JPH0678396A - 圧電発音体連およびその製造方法 - Google Patents
圧電発音体連およびその製造方法Info
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- JPH0678396A JPH0678396A JP22563292A JP22563292A JPH0678396A JP H0678396 A JPH0678396 A JP H0678396A JP 22563292 A JP22563292 A JP 22563292A JP 22563292 A JP22563292 A JP 22563292A JP H0678396 A JPH0678396 A JP H0678396A
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- hoop
- piezoelectric
- diaphragm
- plate hoop
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Abstract
(57)【要約】
【目的】音響特性を不安定にすることなく小型化に対応
でき、さらには、取り扱いが容易になる圧電発音体連、
およびその製造方法の提供。 【構成】複数の振動板形成領域5を有する金属板フープ
2上の該振動板形成領域5の外縁に沿って貫通孔群6を
形成する工程と、前記金属板フープ2に、前記振動板形
成領域5を囲み、かつ前記貫通孔群6を通じて金属板フ
ープ2の両面に連通する樹脂ケース体3をインサートモ
ールド成形する工程と、前記樹脂ケース体3が取り付け
られた金属板フープ2の振動板形状領域5上に、圧電素
子4を貼付する工程とを含んだ圧電発音体連の製造方
法。およびこのようにして製造された圧電発音体連。
でき、さらには、取り扱いが容易になる圧電発音体連、
およびその製造方法の提供。 【構成】複数の振動板形成領域5を有する金属板フープ
2上の該振動板形成領域5の外縁に沿って貫通孔群6を
形成する工程と、前記金属板フープ2に、前記振動板形
成領域5を囲み、かつ前記貫通孔群6を通じて金属板フ
ープ2の両面に連通する樹脂ケース体3をインサートモ
ールド成形する工程と、前記樹脂ケース体3が取り付け
られた金属板フープ2の振動板形状領域5上に、圧電素
子4を貼付する工程とを含んだ圧電発音体連の製造方
法。およびこのようにして製造された圧電発音体連。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ブザー等に用いられる
圧電発音体を連ねた圧電発音体連およびその製造方法に
関する。
圧電発音体を連ねた圧電発音体連およびその製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、圧電発音体として、図8や図
9に示したものがある。これら圧電発音体100,11
0は圧電素子101と圧電素子101が貼付される振動
板102とこれらを収納する樹脂ケース体103とを備
えている。そして、図8の圧電発音体100は、樹脂ケ
ース体103の内周縁に沿って振動板102を接着剤で
接着して形成されており、図9の圧電発音体110は上
下二つに分割した樹脂ケース体103a,103bを嵌
合することによって、その間に配置した振動板102を
位置決め支持して形成されている。
9に示したものがある。これら圧電発音体100,11
0は圧電素子101と圧電素子101が貼付される振動
板102とこれらを収納する樹脂ケース体103とを備
えている。そして、図8の圧電発音体100は、樹脂ケ
ース体103の内周縁に沿って振動板102を接着剤で
接着して形成されており、図9の圧電発音体110は上
下二つに分割した樹脂ケース体103a,103bを嵌
合することによって、その間に配置した振動板102を
位置決め支持して形成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、これら圧電
発音体100,110には、小型化すると音響特性が不
安定になるいう問題があった。というのも、圧電発音体
には他の電子部品と同様、小型化が要求されているが、
小型化すると音域が高く(周波数4kHz程度に)なっ
