JP3393330B2 - ベルト連結用留め具 - Google Patents
ベルト連結用留め具Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は鞄、袋物、カメラ等
各種の携帯品(以下「携帯品」という)に用いられてい
るベルトを連結するために使用するベルト連結用留め具
に関する。
各種の携帯品(以下「携帯品」という)に用いられてい
るベルトを連結するために使用するベルト連結用留め具
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、携帯品のベルトに用いられて
いるベルト連結用留め具は、例えば実開平6ー1955
3号公報に開示されているように、操作板の操作部の押
圧操作でバネに抗して掛止具の掛止が解除されるベルト
連結用留め具の、前記掛止具の後端縁部に穴を穿設して
形成した軸杆部を、回動用軸子に形成した開口に遊嵌し
て、回動用軸子に対し掛止具を起倒自在にするとととも
に、前記回動用軸子を取り付け板に対し回動自在に枢着
した構成として、ベルト挿通枠とベルトとの局部的な摺
接を軽減し、ベルトの耐久性を向上させるとともに、ベ
ルトの捩れや、携帯品からベルトを引き離そうとする力
の作用を吸収緩和している。
いるベルト連結用留め具は、例えば実開平6ー1955
3号公報に開示されているように、操作板の操作部の押
圧操作でバネに抗して掛止具の掛止が解除されるベルト
連結用留め具の、前記掛止具の後端縁部に穴を穿設して
形成した軸杆部を、回動用軸子に形成した開口に遊嵌し
て、回動用軸子に対し掛止具を起倒自在にするとととも
に、前記回動用軸子を取り付け板に対し回動自在に枢着
した構成として、ベルト挿通枠とベルトとの局部的な摺
接を軽減し、ベルトの耐久性を向上させるとともに、ベ
ルトの捩れや、携帯品からベルトを引き離そうとする力
の作用を吸収緩和している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
ベルト連結用留め具はベルトが携帯品に対して回動自在
に取り付けられれているものの、実際にベルトを肩等に
掛けて使用している際には、枢支部分は捩れを除去する
方向には回動しないため、ベルトの捩れを除去すること
ができず、その一方で、携帯品を持ち上げ、あるいは肩
から下ろす際にベルト連結用留め具が不用意に回転し、
ベルトに捩じれが生じる場合があった。
ベルト連結用留め具はベルトが携帯品に対して回動自在
に取り付けられれているものの、実際にベルトを肩等に
掛けて使用している際には、枢支部分は捩れを除去する
方向には回動しないため、ベルトの捩れを除去すること
ができず、その一方で、携帯品を持ち上げ、あるいは肩
から下ろす際にベルト連結用留め具が不用意に回転し、
ベルトに捩じれが生じる場合があった。
【0004】また携帯品にベルトを装着するか否かは使
用者の任意であり、ベルトが不要の場合はベルト連結用
留め具の掛止具と操作部の掛合を解除して取り外せばよ
いが、掛止具は携帯品に固定されているため取り外すこ
とができず、邪魔になり、携帯品の外観体裁を損ねてい
た。
用者の任意であり、ベルトが不要の場合はベルト連結用
留め具の掛止具と操作部の掛合を解除して取り外せばよ
いが、掛止具は携帯品に固定されているため取り外すこ
とができず、邪魔になり、携帯品の外観体裁を損ねてい
た。
【0005】そこで本発明は、ベルト挿通枠とベルトと
の局部的な摺接を軽減し、ベルトの耐久性を向上させる
とともに、ベルト連結用留め具の回動に制限を加えてベ
ルトの捩れを生じないようにし、ベルトが不要の場合で
も携帯品に固定された部分が邪魔にならず、外観体裁の
良好なベルト連結用留め具を提供することを課題とす
る。
の局部的な摺接を軽減し、ベルトの耐久性を向上させる
とともに、ベルト連結用留め具の回動に制限を加えてベ
ルトの捩れを生じないようにし、ベルトが不要の場合で
も携帯品に固定された部分が邪魔にならず、外観体裁の
良好なベルト連結用留め具を提供することを課題とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するためになされたものであって、留め具本体と掛止体
及び被冠体から構成される熱可塑性合成樹脂製のベルト
連結用留め具であって、留め具本体には、携帯品への固
定手段を具備させ、貫入孔と軸掛止孔を連通して穿設す
