JPH067827U - 排気ガス触媒変換器 - Google Patents

排気ガス触媒変換器

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Publication number
JPH067827U
JPH067827U JP5219392U JP5219392U JPH067827U JP H067827 U JPH067827 U JP H067827U JP 5219392 U JP5219392 U JP 5219392U JP 5219392 U JP5219392 U JP 5219392U JP H067827 U JPH067827 U JP H067827U
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JP
Japan
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outer shell
exhaust gas
catalytic converter
welding
forming body
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Pending
Application number
JP5219392U
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English (en)
Inventor
禎一 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Izumi Machine Mfg Co Ltd
Original Assignee
Izumi Machine Mfg Co Ltd
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Publication date
Application filed by Izumi Machine Mfg Co Ltd filed Critical Izumi Machine Mfg Co Ltd
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Publication of JPH067827U publication Critical patent/JPH067827U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 気密信頼性の向上及び製作費の低減を図る。 【構成】 触媒器5を外殻3内に収納している。外殻3
は、排気ガスの流れ方向に沿ってほぼ二分する合わせ面
をもって展開される一対の分割半体31,32と、その
両分割半体31,32を合わせ面における直線部分にお
いて連設する接続部33とを備えた外殻形成体からな
る。外殻形成体は接続部33の折り曲げによって両分割
半体31,32が閉じ合わせられかつその合わせ部が溶
接によって接合されることにより外殻3を形成してい
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、エンジンの排気ガス中のCO,HC,NOxを触媒の作用で浄化さ せる排気ガス触媒変換器(単に、触媒変換器ともいう)に関する。
【0002】
【従来の技術】
まず従来品について説明する。従来品の断面図が図5(a)に示され、また図 (a)のC−C線断面図が図(b)に示されている。なお図(a)は図(b)の D−D線断面図に相当している。 図5(a)に示されるように、排気ガス触媒変換器は、緩衝材104で覆われ た触媒器105を外殻103内に収納し、その外殻103の両開口端に前後のフ ランジ101,106を溶接によって取り付けてなる。なお前部フランジ101 ,106の開口から触媒器105に至る外殻103内には断熱材からなる断熱内 張り102が設けられている。
【0003】 この触媒変換器は、図示は省略するが、前部フランジ101がエンジンの排気 マニホルドに接続されるとともに、後部フランジ106が消音器に接続されるこ とによって、エンジンの排気経路に配置される。 またエンジンからの排気ガスは、前部フランジ101の開口から導入され、断 熱内張り102内を通して触媒器105を流れて浄化された後、後部フランジ1 06の開口から消音器へと流れる。
【0004】 前記従来品の外殻103は、例えばステンレス鋼からなり、図5(b)に示さ れるように排気ガスの流れ方向に沿ってほぼ二分する合わせ面をもって分割され る一対の分割半体131,132からなる2ピースタイプのものである。 そして両分割半体131,132は、前記合わせ面において相互に閉じ合わせ られかつその合わせ部の接合縁131a,132aが溶接によって接合されるこ とにより、前記外殻103を形成している。
