JP2001326997A - 圧電発音器 - Google Patents

圧電発音器

Info

Publication number
JP2001326997A
JP2001326997A JP2000143162A JP2000143162A JP2001326997A JP 2001326997 A JP2001326997 A JP 2001326997A JP 2000143162 A JP2000143162 A JP 2000143162A JP 2000143162 A JP2000143162 A JP 2000143162A JP 2001326997 A JP2001326997 A JP 2001326997A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piezoelectric
electrode
conductor
sheet member
conductive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000143162A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4302857B2 (ja
Inventor
Shozo Nishiyama
昇三 西山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hokuriku Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Hokuriku Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hokuriku Electric Industry Co Ltd filed Critical Hokuriku Electric Industry Co Ltd
Priority to JP2000143162A priority Critical patent/JP4302857B2/ja
Publication of JP2001326997A publication Critical patent/JP2001326997A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4302857B2 publication Critical patent/JP4302857B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Piezo-Electric Transducers For Audible Bands (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 矩形状の圧電素子を備えていて、従来よりも
製造が容易な圧電発音器を提供する。 【解決手段】 絶縁性及び可撓性を有するシート部材1
1の表面上に金属箔からなる第1の導電体15と第2の
導電体17とを設ける。第1の導電体15の上に、表面
電極5及び裏面電極7を形成した矩形状の圧電素子3の
裏面電極5を接着剤等で接合する。圧電素子3の表面電
極5と第2の導電体17とを、導電性レジンペーストか
らなる電極接続用導電性接続部23により接続する。電
極接続用導電性接続部23の下部には、電極接続用導電
性接続部23と第1の導電部15との短絡防止用にエポ
キシレジン等の絶縁樹脂材料ペーストを用いて絶縁層2
1を形成する。シート部材11を樹脂製のケース部材1
3の上に設けた枠状部分25に接着剤等により接合す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、矩形状の圧電素子
を用いた圧電発音器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】矩形状の圧電素子を用いる圧電発音器
も、既存の圧電発音器と同様に、圧電振動子とこの圧電
振動子を支持する振動子支持構造とを備えている。圧電
振動子は、矩形状の圧電素子と、この圧電素子の表面上
に接合された表面電極と、圧電素子の裏面上に接合され
た裏面電極とを有している。そしてこの圧電振動子は、
ケース内に配置されて、ケースの内部で圧電振動子の表
面側に位置する音響空間と裏面側に位置する音響空間と
が連通しないように振動子支持構造によって気密に支持
されている。このような構造を備えた圧電発音器として
は、例えば特開平11−355890号公報、特開平9
−271096号公報等に開示されたものがある。
【0003】特開平11−355890号公報に開示さ
れた圧電発音器は、圧電振動子の長手方向の両端部が、
導電性の支持部材を用いて固定され、圧電振動子の長手
方向に沿う一対の縁部が、圧電振動子の裏面側に形成さ
れている音響空間で発生した音が圧電振動子の表面側に
形成されている音響空間に回り込まないように、可撓性
を有するシリコーンゴム等で封止されている。
【0004】また特開平9−271096号公報に開示
された圧電発音器は、矩形状の窓部を有する樹脂板の窓
部の周縁部に、ダイアフラムに矩形状の圧電素子が接合
されなる圧電振動子のダイアフラムの外周部を貼り合わ
せ、この樹脂板の長手方向に沿う一対の長辺を一対の支
持体(振動子支持構造)で支持した構造を有している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこれらの
構造では、圧電振動子を固定するための接着剤と音響空
間を分離するための接着剤との2種類の接着剤が必要と
なる。このため、製造工程で各接着剤の塗布工程が必要
であり、接着剤の硬化時間が必要となるため、製造時間
が増加して生産効率が悪かった。
【0006】また従来の構造では、圧電振動子と端子部
との電気的な接続に被覆リード線を用い、被覆リード線
の導体部を圧電振動子の電極部に半田付けにより接合し
ていた。しかしながら被覆リード線を半田付けする作業
は、作業性が悪く、自動化が非常に困難であった。また
半田付けで用いるコテの先端温度は、250〜350℃
と高く、このような高い温度が圧電素子に加わると圧電
素子にクラックを発生させるおそれがある。また圧電素
子に急激な温度差を与えると、圧電性が消失する危険性
がある。また被覆リード線に代えてバネ性金属端子を用
いて、接触だけで電気的な接続を図ることも考えられ
る。しかしながらこのようなバネ性金属端子を小型のケ
ース内に配置することは設計が難しく、ケースの厚みを
厚くする必要があるために、薄型化に難しい問題が生じ
る。
【0007】本発明の目的は、製造が容易な圧電発音器
を提供することにある。
【0008】本発明の目的は、圧電素子の圧電性を消失
させることなく、製造できる圧電発音器を提供すること
にある。
【0009】本発明の目的は、薄型化を図ることができ
る圧電発音器を提供することにある。
【0010】本発明の他の目的は、表面実装化が容易な
圧電発音器を提供することにある。
【0011】本発明の他の目的は、音圧が高い圧電発音
器を提供することにある。
【0012】本発明の他の目的は、量産性に優れた圧電
発音器を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、矩形状の圧電
素子、圧電素子の表面上に接合された表面電極及び圧電
素子の裏面上に接合された裏面電極を有する圧電振動子
と、圧電振動子の表面側に位置する音響空間と裏面側に
位置する音響空間とを連通させないようにして圧電振動
子を支持する振動子支持構造とを具備する圧電発音器を
改良の対象とする。本発明で用いる振動子支持構造は、
絶縁材料によって形成された可撓性を有するシート部材
と、シート部材の外周部が接合される枠状部分を有する
ベース部材とを有する。シート部材としては、例えばポ
リイミドやポリエチレンテレフタレート(PET)等の
絶縁性を有する合成樹脂シートを用いることができる。
そして本発明では、このシート部材の表面上には、圧電
振動子の裏面電極と電気的接続される部分と該部分に接
続された第1の入力電極とが一体になった第1の導電体
が接合されており、またこのシート部材には表面電極が
電気的に接続される第2の入力電極を構成する第2の導
電体も接合されている。これらの導電体は、銅箔等の金
属箔により形成することができる。またメッキ、スパッ
タリング等によりこれらの導電体を形成することもでき
る。更にこれらの導電体を銀レジンペーストなどの導電
性レジンペーストを用いて形成することもできる。
【0014】本発明においては、圧電振動子の表面電極
と第2の導電体とに跨って導電性レジンペーストを塗布
し且つこれを硬化して形成した電極接続用導電性接続部
により、表面電極と第2の導電体とを接続する。可撓性
を有するシート部材は、その撓み性から圧電振動子の振
動を阻害することはない。このようにすると、リード線
や端子金具を用いた接合に比べ、圧電発音器の全体の厚
み寸法を薄くすることができる。またリード線や半田を
用いないので、製造の自動化が容易になり、半田付け時
の熱により圧電素子の圧電性が消失するのを防ぐことが
できる。
【0015】また、本発明の圧電発音器のより具体的な
態様では、矩形状の圧電素子、圧電素子の表面上に接合
された表面電極及び圧電素子の裏面上に接合された裏面
電極を有する圧電振動子と、圧電振動子の表面側に位置
する音響空間と裏面側に位置する音響空間とを連通させ
ないようにして圧電振動子を支持する振動子支持構造と
を具備する。そして振動子支持構造を、絶縁樹脂材料に
よって形成された可撓性を有するシート部材と、シート
部材の裏面の外周部が接合される枠状部分及び枠状部分
によって囲まれて圧電振動子の振動を許容する凹部また
は窓部を備えた絶縁材料からなるベース部材とから構成
する。この場合も、シート部材の表面上には、圧電振動
子の裏面電極と電気的接続される部分と該部分に接続さ
れた第1の入力電極とが一体になった第1の導電体と、
表面電極が電気的に接続される第2の入力電極を構成す
る第2の導電体とを接合し、表面電極と第2の導電体と
を、導電性レジンペーストを両者に跨って塗布し且つこ
れを硬化して形成した電極接続用導電性接続部により接
続する。
【0016】ベース部材の枠状部分とシート部材の裏面
とを接合する場合は、接着剤により接合してもよい。ま
たベース部材の少なくとも枠状部分及びシート部材を溶
着可能な合成樹脂材料により形成する場合は、シート部
材と枠状部分とを熱溶着または超音波振動溶着により接
合すればよい。
【0017】第1及び第2の導電体を金属箔により形成
する場合において、第1の導電体の端面が第2の導電体
側に露出しているような場合には、電極接続用導電性接
続部の下に導電性接続部と第1の導電体との短絡を阻止
する絶縁性樹脂からなる絶縁層を形成するのが好まし
い。なお第1の導電体の裏面電極を構成する部分に、第
