JP2008524979A - 回転電気機械 - Google Patents

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Abstract

回転電気機械(30)が、ハウジング、第1の速度N1における回転のためにハウジング内に回転可能にマウントされた出力シャフト、シャフトに固定されて磁界を提供する回転子、回転子の周りに位置決めされた固定子巻線、および交番する方向で巻線を通る電流を与えるための回転整流子(31)を有する。駆動手段(24,25,26)が、整流子(31)を第2の速度N2において回転し、それにおいてN2=n×N1であり、nは1を超える整数である。

Description

本発明は、電動機または発電機のいずれかとして動作する回転電気機械に関する。
多相永久磁石ブラシレス電動機は、AC同期電動機およびPM DC電動機と比較すると、多くの異なる応用において極めて用途が広く効率的な機械であり、優れた制御および効率を提供する。しかしながらときとしてエンド・ユーザは、ブラシレス電動機の動作に要求される駆動および制御エレクトロニクスの高いコストを伴わない、ブラシレス電動機の稠密性、高効率、および長寿命を求める。極めてしばしば、これらのコストがエンド・ユーザに下位クラスの電動機の甘受を余儀なくしている。
高価な電子駆動に代えて単純かつ廉価な機械的整流構成が使用できるということは、広範多様な応用においてエンド・ユーザが多相PM電動機を指定することを可能にし得る。
2004年10月7日にWO2004/86571 A1として公開された本件出願人の以前の特許出願「コミュテータズ(Commutators)」、および2005年8月2日にPCT/IB2005/002278として出願された「コミュテータ・アンド・メソッド・オブ・コミュテーティング・カレント・イン・アン・エレクトリック・モータ(Commutator and Method of Commutating Current in an Electric Motor)」は、それらの内容がこれに含められるものとするが、それには回転電気機械のシャフトとともに、またはそれによって回転され、電源から当該機械の巻線を通って電流が流れることを可能にするための回転電気機械の整流子のための円筒形整流器が述べられており、それが:
連続する導電円形周縁をそれぞれが有する正のスリップリングおよび負のスリップリング、
正のスリップリングと電気的に接続される正の導電性整流子セグメントおよび負のスリップリングと電気的に接続される負の導電性整流子セグメント、および
整流子セグメントから電気的に絶縁され、かつそれらの整流子セグメントの間のそれぞれの位置に分散される第1および第2のフリーホイーリング・セグメント、および
負の整流子セグメントと第1のフリーホイーリング・セグメントの間に接続される、負の整流子セグメントから第1のフリーホイーリング・セグメントへの電流の流れだけを許可するための第1のダイオード、および正の整流子セグメントと第2のフリーホイーリング・セグメントの間に接続される、第2のフリーホイーリング・セグメントから正の整流子セグメントへの電流の流れだけを許可するための第2のダイオードを含む。
好ましくはさらにこの整流子が、整流子の周りに120度を隔てて空間的に配置され、電動機の巻線に接続される3つのブラシを含み、それにおいては整流子の回転の間に、整流子セグメントおよびフリーホイーリング・セグメントが交番して、巻線に接続されたこれらの3つのブラシと係合する。
上記の構成は、良好なパフォーマンスを提供すること、およびアークが極小であることが明らかになっている。しかしながらその種の整流子の最小使用可能サイズを決定する因子がブラシの接触面積となる。したがって当業者には明らかとなろうが、その種の整流子は、高出力多極機械に採用されるとき、極めて大きく、かつ製造が複雑なものとなり、したがってシステムの設計から与えられることになっている全体的なサイズ、コスト、および単純性における利点のいくつかを低減する。
本発明は、高出力多極機械内における整流子のサイズを縮小することを目的とする。さらに本発明は、その種の機械の整流および制御を向上させることを目的とする。
本発明の第1の態様によれば、回転電気機械が提供され、それが:
ハウジング、
第1の速度N1における回転のためにハウジング内に回転可能にマウントされた出力シャフト、
シャフトに固定され、磁界を提供する回転子、
回転子の周りに位置決めされた固定子巻線、
交番する方向で巻線を通る電流を与えるための回転整流子、および
整流子を第2の速度N2において回転するための駆動手段を含み、それにおいてN2=n×N1であり、nは1を超える整数である。
好ましくは駆動手段が、出力シャフトに固定された第1のギア、および第1のギアとかみ合う、整流子のシャフトに固定された第2のギアを含む。
好ましくは駆動手段が、出力シャフトに固定された第1のギア、整流子のシャフトに固定された第2のギア、および回転運動を第1のギアから第2のギアに伝達するチェーンまたはベルトを含む。
好ましくはこの機械が、さらに、チェーンまたはベルトと係合するアイドラ・ローラを含む。
好ましくは駆動手段が、整流器のシャフトに結合され、第2の速度N2において動作するべく構成された電動機を含む。
好ましくはこの電動機が、機械的に整流されるDC電動機、永久磁石DC電動機、またはブラシレスDC電動機のうちの1つである。
好ましくはこの機械が、同期DC電動機、非同期AC電動機、または同期ACリラクタンス電動機のうちの1つである。
好ましくはこの機械が、さらに速度の調整、整流の向上、または位相進みへの作用のうちの1つまたは複数のための電子チョッパを含む。
本発明の第2の態様によれば、回転電気機械が提供され、それが:
ハウジング、
第1の速度N1における回転のためにハウジング内に回転可能にマウントされた出力シャフト、
シャフトに固定され、磁界を提供する回転子、
回転子の周りに位置決めされた固定子巻線、
交番する方向で巻線を通る電流を選択的に与えるための回転整流子、
nを整数とし、第2の速度をN2=n×N1とするとき、整流子をN2において回転するための駆動手段、
交番する方向で巻線を通る電流を選択的に与えるための整流器、
回転整流子および整流器に接続された、回転整流子または整流器のうちのいずれが巻線を通る電流を与えるかを選択するためのスイッチを含む。
好ましくはこのスイッチが、巻線にも接続される。
好ましくはnを、1より大きい整数とする。
好ましくはこの機械が、自動車のオルタネータである。
本発明の追加の態様は、例示のみのために与えられ、添付図面を参照した以下の説明から明らかとなろう。
本発明を支配する中心的な洞察は、2または4極整流子が、それを被駆動電動機の速度の適切な倍数において回転させることができるのであれば、より多くの数の極を伴う機械を駆動できるということである。(たとえば、2極整流子により8極の機械を駆動することになる場合には、整流子を被駆動機械の4倍の速度において回転させなければならない。)本発明の種々の態様は、整流子を電動機に機械的に接続すること、および整流子を駆動するための第2の、より小型の電動機を使用することの両方によってこれを達成する多様な手段を記述している。第1の場合においては、結果が、以前の実施態様と比較したとき、多極機械のための整流子の最小サイズ、複雑性、およびコストにおける根本的な低減となる。第2の場合においては、被駆動電動機から整流子を機械的に分離することから引き出される追加の利益が考えられる。たとえば、燃料混合物内のアルコールが機械的な整流子を腐蝕させる傾向にある自動車の燃料ポンプ等の応用にこの機械を採用できること、また、ブラシレスDC電動機を用いるよりはるかに低いコストにおいて機械の制御が向上される好機である。それに加えて、単一の整流子を使用して2またはそれより多くの同期(DC)または非同期(AC)いずれかの被駆動電動機を駆動できる。これは、多くの産業上の応用(たとえばコンベア)を有すると見られる。
図1は、基本の2極機械的整流デバイスの個別のコンポーネントを例示しており、それには:
整流子ベース1、連続する導電円形周縁46、47をそれぞれが有する正のスリップリング2、および負のスリップリング3、
正のスリップリング2と電気的に接続される正の導電性整流子セグメント48および負のスリップリング3と電気的に接続される負の導電性整流子セグメント49、および
整流子セグメント48、49から電気的に絶縁され、かつそれらの整流子セグメントの間のそれぞれの位置に分散される第1および第2のフリーホイーリング・セグメント4、5、および