【0005】 なお、前記2ピースタイプの外殻103をもつ触媒変換器の製造工程について 述べる。第1工程では、緩衝材104を外周に取り付けた触媒器105を断熱内 張り102とともに下部分割半体131に入れ、しかるのち該触媒器105に上 部分割半体132を被せる。 第2工程では、図6に略体図で示されるように前記第1工程で仮結合している 組立品107を溶接機の治具108にかけて、上下の分割半体131,132の 接合縁131a,132aを溶接する。組立品107を仮抑えする治具108は 、固定台181上の支え棒181aで下部分割半体131の接合縁131aを支 持し、該固定台181に昇降可能に設けた抑え部材182の抑え棒182aが上 部分割半体132の接合縁132aを抑えている。また治具108には、組立品 107の接合縁131a,132aのほぼ全周にわたって溶接を行えるように、 溶接機の溶接トーチの動作するスペース並びにトーチ姿勢の点を考慮し、組立品 107の側方を開放させた状態で仮抑えできるものが要求される。
【0006】 第3工程では、第2工程を終了した外殻103の両開口端に、前部フランジ1 01と後部フランジ106をそれぞれ嵌め合わせて、その嵌合部を溶接すること で、触媒変換器ができる。その後、触媒変換器の溶接部が完全に気密であるかど うかの検査がなされ、その合格品が製品となる。なお製品検査の一例としては、 触媒変換器をその前後の開口を塞いだ状態で水槽中に沈め、その器内に空気を入 れて溶接部からの気泡の発生の有無を検査する方法がある。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
前記従来の触媒変換器によると、外殻103を形成する上下の分割半体131 ,132を結合するには、前後の開口を除く外殻103のほぼ全周にわたって溶 接しなければならない。 従って、溶接を要する部分が多い(長くなる)ことにより、気密信頼性の低下 を招いたり、製作費が高くつくことになる。
【0008】 そこで本考案は、前記した問題点を解決するためになされたものであり、その 目的は気密信頼性の向上及び製作費の低減を図ることのできる排気ガス触媒変換 器を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決する本考案の排気ガス触媒変換器は、触媒器を外殻内に収納し た排気ガス触媒変換器であって、前記外殻は、排気ガスの流れ方向に沿ってほぼ 二分する合わせ面をもって展開される一対の分割半体と、その両分割半体を合わ せ面における直線部分において連設する接続部とを備えた外殻形成体からなり、 その外殻形成体は前記接続部の折り曲げによって両分割半体が閉じ合わせられか つその合わせ部が溶接によって接合されることにより前記外殻を形成している。
【0010】
【作用】
前記手段によれば、外殻のほぼ全周のうち、外殻形成体の接続部を除く残りの 合わせ部を溶接することで外殻を形成でき、従来の2ピースタイプのものに比べ ると接続部に相当する分の溶接が少なくて済む。
【0011】
【実施例】
本考案の一実施例を図面にしたがって説明する。 排気ガス触媒変換器の断面図が図1(a)に示され、また図(a)のA−A線 断面図が図(b)に示されている。なお図(a)は図(b)のB−B線断面図に 相当している。 図1(a)に示されるように、排気ガス触媒変換器は、緩衝材4で覆われた触 媒器5を外殻3内に収納し、その外殻3の両開口端に前後のフランジ1,6を取 り付けてなる。なお前部フランジ1の開口から触媒器5に至る外殻3内には断熱 材からなる断熱内張り2が設けられている。また前記触媒器5は例えばハニカム 状モノリス触媒からなり、また緩衝材4は、例えばワイヤーネットからなるもの で触媒器5を弾性保持している。
【0012】 前記外殻3は、例えばステンレス鋼からなり、図1(b)に示されるように排 気ガスの流れ方向に沿ってほぼ二分する合わせ面をもって展開される一対の分割 半体31,32と、その両分割半体31,32を合わせ面における直線部分にお いて連設する接続部33とを備えた1ピースの外殻形成体30からなる。なお、 この外殻形成体30の展開図が図2に示されている。 その外殻形成体30は、前記接続部33の折り曲げによって両分割半体31, 32が閉じ合わせられかつその合わせ部が溶接によって接合されることにより、 前記外殻3を形成している。なお各分割半体31,32の合わせ部には、フラン ジ状の接合縁31a,32aがそれぞれ形成されている。
【0013】 次に、前記1ピースタイプの外殻3をもつ触媒変換器の製造工程について述べ る。第1工程では、緩衝材4を外周に取り付けた触媒器5を断熱内張り2ととも に外殻形成体30の下部分割半体31に納める。この状態の正面図が図3に示さ れている。続いて、接続部33の折り曲げによって上部分割半体32を触媒器5 に被せる。