1の導電体と接触しないようにして第2の導電体が部分
的に入り込む導電体受け入れ凹部を形成し、電極接続用
導電性接続部が表面電極と導電体受け入れ凹部の外側に
位置する第2の導電体間に直接形成するようにすれば、
導電性接続部と第1の導電体との短絡防止のために形成
する絶縁層を設ける必要がなくなり、製造工程を少なく
できて、製品の価格を下げることが可能になる。
【0018】シート部材が薄くなればなるほど、ベース
部材にシート部材を接合する場合に、シート部材にはし
わ等が発生し、接合し難くなる場合がある。このような
ときは、シート部材の表面に、シート部材の外縁部に沿
い且つ第1及び第2の導電体と電気的に接続しないよう
に補強用導電体を形成すればよい。なお第1及び第2の
導電体並びに補強用導電体は金属箔により形成すること
ができる。この場合、補強用導電体は第1の導電体また
は第2の導電体の一方と連結されていても問題はない。
【0019】さらに第1の導電体と補強用導電体との間
に位置するシート部材の部分を、圧電振動子の振動を許
容するように蛇腹状に形成すれば、この部分の変形が容
易になり、シート部材を用いる場合でも、圧電振動子を
十分に振動させることができる。
【0020】表面実装型の圧電発音器を構成する場合に
は、ベース部材には、枠状部分にシート部材が接合され
た状態でシート部材の外側に位置する部分に、第1の入
力電極及び第2の入力電極と電気的に接続される第1及
び第2の実装用端子部を設ける。そして第1の入力電極
及び第2の入力電極と第1及び第2の実装用端子部と
を、導電性レジンペーストを両者に跨って塗布し且つこ
れを硬化して形成した端子接続用導電性接続部により接
続する。このようにすれば、表面実装型の圧電発音器の
実装用端子部と圧電振動子との電気的な接続を容易に行
える上、表面実装型の圧電発音器の構造が簡単になる。
【0021】なお電極接続用導電性接続部と端子接続用
導電性接続部とを一緒に形成すると、圧電発音器の製造
工数を少なくすることができる。
【0022】また圧電振動子を覆うカバー部材をベース
部材に固定し、このベース部材とカバー部材とによりケ
ースを構成するのが好ましい。このようにすると、ベー
ス部材がケースの一部を構成するため、部品点数が少な
くなって、製造コストを下げることができる。
【0023】圧電発音器は、使用していないとき、温度
差や衝撃により自発分極電荷が発生し、この電荷で圧電
素子が電気的に破壊されるおそれがある。このような場
合には、電極接続用導電性接続部と並列に振動時の圧電
素子の抵抗値よりも大きな抵抗値を有する印刷抵抗体を
設けておく。このようにすると圧電素子で発生した自発
分極電荷はこの抵抗体を通して放電されるので、圧電素
子が電気的に破壊されるのを防止することができる。
【0024】より高い音圧やより広い周波数帯域を得る
ためには、複数の圧電素子を併用することになる。この
ような複数の圧電素子を併用する場合には、複数の凹部
または窓部を有するベース部材と、ベース部材に接合さ
れ且つ絶縁材料によって形成された可撓性を有するシー
ト部材と、ベース部材の複数の凹部または窓部に対応す
るシート部材の複数の可撓領域の表面上に形成された複
数の導電部分と、複数の導電部分の上に裏面電極が接合
された複数の矩形状の圧電素子と、複数の圧電素子の表
面にそれぞれ接合された複数の表面電極と、シート部材
の表面に形成された第1及び第2の入力電極と、シート
部材の表面に形成されて複数の導電部分と第1の入力電
極とを電気的に接続する第1の接続パターンと、シート
部材の複数の可撓領域の表面またはその近傍に形成され
た複数の接続用電極と、シート部材の表面に形成されて
複数の接続用電極と第2の入力電極とを電気的に接続す
る第2の接続パターンと、導電性レジンペーストを複数
の表面電極と複数の接続用電極とに跨って塗布し且つこ
れを硬化して形成して複数の表面電極と複数の接続用電
極とをそれぞれ接続する複数の電極接続用導電性接続部
と、ベース部材に対して取付けられ複数の圧電素子に個
別に対応する複数の音響空間を形成する構造を備えたカ
バー部材とから圧電発音器を構成する。この場合、各圧
電振動子の共振周波数と複数の音響空間のそれぞれの共
振周波数を適当に選択することにより、1つの圧電振動
子を用いる場合と比べて、圧電発音器の音圧を高くし
て、しかも周波数帯域を広げることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態の一例を詳細に説明する。図1は本発明の第1
の実施の形態の圧電発音器の構成を示す分解斜視図であ
る。なお図1では、後述するカバー部材とベース部材と
分離した状態を示している。図1において、符号1で示
した部材は圧電振動子である。圧電振動子1は、PTZ
等の圧電セラミックスよりなる矩形状の圧電素子3と、
この圧電素子3の表面上に接合された表面電極5と、圧
電素子3の裏面上に接合さた裏面電極7(図面上は示さ
れていない。)とから構成されたユニモルフ型の圧電振
動子である。表面電極5及び裏面電極7は、例えばガラ
スペーストに銀の粉末を混練してなる導電性ペーストを
圧電素子3の両面に印刷し、これを焼成して形成する。
圧電素子3には、表面電極5と裏面電極7との間に直流
電圧を印加して予め分極処理が施されている。したがっ
て表面電極5と裏面電極7との間に所定周期のパルス電
圧が印加されると、圧電素子3はこの所定の周波数で振
動する。
【0026】符号9は、圧電振動子1を支持する振動子