るとともに、掛止体には表面にベルト挿通枠を具備さ
せ、掛止体の裏面には前記軸掛止孔に揺動自在に掛止
し、且つ離脱防止手段により不用意な離脱が回避される
掛止軸を立設するとともに、揺動規制突起を突設し、且
つ留め具本体に前記揺動規制突起の揺動軌跡に対応する
形状の規制凹部を形成して、掛止体を揺動した際に、掛
止体の揺動を所定の角度以下に規制するように、前記揺
動規制突起が規制凹部の周壁の一部に当接するように
し、被冠体は掛止基体と同様の外形輪郭形状を有し、該
被冠体の裏面には前記軸掛止孔に掛止し、且つ離脱防止
手段により不用意な離脱が回避される掛止軸を立設する
とともに揺動規制突起は留め具本体の規制凹部の周壁に
当接して被冠体の揺動を阻止し、留め具本体に対して掛
止体または被冠体が選択的に使用されるベルト連結用留
め具を基本とする。
するためになされたものであって、留め具本体と掛止体
及び被冠体から構成される熱可塑性合成樹脂製のベルト
連結用留め具であって、留め具本体には、携帯品への固
定手段を具備させ、貫入孔と軸掛止孔を連通して穿設す
るとともに、掛止体には表面にベルト挿通枠を具備さ
せ、掛止体の裏面には前記軸掛止孔に揺動自在に掛止
し、且つ離脱防止手段により不用意な離脱が回避される
掛止軸を立設するとともに、揺動規制突起を突設し、且
つ留め具本体に前記揺動規制突起の揺動軌跡に対応する
形状の規制凹部を形成して、掛止体を揺動した際に、掛
止体の揺動を所定の角度以下に規制するように、前記揺
動規制突起が規制凹部の周壁の一部に当接するように
し、被冠体は掛止基体と同様の外形輪郭形状を有し、該
被冠体の裏面には前記軸掛止孔に掛止し、且つ離脱防止
手段により不用意な離脱が回避される掛止軸を立設する
とともに揺動規制突起は留め具本体の規制凹部の周壁に
当接して被冠体の揺動を阻止し、留め具本体に対して掛
止体または被冠体が選択的に使用されるベルト連結用留
め具を基本とする。
【0007】
また、掛止基体及び被冠体の外形輪郭形状
が掛止軸を中心とする円形であり、留め具本体の下方に
ロックカバーが起倒自在に枢支され、カバー部の上部
に、掛止基体の形状に対応した支持縁を形成し、ロック
カバーを留め具本体に重着することにより、ロックカバ
ーの支持縁が留め具本体に掛止した状態での掛止基体又
は被冠体の外周を支持して、掛止体又は被冠体と留め具
本体の離脱を防止するようにしてもよい。
が掛止軸を中心とする円形であり、留め具本体の下方に
ロックカバーが起倒自在に枢支され、カバー部の上部
に、掛止基体の形状に対応した支持縁を形成し、ロック
カバーを留め具本体に重着することにより、ロックカバ
ーの支持縁が留め具本体に掛止した状態での掛止基体又
は被冠体の外周を支持して、掛止体又は被冠体と留め具
本体の離脱を防止するようにしてもよい。
【0008】
【発明の実施の形態及び実施例】(実施例1)
本発明の実施例1に係るポリアセタール樹脂製のベルト
連結用留め具を図を用いて説明すると、図1は係止体
(1) の平面図とAーA断面図、図2は留め具本体(2) の
平面図とBーB断面図、図3はロックカバー(4) の平面
図とC矢視図、図4はベルト連結用留め具の平面図とD
ーD断面図、図5は被冠体(5) の平面図とEーE断面
図、図6は被冠体(5) を留め具本体(2) に掛止した状態
の平面図とFーF断面図であって、携帯品に取り付けら
れる留め具本体(2) 、該留め具本体(2) に取り付けられ
るロックカバー(4) 、ベルト(S) の両端に取り付けられ
て留め具本体(2) に着脱自在に掛着される掛止体(1) 及
び被冠体(5) とから構成される。
連結用留め具を図を用いて説明すると、図1は係止体
(1) の平面図とAーA断面図、図2は留め具本体(2) の
平面図とBーB断面図、図3はロックカバー(4) の平面
図とC矢視図、図4はベルト連結用留め具の平面図とD
ーD断面図、図5は被冠体(5) の平面図とEーE断面
図、図6は被冠体(5) を留め具本体(2) に掛止した状態
の平面図とFーF断面図であって、携帯品に取り付けら
れる留め具本体(2) 、該留め具本体(2) に取り付けられ
るロックカバー(4) 、ベルト(S) の両端に取り付けられ
て留め具本体(2) に着脱自在に掛着される掛止体(1) 及
び被冠体(5) とから構成される。
【0009】
まず掛止体(1) は、円盤形状の掛止基体(1
1)と、ベルト挿通枠(3) から構成され、掛止基体(11)の
表面には、前記ベルト挿通枠(3) を枢支する支持部(15)
を形成し、枠体(31)に一体に形成される枢支脚(32)を有
する前記ベルト挿通枠(31)を該支持部(15)に枢着すると
ともに、前記掛止基体(11)の裏面の中心上に、先端部に
掛止縁(13)を周設した掛止軸(12)を立設し、且つ同じ裏
面の縁部であって、前記ベルト挿通枠(31)と直交し前記
掛止軸(12)を通る線上に後記留め具本体(2) の規制凹部
(27)に嵌る揺動規制突起(14)を突設する。
1)と、ベルト挿通枠(3) から構成され、掛止基体(11)の
表面には、前記ベルト挿通枠(3) を枢支する支持部(15)
を形成し、枠体(31)に一体に形成される枢支脚(32)を有
する前記ベルト挿通枠(31)を該支持部(15)に枢着すると
ともに、前記掛止基体(11)の裏面の中心上に、先端部に
掛止縁(13)を周設した掛止軸(12)を立設し、且つ同じ裏
面の縁部であって、前記ベルト挿通枠(31)と直交し前記
掛止軸(12)を通る線上に後記留め具本体(2) の規制凹部
(27)に嵌る揺動規制突起(14)を突設する。
【0010】
次に留め具本体(2) は、上方が前記掛止基
体(11)に対応する円弧状で、下方が角形の板部材であ
り、前記留め具本体(2) にロックカバー(4) が枢支して
いる。前記留め具本体(2) の両側縁には携帯品への固定
手段として表面側にザグリ(26)を形成した透孔(25)を穿
設しており、携帯品に固定する場合は加締ピンを用いた
加締手段等により固定する。
体(11)に対応する円弧状で、下方が角形の板部材であ
り、前記留め具本体(2) にロックカバー(4) が枢支して
いる。前記留め具本体(2) の両側縁には携帯品への固定
手段として表面側にザグリ(26)を形成した透孔(25)を穿
設しており、携帯品に固定する場合は加締ピンを用いた
加締手段等により固定する。
【0011】
また、留め具本体(2) の左右対称軸線とな
る中心線上に前記掛止基体(11)の掛止軸(12)に形成した
掛止縁(13)が貫入され得る直径を有する貫入孔(22)、及
びその上方に軸掛止孔(23)を互いに連通するように穿設
して長円孔を形成するとともに、該軸掛止孔(23)の内面
であって留め具本体(2) の裏面側に、前記掛止軸(12)が
遊嵌され得る空間(28)を確保して掛止鍔(24)を周設し、
掛止鍔(24)と掛止縁(13)が当接することにより掛止体
(1) の抜脱を防止する。
る中心線上に前記掛止基体(11)の掛止軸(12)に形成した
掛止縁(13)が貫入され得る直径を有する貫入孔(22)、及
びその上方に軸掛止孔(23)を互いに連通するように穿設
して長円孔を形成するとともに、該軸掛止孔(23)の内面
であって留め具本体(2) の裏面側に、前記掛止軸(12)が
遊嵌され得る空間(28)を確保して掛止鍔(24)を周設し、
掛止鍔(24)と掛止縁(13)が当接することにより掛止体
(1) の抜脱を防止する。
【0012】
さらに留め具本体(2) の表面であって前記
貫入孔(22)の下方に、前記掛止体(1) に形成した揺動規
制突起(14)が嵌る規制凹部(27)を形成する。規制凹部(2
7)の形状は、留め具本体(2) の貫入孔(22)に嵌った掛止
軸(12)の軸掛止孔(23)への移動、及び軸掛止孔(23)に嵌
った掛止軸(12)を中心として左右対称軸線の左右に各4
5度以内での揺動を妨げない形状であり、且つ掛止体
(1) が左右各45度揺動した際には前記揺動規制突起(1
4)が規制凹部(27)の周壁に当接してそれ以上の揺動を阻
止する形状である。
貫入孔(22)の下方に、前記掛止体(1) に形成した揺動規
制突起(14)が嵌る規制凹部(27)を形成する。規制凹部(2
7)の形状は、留め具本体(2) の貫入孔(22)に嵌った掛止
軸(12)の軸掛止孔(23)への移動、及び軸掛止孔(23)に嵌
った掛止軸(12)を中心として左右対称軸線の左右に各4
5度以内での揺動を妨げない形状であり、且つ掛止体
(1) が左右各45度揺動した際には前記揺動規制突起(1
4)が規制凹部(27)の周壁に当接してそれ以上の揺動を阻
止する形状である。
【0013】
そして、上記留め具本体(2) に重着して留
め具本体(2) の下方を覆うカバー部(41)に一体に形成さ
れる腕部(43)が留め具本体(2) の下方の両側に枢支され
ており、前記カバー部(41)の上部には、掛止基体(11)の
形状に対応した支持縁(42)を形成し、ロックカバー(4)
を留め具本体(2) に重着した際に、留め具本体(2) に掛
止した状態での掛止基体(11)の外周に対して、支持縁(4
2)と掛止体(1) の間に僅かな間隙を確保して支持する。
これにより、掛止体(1) は軸掛止孔(23)に掛止された状
態における揺動が確保されるとともに、使用中における
掛止体(1) の下方へのズレを阻止し、掛止軸(12)が貫入
孔(22)より抜脱することを防止する。
め具本体(2) の下方を覆うカバー部(41)に一体に形成さ
れる腕部(43)が留め具本体(2) の下方の両側に枢支され
ており、前記カバー部(41)の上部には、掛止基体(11)の
形状に対応した支持縁(42)を形成し、ロックカバー(4)
を留め具本体(2) に重着した際に、留め具本体(2) に掛
止した状態での掛止基体(11)の外周に対して、支持縁(4
2)と掛止体(1) の間に僅かな間隙を確保して支持する。
これにより、掛止体(1) は軸掛止孔(23)に掛止された状
態における揺動が確保されるとともに、使用中における
掛止体(1) の下方へのズレを阻止し、掛止軸(12)が貫入
孔(22)より抜脱することを防止する。
【0014】
被冠体(5) はポリアセタール樹脂を用いた
一体成形手段により形成される円盤形状の被冠基体(51)
と、該被冠基体(51)の裏面の中心上に、先端部に掛止縁
(13)を周設した掛止軸(12)を立設するとともに、掛止軸
(12)を立設した面の縁部に、留め具本体(2) の規制凹部
(27)に嵌り、且つ被冠体(5) を留め具本体(2) に掛止し
た際に規制凹部(27)の周壁部に当接する揺動規制突起(1
4)を二か所に突設する構成である。
一体成形手段により形成される円盤形状の被冠基体(51)
と、該被冠基体(51)の裏面の中心上に、先端部に掛止縁
(13)を周設した掛止軸(12)を立設するとともに、掛止軸
(12)を立設した面の縁部に、留め具本体(2) の規制凹部
(27)に嵌り、且つ被冠体(5) を留め具本体(2) に掛止し
た際に規制凹部(27)の周壁部に当接する揺動規制突起(1
4)を二か所に突設する構成である。
【0015】
上記被冠体(5) は、留め具本体(2) に対し
て掛止体(1) と選択的に使用するものであり、留め具本
体(2) と掛止体(1) を離脱して、ベルト(S) を装着せず
に携帯品を使用する場合において、掛止体(1) の代わり
に被冠体(5) を留め具本体(2) に掛止することにより、
留め具本体(2) の固定部等の露出部分を隠蔽して留め具
本体(2) や携帯品の外観体裁を向上することができる。
て掛止体(1) と選択的に使用するものであり、留め具本
体(2) と掛止体(1) を離脱して、ベルト(S) を装着せず
に携帯品を使用する場合において、掛止体(1) の代わり
に被冠体(5) を留め具本体(2) に掛止することにより、
留め具本体(2) の固定部等の露出部分を隠蔽して留め具
本体(2) や携帯品の外観体裁を向上することができる。
【0016】
また、留め具本体(2) に被冠体(5) を掛止
した場合に前記揺動規制突起(14)が留め具本体(2) の規
制凹部(27)の周壁に当接して被冠体(5) の揺動を阻止す
ることから、被冠体(5) の不用意な回動や、被冠体(5)
が斜めに取り付くことを防止して外観体裁を向上するこ
とができる。
した場合に前記揺動規制突起(14)が留め具本体(2) の規
制凹部(27)の周壁に当接して被冠体(5) の揺動を阻止す
ることから、被冠体(5) の不用意な回動や、被冠体(5)
が斜めに取り付くことを防止して外観体裁を向上するこ
とができる。
【0017】
また、留め具本体(2) と掛止体(1) あるい
は被冠体(5) の不用意な離脱を防止する離脱防止手段と
して、軸掛止孔(23)と貫入孔(22)が連通する部分に、掛
止体(1) の掛止軸(12)よりやや細い空間を有する首部を
形成し、掛止軸(12)及び首部の弾性変形によって掛止軸
(12)は軸掛止孔(23)に移動され、不用意に貫入孔(22)の
位置まで移動することがないようにしてもよい。
は被冠体(5) の不用意な離脱を防止する離脱防止手段と
して、軸掛止孔(23)と貫入孔(22)が連通する部分に、掛
止体(1) の掛止軸(12)よりやや細い空間を有する首部を
形成し、掛止軸(12)及び首部の弾性変形によって掛止軸
(12)は軸掛止孔(23)に移動され、不用意に貫入孔(22)の
位置まで移動することがないようにしてもよい。
【0018】
以上説明した本発明に係るベルト連結用留
め具は上記実施例に限定されるものではなく、使用対象
物となる携帯品に適応させて形状や寸法を変更するこ
と、あるいは、掛止体(1) の揺動角度の変更ができ、ベ
ルト連結用留め具の材質としてポリアセタール樹脂のほ
か同程度の硬度と耐久性を有する各種の熱可塑性合成樹
脂素材を用いることができることはいうまでもない。
め具は上記実施例に限定されるものではなく、使用対象
物となる携帯品に適応させて形状や寸法を変更するこ
と、あるいは、掛止体(1) の揺動角度の変更ができ、ベ
ルト連結用留め具の材質としてポリアセタール樹脂のほ
か同程度の硬度と耐久性を有する各種の熱可塑性合成樹
脂素材を用いることができることはいうまでもない。
【0019】
【発明の効果】掛止体(1) の裏面に揺動規制突起(14)を
突設し、且つ留め具本体(2) に前記揺動規制突起(14)の
揺動軌跡に対応する形状の規制凹部(27)を形成して、掛
止体(1) を揺動した際に、掛止体(1) の揺動を所定の角
度以下に規制するように前記揺動規制突起(14)が規制凹
部(27)の周壁の一部に当接するようにしたため、ベルト
(S) が携帯品に対して所定の角度以内で揺動自在に取り
付けられ、ベルト挿通枠(31)とベルト(S) とが平均的に
摺接して局部的な摩耗を防止する一方で、ベルト連結用
留め具が不用意に回転することを防止し、ベルト(S) に
捩じれを発生させない。
突設し、且つ留め具本体(2) に前記揺動規制突起(14)の
揺動軌跡に対応する形状の規制凹部(27)を形成して、掛
止体(1) を揺動した際に、掛止体(1) の揺動を所定の角
度以下に規制するように前記揺動規制突起(14)が規制凹
部(27)の周壁の一部に当接するようにしたため、ベルト
(S) が携帯品に対して所定の角度以内で揺動自在に取り
付けられ、ベルト挿通枠(31)とベルト(S) とが平均的に
摺接して局部的な摩耗を防止する一方で、ベルト連結用
留め具が不用意に回転することを防止し、ベルト(S) に
捩じれを発生させない。
【0020】
ベルト(S) が不要の場合にベルト連結用留
め具の掛止体(1) と留め具本体(2)の掛合を解除した場
合でも、留め具本体(2) は薄く、邪魔になる部分が少な
いとともに、被冠体(5) を掛止することにより取り付け
部等の露出が少なくなり、さらに外観体裁を向上するこ
とができる。
め具の掛止体(1) と留め具本体(2)の掛合を解除した場
合でも、留め具本体(2) は薄く、邪魔になる部分が少な
いとともに、被冠体(5) を掛止することにより取り付け
部等の露出が少なくなり、さらに外観体裁を向上するこ
とができる。
【0021】
以上により、ベルト挿通枠(3) とベルト
(S) との局部的な摺接を軽減し、ベルト(S) の耐久性を
向上させるとともに、ベルト連結用留め具の回動に制限
を加えてベルト(S) の捩れを生じないようにし、ベルト
(S) が不要の場合でも携帯品に固定された部分が邪魔に
ならず、外観体裁の良好なベルト連結用留め具を提供す
ることができる。
(S) との局部的な摺接を軽減し、ベルト(S) の耐久性を
向上させるとともに、ベルト連結用留め具の回動に制限
を加えてベルト(S) の捩れを生じないようにし、ベルト
(S) が不要の場合でも携帯品に固定された部分が邪魔に
ならず、外観体裁の良好なベルト連結用留め具を提供す
ることができる。
【図1】係止体の平面図とAーA断面図である。
【図2】留め具本体の平面図とBーB断面図である。
【図3】ロックカバーの平面図とC矢視図である。
【図4】ベルト連結用留め具の平面図とDーD断面図で
ある。
ある。
【図5】被冠体の平面図とEーE断面図である。
【図6】被冠体を留め具本体に掛止した状態の平面図と
FーF断面図である。
FーF断面図である。
(1) 掛止体
(2) 留め具本体
(3) ベルト挿通枠
(4) ロックカバー
(5) 被冠体
(12) 掛止軸
(14) 揺動規制突起
(22) 貫入孔
(23) 軸掛止孔
(27) 規制凹部
(41) カバー部
(42) 支持縁
(S) ベルト
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 実開 昭61−25823(JP,U)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
A45C 13/30
Claims (2)
- 【請求項1】 留め具本体(2) と掛止体(1) 及び被冠体
(5) から構成される熱可塑性合成樹脂製のベルト連結用
留め具であって、 留め具本体(2) には、携帯品への固定手段を具備させ、
貫入孔(22)と軸掛止孔(23)を連通して穿設するととも
に、 掛止体(1) には表面にベルト挿通枠(3) を具備させ、掛
止体(1) の裏面には前記軸掛止孔(23)に揺動自在に掛止
し、且つ離脱防止手段により不用意な離脱が回避される
掛止軸(12)を立設するとともに、揺動規制突起(14)を突
設し、且つ留め具本体(2) に前記揺動規制突起(14)の揺
動軌跡に対応する形状の規制凹部(27)を形成して、掛止
体(1) を揺動した際に、掛止体(1) の揺動を所定の角度
以下に規制するように、前記揺動規制突起(14)が規制凹
部(27)の周壁の一部に当接するようにし、 被冠体(5) は掛止基体(11)と同様の外形輪郭形状を有
し、該被冠体(5) の裏面には前記軸掛止孔(23)に掛止
し、且つ離脱防止手段により不用意な離脱が回避される
掛止軸(12)を立設するとともに揺動規制突起(14)は留め
具本体(2) の規制凹部(27)の周壁に当接して被冠体(5)
の揺動を阻止し、留め具本体(2) に対して掛止体(1) ま
たは被冠体(5) が選択的に使用されることを特徴とする
ベルト連結用留め具。 - 【請求項2】 掛止基体(11)及び被冠体(5) の外形輪郭
形状が掛止軸(12)を中心とする円形であり、留め具本体
(2) の下方にロックカバー(4) が起倒自在に枢支され、
カバー部(41)の上部に、掛止基体(11)の形状に対応した
支持縁(42)を形成し、ロックカバー(4) を留め具本体
(2) に重着することにより、ロックカバー(4) の支持縁
(42)が留め具本体(2) に掛止した状態での掛止基体(11)
又は被冠体(5) の外周を支持して、掛止体(1) 又は被冠
体(5) と留め具本体(2) の離脱を防止することを特徴と
する請求項1記載のベルト連結用留め具。
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JP20932698A JP3393330B2 (ja) | 1998-07-24 | 1998-07-24 | ベルト連結用留め具 |
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JP20932698A JP3393330B2 (ja) | 1998-07-24 | 1998-07-24 | ベルト連結用留め具 |
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Family Applications (1)
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JP20932698A Expired - Fee Related JP3393330B2 (ja) | 1998-07-24 | 1998-07-24 | ベルト連結用留め具 |
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- 1998-07-24 JP JP20932698A patent/JP3393330B2/ja not_active Expired - Fee Related
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US9924780B2 (en) | 2012-09-05 | 2018-03-27 | Sol Park | Bag having adjustable shoulder strap, shoulder strap assembly and pivotally connecting device used for the same |
KR101333818B1 (ko) * | 2012-09-28 | 2013-12-02 | 박솔 | 어깨띠 조절형 가방 및 그에 사용되는 선회 연결 어셈블리 |
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