てしまうという不都合があった。このような不都合を回
避するためには、振動板102を薄型化すればよいので
あるが、そうすると、接着剤で振動板102を樹脂ケー
ス体103に接着する作業の際の応力や、樹脂ケース体
103a,103bを嵌合させる作業の際の応力を受け
て振動板102が変形したり、さらには、振動板102
の変形が圧電素子101にも及んで損傷させたりして圧
電発音体100,110の音響特性を不安定にしてい
た。
発音体100,110には、小型化すると音響特性が不
安定になるいう問題があった。というのも、圧電発音体
には他の電子部品と同様、小型化が要求されているが、
小型化すると音域が高く(周波数4kHz程度に)なっ
てしまうという不都合があった。このような不都合を回
避するためには、振動板102を薄型化すればよいので
あるが、そうすると、接着剤で振動板102を樹脂ケー
ス体103に接着する作業の際の応力や、樹脂ケース体
103a,103bを嵌合させる作業の際の応力を受け
て振動板102が変形したり、さらには、振動板102
の変形が圧電素子101にも及んで損傷させたりして圧
電発音体100,110の音響特性を不安定にしてい
た。
【0004】また、このようにして形成された圧電発音
体100,110は単品毎に分離されており、収納、搬
送といった取り扱いに手間がかかるという問題もあっ
た。
体100,110は単品毎に分離されており、収納、搬
送といった取り扱いに手間がかかるという問題もあっ
た。
【0005】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであって、音響特性を不安定にすることなく小型
化に対応でき、さらには、取り扱いが容易になる圧電発
音体連、およびその製造方法の提供を目的としている。
たものであって、音響特性を不安定にすることなく小型
化に対応でき、さらには、取り扱いが容易になる圧電発
音体連、およびその製造方法の提供を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、第1の発明は、複数の振動板形成領域を有
する金属板フープと、該金属板フープの振動板形成領域
の外縁に沿って形成された貫通孔群と、振動板形成領域
を囲み、かつ前記貫通孔を通じて金属板フープの両面に
連通して設けられた樹脂ケース体と、金属板フープの振
動板形成領域上に設けられた圧電素子とを備えて圧電発
音体連を構成した。
するために、第1の発明は、複数の振動板形成領域を有
する金属板フープと、該金属板フープの振動板形成領域
の外縁に沿って形成された貫通孔群と、振動板形成領域
を囲み、かつ前記貫通孔を通じて金属板フープの両面に
連通して設けられた樹脂ケース体と、金属板フープの振
動板形成領域上に設けられた圧電素子とを備えて圧電発
音体連を構成した。
【0007】また、第2の発明は、複数の振動板形成領
域を有する金属板フープ上の該振動板形成領域の外縁に
沿って貫通孔群を形成する工程と、前記金属板フープ
に、前記振動板形成領域を囲み、かつ前記貫通孔群を通
じて金属板フープの両面に連通する樹脂ケース体をイン
サートモールド成形する工程と、前記樹脂ケース体が取
り付けられた金属板フープの振動板形状領域上に、圧電
素子を貼付する工程とを含んで圧電発音体連の製造方法
を構成した。
域を有する金属板フープ上の該振動板形成領域の外縁に
沿って貫通孔群を形成する工程と、前記金属板フープ
に、前記振動板形成領域を囲み、かつ前記貫通孔群を通
じて金属板フープの両面に連通する樹脂ケース体をイン
サートモールド成形する工程と、前記樹脂ケース体が取
り付けられた金属板フープの振動板形状領域上に、圧電
素子を貼付する工程とを含んで圧電発音体連の製造方法
を構成した。
【0008】
【作用】本発明によれば、一つの金属板フープ上に複数
の圧電発音体を配設することができ、そのため、金属板
フープを取り扱うことによって複数の圧電発音体を一度
に取り回しできるようになる。なお、各圧電発音体は樹
脂ケース体の周囲を切断することによって金属板フープ
から分離される。
の圧電発音体を配設することができ、そのため、金属板
フープを取り扱うことによって複数の圧電発音体を一度
に取り回しできるようになる。なお、各圧電発音体は樹
脂ケース体の周囲を切断することによって金属板フープ