支持構造を示している。振動子支持構造9は、シート部
材11とベース部材13とから構成されている。シート
部材11は、矩形形状を有しており、ポリイミドやポリ
エチレンテレフタレート(PET)等の絶縁または合成
樹脂材料からなる厚さ10〜100μmの膜即ちシート
でできており、電気的な絶縁性と機械的な可撓性とを備
えている。シート部材11の表面には、例えば銅箔等の
金属箔、スパッタや蒸着により形成した薄膜導体(例え
ば10〜250μm)の厚さを有する第1の導電体15
及び第2の導電体17が形成されている。第1の導電体
15には、圧電素子3の裏面電極7と電気的に接続する
ように第1の入力電極19が一体に設けられている。圧
電素子3の裏面電極7は、レジン系の接着剤または導電
性接着剤を用いて第1の導電体15の接続部分に接続す
ればよい。第2の導電体17は圧電素子3の表面電極5
が接続される第2の入力電極を構成している。
【0027】圧電素子3の表面電極5と第2の導電体1
7とは、電極接続用導電性接続部23により電気的に接
続されている。なお電極接続用導電性接続部23の下部
には、圧電素子3の表面と第2の導電体17とに跨って
エポキシレジン等の絶縁樹脂材料ペーストを用いて絶縁
層21が形成されている。この絶縁層21は、電極接続
用導電性接続部23が、第1の導電体15と接触して短
絡を発生するのを防止している。この電極接続用導電性
接続部23は、エポキシレジン等の有機材料に銀粉末,
パラジウム粉末等の導電性粉末を混練した導電性レジン
ペーストから形成される。絶縁層21を形成するための
エポキシレジン及び導電性レジンペーストは、通常15
0℃以下の温度で硬化できるため、硬化工程において、
圧電素子3の圧電性が消失するようなことはない。
【0028】シート部材11は、ベース部材13の上に
接合されている。ベース部材13はPBT等のプラスチ
ック絶縁部材により形成されている。ベース部材13
は、矩形の板状本体の表面に輪郭形状が矩形をなす枠状
部材25が一体になった構造を有している。枠状部分2
5に囲まれた領域には、窓部または凹部27が形成され
ている。この凹部27は圧電振動子1の振動を許容する
深さになっている。枠状部分25の上面には、シート部
材11の裏面の外周部が接着剤や溶着技術等を用いて接
合されている。ベース部材13の長手方向の両端部に
は、枠状部材25の外側に、表面実装用の半田付け用の
端子部を構成する第1の実装用端子部29及び第2の実
装用端子部31が設けられている。これらの実装用端子
部29及び31は、ベース部材13にインサート成形さ
れている。第1の実装用端子部29は第1の入力電極1
9と図示しない端子接続用導電性接続部によって電気的
に接続される。また第2の実装用端子部31は、第2の
入力電極を構成する第2の導電体17と図示しない端子
接続用導電性接続部によって電気的に接続される。これ
らの端子接続用導電性接続部は、前述の電極接続用導電
性接続部23と同様に、エポキシレジン等の有機材料に
銀粉末,パラジウム粉末等の導電性粉末を混練した導電
性レジンペーストから形成される。したがって前述の電
極接続用導電性接続部23を形成する際に、同時に第2
の実装用端子部31と第2の導電体17とを接続する端
子接続用導電性接続部とを同時に形成するようにしても
よい。
【0029】符号33で示した部材は箱型のカバー部材
であり、ベース部材13に接着剤等により接合されてい
る。カバー部材33をベース部材13に接合することに
より圧電振動子1の前方側に音響空間(前気室)が形成
されている。またシート部材11によって塞がれた枠状
部材25によって囲まれた凹部27内に圧電振動子1の
後方側の音響空間(後気室)が形成されている。そして
圧電振動子1が振動することによって発生した音はカバ
ー部材33の上部に設けられた発音孔35から外部に放
音される。
【0030】次に図1に示した圧電発音器の製造方法を
製造工程順に説明する。図2(A)乃至(D)は本発明
の圧電発音器を製造する場合の製造工程を製造工程順に
示したものである。まず、PZT等の圧電セラミックス
からなる圧電素子3の表面に表面電極5を形成し、圧電
素子3の裏面に裏面電極7をそれぞれ形成する。次にシ
ート部材11の表面上に図2(A)の圧電素子3の裏面
電極7と電気的に接続する第1の導電体15と、図2
(A)の圧電素子3の表面電極5と電気的に接続する第
2の導電体17とを形成する。
【0031】次に図2(C)に示すように、シート部材
11の表面上に形成した第1の導電体15の上に圧電素
子3の裏面電極7側をレジン系の接着剤または導電性接
着剤を用いて貼り合わせる。そして、圧電素子3の表面
電極5と第2の導電体17とを電気的に接続する。接続
の方法は、圧電素子3の側面を覆うように有機性の絶縁
レジストを塗布して絶縁層21を形成し、その上から表
面電極5と第2の導電体17とを跨ぐように有機銀から
なる導電性のレジンペーストを印刷により塗布し、その
後硬化させる。
【0032】次に図2(D)に示すように、図2(C)
で表面上に圧電素子3を貼付けたシート部材11の外周
部を圧電発音器のベースとなるベース部材13の枠状部
分25に接着剤や熱溶着等を用いて接合する。そして第
1の入力電極17と第1の実装用端子29との間及び第
2の入力電極19と第2の実装用端子29との間に,両
者に跨るようにして導電性のレジンペーストを印刷によ
り塗布し、その後硬化させて両者間を電気的接続する。
