JP3750896B2 - 始動電動機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、エンジンを始動する始動電動機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図3は従来の始動電動機を示す部分断面図、図4は従来の始動電動機を示す背面図である。
図3および図4において、始動電動機は、回転力を発生する始動モータ3と、この始動モータ3の回転を減速して出力する遊星減速装置5、遊星減速装置5の出力軸4に嵌合するオーバーランニングクラッチ6、このオーバーランニングクラッチ6と一体に出力軸4上を摺動可能に設けられたピニオン7、始動モータ3への通電を制御するとともに、シフトレバー10を介してオーバーランニングクラッチ6と一体にピニオン7をエンジンのリングギヤ8側へ付勢する電磁スイッチ9等から構成されている。
【0003】
始動モータ3は、底部を有する円筒形状に形成され、外枠と磁気回路を兼ねるヨーク11、このヨーク11の内周面に周方向に等間隔で配設される永久磁石12、この永久磁石12の内周に配されるアマーチャ13、アマーチャ13の回転軸14に装着された整流子15、この整流子15に摺接するように配設されたブラシ17等から構成される。そして、リヤブラケット2がヨーク11の後端外周に嵌合されてヨーク11に結合されて、回転軸14の後端を支承している。また、フロントブラケット1がヨーク11の前端外周に嵌合されてヨーク11に結合されている。
ブラシ17は、アマーチャ13の後端側に設けられた整流子15の径方向外側に配置され、ブラシホルダ16に摺動可能な状態で保持されて、ブラシスプリング46により常に整流子15に付勢されている。
遊星減速装置5は、回転軸14の前端に装着され、その出力軸4がフロントブラケット1に支承されている。オーバーランニングクラッチ6は、軸方向の移動が可能で、かつ、回転運動が伝達されるように出力軸4に装着されている。シフトレバー10は、その中間の支点部10aを中心として回動可能に取り付けられ、その一端10bがオーバーランニングクラッチ6に係合され、他端10cが始動モータ3上方に取り付けられた電磁スイッチ9のプランジャ20に連結されている。また、パッキン18がシフトレバー10の支点部10aを支持するようにフロントブラケット1に嵌め込まれている。
【0004】
電磁スイッチ9は、始動モータ3および遊星減速装置5の外周に位置し、その中心軸が出力軸4と略平行に配されている。この電磁スイッチ9は、通電を受けて磁力を発生するスイッチコイル21、このスイッチコイル21の外周を覆って磁気回路の一部を構成するフレーム22、スイッチコイル21の内周の後端側に配されて磁気回路の一部を構成するコア23、スイッチコイル21の内周に軸方向に摺動自在に配されたプランジャ20、コア23とプランジャ20との間に配設されてプランジャ20を常時前方へ付勢するリターンスプリング24、プランジャ20の内周に軸方向に摺動自在に配されたフック25、コア23の軸心位置に軸方向に摺動自在に配されたロッド26、ロッド26の後端に取り付けられて始動モータ3への通電回路を開閉する可動接点27、可動接点27に相対して配されて外部配線との接続を行う一対の固定接点28等により構成されている。
フック25は、レバーばね29により常時後方に付勢されている。そして、フック25のプランジャ20からの延出端に設けられた係合部25aがシフトレバー10の他端10cに係合している。また、ロッド26は、スプリング(図示せず)により常時前方に付勢されている。さらに、ストッパ31がプランジャ20の開放端に取り付けられてレバーばね29の抜けを阻止している。
【0005】
つぎに、このように構成された従来の始動電動機の動作について説明する。