から分離される。
【0009】また、振動板や金属板フープに樹脂ケース
体をインサートモールド成形によって取り付けてから、
圧電素子を貼付するので、圧電素子貼付の際、振動板や
金属板フープは樹脂ケース体によって強固に補強される
ことになる。なお、圧電素子はインサートモールド成形
の際にはまだ振動板や金属板フープに取り付けられてい
ないので、成形の際の熱で圧電素子が損傷するといった
不都合は起こらない。
体をインサートモールド成形によって取り付けてから、
圧電素子を貼付するので、圧電素子貼付の際、振動板や
金属板フープは樹脂ケース体によって強固に補強される
ことになる。なお、圧電素子はインサートモールド成形
の際にはまだ振動板や金属板フープに取り付けられてい
ないので、成形の際の熱で圧電素子が損傷するといった
不都合は起こらない。
【0010】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて
詳細に説明する。図1は本発明の一実施例の断面図であ
る。この圧電発音体連1は、金属板フープ2と樹脂ケー
ス体3と圧電素子4とを備えている。金属板フープ2は
長尺状の金属薄板(厚み50μm程度)からなってお
り、振動板Aとなる円形の領域5を多数有している。金
属板フープ2には各振動板形成領域5の外縁に沿ってモ
ールド用貫通孔群6が形成されており、さらに、モール
ド用貫通孔群6の外側に同心状に切り取り用貫通孔群7
が形成されている。樹脂ケース体3は金属板フープ2表
面側の上側ケース部3aと裏面側の下側ケース部3bと
からなっており、それぞれ振動板形成領域5の外縁に沿
って環状に金属板フープ2上に配設されている。これら
ケース部3a,3bはモールド用貫通孔群6を介して連
通して互いに一体化している。圧電素子4はセラミック
スからなっており、各振動板形成領域5の表面に導電性
接着剤によって貼付されている。そして、各樹脂ケース
体3には、蓋ケース体9が嵌め付けられている。この蓋
ケース体9には圧電素子4と振動板Aとにそれぞれ接続
されるリード端子10が取り付けられている。
詳細に説明する。図1は本発明の一実施例の断面図であ
る。この圧電発音体連1は、金属板フープ2と樹脂ケー
ス体3と圧電素子4とを備えている。金属板フープ2は
長尺状の金属薄板(厚み50μm程度)からなってお
り、振動板Aとなる円形の領域5を多数有している。金
属板フープ2には各振動板形成領域5の外縁に沿ってモ
ールド用貫通孔群6が形成されており、さらに、モール
ド用貫通孔群6の外側に同心状に切り取り用貫通孔群7
が形成されている。樹脂ケース体3は金属板フープ2表
面側の上側ケース部3aと裏面側の下側ケース部3bと
からなっており、それぞれ振動板形成領域5の外縁に沿
って環状に金属板フープ2上に配設されている。これら
ケース部3a,3bはモールド用貫通孔群6を介して連
通して互いに一体化している。圧電素子4はセラミック
スからなっており、各振動板形成領域5の表面に導電性
接着剤によって貼付されている。そして、各樹脂ケース
体3には、蓋ケース体9が嵌め付けられている。この蓋
ケース体9には圧電素子4と振動板Aとにそれぞれ接続
されるリード端子10が取り付けられている。
【0011】各圧電発音体連1は切り取り用貫通孔群7
に沿って金属板フープ2を切断することによって各圧電
発音体20…に分離されるようになっている。
に沿って金属板フープ2を切断することによって各圧電
発音体20…に分離されるようになっている。
【0012】このように構成された圧電発音体連1は、
金属板フープ2が長尺状をしているので、図2に示した
ような所定長さで折り畳むフラットパックテーピング形
状60や、図3に示したようなロール状に巻き付けるフ
ープ状テーピング形状70に収納することができる。そ
のため、収納効率がよく、さらには取り扱いも簡単にな
っている。なお、図2,3において符号61,71はテ
ーピング形状60,70の圧電発音体連1を収納するケ
ースである。
金属板フープ2が長尺状をしているので、図2に示した
ような所定長さで折り畳むフラットパックテーピング形
状60や、図3に示したようなロール状に巻き付けるフ
ープ状テーピング形状70に収納することができる。そ
のため、収納効率がよく、さらには取り扱いも簡単にな