【0014】 第2工程では、図4に略体図で示されるように前記第1工程で仮結合している 組立品7を溶接機の治具8にかけて、上下の分割半体31,32の接合縁31a ,32aを溶接する。組立品7を仮抑えする治具8は、固定台81上の支え棒8 1aに下部分割半体31の接合縁31aを支持し、該固定台81に作動シリンダ 9の伸縮作動によって軸10を中心に回動可能に設けた抑え部材82の抑え棒8 2aが上部分割半体32の接合縁32aを抑えている。 第3工程では、第2工程を終了した外殻3の両開口端に、前部フランジ1と後 部フランジ6をそれぞれ嵌め合わせて、その嵌合部を溶接することで、触媒変換 器ができる。その後、触媒変換器の溶接部が完全に気密であるかどうかの製品検 査がなされる。
【0015】 前記した触媒変換器によれば、外殻3のほぼ全周のうち、外殻形成体30の接 続部33を除く残りの合わせ部を溶接することで外殻3を形成でき、従来の2ピ ースタイプのものに比べると接続部33に相当する分の溶接が少なくて済むこと になる。これによって、触媒変換器の気密信頼性を向上させるとともに製作費を 低減させることができる。
【0016】 また、1ピースの外殻形成体30から外殻3を構成したことにより、次に述べ るような付随的効果も得られる。 すなわち、従来の2ピースタイプに比べ、部品点数が半減し、数量の管理作業 時のハンドリングや、その管理にかかる費用等を半減させることができる。
【0017】 さらに、溶接の治具8を図4に示されるようなワニ口状タイプのものとし、従 来の治具108(図6参照)に比べ小型軽量化を図ることができ、また組立品7 を保持したままで治具8の姿勢を溶接姿勢に対応するように変えることができ、 溶接作業を簡便に行うことができる。
【0018】 この点について詳述しておくと、例えば、従来の治具108(図6参照)では 、組立品107の両側方を開放させた状態で仮抑えするので前後のフランジ10 1,106のうちの一方について溶接ができないし、また大型で重いことから治 具108の姿勢を溶接姿勢に対応させることも困難であること等の理由から、組 立品107の溶接時と、前後のフランジの溶接時とで、組立品107をそれぞれ の溶接に応じた治具に挟み代える必要がある。これに対し、図4に示される本例 の治具8では、接続部33の側方が治具8でふさがれるものの、外殻形成体30 の溶接部位及び両フランジ1,6の取付部の各側方を開放させた状態で仮抑えす ることが可能で、かつ小型軽量であることから治具8の姿勢を溶接姿勢に対応さ せることができるので、組立品7の挟み代えの必要がなくなることによる製作工 程の削減、ひいては製作費の大幅な改善を図ることが可能である。
【0019】
【考案の効果】
本考案によれば、外殻に対して溶接を要する部分が従来の2ピースタイプのも のに比べて少ないので、気密信頼性が向上するとともに製作費を低減させること ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】排気ガス触媒変換器を示す説明図である。
【図2】外殻形成体の展開図である。
【図3】製造過程の途中の状態を示す正面図である。
【図4】溶接用治具を示す側面図である。
【図5】従来品を示す説明図である。
【図6】従来品の溶接用治具を示す側面図である。
【符号の説明】
3 外殻 31 分割半体 32 分割半体 33 接続部 5 触媒器

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 触媒器を外殻内に収納した排気ガス触媒
    変換器であって、前記外殻は、排気ガスの流れ方向に沿
    ってほぼ二分する合わせ面をもって展開される一対の分
    割半体と、その両分割半体を合わせ面における直線部分
    において連設する接続部とを備えた外殻形成体からな
    り、その外殻形成体は前記接続部の折り曲げによって両
    分割半体が閉じ合わせられかつその合わせ部が溶接によ
    って接合されることにより前記外殻を形成している排気
    ガス触媒変換器。
JP5219392U 1992-06-30 1992-06-30 排気ガス触媒変換器 Pending JPH067827U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012518107A (ja) * 2009-02-16 2012-08-09 マン・ディーゼル・アンド・ターボ・エスイー ターボ機械又はピストン機械用のマフラ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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