キースイッチ(図示せず)を閉じると、電流がスイッチコイル21に流れ、プランジャ20がスイッチコイル21の発生する磁力を受けてコア23に吸引される。これにより、プランジャ20は、リターンスプリング24の付勢力に抗して後方(図3中矢印Aの方向)に移動する。このプランジャ20の移動に伴って、フック25が後方側に移動する。そして、係合部25aがシフトレバー10の他端10cに係合し、シフトレバー10が支点部10aを回動中心として図3中反時計回りに回動する。このシフトレバー10の回動によりオーバーランニングクラッチ6が押圧され、オーバーランニングクラッチ6とピニオン7とが一体となって出力軸4上を前方(図3中矢印Bの方向)に移動する。ピニオン7の端面がリングギヤ8の端面に当接した時点で、オーバーランニングクラッチ6とピニオン7との移動は止まるが、プランジャ20は、レバーばね29を圧縮させながらさらに吸引されて移動し、ロッド26に当接する。そして、可動接点27が固定接点28に当接すると、プランジャ20は、スプリング30を圧縮させながら更にロッド26を押圧しつつ移動し、プランジャ20の端面がコア23の端面に到達した時点で移動を停止する。
【0006】
可動接点27が一対の固定接点28に当接すると、電流がリード線32、ブラシ17および整流子15を介してアマーチャ13に流れ、アマーチャ13が回転する。アマーチャ13の回転トルクが遊星減速装置5を介して出力軸4に伝達され、出力軸4が回転する。この時、アマーチャ13の回転は、遊星減速装置5により減速さて出力軸4に伝達される。
この出力軸4の回転に伴ってピニオン7も回転し、ピニオン7のリングギヤ8に対する当接位置が噛み合い可能な位置までずれると、レバーばね29の付勢力によりオーバーランニングクラッチ6とピニオン7とが前方に押し出され、ピニオン7がリングギヤ8に噛み合う。これにより、出力軸4の回転トルクがリングギヤ8に伝達され、エンジンが駆動される。
エンジンが着火された後、キースイッチを切ると、スイッチコイル21への通電が停止される。そこで、プランジャ20がリターンスプリング24の付勢力により前方に戻されて、図3に示される状態となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来の始動電動機は、電磁スイッチ9がその中心軸を出力軸4と略平行にして、始動モータ3および遊星減速装置5の外周に、始動モータ3および遊星減速装置5と所定間隙をもって配設されているので、始動電動機の径方向寸法が大きくなってしまい、車両設計時にエンジンレイアウト上大きな制約を受けてしまうという課題があった。
そこで、始動電動機の径方向寸法を小さくするために、電磁スイッチを扁平化することが考えられるが、この場合、特殊な工作が必要となり、高コスト化が避けられないという課題があった。
【0008】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、始動モータの配置を変更し、径方向寸法の大径化を抑えてエンジンに装着時に周辺の補機類との干渉を防止し、レイアウト性を向上させることができる始動電動機を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る始動電動機は、アマーチャが回転軸に固着されて円筒状のケース内に収納され、整流子が該アマーチャの一端側に位置するように該回転軸に固着されて円筒状のケース内に収納され、かつ、ブラシが該整流子に摺接するように該整流子の外周外側に周方向に複数配されて該ケース内に収納されてなる始動モータと、この始動モータに回転駆動される出力軸と、この出力軸にスプライン結合されたオーバーランニングクラッチと、このオーバーランニングクラッチと一体に上記出力軸上を軸方向に摺動可能に設けられ、上記オーバーランニングクラッチを介して伝達された回転をエンジンのリングギヤに伝達するピニオンと、上記オーバーランニングクラッチと上記ピニオンとを一体的に上記リングギヤの方向に付勢する電磁スイッチとを備えた始動電動機において、上記始動モータは、上記整流子を上記ピニオン側に向けて配置され、上記ケースの上記整流子の径方向外側の外周壁面が上記ブラシ間に入り込む円弧状凹部を形成するように成形され、上記電磁スイッチは、上記円弧状凹部に納められて、上記アマーチャの鉄心部の整流子側端面と上記オーバーランニングクラッチの整流子側端面との間に、上記整流子の径方向外側に、中心軸を上記回転軸と略平行に、かつ、その一部を上記始動モータの外周面より径方向の内側に位置させるように配置されているものである。