っている。なお、図2,3において符号61,71はテ
ーピング形状60,70の圧電発音体連1を収納するケ
ースである。
【0013】次にこの圧電発音体連1の製造工程を説明
する。まず、振動板Aとなる長尺状金属板フープ2を用
意する。金属板フープ2としては圧電発音体を小型化し
ても音域が高くならないように、薄板(厚み50μm程
度)のものを用意する。そして、金属板フープ2の各振
動板形成領域5の外縁に沿ってモールド用貫通孔群6を
打ち抜き形成するとともに、このモールド用貫通孔群6
の外側に同心状に切り取り用貫通孔群7を打ち抜き形成
する。《図4(a)参照》 モールド用貫通孔群6と切り取り用貫通孔群7とを形成
したのち、金属板フープ2を図示しない金型に収納した
うえでインサートモールド成形し、樹脂ケース体3を形
成する。このようにして形成された樹脂ケース体3は、
金属板フープ2を間にして相対配置された上側ケース部
3aと下側ケース部3bとからなっており、これらケー
ス部3a,3bはモールド用貫通孔群6で連通し合って
互いに一体化している。《図4(b)参照》 次に樹脂ケース体3を取り付けられた金属板フープ2の
各振動板形成領域5上にセラミックスからなる圧電素子
4を貼付する。この貼付は圧電素子4と振動板Aとを電
気的、機械的に接続するように導電性接着剤によって行
う。また、貼付の際、その応力が金属板フープ2上の振
動板形成領域5に及ぶことが考えられる。しかしなが
ら、振動板形成領域5はその周囲に配設された樹脂ケー
ス体3によって補強されているうえ、金属板フープ2が
長尺状をしているので、変形することはない。《図4
(c)参照》 このようにして製造された圧電発音体連1は、切り取り
用貫通孔群7に沿って金属板フープ2を切断することに
よって各圧電発音体毎に分離されるのであるが、その使
用形態としては、種々ある。すなわち、図5の圧電発音
体30のように、圧電素子4を蓋ケース体9で覆うこと
なく外部に露出させた状態で、配線基板31等に貼付し
たものや、図1,6,7の圧電発音体20,40,50
のように、樹脂ケース体3を蓋ケース体9や外側ケース
41で覆ったものがある。なお、図6,図7の圧電発音
体40,50の外側ケース41は二つに分離されてお
り、これら外側ケース41a,41bの間に圧電発音体
40,50の本体を配置したうえで両外側ケース41
a,41bを互いにかしめ止めることによって取り付け
られている。
する。まず、振動板Aとなる長尺状金属板フープ2を用
意する。金属板フープ2としては圧電発音体を小型化し
ても音域が高くならないように、薄板(厚み50μm程
度)のものを用意する。そして、金属板フープ2の各振
動板形成領域5の外縁に沿ってモールド用貫通孔群6を
打ち抜き形成するとともに、このモールド用貫通孔群6
の外側に同心状に切り取り用貫通孔群7を打ち抜き形成
する。《図4(a)参照》 モールド用貫通孔群6と切り取り用貫通孔群7とを形成
したのち、金属板フープ2を図示しない金型に収納した
うえでインサートモールド成形し、樹脂ケース体3を形
成する。このようにして形成された樹脂ケース体3は、
金属板フープ2を間にして相対配置された上側ケース部
3aと下側ケース部3bとからなっており、これらケー
ス部3a,3bはモールド用貫通孔群6で連通し合って
互いに一体化している。《図4(b)参照》 次に樹脂ケース体3を取り付けられた金属板フープ2の
各振動板形成領域5上にセラミックスからなる圧電素子
4を貼付する。この貼付は圧電素子4と振動板Aとを電
気的、機械的に接続するように導電性接着剤によって行
う。また、貼付の際、その応力が金属板フープ2上の振
動板形成領域5に及ぶことが考えられる。しかしなが
ら、振動板形成領域5はその周囲に配設された樹脂ケー
ス体3によって補強されているうえ、金属板フープ2が
長尺状をしているので、変形することはない。《図4
(c)参照》 このようにして製造された圧電発音体連1は、切り取り
用貫通孔群7に沿って金属板フープ2を切断することに
よって各圧電発音体毎に分離されるのであるが、その使
用形態としては、種々ある。すなわち、図5の圧電発音
体30のように、圧電素子4を蓋ケース体9で覆うこと
なく外部に露出させた状態で、配線基板31等に貼付し
たものや、図1,6,7の圧電発音体20,40,50
