JPH086664B2 - 中間歯車型スタータ - Google Patents
中間歯車型スタータInfo
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- JPH086664B2 JPH086664B2 JP2290470A JP29047090A JPH086664B2 JP H086664 B2 JPH086664 B2 JP H086664B2 JP 2290470 A JP2290470 A JP 2290470A JP 29047090 A JP29047090 A JP 29047090A JP H086664 B2 JPH086664 B2 JP H086664B2
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- Japan
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- intermediate gear
- overrunning clutch
- shaft
- gear
- clutch
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- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02N—STARTING OF COMBUSTION ENGINES; STARTING AIDS FOR SUCH ENGINES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F02N11/00—Starting of engines by means of electric motors
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02N—STARTING OF COMBUSTION ENGINES; STARTING AIDS FOR SUCH ENGINES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F02N15/00—Other power-operated starting apparatus; Component parts, details, or accessories, not provided for in, or of interest apart from groups F02N5/00 - F02N13/00
- F02N15/02—Gearing between starting-engines and started engines; Engagement or disengagement thereof
- F02N15/04—Gearing between starting-engines and started engines; Engagement or disengagement thereof the gearing including disengaging toothed gears
- F02N15/043—Gearing between starting-engines and started engines; Engagement or disengagement thereof the gearing including disengaging toothed gears the gearing including a speed reducer
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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- Y10T74/13—Machine starters
- Y10T74/131—Automatic
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- Y10T74/13—Machine starters
- Y10T74/131—Automatic
- Y10T74/134—Clutch connection
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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- Y10T74/131—Automatic
- Y10T74/137—Reduction gearing
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
- Mechanical Operated Clutches (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、電動機系ピニオンと内燃機関のリングギ
アとに同時噛合する中間歯車を有する中間歯車型スター
タに関するものである。
アとに同時噛合する中間歯車を有する中間歯車型スター
タに関するものである。
第6図および第7図は例えば実開昭58−84369号公報
に示された従来の中間歯車型スタータを示す図であり、
第6図は要部の軸方向断面図、第7図は移送環の係合部
分を示す断面図である。図において、(1)は直流電動
機で、電機子(2)から電機子回転軸(3)が前方(図
では右側)に延長されている。(5)は直流電動機
(1)を結合した前ブラケットで、スリーブ軸受(6)
を介して回転軸(3)の前端部を支持している。
に示された従来の中間歯車型スタータを示す図であり、
第6図は要部の軸方向断面図、第7図は移送環の係合部
分を示す断面図である。図において、(1)は直流電動
機で、電機子(2)から電機子回転軸(3)が前方(図
では右側)に延長されている。(5)は直流電動機
(1)を結合した前ブラケットで、スリーブ軸受(6)
を介して回転軸(3)の前端部を支持している。
(7)は回転軸(3)に装着されて軸方向に摺動自在
に支持されたオーバランニングクラッチで、次のように
構成されている。(8)は回転軸(3)の外周部のヘリ
カルスプライン(4)にかみ合い回転伝達されるクラッ
チアウタ、(9)はクラッチアウタ(8)にローラ(1
0)を介して一方向に回転が伝えられるクラッチインナ
で、スリーブ軸受(17)を介して回転軸(3)に支持さ
れている。クラッチインナ(9)の前端部にはピニオン
(11)が一体に形成されている。(12)は当板(13)を
介してクラッチアウタ(8)にかしめ付け固着されたク
ラッチカバー、(14)はクラッチアウタ(8)に取付け
られた係止環で、クラッチアウタ(8)の段付部との間
に係合溝(15)を形成している。(16)はクラッチアウ
タ(8)の内周部に固着された偏心規制環である。
に支持されたオーバランニングクラッチで、次のように
構成されている。(8)は回転軸(3)の外周部のヘリ
カルスプライン(4)にかみ合い回転伝達されるクラッ
チアウタ、(9)はクラッチアウタ(8)にローラ(1
0)を介して一方向に回転が伝えられるクラッチインナ
で、スリーブ軸受(17)を介して回転軸(3)に支持さ
れている。クラッチインナ(9)の前端部にはピニオン
(11)が一体に形成されている。(12)は当板(13)を
介してクラッチアウタ(8)にかしめ付け固着されたク
ラッチカバー、(14)はクラッチアウタ(8)に取付け
られた係止環で、クラッチアウタ(8)の段付部との間
に係合溝(15)を形成している。(16)はクラッチアウ
タ(8)の内周部に固着された偏心規制環である。
(20)は二またになつた先端部が係合溝(15)に係合
されたシフトレバーで、中間の支点部が受け板(21)に
支持されている。受け板(21)は電動機(1)の継鉄に
取付けられたグロメット(22)に緩衝ばね(23)を介し
て受けられている。シフトレバー(20)は電動機(1)
上に取付けられた電磁スイッチのプランジャ(図示せ
ず)の先端部に他端部が連結されかつ支点部を中心とし
て回動される。
されたシフトレバーで、中間の支点部が受け板(21)に
支持されている。受け板(21)は電動機(1)の継鉄に
取付けられたグロメット(22)に緩衝ばね(23)を介し
て受けられている。シフトレバー(20)は電動機(1)
上に取付けられた電磁スイッチのプランジャ(図示せ
ず)の先端部に他端部が連結されかつ支点部を中心とし
て回動される。
(24)は回転軸(3)と平行に前ブラケット(5)に
固定された中間軸、(25)はグロメット、(26)は内周
部に固定されたスリーブ軸受(28)を介して中間軸(2
4)に支持された中間歯車で、ボス部(26a)の外周に環
状溝(27)が形成されている。(29)はクラッチカバー
(12)の外周に固着された移送環で、半径方向の環状突
出部(29a)が設けられて環状溝(27)に係合してい
る。
固定された中間軸、(25)はグロメット、(26)は内周
部に固定されたスリーブ軸受(28)を介して中間軸(2
4)に支持された中間歯車で、ボス部(26a)の外周に環
状溝(27)が形成されている。(29)はクラッチカバー
(12)の外周に固着された移送環で、半径方向の環状突
出部(29a)が設けられて環状溝(27)に係合してい
る。
なお、移送環(29)の環状突出部(29a)と中間歯車
(26)の環状溝(27)との係合状態は第7図に示すとお
りである。
(26)の環状溝(27)との係合状態は第7図に示すとお
りである。
次に動作を説明する。
電磁スイッチの励磁コイル(図示せず)に通電する
と、プランジャが吸引されてシフトレバー(20)を反時
計方向に回動させる。これにより、オーバランニングク
ラッチ(7)が前進移動(A方向)され、回転軸(3)
に取付けられてあるストッパ(18)に受止められる。オ
ーバランニングクラッチ(7)の移動で、移送環(29)
を介して中間歯車(26)が中間軸(24)上を前進移動さ
れ、内燃機関のリングギア(30)にかみ合う。ついで、
電磁スイッチの固定接点が閉成され、直流電動機(1)
の回路に通電され電機子(2)が回転を始め、回転軸
(3)の回転がオーバランニングクラッチ(7)、ピニ
オン(11)、中間歯車(26)を介して伝達され、リング
ギア(30)を回転させ内燃機関が始動される。
と、プランジャが吸引されてシフトレバー(20)を反時
計方向に回動させる。これにより、オーバランニングク
ラッチ(7)が前進移動(A方向)され、回転軸(3)
に取付けられてあるストッパ(18)に受止められる。オ
ーバランニングクラッチ(7)の移動で、移送環(29)
を介して中間歯車(26)が中間軸(24)上を前進移動さ
れ、内燃機関のリングギア(30)にかみ合う。ついで、
電磁スイッチの固定接点が閉成され、直流電動機(1)
の回路に通電され電機子(2)が回転を始め、回転軸
(3)の回転がオーバランニングクラッチ(7)、ピニ
オン(11)、中間歯車(26)を介して伝達され、リング
ギア(30)を回転させ内燃機関が始動される。
上記のような従来の中間歯車型スタータでは、中間歯
車(26)をオーバランニングクラッチ(7)に連動移動
させるのに、オーバランニングクラッチ(7)は移送環
(29)を固着したものにしなければならないという問題
点があつた。また、移送環(29)の環状突出部(29a)
と中間歯車(26)の環状溝(27)との軸方向の係合は、
環状溝(27)の上部側にあつて移動力が加わり、中間歯
車(26)にモーメントが作用し軸方向移動に円滑を欠く
という問題点があつた。さらに、防塵、防錆、防水に対
して従来装置にカバーを取付けようとした場合、カバ
ー、取付ボルトその他の部品とさらに部品点数が増えて
しまうという問題点があつた。
車(26)をオーバランニングクラッチ(7)に連動移動
させるのに、オーバランニングクラッチ(7)は移送環
(29)を固着したものにしなければならないという問題
点があつた。また、移送環(29)の環状突出部(29a)
と中間歯車(26)の環状溝(27)との軸方向の係合は、
環状溝(27)の上部側にあつて移動力が加わり、中間歯
車(26)にモーメントが作用し軸方向移動に円滑を欠く
という問題点があつた。さらに、防塵、防錆、防水に対
して従来装置にカバーを取付けようとした場合、カバ
ー、取付ボルトその他の部品とさらに部品点数が増えて
しまうという問題点があつた。
この発明はかかる問題点を解決するためになされたも
ので、オーバランニングクラッチが部品固着加工するこ
となく使用でき、中間歯車の幅方向移動が円滑にでき、
かつ中間歯車の組立体が装置組立後容易に組込めるよう
にした中間歯車型スタータを得ることを目的とする。
ので、オーバランニングクラッチが部品固着加工するこ
となく使用でき、中間歯車の幅方向移動が円滑にでき、
かつ中間歯車の組立体が装置組立後容易に組込めるよう
にした中間歯車型スタータを得ることを目的とする。
上記目的を達成するために、この発明に係る中間歯車
型スタータは、中間軸に中間歯車と共に摺動するように
挿着されかつオーバランニングクラッチに係合する係止
部と内燃機関側開口を塞ぐカバー部とを有する移動連結
体を備え、この移動連結体によりオーバランニングクラ
ッチと中間歯車との軸方向係合を行うようにしたもので
ある。
型スタータは、中間軸に中間歯車と共に摺動するように
挿着されかつオーバランニングクラッチに係合する係止
部と内燃機関側開口を塞ぐカバー部とを有する移動連結
体を備え、この移動連結体によりオーバランニングクラ
ッチと中間歯車との軸方向係合を行うようにしたもので
ある。
この発明においては、係止部とカバー部とを移動連結
体として一体的に形成できるので、中間歯車とオーバラ
ンニングクラッチとを軸方向に係合させるための特殊加
工が不要になると共に、カバーの取付手段も不要にな
る。
体として一体的に形成できるので、中間歯車とオーバラ
ンニングクラッチとを軸方向に係合させるための特殊加
工が不要になると共に、カバーの取付手段も不要にな
る。
この発明の一実施例を第1図〜第5図について説明す
る。第1図は要部破断の側面図、第2図は第1図の要部
下面図、第3図は中間歯車が前方へ移動した状態を示す
第2図と同じ図、第4図は第1図の線IV−IVの断面図、
第5図は移動連結体を示す斜視図であり、前記従来のも
のと同一または相当部分には同一符号を付して説明を省
略する。図において、(31)は前端部外周にピニオンか
らなる太陽歯車(32)が形成される電機子回転軸、(3
3)は前ブラケット(5)に取り付けられた電磁スイッ
チで、プランジャ(34)の前端部にシフトレバー(20)
の上端部を連結していて、中間の支点部(20a)を中心
に回動させる。(35)は前ブラケット(5)にはめられ
てシフトレバー(20)の支点部(20a)を受けるゴム材
からなるグロメットである。
る。第1図は要部破断の側面図、第2図は第1図の要部
下面図、第3図は中間歯車が前方へ移動した状態を示す
第2図と同じ図、第4図は第1図の線IV−IVの断面図、
第5図は移動連結体を示す斜視図であり、前記従来のも
のと同一または相当部分には同一符号を付して説明を省
略する。図において、(31)は前端部外周にピニオンか
らなる太陽歯車(32)が形成される電機子回転軸、(3
3)は前ブラケット(5)に取り付けられた電磁スイッ
チで、プランジャ(34)の前端部にシフトレバー(20)
の上端部を連結していて、中間の支点部(20a)を中心
に回動させる。(35)は前ブラケット(5)にはめられ
てシフトレバー(20)の支点部(20a)を受けるゴム材
からなるグロメットである。
(36)は遊星歯車減速装置で次のように構成されてい
る。(37)は前ブラケット(5)内に固定された内歯枠
で、内周に内歯歯車(38)が形成されている。(39)は
太陽歯車(32)に噛合して自転すると共に公転する複数
の遊星歯車で、出力軸(40)に形成された支持ピン(4
1)に軸受(図示せず)を介して支持されている。これ
により、出力軸(40)が遊星歯車(39)による公転で減
速回転される。出力軸(40)は後端部が軸受(42)を介
して内歯枠(37)に支持されかつ前端部がスリーブ軸受
(43)を介して前ブラケット(5)に支持されており、
後端寄りに外周にヘリカルスプライン(図示せず)が形
成されている。電機子回転軸(31)の前端部は軸受(4
4)を介して出力軸(40)の後持穴部に支持され、軸方
向には鋼球(45)が介在されている。
る。(37)は前ブラケット(5)内に固定された内歯枠
で、内周に内歯歯車(38)が形成されている。(39)は
太陽歯車(32)に噛合して自転すると共に公転する複数
の遊星歯車で、出力軸(40)に形成された支持ピン(4
1)に軸受(図示せず)を介して支持されている。これ
により、出力軸(40)が遊星歯車(39)による公転で減
速回転される。出力軸(40)は後端部が軸受(42)を介
して内歯枠(37)に支持されかつ前端部がスリーブ軸受
(43)を介して前ブラケット(5)に支持されており、
後端寄りに外周にヘリカルスプライン(図示せず)が形
成されている。電機子回転軸(31)の前端部は軸受(4
4)を介して出力軸(40)の後持穴部に支持され、軸方
向には鋼球(45)が介在されている。
(46)は中間軸(24)に回転可能および摺動可能に支
持された中間歯車、(47)は中間歯車(46)のボス部
(46a)外周に緩く挿入されかつ止め輪(48)により抜
け止めされた移動連結体で、ボス部(47a)から円弧状
係止部(47b)とカバー部(47c)とヘラ部(47d)とが
突出した状態で設けられ、機械的強度の大きい合成樹脂
材料により一体成形されている。この移動連結体(47)
は金属材であつてもよい。この移動連結体(47)の円弧
状係止部(47b)はオーバランニングクラッチ(7)の
係合溝(15)内に下方から差し込まれ、シフトレバー
(20)の二またの先端部に対向すると共にコニカルスプ
リングワッシャ(49)によりスラスト方向にガタつかな
いように押圧されている。またカバー部(47c)は両端
側に突起(50)を有し、これを前ブラケット(5)の取
付面(5a)の両溝(51)に係合されてスライドする。こ
の突起(50)の溝(51)とはラビリンス構造になつてい
る。カバー部(47c)の寸法はa<b,a<cとしてある。
よつてこのカバー部(47c)によりエンジン側開口部(5
2)の開口面積を最小にでき、水などの浸入を防止でき
る。さらにヘラ部(47d)は先端に切欠き(53)を有し
これを利用してピニオン(11)とクラッチカバー(12)
との間に挿入する。これにより中間歯車(46)の静止位
置でのクラッチ部、スイッチ部及びモーター部への水な
どの浸入を少なくする。この切欠き(53)はなくてもよ
い。ボス部(47a)の前端(54)は中間歯車(46)の凹
溝(55)内に挿入すると共に前端(54)と凹溝(55)と
はラビリンス構造になつている。
持された中間歯車、(47)は中間歯車(46)のボス部
(46a)外周に緩く挿入されかつ止め輪(48)により抜
け止めされた移動連結体で、ボス部(47a)から円弧状
係止部(47b)とカバー部(47c)とヘラ部(47d)とが
突出した状態で設けられ、機械的強度の大きい合成樹脂
材料により一体成形されている。この移動連結体(47)
は金属材であつてもよい。この移動連結体(47)の円弧
状係止部(47b)はオーバランニングクラッチ(7)の
係合溝(15)内に下方から差し込まれ、シフトレバー
(20)の二またの先端部に対向すると共にコニカルスプ
リングワッシャ(49)によりスラスト方向にガタつかな
いように押圧されている。またカバー部(47c)は両端
側に突起(50)を有し、これを前ブラケット(5)の取
付面(5a)の両溝(51)に係合されてスライドする。こ
の突起(50)の溝(51)とはラビリンス構造になつてい
る。カバー部(47c)の寸法はa<b,a<cとしてある。
よつてこのカバー部(47c)によりエンジン側開口部(5
2)の開口面積を最小にでき、水などの浸入を防止でき
る。さらにヘラ部(47d)は先端に切欠き(53)を有し
これを利用してピニオン(11)とクラッチカバー(12)
との間に挿入する。これにより中間歯車(46)の静止位
置でのクラッチ部、スイッチ部及びモーター部への水な
どの浸入を少なくする。この切欠き(53)はなくてもよ
い。ボス部(47a)の前端(54)は中間歯車(46)の凹
溝(55)内に挿入すると共に前端(54)と凹溝(55)と
はラビリンス構造になつている。
なお、オーバランニングクラッチ(7)は出力軸(4
0)に装着されている。
0)に装着されている。
中間歯車(46)はボス部(46a)の外周に移動連結体
(47)のボス部(47a)がはめられており、シフトレバ
ー(20)の回動でオーバランニングクラッチ(7)が軸
方向に移動され、移動連結体(47)が連動して中間歯車
(46)を移動させるが、中間歯車(46)にはモーメント
が作用せず円滑に移動される。
(47)のボス部(47a)がはめられており、シフトレバ
ー(20)の回動でオーバランニングクラッチ(7)が軸
方向に移動され、移動連結体(47)が連動して中間歯車
(46)を移動させるが、中間歯車(46)にはモーメント
が作用せず円滑に移動される。
電磁スイッチ(33)の通電付勢によりシフトレバー
(20)が反時計方向に回動され、オーバランニングクラ
ッチ(7)を前進移動させ、これに移動連結体(47)が
連動し中間歯車(46)を前進移動させ、リングギア(図
示せず)にかみ合わさせる。同時に、電磁スイッチ(3
3)の固定接点(図示せず)が閉成され、直流電動機
(1)の回路に通電させ電機子回転軸(31)を回転させ
る。これにより、電機子回転軸(31)の回転が遊星歯車
減速装置(36)により減速され、出力軸(40)を減速回
転させ、オーバランニングクラッチ(7)および中間歯
車(46)を介してリングギアを回転させ、内燃機関を始
動させる。
(20)が反時計方向に回動され、オーバランニングクラ