【0010】
また、上記回転軸の回転を減速して上記出力軸に伝達する遊星減速装置を備え、上記電磁スイッチが上記整流子および上記遊星減速装置のインターナルギヤの径方向外側に配置されているものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図について説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係る始動電動機を示す部分断面図、図2は図1のII−II矢視断面図である。
図1および図2において、始動電動機は、回転力を発生する始動モータ40と、この始動モータ40の回転を減速して出力する遊星減速装置5、遊星減速装置5の出力軸4に嵌合するオーバーランニングクラッチ6、このオーバーランニングクラッチ6と一体に出力軸4上を摺動可能に設けられたピニオン7、始動モータ40への通電を制御するとともに、シフトレバー10を介してオーバーランニングクラッチ6と一体にピニオン7をエンジンのリングギヤ8側へ付勢する電磁スイッチ9等から構成されている。
【0012】
始動モータ40は、円筒形状に形成され、外枠と磁気回路を兼ねるケースとしてのヨーク41、底部を有する円筒形状に形成され、その開放端をヨーク41の前端外周に嵌合させてヨーク41に結合されたケースとしてのセンターブラケット42、ヨーク41の内周面に周方向に等間隔で配設される永久磁石12、巻線が鉄心に納められてなる鉄心部を有し、この永久磁石12の内周に配されるアマーチャ13、回転軸14のアマーチャ13前端側(図1中右側)に装着された整流子15、この整流子15に摺接するように配設されたブラシ17等から構成される。そして、リヤブラケット2がヨーク41の後端外周に嵌合されてヨーク41に結合されて、回転軸14の後端(図1中左側)を支承している。また、フロントブラケット1がセンターブラケット42の前端外周に嵌合されてセンターブラケット42に結合されている。
ブラシ17は、アマーチャ13の前端側に設けられた整流子15の径方向外側に配置され、ブラシホルダ16に摺動可能な状態で保持されて、ブラシスプリング46により常に整流子15に付勢されている。
整流子15およびブラシホルダ16はセンターブラケット42内に配されている。そして、回転軸14の前端側がセンターブラケット42の底部中央に穿設された開口から延出されている。
【0013】
ここで、ブラシ17は、図2に示されるように、周方向に配列されており、これにより、センターブラケット42内の上部側にブラシ17間の空きスペースが形成される。そして、センターブラケット42の外周壁面の一部が、この空きスペース内に入り込む円弧状凹部を形成するように成形されている。この円弧状凹部は、整流子15の後端側からセンターブラケット42の前端に至るように延設されている。また、切り欠きが、フロントブラケット1の後端側の外周壁面に、センターブラケット42に形成された円弧状凹部に連なるように、形成されている。
【0014】
遊星減速装置5は、回転軸14の前端外周に形成されたサンギヤ43、このサンギヤ43と噛み合う複数の遊星ギヤ44、各遊星ギヤ44と噛み合うインターナルギヤ45とから構成されている。サンギヤ43は、回転軸14と一体に回転することで回転軸14の回転を各遊星ギヤ44に伝達する。遊星ギヤ44は、出力軸4の後端に形成されたアウタ4aに固定されたピン4bを介してアウタ4aに回転自在に支持され、サンギヤ43の回転を受けてサンギヤ43の外周を自転しながら公転する。インターナルギヤ45は、フロントブラケット1に回転規制されている。出力軸4は、その後端が回転軸14の前端に回転自在に嵌合され、前端がフロントブラケット1に支承されている。
オーバーランニングクラッチ6は、軸方向の移動が可能で、かつ、回転運動が伝達されるように出力軸4に装着されている。シフトレバー10は、その中間の支点部10aを中心として回動可能に取り付けられ、その一端10bがオーバーランニングクラッチ6に係合され、他端10cが始動モータ40上方に取り付けられた電磁スイッチ9のプランジャ20に連結されている。また、パッキン18がシフトレバー10の支点部10aを支持するようにフロントブラケット1の切り欠きに嵌め込まれている。
【0015】
電磁スイッチ9は、その下部側がセンターブラケット42に形成された円弧状凹部内に納められて、始動モータ40および遊星減速装置5の外周に位置し、その中心軸が出力軸4と略平行に配されている。この時、電磁スイッチ9の前端側は、フロントブラケット1の切り欠き内にパッキン18を介して納められている。この電磁スイッチ9は、通電を受けて磁力を発生するスイッチコイル21、このスイッチコイル21の外周を覆って磁気回路の一部を構成するフレーム22、スイッチコイル21の内周の後端側に配されて磁気回路の一部を構成するコア23、スイッチコイル21の内周に軸方向に摺動自在に配されたプランジャ20、コア23とプランジャ20との間に配設されてプランジャ20を常時前方へ付勢するリターンスプリング24、プランジャ20の内周に軸方向に摺動自在に配されたフック25、コア23の軸心位置に軸方向に摺動自在に配されたロッド26、ロッド26の後端に取り付けられて始動モータ40への通電回路を開閉する可動接点27、可動接点27に相対して配されて外部配線との接続を行う固定接点28等により構成されている。
フック25は、レバーばね29により常時後方に付勢されている。そして、フック25のプランジャ20からの延出端に設けられた係合部25aがシフトレバー10の他端10cに係合している。また、ロッド26は、スプリング(図示せず)により常時前方に付勢されている。さらに、ストッパ31がプランジャ20の開放端に取り付けられてレバーばね29の抜けを阻止している。
【0016】
このように構成された始動電動機は、図3および図4に示される従来の始動電動機と同様に動作するので、ここではその説明を省略する。
【0017】
このように、この実施の形態1によれば、始動モータ40が整流子15およびブラシ17を遊星減速装置5側に向けて配設されているので、センターブラケット42の外周壁面をブラシ17間に形成される空きスペースに入り込む円弧状凹部を形成するように成形させることができる。そして、電磁スイッチ9の中心軸を回転軸14と略平行にして電磁スイッチ9をこの円弧状凹部内に納めるように配置させているので、電磁スイッチ9の一部が始動モータ40の外周面より径方向の内側に位置し、始動電動機の径方向寸法の小径化が達成される。
従って、本始動電動機をエンジンに装着する際に、始動電動機と周辺の補機類との干渉が発生しにくく、レイアウト性を向上させることができる。
また、ブラシ17間に形成される空きスペースを有効に活用して電磁スイッチ9を配置しているので、軸方向寸法の増大が抑えられ、ピニオン静止位置も従来装置と同様な範囲で設定することができる。このピニオン静止位置とは、始動電動機を作動させていない状態におけるエンジン取付面からピニオン先端までの距離を示す。そして、この距離は、エンジンにより異なることから、より広い範囲に対応できることが有利となる。
また、遊星減速装置5を備えているので、回転軸14が出力軸4と一体化された直動型始動電動機に比べて、始動モータ40の軸方向寸法および径方向寸法を小さくすることができる。
【0018】
実施の形態2.
上記実施の形態1では、回転軸14の回転を出力軸4に伝達する遊星減速装置5を備えた始動電動機に適用するものとしているが、この実施の形態2では、回転軸14の前端側が延設されて出力軸と一体化された直動型の始動電動機に適用するものとしている。
この実施の形態2においても、始動モータ40が整流子15およびブラシ17をオーバーランニングクラッチ6側に向けて配設されている。そこで、センターブラケット42の外周壁面をブラシ17間に形成される空きスペースに入り込む円弧状凹部を形成するように成形させることができる。そして、電磁スイッチ9の中心軸を回転軸14と略平行にして電磁スイッチ9をこの円弧状凹部内に納めるように配置させることにより、電磁スイッチ9の一部が始動モータ40の外周面より径方向の内側に位置し、始動電動機の径方向寸法の小径化が達成されるので、上記実施の形態1と同様の効果を奏する。この時、電磁スイッチ9は、アマーチャ13の鉄心部の整流子側端面とオーバーランニングクラッチ6の整流子側端面との間に配置されている。
【0019】
【発明の効果】
この発明は、以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0020】
この発明によれば、アマーチャが回転軸に固着されて円筒状のケース内に収納され、整流子が該アマーチャの一端側に位置するように該回転軸に固着されて円筒状のケース内に収納され、かつ、ブラシが該整流子に摺接するように該整流子の外周外側に周方向に複数配されて該ケース内に収納されてなる始動モータと、この始動モータに回転駆動される出力軸と、この出力軸にスプライン結合されたオーバーランニングクラッチと、このオーバーランニングクラッチと一体に上記出力軸上を軸方向に摺動可能に設けられ、上記オーバーランニングクラッチを介して伝達された回転をエンジンのリングギヤに伝達するピニオンと、上記オーバーランニングクラッチと上記ピニオンとを一体的に上記リングギヤの方向に付勢する電磁スイッチとを備えた始動電動機において、上記始動モータは、上記整流子を上記ピニオン側に向けて配置され、上記ケースの上記整流子の径方向外側の外周壁面が上記ブラシ間に入り込む円弧状凹部を形成するように成形され、上記電磁スイッチは、上記円弧状凹部に納められて、上記アマーチャの鉄心部の整流子側端面と上記オーバーランニングクラッチの整流子側端面との間に、上記整流子の径方向外側に、中心軸を上記回転軸と略平行に、かつ、その一部を上記始動モータの外周面より径方向の内側に位置させるように配置されているので、径方向寸法の大径化を抑えてエンジンに装着時に周辺の補機類との干渉を防止し、レイアウト性を向上させることができる始動電動機が得られる。
【0021】
また、上記回転軸の回転を減速して上記出力軸に伝達する遊星減速装置を備え、上記電磁スイッチが上記整流子および上記遊星減速装置のインターナルギヤの径方向外側に配置されているので、モータ部の小型化が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係る始動電動機を示す部分断面図である。
【図2】 図1のII−II矢視断面図である。
【図3】 従来の始動電動機を示す部分断面図である。
【図4】 従来の始動電動機を示す背面図である。
【符号の説明】
4 出力軸、5 遊星減速装置、6 オーバーランニングクラッチ、7 ピニオン、8 リングギヤ、9 電磁スイッチ、13 アマーチャ、14 回転軸、17 ブラシ、40 始動モータ、41 ヨーク(ケース)、42 センターブラケット(ケース)、45 インターナルギヤ。

Claims (2)

  1. アマーチャが回転軸に固着されて円筒状のケース内に収納され、整流子が該アマーチャの一端側に位置するように該回転軸に固着されて円筒状のケース内に収納され、かつ、ブラシが該整流子に摺接するように該整流子の外周外側に周方向に複数配されて該ケース内に収納されてなる始動モータと、
    この始動モータに回転駆動される出力軸と、
    この出力軸にスプライン結合されたオーバーランニングクラッチと、
    このオーバーランニングクラッチと一体に上記出力軸上を軸方向に摺動可能に設けられ、上記オーバーランニングクラッチを介して伝達された回転をエンジンのリングギヤに伝達するピニオンと、
    上記オーバーランニングクラッチと上記ピニオンとを一体的に上記リングギヤの方向に付勢する電磁スイッチとを備えた始動電動機において、
    上記始動モータは、上記整流子を上記ピニオン側に向けて配置され、
    上記ケースの上記整流子の径方向外側の外周壁面が上記ブラシ間に入り込む円弧状凹部を形成するように成形され、
    上記電磁スイッチは、上記円弧状凹部に納められて、上記アマーチャの鉄心部の整流子側端面と上記オーバーランニングクラッチの整流子側端面との間に、上記整流子の径方向外側に、中心軸を上記回転軸と略平行に、かつ、その一部を上記始動モータの外周面より径方向の内側に位置させるように配置されていることを特徴とする始動電動機。
  2. 上記回転軸の回転を減速して上記出力軸に伝達する遊星減速装置を備え、上記電磁スイッチが上記整流子および上記遊星減速装置のインターナルギヤの径方向外側に配置されていることを特徴とする請求項1記載の始動電動機。
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