のように、樹脂ケース体3を蓋ケース体9や外側ケース
41で覆ったものがある。なお、図6,図7の圧電発音
体40,50の外側ケース41は二つに分離されてお
り、これら外側ケース41a,41bの間に圧電発音体
40,50の本体を配置したうえで両外側ケース41
a,41bを互いにかしめ止めることによって取り付け
られている。
【0014】さらには、外部接続端子を圧電発音体に取
り付ける構造も種々あり、図5,図7の圧電発音体3
0,50のように、半田付けによって外部接続用のリー
ド線8を圧電素子4や振動板Aに取り付ける構造や、図
1,6の圧電発音体20,40のように、外部接続用の
リード端子10を蓋ケース体9や外側ケース41aに一
体に取り付けておき、これらケース9,41aを圧電発
音体20,40の本体側に取り付けることによって、リ
ード端子10がその弾性力で圧電素子4や振動板Aに接
続される構造がある。
り付ける構造も種々あり、図5,図7の圧電発音体3
0,50のように、半田付けによって外部接続用のリー
ド線8を圧電素子4や振動板Aに取り付ける構造や、図
1,6の圧電発音体20,40のように、外部接続用の
リード端子10を蓋ケース体9や外側ケース41aに一
体に取り付けておき、これらケース9,41aを圧電発
音体20,40の本体側に取り付けることによって、リ
ード端子10がその弾性力で圧電素子4や振動板Aに接
続される構造がある。
【0015】くわえて、図4の示した製造工程の後に、
圧電発音体連1から各圧電発音体10を切り出す工程を
加える、あるいは、図4(b)の樹脂ケース体3の取り
付け工程と、図4(c)の圧電素子4貼付工程との間に
金属板フープ2から振動板Aを切り出す工程を加えるこ
とで、容易に単品の圧電発音体として製造することもで
きる。
圧電発音体連1から各圧電発音体10を切り出す工程を
加える、あるいは、図4(b)の樹脂ケース体3の取り
付け工程と、図4(c)の圧電素子4貼付工程との間に
金属板フープ2から振動板Aを切り出す工程を加えるこ
とで、容易に単品の圧電発音体として製造することもで
きる。
【0016】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、一つの
金属板フープ上に複数の圧電発音体が配設されるように
なるので、この金属板フープをフラットパックテーピン
グやフープ状テーピングといったテーピング法によって
取り扱うことにより、一度に多数の圧電発音体を取り回
すことができるようになった。そのため、圧電発音体の
収納や搬送といった作業が容易になり、これらの作業が
容易になった分、コストダウンが図れるようになった。
金属板フープ上に複数の圧電発音体が配設されるように
なるので、この金属板フープをフラットパックテーピン
グやフープ状テーピングといったテーピング法によって
取り扱うことにより、一度に多数の圧電発音体を取り回
すことができるようになった。そのため、圧電発音体の
収納や搬送といった作業が容易になり、これらの作業が
容易になった分、コストダウンが図れるようになった。
【0017】また、振動板に樹脂ケース体をインサート
モールド成形するので、振動板は樹脂ケース体によって
強固に補強されることになった。そのため、圧電発音体
の小型化に伴って薄型化した振動板であっても圧電素子
貼付の際の応力で変形を起こすことはなくなり、その
分、音響特性を安定化させることができるようになっ
た。つまり、音響特性を低下させることなく圧電発音体
を小型化することができるようになった。
モールド成形するので、振動板は樹脂ケース体によって
強固に補強されることになった。そのため、圧電発音体
の小型化に伴って薄型化した振動板であっても圧電素子
貼付の際の応力で変形を起こすことはなくなり、その
分、音響特性を安定化させることができるようになっ
た。つまり、音響特性を低下させることなく圧電発音体
を小型化することができるようになった。
【0018】さらに、振動板が樹脂ケース体で補強され
て変形しないので、振動板の変形によって圧電素子にひ
び割れ等の損傷が発生するといったことも起きにくくな
り、その分、圧電発音体の信頼性が向上した。
て変形しないので、振動板の変形によって圧電素子にひ
び割れ等の損傷が発生するといったことも起きにくくな
り、その分、圧電発音体の信頼性が向上した。
