の印字モードにおけるタイミングチャ
ートである。
【符号の説明】
1 ヘッド制御信号作成部、2 アドレス発生部、3
メモリ、4 データ作成部、5 データ変換部、11
ヒーターウェハ、12 チャネルウェハ、13ピット
層、14 ヒーター、15 駆動回路、16 ピット、
17 ノズル、18 インクリザーバ、21 4ビット
シフトレジスタ、22,23 ラッチ回路、24 32
ビット双方向シフトレジスタ、25 アンド回路、26
ヒータ駆動回路。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数のインク吐出ノズルを複数のノズル
    ごとに1ブロックとして複数のブロックで構成し、順次
    ブロックごとに駆動する駆動制御手段を有するインクジ
    ェット記録装置において、前記駆動制御手段は、各ブロ
    ックをそれぞれ1ブロックのノズル数より少ないノズル
    が駆動される所定の印字パターンで駆動し、各ブロック
    を順次駆動してヘッドスキャンを行ない、複数回のヘッ
    ドスキャンで全てのノズルが駆動されるよう制御する印
    字モードを備えたことを特徴とするインクジェット記録
    装置。
  2. 【請求項2】 多数のインク吐出ノズルを複数のノズル
    ごとに1ブロックとして複数のブロックで構成し、順次
    ブロックごとに駆動する駆動制御手段を有するインクジ
    ェット記録装置において、前記駆動制御手段は、各ブロ
    ック内の全てのノズルを同時に駆動するとともに、一部
    のブロックのみが順次駆動されるヘッドスキャンを行な
    い、複数回のヘッドスキャンで全てのブロックが駆動さ
    れるよう制御する印字モードを備えたことを特徴とする
    インクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 駆動制御手段におけるヘッドスキャン
    が、一方向または双方向であることを特徴とする請求項
    1または2に記載のインクジェット記録装置。
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