最後に図1に示したケース部材33をベース部材13に
接着剤や熱圧着等により接合させる。
【0033】図3は本発明の他の実施の形態で用いるシ
ート部材111に圧電振動子1を接合する前の状態の斜
視図である。なお、図3の実施の形態において、図1に
示した実施の形態を構成する部分と同様の部分には、図
1に付した符号と同じ符号を付して説明を省略する。こ
の実施の形態では、圧電振動子1の裏面電極7と電気的
に接続される第1の導電体115の接続部分に、第1の
導電体115と接触しないようにして第2の導電体11
7が部分的に入り込むように導電体受け入れ凹部116
が形成されている。そしてこの導電体受け入れ凹部11
6内に第2の導電体117の一部が入り込むようにして
形成されている。これらの導電体が形成されたシート部
材111を用いて、図1及び図2で示した電極接続用導
電性接続部23を表面電極5と導電体受け入れ凹部11
6の外側に位置する第2の導電体117間に直接形成す
るようにすれば、電極接続用導電性接続部23と第1の
導電体115との短絡防止のために形成する絶縁層21
を設ける必要がなくなり、製造工程を少なくすることが
できる。
【0034】図4は本発明の他の実施の形態で用いるシ
ート部材211の平面図である。このシート部材211
の表面上には第1の導電体215及び第2の導電体21
7が形成されている。そして第1の導電体215と第2
の導電体217とを囲むようにして、シート部材211
の外縁部に、第1の導電体215及び第2の導電体21
7を形成する金属箔と同じ金属箔からなる補強用導電体
251,253が形成されている。この補強用導電体2
51,253を設ける理由は以下のとおりである。ベー
ス部材にシート部材211を接合する際に、シート部材
211が薄くなればなるほどシート部材にはしわ等が発
生し、接合し難くなる。そこでこのような場合に、図4
で示した補強用導電体251,253を設けてシート部
材211の外周部の強度を高めると、シート部材211
の外周部にしわが発生しなくなって、シート部材211
とベース部材との接合をスムーズに行うことができる。
なお、補強用導電体251,253は第1の導電体11
5あるいは第2の導電体117のうちどちらか一方と接
続されていても何等問題はない。
【0035】図5は本発明の他の実施の形態を説明する
ために用いる断面図であり、この図は図4のA−A線の
位置で断面にした断面図である。図5に示したシート部
材311には、シート部材211の第1の導電体215
と補強用導電体251,253との間に位置するシート
部材211の2箇所の部分350及び360に蛇腹状ま
たは波板状の加工が施されている。このような部分35
0及び360を設けると、これらの部分の変形が容易に
なり、圧電振動子を十分に振動させることができる。
【0036】図6は、上記の各実施の形態を大量生産す
る場合に用いる多連のシート部材連結体550の一部を
示す図である。このシート部材連結体550は、ポリイ
ミド等のフレキシブル基板に張られた金属箔にエッチン
グを施して形成されている。図示のシート部材連結体5
50の幅方向(長手方向と直交する方向)の両端部に
は、長手方向に所定の間隔をあけて送給用ガイド孔56
0…が形成されている。この送給用ガイド孔560…に
図示しないガイドローラの外周部に設けられた突起が挿
入されて、シート部材連結体550は長手方向に送給さ
れる。このようなシート部材連結体550に対して、圧
電振動子を接合し、電極接続用導電性接続部を形成した
後に、各シート部材を切り出して、ベース部材に接合さ
れる部品を製造すれば、大量生産が容易になる。
【0037】なお、上述した各実施の形態において、圧
電振動子の表面電極とシート部材の表面上に形成した第
1の導電体とを接続する電極接続用導電性接続部に並ん
で、印刷抵抗体(図示せず)を形成してもよい。この印
刷抵抗体の抵抗値は、振動時の圧電素子の抵抗値よりも
大きな値にしてある。このような抵抗値の印刷抵抗体を
用いるのは、圧電発音器が使用されていないときに、加
わる温度差や衝撃により圧電素子に発生する自発分極電
荷によって、圧電素子が電気的に破壊されるのを防止す
るためである。電極接続用導電性接続部と並列にこのよ
うな抵抗体を設けておくと、圧電素子で発生した自発分
極電荷はこの抵抗体を通して放電されるので、圧電素子
が電気的に破壊されるのを確実に防止することができ
る。
【0038】図7(A)乃至(C)は、本発明の他の実
施の形態の圧電発音器の構成を説明するために用いる図
である。この実施の形態は、より高い音圧と広い周波数
帯域を得るために、1つの圧電発音器の中に4つの圧電
振動子を組み込んだ構造を有している。図7(A)はベ
ース部材にシート部材を接合させる前の状態の分解斜視
図であり、図7(B)はベース部材にケース部材を接合
させる前の状態の分解斜視図であり、図7(C)はベー
ス部材にケース部材を接合させた状態を示す圧電発音器
の斜視図である。
【0039】符号711で示した部材はシート部材であ
り、このシート部材711は図1に示したシート部材1
1と同様に矩形形状を有している。このシート部材71
1も。シート部材11と同様に、ポリイミドやポリエチ
レンテレフタレート(PET)等の絶縁または合成樹脂
材料からなる厚さ10〜100μmのシートである。こ
のシート部材711の表面上には、4つの導電電極71
5a〜715dと4つの接続用電極717a〜717d
がそれぞれ形成されている。シート部材711の表面に
は第1の入力電極751及び第2の入力電極753が形
成されている。また導電電極715a〜715dは、シ
ート部材711の表面上に形成された第1の接続パター
ン755によりそれぞれ互いに接続されており、この第
1の接続パターン755は第1の入力電極751と接続
されている。また、接続用電極717a〜717dは、
シート部材711の表面上に形成されている第2の接続
パターン757によりそれぞれ互いに接続されており、
この第2の接続パターン757は第2の入力電極753
と接続されている。
【0040】符号703a〜703dで示した部材は、
それぞれ大きさの異なる矩形状の圧電素子であり、各圧
電素子703a〜703dの表面には表面電極705a
〜705cが接合され且つ裏面には裏面電極707a〜
707d(図示せず)がそれぞれ接合されている。そし
てシート部材711の導電電極715a〜715dの上
には圧電素子703a〜703dの裏面電極707a〜
707dがそれぞれ導電性接着剤を用いて接合されてい
る。また圧電素子703a〜703dの表面電極705
a〜705dと接続用電極717a〜717dとは、電
極接続用導電性接続部723a〜723dにより電気的
に接続されている。電極接続用導電性接続部723a〜
723dは、エポキシレジン等の有機材料に銀粉末,パ
ラジウム粉末等の導電性粉末を混練した導電性レジンペ
ーストから形成される。各電極接続用導電性接続部72
3a〜723dの下部には、圧電素子703a〜703
dの表面と接続用電極717a〜717dとに跨ってエ
ポキシレジン等の絶縁樹脂材料ペーストを用いて絶縁層
721a〜721dが形成されている。
【0041】ベース部材713はPBT等のプラスチッ
ク絶縁部材により形成されている。ベース部材713に
は、開口面積の異なる4つの凹部または窓部727a〜
727dがそれぞれ形成されている。この凹部727a
〜727dは圧電振動子701の振動を許容する深さを
有している。このシート部材711は、ベース部材71
3の上に接着または溶着により接合される。
【0042】そしてシート部材713を接合したベース
部材713の上には箱型のカバー部材733が接合され
る。カバー部材733の内部には各圧電振動子(または
圧電素子)に個別に対応する音響空間を形成する容積の
異なる4つの前気室761〜767がそれぞれ設けられ
ている。カバー部材733の上部には前気室761〜7
67で発生した音を外部に放音するための発音孔735
a〜735dがそれぞれ形成されている。
【0043】上述した圧電発音器において、各圧電振動
子701a〜701dの共振周波数f1〜f4と、前気
室761〜767の共振周波数f5〜f8とが図8
(A)に示す態様になるように、圧電振動子701a〜
701dの特性と前気室761〜767の大きさを設計
すると、図8(B)のように音圧を高くして、しかも周
波数帯域を広げることができる。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、圧電振動子の表面電極
と第2の導電体とを導電性レジンペーストからなる電極
接続用導電性接続部により接続したので、リード線や端
子金具を用いた接合に比べ、圧電発音器の全体の厚み寸
法を小さくすることができて、薄型化が容易になり、圧
電発音器を搭載する電子機器の薄型化に貢献できる。
【0045】また本発明によれば、圧電発音器の組立に
はリード線や半田を用いないので、製造の自動化が容易
になり、大量生産による低コスト化が実現できる。
【0046】さらに本発明によれば、半田付け時の熱に
より圧電素子の圧電性が消失するのを防ぐことができ
て、生産時の歩留まりが向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の圧電発音器の構成
を示す分解斜視図である。
【図2】(A)乃至(D)は本発明の圧電発音器を製造
する場合の製造工程を製造工程順に示したものである。
【図3】本発明の他の実施の形態で用いるシート部材に
圧電振動子を接合する前の状態の斜視図である。
【図4】本発明の他の実施の形態で用いるシート部材の
平面図である。
【図5】本発明の他の実施の形態で用いるシート部材の
断面図である。
【図6】本発明の他の実施の形態で用いるシート部材を
複数配置したシートの一部平面図である。
【図7】(A)は本発明の更に他の実施の形態で用いる
シート部材とベース部材との構成を示す分解斜視図、
(B)はベース部材とケース部材との構成を示す分解斜
視図、(C)は本発明の圧電発音器の他の実施の形態の
外観斜視図である。
【図8】(A)は図7(A)〜(C)を用いて説明した
実施の形態の各圧電振動子と前気室の共振周波数の関係
を示すグラフであり、(B)はこの圧電発音器から放音
される音の周波数帯域と音圧との関係を示すグラフであ
る。
【符号の説明】
1 圧電振動子 3 圧電素子 5 表面電極 7 裏面電極 9 振動子支持構造 11 シート部材 13 ベース部材 15 第1の導電体 17 第2の導電体 19 第1の入力電極 21 絶縁層 23 電極接続用導電性接続部 25 枠状部材 27 窓部または凹部 29 第1の実装用端子部 31 第2の実装用端子部 33 カバー部材 35 発音孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 41/18 101D

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 矩形状の圧電素子、前記圧電素子の表面
    上に接合された表面電極及び前記圧電素子の裏面上に接
    合された裏面電極を有する圧電振動子と、前記圧電振動
    子の表面側に位置する音響空間と裏面側に位置する音響
    空間とを連通させないようにして前記圧電振動子を支持
    する振動子支持構造とを具備する圧電発音器であって、 前記振動子支持構造は、絶縁材料によって形成された可
    撓性を有するシート部材と、前記シート部材の外周部が
    接合される枠状部分を有するベース部材とからなり、 前記シート部材の表面上には、前記圧電振動子の前記裏
    面電極と電気的接続される部分と該部分に接続された第
    1の入力電極とが一体になった第1の導電体と、前記表
    面電極が電気的に接続される第2の入力電極を構成する
    第2の導電体とが接合されており、 前記表面電極と前記第2の導電体とが、導電性レジンペ
    ーストを両者に跨って塗布し且つこれを硬化して形成し
    た電極接続用導電性接続部により接続されていることを
    特徴とする圧電発音器。
  2. 【請求項2】 矩形状の圧電素子、前記圧電素子の表面
    上に接合された表面電極及び前記圧電素子の裏面上に接
    合された裏面電極を有する圧電振動子と、前記圧電振動
    子の表面側に位置する音響空間と裏面側に位置する音響
    空間とを連通させないようにして前記圧電振動子を支持
    する振動子支持構造とを具備する圧電発音器であって、 前記振動子支持構造は、絶縁樹脂材料によって形成され
    た可撓性を有するシート部材と、前記シート部材の裏面
    の外周部が接合される枠状部分及び前記枠状部分によっ
    て囲まれて前記圧電振動子の振動を許容する凹部または
    窓部を備えた絶縁材料からなるベース部材とからなり、 前記シート部材の表面上には、前記圧電振動子の前記裏
    面電極と電気的に接続された部分と該部分に接続された
    第1の入力電極とが一体になった第1の導電体と、前記
    表面電極が電気的に接続される第2の入力電極を構成す
    る第2の導電体とが接合されており、 前記表面電極と前記第2の導電体とが、導電性レジンペ
    ーストを両者に跨って塗布し且つこれを硬化して形成し
    た電極接続用導電性接続部により接続されていることを
    特徴とする圧電発音器。
  3. 【請求項3】 前記ベース部材の前記枠状部分と前記シ
    ート部材の裏面とが、接着剤により接合されていること
    を特徴とする請求項1または2に記載の圧電発音器。
  4. 【請求項4】 前記ベース部材の少なくとも前記枠状部
    分及び前記シート部材は、溶着可能な合成樹脂材料によ
    り形成されており、前記シート部材と前記枠状部分とが
    溶着により接合されていることを特徴とする請求項1に
    記載の圧電発音器。
  5. 【請求項5】 前記第1及び第2の導電体は金属箔によ
    り形成されており、 前記電極接続用導電性接続部の下には前記電極接続用導
    電性接続部と前記第1の導電体との短絡を阻止する絶縁
    性樹脂からなる絶縁層が形成されていることを特徴とす
    る請求項1または2に記載の圧電発音器。
  6. 【請求項6】 前記第1の導電体の前記裏面電極を構成
    する部分には、前記第1の導電体と接触しないようにし
    て前記第2の導電体が部分的に入り込む導電体受け入れ
    凹部が形成されており、 前記電極接続用導電性接続部が前記表面電極と前記導電
    体受け入れ凹部の外側に位置する前記第2の導電体間に
    直接形成されていることを特徴とする請求項1または2
    に記載の圧電発音器。
  7. 【請求項7】 前記シート部材の前記表面には、前記シ
    ート部材の外縁部に沿い且つ前記第1及び第2の導電体
    を電気的に接続しないように補強用導電体が形成されて
    おり、前記第1及び第2の導電体並びに前記補強用導電
    体が金属箔により形成されていることを特徴とする請求
    項1または2に記載の圧電発音器。
  8. 【請求項8】 前記第1の導電体と前記補強用導電体と
    の間に位置する前記シート部材の部分は、前記圧電振動
    子の振動を許容するように蛇腹状に形成されていること
    を特徴とする請求項1または2に記載の圧電発音器。
  9. 【請求項9】 前記ベース部材には、前記枠状部分に前
    記シート部材が接合された状態で前記シート部材の外側
    に位置する部分に、前記第1の入力電極及び第2の入力
    電極と電気的に接続される第1及び第2の実装用端子部
    が設けられており、 前記第1の入力電極及び第2の入力電極と前記第1及び
    第2の実装用端子部とが、導電性レジンペーストを両者
    に跨って塗布し且つこれを硬化して形成した端子接続用
    導電性接続部により接続されていることを特徴とする請
    求項1または2に記載の圧電発音器。
  10. 【請求項10】 前記電極接続用導電性接続部と前記端
    子接続用導電性接続部とが一緒に形成されていることを
    特徴とする請求項9に記載の圧電発音器。
  11. 【請求項11】 前記圧電振動子を覆うカバー部材が、
    前記ベース部材に固定され、前記ベース部材と前記カバ
    ー部材とによりケースが構成されていることを特徴とす
    る請求項1または2に記載の圧電発音器。
  12. 【請求項12】 前記電極接続用導電性接続部と並列に
    振動時の前記圧電素子の抵抗値よりも大きな抵抗値を有
    する印刷抵抗体を形成したことを特徴とする請求項1ま
    たは2に記載の圧電発音器。
  13. 【請求項13】 複数の凹部または窓部を有するベース
    部材と、 前記ベース部材に接合され且つ絶縁材料によって形成さ
    れた可撓性を有するシート部材と、 前記ベース部材の前記複数の凹部または窓部に対応する
    前記シート部材の複数の可撓領域の表面上に形成された
    複数の導電部分と、 前記複数の導電電極の上に裏面電極が接合される複数の
    矩形状の圧電素子と、 前記複数の圧電素子の表面にそれぞれ接合された複数の
    表面電極と、 前記シート部材の前記表面に形成された第1及び第2の
    入力電極と、 前記シート部材の前記表面に形成されて前記複数の導電
    部分と前記第1の入力電極とを電気的に接続する第1の
    接続パターンと、 前記シート部材の前記複数の可撓領域の前記表面または
    その近傍に形成された複数の接続用電極と、 前記シート部材の前記表面に形成されて前記複数の接続
    用電極と前記第2の入力電極とを電気的に接続する第2
    の接続パターンと、 導電性レジンペーストを前記複数の表面電極と前記複数
    の接続用電極とに跨って塗布し且つこれを硬化して形成
    して前記複数の表面電極と前記複数の接続用電極とをそ
    れぞれ接続する複数の電極接続用導電性接続部と、 前記ベース部材に対して取付けられ、前記複数の圧電素
    子に個別に対応する複数の音響空間を形成する構造を備
    えたカバー部材とを具備してなる圧電発音器。
JP2000143162A 2000-05-16 2000-05-16 圧電発音器 Expired - Fee Related JP4302857B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000143162A JP4302857B2 (ja) 2000-05-16 2000-05-16 圧電発音器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000143162A JP4302857B2 (ja) 2000-05-16 2000-05-16 圧電発音器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001326997A true JP2001326997A (ja) 2001-11-22
JP4302857B2 JP4302857B2 (ja) 2009-07-29