負の整流子セグメント49と第1のフリーホイーリング・セグメントの間に接続される、負の整流子セグメント49から第1のフリーホイーリング・セグメント4への電流の流れだけを許可するための第1のダイオード6、および正の整流子セグメント48と第2のフリーホイーリング・セグメント5の間に接続される、第2のフリーホイーリング・セグメント5から正の整流子セグメント48への電流の流れだけを許可するための第2のダイオード7を含む。整流エレメントとフリーホイール・セグメント4、5は、絶縁リング8、9によって分離される。これらの整流子コンポーネントは、2つの固定ねじ12、13によってベース1に固定される。これらの固定ねじ12、13は、整流子コンポーネントの短絡を防止するべく絶縁スリーブ14、15内に配置されている。
好ましくは、この整流子がさらに、整流子の周りに120度を隔てて空間的に配置され、電動機の巻線に接続される3つのブラシ(例示せず)を含み、それにおいては整流子の回転の間に、整流子セグメントおよびフリーホイーリング・セグメントが交番して、巻線に接続されたこれらの3つのブラシと係合する。
図2は、本発明の第1の態様に従った機械の実施態様を例示している。電動機14は、そのシャフト上にマウントされたギア15を有する。これが第2のギア16とかみ合い、それが別のシャフトによって機械的な整流デバイス17に接続され、それがまたワイヤ18によって電動機14と電気的に接続されている。それに代えてギア15に、ラジアルではなくアキシアルのギア装置を採用してもよく、したがって別のギアに代えてシャフトを駆動することもできる。機械的な整流デバイス17は、シャフトの端にマウントすることができる。このシャフトは、直線または可撓性とすることができる。
図3は、本発明の第1の態様に従った機械の別の実施態様を示している。電動機18は、そのシャフト上にマウントされたギア19を有する。これがチェーンまたはベルト21によって第2のギア20と接続され、それが別のシャフトによって機械的な整流デバイス22に接続され、それがまたワイヤによって電動機18と電気的に接続されている。
図4は、本発明の第1の態様に従った機械の別の実施態様を示している。電動機23は、そのシャフト上にマウントされたギア24を有する。これがチェーンまたはベルト26によって第2のギア25と接続され、それが別のシャフトによって機械的な整流デバイス27に接続され、それがまたワイヤによって電動機23と電気的に接続されている。2つの可動アイドラ・ローラ28、29が、ベルトまたはチェーン駆動26の両側に位置決めされており、それらの移動がギア24と25の間の位相関係を変更できるようになっている。これは、電動機23と機械的な整流デバイス27の間の位相関係の変更を可能にし、したがってエレクトロニクスの採用を必要とすることなく位相の変更を可能にする。
図5は、本発明の第2の態様に従った機械の実施態様を例示している。DC同期、AC誘導、または同期ACリラクタンス機械のいずれかとすることができる被駆動電動機30が、機械的な整流デバイス31と電気的に接続されている。一方これは、駆動電動機32によって駆動され、それをPMDC機械、ブラシレスDC機械、または前述した機械的な整流子デバイスを採用する機械のいずれかとすることができる。ここで注意する必要があるが、この構成を駆動するためのブラシレスDC機械の使用は、被駆動電動機が高出力定格のものであれば、非常にコスト効率的にできる。ブラシレスDC電動機のためのパワー・エレクトロニクスのコストは、電動機の出力定格の増加に従って指数関数的に上昇する。したがって、所望の速度において機械的な整流器の回転をもたらすことだけを必要とするはるかに小型のブラシレス電動機の使用は、ブラシレスDC電動機に関連付けされるすべての制御上の利点を、実質的に低減されたコストにおいて提供することになる。
図6は、本発明の第2の態様に従った別の機械を例示している。この機械は、自動車のスタータ‐オルタネータに適したタイプの組み合わせ電動機‐発電機である。
2005年8月2日に出願された本件出願人の以前の特許出願PCT/IB/2005/002277は、その内容がこれに含められるものとするが、機械のシャフトの上にマウントされる前述したとおりの機械的な整流デバイスを組み込んだ3相巻線界磁電動機‐発電機について述べている。この機械はプロトタイプ化され、非常に良好に動作しているが、その設計には2つの問題が内在する。第1は、標準の自動車用オルタネータが12または16極の機械であることから、その種の機械のための整流子が必然的に大型、複雑、かつ比較的高価なものとなる。それに加えて、自動車応用においては空間が貴重であり、その種の応用において大型で複雑な整流子の搭載が望ましいこととはされ得ない。
図5に記述された機械は、この問題を改善するように見られるであろう。しかしながら自動車用オルタネータには考慮すべき問題がさらにある。それは、オルタネータが、通常はエンジンの2.5〜3倍の速度で回転するべくギア設定されることである。瞬発的な加速でエンジンの速度が6,000〜7,000rpmに至ることは珍しいことではない。これは20,000rpmを超えるオルタネータ速度を招き、機械的な整流デバイスが接続されていれば、摩擦損耗に起因して寿命を短縮する結果となるであろう。図6に示されている機械は、この問題を改善する。
被駆動電動機オルタネータ34が、始動制御35および整流器36と電気的に接続されている。整流器は、この分野で周知のデバイスであるが、各相について2つ、合計6つのダイオードからなり、AC波形の負の半サイクルの間の電圧を反転するように接続されていることからDC出力が得られる。これら6つのダイオードは、オルタネータの非駆動端のヒート・シンク上にマウントされ、回転子上の内部ファンに起因してオルタネータに入る空気によって冷却される。
最近になって同期整流が提案され、それにおいては3つのMOSFETおよび3つのダイオードが使用される。これは、各サイクルの位相接続を進ませることによって低速においてオルタネータが生成する出力を増加させる。これはまた、パワー・エレクトロニクスのコストを中間レベルまで増加させる。ハイブリッド動作のためにインバータが使用されるところでは、明らかに同期整流の恩典が得られる。前述した態様で整流子38の位相を進ませることによって、低速発電の間に同期整流の恩典を得ることも可能となり得る。
補助駆動電動機37は、前述した機械的な整流デバイス38と機械的に接続されている。駆動電動機37および機械的な整流子38には、それぞれ別々の電源39、40が接続されている。このデバイスが電動機として動作するとき、すなわちエンジンを始動する間およびハイブリッド・モードにおいて加速をブーストする間は、電源39、40が付勢され、その結果、この機械が電動機として動作することが可能になる。しかしながら、この機械が発電機として動作するとき、またはたとえば被駆動機械の速度が6,000rpmを超えるときには、電源39、40が消勢される。これは、機械的な整流デバイス38の駆動を伴うことなく、整流器36を採用して被駆動機械34が発電機として動作することを可能にし、したがってその寿命が延長される。
図7、すなわち機械的な整流子38を整流器36に接続する代替方法を参照すると、3相固定子巻線を機械的な整流子38のブラシおよび整流器36の両方に対して恒久的に接続することができるが、スイッチ42を使用し、バッテリ41からのDC入力を、機械的な整流子44のスリップリング上の入力ブラシまたは整流器45の出力のいずれかに切り替えることができる。共通アースを使用すれば、これは1つの接点から別の接点に切り替えることだけを必要とすることができる。しかしながら、2つの相のブラシが1つの整流子片に接続不可能であることが保証される必要があり、ブラシの幅にも依存するが、整流子片の弧を120度より小さく、約100度とし、中立の弧を60度から80度に増加することが必要となろう。この妥協が許容可能でないことがあり、その場合においては、前述した3相切り替え構成が必要となるか、またはおそらくは、整流器36からバッテリへのDC接続を開くことによって整流器36に対する3相接続の分離を必要としないより簡単な構成が必要となると見られる。上記の構成においては、電動機モードのとき、この機械の速度およびトルクが、チョッパ回路43によって制御される。
補助電動機37は、スタータ‐オルタネータが発電機として動作しているとき、またはそれに代えてオルタネータの速度が6000rpmを超えるとき、常に停止する(またはスタンバイ・モードにおいて低速で動作させる)ことができる。後者の場合は、機械的な整流子38が位相進みを制御し、必要時に、より低い速度において向上した発電出力を得ることを可能にする。
可変速度の提供が必要となる本発明のすべての実施態様においては、dc電源がチョッパ(パワー・エレクトロニクス・チョッパ)を含む。これらのデバイスは、当業者によく知られている。その種のデバイスは、それらがより少ないパワー・デバイス(6つに対して1つ)を有することから、単一のデバイスが6つのデバイスのそれぞれよりも高い電流定格を有するが、標準的なブラシレス電動機に使用されているインバータよりはるかに安価である。電圧電流定格は1/3倍またはそれ未満となり、ヒート・シンク上にマウントしなければならないデバイスは1つだけである。(インバータ用の6つと比べて、1つのフリーホイーリング・ダイオードだけが存在する。)
パワー・エレクトロニクス・チョッパは、機械的な整流子の各切り替え事象時またはその直前に電圧をオフにすること(したがって、電流を減少させること)によって改善された整流を提供することもできる。これはアークを、この設計において最初から極小であるが、さらに低減することができ、したがってさらにこの機械の寿命を延長することになる。図8は、整流のポイントにおいて電圧をオフに切り替える効果を例示している。
当業者によく知られているホール効果デバイス等の位置センサを使用して、切り替え位置を定義するか、またはDC電源内または各相内の電圧/電流センサによって整流の開始を検出することができる。
補助電動機駆動整流子の別の可能実施態様は、位相進みを提供することができる。補助電動機が主電動機と独立に駆動されることから、その位置を調整して位相進みを提供することができる。補助電動機に対する独立した電圧供給は、その電動機および機械的な整流デバイスの速度、したがって位置を調整でき、それが、切り替えが生じる位置を進ませることができる。補助電動機が主電動機よりはるかに小型であることから、その応答がはるかに迅速となり、それがまた各相のためにその速度を増加または減少させることを可能にする。
それに代えて、パワー・エレクトロニクス・チョッパを使用し、各相に対する電圧の調整を順番に行い、はるかに迅速な調整を提供することができる。これは、より高い電圧を各相の開始時に提供すること、すなわち実質的に位相進みを与えることができる。図9は、より高い電圧を各相に順番に印加する波形の効果を例示している。
ホール効果デバイス等の回転子位置センサを使用して主回転子の位置を提供すること、または、より低いコストにおいて、各相からの電圧信号が位置信号を提供することのいずれを行ってもよい。
以上において、周知の等価物を有する要素の完全体に対して記述されているところは、それらがここに個別に述べられているかのように含められる。
本発明の実施態様が述べられているが、変形、改良、または修正が可能であることが理解される。たとえば、代替実施態様においては、ほかの接続形態の整流子構成が使用される。ブラシ・アッセンブリを、外側ではなく整流子の周縁の内側にマウントし、それによってデバイスの全体的な嵩を縮小することができる。またはそれに代えて全体のデバイスをディスクとして構成し、ブラシをディスク表面と垂直に配置することも可能である。上記の説明および図解が2極整流子を述べているが、n=2、4、6、8等とするn極の整流子を、正、負のセグメント、およびフリーホイーリング・セグメントの数を増加することによって構成可能であることに注意する必要がある。
前述および後述の機械的な整流デバイスの分解図である。 ギア駆動によって機械的に接続される整流子を伴う機械の斜視図である。 チェーンまたはベルトによって機械的に接続される整流子を伴う機械の斜視図である。 機械のより優れた制御のために位相進みをもたらす可動アイドラ・ローラが追加された、チェーンまたはベルトによって機械的に接続される整流子を伴う機械の斜視図である。 被駆動電動機、独立した駆動電動機、および機械的な整流デバイスを包含する機械の斜視図である。 被駆動電動機、独立した駆動電動機、および機械的な整流デバイスを包含する機械の第2の実施態様の斜視図である。 被駆動電動機、独立した駆動電動機、および機械的な整流デバイスを包含する機械のさらに別の実施態様の斜視図である。 チョッパ回路の電圧における変化がどのように整流を向上させることができるかについて示した波形グラフである。 チョッパ回路の電圧または駆動電動機の速度における変化がどのように位相変化をもたらすことができるかについて示した波形グラフである。
符号の説明
1 整流子ベース
2 正のスリップリング
3 負のスリップリング
4 フリーホイーリング・セグメント
5 フリーホイーリング・セグメント
6 第1のダイオード
7 第2のダイオード
8 絶縁リング
9 絶縁リング
12 固定ねじ
13 固定ねじ
14 電動機;絶縁スリーブ
15 ギア;絶縁スリーブ
16 第2のギア
17 機械的な整流デバイス
18 ワイヤ;電動機
19 ギア
20 第2のギア
21 チェーンまたはベルト
22 機械的な整流デバイス
23 電動機
24 ギア
25 第2のギア
26 チェーンまたはベルト;ベルトまたはチェーン駆動
27 機械的な整流デバイス
28 アイドラ・ローラ
29 アイドラ・ローラ
30 被駆動電動機
31 機械的な整流デバイス
32 駆動電動機
34 被駆動電動機オルタネータ;被駆動機械
35 始動制御
36 整流器
37 補助駆動電動機;補助電動機
38 整流子;機械的な整流デバイス;機械的な整流子
39 電源
40 電源
42 スイッチ
43 チョッパ回路
44 機械的な整流子
46 円形周縁
47 円形周縁
48 正の導電性整流子セグメント
49 負の導電性整流子セグメント

Claims (13)

  1. ハウジング、
    第1の速度N1における回転のために前記ハウジング内に回転可能にマウントされた出力シャフト、
    前記出力シャフトに固定され、磁界を提供する回転子、
    前記回転子の周りに位置決めされた固定子巻線、
    交番する方向で前記巻線を通る電流を与えるための回転整流子、および
    前記回転整流子を第2の速度N2において回転するための駆動手段であって、N2=n×N1であり、nが1を超える整数である駆動手段、
    を含む回転電気機械。
  2. 前記駆動手段は、前記出力シャフトに固定された第1のギア、および前記第1のギアとかみ合う、整流子のシャフトに固定された第2のギアを含む、請求項1に記載の回転電気機械。
  3. 前記駆動手段は、前記出力シャフトに固定された第1のギア、整流子のシャフトに固定された第2のギア、および回転運動を前記第1のギアから前記第2のギアに伝達するチェーンまたは歯付きベルトを含む、請求項1に記載の回転電気機械。
  4. さらに、前記チェーンまたは歯付きベルトと係合するアイドラ・ローラを含む、請求項3に記載の回転電気機械。
  5. 前記駆動手段は、前記回転整流子のシャフトに結合され、前記第2の速度N2において動作するべく構成された電動機を含む、請求項1に記載の回転電気機械。
  6. 前記電動機は、機械的に整流されるDC電動機、永久磁石DC電動機、またはブラシレスDC電動機のうちの1つである、請求項5に記載の回転電気機械。
  7. 前記機械は、同期DC電動機、非同期AC電動機、または同期ACリラクタンス電動機のうちの1つである、前記請求項のいずれかに記載の回転電気機械。
  8. さらに、速度の調整、整流の向上、または位相進みへの作用のうちの1つまたは複数のための電子チョッパを含む、前記請求項のいずれかに記載の回転電気機械。
  9. ハウジング、
    第1の速度N1における回転のために前記ハウジング内に回転可能にマウントされた出力シャフト、
    前記出力シャフトに固定され、磁界を提供する回転子、
    前記回転子の周りに位置決めされた固定子巻線、
    交番する方向で前記巻線を通る電流を選択的に与えるための回転整流子、
    nを整数とし、第2の速度をN2=n×N1とするとき、前記整流子をN2において回転するための駆動手段、
    交番する方向で前記巻線を通る電流を選択的に与えるための整流器、
    前記回転整流子および前記整流器に接続された、前記回転整流子または前記整流器のうちのいずれが前記巻線を通る電流を与えるかを選択するためのスイッチ、
    を含む回転電気機械。
  10. 前記スイッチは前記巻線にも接続される、請求項9に記載の回転電気機械。
  11. nは1より大きい整数である、請求項9に記載の回転電気機械。
  12. 前記機械は自動車のオルタネータである、請求項9に記載の回転電気機械。
  13. 図2乃至5、または6および7を参照してここに説明されているとおりの機械。
JP2007546220A 2004-12-17 2005-12-16 回転電気機械 Pending JP2008524979A (ja)

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