ッチ(7)を前進移動させ、これに移動連結体(47)が
連動し中間歯車(46)を前進移動させ、リングギア(図
示せず)にかみ合わさせる。同時に、電磁スイッチ(3
3)の固定接点(図示せず)が閉成され、直流電動機
(1)の回路に通電させ電機子回転軸(31)を回転させ
る。これにより、電機子回転軸(31)の回転が遊星歯車
減速装置(36)により減速され、出力軸(40)を減速回
転させ、オーバランニングクラッチ(7)および中間歯
車(46)を介してリングギアを回転させ、内燃機関を始
動させる。
なお、上記実施例では遊星歯車減速装置(36)を介在
させた場合を示したが、従来装置のように電機子回転軸
を前ブラケット前端部まで延長して遊星歯車減速装置を
除いた場合にも適用できるものである。
させた場合を示したが、従来装置のように電機子回転軸
を前ブラケット前端部まで延長して遊星歯車減速装置を
除いた場合にも適用できるものである。
また、より完全な防錆対策仕様としてシャフトにメッ
キ(例えばクロムメッキ)を施したり、ピニオンと中間
歯車の内径先端にオイルシールを施すこともよい。
キ(例えばクロムメッキ)を施したり、ピニオンと中間
歯車の内径先端にオイルシールを施すこともよい。
以上のように、この発明によれば既製の一般的なオー
バランニングクラッチが部品固着加工することなく使用
でき、中間歯車の軸方向移動が円滑にでき、また移動連
結体にカバー部が一体構成されるのでカバー取付のため
の部品点数が減少し、中間歯車の組立体が装置組立後容
易に組み込め、さらにエンジン部からの水などの浸入も
最少にできるなどの効果が得られる。
バランニングクラッチが部品固着加工することなく使用
でき、中間歯車の軸方向移動が円滑にでき、また移動連
結体にカバー部が一体構成されるのでカバー取付のため
の部品点数が減少し、中間歯車の組立体が装置組立後容
易に組み込め、さらにエンジン部からの水などの浸入も
最少にできるなどの効果が得られる。
第1図はこの発明の一実施例を示す要部破断の側面図、
第2図は第1図の要部下面図、第3図は中間歯車が前方
へ移動した状態を示す第2図と同じ図、第4図は第1図
の線IV−IVの断面図、第5図は移動連結体を示す斜視
図、第6図は従来のものを示す要部の軸方向断面図、第
7図は移送環の係合部分を示す断面図である。 図において、(4)はヘリカルスプライン、(7)はオ
ーバランニングクラッチ、(11)はピニオン、(24)は
中間軸、(40)は出力軸、(46)は中間歯車、(47)は
移動連結体、(47b)は移動連結体の係止部、(47c)は
移動連結体のカバー部、(52)は内燃機関側開口を示
す。 なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。
第2図は第1図の要部下面図、第3図は中間歯車が前方
へ移動した状態を示す第2図と同じ図、第4図は第1図
の線IV−IVの断面図、第5図は移動連結体を示す斜視
図、第6図は従来のものを示す要部の軸方向断面図、第
7図は移送環の係合部分を示す断面図である。 図において、(4)はヘリカルスプライン、(7)はオ
ーバランニングクラッチ、(11)はピニオン、(24)は
中間軸、(40)は出力軸、(46)は中間歯車、(47)は
移動連結体、(47b)は移動連結体の係止部、(47c)は
移動連結体のカバー部、(52)は内燃機関側開口を示
す。 なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。
Claims (1)
- 【請求項1】出力軸に形成されたヘリカルスプラインに
係合して摺動可能に嵌装されたオーバランニングクラッ
チと、このオーバランニングクラッチによつて一方向に
のみ回転されるピニオンと、前記出力軸と平行に配設さ
れる中間軸と、この中間軸に摺動可能に担持されかつ前
記ピニオンからの回転を内燃機関のリングギアに伝達す
る中間歯車とを備えた中間歯車型スタータにおいて、 前記中間軸に前記中間歯車と共に摺動するように挿着さ
れかつ前記オーバランニングクラッチに係合する係止部
と内燃機関側開口を塞ぐカバー部とを有する移動連結体
を備え、 この移動連結体により前記オーバランニングクラッチと
中間歯車との軸方向係合を行うようにしたことを特徴と
する中間歯車型スタータ。
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