Family

ID=18650021

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000143162A Expired - Fee Related JP4302857B2 (ja) 2000-05-16 2000-05-16 圧電発音器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4302857B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006009279A1 (ja) * 2004-07-23 2006-01-26 Hokuriku Electric Industry Co., Ltd. 圧電発音器
WO2006038525A1 (ja) * 2004-10-05 2006-04-13 Olympus Corporation 超音波探触子
JP2008079230A (ja) * 2006-09-25 2008-04-03 Hokuriku Electric Ind Co Ltd 圧電発音器
JP2011504303A (ja) * 2007-08-08 2011-02-03 ピスィー ジェスィオン エス.ア.エス. 電磁変換音響ブリッジ
US7884467B2 (en) 2006-01-24 2011-02-08 Lingsen Precision Industries, Ltd. Package structure of a microphone
JP2015109627A (ja) * 2013-03-28 2015-06-11 富士フイルム株式会社 電気音響変換フィルム、電気音響変換器、フレキシブルディスプレイおよびプロジェクター用スクリーン
WO2015098150A1 (ja) * 2013-12-27 2015-07-02 太陽誘電株式会社 圧電音響素子及び圧電スピーカ
WO2021182351A1 (ja) * 2020-03-11 2021-09-16 Tdk株式会社 音響デバイス及び発音装置

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006009279A1 (ja) * 2004-07-23 2006-01-26 Hokuriku Electric Industry Co., Ltd. 圧電発音器
JP4729496B2 (ja) * 2004-07-23 2011-07-20 北陸電気工業株式会社 圧電発音器
JPWO2006009279A1 (ja) * 2004-07-23 2008-05-01 北陸電気工業株式会社 圧電発音器
WO2006038525A1 (ja) * 2004-10-05 2006-04-13 Olympus Corporation 超音波探触子
US7508118B2 (en) 2004-10-05 2009-03-24 Olympus Corporation Ultrasonic transducer
US7884467B2 (en) 2006-01-24 2011-02-08 Lingsen Precision Industries, Ltd. Package structure of a microphone
JP2008079230A (ja) * 2006-09-25 2008-04-03 Hokuriku Electric Ind Co Ltd 圧電発音器
JP2011504303A (ja) * 2007-08-08 2011-02-03 ピスィー ジェスィオン エス.ア.エス. 電磁変換音響ブリッジ
JP2015109627A (ja) * 2013-03-28 2015-06-11 富士フイルム株式会社 電気音響変換フィルム、電気音響変換器、フレキシブルディスプレイおよびプロジェクター用スクリーン
US9440259B2 (en) 2013-03-28 2016-09-13 Fujifilm Corporation Electroacoustic conversion film, electroacoustic converter, flexible display, and projector screen
WO2015098150A1 (ja) * 2013-12-27 2015-07-02 太陽誘電株式会社 圧電音響素子及び圧電スピーカ
JP2015126500A (ja) * 2013-12-27 2015-07-06 太陽誘電株式会社 圧電音響素子及び圧電スピーカ
WO2021182351A1 (ja) * 2020-03-11 2021-09-16 Tdk株式会社 音響デバイス及び発音装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4302857B2 (ja) 2009-07-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6969942B2 (en) Piezoelectric electroacoustic transducer
JP3134844B2 (ja) 圧電音響部品
US6445108B1 (en) Piezoelectric acoustic component
JPS62173814A (ja) 弾性表面波素子搭載ユニツト
JP2004343684A (ja) 表面実装型電子部品の筐体構造
JP4302857B2 (ja) 圧電発音器
JP4729496B2 (ja) 圧電発音器
JP3099382B2 (ja) 小型発振器
JP4060895B2 (ja) 圧電振動板
JP2004015767A (ja) 圧電発音体およびこの圧電発音体を用いた圧電型電気音響変換器
JP2003078995A (ja) 圧電音響装置
JP7487473B2 (ja) 圧電デバイス、及びmemsデバイス
JP2004364334A (ja) 圧電音響変換器
JP2002315095A (ja) 圧電音響変換器
JP2002153461A (ja) 超音波振動子及びその製造方法
JP2000165993A (ja) 圧電発音体素子
JP2000305573A (ja) 圧電音響部品
JP2003125492A (ja) 圧電音響装置
JP3309682B2 (ja) 圧電発音体
JPH11355892A (ja) 圧電振動板およびこの圧電振動板を用いた圧電音響部品
JP3886564B2 (ja) 圧電トランス電源
JP3136620B2 (ja) 圧電ブザー
JP2000004499A (ja) 圧電振動板およびこの圧電振動板を用いた圧電音響部品
JPH11355891A (ja) 圧電振動板およびこの圧電振動板を用いた圧電音響部品
JPH0964579A (ja) 電子部品

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070420

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090406

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090414

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090423

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120501

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4302857

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130501

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130501

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140501

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees