JP2000297729A - 始動電動機 - Google Patents

始動電動機

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JP2000297729A JP11104163A JP10416399A JP2000297729A JP 2000297729 A JP2000297729 A JP 2000297729A JP 11104163 A JP11104163 A JP 11104163A JP 10416399 A JP10416399 A JP 10416399A JP 2000297729 A JP2000297729 A JP 2000297729A
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commutator
starting motor
overrunning clutch
output shaft
electromagnetic switch
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Akira Kuragaki
昭 倉垣
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    • HELECTRICITY
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    • Y10T74/13Machine starters
    • Y10T74/131Automatic
    • Y10T74/132Separate power mesher

Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、径方向寸法の大径化を抑えてエ
ンジンに装着時に周辺の補機類との干渉を防止し、レイ
アウト性を向上させる始動電動機を得る。 【解決手段】 始動モータ40が整流子15をピニオン
7側に向けて配置され、センターブラケット42の整流
子15の径方向外側の外周壁面がブラシ17間に入り込
む円弧状凹部を形成するように成形され、電磁スイッチ
9が該円弧状凹部に納められて、整流子15と遊星減速
装置5との径方向外側に、中心軸を回転軸14と略平行
に、かつ、その一部を始動モータ40の外周面より径方
向の内側に位置させるように配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、エンジンを始動
する始動電動機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の始動電動機を示す部分断面
図、図4は従来の始動電動機を示す背面図である。図3
および図4において、始動電動機は、回転力を発生する
始動モータ3と、この始動モータ3の回転を減速して出
力する遊星減速装置5、遊星減速装置5の出力軸4に嵌
合するオーバーランニングクラッチ6、このオーバーラ
ンニングクラッチ6と一体に出力軸4上を摺動可能に設
けられたピニオン7、始動モータ3への通電を制御する
とともに、シフトレバー10を介してオーバーランニン
グクラッチ6と一体にピニオン7をエンジンのリングギ
ヤ8側へ付勢する電磁スイッチ9等から構成されてい
る。
【0003】始動モータ3は、底部を有する円筒形状に
形成され、外枠と磁気回路を兼ねるヨーク11、このヨ
ーク11の内周面に周方向に等間隔で配設される永久磁
石12、この永久磁石12の内周に配されるアマーチャ
13、アマーチャ13の回転軸14に装着された整流子
15、この整流子15に摺接するように配設されたブラ
シ17等から構成される。そして、リヤブラケット2が
ヨーク11の後端外周に嵌合されてヨーク11に結合さ
れて、回転軸14の後端を支承している。また、フロン
トブラケット1がヨーク11の前端外周に嵌合されてヨ
ーク11に結合されている。ブラシ17は、アマーチャ
13の後端側に設けられた整流子15の径方向外側に配
置され、ブラシホルダ16に摺動可能な状態で保持され
て、ブラシスプリング46により常に整流子15に付勢
されている。遊星減速装置5は、回転軸14の前端に装
着され、その出力軸4がフロントブラケット1に支承さ
れている。オーバーランニングクラッチ6は、軸方向の
移動が可能で、かつ、回転運動が伝達されるように出力
軸4に装着されている。シフトレバー10は、その中間
の支点部10aを中心として回動可能に取り付けられ、
その一端10bがオーバーランニングクラッチ6に係合
され、他端10cが始動モータ3上方に取り付けられた
電磁スイッチ9のプランジャ20に連結されている。ま
た、パッキン18がシフトレバー10の支点部10aを
支持するようにフロントブラケット1に嵌め込まれてい
る。
【0004】電磁スイッチ9は、始動モータ3および遊
星減速装置5の外周に位置し、その中心軸が出力軸4と
略平行に配されている。この電磁スイッチ9は、通電を
受けて磁力を発生するスイッチコイル21、このスイッ
チコイル21の外周を覆って磁気回路の一部を構成する
フレーム22、スイッチコイル21の内周の後端側に配
されて磁気回路の一部を構成するコア23、スイッチコ
イル21の内周に軸方向に摺動自在に配されたプランジ
ャ20、コア23とプランジャ20との間に配設されて
プランジャ20を常時前方へ付勢するリターンスプリン
グ24、プランジャ20の内周に軸方向に摺動自在に配
されたフック25、コア23の軸心位置に軸方向に摺動
自在に配されたロッド26、ロッド26の後端に取り付
けられて始動モータ3への通電回路を開閉する可動接点
27、可動接点27に相対して配されて外部配線との接
続を行う一対の固定接点28等により構成されている。
フック25は、レバーばね29により常時後方に付勢さ
れている。そして、フック25のプランジャ20からの
延出端に設けられた係合部25aがシフトレバー10の
他端10cに係合している。また、ロッド26は、スプ
リング(図示せず)により常時前方に付勢されている。
さらに、ストッパ31がプランジャ20の開放端に取り
付けられてレバーばね29の抜けを阻止している。
【0005】つぎに、このように構成された従来の始動
電動機の動作について説明する。キースイッチ(図示せ
ず)を閉じると、電流がスイッチコイル21に流れ、プ
ランジャ20がスイッチコイル21の発生する磁力を受
けてコア23に吸引される。これにより、プランジャ2
0は、リターンスプリング24の付勢力に抗して後方
(図3中矢印Aの方向)に移動する。このプランジャ2
0の移動に伴って、フック25が後方側に移動する。そ
して、係合部25aがシフトレバー10の他端10cに
係合し、シフトレバー10が支点部10aを回動中心と
して図3中反時計回りに回動する。このシフトレバー1
0の回動によりオーバーランニングクラッチ6が押圧さ
れ、オーバーランニングクラッチ6とピニオン7とが一
体となって出力軸4上を前方(図3中矢印Bの方向)に
移動する。ピニオン7の端面がリングギヤ8の端面に当
接した時点で、オーバーランニングクラッチ6とピニオ
ン7との移動は止まるが、プランジャ20は、レバーば
ね29を圧縮させながらさらに吸引されて移動し、ロッ
ド26に当接する。そして、可動接点27が固定接点2
8に当接すると、プランジャ20は、スプリング30を
圧縮させながら更にロッド26を押圧しつつ移動し、プ
ランジャ20の端面がコア23の端面に到達した時点で
移動を停止する。
【0006】可動接点27が一対の固定接点28に当接
すると、電流がリード線32、ブラシ17および整流子
15を介してアマーチャ13に流れ、アマーチャ13が
回転する。アマーチャ13の回転トルクが遊星減速装置
5を介して出力軸4に伝達され、出力軸4が回転する。
この時、アマーチャ13の回転は、遊星減速装置5によ
り減速さて出力軸4に伝達される。この出力軸4の回転
に伴ってピニオン7も回転し、ピニオン7のリングギヤ
8に対する当接位置が噛み合い可能な位置までずれる
と、レバーばね29の付勢力によりオーバーランニング
クラッチ6とピニオン7とが前方に押し出され、ピニオ
ン7がリングギヤ8に噛み合う。これにより、出力軸4
の回転トルクがリングギヤ8に伝達され、エンジンが駆
動される。エンジンが着火された後、キースイッチを切
ると、スイッチコイル21への通電が停止される。そこ
で、プランジャ20がリターンスプリング24の付勢力
により前方に戻されて、図3に示される状態となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の始
動電動機は、電磁スイッチ9がその中心軸を出力軸4と
略平行にして、始動モータ3および遊星減速装置5の外
周に、始動モータ3および遊星減速装置5と所定間隙を
もって配設されているので、始動電動機の径方向寸法が
大きくなってしまい、車両設計時にエンジンレイアウト
上大きな制約を受けてしまうという課題があった。そこ
で、始動電動機の径方向寸法を小さくするために、電磁
スイッチを扁平化することが考えられるが、この場合、
特殊な工作が必要となり、高コスト化が避けられないと
いう課題があった。
【0008】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたもので、始動モータの配置を変更し、径
方向寸法の大径化を抑えてエンジンに装着時に周辺の補
機類との干渉を防止し、レイアウト性を向上させること
ができる始動電動機を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係る始動電動
機は、アマーチャが回転軸に固着されて円筒状のケース
内に収納され、整流子が該アマーチャの一端側に位置す
るように該回転軸に固着されて円筒状のケース内に収納
され、かつ、ブラシが該整流子に摺接するように該整流
子の外周外側に周方向に複数配されて該ケース内に収納
されてなる始動モータと、この始動モータに回転駆動さ
れる出力軸と、この出力軸にスプライン結合されたオー
バーランニングクラッチと、このオーバーランニングク
ラッチと一体に上記出力軸上を軸方向に摺動可能に設け
られ、上記オーバーランニングクラッチを介して伝達さ
れた回転をエンジンのリングギヤに伝達するピニオン
と、上記オーバーランニングクラッチと上記ピニオンと
を一体的に上記リングギヤの方向に付勢する電磁スイッ
チとを備えた始動電動機において、上記始動モータは、
上記整流子を上記ピニオン側に向けて配置され、上記ケ
ースの上記整流子の径方向外側の外周壁面が上記ブラシ
間に入り込む円弧状凹部を形成するように成形され、上
記電磁スイッチは、上記円弧状凹部に納められて、上記
アマーチャの鉄心部の整流子側端面と上記オーバーラン
ニングクラッチの整流子側端面との間に、上記整流子の
径方向外側に、中心軸を上記回転軸と略平行に、かつ、
その一部を上記始動モータの外周面より径方向の内側に
位置させるように配置されているものである。
【0010】また、上記回転軸の回転を減速して上記出
力軸に伝達する遊星減速装置を備え、上記電磁スイッチ
が上記整流子および上記遊星減速装置のインターナルギ
ヤの径方向外側に配置されているものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
について説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1に係る始
動電動機を示す部分断面図、図2は図1のII−II矢
視断面図である。図1および図2において、始動電動機
は、回転力を発生する始動モータ40と、この始動モー
タ40の回転を減速して出力する遊星減速装置5、遊星
減速装置5の出力軸4に嵌合するオーバーランニングク
ラッチ6、このオーバーランニングクラッチ6と一体に
出力軸4上を摺動可能に設けられたピニオン7、始動モ
ータ40への通電を制御するとともに、シフトレバー1
0を介してオーバーランニングクラッチ6と一体にピニ
オン7をエンジンのリングギヤ8側へ付勢する電磁スイ
ッチ9等から構成されている。
【0012】始動モータ40は、円筒形状に形成され、
外枠と磁気回路を兼ねるケースとしてのヨーク41、底
部を有する円筒形状に形成され、その開放端をヨーク4
1の前端外周に嵌合させてヨーク41に結合されたケー
スとしてのセンターブラケット42、ヨーク41の内周
面に周方向に等間隔で配設される永久磁石12、巻線が
鉄心に納められてなる鉄心部を有し、この永久磁石12
の内周に配されるアマーチャ13、回転軸14のアマー
チャ13前端側(図1中右側)に装着された整流子1
5、この整流子15に摺接するように配設されたブラシ
17等から構成される。そして、リヤブラケット2がヨ
ーク41の後端外周に嵌合されてヨーク41に結合され
て、回転軸14の後端(図1中左側)を支承している。
また、フロントブラケット1がセンターブラケット42
の前端外周に嵌合されてセンターブラケット42に結合
されている。ブラシ17は、アマーチャ13の前端側に
設けられた整流子15の径方向外側に配置され、ブラシ
ホルダ16に摺動可能な状態で保持されて、ブラシスプ
リング46により常に整流子15に付勢されている。整
流子15およびブラシホルダ16はセンターブラケット
42内に配されている。そして、回転軸14の前端側が
センターブラケット42の底部中央に穿設された開口か
ら延出されている。
【0013】ここで、ブラシ17は、図2に示されるよ
うに、周方向に配列されており、これにより、センター
ブラケット42内の上部側にブラシ17間の空きスペー
スが形成される。そして、センターブラケット42の外
周壁面の一部が、この空きスペース内に入り込む円弧状
凹部を形成するように成形されている。この円弧状凹部
は、整流子15の後端側からセンターブラケット42の
前端に至るように延設されている。また、切り欠きが、
フロントブラケット1の後端側の外周壁面に、センター
ブラケット42に形成された円弧状凹部に連なるよう
に、形成されている。
【0014】遊星減速装置5は、回転軸14の前端外周
に形成されたサンギヤ43、このサンギヤ43と噛み合
う複数の遊星ギヤ44、各遊星ギヤ44と噛み合うイン
ターナルギヤ45とから構成されている。サンギヤ43
は、回転軸14と一体に回転することで回転軸14の回
転を各遊星ギヤ44に伝達する。遊星ギヤ44は、出力
軸4の後端に形成されたアウタ4aに固定されたピン4
bを介してアウタ4aに回転自在に支持され、サンギヤ
43の回転を受けてサンギヤ43の外周を自転しながら
公転する。インターナルギヤ45は、フロントブラケッ
ト1に回転規制されている。出力軸4は、その後端が回
転軸14の前端に回転自在に嵌合され、前端がフロント
ブラケット1に支承されている。オーバーランニングク
ラッチ6は、軸方向の移動が可能で、かつ、回転運動が
伝達されるように出力軸4に装着されている。シフトレ
バー10は、その中間の支点部10aを中心として回動
可能に取り付けられ、その一端10bがオーバーランニ
ングクラッチ6に係合され、他端10cが始動モータ3
上方に取り付けられた電磁スイッチ9のプランジャ20
に連結されている。また、パッキン18がシフトレバー
10の支点部10aを支持するようにフロントブラケッ
ト1の切り欠きに嵌め込まれている。
【0015】電磁スイッチ9は、その下部側がセンター
ブラケット42に形成された円弧状凹部内に納められ
て、始動モータ40および遊星減速装置5の外周に位置
し、その中心軸が出力軸4と略平行に配されている。こ
の時、電磁スイッチ9の前端側は、フロントブラケット
1の切り欠き内にパッキン18を介して納められてい
る。この電磁スイッチ9は、通電を受けて磁力を発生す
るスイッチコイル21、このスイッチコイル21の外周
を覆って磁気回路の一部を構成するフレーム22、スイ
ッチコイル21の内周の後端側に配されて磁気回路の一
部を構成するコア23、スイッチコイル21の内周に軸
方向に摺動自在に配されたプランジャ20、コア23と
プランジャ20との間に配設されてプランジャ20を常
時前方へ付勢するリターンスプリング24、プランジャ
20の内周に軸方向に摺動自在に配されたフック25、
コア23の軸心位置に軸方向に摺動自在に配されたロッ
ド26、ロッド26の後端に取り付けられて始動モータ
40への通電回路を開閉する可動接点27、可動接点2
7に相対して配されて外部配線との接続を行う固定接点
28等により構成されている。フック25は、レバーば
ね29により常時後方に付勢されている。そして、フッ
ク25のプランジャ20からの延出端に設けられた係合
部25aがシフトレバー10の他端10cに係合してい
る。また、ロッド26は、スプリング(図示せず)によ
り常時前方に付勢されている。さらに、ストッパ31が
プランジャ20の開放端に取り付けられてレバーばね2
9の抜けを阻止している。
【0016】このように構成された始動電動機は、図3
および図4に示される従来の始動電動機と同様に動作す
るので、ここではその説明を省略する。
【0017】このように、この実施の形態1によれば、
始動モータ40が整流子15およびブラシ17を遊星減
速装置5側に向けて配設されているので、センターブラ
ケット42の外周壁面をブラシ17間に形成される空き
スペースに入り込む円弧状凹部を形成するように成形さ
せることができる。そして、電磁スイッチ9の中心軸を
回転軸14と略平行にして電磁スイッチ9をこの円弧状
凹部内に納めるように配置させているので、電磁スイッ
チ9の一部が始動モータ40の外周面より径方向の内側
に位置し、始動電動機の径方向寸法の小径化が達成され
る。従って、本始動電動機をエンジンに装着する際に、
始動電動機と周辺の補機類との干渉が発生しにくく、レ
イアウト性を向上させることができる。また、ブラシ1
7間に形成される空きスペースを有効に活用して電磁ス
イッチ9を配置しているので、軸方向寸法の増大が抑え
られ、ピニオン静止位置も従来装置と同様な範囲で設定
することができる。このピニオン静止位置とは、始動電
動機を作動させていない状態におけるエンジン取付面か
らピニオン先端までの距離を示す。そして、この距離
は、エンジンにより異なることから、より広い範囲に対
応できることが有利となる。また、遊星減速装置5を備
えているので、回転軸14が出力軸4と一体化された直
動型始動電動機に比べて、始動モータ40の軸方向寸法
および径方向寸法を小さくすることができる。
【0018】実施の形態2.上記実施の形態1では、回
転軸14の回転を出力軸4に伝達する遊星減速装置5を
備えた始動電動機に適用するものとしているが、この実
施の形態2では、回転軸14の前端側が延設されて出力
軸と一体化された直動型の始動電動機に適用するものと
している。この実施の形態2においても、始動モータ4
0が整流子15およびブラシ17を遊星減速装置5側に
向けて配設されている。そこで、センターブラケット4
2の外周壁面をブラシ17間に形成される空きスペース
に入り込む円弧状凹部を形成するように成形させること
ができる。そして、電磁スイッチ9の中心軸を回転軸1
4と略平行にして電磁スイッチ9をこの円弧状凹部内に
納めるように配置させることにより、電磁スイッチ9の
一部が始動モータ40の外周面より径方向の内側に位置
し、始動電動機の径方向寸法の小径化が達成されるの
で、上記実施の形態1と同様の効果を奏する。この時、
電磁スイッチ9は、アマーチャ13の鉄心部の整流子側
端面とオーバーランニングクラッチ6の整流子側端面と
の間に配置されている。
【0019】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0020】この発明によれば、アマーチャが回転軸に
固着されて円筒状のケース内に収納され、整流子が該ア
マーチャの一端側に位置するように該回転軸に固着され
て円筒状のケース内に収納され、かつ、ブラシが該整流
子に摺接するように該整流子の外周外側に周方向に複数
配されて該ケース内に収納されてなる始動モータと、こ
の始動モータに回転駆動される出力軸と、この出力軸に
スプライン結合されたオーバーランニングクラッチと、
このオーバーランニングクラッチと一体に上記出力軸上
を軸方向に摺動可能に設けられ、上記オーバーランニン
グクラッチを介して伝達された回転をエンジンのリング
ギヤに伝達するピニオンと、上記オーバーランニングク
ラッチと上記ピニオンとを一体的に上記リングギヤの方
向に付勢する電磁スイッチとを備えた始動電動機におい
て、上記始動モータは、上記整流子を上記ピニオン側に
向けて配置され、上記ケースの上記整流子の径方向外側
の外周壁面が上記ブラシ間に入り込む円弧状凹部を形成
するように成形され、上記電磁スイッチは、上記円弧状
凹部に納められて、上記アマーチャの鉄心部の整流子側
端面と上記オーバーランニングクラッチの整流子側端面
との間に、上記整流子の径方向外側に、中心軸を上記回
転軸と略平行に、かつ、その一部を上記始動モータの外
周面より径方向の内側に位置させるように配置されてい
るので、径方向寸法の大径化を抑えてエンジンに装着時
に周辺の補機類との干渉を防止し、レイアウト性を向上
させることができる始動電動機が得られる。
【0021】また、上記回転軸の回転を減速して上記出
力軸に伝達する遊星減速装置を備え、上記電磁スイッチ
が上記整流子および上記遊星減速装置のインターナルギ
ヤの径方向外側に配置されているので、モータ部の小型
化が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係る始動電動機を
示す部分断面図である。
【図2】 図1のII−II矢視断面図である。
【図3】 従来の始動電動機を示す部分断面図である。
【図4】 従来の始動電動機を示す背面図である。
【符号の説明】
4 出力軸、5 遊星減速装置、6 オーバーランニン
グクラッチ、7 ピニオン、8 リングギヤ、9 電磁
スイッチ、13 アマーチャ、14 回転軸、17 ブ
ラシ、40 始動モータ、41 ヨーク(ケース)、4
2 センターブラケット(ケース)、45 インターナ
ルギヤ。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年9月14日(1999.9.1
4)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】遊星減速装置5は、回転軸14の前端外周
に形成されたサンギヤ43、このサンギヤ43と噛み合
