JPH0678746B2 - スタ−タ - Google Patents

スタ−タ

Info

Publication number
JPH0678746B2
JPH0678746B2 JP62018038A JP1803887A JPH0678746B2 JP H0678746 B2 JPH0678746 B2 JP H0678746B2 JP 62018038 A JP62018038 A JP 62018038A JP 1803887 A JP1803887 A JP 1803887A JP H0678746 B2 JPH0678746 B2 JP H0678746B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
snap ring
output shaft
pinion
stop collar
fitted
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP62018038A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63186964A (ja
Inventor
和也 篠崎
若原  康行
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NipponDenso Co Ltd filed Critical NipponDenso Co Ltd
Priority to JP62018038A priority Critical patent/JPH0678746B2/ja
Publication of JPS63186964A publication Critical patent/JPS63186964A/ja
Publication of JPH0678746B2 publication Critical patent/JPH0678746B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
  • Snaps, Bayonet Connections, Set Pins, And Snap Rings (AREA)
  • General Details Of Gearings (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はピニオンの前進移動規制手段を改良したスター
タに関する。
[従来の技術] スタータは、通電されるとマグネットスイッチまたはヘ
リカルスプラインの作用で、電動機の出力軸(アーマチ
ュアシャフト)に沿って、ピニオンが前方向に付勢され
飛出し、エンジン側のリングギヤに噛合し、出力軸の回
転力が伝達される。このとき前進したピニオンの移動規
制、および移動慣性力を吸収するために、出力軸の周溝
に遊嵌されたスナップリングと、これを挟んで2つのス
トップカラーとから成るピニオンの前進規制手段が設け
られている。
従来の前進規制手段は、特開昭59−136568号公報に示さ
れている。これによると、第4図に示す如く、前記2つ
のストップカラー12,13がそれぞれ出力軸4に、スナッ
プリング11の両側に対向し、組合わせて配置され、かつ
組合わせるためにそれぞれ少なくとも1か所以上にスナ
ップリング11の外周部を保持する突起部12a、13aを有す
る構成としていた。
[発明が解決しようとする問題点] 上記構成によると、スタータ駆動後のエンジン振動に応
じてスタータ各部も激しく振動し、各ストップカラーも
それぞれ出力軸上で軸方向に振動した場合、スナップリ
ングから各ストップカラーがはずれ、各ストップカラー
の突起部同志が出力軸の回転時において互いに干渉し、
結果ハウジングに影響を及ぼし、ハウジングの耐久性が
低下するおそれがある。
また、本来ならピニオン7の前進移動による衝撃力が、
スナップリング11を介して出力軸4に伝わり、出力軸4
の質量が加わることにより、軸方向の速度が減速される
ため、ハウジング3に伝わる衝撃力を緩和することがで
きるが、第5図に示す如く、スナップリング11から各ス
トップカラー12、13がはずれ、各ストップカラー12、13
の突起部12a、13a同志が向かい合って当接した場合、各
ストップカラー12、13の間隔が広くなるため、ピニオン
7からの衝撃力が出力軸4に伝わらず、各ストップカラ
ー12、13を介して直接ハウジング3に伝わってしまうた
め、ハウジング3に悪影響を及ぼすことがある。
本発明は上記問題点に鑑み、簡単な構成でスナップリン
グからストップカラーの脱落を確実に防止でき、安全性
と耐久性に優れたスタータを提供することを目的とす
る。
[問題点を解決するための手段] 上記目的達成のため本発明のスタータは、電動機と、該
電動機の先端に取付けられ、電動機の出力軸の先端を軸
支するための軸支部を有するハウジングと、前記出力軸
にヘリカルスプライン嵌合されたピニオンと、前記ピニ
オンの押出し手段と、前記ピニオンの前進規制手段とを
備え、 前記ピニオンの前進規制手段は、前記軸支部と前記ピニ
オンとの間に位置し、前記出力軸上に設けられた周溝
と、該周溝に遊嵌されたスナップリングと、前記スナッ
プリングと前記ピニオンとの間の前記出力軸に外嵌さ
れ、前記スナップリングの外周に沿った凹曲内周面を有
する外套筒部を備え、該外套筒部が前記スナップリング
の外周を保持し、前記スナップリングとともに前記出力
軸上を摺動可能な第一のストップカラーと、 前記スナップリングと軸支部との間の前記出力軸に摺動
自在に外嵌されて、前記スナップリング側の外周部が前
記外套筒部の先端側内周部に入り込む筒部とされ、この
筒部の後端面が前記スナップリングに当接した状態で、
軸方向に前記第一のストップカラーとの間に所定の間隙
を有するように設けられた第二のストップカラーとから
なる構成を採用した。
[作用および発明の効果] 上記構成のように、第一のストップカラーに形成された
スナップリングの外周に沿った凹曲内周面が前記スナッ
プリングの遠心力による拡径方向の変位を抑え、かつ第
二のストップカラーとともに前記スナップリングの軸方
向の振動を防止するため、安定したスナップリングの保
持ができ、スナップリングからストップカラーがはずれ
ることを防止できる。
さらに、それぞれのストップカラーのスナップリング外
周を保持する部分が互いに干渉することがないため、従
来のように第一と第二のストップカラーの形状が同一で
突起部が向い合って組合わされた場合に、スナップリン
グの振動によって生ずる突起部同志の干渉、及びその結
果生ずるハウジングへの悪影響等の解消が計れる。
[実施例] 以下本発明の実施例を図面を参照しながら説明する。
第1図において、スタータAは電動機1と、該電動機1
に並設されたマグネットスイッチ2と、これらをその共
端において一体に保持するアルミニュウム合金製の腕状
ハウジング3を備え、電動機1の出力軸4は、その先端
においてハウジング3の軸支部30で軸受けメタル40を介
して回転自在、及び摺動可能に支持されている。
出力軸4にはヘリカルスプライン嵌合された段付筒形状
を持つ一方向クラッチ5が設けられ、該一方向クラッチ
5のスリーブ部6と一体にピニオン7が形成され、出力
軸4にブッシュ50を介して外嵌されている。さらに前記
一方向クラッチ5の筒状径小部において、回動可能なシ
フトレバー8に連結され、該シフトレバー8の他端は前
記マグネットスイッチ2のプランジャー9に連結されて
いる。
出力軸4には、前記ピニオン7の前進を、該ピニオン7
がリングギヤに十分噛合う位置に停止させるための前進
移動規制手段20が設けられている。
この前進移動規制手段20は、ハウジング軸支部30とピニ
オン7との間に設けられた周溝10に、スナップリング11
が遊嵌され、該スナップリング11を挟んでピニオン7側
にピニオン7の軸方向の前進移動規制を行うため第一の
ストップカラー12が出力軸4に外嵌され、ハウジング3
側にピニオン7から伝わった衝撃力による出力軸4の軸
方向移動の規制のため第二のストップカラー13が、出力
軸4に摺動自在に外嵌されている。
また第一のストップカラー12は、出力軸4の回転時にス
ナップリング11に生ずる遠心力による拡径方向の変位を
抑えると共に、スタータ駆動後のエンジン振動に伴うス
タータ各部の振動によるスナップリング11の軸方向の振
動を防止するために、スナップリング11の外周に沿った
凹曲内周面12cを有する外套筒部12aを備え、前記スナッ
プリング11を保持し、 第二のストップカラー13は、スナップリング11側の外周
部が第一のストップカラー12の外套筒部12aの先端側内
周部に入り込む筒部13cとされ、この筒部13cの後端面13
a(図2の右端面)がスナップリング11に当接した状態
で、軸方向4に第一のストップカラー12との間に所定の
間隙を有するように設けられている。
次に上記実施例の動作について第1図および第2図に基
づいて説明する。
スタータスイッチを入れることによりマグネットスイッ
チ2が通電され、該マグネットスイッチ2に吸引力が生
じ、プランジャー9に連結されたシフトレバー8が吸引
され回動すると共に、該シフトレバー8の他端に連結さ
れた一方向クラッチ5を介してヘリカルスプラインの作
用によりピニオン7が押出され、エンジン側のリングギ
ヤに噛み合わされる。
同時に電動機1に通電されることにより、該電動機1の
出力軸4が回転され、その回転が前記ピニオン7を介し
てリングギヤに伝達されエンジンを始動させることにな
る。
このとき、上記ヘリカルスプラインの作用により、ピニ
オン7の端面7aがピニオン自身の軸方向移動により第一
のストップカラー12のピニオン側端面12bに当たるが、
ここで第一のストップカラー12はスナップリング11を保
持しているため、ピニオン7の移動によるストップカラ
ー12の衝撃力はそのままスナップリング11に伝わる。ス
ナップリング11は出力軸4の周溝10に遊嵌されているた
め、上記スナップリング11が上記周溝10のハウジング3
側の縁に当接することにより移動が規制され、結果ピニ
オン7の軸方向移動が規制される。
また第一のストップカラー12の、前記スナップリング11
の外周に沿った凹曲内周面12cによって、前記スナップ
リング11の遠心力による拡径方向の変位を抑えるととも
に、軸方向の振動も防止している。
さらに上記スナップリング11が出力軸4の周溝10により
軸方向の移動が規制されているために、前記ピニオン7
からの衝撃力がスナップリング11を介して出力軸4に伝
わり、そのまま該出力軸4が慣性移動することになる
が、上記スナップリング11が第二のストップカラー13の
後端面13aに当接し、また第二のストップカラー13のハ
ウジング側端面13bがハウジング端面3aに当接すること
により、それぞれ移動が規制され、結果、出力軸4の軸
方向移動が規制されることになる。
このとき第二のストップカラー13の後端面13aが前記ス
ナップリング11に当接していることにより、上記スナッ
プリング11の軸方向の振動を防止することになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のスタータの実施例を示す断面図、第2
図は上記実施例の要部断面図、第3図は本発明における
第一のストップカラーと第二のストップカラー、及びス
ナップリングの斜視図、第4図、第5図は従来スタータ
の要部断面図である。 図中 A……スタータ、1……電動機、2……マグネッ
トスイッチ、3……ハウジング、4……出力軸、7……
ピニオン、10……周溝、11……スナップリング、12……
第一のストップカラー、12a……第一のストップカラー
の外套筒部、12c……第一のストップカラーの凹曲内周
面、13……第二のストップカラー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電動機と、 該電動機の先端に取り付けられ、前記電動機の出力軸の
    先端を軸支するための軸支部を有するハウジングと、 前記出力軸にヘリカルスプライン嵌合されたピニオン
    と、 前記ピニオンの押出し手段と、 前記ピニオンの前進規制手段とを備え、 前記ピニオンの前進規制手段は、 前記軸支部と前記ピニオンとの間に位置し、前記出力軸
    上に設けられた周溝と、 該周溝に遊嵌されたスナップリングと、 前記スナップリングと前記ピニオンとの間の前記出力軸
    に外嵌され、前記スナップリングの外周に沿った凹曲内
    周面を有する外套筒部を備え、蓋外套筒部が前記スナッ
    プリングの外周を保持し、前記スナップリングとともに
    前記出力軸上を摺動可能な第一のストップカラーと、 前記スナップリングと前記軸支部との間の前記出力軸に
    摺動自在に外嵌されて、前記スナップリング側の外周部
    が前記第一のストップカラーの外套筒部の先端側内周部
    に入り込む筒部とされ、この筒部の前記スナップリング
    側端面が前記スナップリングに当接した状態で、軸方向
    に前記第一のストップカラーとの間に所定の間隙を有す
    るように設けられた第二のストップカラーとからなるこ
    とを特徴とするスタータ。
JP62018038A 1987-01-28 1987-01-28 スタ−タ Expired - Fee Related JPH0678746B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62018038A JPH0678746B2 (ja) 1987-01-28 1987-01-28 スタ−タ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62018038A JPH0678746B2 (ja) 1987-01-28 1987-01-28 スタ−タ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63186964A JPS63186964A (ja) 1988-08-02
JPH0678746B2 true JPH0678746B2 (ja) 1994-10-05

