JPH067972Y2 - 補助シート - Google Patents

補助シート

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JPH067972Y2
JPH067972Y2 JP10882689U JP10882689U JPH067972Y2 JP H067972 Y2 JPH067972 Y2 JP H067972Y2 JP 10882689 U JP10882689 U JP 10882689U JP 10882689 U JP10882689 U JP 10882689U JP H067972 Y2 JPH067972 Y2 JP H067972Y2
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JP10882689U
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正昭 戸谷
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リーマン株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この考案は、車両の助手席等へ取り付けられ、幼児、身
障者、老人等(この明細書で、「幼児等」という。)を
拘束する補助シートの改良に関する。
<従来の技術> 補助シート1の従来例を第5,6図に示した。
この補助シート1は、幼児等を拘束する拘束手段3と本
体部9から構成される。拘束手段3は本体部9に形成さ
れた取付孔11へ掛け渡され、幼児等の肩ないし胸を拘
束するベルト5と、本体部9の前縁へ枢着されたT字形
のまた当て7から構成される。ベルト5の下縁は一般的
な機構によりまた当て7の上縁へ、着脱自在に連結され
ている。
本体部9は座部13と背部15とを略側面視L字形に連
結して構成され、正面にはフランジ部17が形成されて
いる。本体部9の裏面には、第6図のごとく、縦方向へ
2条のリブ19が立てられていて、このリブ19の底面
には角度の異なる2つの平坦部21,23が形成されて
いる。即ち、座部13の真下にある第1平坦部21と、
座部13と背部15とをつなぐ部分に形成され既述の第
1平坦部21より上方に立ち上がった第2平坦部23と
である。
後者の第2平坦部23には、略コ字形の脚部25が取り
付けられている。この脚部25の上端は、第2平坦部2
3の凹部24へ挿入され、その周壁に対してピン27で
枢着されている(第7図参照)。図中の符号29は引張
りコイルばねであり、脚部25が無秩序に傾動すること
を防止している。
この脚部25はピン27を中心にして揺動し、第6,8
図のように、第2平坦部23から突出した状態と、第9
図のように第2平坦部23内へ収納された状態の2つの
安定位置をとる。第2平坦部23から突出した状態で脚
部25の下面は第1平坦部21と仮想同一面上にある。
このように脚部25を突出した状態で、この補助シート
1は車両のシート31の座部33に対し、第1平坦部2
1を対向させて取り付けられる(第8図参照)。一方、
脚部25を第2平坦部23内へ収納した状態では、第9
図のごとく、この第2平坦部23を車両シート31の座
部33へ対向させる。2つの平坦部21,23は角度が
異なっているので、該角度の変更に応じてシート31に
対する本体部9、即ち補助シート1の角度が変更され
る。なお、第8図と第9図とでは、補助シート1を逆向
きとしたが、勿論シート31の背部35を図示右側へ倒
すことにより、第9図の補助シート1の向きを第8図の
それと同一にすることができる。
かかる補助シート1において、本体部9及び脚部25は
樹脂製であり、それぞれ射出により形成される。
<考案が解決しようとする課題> 上記構成の補助シート1では、第1平坦部21を車両シ
ート31の座部33へ対向させたときには、脚部25が
突出されて、その下面も座部33へ当接する。従って、
車両シート31に対して、補助シート1が安定する。
しかしこれに対し、第2平坦部23を車両シート31の
座部33へ対向させたときには、脚部25が収納されて
いるので、第1平坦部21を対向させた上記の場合よ
り、座部33へ当接する本体部の幅が狭くなり、車両シ
ート31に対する補助シート1の座りが安定しない。
<課題を解決するための手段> この考案は上記課題を解決するためになされたものであ
り、その構成は、幼児等の拘束手段と、車両のシートへ
取り付けられる本体部であって、底面に角度の異なる第
1,第2平坦部を有する本体部と、前記本体部に対し、
2つの安定位置を選択可能に取り付けられる脚部であっ
て、第1,第2平面を有する脚部と、からなり、前記脚
部が一方の安定位置を選択して前記本体部に取り付けら
れた場合、前記脚部の前記第1平面が前記本体部の前記
第1平坦部とともに平坦な同一仮想平面を形成し、一
方、前記脚部が他方の安定位置を選択して前記本体部に
取り付けられた場合、前記脚部の前記第2平面が前記本
体部の前記第2平坦部とともに他の平坦な同一仮想平面
を形成するようになり、前記脚部の安定位置の選択によ
り、前記シートに対する前記本体部の取付角度を変更で
きることを特徴とする。
<実施例> 以下、この考案を実施例により更に詳細に説明をする。
なお、従来例で説明した部材と同一の部材には同一の図
符号を付して、その説明を部分的に省略する。
実施例の補助シート40は、第1,2図に示すとおり、
本体部41のリブ43及び脚部51に特徴がある。
即ち、リブ43の底面(第1平坦部44及び第2平坦部
45)には凹部が何ら形成されていない。そして、第2
平坦部45と、リブ43において車両シート31の背部
35に当接する部分46に切欠き47が形成されてい
る。また、第2平坦部45と背部当接部46とをつなぐ
部分48に枢着孔49が形成されている。
脚部51は、第1,2図に示すように、つなぎ部分48
へ対向する面53に既述の枢着孔49へ挿入される枢着
突起54が立設されている。この枢着突起54にはスリ
ット57が形成されて、枢着孔49へ挿入する際に全体
が縮径するようにしている。つなぎ部分48へ対向する
面53から図示左斜め下方に傾斜面55が形成される。
この傾斜面55には係合突起56が形成されている。対
向面53と傾斜面55の挟角αは、リブ43における第
2平坦部45とつなぎ部分48との挟角α、及びつなぎ
部分48と背部当接部46との挟角αに等しい。従っ
て、枢着突起54を枢着孔49へ挿着し、かつ係合突起
56を切欠き47へ挿着すると、第3,4図のごとく、
脚部51はリブ43へ隙間なく接触する。
脚部51において、第2図の最下面が第1平面58であ
り、第1図の状態から脚部51を本体部41に取り付け
るときには、第3図のように、第1平坦部44と第1平
面58とが同一仮想平面上にのる。一方、枢着突起51
を中心にして脚部51を180度転回すると、第4図の
ように、その第2平面59が第2平坦部45に連続し、
かつ両者は仮想同一平面上にのる。このとき、背部当接
部46の切欠き47に係合突起56が挿入して、脚部5
1の回転防止がなされる。
脚部51の位置を安定させるには、上記のごとく係合突
起と切欠きとを係合させることに限定されない。更に
は、ファスナー、マグネット等を併用することもでき
る。
かかる構成の補助シート40によれば、車両シート31
の座部33に対向させる平坦部を選択することにより、
車両シート31に対しその傾斜角度を変えることができ
る。ここにおいて、この実施例の補助シート40では、
第2平坦部45を座部33へ対向させる場合、脚部51
の第2平面59も座部33へ対向する。従って、車両シ
ート31に対する補助シートの安定性が増大する。
<考案の作用・効果> 以上説明したように、この考案に係る補助シートは、幼
児等の拘束手段と、車両のシートへ取り付けられる本体
部であって、底面に角度の異なる第1,第2平坦部を有
する本体部と、前記本体部に対し、2つの安定位置を選
択可能に取り付けられる脚部であって、第1,第2平面
を有する脚部と、からなり、前記脚部が一方の安定位置
を選択して前記本体部に取り付けられた場合、前記脚部
の前記第1平面が前記本体部の前記第1平坦部とともに
平坦な同一仮想平面を形成し、一方、前記脚部が他方の
安定位置を選択して前記本体部に取り付けられた場合、
前記脚部の前記第2平面が前記本体部の前記第2平坦部
とともに他の平坦な同一仮想平面を形成するようにな
り、前記脚部の安定位置の選択により、前記シートに対
する前記本体部の取付角度を変更できることを特徴とす
る構成である。
このように構成された補助シートでは、本体部における
何れの平坦部を対向させても、脚部の一方の平面が当該
平坦部とともに車両シートの座部へ当接する。従って、
この考案の補助シートでは、2つの平坦部の何れを選択
してこれを車両シートの座部へ対向させても、該車両シ
ートに対して安定して取り付けられる。
更には、実施例のように、脚部の本体部対向面に突起を
設け、本体部にはその突起を係合する孔(凹部も可)を
形成すれば、従来例で必要とされていたピンやばねが省
略でき、部品点数を削減できる。
また、実施例のように、突起と孔とで本体部と脚部とを
連結し、本体部に沿わせて脚部を回転させる構成とすれ
ば、本体部の各平坦部に凹部を形成する必要がなくな
る。従って、車両シートの座部に対向する各平坦部の面
積を可及的に広くすることができる。よって、車両シー
トの座部にスジの付くことが殆ど無くなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の補助シート40の脚部51及
びこれが取り付けられる本体部41の部分の分解斜視
図、 第2図は同脚部51の側面図、 第3,4図は同補助シート40の使用態様図、 第5図は従来例の補助シート1を正面側からみた斜視
図、 第6図は同背面側からみた斜視図、 第7図は同脚部25及びこれが取り付けられる本体部9
の部分の分解斜視図、 第8,9図は同補助シート1の使用態様図。 1,40…補助シート、 3…拘束手段、 9,41…本体部、 25,51…脚部、 21,23,44,45…平坦部、 31…車両シート、 33…座部、 58,59…平面。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】幼児等の拘束手段と、 車両のシートへ取り付けられる本体部であって、底面に
    角度の異なる第1,第2平坦部を有する本体部と、 前記本体部に対し、2つの安定位置を選択可能に取り付
    けられる脚部であって、第1,第2平面を有する脚部
    と、 からなり、 前記脚部が一方の安定位置を選択して前記本体部に取り
    付けられた場合、前記脚部の前記第1平面が前記本体部
    の前記第1平坦部とともに平坦な同一仮想平面を形成
    し、一方、 前記脚部が他方の安定位置を選択して前記本体部に取り
    付けられた場合、前記脚部の前記第2平面が前記本体部
    の前記第2平坦部とともに他の平坦な同一仮想平面を形
    成するようになり、 前記脚部の安定位置の選択により、前記シートに対する
    前記本体部の取付角度を変更できる ことを特徴とする補助シート。
  2. 【請求項2】実用新案登録請求の範囲第1項において、 前記本体部の前記第1,第2平坦部は、連続して形成さ
    れ、 前記本体部は、背部当接部を有するとともに、該背部当
    接部と前記第2平坦部とをつなぐつなぎ部分を有し、 前記第2平坦部および前記背部当接部には、それぞれ切
    欠きが形成され、 前記つなぎ部分には、枢着穴が形成され、 一方、前記脚部は、前記つなぎ部分と対向する対向面を
    有し、該対向面には、前記枢着穴に枢着される枢着突起
    が形成され、また、前記脚部は、前記第2平坦部または
    背部当接部に選択的に対向する傾斜面を有し、該傾斜面
    には、前記切欠きに選択的に係合される係合突起が形成
    され、 前記傾斜面が前記第2平坦部と対向するように前記脚部
    が前記本体部に取り付けられたとき、前記第1平坦部と
    前記第1平面部とが前記平坦な同一仮想平面を形成し、
    一方、前記傾斜面が前記背部当接部と対向するように前
    記脚部が前記本体部に取り付けられたとき、前記第2平
    坦部と前記第2平面とが前記他の平坦な同一仮想平面を
    形成する ことを特徴とする補助シート。
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JPH0347244U JPH0347244U (ja) 1991-05-01
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