う複数の遊星ギヤ44、各遊星ギヤ44と噛み合うイン
ターナルギヤ45とから構成されている。サンギヤ43
は、回転軸14と一体に回転することで回転軸14の回
転を各遊星ギヤ44に伝達する。遊星ギヤ44は、出力
軸4の後端に形成されたアウタ4aに固定されたピン4
bを介してアウタ4aに回転自在に支持され、サンギヤ
43の回転を受けてサンギヤ43の外周を自転しながら
公転する。インターナルギヤ45は、フロントブラケッ
ト1に回転規制されている。出力軸4は、その後端が回
転軸14の前端に回転自在に嵌合され、前端がフロント
ブラケット1に支承されている。オーバーランニングク
ラッチ6は、軸方向の移動が可能で、かつ、回転運動が
伝達されるように出力軸4に装着されている。シフトレ
バー10は、その中間の支点部10aを中心として回動
可能に取り付けられ、その一端10bがオーバーランニ
ングクラッチ6に係合され、他端10cが始動モータ
上方に取り付けられた電磁スイッチ9のプランジャ2
0に連結されている。また、パッキン18がシフトレバ
ー10の支点部10aを支持するようにフロントブラケ
ット1の切り欠きに嵌め込まれている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】実施の形態2.上記実施の形態1では、回
転軸14の回転を出力軸4に伝達する遊星減速装置5を
備えた始動電動機に適用するものとしているが、この実
施の形態2では、回転軸14の前端側が延設されて出力
と一体化された直動型の始動電動機に適用するもの
としている。この実施の形態2においても、始動モータ
40が整流子15およびブラシ17をオーバーランニン
グクラッチ6側に向けて配設されている。そこで、セン
ターブラケット42の外周壁面をブラシ17間に形成さ
れる空きスペースに入り込む円弧状凹部を形成するよう
に成形させることができる。そして、電磁スイッチ9の
中心軸を回転軸14と略平行にして電磁スイッチ9をこ
の円弧状凹部内に納めるように配置させることにより、
電磁スイッチ9の一部が始動モータ40の外周面より径
方向の内側に位置し、始動電動機の径方向寸法の小径化
が達成されるので、上記実施の形態1と同様の効果を奏
する。この時、電磁スイッチ9は、アマーチャ13の鉄
心部の整流子側端面とオーバーランニングクラッチ6の
整流子側端面との間に配置されている。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アマーチャが回転軸に固着されて円筒状
    のケース内に収納され、整流子が該アマーチャの一端側
    に位置するように該回転軸に固着されて円筒状のケース
    内に収納され、かつ、ブラシが該整流子に摺接するよう
    に該整流子の外周外側に周方向に複数配されて該ケース
    内に収納されてなる始動モータと、 この始動モータに回転駆動される出力軸と、 この出力軸にスプライン結合されたオーバーランニング
    クラッチと、 このオーバーランニングクラッチと一体に上記出力軸上
    を軸方向に摺動可能に設けられ、上記オーバーランニン
    グクラッチを介して伝達された回転をエンジンのリング
    ギヤに伝達するピニオンと、 上記オーバーランニングクラッチと上記ピニオンとを一
    体的に上記リングギヤの方向に付勢する電磁スイッチと
    を備えた始動電動機において、 上記始動モータは、上記整流子を上記ピニオン側に向け
    て配置され、 上記ケースの上記整流子の径方向外側の外周壁面が上記
    ブラシ間に入り込む円弧状凹部を形成するように成形さ
    れ、 上記電磁スイッチは、上記円弧状凹部に納められて、上
    記アマーチャの鉄心部の整流子側端面と上記オーバーラ
    ンニングクラッチの整流子側端面との間に、上記整流子
    の径方向外側に、中心軸を上記回転軸と略平行に、か
    つ、その一部を上記始動モータの外周面より径方向の内
    側に位置させるように配置されていることを特徴とする
    始動電動機。
  2. 【請求項2】 上記回転軸の回転を減速して上記出力軸
    に伝達する遊星減速装置を備え、上記電磁スイッチが上
    記整流子および上記遊星減速装置のインターナルギヤの
    径方向外側に配置されていることを特徴とする請求項1
    記載の始動電動機。
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