【0019】さらにまた、樹脂ケース体で補強されてい
るので、薄型の振動板を、変形を起こすことなく機械的
にハンドリングすることができるようになった。そのた
め、製造の自動化が容易になり、それに伴って、コスト
ダウンが図れるようになった。
るので、薄型の振動板を、変形を起こすことなく機械的
にハンドリングすることができるようになった。そのた
め、製造の自動化が容易になり、それに伴って、コスト
ダウンが図れるようになった。
【図1】本発明の一実施例の圧電発音体連の構造を示す
断面図である。
断面図である。
【図2】実施例の圧電発音体連の収納状態の第1例を概
略にして示す説明図である。
略にして示す説明図である。
【図3】実施例の圧電発音体連の収納状態の第2例を概
略にして示す説明図である。
略にして示す説明図である。
【図4】本発明の圧電発音体連の製造方法の各工程を示
す断面図である。
す断面図である。
【図5】本発明を利用して製造される圧電発音体の第1
変形例の構造を示す断面図である。
変形例の構造を示す断面図である。
【図6】同じく第2変形例の構造を示す断面図である。
【図7】同じく第3変形例の構造を示す断面図である。
【図8】第1従来例の圧電発音体の構造を示す断面図で
ある。
ある。
【図9】第2従来例の圧電発音体の構造を示す断面図で
ある。
ある。
2 金属板フープ 3 樹脂ケース体 4 圧電素子 5 振動板形成領域 6 モールド用貫通孔群
Claims (2)
- 【請求項1】 複数の振動板形成領域を有する金属板フ
ープと、 該金属板フープに振動板形成領域の外縁に沿って形成さ
れた貫通孔群と、 振動板形成領域を囲み、かつ前記貫通孔を通じて金属板
フープの両面に連通して設けられた樹脂ケース体と、 金属板フープの振動板形成領域上に設けられた圧電素子
とを備えたことを特徴とする圧電発音体連。 - 【請求項2】 複数の振動板形成領域を有する金属板フ
ープ上の該振動板形成領域の外縁に沿って貫通孔群を形
成する工程と、 前記金属板フープに、前記振動板形成領域を囲み、かつ
前記貫通孔群を通じて金属板フープの両面に連通する樹
脂ケース体をインサートモールド成形する工程と、 前記樹脂ケース体が取り付けられた金属板フープの振動
板形状領域上に、圧電素子を貼付する工程とを含むこと
を特徴とする圧電発音体連の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22563292A JPH0678396A (ja) | 1992-08-25 | 1992-08-25 | 圧電発音体連およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22563292A JPH0678396A (ja) | 1992-08-25 | 1992-08-25 | 圧電発音体連およびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0678396A true JPH0678396A (ja) | 1994-03-18 |
Family
ID=16832352
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22563292A Pending JPH0678396A (ja) | 1992-08-25 | 1992-08-25 | 圧電発音体連およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0678396A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100501183B1 (ko) * | 2002-05-28 | 2005-07-18 | 삼성전기주식회사 | 멀티 액츄에이터의 스프링 인서트 사출방법 |
JP2011071488A (ja) * | 2009-08-31 | 2011-04-07 | Taiheiyo Cement Corp | 圧電アクチュエータユニットおよびその製造方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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