Family

ID=11960506

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62018038A Expired - Fee Related JPH0678746B2 (ja) 1987-01-28 1987-01-28 スタ−タ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0678746B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007125614A (ja) * 2005-10-05 2007-05-24 Denso Corp 環状部品の製造方法及びその製造方法によって製造された環状部品

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100420627B1 (ko) * 2001-01-09 2004-03-02 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 스타터
JP5267602B2 (ja) * 2011-03-16 2013-08-21 三菱電機株式会社 スタータ
JP5887914B2 (ja) * 2011-12-26 2016-03-16 株式会社デンソー スタータ
EP3473845B1 (en) * 2017-10-20 2022-05-04 Mahle International GmbH Starter for an internal combustion engine

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS545987U (ja) * 1977-06-16 1979-01-16
JPS5853859U (ja) * 1981-10-09 1983-04-12 株式会社日立製作所 ピニオンストツパ部の摩耗防止機構
JPS59136568A (ja) * 1983-01-27 1984-08-06 Nippon Denso Co Ltd スタ−タ

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
特許庁編「特許からみた機械要素便覧(軸・軸受け・ばね・緩衝」(昭57−2−1)P.952−955

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007125614A (ja) * 2005-10-05 2007-05-24 Denso Corp 環状部品の製造方法及びその製造方法によって製造された環状部品

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63186964A (ja) 1988-08-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0633743B2 (ja) 同軸形スタ−タ装置
US5197342A (en) Pinion stopper for starter
JPH0741893Y2 (ja) 中間歯車付始動電動機
JPH0678746B2 (ja) スタ−タ
JPH10271759A (ja) エンジン始動装置
JPH086664B2 (ja) 中間歯車型スタータ
JP2515607Y2 (ja) 中間歯車付始動電動機
US5540110A (en) Starter motor pinion stopper placement
JP3763448B2 (ja) 始動電動機
JP3750896B2 (ja) 始動電動機
JPH025758A (ja) 始動電動機
JP2003214304A (ja) スタータ
JPH02233870A (ja) スタータ装置
JP2628069B2 (ja) 慣性飛込式始動電動機のピニオン構造
JPH02188674A (ja) スタータ装置
JP2518380B2 (ja) 始動電動機
JPH0262704B2 (ja)
JPH0623743Y2 (ja) スタータモータ装置
JPH0234463Y2 (ja)
JP3760956B2 (ja) スタータ
JP2604465B2 (ja) スタータ
JPH0660615B2 (ja) 慣性飛込式スタ−タ
JPH0213155B2 (ja)
JPH0631592B2 (ja) スタ−タ
JPH0735770B2 (ja) スタ−タ

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees